JP3439799B2 - 集積回路磁気メモリ素子及びその製造方法 - Google Patents

集積回路磁気メモリ素子及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集積回路に関し、より詳
しくは集積回路の一部として基板上に形成されるメモリ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】集積回路におけるメモリ素子は典型的に
は、ダイナミックメモリにおけるコンデンサ、或いはス
タティックメモリ素子を画定するよう配置されたトラン
ジスタからなる。ダイナミックメモリは、コンデンサの
電荷を維持するために、頻繁にリフレッシュが必要であ
るという欠点を有する。スタティックメモリは製造が比
較的複雑であり、基板中で大量の面積を占める。
【0003】個別の強磁性部材からなる、磁気コアメモ
リとして知られるメモリを提供することは公知である。
磁気コアメモリはリフレッシュを必要としない。しかし
ながら、磁気コアメモリは遅く、今日の標準からすれば
大量の電力を消費する。さらに、磁気コアメモリは集積
回路として利用することはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、基板
中で必要とする面積が最小限であり、比較的単純に製造
することのできる、集積回路用の不揮発性メモリを提供
することである。
【0005】本発明の別の課題は、磁化可能なメモリ素
子を有する、高速で低電力のメモリデバイスを提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】メモリ素子は、基板上に
形成された磁化可能部材と、基板に形成され磁化可能部
材の周囲に配置された少なくとも2つの導電性コイルと
を含む。
【0007】集積回路メモリ素子を製造する方法は、電
気的絶縁性基板の表面上に導電性材料の第1の層を配置
する段階と、導電性材料の第1の層を第1の所定パター
ンへと形成する段階と、電気的絶縁性基板の表面及びパ
ターン形成された導電性材料の第1の層の上に電気的絶
縁性材料の第2の層を配置する段階と、磁化可能材料の
第1の層を絶縁性材料の第2の層上に配置する段階と、
磁化可能材料の第1の層を下側にあるパターン形成され
た導電性材料の第1の層に関して所定の位置関係を有す
る所定パターンへと形成する段階と、電気的絶縁性材料
の第3の層を絶縁性材料の第2の層及び磁化可能材料の
パターン形成された第1の層上に配置する段階と、下側
にある絶縁性材料の層に開口を形成して下側のパターン
形成された導電性材料の第1の層上の所定の電気的接触
領域を露出する段階と、導電性材料の第2の層を電気的
絶縁性材料の第3の層上及び開口内へと、下側のパター
ン形成された導電性材料の第1の層の露出された電気的
接触領域と電気的に接触するように配置する段階と、導
電性材料の第2の層を下側のパターン形成された磁化可
能材料の層及びパターン形成された導電性材料の第1の
層に関して所定の位置関係を有する第2の所定パターン
へと形成する段階とを含み、パターン形成された導電性
材料の第1の層及びパターン形成された導電性材料の第
2の層が、パターン形成された磁化可能材料の周囲に配
置された少なくとも2つの導電性コイルを画定すること
からなる。
【0008】集積回路メモリ素子を製造する方法はま
た、電気的絶縁性基板の表面上に導電性材料の第1の層
を配置する段階と、導電性材料の第1の層を第1の所定
パターンへと形成する段階と、絶縁性材料の第1の層を
基板及びパターン形成された導電性材料の第1の層上に
配置する段階と、絶縁性材料の第1の層に開口を形成し
て下側のパターン形成された導電性材料の第1の層上の
電気的接触領域を露出する段階と、導電性材料の第2の
層を絶縁性材料の第1の層上及び開口内へと、下側のパ
ターン形成された導電性材料の第1の層の露出された電
気的接触領域と電気的に接触するように配置する段階
と、導電性材料の第2の層を下側のパターン形成された
導電性材料の第1の層に関して所定の位置関係を有する
所定パターンへと形成する段階と、少なくとも2つの実
質的に同軸な導電性材料の螺旋コイルであって各々のコ
イルが中央部分及び中央部分の周囲に配置される所定回
数のループを有するものを形成する必要に応じて、絶縁
性材料の層を下側の絶縁性材料の層及び下側のパターン
形成された導電性材料の層上に配置し、新たに形成され
た絶縁性材料の層に開口を形成して下側のパターン形成
された導電性材料の層上の電気的接触領域を露出し、露
出された電気的接触領域と電気的に接触するよう導電性
材料の層を絶縁性材料の層上に配置し、導電性材料のさ
らなる層を所定パターンへと形成する段階を繰り返す段
階と、電気的絶縁性材料の最終の層を下側にある電気的
絶縁性材料の層及び下側にあるパターン形成された導電
性材料の最終の層上に配置する段階と、絶縁性材料の最
終の層及び下側にある絶縁性材料の層に開口を、コイル
に共通の軸と実質的に整合するよう形成する段階と、磁
化可能材料の層を絶縁性材料の最終の層上及び開口内へ
と形成する段階と、磁化可能材料の層を所定パターンへ
と形成する段階とを含む。
【0009】
【実施例】本発明により、集積回路用の基板上にミクロ
磁気メモリ素子を製造する種々の工程が、図1から図1
1に示されている。図1を参照すると、そこには基板1
0、例えばシリコン基板が概略的に断面で示されてい
る。基板10は例えば、そこに形成される本発明の素子
により、能動デバイス又は追加的な磁気メモリ素子を有
することができる。基板10としては広範な各種の材料
が使用可能である。例えば、基板10は酸化ベリリウム
又はダイヤモンドであり得る。さらに例示すれば、基板
10は多結晶材料、例えばアルミナであり得る。
【0010】例えば二酸化珪素からなる、絶縁材料から
なる第1の絶縁層12が、基板10上に形成されてい
る。二酸化珪素は好ましい材料であるが、第1の絶縁層
12としては誘電体上のスピン又はガラス上のスピンと
いった他の材料もまた適切である。第1の絶縁層12の
好ましい厚みは7500オングストロームである。第1
の絶縁層12は、例えばプラズマ強化CVD(PECV
D)により形成される。
【0011】所望ならば、少なくとも1つの開口(図示
せず)を第1の絶縁層12に形成して、基板10の上側
表面上の所定の電気的接触領域を露出することができ
る。かかる開口は、好ましくは既知のホトレジスト法を
