JP3439414B2 - 無線情報端末装置とブラウザ閲覧方法 - Google Patents

無線情報端末装置とブラウザ閲覧方法

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JP3439414B2
JP3439414B2 JP2000043149A JP2000043149A JP3439414B2 JP 3439414 B2 JP3439414 B2 JP 3439414B2 JP 2000043149 A JP2000043149 A JP 2000043149A JP 2000043149 A JP2000043149 A JP 2000043149A JP 3439414 B2 JP3439414 B2 JP 3439414B2
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茂樹 皆田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メール受信や
WWWブラウザ閲覧を可能とし限られた周波数資源を活
用する無線情報端末装置に関し、主に電子メールの記憶
容量が小さい場合に、電子メール受領の開始前に受領可
能か否かを判断する無線情報端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子メールはインターネットの発
展に従って、従来の手紙に代わる重要な通信媒体の一つ
となりつつある。この電子メールの配送システムは、電
子メールを蓄積する電子メールボックス装置と、電子メ
ール端末とから構成され、電子メール端末は、電子メー
ルボックス装置と通信し、所望の電子メールを取り出し
て表示する。今日では、電子メール端末の高機能化や伝
送路の通信速度向上などによって、電子メール配送シス
テムは、先に挙げた文字以外にも、画像や動画、音声な
どの様々な種類のデジタルデータを受信できるようにな
っており、これからの発展がますます期待されている。
【0003】このような電子メール配送システムとし
て、特開平9−102796号公報について説明する。
同公報には、図8(a)に示すように、外部から有線デ
ータ通信網63に接続された電子メールボックス装置6
3と、有線データ通信網64から無線用アンテナ64
と、無線用アンテナ64から電子メール端末62へ電子
メールを無線で伝送する。電子メール端末62は、入力
部65の指示により、通信部69を介して電子メールを
受信し、通信制御部75と、一行取り出し部74とを通
して記憶部66に格納する。一方、入力部65からの指
示により、入力処理部71を通して、表示範囲指定部7
2で表示範囲を特定し、表示制御部72を介して電子メ
ールを表示部68に表示する。
【0004】同公報には、従来の1件分を読み込まざる
を得ない現状に対して、電子メール配送装置63と通信
して、電子メールの所望の範囲のデータを取り出す通信
手段と、通信手段が取り出したデータを記憶手段へ格納
するデータ保存手段とを備え、取り出し手段は、範囲指
定手段が指定した電子メールの表示範囲のうち、記憶手
段が記憶している部分を、電子メール配送装置から通信
手段を介して取り出す構成としている。
【0005】この構成により、取り出し手段は、電子メ
ールの表示範囲のうち、記憶手段が記憶していない部分
のみを、電子メール配送装置から通信手段を介して、取
り出すことができ、電子メール配送装置と端末装置との
間のデータ通信量および通信時間を削減でき、両者間の
通信回線の帯域を有効に利用できるとしている。また、
表示時における通信時間を削減できるので、使用者の指
示に対する端末装置の応答時間、すなわち、使用者の待
ち時間を短縮でき、快適な電子メール読み出し環境を提
供できるという効果を奏し得るとしている。
【0006】また、特開平10−322478号公報に
は、電話機能を持つ携帯端末等でWWWブラウザを実装
する試みとして、大容量のメモリの必要性と、携帯端末
の小画面で、WWW情報を表示するのが困難で且つ通信
費のアップという問題点を解決するため、ハイパーテキ
スト情報を管理するテキストサーバ装置から、ハイパー
テキスト情報を構成する音声情報と、テキスト情報と、
ハイパーテキストへのリンクを示すアンカー情報との全
