JP3440374B2 - 廃タイヤの完全リサイクル装置及びその方法並びに廃タイヤを燃料とする溶融炉 - Google Patents
廃タイヤの完全リサイクル装置及びその方法並びに廃タイヤを燃料とする溶融炉Info
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Description
活性炭を効率よく燻蒸生成するとともに、廃タイヤの難
燃性材料から発生する可燃性ガスを溶融炉内で完全燃焼
させて金属等の溶融を行い、さらに、排気ガスをガスタ
−ビン及びボイラ−等の駆動源及び熱源として利用する
ことにより、廃タイヤを完全に再生利用できる廃タイヤ
の完全リサイクル装置及びその方法並びに廃タイヤを燃
料とする溶融炉に関する。
分法あるいは再利用方法として、種々の工夫がなされて
いる。その一例として、実公昭60ー30589号公報
が開示されており、このものでは、廃棄物としての炭素
タイヤを、難燃性の部分は燻蒸燃焼室で一旦可燃性ガス
に変換させておき、火炎燃焼室で一気に完全燃焼させ臭
気や排煙を発生させないようにして、完全に灰化させて
焼却させようとするものである。
廃タイヤを原料にして活性炭を製造する方法が示されて
いる。これは、廃タイヤを粉砕し、1〜3mm程度の粉
砕粒に形成し、これに等重量の粉状あるいは液状の水酸
化ナトリウム等のアルカリ金属塩を混合し、焼成炉内で
窒素ガスの存在下で600〜700℃で30〜60分間
加熱し、加熱生成された炭化物は蒸留水で洗浄してアル
カリ金属塩を除去し、最後に乾燥させる、というもので
ある。
来例における廃タイヤの処分法あるいは再利用方法にお
いては、次のような問題点があった。まず、実公昭60
ー30589号公報に開示されている例においては、廃
タイヤは処分すべき廃棄物として目されており、再生利
用しようとする技術は開示されていない。環境問題とし
て無臭排気、無煙排気の技術が開示されているが、完全
燃焼を行うためにコンプレッサ−で外部より助燃材を噴
射する工程等を要しコスト上の問題がある。また、燻蒸
室と火炎燃焼室との相関関係から温度管理及び可燃性ガ
スの混合等の複雑な管理が要求されるという問題があ
る。
示されている例においては、廃タイヤを粉砕する粉砕工
程、アルカリ金属塩の混合工程、所定時間加熱する加熱
工程、混合したアルカリ金属塩を除去し乾燥する洗浄、
乾燥工程等の複雑な工程と管理が要求され、さらに、コ
スト上の問題点がある。
てなされたものであり、その目的は、極めてシンプルな
構造により、廃タイヤを原料にして温度管理等の管理を
必要としない状況下で効率よく低コストに活性炭を生成
し、同時に、効率よく生成された可燃性ガスを燃焼させ
て高熱ガスを発生させ、金属等の溶融を行うと共に、排
気ガスは、ガスタ−ビン及びボイラ−等の駆動源及び熱
源として利用することによって、廃タイヤを完全に再生
利用する廃タイヤの完全リサイクル装置及びその方法並
びに廃タイヤを燃料とする溶融炉を提供することにあ
る。
に本発明に係る廃タイヤの完全リサイクル装置は、廃タ
イヤ3を収納する収納部2と着火された廃タイヤから発
生する可燃性ガス7を循環させるガス循環管路系と可燃
性ガス7を循環駆動させる駆動源(13)とを密閉状に
備えた燻蒸室1と、廃タイヤ3に着火させる着火手段
と、燻蒸室1に連通され可燃性ガス7を強制的に燻蒸室
外に吸気する強制吸気手段(19)と、強制吸気手段に
連通接続された溶融炉18と、から構成される。
とするガスタ−ビン27を接続させたこととしてもよ
い。
するボイラ−を接続させたこととしてもよい。
納部2と着火された廃タイヤから発生する可燃性ガス7
を循環させるガス循環管路系と可燃性ガス7を循環駆動
させる駆動源(13)とを密閉状に備えた燻蒸室1と、
燻蒸室より可燃性ガス7を強制吸気する強制吸気手段1
9と、強制吸気手段に接続され耐火壁で囲まれた炉室
(2)と炉室に引き込まれた可燃性ガス7に着火する着
火手段と、着火されて燃焼する燃焼ガスを排気する強制
排気手段(19)と、を備えたことを特徴とする廃タイ