用いて画定され、次いで第1の絶縁層12の絶縁材料を
攻撃するが下側の基板10とは反応せずそこで停止する
エッチング液を用いてエッチングされる。
【0012】本発明による磁気メモリ素子が絶縁基板上
に形成される実施例においては、絶縁材料からなる第1
の絶縁層12も、この層における開口も必要ではない。
【0013】導電性材料、例えばアルミナ又はタングス
テン合金の第1の導電性層16が、第1の絶縁層12上
に形成される。第1の導電性層16は、好ましくはアル
ミナを約3000オングストロームから約15000オ
ングストローム(1.5マイクロメートル)の範囲の厚
み、好ましくは約7500オングストロームの厚みでも
ってスパッタリングすることにより形成される。次いで
図2を参照すると、第1の導電性層16は、例えば既知
のホトレジスト及びエッチング技術を用いて、導電性セ
グメント18の所定のパターンへと形成されている。図
3は図2のラインC−Cに沿った断面図である。導電性
セグメント18のうち3つから延びるよう取着された、
セグメント延長部18’,18”及び18"'が設けられ
ていることが看取されよう。延長部18’,18”及び
18"'は、後述するように本発明によるメモリ素子のコ
イルの間に電気的接続を確立するために設けられてい
る。
【0014】さて図4を参照すると、例えば二酸化珪素
である絶縁材料からなる第2の絶縁層20が、第1の絶
縁層12と導電性セグメント18の上に形成されてい
る。第2の絶縁層20の厚みは、例えば約10000オ
ングストロームである。第2の絶縁層20が二酸化珪素
からなる場合には、第2の絶縁層20はPECVD技術
を用いて形成されるのが好ましい。磁化可能材料からな
る第1の磁化可能層22が、好ましくはスパッタリング
によって、第2の絶縁層20上に配置されている。多数
の磁化可能材料の何れを用いることもできる。例えば、
第1の磁化可能層22は鉄、珪素−鉄合金、ニッケル−
鉄合金、コバルト−鉄合金、或いは他の磁化可能な材料
からなる。第1の磁化可能層22の厚みは、約1000
オングストロームから約30000オングストローム、
好ましくは約1.5マイクロメートルである。
【0015】第1の磁化可能層22は、例えば既知のホ
トレジスト及びエッチング技術を用いて、下側にある導
電性材料の導電性セグメント18に対して所定の位置関
係を有する所定のパターンへと形成される。この所定の
パターンの1つの実施例が、図5に示されている。図5
において看取され得るように、パターン形成された磁化
可能材料24の所定のパターンは、中実で細長い、矩形
の形状を有し、下側にある導電性セグメント18上に、
それを実質的に2分する関係でもって配置されている。
パターン形成された磁化可能材料24と下側の導電性セ
グメント18との間のこの位置関係の理由は、この詳細
な説明において後に明らかとなる。図6は図5のライン
F−Fに沿って取った断面図である。
【0016】さて図7、及びラインH−Hに沿って取っ
た図7の断面図である図8を参照すると、好ましくは二
酸化珪素からなる第3の絶縁層26が、第2の絶縁層2
0及び第1のパターン形成された磁化可能層24上に、
好ましくはPECVDにより、例えば約10000オン
グストロームの厚みで形成されている。図8において最
も良く示されているように、第3の絶縁層26及び第2
の絶縁層20を介して通路40が開口されており、下側
のパターン形成された導電性セグメント18上の電気的
接触領域を露出している。この露出された電気的接触領
域は、この詳細な説明において後に明らかとなる理由か
ら、導電性セグメント18のうち選択された端部にある
のが好ましい。
【0017】通路40は、既知のホトレジスト及びエッ
チング技術を用いて開口される。即ち例えば、既知のホ
トレジスト法を用いて開口が画定され、次いで、絶縁材
料はエッチングするが下側にあるパターン形成された導
電性セグメント18の表面で停止するエッチング液を用
いてエッチングされる。通路開口が深い、例えば約3マ
イクロメートルよりも深い実施例においては、開口は各
々の絶縁層の形成に続けて各層に形成することができ、
或いはエッチング深さが過剰になるのを防止するため
に、絶縁層のグループ(各々の絶縁層の厚みに応じて)
に形成することができる。このような場合には、かかる
絶縁層又は絶縁層のグループに形成された開口内に導電
性プラグが、好ましくは絶縁層又は絶縁層のグループの
上側表面上及び開口内へとタングステンの如き金属を堆
積し、次いで各々のプラグの上面が絶縁層又は絶縁層の
グループの上側表面と実質的に同一平面となるまでエッ
チングし戻すことによって形成される。このことは開口
が貫通形成される各々の絶縁層又は絶縁層のグループに
ついて繰り返され、各々の開口内に個別に形成されたプ
ラグが一緒になって、各々の深い開口の底部から上部ま
で延在する垂直な導体を形成するようにされる。
【0018】チタン/タングステン(TiW)のような
材料からなる核形成層41が、第3の絶縁層26上及び
通路40内に配置され、下側の導電性セグメント18上
に露出された電気的接触領域と電気的に接触される。好
ましい実施例では、核形成層41は、チタン/タングス
テン材料を約1000オングストロームの厚みまでスパ
ッタリングすることによって形成される。
【0019】図9を参照すると、タングステンのような
導電性材料からなる第2の導電性層42が、第3の絶縁
層26上に先に配置された核形成層41上及び通路40
内へと配置され、下側の導電性セグメント18上に露出
された電気的接触領域と核形成層を介して電気的に接触
する。第2の導電性層42は好ましくはCVDにより、
約7500オングストロームの厚みで形成される。導電
性材料からなる第2の導電性層42は、図10及び図1
1に示すような導電性セグメント44へと、好ましくは
既知のホトレジスト及びエッチング技術を用いてパター
ン形成される。図11に示した実施例においては、各々
の導電性セグメント44の端部は、導電性垂直部材46
で終端しており、これらは通路40を介して下方に延
び、下側にある導電性セグメント18と接触している。
導電性垂直部材46は、核形成層41上のタングステン
層を含む。図12に示すように、二酸化珪素、ホスホシ
リケートガラス(PSG)、未ドープシリケートガラス
(USG)又は窒化珪素の如き電気的絶縁材料の層48
が、好ましくはPECVD技術により、約7500オン
グストロームの厚みでもって、絶縁材料からなる第3の
絶縁層26及び導電性セグメント44上に配置されてい
