JP3440571B2 - 電気機器 - Google Patents

電気機器

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JP3440571B2
JP3440571B2 JP23187494A JP23187494A JP3440571B2 JP 3440571 B2 JP3440571 B2 JP 3440571B2 JP 23187494 A JP23187494 A JP 23187494A JP 23187494 A JP23187494 A JP 23187494A JP 3440571 B2 JP3440571 B2 JP 3440571B2
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中村  清
清幸 奥田
政利 山本
敏行 増田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商用電源から電源供給
を受けて内蔵の蓄電池が充電され、停電時には蓄電池か
ら電源供給を受けて負荷が駆動される電気機器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、商用電源から電源供給を受け
て内蔵の蓄電池が充電され、停電時には蓄電池から電源
供給を受けて負荷が駆動される電気機器では、商用電源
の電源電圧を降圧するためにトランスを用い、降圧され
たトランスの2次側電圧によってニッカド電池のような
蓄電池を充電したり、あるいは負荷を駆動させたりして
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来構
成では、トランスを用いているために定電圧回路を組む
ことができず、負荷の駆動状態によってトランスの2次
側電圧が変動し、このために蓄電池の充電電流が変動し
て充電が効率よく安定して行えないという問題があっ
た。
【0004】また、商用電源あるいはトランスの2次側
電圧が変動して低下した場合に、停電時と同じように蓄
電池から負荷への放電が行われてしまい、本来充電され
るべきときに蓄電池が充電されないという問題があっ
た。本発明は上記問題に鑑みて為されたものであり、そ
の目的とするところは、第1に充電電流を略一定に保っ
て安定した効率のよい充電を行える電気機器を提供する
にあり、第2に必要なときに蓄電池が充電されなくなる
のを防止した電気機器を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
第1の目的を達成するために、商用電源の電源電圧を降
圧するトランスと、トランスを介して商用電源により充
電される蓄電池と、商用電源の停電を検知する停電検知
手段と、停電検知手段にて停電が検知されたときには蓄
電池から電源供給を受けるとともに非停電時には商用電
源からトランスを介して電源供給を受けて駆動される負
荷とを備えた電気機器において、負荷の駆動状態に応じ
て蓄電池の充電電流を変化させる充電電流可変手段を備
えたことを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明の望ま
しい実施態様であって、充電電流可変手段が、複数の抵
抗を有して充電電流を制限する制限抵抗部と、負荷電流
を検出して負荷の駆動状態を判別するとともに判別結果
に応じて制限抵抗部の抵抗値を変化させる制限抵抗可変
部とを具備したことを特徴とする。請求項3の発明は、
請求項1又は2の発明において、非停電時には蓄電池か
ら負荷への電源供給を阻止するとともに停電検知手段に
て停電が検知されたときに蓄電池から負荷への電源供給
を行う電源制御手段を備えたことを特徴とする。
【0007】請求項4の発明は、請求項3の発明の望ま
しい実施態様であって、電源制御手段が、停電検知手段
で停電が検知されたときにオンとなって蓄電池と負荷と
の閉回路を形成するスイッチング素子を具備したことを
特徴とする。請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
の発明において、負荷をランプとし、非停電時には商用
電源を電源としてランプを点灯させるとともに停電検知