ヤ3を燃料とする溶融炉18から構成される。
収納された廃タイヤ3に着火して不完全燃焼させ、廃タ
イヤ3から発生する可燃性ガス7を、燻蒸室1内に閉回
路状に接続され駆動源(13)を備えたガス循環管路系
内で循環させながら、廃タイヤ3の周辺のガス濃度を均
一化させつつ上昇させることによって廃タイヤの燻蒸を
安定的に行わせて活性炭を燻蒸生成させ、さらに、燻蒸
室1の外部に設けた強制吸気装置(19)によって廃タ
イヤ3より発生した可燃性ガス7を溶融炉18内に導き
着火して高熱ガスを発生させ、この高熱ガスで金属等の
溶融を行うことを特徴とする廃タイヤの完全リサイクル
方法から構成される。
装置においては、廃タイヤを収納する収納部と着火され
た廃タイヤから発生する可燃性ガスを循環させるガス循
環管路系と可燃性ガスを循環駆動させる駆動源とを密閉
状に備えた燻蒸室と、廃タイヤに着火させる着火手段
と、燻蒸室に連通され可燃性ガスを強制的に燻蒸室外に
吸気する強制吸気手段と、強制吸気手段に連通接続され
た溶融炉と、から構成され、廃タイヤが不完全燃焼して
難燃性材料は可燃性ガスに変換され、ガス循環管路系を
循環して燻蒸室内の濃度をムラなく均一にして上昇させ
ることによって、廃タイヤの燻蒸を安定的に行わせて活
性炭を燻蒸生成するとともに、燻蒸室の外部に接続させ
た強制吸気装置によって廃タイヤより発生した可燃性ガ
スを溶融炉内に導き、着火して高熱ガスを発生させ、こ
の高熱ガスでガラスや金属等の溶融を行う。
源とするガスタ−ビンを接続させることによって、高温
高圧の排気ガスでガスタ−ビンを駆動させて発電を行え
る。
とするボイラ−を接続し、給湯ボイラーから例えばホテ
ルの各室に給湯し、或いは暖房を行える。
スを生成する燻蒸室と、燻蒸室より可燃性ガスを吸気す
る強制吸気手段と、強制吸気手段に接続され耐火壁で囲
まれた炉室と、炉室に引き込まれた可燃性ガスに着火す
る着火手段と、着火されて燃焼する燃焼ガスを排気する
強制排気手段と、を備え、溶融炉の熱源を廃タイヤから
経済的にしかも極めて効率的に高熱ガスが得られるよう
になっている。
タイヤに着火して不完全燃焼させ、廃タイヤから発生す
る可燃性ガスを駆動源を備えたガス循環管路系を循環さ
せながら、廃タイヤの周辺のガス濃度をムラなく均一に
上昇させることによって、廃タイヤの燻蒸を安定的に行
わせて活性炭を燻蒸生成するとともに、かつ燻蒸室の外
部に設けた強制吸気装置によって廃タイヤより発生した
可燃性ガスを溶融炉内に導き着火して高熱ガスを発生さ
せ、この高熱ガスで金属等の溶融を行うという本発明の
方法によると、外部からの助燃材供給や温度管理等を一
切行わないでなされるので、極めて低コストで効率よく
廃タイヤのリサイクルが完全に行えるようになってい
る。
例について説明する。図1は、本発明の一実施例を示す
リサイクル装置の断面説明図である。
2が設けられており、廃タイヤ3がラック4の上にセッ
トされている。燻蒸室1は周囲を耐火レンガ5で囲まれ
て断熱されており、収納部2の近傍には廃タイヤ3を燻
蒸室1内に投入するための投入扉6が設けられている。
燻蒸室1内の上部位置には、廃タイヤ3から発生する可
燃性ガス7の流れを案内するための案内壁8が設けられ
ている。この案内壁8は、燻蒸室1の天井壁に沿う水平
部と、燻蒸室1の左側壁に沿う垂直部を有し、可燃性ガ
ス7の通路9と通路10が形成される。
と燻蒸室1の壁の間につくられる可燃性ガス7の通路1
0から開口部11が形成され、この開口部11に可燃性
ガス7を循環させるための循環用配管12が燻蒸室内と
閉回路を形成するように配設されている。この循環用配
管12には、可燃性ガス7を強制的に循環駆動させる駆
動源としての循環用ブロワ−13が設けられている。開
口部11に連通接続された循環用配管12は、循環用ブ
ロワ−13の下流部において、燻蒸室1の右側壁に設け
た開口部14に接続され、室内と閉回路を構成して循環
を完成させている。このように、燻蒸室1は、廃タイヤ
3を収納する収納部2と、着火された廃タイヤから発生