てを受信し、加工処理する受信制御部と、音声情報と、
テキスト情報と、アンカー情報とを音声に変換して再生
する音声再生部と、ハイパーテキスト情報を記憶する記
憶手段と、ユーザから入力された指示を受ける入力制御
部と、入力制御部で解釈されたリンク先アドレスをテキ
ストサーバ装置に送信する要求制御部とを備えたハイパ
ーテキストアクセス装置について記載されている。
【0007】このことにより、ハイパーテキストに記述
された情報を音声データに変換することにより、ハイパ
ーテキスト形式の情報を音声で取得でき、受信したハイ
パーテキスト情報に音声情報へのリンクを示すアンカー
情報が含まれている場合、ユーザからの指示がなくとも
自動的に音声情報の再生を開始することが可能となり、
ハイパーテキストデータを音声に変換して再生するだけ
では、内容を理解することが困難な場合に、予めハイパ
ーテキストサーバ装置にデジタル化して登録しておいた
ハイパーテキストの内容を解説した音声情報を、優先的
に再生することが可能となるとしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記各公報では、無線
情報端末装置で、電子メールやWWWブラウザ閲覧とい
ったデータ通信を可能とした例を説明しているが、WW
Wブラウザによっては、画像データのような大容量のメ
モリを必要とする場合、携帯可能な無線情報端末装置で
は、容量不足でデータ取得が途中で中断されることがあ
るという問題点を有している。
【0009】また、無線情報端末装置では、重装備とす
ることはできないため、通信速度もPCと比較すれば遅
いため、取得までの時間をかなり要する場合もある。こ
のように取得できない場合や、時間がかかる場合も、通
信料金は課金されており、有線に比較し、料金の高い無
線通信では経済的にも不都合である。
【0010】そこで、本発明は、電子メール受信やWW
Wブラウザ閲覧の際に、メモリ容量の制限を気にせず、
通信速度の遅さや、時間浪費や通信料金等を効果的に削
減できる携帯無線情報端末装置を提供することを課題と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、電子メール受信やWWW(World WideWe
b)ブラウザ閲覧を実行する無線情報端末装置におい
て、無線基地局と送受信する無線通信部と、前記無線通
信部を制御する制御部と、前記電子メール受信や前記W
WWブラウザ閲覧によるデータを格納するデータ記憶部
とを備え、前記無線基地局からのURL(Uniform Reso
urce Locator)に内包するデータ容量情報を取得して前
記データ取得を中断し、前記データ容量と前記データ記
憶部の空き容量とを比較して前記空き容量が大きい場合
には前記データを取得し、前記空き容量が小さい場合に
は前記データを継続するか否かを判断し、遂次中断しつ
つ前記データを取得し、更に、前記データを取得した場
合に前記URLと前記データ容量情報と前記データの取
得の有無とを対として格納する取得データ履歴記憶部を
備え、1度取得要求したWWWブラウザの前記URLを
記憶し、前記データ取得を開始する前に前記データの取
得を中断することを特徴とする。
【0012】また、本発明は、WWW(World Wide We
b)ブラウザ閲覧を実行する無線情報端末装置における
ブラウザ閲覧方法において、前記無線情報端末装置は、
無線基地局と送受信する無線通信部と、前記無線通信部
を制御する制御部と、前記WWWブラウザ閲覧によるデ
ータを格納するデータ記憶部と、取得した前記データを
表示する表示部と、前記表示部に応じてユーザが指示す
る操作部とを備え、前記無線基地局からのURL(Unif
orm Resource Locator)に内包するデータ容量情報を取
得して前記データ取得を中断し、前記データ容量と前記
データ記憶部の空き容量とを比較して前記空き容量が大
きい場合には前記データを取得し、前記空き容量が小さ
い場合には前記データを継続するか否かを判断し、遂次
中断しつつ前記データを取得し、更に、前記無線情報端
末装置は、前記データを取得した場合に前記URLと前
記データ容量情報と前記データの取得の有無とを対とし
て格納する取得データ履歴記憶部と、前記データの取得
の時間をカウントするタイマ部を備え、1度取得要求し