手段にて停電が検出されたときには蓄電池を電源として
ランプを点灯させる点灯制御手段と、停電・非停電に関
わらず点灯制御手段によってランプを点灯・消灯させる
スイッチ手段とを具備したことを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1の発明の構成では、商用電源の電源電
圧を降圧するトランスと、トランスを介して商用電源に
より充電される蓄電池と、商用電源の停電を検知する停
電検知手段と、停電検知手段にて停電が検知されたとき
には蓄電池から電源供給を受けるとともに非停電時には
商用電源からトランスを介して電源供給を受けて駆動さ
れる負荷とを備えた電気機器において、負荷の駆動状態
に応じて蓄電池の充電電流を変化させる充電電流可変手
段を備えたので、負荷の駆動状態によってトランスの2
次側電圧が変動して蓄電池の充電電流が変化した場合で
も、充電電流可変手段によって充電電流を変化する前の
定常状態に変化させることができ、負荷駆動によるトラ
ンスの2次電圧変動に対して充電電流を略一定に保つこ
とができる。
【0009】また、請求項2の発明のように、充電電流
可変手段が、複数の抵抗を有して充電電流を制限する制
限抵抗部と、負荷電流を検出して負荷の駆動状態を判別
するとともに判別結果に応じて制限抵抗部の抵抗値を変
化させる制限抵抗可変部とを具備するようにすれば、簡
単な構成で充電電流を容易に可変とすることができる。
【0010】請求項3の発明の構成では、停電時には
蓄電池から負荷への電源供給を阻止するとともに停電検
知手段にて停電が検知されたときに蓄電池から負荷への
電源供給を行う電源制御手段を備えたので、商用電源か
ら供給される電源電圧が低下しても、停電検知手段によ
り停電検知されない限りは蓄電池から負荷への電源供給
は行われず、蓄電池が不要な時に放電されてしまって充
電されなくなるのを防止できる。
【0011】また、請求項4の発明のように、電源制御
手段が、停電検知手段で停電が検知されたときにオンと
なって蓄電池と負荷との閉回路を形成するスイッチング
素子を具備するようにすれば、簡単な構成にて蓄電池か
ら負荷への電源供給を確実に阻止することができる。請
求項5の発明の構成では、負荷をランプとし、非停電時
には商用電源を電源としてランプを点灯させるとともに
停電検知手段にて停電が検出されたときには蓄電池を電
源としてランプを点灯させる点灯制御手段と、停電・非
停電に関わらず点灯制御手段によってランプを点灯・消
灯させるスイッチ手段とを具備したので、電気機器とし
て停電時に蓄電池によってランプを点灯させる非常灯装
置を実現することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4に基づ
いて詳細に説明する。なお、本実施例では、壁コンセン
トに差し込まれる栓刃を有し、この栓刃を介して商用電
源に接続され、非停電時には商用電源にて蓄電池が充電
されるとともに、停電時には蓄電池によって負荷である
電球を点灯させるようにした非常灯装置について例示し
ているが、本発明の技術思想は商用電源にて充電される
蓄電池を備え、停電時にはこの蓄電池から負荷へ電源供
給を行うようにした電気機器一般に適用可能である。
【0013】図2は本実施例の非常灯装置の分解斜視図
を、図3は同じく断面図を示すものである。この非常灯
装置は、略函形に形成された合成樹脂製のベース1a
と、同じく合成樹脂により略函形に形成されてベース1
aの前面に被着されるボディ1bとで本体1が構成され
ている。ベース1aの底面には壁コンセント等に差し込
まれて商用電源の供給を受けるための一対の栓刃2が挿
通される挿通孔3が設けられている。この栓刃2の基部
は後述する回路装置が実装されたプリント基板4に取着
され、このプリント基板4がベース1aとボディ1bか
ら成る本体1の内部に収納される。また、本体1の内部
にはプリント基板4の他に、栓刃2を介して供給される
商用電源(AC100V)を降圧するためのトランスT
と、商用電源によって充電される蓄電池5とが納装され
る。この蓄電池5はニッカド電池であって、底面が略楕
円形の柱状のものである。本実施例では、図2及び図3
(c)に示すように、この蓄電池5をベース1aの底面
