JP3437984B2 - 光接続箱 - Google Patents

光接続箱

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JP3437984B2
JP3437984B2 JP2000109849A JP2000109849A JP3437984B2 JP 3437984 B2 JP3437984 B2 JP 3437984B2 JP 2000109849 A JP2000109849 A JP 2000109849A JP 2000109849 A JP2000109849 A JP 2000109849A JP 3437984 B2 JP3437984 B2 JP 3437984B2
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孝 土屋
明利 梅田
由晃 水間
祥三 村上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ複合架
空地線(OPGW)などの光ファイバの融着接続部分を
収納する光接続箱に関する。特に、本体内部を開放する
際に圧力の急変による通信の瞬断などの障害が生じにく
い光接続箱に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、OPGWなどの光ファイバの接
続部分を収納する光接続箱として、図8に示すものが知
られている。ここで、図8(A)は、従来の光接続箱60の
部分切欠き図、図8(B)は、その下面図である。図8(A)
に示す光接続箱60は、長方形状の本体61と本体61の開口
部に嵌合する着脱自在な蓋62とから構成される。
【0003】本体61には、一面にOPGWを固定する把
持金具65を具え、この把持金具65から本体61内部にOP
GWを挿入する。そして、本体61内部に挿入されたOP
GWは、段剥ぎして光ファイバを露出させてループ取り
し、端部を融着接続させて本体61内に配置されている。
蓋62には、切欠き64・連結孔(図示せず)を設けてお
り、その切欠き64・連結孔にボルト63aを掛止してナッ
ト63bを締め付けて蓋62を本体61に固定している。な
お、蓋62は、連結孔に挿通されたボルト63aにより本体6
1に連結される。また、ボルト63aは、図8(B)に示すよ
うに本体61の外周面に突出して設けられた保持軸66によ
って端部を軸支された回転自在な構成である。そして、
蓋62を開けるには、ナット63bを弛めボルト63aを回転さ
せて切欠き64から外し、連結孔に挿通されたボルト63a
に蓋62を保持させた状態でそのボルト63aを本体61の外
周側に回転させることで行う。
【0004】ここで、本体61の把持金具65の付近には、
増設したOPGWを導入するための導入口(図示せず)
を設けており、使用しないときには図8(B)に示すよう
に密閉栓67を嵌めている。また、本体61は、雨水などが
入らないようにOリング68を嵌め、蓋62を固定すること
により内部を密閉している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
本体61内部を密閉しているため、気温によっては、本体
61内部の空気が膨張することにより内部圧力が外気圧よ
りも高くなることがある。このとき、光ファイバの接続
作業などのために蓋62を開けると、加圧状態が解かれ本
体61内部の圧力が急変する。このとき、通気路は、本体
61開口部全体であるため内部の空気が放出し易い。従っ
て、加圧状態が解かれると本体61内部の空気が急激にか
つ大量に放出され、外気圧と釣り合うまで内部の空気が
放出される。このような空気の流動によって本体61内部
に配置している光ファイバは、衝撃を受けて配置状態が
乱れ、瞬間的に通信が途絶えたり雑音が入るなどの障害
があった。
【0006】そこで、本発明は、蓋を開ける前に本体内
部の圧力と外気圧とを緩やかに均一化にするための圧力
調節弁を具える光接続箱を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、光ファイバの
接続部が収納される本体を具える光接続箱において、本
体内部を開放する際、その本体内部の圧力が急変しない
ように空気の流動を調節するための圧力調節弁を具える
ことを特徴とする。即ち、本発明光接続箱は、蓋を開放
する前に本体内部の圧力を外気圧と均一にする際、圧力
調節弁を具えることで本体内部の空気を緩やかに放出さ
せる、或いは単位時間当たりの空気の放出量を少なくで
きる。従って、本発明光接続箱は、圧力調節弁により本