たWWWブラウザの前記URLを記憶し、前記データ取
得を開始する前に前記データの取得を中断し、前記デー
タの取得を開始する時間から前記データの取得を終了す
る時間とから前記データの取得時間をカウントし、前記
取得データ履歴記憶部に前記URLと前記データ容量情
報と前記データの取得の有無と前記データの取得時間と
を対として格納することを特徴とする。
【0013】また、本発明は、概説すれば、無線情報端
末装置において、WWWブラウザ情報を取得する際、取
得するブラウザ情報のデータ量をあらかじめ把握し、ブ
ラウザ情報がメモリの容量不足で取得中断されないよう
にすることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について、図面
を参照しつつ詳細に説明する。
【0015】[第1の実施形態] (1)構成の説明 本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明
する。図1は本発明の実施形態の構成を示すブロック図
である。なお、本実施形態では、WWWブラウザ情報を
取得する例で説明するが、複数のメールサーバにメール
の到着を問い合わせる場合には、電子メールの取得にも
用いることができる。
【0016】WWWブラウザ情報を提供するサーバ装置
と接続された不図示の無線基地局と、該無線基地局と無
線通信を行う無線通信部1と、端末装置の種々の制御を
つかさどる制御部2と、各種の変数やパラメータを記憶
するメモリ部3と、各種情報データを記憶するデータ記
憶部4と、データを表示する表示部5と、使用者が端末
装置を操作するための操作部6とを含んで構成されてい
る。
【0017】ここで、サーバ装置は、インターネットに
おける資源を備えたサーバであり、データベースサーバ
や、ファイルサーバ、メールサーバ、プリンタサーバ、
ファイアウォールサーバ、DNSサーバ、WWWサーバ
等が該当し、不図示の有線或いは無線で無線基地局にイ
ンターネットを介して接続され、このインターネットに
は、インターネットと共にLAN、WAN等を介して接
続されており、外部端末装置から当該サーバのURL
(Uniform Resource Locator)を指標に、WWWブラウ
ザ情報を求められた場合に、その許容されていることを
確認の上、そのアドレスに対してWWWブラウザ情報を
送信する。
【0018】また、無線基地局は、限られた周波数資源
を有効に活用すべく、表示器の表示領域も小さく、記憶
容量や制御用CPUの動作速度や消費電力を限定されて
いる移動携帯の端末装置に向けて、端末装置の電話番号
或いはアドレスIDからの要求に従って、情報の宛先の
一致を確認して、端末装置と送信・受信する。
【0019】また、端末装置の無線通信部1は、情報受
信の要求指示する無線送信部と、無線基地局からの無線
を受信する無線受信部と、情報を復調する復調部等を備
えている。制御部2では、主としてCPUを備えて所定
のプログラムに従って各部の動作を制御している。ま
た、メモリ部3は、主にDRAMやフラッシュメモリ等
の半導体メモリ等であってもよく、CPU用の制御プロ
グラムを記憶している。また、データ記憶部4は、DR
AMやフラッシュメモリ等の半導体メモリが好ましく、
パッケージ化されたメモリスティックであってもよく、
CPUを用いたアプリケーション・プログラムや受信し
た電子メール或いはWWWブラウザ情報を記憶する。表
示部5は低消費電力の液晶パネルや、有機ELパネルを
用いて、受信した電子メール或いはWWWブラウザ情報
を表示する。また、操作部6は、複数の機能を備えたテ
ンキーを用い、マウスであってもよく、タッチパネルと
した表示部であってもよい。
【0020】(2)動作の説明 以下に、本実施形態による端末装置の動作について説明
する。まず、端末装置の使用者は、操作部6を操作し
て、WWWブラウザ情報を取得しようとすると、制御部
2は無線通信部1を動作させ、無線基地局との通信回線
を確保し、WWWブラウザ情報の要求データを送信す
る。
【0021】無線基地局は、端末装置からの要求データ
に基づき、取得しようとするWWWブラウザ情報をサー
バ装置内の記憶手段内の記憶した情報を探索し、WWW
ブラウザデータを端末装置に送信する。無線基地局から
送信されるWWWブラウザデータには予め、そのWWW