る。
【0020】さて図13を参照すると、そこには斜視図
でもって概略的に、上述した方法によって形成された磁
気メモリ素子100が示されている。図13において看
取されるように、メモリ素子100は、磁化可能部材1
02と、3つの別個のコイル104,106及び108
とを含む。各々のコイルは2つの導電性セグメント18
と、2つの導電性垂直部材46と、少なくとも1つの導
電性セグメント44により形成されている。各々のコイ
ル104,106及び108は、図11及び図12に示
す如き、パターン形成された磁化可能材料24と下側の
導電性セグメント18との間の所定の位置関係、通路4
0の配置、並びに導電性セグメント44と通路40及び
下側の導電性セグメント18との間の所定の位置関係の
結果として、磁化可能部材102の一部を取り囲んでい
る。コイル104,106及び108は、相互に電気的
に隔絶されている。
【0021】メモリ素子100のアレイを基板上に設
け、それによりメモリチップを形成することができる。
このようなアレイにおいては、コイル104,106及
び108の各々は、多数のメモリ素子の各々におけるか
かるコイルを1つ含む導体又はラインの一部となる。本
発明によるメモリ素子を用いたメモリチップにおいて
は、典型的には選ばれた数のxラインと、選ばれた数の
yラインとがある。各々のメモリ素子のコイルの1つは
xラインとなり、また各々のメモリ素子のコイルの別の
1つはyラインとなる。各々のメモリ素子は、そのメモ
リ素子において交差しているxライン及びyラインによ
って固有に識別される。各々のメモリ素子の3つめのコ
イルは、アレイ中のメモリ素子の各々にある1つのコイ
ルを含むセンスラインの一部となる。
【0022】図35を参照すると、そこには斜視図でも
って概略的に、図13に関して上述した磁気メモリ素子
100の別の実施例である磁気メモリ素子500が示さ
れている。図35において看取されるように、メモリ素
子500は磁化可能部材502と、2つの別個のコイル
504及び506を含む。各々のコイル504,506
は2つの水平方向の導電性セグメント518と、2つの
導電性垂直部材546と、2つの水平方向の導電性セグ
メント544により形成されている。コイル504,5
06の一端には延長部518’,518”が備えられて
おり、コイル504,506に対する電気的接続をもた
らしている。各々のコイル504,506は、磁化可能
部材502を構成するパターン形成された磁気材料と下
側の導電性セグメント518との間の所定の位置関係、
導電性垂直部材546を画定すべく金属で充填された通
路の配置、並びに導電性セグメント544と導電性垂直
部材546及び下側の導電性セグメント518との間の
所定の位置関係の結果として、磁化可能部材502の一
部を取り囲んでいる。加えて、磁気メモリ素子500は
直線状の導電性部材515を含んでいる。直線状の導電
性部材515はコイル504,506の外側に配置さ
れ、コイル504,506及び磁化可能部材502から
電気的に隔絶されている。図35に示した実施例におい
ては、直線状の導電性部材515は、コイル504,5
06の水平な導電性セグメント544の上方に配置され
ている。しかしながら、直線状の導電性部材515は、
磁化可能部材502と平行に、コイル504,506の
何れの側部、或いは下側にも配置可能であることを想起
しうる。
【0023】図36を参照すると、そこには斜視図でも
って概略的に、図35の磁気メモリ素子500の別の実
施例である磁気メモリ素子500’が示されている。図
36のメモリ素子500’は、直線状の導電性部材51
5’がコイル504,506の内側に配置されており、
また磁化可能部材502と接触しているという点を除
き、図35のメモリ素子500と同一である。直線状の
導電性部材515’は両端が磁化可能部材502を越え
て延びており、直線状の導電性部材515’に電気的接
続をもたらすことができるようになっている。図36に
示した実施例においては、直線状の導電性部材515’
は磁化可能部材502の上部に配置されている。しかし
ながら、直線状の導電性部材515’がコイル504,
506の内部に配置される他の種々の構成を想起するこ
とができる。直線状の導電性部材515’は磁化可能部
材502の下側又は何れかの側部に配置することがで
き、また磁化可能部材502と接触していなくともよ
い。
【0024】メモリ素子500は、図1から図12に関
して記載し例示した如く3つではなしに、コイルが2つ
だけ製造されるという点を除き、実質的に図1から図1
2に関して記載した技術に従って製造される。
【0025】図37を参照すると、磁化可能部材及び磁
化可能部材の周囲に配置された2つだけのコイルを有す
るメモリ素子500の製造における1工程を示す、図1
2に類似の断面図が示されている。しかしてそこには基
板510と、基板510上に形成された絶縁性材料から
なる第1の絶縁層512と、第1の絶縁層512上に形
成された導電性セグメント518と、第1の絶縁層51
2及び導電性セグメント518上に形成された第2の絶
縁層520と、第2の絶縁層520上に形成された第3
の絶縁層526と、第3の絶縁層526上に形成された
導電性セグメント544と、導電性セグメント544か
ら第3の絶縁層526及び第2の絶縁層520を介して
下方に延びて下側の導電性セグメント518と接触する
導電性垂直部材546(核形成層541を含む)と、第
3の絶縁層526及び導電性セグメント544上に配置
された電気的絶縁性材料の層548が示されている。図
37に示された断面図は、図12の断面図に類似のもの
であることが理解されよう。アルミニウム又はタングス
テン合金の如き導電性材料の第3の導電性層550が、
絶縁層548上に形成されている。第3の導電性層55
0は、好ましくはアルミニウムを約3000オングスト
ロームから約15000オングストロームの範囲の所定
の厚み、好ましくは約7000オングストロームの厚み
にスパッタリングすることにより形成される。さて平面
図である図38を参照すると、第3の導電性層550は
所定のパターンへと形成されており、例えば既知のホト
レジスト及びエッチング技術を用いて、直線状の導電性
セグメント即ち直線状の導電性部材515が画定されて
いる。直線状の導電性部材515は、導電性セグメント
544及び磁化可能部材502に対して所定の位置関係
でもって配置されている。
【0026】図36の実施例は、図1から図6に関して
