JP3439691B2 - 圧力調理器 - Google Patents

圧力調理器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸し器や炊飯器
等、蒸気の吹き出しを抑えて調理する圧力調理器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の圧力調理器は、圧力セン
サによって調理鍋の内圧を一定に維持するとともに、前
記圧力センサおよび温度センサによって調理鍋の加熱手
段を制御して所定の動作フローを実行することにより、
希望する食材を調理するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記圧
力調理器では、高価な半導体方式の圧力センサと、蓋用
温度センサおよび鍋底用温度センサが必要であるため、
コスト高になるという問題があった。また、前記圧力セ
ンサは、その検出部が調理鍋内を臨むように配設しなけ
ればならないが、この圧力調理器が炊飯器である場合に
は、炊飯時に発生するおねばが、センサの検出部に付着
することによる悪影響の発生を防止するために、複雑な
おねば防止構造を設ける必要があった。
【0004】そこで、本発明では、安価かつ簡単な構成
で調理時に発生する蒸気の吹き出しを抑制できる圧力調
理器を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の圧力調理器は、調理鍋と、該調理鍋を収容
する本体と、前記調理鍋を加熱する加熱手段と、前記本
体に開閉可能に取り付けられ前記調理鍋の開口部を閉塞
して第1密閉空間を形成する蓋体と、前記加熱手段を制
御する制御手段とを備えた圧力調理器において、前記蓋
体に、前記調理鍋内に形成される第1密閉空間と第1圧
力調節手段を介して連通するとともに蓋体外部の大気と
第2圧力調節手段を介して連通する第2密閉空間を設け
るとともに、該第2密閉空間を冷却する冷却手段を設
け、かつ、前記第2密閉空間の温度を検出する温度セン
サを配設し、前記温度センサが設定した上限温度を検出
すると、前記加熱手段への通電を減少するとともに冷却
手段を動作させ、かつ、設定した下限温度を検出する
と、前記加熱手段への通電を増加するとともに冷却手段
を停止する構成としている。
【0006】前記圧力調理器によれば、調理時に第1密
閉空間で発生する蒸気は、第1圧力調節手段を介して第
2密閉空間内に流入すると、前記冷却手段の動作によっ
て冷却される。その結果、第2密閉空間の内部は減圧さ
れ、また、内部の蒸気は冷却されて結露する。そのた
め、第2圧力調節手段を介して大気に放出される蒸気を
抑制することができる。
【0007】また、前記温度センサが設定した上限温度
を検出すると、前記加熱手段への通電を減少するととも
に冷却手段を動作させ、かつ、設定した下限温度を検出
すると、前記加熱手段への通電を増加するとともに冷却
手段を停止するため、高価な圧力センサを使用すること
なく、確実に蒸気の吹き出しを抑制した圧力制御を実行
することができる。しかも、不要な電力の消費を防止で
きる。
【0008】さらに、前記第2圧力調節手段は、第1圧
力調節手段より弱い圧力で動作するようにし、第1密閉
空間および第2密閉空間の内圧の異常上昇を防止できる
ようにすることが好ましい。
【0009】さらにまた、前記蓋体は、上板と、該上板
の下端縁に取り付けられる下板と、該下板の底面に着脱
可能に取り付けられる内蓋とからなり、この内蓋に前記
第1圧力調節手段および第2圧力調節手段を取り付ける
ように構成し、内蓋の洗浄時に第1圧力調節手段および
第2圧力調節手段も洗浄できるようにして、これら圧力
調節手段が汚れの付着によって動作しないという不都合
が発生することを防止することが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1は、本発明の圧力調理器である