ブラウザの総データ量がどのくらいあるかのデータ量情
報が付随されている。無線基地局から送信され、無線通
信部1で受信され、ベースバンドに復調されたWWWブ
ラウザデータは、制御部2に送られる。
【0022】次に、制御部2はWWWブラウザデータに
付随されるデータ量情報とデータ記憶部4の記憶容量と
を比較し、全てのWWWブラウザデータを受信可能か否
かを判断する。可能なら、WWWブラウザデータを継続
して受信するように、無線通信部1の動作を継続するよ
う制御するとともに、表示部5に入力されたWWWブラ
ウザデータを順次表示させていく。
【0023】データ取得後は、使用者からの次の要求を
待つ。データ記憶部4の記憶容量をオーバーする場合
は、一旦、データ通信を停止し、このままWWWブラウ
ザデータ取得を継続するか否かを使用者に問うべく表示
部5に、例えば「データ取得を継続しますか」等のその
旨を表示する。使用者はその表示を見て、継続するか中
断するかを操作部6により入力し、制御部2は操作部6
の入力により、継続する場合は停止したデータ通信を再
開すべく、再送要求を無線基地局に送信するよう無線通
信部1を制御し、その後、受信したWWWブラウザデー
タを順次表示部5に表示する。WWWブラウザデータが
データ記憶部4の容量になった際に、その後のデータ取
得を中断し、容量オーバーのアラームを表示部5に表示
させ、使用者からの次の要求を待つ。
【0024】WWWブラウザデータの取得を中断する場
合は、無線基地局との回線切断、無線通信部1の通信動
作の停止をし、待ち受けになるよう制御を行う。
【0025】つぎに、図2に本発明に用いるURL(Un
iform Resource Locator)シーケンス11のフォーマッ
ト例を示す。URL11はインターネットに分散してい
るファイルなどの情報資源の格納場所を一意に指定する
ための表示方法を示している。URLシーケンスは、一
連の宛先アドレスを示すURL部12と、URLのデー
タサイズを表すデータ容量情報部13が設けられ、その
後にURL内容の一般的な性質を有するヘッダー部14
とデータ部15と続く。URL12部は、例えば、 「http://www.xxx.co.jp./homedirectry/index.htm」 であった場合、順次、指定プロトコルと、ドメインネー
ムDNS(Domain NameSystem)と、ディレクトリと、
ファイル名とを示している。プロトコルには、他に例え
ば、file, ftp, gopher, Telnetなどがある。
【0026】図3は本実施形態の基本動作の一例を示す
フローチャートである。使用者が操作部6を操作して、
制御部2にWWWブラウザデータの取得を入力する(ス
テップS1)。制御部2は無線通信部1を制御し、無線
基地局との無線回線を接続し、無線基地局からの応答を
待つ(ステップS2)。無線基地局からは、図2に示す
URLシーケンスのフォーマットで、要求したWWWブ
ラウザデータに付随するデータ容量情報部13のデータ
量情報が送信され、データを取得する(ステップS
3)。ここで、制御部2は以降のデータ取得を中断し
(ステップS4)、データ記憶部4から記憶容量を取得
する(ステップS5)。
【0027】つぎに、取得しようとするWWWブラウザ
データ量と、データ記憶部4の残部空きの記憶容量を比
較し、許容範囲内か否かを判断する(ステップS6)。
許容範囲内であれば、中断したデータの再送要求を無線
通信部1を介して無線基地局に送り(ステップS7)、
ステップS4での中断以降のWWWブラウザデータを取
得する(ステップS8)。WWWブラウザデータが取得
されるとデータに応じて順次表示部5に表示させる(ス
テップS9)。全てのWWWブラウザデータを取得、表
示すると、使用者からの次の要求を待つ(ステップS1
0)。
【0028】一方、ステップS6で空き記憶容量の許容
範囲をオーバーする場合は、使用者に対しこのままWW
Wブラウザデータ取得を継続するか否かの確認要求を表
示部5に表示させる(ステップS11)。確認要求に対
する使用者からの応答が、継続か否かを判断し(ステッ
プS12)、WWWブラウザデータ取得を中断する場合
には、無線制御部1を制御し、無線基地局との回線を切
断し(ステップS13)、待ち受けに復帰する。
【0029】一方、継続の場合には、中断したデータの
