JP3439420B2 - 列車防護無線中継方法及びシステム - Google Patents

列車防護無線中継方法及びシステム

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JP3439420B2
JP3439420B2 JP2000100806A JP2000100806A JP3439420B2 JP 3439420 B2 JP3439420 B2 JP 3439420B2 JP 2000100806 A JP2000100806 A JP 2000100806A JP 2000100806 A JP2000100806 A JP 2000100806A JP 3439420 B2 JP3439420 B2 JP 3439420B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、列車防護無線シス
テムに関し、特に1編成の車両に2組の防護無線機を有
する列車防護無線システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な列車防護無線システム
は、鉄道会社の列車運行において、該当列車が前方の線
路上の障害物や踏切事故の発見、事故発生などにより列
車乗務員が防護無線機を防護発報させ、防護発報信号を
受信した別の列車の乗務員により列車を停止させ二次災
害を防止する目的で使用されている。
【0003】また、沿線に防護無線中継装置を配置し、
列車の防護無線機からの防護発報信号を一旦、防護無線
中継装置で受信し、再度、防護中継装置から防護発報信
号を中継送信することで、防護無線発報信号の到達範囲
を調整している。
【0004】この種の列車防護無線中継システムの構成
は、たとえば特開昭61−205553号公報に示され
るように、1編成の列車の前後に搭載された防護無線機
と列車屋根上に設置された空中線と、沿線上の地上に設
置する複数の防護無線中継装置と、各防護無線中継装置
を互いに接続する接続回線とで構成されている。
【0005】図10は、上記公報記載の列車防護無線中
継システムを示す構成図であり、列車801a、801
b、801c、801dには、それぞれ防護無線機80
2a、802b、802c、802d、802e、80
2f、802g、802hが備えられ、また空中線80
3a、803b、803c、803d、803e、80
3f、803g、803hが各列車の屋根上に搭載され
ている。
【0006】また、沿線には、それぞれ空中線803
m、803n、803oを具備する防護無線中継装置8
05a、805b、805cが配置されており、これら
の防護無線中継装置間は接続回線806で互いに接続さ
れている。
【0007】同図において、A路線の上り線、下り線
と、B路線の上り線、下り線とは近接で併走している。
また、A路線とB路線は互いに共通する踏切を有してい
る。A路線の下り線には列車801a、上り線には列車
801b、B路線の下り線には列車801c、上り線に
は列車801dがそれぞれ在線している。
【0008】図11は、上記従来例の防護発報信号とそ
の受信及び中継のタイミングチャートを示す。以下、従
来例における列車防護無線中継動作について、図10〜
図11を参照して説明する。
【0009】いま、A路線の下り線を走行中の列車80
1aの運転士が、前方の踏切線路上に障害物を発見した
とすると、列車801aの運転士は列車801aに搭載
した防護無線機802bにて防護発報スイッチを押下し
防護発報を行う。次に防護無線機802bは空中線80
3bを経由し防護発報信号804aを送信し、防護発報
状態となる(図11の901)。
【0010】同時に、列車801aの反対側の防護無線
機802aと、A路線上り線を走行中の列車801bに
搭載された防護無線機802cと防護無線機802d
は、それぞれ列車屋根上に設置された空中線803a、
803c、803dから防護発報信号804aを受信し
防護受報となる。
【0011】さらに、列車801aの防護無線機802
bから送信された防護発報信号804aは、A路線とB
路線の間に設置さている空中線803m、803nに
より、防護無線中継装置805a、805bで受信さ
れ、防護無線中継装置805a、805bが防護受報と
なる。
【0012】防護無線中継装置805a、805bは、
防護受報しながらB路線上り線、下り線に防護発報の中
継動作を行う。まず、防護無線中継装置805aは空中
線803mより防護発報信号804bを送信し、防護無
線中継装置805bは空中線803nより防護発報信号
804bを送信する(図11の902、903)。
【0013】防護発報信号804bは、B路線下り線走
行中の列車801c、B路線上り線走行中の列車801
dにそれぞれ搭載された空中線803e、803f、8
03g、803hから防護無線機802e、802f、