前述した方法に従って、コイル504,506の下側の
導電性セグメント、下側の導電性セグメント上の誘電体
層、及び誘電体層上の磁化可能部材502を形成するこ
とにより製造されうる。例えばアルミニウム又はタング
ステン合金からなる金属層が、次いで磁化可能部材50
2及び下側の誘電体層の表面上に形成される。この金属
層は次いで、在来の技術に従ってパターン形成され、直
線状の導電性部材515’が画定される。
【0027】直線状の導電性部材515はメモリ素子5
00用のセンスラインとして動作し、直線状の導電性部
材515’はメモリ素子500’用のセンスラインとし
て動作しうる。図35及び図36の実施例においては、
コイル504,506の一方はxラインの一部であり、
コイル504,506の他方はyラインの一部である。
xライン及びyラインにおける電流は一緒になって、磁
化可能部材502の磁化方向を変化させるだけ十分に強
い磁場を提供しなければならないから、xライン及びy
ラインの両者が、磁化可能部材502の周囲にコイルと
して備えられることが望ましい。しかしながらセンスラ
インは、磁化可能部材502における磁場の反転がセン
スラインに電流を誘起するように、磁化可能部材502
に十分に近接していることが必要とされるだけである。
その結果、直線状の導電性部材515又は直線状の導電
性部材515’はセンスラインの一部を提供し、磁化可
能部材502の磁化方向の変化を検出することができ
る。2つのコイルしか必要ではないから、図35のメモ
リ素子500又は図36のメモリ素子500’の製造方
法は、図13のメモリ素子100の製造方法よりも単純
である。
【0028】本発明のメモリ素子により、多数の利点を
獲得することができる。在来のDRAMメモリ素子とは
異なり、本発明によるメモリ素子ではリフレッシュは必
要でない。また在来のSRAMメモリ素子とは異なり、
本発明によるメモリ素子は多数のトランジスタを必要と
しない。本発明によるメモリ素子が基板手段中に配置さ
れているという事実により、熱の散逸、従って電力処理
は、従来技術のコアメモリにおけるよりも良好である。
本発明によるメモリ素子を基板中に設けることにより、
トランジスタベースのメモリと比較して記憶密度を大き
く増大させる、メモリ素子の3次元メモリアレイを提供
することが可能となる。本発明によるメモリ素子からな
るメモリアレイにおいては、磁化可能部材の大きさが小
さいことにより、高周波動作が達成できる。
【0029】図13に示した実施例においては、3つの
個別の螺旋コイルの各々について2つのループがある
が、第1の導電性層16及び第2の導電性層42、並び
に通路40は、特定のメモリ素子の所望とされる電気的
及び磁気的特性に応じて、コイル中に異なる数のループ
を収容するようにパターン形成可能である。同様に、図
35及び図36に示した実施例においては、2つの個別
の螺旋コイルの各々について2つのループがあるが、導
電性層及び通路は、コイル中に異なる数のループを収容
するようにパターン形成可能である。また、上述した好
ましい実施例では、磁化可能部材を形成するための磁化
可能材料は単層からなるものであったが、磁化可能部材
は積層された磁化可能材料からなることもできることを
銘記しなければならない。このことは、パターン形成さ
れた磁化可能材料24上に第3の絶縁層26を形成した
後に、磁化可能材料からなる第2の磁化可能層を形成
し、パターン形成された磁化可能材料24と実質的に同
じ形状寸法を有するようにこの第2の磁化可能層をパタ
ーン形成し、第2の磁化可能層上に別の絶縁層を配置す
ることによって達成されうる。或いはまた、磁化可能部
材は、第1の磁化可能層22を形成した後に、この第1
の磁化可能層22上に絶縁層を形成し、この絶縁層上に
磁化可能材料からなる第2の磁化可能層を形成し、この
第2の磁化可能層上に別の絶縁層を配置し、次いで両方
の磁化可能層及び両方の絶縁層をパターン形成して磁化
可能部材を画定することにより、積層された磁化可能材
料で構成することが可能である。図35及び図36の磁
化可能部材502は同様にして、積層された磁化可能材
料で構成することができる。さらにまた、この詳細な説
明において記載されている方法はメモリ素子の構成のた
めに薄膜技術を用いているが、本発明によれば、厚膜技
術、例えば金属層をメッキにより形成するものもまた、
有効に用いることができる。
【0030】図13、図35及び図36に示されている
メモリ素子は、螺旋コイルの軸及び磁化可能部材が、下
側にある基板の表面に関して実施的に平行であるように
構成されている。この配置においては、メモリ素子は基
板の表面上に展開し、コイル中のループの数に依存し
て、集積回路の面積の比較的大きな割合を占めうる。こ
の欠点は、これらの水平な素子の層を相互に積み重ねる
ことによって回避可能である。メモリ素子により占有さ
れる層当たりの面積を節約するために、コイルの軸が下
側の基板の表面に対して実質的に垂直であり、磁化可能
部材もまた下側の基板の表面に対して実質的に垂直であ
るように、例えば図14に概略的に示されているように
してアレイを構成することができる。図14に示した配
置では、メモリ素子300の磁化可能部材302、及び
コイル304,306及び308の共通軸は、下側の基
板(図示せず)に対して実質的に垂直である。
【0031】図14に示された本発明の実施例による集
積回路におけるメモリ素子を製造するための種々の工程
が、図15から図34に示されている。種々の層を形成
するために用いられる方法、各層の厚み、並びに導電性
層及び磁化可能層に通路及び所定のパターンを形成する
ために用いられる方法は、図1から図12に関して上述
したものと同様であるのが好ましい。さて図15を参照
すると、そこには概略的に断面図で、例えばシリコン基
板である基板410が示されている。基板410は、例
えばシリコン又はガリウムの砒化物など、集積回路を製
造するのに用いることのできるどのようなタイプの材料
でもよい。或いはまた、基板410は酸化アルミニウム
のような不動態化基板でもよい。基板410はまた、本
発明により形成される付加的なメモリ素子を支持するた
めの絶縁材料の基板からなることもできることに注意し
なければならない。本発明のこの代替的な実施例におい
ては、メモリ素子は2次元又は3次元アレイでもって同
様のメモリ素子に対して電気的に接続され、各々のメモ
リ素子におけるコイルの各々が、アレイ中のメモリ素子
の複数のコイルを含む比較的長い導体の一部を形成する