再送要求を無線通信部1を介して無線基地局に送り(ス
テップS14)、ステップS4での中断以降のWWWブ
ラウザデータを取得する(ステップS15)。WWWブ
ラウザデータが取得されると、データに応じて順次表示
部5に表示させる(ステップS16)。ステップS5で
取得したデータ記憶容量と取得中のWWWブラウザデー
タ量を随時比較し(ステップS17)、許容範囲内であ
れば、ステップS15およびステップS16のデータ取
得およびデータ表示を継続する。許容範囲を越える場合
には、以降のデータ取得を中断し(ステップS18)、
表示部5に容量オーバーの表示を表示させ(ステップS
19)、使用者からの次の要求を待つ(ステップS1
0)。
【0030】以上のステップを踏むことにより、WWW
ブラウザデータを取得する場合に、端末装置に受領でき
る空き容量の有無を確認して、必要な場合のみ取得で
き、通信時間も必要な場合にのみの時間となるので、通
信料金の課金も削減され、無線通信で経済的にも効果的
となる。
【0031】また、本実施形態での無線情報端末装置で
は、WWWブラウザを読み込む際に、端末装置のデータ
記憶容量と取得するブラウザデータ量を比較すること
で、データ取得完了前に中断されることが判明している
不必要な通信をなくすことが可能となる。またブラウザ
が完全に取得できない場合の課金も削減でき、使用者に
とっての経済性も損ねない効果もある。さらに、WWW
ブラウザデータ取得を待たされた上に、表示できなかっ
た場合の不快感も低減できる。
【0032】[第2の実施形態]図4は本発明による第
2の実施形態を示すブロック図である。図4では、図1
の構成に加え、取得データ履歴記憶部7と、タイマ部8
とを有している。
【0033】この取得データ履歴記憶部7は、不揮発性
記憶装置のフラッシュメモリやSRAM等を用い、通信
したURLや宛先アドレス等を記憶する。また、タイマ
部8は、時間をカウントするもので、独立に発振回路を
用いて時間をカウントする。また、タイマ部8は制御部
2のCPUに用いるクロック周波数から分周して、タイ
マのタイミングとしてもよい。
【0034】また、使用者が取得しようとするWWWブ
ラウザデータのURLを取得データ履歴記憶部7に記憶
する。無線基地局と接続し、WWWブラウザデータ量を
確認し、データ量とその後のブラウザデータ取得したか
中止したかの履歴を、URLに追加して取得データ履歴
記憶部7に記憶する。WWWブラウザデータを取得する
場合には、データ取得の開始から取得し終わるまでの時
間をタイマ部8で計測し、前述のURLに追加して、デ
ータ取得時間を取得データ履歴記憶部7に記憶する。
【0035】図5は取得データ履歴記憶部7で記憶した
構成例を示す。前述したように、ひとつのURLに対応
して、データ量、WWWブラウザデータの取得履歴、W
WWブラウザデータ取得時間が格納される。
【0036】図6は第2の実施形態の動作を説明するフ
ローチャートである。図3で説明した場合と同じ動作に
ついては、同一のステップ番号とする。
【0037】まず、使用者が操作部6を操作して、制御
部2にWWWブラウザデータの取得を入力する(ステッ
プS1)。制御部2は取得データ履歴記憶部7に、WW
Wブラウザデータの取得要求したURLを記憶させる
(ステップS20)。引き続き、制御部2は無線通信部
1を制御し、無線基地局との無線回線を接続し、無線基
地局からの応答を待つ(ステップS2)。無線基地局か
らは、URLと共に、要求したWWWブラウザデータに
付随するデータ量情報が送信され、無線情報端末装置
は、WWWブラウザデータを取得する(ステップS
3)。
【0038】ここで、制御部2は取得したデータ量情報
をステップS20で記憶したURLに、1対1で対応す
るデータとして、取得データ履歴記憶部7に記憶させる
(ステップS21)とともに、以降のデータ取得を中断
し(ステップS4)、データ記憶部4から記憶容量を取
得する(ステップS5)。
【0039】つぎに、取得しようとするWWWブラウザ
データ量とデータ記憶部4の記憶できる記憶容量とを比
較し、許容範囲内か否かを判断する(ステップS6)。
許容範囲内であれば、ステップS21で記憶したデータ
量付随のURLにWWWブラウザデータ取得した履歴を
1対1で対応するよう取得データ履歴記憶部7に記憶さ