スチームレス方式の炊飯器1を示す。この炊飯器1は、
大略、調理鍋である内鍋2、本体3、加熱手段である誘
導加熱コイル6、内鍋用温度センサ7、蓋体8、およ
び、制御手段42からなる。
【0011】前記内鍋2は、熱伝導率が高いアルミ等か
らなる鍋母材の外面に、後述する誘導加熱コイル6への
高周波電流の通電時に生じる渦電流によって電磁誘導加
熱される強磁性材料をコーティングや接合等を施したも
のである。
【0012】前記本体3は、有底筒形状をなす胴体4の
内部に、前記内鍋2を収容する非導電性材料からなる保
護枠5を備えている。これら胴体4と保護枠5との間に
は、前記加熱手段、内鍋用温度センサ7および制御手段
42が配設されている。
【0013】前記加熱手段である誘導加熱コイル6は、
前記保護枠5の下面に配設され、高周波電流が通電され
ることにより、前記内鍋2を電磁誘導加熱するものであ
る。
【0014】前記内鍋用温度センサ7は、前記保護枠5
の側部に配設され、その先端の検出部を前記保護枠5に
設けた貫通孔を通して内鍋2の外側面に接触させ、該内
鍋2の温度を前記制御手段42に出力して、該制御手段
42を介して内鍋2の加熱温度を制御するものである。
【0015】前記蓋体8は、前記内鍋2および本体3の
開口部を閉塞して、内鍋2内に第1密閉空間2aを形成
するもので、上板9と、該上板9の下端縁に取り付けら
れる下板12と、該下板12の底面に着脱可能に取り付
けられる内蓋19とからなる。そして、これらにより、
蓋体8の内部は、第2密閉空間36と構成部品の収容空
間38に区画されている。
【0016】具体的には、前記上板9には、炊飯時に内
鍋2内の第1密閉空間2aで発生した蒸気を排出する排
気口10が設けられ、この排気口10を囲むように、下
向きにダクト11が突設されている。
【0017】前記下板12には、後述する第1圧力調節
手段22を収容する第1収容部13と、第2圧力調節手
段28を収容する第2収容部15とが形成されている。
前記第1収容部13は壁の一部が開口され、この開口が
熱伝導性のよい伝熱板14によって気密に閉鎖されてい
る。前記第2収容部15は、その上端縁が前記上板9の
ダクト11の下端縁と一致し、前記ダクト11とシール
部材16を介して気密に連通するようになっている。ま
た、この下板12には、従来と同様に下部に放熱板17
が配設されるとともに、この放熱板17の上面に蓋ヒー
タ18が配設されている。
【0018】前記内蓋19には、内鍋2の上端縁に圧接
するパッキン20が全周にかけて配設され、このパッキ
ン20によって内鍋2内に第1密閉空間2aが形成され
る。また、この内蓋19には、前記下板12の第1収容
部13および第2収容部15と対応する位置が開口さ
れ、この開口を閉鎖するように第1圧力調節手段22お
よび第2圧力調節手段28を一体に取り付けた閉鎖板2
1が配設されている。
【0019】前記第1圧力調節手段22は、前記第1収
容部13内に所定の隙間をもって装着されるもので、前
記閉鎖板21に形成した第1連通孔23の上部に位置し
て該第1連通孔23を自重によって閉鎖する第1調圧ボ
ール24と、該第1調圧ボール24を覆うとともに多数
の通孔25および挿通孔26を形成したケース27を備
えている。前記第1調圧ボール24は、第1密閉空間2
aの圧力が約1.15atmになるように、所定の圧力で浮
き上がる重さのものを使用している。
【0020】前記第2圧力調節手段28は、前記第2収
容部15内に所定の隙間をもって装着されるもので、前
記閉鎖板21に取り付けられる受座29と、第2調圧ボ
ール32と、前記受座29に取り付けられるケース33
とからなる。前記受座29には、第1圧力調節手段22
から噴出した蒸気が流入する通気孔30と、第2連通孔
31とが形成されている。そして、前記第2連通孔31
の上部に前記第2調圧ボール32が位置し、その自重に
よって第2連通孔31を閉鎖するようになっている。第
2調圧ボール32は、第2密閉空間36内の圧力が1.