ようになる。
【0032】アルミニウムの如き材料からなる第1の導
電性層416が、基板410上に形成される。次いで図
16と、ラインC−Cに沿った図16の断面図である図
17を参照すると、第1の導電性層416は例えば既知
のホトレジスト及びエッチング技術を用いて、導電性セ
グメント418の所定のパターンへと形成されている。
導電性セグメント418は、図14に示す3つのコイル
304,306及び308の各々の一部を形成し、また
本発明によるメモリ素子を用いたメモリチップにおいて
隣接するメモリ素子の対応するコイルに電気的に接続す
るための導線を形成する。
【0033】次に図18と、ラインE−Eに沿った図1
8の断面図である図19を参照すると、第1の絶縁層4
20が、基板410及びパターン形成された第1の導電
性層の導電性セグメント418の上に形成されている。
開口、即ち通路422が第1の絶縁層420に形成され
ていて、導電性セグメント418の各々の上側表面上の
所定の電気的接触領域を露出している。図示の如く、通
路422は、導電性セグメント418の各々の一端にお
いて接触領域を露出するように配置されている。通路4
22は例えば、既知のホトレジスト及びエッチング技術
を用いて形成される。
【0034】図20を参照すると、アルミニウムの如き
導電性材料からなる第2の導電性層424が、第1の絶
縁層420上及び通路422内へと、下側の導電性セグ
メント418上の露出された選択接触領域と接触するよ
う形成されている。第2の導電性層424は、図21、
及びラインH−Hに沿って取った図21の断面図である
図22、さらにラインI−Iに沿って取った図21の断
面図である図23に示すように、所定のパターンの導電
性セグメント428へと形成されている。この所定のパ
ターンの導電性セグメント428は、例えば既知のホト
レジスト及びエッチング技術を用いて形成される。
【0035】次に図24と、ラインK−Kに沿って取っ
た図24の断面図である図25を参照すると、第2の絶
縁層430が導電性セグメント428及び第1の絶縁層
420上に形成されている。通路432が第2の絶縁層
430に形成され、下側の導電性セグメント428上の
所定の接触領域を露出している。これらの接触領域は、
例えば導電性セグメント428の各々の一端に配置され
ている。通路432は、例えば既知のホトレジスト及び
エッチング技術を用いて形成される。
【0036】今度は図26と、ラインM−Mに沿って取
った図26の断面図である図27を参照すると、アルミ
ニウムの如き導電性材料からなる第3の導電性層が第2
の絶縁層430上及び通路432内へと形成され、下側
の導電性セグメント428上の露出領域と接触してい
る。第3の導電性層は、例えば既知のホトレジスト及び
エッチング技術を用いて、導電性セグメント434,4
36及び438の所定のパターンへと形成されている。
導電性セグメント434は、図14に示したメモリ素子
300の第1のコイル304の一部に相当している。導
電性セグメント436は、図14に示したメモリ素子3
00の第2のコイル306の一部に相当する。導電性セ
グメント438は、図14に示したメモリ素子300の
第3のコイル308の一部に相当する。
【0037】次に図28と、ラインO−Oに沿って取っ
た図28の断面図である図29を参照すると、そこでは
導電性セグメント434,436及び438、並びに第
2の絶縁層430上に、第3の絶縁層440が形成され
ている。通路442が第3の絶縁層430に形成され
て、下側にある導電性セグメント434,436及び4
38上の接触領域を露出している。通路442は好まし
くは、導電性セグメント434,436及び438の各
々の端部にある所定位置に配置される。通路442は例
えば、既知のホトレジスト及びエッチング技術を用いて
形成される。
【0038】さて図30と、ラインQ−Qに沿って取っ
た図30の断面図である図31を参照すると、アルミニ
ウムの如き導電性材料からなる第4の導電性層が、第3
の絶縁層430上及び通路442内へと形成され、下側
にある導電性セグメント434,436及び438の露
出領域と接触している。この第4の導電性層は、例えば
既知のホトレジスト及びエッチング技術を用いて、導電
性セグメント446,448,及び450の所定のパタ
ーンへと形成されている。導電性セグメント446は、
図14に示したメモリ素子300の第1のコイル304
の一部に相当している。導電性セグメント448は、図
14に示したメモリ素子300の第2のコイル306の
一部に相当する。導電性セグメント450は、図14に
示したメモリ素子300の第3のコイル308の一部に
相当する。コイル304,306及び308の各々のセ
グメントが、導電性材料の層の各々についての上述の工
程において画定されることが理解されよう。
【0039】図32と、ラインS−Sに沿って取った図
32の断面図である図33を参照すると、上部の絶縁層
452が、導電性セグメント446,448,及び45
0、並びに絶縁層440上に形成されている。上部の絶
縁層452は、例えば二酸化珪素からなる。通路454
が絶縁層452を介して第1の絶縁層420へ向けて、
この第1の絶縁層を含めて中間にある全ての絶縁層を介
して形成されている。通路454は、コイル304,3
06及び308の共通軸に配置されている。かくして、
絶縁層の各々の一部が、通路454から導電性層の各々
を分離する形となっている。通路454が過剰に深い実
施例、例えば約3マイクロメートルよりも深い実施例に
おいては、エッチング深さが過剰となるのを防止するた
めに、所望ならば通路454を、各々の絶縁層の形成に
続けて各絶縁層に形成することができ、又は絶縁層のグ
ループに対して形成することができる(絶縁層の各々の
厚みに応じて)。
【0040】磁化可能材料の層が、上部の絶縁層452
上に、通路454内へと形成される。この磁化可能材料
は、図1から図12に示した方法に関して先に列挙した
磁化可能材料の何れであっても良い。絶縁層の数及び厚
みが、通路454内への磁化可能材料の形成を困難又は
非現実的とするようなものである場合には、磁化可能部
材のセグメントを、個々の絶縁層に形成される通路内へ
と、或いは厚みによっては絶縁層のグループに形成され
る通路内へと形成することができる。磁化可能材料の層
は、所定のパターンへと形成され、図34において30
2で示されている如き磁化可能部材が画定される。絶縁