する可燃性ガス7を循環させるガス循環管路系(12)
と、可燃性ガス7を循環駆動させる駆動源13と、を密
閉状に備えている。すなわち、廃タイヤが着火して不完
全燃焼する一方、可燃性ガスを発生させる工程の中では
密閉状態とされている。
て、燻蒸室1の左側壁に開口部15を設け、この開口部
15に配管16が連通接続されている。この配管16の
他端部は開口部17を介して溶融炉18に連設接続され
ており、燻蒸室1で発生した可燃性ガス7が配管16を
介して溶融炉18に供給されるようになっている。
性ガス7を強制的に吸気するための吸気用ブロワ−19
が設けられている。溶融炉18は、周囲に耐火レンガ2
0が設けられ断熱されている。開口部17の近傍であっ
て、溶融炉18内には傾斜台21が設けられ、溶融炉1
8内で溶融されるガラス、アルミニウム等の金属類22
が載置され、傾斜台に沿って傾斜下方に溶融物が自然に
流下するようになっている。この傾斜台21の傾斜端部
には、傾斜台21で溶融された金属等を型成形するため
の鋳型23が溶融物を受け入れるように設けられてい
る。
部24を設け、この開口部24に排気管25を連通接続
し、かつ排気用ブロワ−26を設けている。排気用ブロ
ワ−26の下流において、排気管25にガスタ−ビン2
7を連設し、溶融炉18から排気される高温高圧の燃焼
ガスでガスタ−ビン27を駆動できるようになってい
る。
を設置し、溶融炉18から排気される高熱の燃焼ガスを
熱源としてこのボイラ−から給湯を行うようにすること
もできる。
は、上述のように構成されており、まず、燻蒸室1にお
いて、廃タイヤ3に図示しない着火手段で着火を行う。
この着火は、例えば投入扉6を開いて着火するように極
めて簡単に行えるものである。燃焼を開始した廃タイヤ
3からは難燃性材料の部分から可燃性ガス7が発生し、
廃タイヤ3の燃焼状態は不完全燃焼の状態である。
循環用ブロワ−13の駆動によって通路9、開口部1
0、循環用配管12、循環用ブロワ−13、循環用配管
12、開口部14を循環して燻蒸室1へ一巡する。ここ
で、吸気用ブロワ−19は運転停止の状態にしておき、
前記可燃性ガス7は閉じられた循環系を即ち密閉状態で
循環しながら、燻蒸室1内の可燃性ガス7の濃度をムラ
なく均一な対流流れをつくり、廃タイヤ3の燃焼が進行
するに伴い、濃度は徐々に上昇する。このとき、燻蒸室
1は密閉状態におかれ、外部より空気や燃料が補給され
ないので、廃タイヤ3の不完全燃焼即ち燻蒸は良好に進
行し、熱の損失も生じない。このように、廃タイヤ3か
ら発生する可燃性ガス7を密閉状態で循環させることに
よって、可燃性ガス7の均質化された濃度が保持される
ので、不完全燃焼状態が極めて安定的に保障され燻蒸が
良好状態に保たれる。しかも、燃料等の補給を行うなど
の操作をしないので、温度管理を含め従来行われていた
複雑な管理は一切行われない。
(不完全燃焼)が極めて安定的に行われるので、廃タイ
ヤ3が完全燃焼して灰になってしまうことはない。ま
た、単なる真空引きによってガスが抜かれて炭化してし
まうような現象も起きない。廃タイヤ3の難燃性材料の
部分は、前述のように、可燃性ガス7に変換され、残り
の部分は分子間の結晶水が遊離して活性炭が生成され
る。本発明では、この生成過程が複雑な管理を要せずに
極めて良好に行われるものである。実験の結果、10〜
15本を8時間掛けて行った結果、良質の活性炭が得ら
れた。燻蒸室1内の温度は、800〜900℃であっ
た。
蒸室1内で800〜900℃に熱せられた可燃性ガス7
を、配管16を介して、溶融炉18内に強制的に吸気
し、溶融炉18内で着火させ可燃性ガス7を燃焼させ
る。溶融炉18内での可燃性ガス7の燃焼は、可燃性ガ
ス7が高温に熱せられているために、極めて良好に行わ
れ、ダイオキシン等の有毒有害ガスは全く発生しない。
このような燃焼状況が続行され、耐火レンガ20で断熱
的に保護された溶融炉18内の温度は4000℃までも
上昇する。
ラスやアルミニウム、その他の金属類22は、このよう
な高熱のガスに晒されて極めて容易に溶融される。ガラ