1atmになるように、所定の圧力で浮き上がる重さのも
のを使用している。前記ケース33には、その上端に上
板9の排気口10に連通する排気口34が形成されると
ともに、その外周にフランジ部35が形成され、このフ
ランジ部35と外周部との間が前記シール部材16によ
ってシールされている。
【0021】前記第2密閉空間36は、前記第1収容部
13と第2収容部15を囲繞するように配設したパッキ
ン37により、前記第1連通孔23と第2連通孔31と
の間に形成されるものである。この第2密閉空間36内
には、第1連通孔23を介して第1密閉空間2aの蒸気
が流入し、通気孔30および第2連通孔31を通過して
上板9の排気口10から大気に排出される。
【0022】前記収容空間38は、前記上板9と下板1
2との間に形成されるものである。この収容空間38に
は、前記第1圧力調節手段22の調圧ボールを第1連通
孔23上から退避させるソレノイド39が配設されてい
る。このソレノイド39の軸部は、パッキンを介して気
密性を維持した状態で前記第1収容部13内に進出する
とともに、ケース27の挿通孔26内に進入して第1調
圧ボール24を押圧するようになっている。また、この
収容空間38には、前記第2密閉空間36の温度を検出
するための蓋用温度センサ40が配設されている。この
蓋用温度センサ40は、前記第1収容部13の壁部の一
部を閉鎖した伝熱板14に位置するように配設されてい
る。さらに、この収容空間38には、第2密閉空間36
を冷却する冷却手段としてファン41が配設され、この
ファン41によって第1収容部13の壁部および伝熱板
14を介して第2密閉空間36を冷却するようになって
いる。
【0023】前記制御手段42は制御基板に配設された
マイコンであり、このマイコンは、従来と同様に、記憶
されたプログラムに従って、予熱、中ぱっぱ、電力制
御、むらし、及び保温の各工程を順次実行して炊飯動作
を行うとともに、前記内鍋用温度センサ7および蓋用温
度センサ40からの入力信号に応じて、前記加熱手段や
冷却手段を制御するものである。
【0024】次に、前記炊飯器1による炊飯動作につい
て具体的に説明する。まず、使用者は、希望するカップ
数の米と、その米を炊飯するのに要する分量の水を内鍋
2内に収容させ、この内鍋2を本体3にセットした後、
希望するご飯の硬さや、炊き上がり時間等を設定して炊
飯スイッチを押す。
【0025】そうすると、炊飯器1のマイコンは、図2
に示すように、炊飯を開始すると、まず、ステップS1
で、誘導加熱コイル6に高周波電流の通電を開始し、内
鍋2の温度が約55℃から65℃の範囲内となるように
温度調節して予熱を加える。なお、この状態では、第1
圧力調節手段22の第1調圧ボール24はソレノイド3
9によって第1連通孔23上から退避され、内鍋2の内
部と第2密閉空間36とを連通させている。
【0026】そして、所定時間経過すると、ステップS
2で、誘導加熱コイル6に対して100%(フルパワ
ー)の電力で通電した後、ステップS3で、炊飯容量を
判別する。ここで、この炊飯容量の判別は、内鍋用温度
センサ7を介して検出した温度の上昇勾配によって判別
する。そして、この判別した炊飯容量に応じ、ソレノイ
ド39および第1圧力調節手段22を介して内鍋2内に
圧力を投入する温度、および、ドライアップしたと判断
する時間を設定する。
【0027】次に、ステップS4で、蓋用温度センサ4
0を介して検出した温度が設定したしきい値(約75
℃)になるまで待機し、しきい値に達すると、ステップ
S5で、ソレノイド39を動作させて第1圧力調節手段
22の第1調圧ボール24を第1連通孔23上に転動さ
せ、内鍋2内に圧力を投入する。これにより、内鍋2内
には、第1密閉空間2aが形成される。
【0028】そうすると、従来と同様に、誘導加熱コイ
ル6による加熱によって蒸気が発生し、第1密閉空間2
aの内圧および温度が上昇する。そして、図3に示すよ
うに、内鍋2内の第1密閉空間2aの圧力が1.15atm
に近づくと、第1圧力調節手段22の第1調圧ボール2
4が浮き上がり、第2密閉空間36の内部に第1密閉空
間2aの蒸気が流入する。これにより、この第2密閉空
間36内の温度が上昇する。また、この時の第2密閉空
間36の圧力は徐々に上昇し、第2圧力調節手段28の