材料の最終の層460が次いで、絶縁層452と磁化可
能部材302の上に形成される。所望ならば、最終の絶
縁層460及び上部の絶縁層452を介して通路(図示
せず)を形成して、導電性セグメント446,448及
び450上の所定の接触領域を露出することができる。
これらの通路は次いで導電性材料で充填され、アレイ内
の隣接するメモリ素子に対する相互接続(図示せず)へ
の接続がもたらされ、或いはかかるメモリアレイに関連
する他のデバイスに対する接続がもたらされる。
【0041】次に図39を参照すると、そこには概略的
に斜視図でもって、配置についての別の実施例である磁
気メモリ素子700が示されている。そこではコイルの
軸は、下側にある基板の表面に対して実質的に垂直にな
っており、磁化可能部材もまた、下側の基板の表面に対
して実質的に垂直になっている。図39に示されている
メモリ素子700は、磁化可能部材702と、導電性コ
イル704,706と、コイル704,706の外側に
配置され、磁化可能部材702に対して実質的に平行な
直線状の導電性部材715とを含む。
【0042】図40を参照すると、そこには概略的に斜
視図でもって、配置についての別の実施例である磁気メ
モリ素子700’が示されている。そこではコイルの軸
は、下側にある基板に対して実質的に垂直になってお
り、磁化可能部材もまた、下側の基板に対して実質的に
垂直になっている。図40に示されているメモリ素子7
00’は、磁化可能部材702と、導電性コイル70
4,706と、コイル704,706の内側に電気的に
隔絶して配置され、磁化可能部材702に対して実質的
に平行な直線状の導電性部材715’とを含む。直線状
の導電性部材715’は、磁化可能部材702と接触し
て示されているが、この直線状の導電性部材715’
は、磁化可能部材702から電気的に隔絶されているこ
ともできる。
【0043】図39のメモリ素子700は、図15から
図34に関して述べた方法において形成される3つでは
なしに、導電性コイルが2つだけ製造されるという点を
除き、実質的に図15から図34に関して前述した技術
に従って製造される。ここで図41を参照すると、そこ
には断面図でもって、図39のメモリ素子700の製造
における、図34に示された工程と類似の1工程が示さ
れている。しかしてそこでは基板710と、基板710
上に形成された導電性セグメント718と、基板710
及び導電性セグメント718上に形成された第1の絶縁
層720と、第1の絶縁層720上に形成された導電性
セグメント728と、導電性セグメント728及び第1
の絶縁層720上に形成された第2の絶縁層730と、
第2の絶縁層730上に形成された導電性セグメント7
36と、導電性セグメント736及び第2の絶縁層73
0上に形成された第3の絶縁層740と、第3の絶縁層
740上に形成された導電性セグメント746と、導電
性セグメント746及び第3の絶縁層740上に形成さ
れた絶縁層752と、絶縁層752,740,730及
び720を介して基板710に至るまで形成され且つ絶
縁層752上でパターン形成された磁化可能部材702
と、磁化可能部材702及び絶縁層752上に形成され
た最終の絶縁層760が含まれる。
【0044】図42を参照すると、そこでは通路762
が絶縁層760から第1の絶縁層720に至るまで、こ
の第1の絶縁層を含めた中間にある全ての絶縁層を介し
て形成されている。通路762は、コイル704及び7
06の外側に配置されている。従って、各々の絶縁層の
一部が、各々の導電性セグメント及び磁化可能部材70
2を、通路762から隔絶する形となっている。通路7
62が過剰に深い実施例、例えば約3マイクロメートル
よりも深い実施例においては、エッチング深さが過剰と
なるのを防止するために、所望ならば通路762を、各
々の絶縁層の形成に続けて各絶縁層に形成することがで
き、又は絶縁層のグループに対して形成することができ
る(絶縁層の各々の厚みに応じて)。
【0045】図43を参照すると、導電性材料の層76
4が、絶縁層760上及び通路762内に形成されてい
る。この導電性材料は、例えばアルミニウム又はタング
ステンの合金である。絶縁層の数及び厚みが、通路76
2内への導電性材料の形成を困難又は非現実的とするよ
うなものである場合には、導電性部材のセグメントを、
個々の絶縁層に形成される通路内へと、或いは厚みによ
っては絶縁層のグループに形成される通路内へと形成す
ることができる。導電性材料の層764は所定のパター
ンへと形成され、図39において715で示されている
如き直線状の導電性部材が画定される。図44を参照す
ると、絶縁材料の最終の層766が次いで、絶縁層76
2と導電性部材715の上に形成される。この場合、図
39に示す配置においては、コイル704,706の一
方がxラインの一部となり、コイル704,706の他
方がyラインの一部となることが理解されよう。直線状
の導電性部材715は、センスラインの一部である。直
線状の導電性部材715は、磁化可能部材702の磁場
の反転に際して、導電性部材715に検出可能な電流が
生ずるように、磁化可能部材702に対して十分に近接
して配置することが必要なだけである。
【0046】同様に、図40のメモリ素子700’は、
図15から図34に関して述べた方法において形成され
る3つではなしに、導電性コイルが2つだけ製造される
という点を除き、実質的に図15から図21に関して前
述した技術に従って製造される。基板上に垂直な磁化可
能部材702及びコイル704,706を形成し、また
磁化可能部材上に上部の絶縁層を形成するのに引き続い
て、コイル704,706の内側に通路が形成される。
この通路の壁の1つは、磁化可能部材702の側面によ
って画定される。通路は絶縁材料の全ての層を通って、
下側の基板にまで至る。例えばアルミニウム又はタング
ステンの合金のような金属からなる層が、上部の絶縁層
上に、及び通路内へとこれを充填するように形成され
る。この金属層は次いでパターン形成され、直線状の導
電性部材が画定される。
【0047】図40に示した配置においては、コイル7
04,706の一方がxラインの一部であり、コイル7
04,706の他方がyラインの一部であることが理解
されよう。直線状の導電性部材715’は、センスライ
ンの一部である。
【0048】上述の実施例の何れにおいても、最終の誘
電体の上部にマスクを形成することができ、メモリ素子
に対する電気的接続をもたらす目的で、導電性部材に対