せ(ステップS22)、中断したデータの再送要求を無
線通信部1を介して、無線基地局に送り(ステップS
7)、ステップS4での中断以降のWWWブラウザデー
タを取得する(ステップS8)。ステップS8でデータ
取得を再開する時に、タイマ部8の動作を開始し(ステ
ップS23)、WWWブラウザデータが取得されると、
データに応じて順次表示部5に表示させる(ステップS
9)。全てのWWWブラウザデータを取得すると、ステ
ップS23で動作開始したタイマ部8を停止し、開始か
ら停止までの時間をステップS22で記憶した各データ
付随のURLに1対1で対応するよう取得データ履歴記
憶部7に記憶させ(ステップS24)、使用者からの次
の要求を待つ(ステップS10)。
【0040】一方、ステップS6でデータ記憶部4の許
容範囲をオーバーする場合は、使用者に対し、このまま
WWWブラウザデータ取得を継続するか否かの確認要求
を表示部5に表示させる(ステップS11)。つぎに、
確認要求に対する使用者からの応答が、継続か否かを判
断し(ステップS12)、WWWブラウザデータ取得を
中断する場合にはステップS21で記憶したデータ量付
随のURLにWWWブラウザデータ取得中止した履歴を
1対1で対応するよう取得データ履歴記憶部7に記憶さ
せ(ステップS26)、無線制御部1を制御し、基地局
との回線を切断し(ステップS13)、待ち受けに復帰
する。
【0041】一方、継続の場合には、ステップS21で
記憶したデータ量付随のURLにWWWブラウザデータ
取得した履歴を1対1で対応するよう取得データ履歴記
憶部7に記憶させ(ステップS27)、中断したデータ
の再送要求を、無線通信部1を介して無線基地局に送り
(ステップS14)、ステップS4での中断以降のブラ
ウザデータを取得する(ステップS15)。また、ステ
ップS15でデータ取得を再開する時に、タイマ部8の
動作を開始し(ステップS28)、WWWブラウザデー
タが取得されると、データに応じて順次表示部5に表示
させる(ステップS16)。ステップS5で取得したデ
ータ記憶容量と取得中のブラウザデータ量を随時比較し
(ステップS17)、許容範囲内であれば、ステップS
15およびステップS16のデータ取得およびデータ表
示を継続する。
【0042】また、ステップS17で、許容範囲を越え
る場合には、以降のデータ取得を中断し(ステップS1
8)、ステップS28で動作開始したタイマ部8を停止
し(ステップS29)、開始から停止までの時間を、ス
テップS27で記憶した各データ付随のURLに1対1
で対応するよう取得データ履歴記憶部7に記憶させると
ともに(ステップS30)、表示部5に容量オーバーの
表示を表示させ(ステップS19)、使用者からの次の
要求を待つ(ステップS10)。
【0043】図7は図6で説明した動作を1回以上行っ
た場合の動作を説明するフローチャートである。なお、
図6に示すステップと同一である場合には同一番号で示
している。使用者が再度WWWブラウザデータをURL
を指定して取得しようとすると(ステップS1)、制御
部2は取得データ履歴記憶部7に記憶されたURLを読
み出し(ステップS40)、同一のURLがあるか否か
を比較し(ステップS31)、取得データ履歴記憶部7
にそのURLがなければ、ステップS20からの動作を
開始する。
【0044】一方、同一のURLがあるときは、そのU
RLに付随したデータ量を読み込むとともに(ステップ
S32)、データ記憶部4から空き容量の記憶容量を取
得する(ステップS33)。ステップS32とステップ
S33のデータ量を比較し、許容範囲内か否かを判断す
る(ステップS34)。データ記憶部4の記憶容量許容
範囲内なら、ステップS22の動作に移行する。記憶容
量許容範囲をオーバーするときは、使用者に対しこのま
まWWWブラウザデータ取得を実行するか否かの確認要
求を、表示部5に表示させる(ステップS33)。確認
要求に対する使用者からの応答が実行か否かを判断し
(ステップS34)、中止なら待ち受けに戻る。
【0045】実行ならば無線通信部1を制御し、無線基
地局との無線回線を接続し、無線基地局からの応答を待
つ(ステップS35)。図7のフローチャートにより、
すでにWWWブラウザデータのデータ容量はわかってい
るため、図6で説明したステップS14の動作に移行す