第2調圧ボール32が動作する圧力近くまで昇圧する。
【0029】そして、マイコンは、図2に示すように、
ステップS6で、蓋用温度センサ40を介して検出した
第2密閉空間36の温度が95℃を越えるまで待機し、
95℃を越えると、ステップS7で、誘導加熱コイル6
への通電電力をダウンさせ、ステップS8で、ファン4
1を動作させる。なお、本実施形態では、前記ステップ
S7において、誘導加熱コイル6への通電電力を0%ま
でダウンするようにしているが、20%通電としてもよ
い。
【0030】前記のように、冷却手段であるファン41
を動作させると、図3に示すように、第2密閉空間36
の内圧と温度は徐々に低下する。そして、この第2密閉
空間36に流入した蒸気は、第2密閉空間36とともに
冷却されるため、該第2密閉空間36内で結露する。そ
の結果、前記ステップS7で切り換えタイミングが多少
遅れても、第2圧力調節手段28を介して蒸気が大気に
放出されることを略防止することができる。また、内鍋
2内の第1密閉空間2aの圧力および温度は、誘導加熱
コイル6への通電電力のダウンにより徐々に低下する。
そして、内鍋2内の圧力が1.15atmを下回ると、第1
調圧ボール24が第1連通孔23を閉鎖する。
【0031】その後、マイコンは、ステップS9で、蓋
用温度センサ40を介して第2密閉空間36の温度が8
5℃より低くなるまで待機し、85℃より低くなると、
ステップS10で、誘導加熱コイル6への通電電力を6
0%までアップさせ、ステップS11で、ファン41を
停止させる。
【0032】このように、蓋用温度センサ40が設定し
た上限温度を検出すると、誘導加熱コイル6への通電を
ダウンするとともにファン41を動作させ、かつ、設定
した下限温度を検出すると、誘導加熱コイル6への通電
をアップするとともにファン41を停止するようにして
いるため、不要な電力の消費を防止できる。
【0033】次に、ステップS12で、周知の方法によ
って内鍋2内の水が無くなった状態を意味するドライア
ップを検知したか否かを判断し、ドライアップを検出し
た場合にはステップS13に進む。一方、ドライアップ
を検出しない場合には、ステップS6に戻り、このステ
ップS6からステップS11までの圧力投入による炊飯
動作を続ける。
【0034】ステップS13では、ソレノイド39を動
作させて第1調圧ボール24を第1連通孔23上から退
避させ、第1圧力調節手段22による圧力投入を解除す
る。そして、ステップS14で、蓋体8に配設した蓋ヒ
ータ18に通電を開始し、所定時間、蒸らしおよび露と
ばしを行うと、炊飯が終了する。なお、炊飯が終了する
と、周知の炊飯器1と同様に、保温処理に移行する。
【0035】このように、本発明では、外部への蒸気の
吹き出しを抑えながら内鍋2内の第1密閉空間2aの圧
力を制御して炊飯する際に、高価な圧力センサを適用す
るのではなく、従来より適用していた蓋用の温度センサ
を用いて制御するようにしているため、製品のコストダ
ウン及び構造の簡素化を図ることができる。
【0036】また、前記第1圧力調節手段22および第
2圧力調節手段28は、着脱可能な内蓋19に一体に取
り付けられているため、前記炊飯動作時に第2密閉空間
36内に溜まった結露水やおねばは、洗浄時に内蓋19
を取り外すことにより、簡単に確実に洗い落とすことが
できる。
【0037】なお、本発明の実施形態は前記構成に限定
されるものではない。例えば、前記実施形態では、圧力
調理器として炊飯器1を適用したが、蒸し器や圧力調理
鍋等に適用しても同様の作用、効果を得ることができ
る。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の圧力調理器では、調理時に発生する蒸気は、第1圧力
調節手段を介して第2密閉空間内に流入すると、前記冷
却手段の動作によって冷却されるように構成しているた
め、第2密閉空間の内部は減圧され、また、内部の蒸気
は冷却されて結露する。そのため、第2圧力調節手段を
介して大気に放出される蒸気を抑制することができる。
【0039】また、第2密閉空間の温度を検出する温度
センサを配設し、この温度センサが設定した上限温度を
検出すると、前記加熱手段への通電を減少するとともに
冷却手段を動作させ、かつ、設定した下限温度を検出す