に対して斜めに傾けて納装することにより、ベース1a
の幅方向及び縦方向において蓄電池5が占めるスペース
を小さくして、本体1の小型化が図れるようにしてい
る。
【0014】ボディ1bには、上端部より前面側に突出
した突出部6が形成されており、後述するオンスイッチ
SW1 及びオフスイッチSW2 をオン・オフ操作するた
めの押釦部7がこの突出部6の前面両端部に設けられて
いる。また、ボディ1bの前面中央には電球8が着脱自
在に螺着されるソケット9が配設されており、ボディ1
bとベース1aとは固定ねじ10をボディ1bに設けら
れたねじ挿通孔11に挿通し、ベース1aの底面に設け
られたねじ止め部12にねじ止めされてベース1aとボ
ディ1bとが組み立てられる。
【0015】ボディ1bの突出部6を除く前面には、電
球8の光を集光するためのレンズ13を備えたレンズカ
バー14が被着される。このレンズ13とレンズカバー
14とは透光性を有する合成樹脂により一体に形成され
ている。レンズ13はレンズカバー14の前面側中央部
に形成されており、このレンズ13を除くレンズカバー
14の前面には電球8の光を外部に漏れにくくするため
に、複数のスリット15が形成されている。これによ
り、電球8の光は大部分がレンズ13を通して外部へ照
射されることになり、照明効率をアップさせることがで
きる。また、レンズカバー14の背面側には中央に電球
8が挿通される透孔16aを備えてすり鉢状に形成され
た反射板16が取着されており、電球8の光が効率よく
レンズ13に集まるようにしてある。
【0016】レンズカバー14の背面からは先端に係合
爪17aが形成された係止片17が突設されており、ボ
ディ1bの前面に設けられた係止孔18に上記係止片1
7を挿入し、係止片17の先端の係合爪17aをボディ
1bに係合することによって、レンズカバー14がボデ
ィ1bの前面に被着されるようになっている。次に、本
実施例の回路構成を図1の回路図に基づいて説明する。
栓刃2に接続れた電源端子19,19はサージ吸収素子
ZNRを介してトランスTの1次側に接続されている。
トランスTの2次側にはダイオードブリッジDBと平滑
コンデンサC1 とが接続され、トランスTによって降圧
された電源電圧(本実施例では交流4V)が整流平滑さ
れている。
【0017】ダイオードブリッジDBの一方の入力端と
負極側の出力端には、逆流阻止用のダイオードD1 と、
後述する電源制御回路20とを介して電球8と蓄電池5
とが並列に接続されており、さらに、蓄電池5の正極は
後述する充電電流制限回路21と逆流阻止用のダイオー
ドD2 を介して、ダイオードブリッジDBの正極側の出
力端に接続されている。
【0018】また、ダイオードブリッジDBの出力端と
蓄電池5との間には、電球8の点灯・消灯を制御する点
灯制御回路22と、商用電源の停電を検知するための停
電検知回路23とが設けられている。この点灯制御回路
22は、電球8に直列接続されて電球8に流れる電流を
オン・オフするトランジスタQ1 と、トランジスタQ 1
をオン・オフさせるための2つのサイリスタSCR1
SCR2 と、上述した押釦部7が操作されたときに接点
1 ,r2 を開閉するスイッチ手段たるオンスイッチS
1 及びオフスイッチSW2 とを備えている。2つのサ
イリスタSCR 1 ,SCR2 は蓄電池5の両端に並列に
接続されており、カソードは抵抗R1 を介してトランジ
スタQ1 のベースに接続されている。さらに、一方のサ
イリスタSCR1 のゲートは2つの接点r1 ,r2 に並
列に接続され、他方のサイリスタSCR2 のゲートは抵
抗R2 を介して接地されるとともに、接点r2 にカソー
ドが接続されたダイオードD3 のアノードに接続されて
いる。なお、2つの接点r 1 ,r2 は抵抗R3 とダイオ
ードD4 を介して直列に蓄電池5の両端に並列に接続さ
れている。
【0019】一方、電源制御回路20は、2つのサイリ
スタSCR1 ,SCR2 のカソードにベースが接続さ
れ、2つのサイリスタSCR1 ,SCR2 によってオン
・オフされるトランジスタQ2 と、蓄電池5と電球8と
の間に挿入されてトランジスタQ2 によってオン・オフ
されるスイッチング素子たるトランジスタQ3 とを備え