体内部の圧力が急激に低下するのを防ぎ、通信の瞬断な
どがほとんど生じない。
【0008】圧力調節弁は、本体に対して着脱自在な栓
と、栓を本体に固定する栓固定部と、本体内部の空気を
放出するための通気孔とを具える。特に、圧力調節弁
は、作業性に優れかつ経済的であるボルトなどの締付金
具を栓とするものが適する。このとき本体には、栓(締
付金具)に嵌合するねじを切っておく。このような圧力
調節弁として、本体に設けられためねじと、このめねじ
に嵌合するおねじとを具えるものが好適である。この圧
力調節弁においておねじは、ねじを弛めたり締めつけた
りすることで本体に対して着脱自在であり、おねじとめ
ねじとの嵌合が栓固定部となる。また、通気孔は、おね
じとめねじとが組み合わさってできる螺旋状の隙間から
構成される。なお、この圧力調節弁は、おねじを弛めて
いくことで本体内部の空気を放出する。
【0009】ここで、上記通気孔から本体内部の空気を
より早く効率的に放出するために、上記おねじ及びめね
じの少なくとも一方には、長手方向に長溝を設けている
ことが好適である。長溝を設けることで、本体内部の空
気の放出量を増加でき、外気圧とより早く均一にでき
る。なお、長溝は、本体を密閉できるようにおねじ又は
めねじの少なくとも一方の一部にのみ設ければよい。ま
た、長溝は、1本でもよいし複数本でもよい。更に、予
め形成しておく長溝の断面積を適宜変化させることで、
本体内部の空気の放出量を調節することが可能である。
【0010】また、本体内部の空気をより早く効率的に
放出する別の構成として、おねじには、その端部から内
部に貫通する孔を設けることが好適である。この孔は、
例えば、おねじの端部からねじ面に向けて長手方向と交
差する直線状の孔や、おねじの端部から長手方向に直線
状に設けてそれからねじ面に向かうようにL字状にした
ものなどが挙げられる。なお、おねじを弛めていく際
に、ねじ面に設けられた孔の断面積を変化させること
で、本体内部の空気の放出量を調節することが可能であ
る。
【0011】更に、圧力調節弁には、本体内部を気密に
保持できるように気密シールを具えることが好適であ
る。気密シールとしては、シリコンゴムなどの樹脂から
形成されたOリングなどが好ましい。なお、Oリングに
は、配置する個所との隙間を無くすためにグリスなどを
塗布しておくことが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
的に説明する。 (実施例1)図1(A)は、本発明光接続箱に具える圧力
調節弁の栓11の上面図であり、同(B)はその正面図、同
(C)はその下面図である。また、図1(D)には、圧力調節
弁の栓11に嵌合させる気密用のOリング12の上面図、
(E)はその正面図である。図4は、圧力調節弁の栓11を
具える本発明光接続箱1の部分切欠き図である。本発明
光接続箱1に具える圧力調節弁は、本体2に設けられた
めねじ(図示せず)と、本体2に対して着脱自在であり
このめねじに嵌合するおねじ14を具える栓11とから構成
される。以下、栓11を中心に説明する。
【0013】図4に示す本発明光接続箱1において、光
ファイバの接続部が収納される本体2は、ループ取りを
して配置した際の光ファイバの形状に沿うような円形状
である。本例では、この本体2の外周上に二つの把持金
具8を具え、作業性が良いようにこの把持金具8間にめ
ねじを設けて栓11を配置する。なお、めねじの配置位置
は特に問わない。
【0014】本体2に設けためねじに嵌合する栓11は、
頭部13とおねじ14とからなる。このとき、本体内部の空
気を放出する通気孔(図示せず)は、めねじとおねじ14
とを嵌め合わせてできる螺旋状の隙間である。通気路が
螺旋状であることにより、栓11を弛めて本体内部の空気
を放出する際、時間当たりの放出量が比較的少なく、本
体内部の空気が急激に放出されることはない。なお、栓
11は、その弛め量により本体内部の空気の放出量を調節
する。即ち、栓11を弛めていくと通気路に充填されてい
た空気は、通気孔にそって放出されると同時に本体内部
の空気が、おねじ14の端面とめねじとがつくる空隙に順
次入り込んでいく。そのため、本発明は、おねじ14を弛
めることで通気路が徐々に短くなって放出される空気の
量を増加させていく構造である。
【0015】栓11の頭部13には、おねじ14を具える一面
にOリング12を嵌め込むためのOリング溝15を設けてい
る。また、図1(C)に示すように頭部13の他面には、栓1
1を弛めたり締め付けたりさせるための六角棒レンチを
嵌め込む六角穴16を設けている。従って、栓11は、六角
棒レンチを六角穴16に挿入させて六角棒レンチを回転さ