して通路を開口することができることが理解されよう。
【0049】本発明の範囲から逸脱することなしに、本
発明の方法及びデバイスについてかなりの設計変更を行
うことが可能であることが理解されよう。結果として、
以上においては本発明の方法及びデバイスの好ましい実
施例について記載してきたが、強調されるべきことは、
本発明は好ましい実施例に限定されるものではなく、本
発明の範囲内に完全に包含される他の代替的な実施例が
存在しており、また本発明は添付の特許請求の範囲によ
ってのみ限定されることが意図されているものであると
いうことである。
【0050】
【発明の効果】以上の如き本発明のメモリ素子によれ
ば、在来のダイナミックRAMとは異なりリフレッシュ
は不要であり、また在来のスタティックRAMとも異な
り多数のトランジスタを必要としない。また本発明によ
るメモリ素子は基板中に配置されているため、熱の散逸
が従来のコアメモリよりも良好である。そして本発明の
メモリ素子を基板中に設けることにより、トランジスタ
ベースのメモリと比較して記憶密度を大きく増大させ
る、メモリ素子の3次元メモリアレイが提供される。本
発明のメモリ素子によるメモリアレイは、磁化可能部材
が小さく、高周波動作が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による集積回路メモリ素子の製造の1工
程を示す断面図である。
【図2】本発明による集積回路メモリ素子の製造の1工
程を示す平面図である。
【図3】本発明による集積回路メモリ素子の製造の1工
程を示す断面図である。
【図4】本発明による集積回路メモリ素子の製造の1工
程を示す断面図である。
【図5】本発明による集積回路メモリ素子の製造の1工
程を示す平面図である。
【図6】本発明による集積回路メモリ素子の製造の1工
程を示す断面図である。
【図7】本発明による集積回路メモリ素子の製造の1工
程を示す平面図である。
【図8】本発明による集積回路メモリ素子の製造の1工
程を示す断面図である。
【図9】本発明による集積回路メモリ素子の製造の1工
程を示す断面図である。
【図10】本発明による集積回路メモリ素子の製造の1
工程を示す平面図である。
【図11】本発明による集積回路メモリ素子の製造の1
工程を示す断面図である。
【図12】本発明による集積回路メモリ素子の製造の1
工程を示す断面図である。
【図13】図1から図12に示した工程によって製造さ
れたメモリ素子のコイル及び磁化可能部材の概略的な斜
視図である。
【図14】本発明の別の実施例によるメモリ素子のコイ
ル及び磁化可能部材の概略的な斜視図である。
【図15】図14の実施例による集積回路メモリ素子の
製造の1工程を示す断面図である。
【図16】図14の実施例による集積回路メモリ素子の
製造の1工程を示す平面図である。
【図17】図14の実施例による集積回路メモリ素子の
製造の1工程を示す断面図である。
【図18】図14の実施例による集積回路メモリ素子の
製造の1工程を示す平面図である。
【図19】図14の実施例による集積回路メモリ素子の
製造の1工程を示す断面図である。
【図20】図14の実施例による集積回路メモリ素子の
製造の1工程を示す断面図である。
【図21】図14の実施例による集積回路メモリ素子の
製造の1工程を示す平面図である。
【図22】図14の実施例による集積回路メモリ素子の
製造の1工程を示す断面図である。
【図23】図14の実施例による集積回路メモリ素子の
製造の1工程を示す断面図である。
【図24】図14の実施例による集積回路メモリ素子の
製造の1工程を示す平面図である。
【図25】図14の実施例による集積回路メモリ素子の
製造の1工程を示す断面図である。
【図26】図14の実施例による集積回路メモリ素子の
製造の1工程を示す平面図である。
【図27】図14の実施例による集積回路メモリ素子の
製造の1工程を示す断面図である。
【図28】図14の実施例による集積回路メモリ素子の
製造の1工程を示す平面図である。
【図29】図14の実施例による集積回路メモリ素子の
製造の1工程を示す断面図である。
【図30】図14の実施例による集積回路メモリ素子の
製造の1工程を示す平面図である。
【図31】図14の実施例による集積回路メモリ素子の
製造の1工程を示す断面図である。
【図32】図14の実施例による集積回路メモリ素子の
製造の1工程を示す平面図である。
【図33】図14の実施例による集積回路メモリ素子の
製造の1工程を示す断面図である。
【図34】図14の実施例による集積回路メモリ素子の
製造の1工程を示す断面図である。
【図35】本発明の別の実施例によるメモリ素子のコイ
ル、磁化可能部材、及び導電性部材の概略的な斜視図で
ある。
【図36】本発明の別の実施例によるメモリ素子のコイ
ル、磁化可能部材、及び導電性部材の概略的な斜視図で
ある。
【図37】図35の実施例による集積回路メモリ素子の
製造における工程を示す断面図である。
【図38】図35の実施例による集積回路メモリ素子の
製造における工程を示す平面図である。
【図39】本発明の別の実施例によるメモリ素子のコイ
ル、磁化可能部材、及び導電性部材の概略的な斜視図で
ある。
【図40】本発明の別の実施例によるメモリ素子のコイ
ル、磁化可能部材、及び導電性部材の概略的な斜視図で
ある。
【図41】図39の実施例による集積回路メモリ素子の
製造における1工程を示す断面図である。
【図42】図39の実施例による集積回路メモリ素子の
製造における1工程を示す断面図である。
【図43】図39の実施例による集積回路メモリ素子の
製造における1工程を示す断面図である。
【図44】図39の実施例による集積回路メモリ素子の
製造における1工程を示す断面図である。
【符号の説明】
10,410,510 基板 12,420,512 第1の絶縁層 16,416 第1の導電性層 18,418,518 導電性セグメント 20,430,520 第2の絶縁層 22 第1の磁化可能層 24 パターン形成された磁化可能材料 26,440,526 第3の絶縁層 40,422,432,442,454 通路 41,541 核形成層 42,424 第2の導電性層 44,428,434,436,438,446,44
8,450,544導電性セグメント 46,546 導電性垂直部材 100,300,500,700 メモリ素子 102,302,502,702 磁化可能部材 104,106,108,304,306,308,5