ている。
【0020】また、充電電流制限回路21は、蓄電池5
の正極と点灯制御回路22との間に挿入接続された抵抗
Raと、この抵抗Raと並列に接続された抵抗Rbと、
抵抗Rbに直列に接続されたトランジスタQ4 とを備
え、トランジスタQ4 のベースは抵抗R5 を介して電球
8に接続されている。停電検知回路23は、ダイオード
ブリッジDBの出力端間に接続されたトランジスタQ5
と、このトランジスタQ5 のコレクタとサイリスタSC
2 のゲートとの間に接続されたコンデンサC2 と、2
つのサイリスタSCR1 ,SCR2 のカソードとトラン
ジスタQ5 のコレクタとの間に接続されたダイオードD
5 とを備えている。
【0021】次に、本実施例の回路動作について説明す
る。まず、本体1の栓刃2が壁コンセント等に差し込ま
れて商用電源の供給を受けている場合について説明す
る。この場合には、トランスTで降圧されてダイオード
ブリッジDBと平滑コンデンサC1 とで整流平滑された
直流電圧によって蓄電池5が充電される。このときには
電球8に接続された点灯制御回路22のトランジスタQ
1 はオフとなっており、電球8には電流が流れないため
に消灯している。よって、電球8に接続されているトラ
ンジスタQ4 はオフとなるから、充電電流を制限する抵
抗は抵抗Raのみとなる。ここで、オンスイッチSW1
が操作されて接点r1 が閉じると、蓄電池5から接点r
1 を介してサイリスタSCR1 のゲートに電流が流れて
サイリスタSCR1 がターンオンする。サイリスタSC
1 が一旦ターンオンすれば、商用電源から得られる直
流電圧によって保持電流が流れてサイリスタSCR1
自己保持する。サイリスタSCR1 がターンオンすれば
トランジスタQ1 にベース電流が供給されてトランジス
タQ1 がオンとなり、ダイオードD1 を介してトランス
Tの2次電圧が電球8に供給されて電球8が点灯する。
このときには、電球8に流れる電流によって充電電流制
限回路21のトランジスタQ4 がオンとなり、抵抗Ra
に抵抗Rbが並列接続されることになるため、蓄電池5
の充電電流を制限する抵抗は抵抗Raと抵抗Rbとの並
列接続の合成抵抗となり、抵抗Raの抵抗値よりも小さ
くなる。
【0022】すなわち、充電電流制限回路21において
電球8が点灯している場合の充電電流制限抵抗の抵抗値
を、電球8が消灯している場合の抵抗値よりも小さくす
ることによって、電球8の点灯に伴う充電電流の低下を
補い、充電電流を略一定に保つことができる。つまり、
本実施例では、充電電流制限回路21にて充電電流可変
手段が構成されており、さらに、2つの抵抗Ra,Rb
が制限抵抗部を、トランジスタQ4 が制限抵抗可変部を
構成している。
【0023】ところで、上記のように商用電源により電
源供給を受けて電球8を点灯させている場合には、停電
検知回路23のトランジスタQ5 がオンとなり、コンデ
ンサC2 はトランジスタQ5 を介して接地されるため、
サイリスタSCR2 のゲートには電流が流れず、サイリ
スタSCR2 はターンオンしない。そして、電球8が点
灯している状態でオフスイッチSW2 がオンされて接点
2 が閉じると、サイリスタSCR1 のゲートがダイオ
ードD4 を介して接地されるため、サイリスタSCR1
がターンオフし、トランジスタQ1 がオフとなって電球
8が消灯する。
【0024】オフスイッチSW2 によるサイリスタSC
1 ,SCR2 のターンオフについてもう少し詳しく説
明すると、一般にサイリスタは図4のような等価回路で
表すことができる。すなわち、ゲートGに電流を流すこ
とによりトランジスタQ11がオンし、トランジスタQ12
がオンしてアノード電流がトランジスタQ11のベースに
流れてサイリスタは自己保持され、通常はアノード電流
が自己保持可能な電流値以下にならなければ、サイリス
タはターンオフしない。ところが、アノード電流が比較
的に小さい場合には、ゲートG・カソードK間を短絡す
れば、トランジスタQ11のベース電流が流れなくなり、
サイリスタがターンオフする。一方、アノード電流が大
きくなれば、トランジスタQ11のベース抵抗RB により
トランジスタQ11のベース電流を流れなくすることがで