せることによって弛められたり締め付けられる。
【0016】図1(D)に示す気密用のOリング12は、シリ
コンゴムで形成しており、その表面には、Oリング溝15
に嵌め込んだ際に同溝15との隙間を無くすためにグリス
などを塗布する。
【0017】上記のような構成を具える圧力調節弁にお
いて、常時は本体2のめねじに栓11を嵌合させて締め付
けておき、光ファイバの接続作業の際、蓋3を開ける前
に栓11を弛める。そして、本体2内部の圧力と外気圧と
が均一になってから、蓋3を固定しているナット5を弛
めてボルト4b〜4f(図5参照)を外し、本体2内部を開
放する。光ファイバの接続作業が終わったら、まず栓11
を締め付けて、それから蓋3を閉めてボルト4a〜4fを嵌
めナット5を締めて本体2に蓋3固定して本体2内部を
気密に保持させる。なお、本体2には、その内部を気密
に保持させるためにOリング9を嵌めている。
【0018】(実施例2)図2(A)は、本発明光接続箱
に具える別の構成を具える圧力調節弁の栓17の上面図で
あり、同(B)はその正面図である。なお、図中、同一符
号は同一物を示す。栓17は、図2(B)に示すようにおね
じ14の外表面の一部に長手方向に長溝18を設けている。
栓17は、おねじ14に長溝18を具えることで、通気路に予
め充填されている本体内部の空気の放出量が、上記実施
例1の栓11を本体のめねじに嵌合させている場合よりも
多い。従って、栓17では、時間当たりに放出できる空気
の量を実施例1の栓11よりも多くでき、本体内部の圧力
をより早く効率的に外気圧と均一にすることが可能であ
る。なお、本例の長溝18は1本だけであるが複数本設け
てもよい。また、長溝18は、本体のめねじに設けてもよ
い。栓17は、予め形成しておく長溝18の断面積を変える
ことで、本体内部の空気の放出量を調節することができ
る。
【0019】(実施例3)図3(A)は、本発明光接続箱
に具える別の構成を具える圧力調節弁の栓19の上面図で
あり、同(B)はその正面図である。なお、図中、同一符
号は同一物を示す。栓19は、おねじ14の内部に貫通する
孔20を設けたものである。この孔20は、図3(B)に示す
ようにおねじ14の端部から長手方向に直線状に設けられ
それからねじ面に向かうようにL字状に設けている。こ
の栓19は、おねじ14を弛めていく際に、ねじ面に設けら
れた孔20の断面積を変化させることで、本体内部の空気
の放出量を調節できる
【0020】なお、実施例2に示す栓17・実施例3に示
す栓19の基本的構造は、実施例1に示す栓11と同様であ
り、頭部13とおねじ14とから構成される。頭部13には、
おねじ14を具える一面にOリング(図示せず)を嵌め込
むためのOリング溝15を設けている。また、頭部13の他
面には、六角穴16を具える。
【0021】ここで、本例の光接続箱1は、蓋3を完全
に本体2から取り外すことなく、本体2内部を開放した
状態に保持できる構成も具える。なお、図5から図7
は、蓋3を回転させて本体2内部を開放していく過程を
説明する図である。また、図中、同一符号は同一物を表
す。本発明光接続箱1は、上記構成として、本体2の外
縁部に、支持ボルト4aと、本体2内部を閉じた状態に保
持するために切欠き32cを掛ける第一ボルト4cと、本体
2内部を開いた状態に保持するために切欠き32を掛ける
第二ボルト4bとを具える。また、蓋3には、支持ボルト
4aを挿通する長孔31を具える。次に、この構成を詳しく
説明する。
【0022】本発明光接続箱1の本体2の外縁部には、
蓋3を装着するために外周に沿ってフランジ2aを設けて
おり、更に蓋3を本体2に固定するボルト4a〜4f(図5
(B)参照)を止め付ける部分(突起2b)を突出させてい
る。この突起2bには、ボルト4a〜4fを挿入する止付孔2c
を設けている。なお、本例では、本体2の外周を六等分
した個所に突起2bを設けている。ボルト4a〜4fのうち、
蓋3の長孔31に挿通する支持ボルト4aは、本体2内部を
開ける際に蓋3の回転の中心軸となる。ここで、支持ボ
ルト4aは、本体2から離れる方向に他のボルト4b〜4fの
先端よりも高く蓋3を持ち上げることができる程度の長
さを具えていれば良い。上記により、蓋3を回転させる
ことが可能である。また、支持ボルト4aの両隣に位置す
るボルト4b・4cにおいて、一方を第二ボルト4b、他方を
第一ボルト4c(図5(B)参照)としている。このとき、
ボルト4b・4cは、支持ボルト4aから同距離にあるため、
支持ボルト4aを軸として蓋3を回転させた際、第一ボル
ト4cに掛止されていた切欠き32cを第二ボルト4bに引っ