802g、802hに受信され防護受報状態となる。ま
た、防護無線中継装置805bの空中線803nから送
信された防護発報信号804bは、空中線803oより
防護無線中継装置805cに受信され、防護無線中継装
置805cも防護受報状態となる。
【0014】防護無線中継装置805cは防護受報状態
で空中線803oより防護発報信号804bを送信し、
B路線上の列車801dに搭載された空中線803hよ
り防護無線機802hで受信されるが、防護無線中継装
置805bから送信された防護発報信号804bと同一
信号のため、防護受報状態を継続する。
【0015】このようにして、A路線とB路線に在線す
る列車801a、801b、801c、801dの4つ
の列車が防護発報信号により停止状態となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記従来システムにお
いては、1編成の列車の前後に搭載する防護無線機は、
それぞれ単独で発報、受報の動作を行うために、各防護
無線機の空中線は、全て列車屋根上に設置され、それぞ
れの空中線を介して列車防護に必要な一定距離範囲に防
護発報信号の送信や、一定距離範囲からの防護発報信号
の受信を行っている。
【0017】そのため、防護無線機の空中線は1編成当
たり列車の前後の屋根上に計2本設置することが必要と
なり、設置工事には高額な費用が掛かるという問題があ
る。
【0018】また、防護発報信号を送信した防護無線機
802b以外の防護無線機802a、802c〜802
hは受信した防護発報信号を他へ中継する機能を有して
いないので、沿線に防護無線中継装置を配置して、近く
にいる列車に防護発報信号を中継する必要があった。
【0019】本発明の目的は、列車1編成当たり2組の
防護無線機と2組の空中線で構成される防護無線中継シ
ステムにおいて、1本の空中線を列車運転室内に簡易に
設置した簡易空中線とすることを可能に構成することに
より、工事費用を削減できる防護無線システムを提供す
ることにある。
【0020】本発明の他の目的は、列車に搭載された防
護無線機に無線中継機能を持たせることにより、防護無
線中継装置を削減可能にすることにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明による列車防護無
線中継システムの防護無線機は、列車1編成当たり各2
組の防護無線機と各2本の空中線を必要とする列車防護
無線システムにおいて、前記各2組の防護無線機の一方
を親局とし他方を子局とし、前記親局の防護無線機が同
一列車の子局から防護発報信号を受信した時には、前記
親局が他の列車に対する防護中継動作を行い、前記親局
が他の列車の防護無線機から防護発報信号を受信した時
には、同一列車の子局に対して防護中継動作を行うこと
を特徴とする。
【0022】具体的には、防護無線機の防護発報信号受
信判定手段の部分に、発報信号中の防護無線機ID番号
判定と、発報局の判定と、自局の判定と、防護中継を行
う手段とを設けたことを特徴としている。
【0023】この防護発報信号の判定手段は、あらかじ
め設定した1編成当たり前後各1台の防護無線機には同
一ID番号と、各々親局、子局の識別情報とを防護発報
信号内に付加し、その防護発報信号を受信した防護無線
機が防護発報信号情報の判定を行うことで、列車の屋根
上に搭載した空中線を有する親局は、列車の反対側の列
車運転室へ簡易に設置した簡易の空中線を有する子局へ
防護発報中継し子局を防護受報させるという動作を実行
する。
【0024】従って、防護発報信号の中継動作のために
沿線に配置する防護無線中継装置が不要となり、かつ列
車1編成当たり2組の防護無線機と空中線の内、1組の
空中線は列車運転室に簡易設置する簡易な空中線を使用
出来るという効果が得られる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の列車防護無線中
継システムで用いる1編成の列車の前後に搭載された防
護無線機及びアンテナの実施の形態を示す概略図であ
る。
【0026】図1において、1編成の列車1の前後車両
に搭載された防護無線機2a、2bの内、防護無線機2
aは、防護無線機2bの親局としての機能および防護無
線中継機能を備えており、車両の屋根上に搭載された空
中線3aと接続されている。一方、防護無線機2bは、
防護無線機2aの子局として構成され、防護無線中継機
能は有しておらず、また空中線3bも運転室内に搭載さ
れた簡易な空中線によって構成されている。
【0027】そして、同一列車編成内の防護無線機2
a、2bに対して、同一のID番号が付されており、こ
れらの防護無線機2a、2bが、防護発報信号を発信す
る場合には、防護発報信号内に、ID番号と、親局か子
局かを識別可能な識別情報を付加して送信する。
【0028】図2は、本発明の列車防護無線中継システ
ムの実施例を示しており、列車101aの下り側に搭載