ス、アルミニウム、その他の金属類22の融点の違いに
より、より融点の低いものは早期に、溶解される。溶融
された金属等の溶融液は、傾斜台21を流れて鋳型23
に溜められ、所望の形状に形成される。
00℃程の高熱で完全燃焼の結果発生する燃焼ガスなの
で、排気管25を介して、最終的には大気へ排出される
排気ガスは、全くの無害ガスであり、臭気も含まれない
ものとなっている。
は、4000℃程の高熱となっており、この燃焼ガスを
排気用ブロワ−26を駆動させて強制的に高温高圧ガス
をつくって排気管25へ送りガスタ−ビン27を回転さ
せて発電を行うことができる。
囲に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した
発明の本質を逸脱しない範囲において任意の改変を加え
ても良いものである。
完全リサイクル装置を、廃タイヤを収納する収納部と着
火された廃タイヤから発生する可燃性ガスを循環させる
ガス循環管路系と可燃性ガスを循環駆動させる駆動源と
を密閉状に備えた燻蒸室と、廃タイヤに着火させる着火
手段と、燻蒸室に連通され可燃性ガスを強制的に燻蒸室
外に吸気する強制吸気手段と、強制吸気手段に連通接続
された溶融炉と、からなる構成としたので、燻蒸室にお
いては、廃タイヤの燻蒸が極めて低コストで行え、しか
も、温度管理など従来行われていた複雑な管理が一切不
要となった。また、密閉状態で可燃性ガスを巡回させな
がらガス濃度を均質にして燻蒸を行うので、熱量の外部
への損失がなく、燻蒸が極めて良好に行われ、活性炭の
生成が効率良く行われる。
源とするガスタ−ビンを接続したので、溶融炉内の40
00℃程の高熱となっている燃焼ガスを排気用ブロワ−
で強制的に送りガスタ−ビンを回転させて発電を行うこ
とができる。
とするボイラ−を接続したので、溶融炉内の4000℃
程の高熱となっている燃焼ガスでボイラ−水を沸かし給
湯できる。
炉を、廃タイヤを収納する収納部と、着火された廃タイ
ヤから発生する可燃性ガスを循環させるガス循環管路系
と、可燃性ガスを循環駆動させる駆動源と、を密閉状に
備えた燻蒸室と、燻蒸室より可燃性ガスを強制吸気する
強制吸気手段と、強制吸気手段に接続され耐火壁で囲ま
れた炉室と、炉室に引き込まれた可燃性ガスに着火する
着火手段と、着火されて燃焼する燃焼ガスを排気する強
制排気手段と、からなる構成としたので、効率よく高熱
化された燻蒸室内の可燃性ガスが溶融炉へ供給されて着
火される際に燃焼が極めてスム−スに行え、炉内温度が
4000℃程度にまで達するために金属等の溶融が容易
に行える。
方法は、密閉した燻蒸室内に収納された廃タイヤに着火
して不完全燃焼させ、廃タイヤから発生する可燃性ガス
を、燻蒸室内に閉回路状に接続され駆動源を備えたガス
循環管路系内で循環させながら、廃タイヤの周辺のガス
濃度を均一化させつつ上昇させることによって廃タイヤ
の燻蒸を安定的に行わせて活性炭を燻蒸生成させ、さら
に、燻蒸室の外部に設けた強制吸気装置によって廃タイ
ヤより発生した可燃性ガスを溶融炉内に導き着火して高
熱ガスを発生させ、この高熱ガスで金属等の溶融を行う
方法であるので、サイクルコストが極めて低減化される
ばかりでなく、温度管理等の複雑な管理が一切不要とな
り、また、燻蒸が良好に行われるので活性炭が効率良く
得られる。また、活性炭の生成工程、溶融炉での溶融工
程、排気部での熱駆動源の利用工程等の各工程でその工
程に適した条件が整えられるので、廃タイヤの再生利用
が的確に効率よく行われる。
スの温度が高熱となっており、有害・有毒ガス及び臭気
等は一切大気へ排出されず、環境上の問題も全くない。
さらに、活性炭の生成工程以下の全工程を通して残留物
が残らないので、廃タイヤは完全に再生利用されるとい
う効果を奏する。
装置の断面説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 廃タイヤを収納する収納部と、着火され
た廃タイヤから発生する可燃性ガスを循環させるガス循