きず、アノード電流を自己保持電流以下にしなければタ
ーンオフさせることはできない。そこで、本実施例で
は、ゲート・カソード間を短絡することによってサイリ
スタSCR1 ,SCR2 をターンオフできるように、サ
イリスタSCR1 ,SCR2 のアノード電流を抵抗
7 ,R8 で制限しているのである。
【0025】次に、停電時の動作について説明する。停
電により商用電源からの電源供給が停止すると、停電検
知回路23のトランジスタQ5 がオフとなる。トランジ
スタQ5 がオフになれば、停電検知回路23のコンデン
サC2 には蓄電池5から充電電流が流れ、この充電電流
の一部はサイリスタSCR2 のゲートに供給されるた
め、サイリスタSCR2 がターンオンし、蓄電池5から
供給される電流で自己保持する。そして、サイリスタS
CR2 がターンオンすればトランジスタQ1 がオンとな
る。従来構成であれば、ここでトランジスタQ1 がオン
となったときに蓄電池5から電球8に電源供給を行うよ
うになっていたが、本発明では、蓄電池5から電球8へ
の電源供給を制御する電源制御回路20を設けており、
サイリスタSCR2 がターンオンすることで電源制御回
路20のトランジスタQ2 がオンとなり、それによって
トランジスタQ3 がオンとなって蓄電池5と電球8との
閉回路が形成されて始めて電球8が点灯するのである。
【0026】つまり、従来構成では蓄電池5が直接電球
8に接続されていたために、非停電時において商用電源
の電源電圧が変動した場合に、蓄電池5から電球8に対
して放電されて蓄電池5が消耗してしまうことがあった
が、本発明の上記構成であれば、停電が検知されない限
り蓄電池5から電球8への電源供給は行われないので、
上記のような不具合が起こることはなくなるのである。
【0027】また、停電によって電球8が点灯している
状態においても、オフスイッチSW 2 をオンして接点r
2 を閉じれば、サイリスタSCR2 のゲートがダイオー
ドD 4 を介して接地されるためにターンオフし、電源制
御回路20のトランジスタQ 2 ,Q3 もオフとなって蓄
電池5からの電源供給が停止されて電球8は消灯する。
【0028】なお、栓刃2を壁コンセントから引き抜い
て持ち運ぶ場合には、オンスイッチSW1 とオフスイッ
チSW2 を操作することによって、蓄電池5を電源とし
て電球8を点灯させることができ、懐中電灯のように使
用することができる。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明は、商用電源の電源電圧
を降圧するトランスと、トランスを介して商用電源によ
り充電される蓄電池と、商用電源の停電を検知する停電
検知手段と、停電検知手段にて停電が検知されたときに
は蓄電池から電源供給を受けるとともに非停電時には商
用電源からトランスを介して電源供給を受けて駆動され
る負荷とを備えた電気機器において、負荷の駆動状態に
応じて蓄電池の充電電流を変化させる充電電流可変手段
を備えたので、負荷の駆動状態によってトランスの2次
側電圧が変動して蓄電池の充電電流が変化した場合で
も、充電電流可変手段によって充電電流を変化する前の
定常状態に変化させることができ、負荷駆動によるトラ
ンスの2次電圧変動に対して充電電流を略一定に保って
安定した効率のよい充電を行うことができるという効果
がある。
【0030】請求項2の発明は、充電電流可変手段が、
複数の抵抗を有して充電電流を制限する制限抵抗部と、
負荷電流を検出して負荷の駆動状態を判別するとともに
判別結果に応じて制限抵抗部の抵抗値を変化させる制限
抵抗可変部とを具備したので、簡単な構成で充電電流を
容易に可変とすることができるという効果がある。請求
項3の発明は、停電時には蓄電池から負荷への電源供
給を阻止するとともに停電検知手段にて停電が検知され
たときに蓄電池から負荷への電源供給を行う電源制御手
段を備えたので、商用電源から供給される電源電圧が低
下しても、停電検知手段により停電検知されない限りは
蓄電池から負荷への電源供給は行われず、蓄電池が不要
な時に放電されてしまって充電されなくなるのを防止で
きるという効果がある。
【0031】請求項4の発明は、電源制御手段が、停電
検知手段で停電が検知されたときにオンとなって蓄電池