ると、前記加熱手段への通電を増加するとともに冷却手
段を停止するようにしている。そのため、高価な圧力セ
ンサを使用することなく、炊飯制御を実行できるため、
製品のコストダウンを図ることができる。しかも、不要
な電力の消費を防止できる。また、圧力センサの代わり
をなす温度センサは、第2密閉空間の上部に形成される
収容空間に配設されており、この収容空間には、炊飯時
に発生する蒸気やおねばが流入することはないため、こ
れらがセンサに付着することによる悪影響を確実に防止
できるとともに、複雑なおねば防止構造を設ける必要は
ない。
【0040】さらに、前記第2圧力調節手段は、第1圧
力調節手段より弱い圧力で動作するようにしているた
め、第1密閉空間および第2密閉空間の内圧が異常上昇
することを確実に防止できる。さらにまた、前記第1圧
力調節手段および第2圧力調節手段は、着脱可能な内蓋
に一体に取り付けられているため、内蓋の洗浄時に第1
圧力調節手段および第2圧力調節手段に付着したおねば
や結露水の跡等を確実に洗い落とすことができる。その
ため、これら圧力調節手段が汚れの付着等によって動作
しないという不都合の発生を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の圧力調理器である炊飯器を示す断面
図である。
【図2】 炊飯器の炊飯動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】 密閉空間の圧力と温度センサの検出温度の関
係およびこれに伴う冷却手段と誘導加熱コイルの動作タ
イミングを示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1…炊飯器、2…内鍋、2a…第1密閉空間、3…本
体、5…保護枠、6…誘導加熱コイル(加熱手段)、7
…内鍋用温度センサ、8…蓋体、9…上板、10…排気
口、11…ダクト、12…下板、13…第1収容部、1
4…伝熱板、15…第2収容部、16…シール部材、1
7…放熱板、18…蓋ヒータ、19…内蓋、22…第1
圧力調節手段、23…第1連通孔、24…第1調圧ボー
ル、28…第2圧力調節手段、31…第2連通孔、32
…第2調圧ボール、36…第2密閉空間、38…収容空
間、40…蓋用温度センサ、41…ファン(冷却手
段)、42…制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00 A47J 27/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理鍋と、該調理鍋を収容する本体と、
    前記調理鍋を加熱する加熱手段と、前記本体に開閉可能
    に取り付けられ前記調理鍋の開口部を閉塞して第1密閉
    空間を形成する蓋体と、前記加熱手段を制御する制御手
    段とを備えた圧力調理器において、 前記蓋体に、前記調理鍋内に形成される第1密閉空間と
    第1圧力調節手段を介して連通するとともに蓋体外部の
    大気と第2圧力調節手段を介して連通する第2密閉空間
    を設けるとともに、該第2密閉空間を冷却する冷却手段
    を設け、かつ、前記第2密閉空間の温度を検出する温度
    センサを配設し、 前記温度センサが設定した上限温度を検出すると、前記
    加熱手段への通電を減少するとともに冷却手段を動作さ
    せ、かつ、設定した下限温度を検出すると、前記加熱手
    段への通電を増加するとともに冷却手段を停止するよう
    にしたことを特徴とする圧力調理器。
  2. 【請求項2】 前記第2圧力調節手段は、第1圧力調節
    手段より弱い圧力で動作するものであることを特徴とす
    る請求項1に記載の圧力調理器。
  3. 【請求項3】 前記蓋体は、上板と、該上板の下端縁に
    取り付けられる下板と、該下板の底面に着脱可能に取り
    付けられる内蓋とからなり、この内蓋に前記第1圧力調
    節手段および第2圧力調節手段を取り付けたことを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の圧力調理器。
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