された防護無線機102aと、列車屋根上に搭載された
空中線103aと、上り側に搭載された防護無線機10
2bと、運転室内に搭載された簡易な空中線103b
と、列車101bの下り側に搭載された防護無線機10
2cと列車屋根上に搭載された空中線103cと、上り
側に搭載された防護無線機102dと運転室内に搭載さ
れた空中線103dとを有し、列車101aの下り側に
搭載された防護無線機102aが最初に防護発報した例
を示す。
【0029】下り線を走行する列車101aの防護無線
機102aが防護発報すると、防護発報信号104aが
送信され、列車101aの反対側の防護無線機102b
と、上り線を走行する列車101bに搭載された防護無
線機102cで防護発報信号104aを受信し、それぞ
れ防護受報状態となる。さらに、防護無線機102cは
防護中継動作して防護中継発報信号104bを送信し、
列車101bの反対側の防護無線機102dで受信し、
防護受報状態となる。
【0030】図3は、図2の実施例に関する防護無線機
情報と防護発報信号の関係を示しており、図4は、本実
施例の防護発報信号の判定フローを、また、図5は、本
実施例の防護発報信号とその受信及び中継のタイミング
チャートを示す。以下、図2〜5を参照して本実施例の
動作について説明する。
【0031】図2に示す下り線を走行中の列車101a
と上り線を走行中の列車101bの各走行方向の前方に
は共有する踏切がある。
【0032】まず、下り線を走行中の列車101aの運
転士が前方の踏切上に障害物を発見したので二次災害防
止のため列車101aに搭載された防護無線機102a
の防護発報スイッチを押下すると、防護無線機102a
の防護無線機情報は図3の防護無線機情報301とな
る。
【0033】同時に、防護無線機102aは列車屋根上
に搭載された空中線103aより、図2の防護発報信号
104aを送信する。その信号内容は図3の防護発報信
号情報305となる。また本信号の送信タイミングは図
5の601のタイミングとなる。
【0034】次に、送信された防護発報信号104a
は、列車101aの反対側の列車運転室内に設置する簡
易空中線103bより防護無線機102bで受信され図
4の防護発報信号の判定フロー処理を行う。受信した防
護発報信号104aはステップ501で防護発報信号受
信と判定されステップ502で防護無線機のID番号が
一致、ステップ503で防護発報局は親局と判定され
る。これにより防護無線機102b子局はステップ50
4で防護受報開始となる。防護無線機102bの防護無
線機情報は図3の情報302となる。
【0035】同時に防護発報信号104aは上り線を走
行中の別列車101bの屋根上に搭載された空中線10
3cより防護無線機102cで受信され、図4の防護発
報信号の判定フロー処理を行う。ステップ501で防護
発報信号受信となり、ステップ502で防護無線機のI
D番号が不一致、ステップ507で自局は親局と判定さ
れ、ステップ508で防護受報開始、ステップ509で
防護中継発報を開始する。
【0036】この時の防護無線機102cの防護無線機
情報は図3の情報303となり、情報306の内容で図
2の防護中継発報信号104bを送信する。この防護中
継発報信号104bの送信は、図4の602で示すタイ
ミングで行われる。
【0037】防護中継発報信号104bは、列車101
bの反対側の運転室に設置された簡易の空中線103d
から防護無線機102dで受信され、図4の防護発報信
号の判定フロー処理を行う。ステップ501で防護発報
信号受信となり、ステップ502で防護無線機のIDが
不一致、ステップ507で自局は親局でないと判定さ
れ、ステップ510で防護受報開始となる。この時、防
護無線機102dの防護無線機情報は図3の情報304
となる。
【0038】これで、防護無線機102aの防護発報に
より、一定距離範囲に在線する列車の防護無線機を防護
受報状態にすることが出来る。
【0039】図6は、本発明の列車防護無線中継システ
ムの他の実施例を示しており、列車201aの下り側に
搭載された防護無線機202aと、列車屋根上に搭載さ
れた空中線203aと、上り側に搭載された防護無線機
202bと、運転室内に搭載された簡易な空中線203
bと、列車201bの下り側に搭載された防護無線機2
02cと列車屋根上に搭載された空中線203cと、上
り側に搭載された防護無線機202dと、運転室内に搭
載された簡易な空中線203dとを有し、列車201b
の上り側に搭載された防護無線機202dが最初に防護
発報した例を示す。
【0040】上り線を走行する列車201bの防護無線
機202dが防護発報すると、防護発報信号204aが
送信され、列車201bの反対側の防護無線機202c
が防護発報信号を受信し受報状態と同時に、防護無線機
202cは防護中継動作として防護発報信号204bを
中継発報する。
【0041】下り線を走行する列車201aに搭載され