る。ステップS9およびステップS16でのデータ表示
時にすでに記憶しているデータ取得時間をあわせて表示
させることも可能である。
【0046】また、本実施形態の無線情報端末装置で
は、先に説明した効果に加え、使用者が1度取得しよう
としたWWWブラウザデータのURLに対し、該当する
WWWブラウザデータのデータ量がすでに取得データ記
憶部7に記憶されているため、無線基地局に接続する前
に、取得するか否かを、使用者が判断できるため、不必
要な通信をしないという効果がある。また、WWWブラ
ウザデータを取得中に、前回の取得に要した時間を計時
することにより、使用者が待ち時間を把握できる効果も
ある。さらに、一度取得したWWWブラウザデータを記
憶忘れで再度取得しようとした場合に、取得データ記憶
部7にURLを検索に行き、取得するのかどうかを問い
合わせてくるので、そのとき気づいて同一のWWWブラ
ウザデータを2重に受信するという無駄を防止すること
ができる。
【0047】また、上記各実施形態では、WWWブラウ
ザデータを受信する例によって説明したが、複数のメー
ルサーバに対して電子メールを受信する場合であって
も、本発明を適用でき、複数のメールサーバのそれぞれ
を宛先として電子メール受信を要求した場合に、URL
に含まれるデータ容量情報を受信する場合に、自無線情
報端末装置の受信可能なメモリ許容容量と比較すること
により、受信可能か否か、或いは受信する電子メールの
一部だけを受信できるか否かを判断することにより、自
無線情報端末装置のメモリを有効に活用できることにな
る。
【0048】また、上記各実施形態では、無線基地局か
らWWWブラウザデータを取得する例を説明したが、公
衆回線やISDN回線に接続されたデスクトップ形式の
パソコンであっても、同様なWWWブラウザデータの取
得をコンピュータ用プログラムとして格納して実行する
ことにより、パソコンの記憶媒体を有効に活用できる
し、また、意に反するWWWブラウザデータを取得する
場合には取得を拒否することも可能であり、本発明を効
果的に適用できる。
【0049】
【発明の効果】本発明の無線情報端末装置によれば、W
WWブラウザデータを読み込む際に、端末装置のデータ
記憶容量と取得するブラウザデータ量を比較すること
で、データ取得完了前に中断されることが判明している
不必要な通信をなくすことが可能となる。またWWWブ
ラウザデータが完全に取得できない場合の課金も削減で
き、使用者にとっての経済性も損ねないという効果もあ
る。また、WWWブラウザデータ取得を待たされた上
に、表示できなかった場合の不快感も低減できる。
【0050】また、無線情報端末装置によれば、上記効
果に加え、使用者が1度取得しようとしたWWWブラウ
ザデータのURLに対し、該当するWWWブラウザデー
タのデータ量がすでに取得データ記憶部に記憶されてい
るため、無線基地局に接続する前に、取得するか否かを
使用者が判断できるため、不必要な通信をしないという
効果がある。また、WWWブラウザデータを取得中に、
前回の取得に要した時間を計時することにより、使用者
が待ち時間を把握できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明に用いるURLシーケンスのフォーマッ
ト例である。
【図3】本発明の実施形態の基本動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】本発明による第2の実施形態の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】本発明による第2の実施形態の取得データ履歴
記憶部の構成例である。
【図6】本発明の第2の実施形態の基本動作を示すフロ
ーチャートである。
【図7】本発明の第2の他の実施形態の2回目以降の基
本動作を示すフローチャートである。
【図8】従来例の電子メール端末装置の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 無線通信部 2 制御部 3 メモリ部 4 データ記憶部 5 表示部 6 操作部 7 取得データ履歴記憶部 8 タイマ部 61 電子メールボックス装置 62 電子メール端末 63 有線データ通信網 64 アンテナ 65 入力部 66 記憶部 67 端末部 68 表示部 69 通信部 71 入力処理部 72 表示範囲指定部 73 表示制御部 74 一行取り出し部 75 通信制御部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メール受信やWWW(World Wide W