と負荷との閉回路を形成するスイッチング素子を具備し
たので、簡単な構成にて蓄電池から負荷への電源供給を
確実に阻止することができるという効果がある。請求項
5の発明は、負荷をランプとし、非停電時には商用電源
を電源としてランプを点灯させるとともに停電検知手段
にて停電が検出されたときには蓄電池を電源としてラン
プを点灯させる点灯制御手段と、停電・非停電に関わら
ず点灯制御手段によってランプを点灯・消灯させるスイ
ッチ手段とを具備したので、電気機器として停電時に蓄
電池によってランプを点灯させる非常灯装置を実現する
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す回路図である。
【図2】同上を示す分解斜視図である。
【図3】同上を示すものであり、(a)は平面図、
(b)は側面断面図、(c)は底面断面図である。
【図4】同上の動作を説明する図である。
【符号の説明】
5 蓄電池 8 電球 20 電源制御回路 21 充電電流制限回路 22 点灯制御回路 23 停電検知回路 T トランス Q1 〜Q5 トランジスタ SCR1 ,SCR2 サイリスタ Ra,Rb 充電電流制限抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 敏行 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−285290(JP,A) 特開 平5−284662(JP,A) 特開 平5−234401(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 10/42 - 10/48 F21L 1/00 - 27/00 F21S 1/00 - 19/00 H02J 7/00 - 7/12 H02J 7/34 - 7/36

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源の電源電圧を降圧するトランス
    と、トランスを介して商用電源により充電される蓄電池
    と、商用電源の停電を検知する停電検知手段と、停電検
    知手段にて停電が検知されたときには蓄電池から電源供
    給を受けるとともに非停電時には商用電源からトランス
    を介して電源供給を受けて駆動される負荷とを備えた電
    気機器において、負荷の駆動状態に応じて蓄電池の充電
    電流を変化させる充電電流可変手段を備えたことを特徴
    とする電気機器。
  2. 【請求項2】 充電電流可変手段は、複数の抵抗を有し
    て充電電流を制限する制限抵抗部と、負荷電流を検出し
    て負荷の駆動状態を判別するとともに判別結果に応じて
    制限抵抗部の抵抗値を変化させる制限抵抗可変部とを具
    備したことを特徴とする請求項1記載の電気機器。
  3. 【請求項3】 停電時には蓄電池から負荷への電源供
    給を阻止するとともに停電検知手段にて停電が検知され
    たときに蓄電池から負荷への電源供給を行う電源制御手
    段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の電気
    機器。
  4. 【請求項4】 電源制御手段は、停電検知手段で停電が
    検知されたときにオンとなって蓄電池と負荷との閉回路
    を形成するスイッチング素子を具備したことを特徴とす
    る請求項3記載の電気機器。
  5. 【請求項5】 負荷をランプとし、非停電時には商用電
    源を電源としてランプを点灯させるとともに停電検知手
    にて停電が検出されたときには蓄電池を電源としてラ
    ンプを点灯させる点灯制御手段と、停電・非停電に関わ
    らず点灯制御手段によってランプを点灯・消灯させるス
    イッチ手段とを具備したことを特徴とする請求項1乃至
    請求項4記載の電気機器。
JP23187494A 1994-09-27 1994-09-27 電気機器 Expired - Lifetime JP3440571B2 (ja)

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