た防護無線機202aは防護発報信号204bを受信し
受報状態と同時に、防護無線機202aは防護中継動作
として防護発報信号204cを送信する。列車201a
の反対側に搭載された防護無線機202bは、防護発報
信号204cを受信し、防護受報となる。
【0042】図7は、図6の実施例に関する防護無線機
情報と防護発報信号の関係を示し、図8は、本実施例の
防護発報信号とその受信及び中継のタイミングチャート
を示す。なお、本実施例の防護発報信号の判定フローは
図2の実施例の場合と同様である。以下、図6〜8及び
図4を参照して本実施例の動作について説明する。
【0043】図6に示す下り線を走行中の列車201a
と上り線を走行中の列車201bの各走行方向の前方に
は共有する踏切がある。
【0044】まず、上り線を走行中の列車201bの運
転士が前方の踏切上に障害物を発見したので二次災害防
止のため列車201bに搭載された防護無線機202d
の防護発報スイッチを押下すると、防護無線機202d
の防護無線機情報は図7の防護無線機情報404とな
る。
【0045】同時に、防護無線機202dは列車運転室
に搭載された簡易の空中線203dより図6の防護発報
信号204aを送信する。その信号内容は図7の防護発
報信号情報405となる。また本信号の送信タイミング
は図8の701のタイミングとなる。
【0046】次に、送信された防護発報信号204a
は、列車201bの反対側の列車屋根上に搭載された空
中線203cより防護無線機202cで受信され図4の
防護発報信号の判定フロー処理を行う。受信した防護発
報信号204aはステップ501で防護発報信号受信と
判定されステップ502で防護無線機のID番号が一
致、ステップ503で防護発報局は子局と判定される。
【0047】これにより防護無線機202c親局はステ
ップ505で防護受報開始となると同時に防護中継発報
を開始し、図6の防護発報信号204bを送信する。本
信号は図7の情報406となる。また本信号の送信タイ
ミングは図8の702となる。これで防護無線機202
cの防護無線機情報は図7の情報403となる。
【0048】防護発報信号204bは、下り線を走行中
の別列車201aの屋根上に搭載された空中線203a
より防護無線機202aで受信され、図4の防護発報信
号の判定フロー処理を行う。ステップ501で防護発報
信号受信となり、ステップ502で防護無線機のID番
号が不一致、ステップ507で自局は親局と判定され、
ステップ508で防護受報開始、ステップ509で防護
中継発報を開始する。
【0049】この時の防護無線機202aの防護無線機
情報は図7の情報401となり、情報407の内容で図
6の防護中継発報信号204cを送信する。この防護中
継発報信号204cの送信タイミングは、図8の703
となる。
【0050】防護中継発報信号204cは、列車201
aの反対側の運転室に設置された簡易の空中線203b
から防護無線機202bで受信され、図4の防護発報信
号の判定フロー処理を行う。ステップ501で防護発報
信号受信となり、ステップ502で防護無線機のIDが
一致、ステップ503で発報局は親局と判定され、ステ
ップ504で防護受報開始となる。この時、防護無線機
202bの防護無線機情報は図7の情報402となる。
【0051】これで、防護無線機202dの防護発報に
より一定距離範囲に在線する列車の防護無線機を防護受
報状態にすることが出来る。
【0052】図9は、本発明の他の実施形態を示す防護
発報信号の判定フローである。図5に示す防護発報信号
の判定フローでは、ステップ509の防護中継で同一列
車の子局が受信可能な程度の送信出力Bで発報開始する
が、図10に示す本実施の形態の防護発報信号の判定フ
ローでは、ステップ1009に示すように、防護中継の
送信出力を他の列車の防護無線親局が受信可能な送信出
力Aで発報開始する。
【0053】このようにすれば、他ID番号を有する他
列車の防護無線機親局の防護中継発報の送信出力も、同
一ID番号を有する防護無線機親局の防護中継発報と同
じ送信出力となり、この他列車を通じてさらに他の列車
への防護中継発報も可能となるので防護発報の発報範囲
を一定距離範囲以上に拡大することができ、防護中継装
置を削減することができる。
【0054】
【発明の効果】本発明は、同一列車に搭載する2組の防
護無線機に対して、同一ID番号情報と親局、子局の情
報を具備させたので、前記2組の防護無線機に接続され
る空中線の内の一方防護無線機に接続される空中線のみ
を列車屋根上に設置し、他方の防護無線機に接続される
空中線は、列車運転室内に搭載する簡易な空中線とする
ことができるので、製造コストを削減することができ
る。
【0055】また、本発明における列車屋根上に設置さ
れた空中線と接続されている防護無線機は、防護中継機
能を備えているので、沿線に設置されていた防護無線中