環管路系と、可燃性ガスを循環駆動させる駆動源と、を
密閉状に備えた燻蒸室と、 廃タイヤに着火させる着火手段と、 燻蒸室に連通され可燃性ガスを強制的に燻蒸室外に吸気
する強制吸気手段と、 強制吸気手段に連通接続された溶融炉と、を備えたこと
を特徴とする廃タイヤ完全リサイクル装置。 - 【請求項2】 溶融炉の排気部に、排気ガスを駆動源と
するガスタ−ビンを接続させたことを特徴とする請求項
1記載の廃タイヤ完全リサイクル装置。 - 【請求項3】 溶融炉の排気部に、排気ガスを熱源とす
るボイラ−を接続させたことを特徴とする請求項1記載
の廃タイヤ完全リサイクル装置。 - 【請求項4】 廃タイヤを収納する収納部と、着火され
た廃タイヤから発生する可燃性ガスを循環させるガス循
環管路系と、可燃性ガスを循環駆動させる駆動源と、を
密閉状に備えた燻蒸室と、 燻蒸室より可燃性ガスを強制吸気する強制吸気手段と、 強制吸気手段に接続され耐火壁で囲まれた炉室と、 炉室に引き込まれた可燃性ガスに着火する着火手段と、 着火されて燃焼する燃焼ガスを排気する強制排気手段
と、を備えたことを特徴とする廃タイヤを燃料とする溶
融炉。 - 【請求項5】 密閉した燻蒸室内に収納された廃タイヤ
に着火して不完全燃焼させ、 廃タイヤから発生する可燃性ガスを、燻蒸室内に閉回路
状に接続され駆動源を備えたガス循環管路系内で循環さ
せながら、廃タイヤの周辺のガス濃度を均一化させつつ
上昇させることによって廃タイヤの燻蒸を安定的に行わ
せて活性炭を燻蒸生成させ、 さらに、燻蒸室の外部に設けた強制吸気装置によって廃
タイヤより発生した可燃性ガスを溶融炉内に導き着火し
て高熱ガスを発生させ、 この高熱ガスで金属等の溶融を行うことを特徴とする廃
タイヤの完全リサイクル方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19015699A JP3440374B2 (ja) | 1999-07-05 | 1999-07-05 | 廃タイヤの完全リサイクル装置及びその方法並びに廃タイヤを燃料とする溶融炉 |
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JP19015699A JP3440374B2 (ja) | 1999-07-05 | 1999-07-05 | 廃タイヤの完全リサイクル装置及びその方法並びに廃タイヤを燃料とする溶融炉 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP3440374B2 true JP3440374B2 (ja) | 2003-08-25 |
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ID=16253364
Family Applications (1)
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JP19015699A Expired - Fee Related JP3440374B2 (ja) | 1999-07-05 | 1999-07-05 | 廃タイヤの完全リサイクル装置及びその方法並びに廃タイヤを燃料とする溶融炉 |
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KR20010045842A (ko) * | 1999-11-04 | 2001-06-05 | 정효석 | 폐타이어의 완전 리사이클장치 및 그 방법과 폐타이어를연료로하는 용융로 |
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1999
- 1999-07-05 JP JP19015699A patent/JP3440374B2/ja not_active Expired - Fee Related
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