04,506,704,706 コイル 551,715 直線状の導電性部材 550 第3の導電性層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 29/82 (72)発明者 イルファン・サーダット アメリカ合衆国カリフォルニア州95050 サンタ・クララ,フィルモア・ストリー ト・1926 (56)参考文献 特開 昭63−177459(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/822 G11C 11/02 H01L 21/3205 H01L 27/04 H01L 27/105 H01L 29/82 H01L 27/108 H01L 21/82

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気メモリ素子を有する集積回路であっ
    て、 基板(410)と、 前記基板(410)上に形成された磁化可能部材(30
    2、702)と、 前記基板(410)上に形成され、かつ、前記磁化可能
    部材(302、702)の周囲に配置された少なくとも
    2つの絶縁された導電性コイル(304、306、70
    4、706)を備え、 前記導電性コイル(304、306、704、706)
    の各々は、メモリアレイ内の導電性ラインに接続され、
    前記磁化可能部材(302、702)と前記導電性コイ
    ル(304、306、704、706)の各々の軸が、
    前記基板(410)の面に対してほぼ垂直であり、 磁気メモリ素子が、さらに、前記磁化可能部材(30
    2、702)に近接して形成され、かつ、前記メモリア
    レイのセンスラインに電気的に接続された導電性センス
    部(308、715、715’)を備えることからな
    る、集積回路。
  2. 【請求項2】 前記導電性センス部が、前記磁化可能部
    材(302)を囲むコイル(308)でもある、請求項
    1の集積回路。
  3. 【請求項3】 前記導電性コイル(304、306、3
    08、704、706)が共通の軸を有する、請求項1
    または2の集積回路。
  4. 【請求項4】 前記導電性センス部(715)が、前記
    導電性コイル(704、706)の外側に配置される、
    請求項1または3の集積回路。
  5. 【請求項5】 前記導電性センス部(715’)が、前
    記導電性コイル(704、706)の内側に配置され
    る、請求項1または3の集積回路。
  6. 【請求項6】 前記導電性センス部(308、715、
    715’)が、前記磁化可能部材(302、702)か
    ら隔置され、かつ、それから絶縁される、請求項1乃至
    5のいずれかの集積回路。
  7. 【請求項7】 集積回路メモリ素子の製造方法であっ
    て、 (a)電気的絶縁性基板の表面上に導電性材料の第1の
    層を配置する段階と、 (b)導電性材料の第1の層を第1の所定パターンへと
    形成する段階と、 (c)電気的絶縁性基板の表面及びパターン形成された
    導電性材料の第1の層の上に電気的絶縁性材料の第2の
    層を配置する段階と、 (d)磁化可能材料の第1の層を絶縁性材料の第2の層
    上に配置する段階と、 (e)磁化可能材料の第1の層を下側にあるパターン形
    成された導電性材料の第1の層に関して所定の位置関係
    を有する所定パターンへと形成する段階と、 (f)電気的絶縁性材料の第3の層を絶縁性材料の第2
    の層及び磁化可能材料のパターン形成された第1の層上
    に配置する段階と、 (g)下側にある絶縁性材料の層に開口を形成して下側
    のパターン形成された導電性材料の第1の層上の所定の
    電気的接触領域を露出する段階と、 (h)導電性材料の第2の層を電気的絶縁性材料の第3
    の層上及び開口内へと、下側のパターン形成された導電
    性材料の第1の層の露出された電気的接触領域と電気的
    に接触するように配置する段階と、及び (i)導電性材料の第2の層を下側のパターン形成され
    た磁化可能材料の層及びパターン形成された導電性材料
    の第1の層に関して所定の位置関係を有する第2の所定
    パターンへと形成する段階とを含み、 パターン形成された導電性材料の第1の層及びパターン
    形成された導電性材料の第2の層が、パターン形成され
    た磁化可能材料の周囲に配置された少なくとも2つの導
    電性コイルを画定することからなる方法。
  8. 【請求項8】 集積回路メモリ素子の製造方法であっ
    て、 (a)基板上に導電性材料の第1の層を配置する段階
    と、 (b)導電性材料の第1の層を第1の所定パターンへと
    形成する段階と、 (c)絶縁性材料の第1の層を基板及びパターン形成さ
    れた導電性材料の第1の層上に配置する段階と、 (d)絶縁性材料の第1の層に開口を形成して下側のパ
    ターン形成された導電性材料の第1の層上の電気的接触
    領域を露出する段階と、 (e)導電性材料の第2の層を絶縁性材料の第1の層上
    及び開口内へと、下側のパターン形成された導電性材料
    の第1の層の露出された電気的接触領域と電気的に接触
    するように配置する段階と、 (f)導電性材料の第2の層を下側のパターン形成され
    た導電性材料の第1の層に関して所定の位置関係を有す
    る所定パターンへと形成する段階と、 (g)少なくとも2つの実質的に同軸な導電性材料の螺
    旋コイルであって各々のコイルが中央部分及び中央部分
    の周囲に配置される所定回数のループを有するものを形
    成する必要に応じて、前記段階(c),(d),(e)
    及び(f)を繰り返す段階と、 (h)電気的絶縁性材料の最終の層を下側にある電気的
    絶縁性材料の層及び下側にあるパターン形成された導電
    性材料の最終の層上に配置する段階と、 (i)絶縁性材料の最終の層及び下側にある絶縁性材料
    の層に開口を、コイルに共通の軸と実質的に整合するよ
    う形成する段階と、 (j)磁化可能材料の層を絶縁性材料の最終の層上及び
    開口内へと形成する段階と、及び (k)磁化可能材料の層を所定パターンへと形成する段
    階とを含むことからなる方法。
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