継装置を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の列車防護無線中継システムで用いる1
編成の列車の前後に搭載された防護無線機及びアンテナ
の実施の形態を示す概略図である。
【図2】本発明の列車防護無線中継システムの実施例を
示す図である。
【図3】図2の実施例に関する防護無線機情報と防護発
報信号の関係を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態を示すフローチャートであ
る。
【図5】図2の防護発報信号とその受信及び中継のタイ
ミングチャートである。
【図6】本発明の列車防護無線中継システムの他の実施
例を示す図である。
【図7】図6の実施例に関する防護無線機情報と防護発
報信号の関係を示す図である。
【図8】図6の防護発報信号とその受信及び中継のタイ
ミングチャートである。
【図9】本発明の他の実施の形態を示すフローチャート
である。
【図10】従来例を示す図である。
【図11】従来例の防護発報信号とその受信及び中継の
タイミングチャートである。
【符号の説明】
101a〜101b、201a〜201b、801a〜
804b 列車 102a〜102d、202a〜202d、802a〜
802h 防護無線機 103a〜103d、203a〜202d、803a〜
803h 空中線 301〜306、401〜407 情報 501〜511、1001〜1011 処理

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列車1編成当たり各2組の防護無線機と
    各2本の空中線を必要とする列車防護無線システムにお
    いて、前記各2組の防護無線機の一方を親局とし他方を
    子局とし、前記親局の防護無線機が同一列車の子局から
    防護発報信号を受信した時には、前記親局が他の列車に
    対する防護中継動作を行い、前記親局が他の列車の防護
    無線機から防護発報信号を受信した時には、同一列車の
    子局に対して防護中継動作を行うことを特徴とする列車
    防護無線中継方法。
  2. 【請求項2】 前記親局が他の列車の防護無線機から防
    護発報信号を受信した時には、他の第3の列車に対する
    防護中継動作を行うことを特徴とする請求項1記載の列
    車防護無線中継方法。
  3. 【請求項3】 前記同一列車に搭載された親局及び子局
    を構成する防護無線機には同一のID番号が付加されて
    おり、前記防護発報信号を発信する防護無線機は、前記
    ID番号と親局か子局かを示す識別信号とを前記防護発
    報信号に付して送信することを特徴とする請求項1また
    は2記載の列車防護無線中継方法。
  4. 【請求項4】 列車1編成当たり各2組の防護無線機と
    各2本の空中線を必要とする列車防護無線システムにお
    いて、 前記各2組の防護無線機の一方は親局、他方は子局とし
    て構成されており、 前記親局の防護無線機は、防護発報信号を発信する機能
    と、同一列車の子局から防護発報信号を受信した時に、
    他の列車に対する防護中継発報を行う機能と、他の列車
    の防護無線機から防護発報信号を受信した時に、同一列
    車の子局に対して防護中継発報を行う機能とを有してい
    ることを特徴とする列車防護無線中継システム。
  5. 【請求項5】 前記親局の防護無線機は、他の列車の防
    護無線機から防護発報信号を受信した時に、さらに、
    の列車に対して防護中継発報を行う機能を有しているこ
    とを特徴とする請求項4記載の列車防護無線中継システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記子局の防護無線機は、防護発報信号
    を発信する機能と、同一列車の親局からの防護発報信号
    及び防護中継発報信号を受信する機能のみを備えている
    ことを特徴とする請求項4または5記載の列車防護無線
    中継システム。
  7. 【請求項7】 前記防護無線機の親局の空中線は列車の
    屋根上に搭載した空中線で構成され、前記防護無線機の
    子局の空中線は列車運転室内に搭載する簡易な空中線で
    構成されていることを特徴とする請求項4〜6のいずれ
    かに記載の列車防護無線システム。
  8. 【請求項8】 前記防護無線機は、前記防護発報信号を
    発信する際に、該防護発報信号に、該防護無線機が搭載
    されている列車を識別するID番号と該防護無線機が親
    局であるか子局であるかを識別するための識別信号を付
    加する手段を備えていることを特徴とする請求項4〜7
    のいずれかに記載の列車防護無線システム。
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