    eb)ブラウザ閲覧を実行する無線情報端末装置におい
    て、無線基地局と送受信する無線通信部と、前記無線通
    信部を制御する制御部と、前記電子メール受信や前記W
    WWブラウザ閲覧によるデータを格納するデータ記憶部
    とを備え、前記無線基地局からのURL(Uniform Reso
    urce Locator)に内包するデータ容量情報を取得して前
    記データ取得を中断し、前記データ容量と前記データ記
    憶部の空き容量とを比較して前記空き容量が大きい場合
    には前記データを取得し、前記空き容量が小さい場合に
    は前記データを継続するか否かを判断し、遂次中断しつ
    つ前記データを取得し、 更に、前記データを取得した場合に前記URLと前記デ
    ータ容量情報と前記データの取得の有無とを対として格
    納する取得データ履歴記憶部を備え、1度取得要求した
    WWWブラウザの前記URLを記憶し、前記データ取得
    を開始する前に前記データの取得を中断することを特徴
    とする無線情報端末装置。
  2. 【請求項2】 更に、取得した前記データを表示する表
    示部と、前記表示部に応じてユーザが指示する操作部と
    を備え、前記空き容量が小さい場合には前記データを継
    続するか否かを判断する際に、前記データを継続するか
    否かを問合せの表示によってユーザに通知することを特
    徴とする請求項1に記載の無線情報端末装置。
  3. 【請求項3】 更に、前記データの取得の時間をカウン
    トするタイマ部を備え、前記データの取得を開始する時
    間から前記データの取得を終了する時間とから前記デー
    タの取得時間をカウントし、前記取得データ履歴記憶部
    に前記URLと前記データ容量情報と前記データの取得
    の有無と前記データの取得時間とを対として格納するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の無線情報端末装
    置。
  4. 【請求項4】 WWW(World Wide Web)ブラウザ閲覧
    を実行し限られた周波数資源を活用する無線情報端末装
    置におけるブラウザ閲覧方法において、前記無線情報端
    末装置は、無線基地局と送受信する無線通信部と、前記
    無線通信部を制御する制御部と、前記WWWブラウザ閲
    覧によるデータを格納するデータ記憶部と、取得した前
    記データを表示する表示部と、前記表示部に応じてユー
    ザが指示する操作部とを備え、前記無線基地局からのU
    RL(Uniform Resource Locat or)に内包するデータ容
    量情報を取得して前記データ取得を中断し、前記データ
    容量と前記データ記憶部の空き容量とを比較して前記空
    き容量が大きい場合には前記データを取得し、前記空き
    容量が小さい場合には前記データを継続するか否かを判
    断し、遂次中断しつつ前記データを取得し、 更に、前記無線情報端末装置は、前記データを取得した
    場合に前記URLと前記データ容量情報と前記データの
    取得の有無とを対として格納する取得データ履歴記憶部
    と、前記データの取得の時間をカウントするタイマ部を
    備え、1度取得要求したWWWブラウザの前記URLを
    記憶し、前記データ取得を開始する前に前記データの取
    得を中断し、前記データの取得を開始する時間から前記
    データの取得を終了する時間とから前記データの取得時
    間をカウントし、前記取得データ履歴記憶部に前記UR
    Lと前記データ容量情報と前記データの取得の有無と前
    記データの取得時間とを対として格納することを特徴と
    するブラウザ閲覧方法。
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