掛けることが可能である。
【0023】蓋3は、図5(A)に示すように上記本体2
に適合した円形状で、その外縁部には、上記ボルト4aを
挿通する長孔31とボルト4b〜4fを掛止する切欠き32とを
具える突起31aを突出させている。なおこの突起31aは、
蓋2を閉じている場合、上記本体2の外縁部に設けてい
る突起2bにほぼ重なるように構成している。ここで、長
孔31は、支持ボルト4aを軸として蓋3を回転させる前
に、第一ボルト4cから切欠き32cを外す必要がある。そ
のため、長孔31は、切欠き32cが外せる程度の大きさ、
具体的には、切欠き32cの長さよりも長くしている。な
お、切欠き32は、ボルト4b〜4fへの掛止・取り外し作業
が容易であるように同一方向に開口させている。本例で
は、時計回りの方向に開口させている。
【0024】なお、本発明光接続箱1は、本体2が円形
状であるため、従来の長方形型(図8参照)と比較して
本体2を縮小させることが可能である。また、光ファイ
バを簡便な収納形状である円弧状にループ取りする際、
本発明光接続箱1は、本体2の内周に沿って配置するこ
とができる。更に、本発明光接続箱1は、本体2を縮小
させたことにより、従来の長方形型よりも約10〜15kg程
度軽量になっている。
【0025】次に、本例における本体2内部を開放させ
る過程を説明する。 (1) 本発明光接続箱1は、図4に示すように通常蓋3
がボルト4a〜4fによって本体2に固定された状態であ
る。本体2内部を開放するためには、まず、蓋3を移動
させる。そこで、蓋3が回転できるように、ボルト4a〜
4fに嵌めているナット5を全て弛める。なお、ナット5
をボルト4a〜4fから完全に抜き取る必要は無く、蓋3の
固定を解放させ移動できる程度で良い。
【0026】(2) 次に図5(B)に示すように蓋3の切欠
き32をボルト4b〜4fから外す。即ち、蓋3の中心を軸と
して長孔31の範囲内で蓋3を回転させることにより、切
欠き32をボルト4b〜4fから外す。本例では、時計回りの
方向に開口させている切欠き32をボルト4b〜4fから外せ
るように反時計回りに回す。このとき、長孔31は、切欠
き32よりも長いので、長孔31にそって蓋3を移動させて
切欠き32をボルト4b〜4fから外すことが可能である。な
お、上記作業などの蓋3を移動させる作業において、蓋
3には取っ手7(図4参照)を設けておき、その取っ手
7を握って蓋3を移動させると良い。
【0027】(3) 蓋3を支持ボルト4aに沿って本体2
から離れる方向に持ち上げる。このとき、支持ボルト4a
を軸として蓋3を回転させることができるように、ボル
ト4b〜4fの先端よりも本体2から離れる方向に高く蓋3
を持ち上げる必要がある。
【0028】(4) 支持ボルト4aを軸として蓋3を時計
回りに回転させる。本体2内部を開放するために、支持
ボルト4aを軸として蓋3を時計回りに回転させて蓋3を
ずらす。そして、図6に示すように本体2内部がほぼ完
全に開放され、第一ボルト4cに掛止されていた切欠き32
cが第二ボルト4bの上方に位置するまで蓋3を回転させ
る。なお、本例では、時計回りに回転させているが反時
計回りでも問題ない。
【0029】(5) 蓋3を本体2に近づく方向に下げ
る。切欠き32cを第二ボルト4bに掛止させるために、蓋
3を本体2に近づく方向に下げておく。
【0030】(6) 図6に示すように蓋3を回転させ第
二ボルト4bに切欠き32cを掛止する。蓋3を長孔31の範
囲内で移動させ、蓋3の中心を軸として蓋3を時計回り
に回転させることにより、時計回りの方向に開口してい
る切欠き32cを第二ボルト4bに掛止する。
【0031】(7) 図7に示すように支持ボルト4aと第
二ボルト4bとのナット5を締め付け、蓋3を本体2に固
定する。これにより、本体2内部は、ほぼ完全に開放さ
れる。この状態で、光ファイバのループ取りや融着接続
作業などを行う。なお、ナット5を締め付けたことによ
り、上記作業中に蓋3が落下することは無い。
【0032】(8) 上記作業後は、本体2内部を開放さ
せる過程の逆をたどれば良く、上記支持ボルト4a・第二
ボルト4bに嵌合するナット5を弛めて、蓋3の中心を軸
として蓋3を反時計回りに回転させて切欠き32cを第二
ボルト4bから外す。そして、支持ボルト4aに沿って蓋3
を本体2から離れる方向に持ち上げて、支持ボルト4aを
中心に反時計回りに蓋3を回転させて切欠き32をボルト
4b〜4fに合わせ、本体2に近づく方向に蓋3を下ろす。
それから、蓋3の中心を軸として時計回りに回転させて
切欠き32をボルト4b〜4fに掛止させて、ナット5を締め
付けることで蓋3を本体2に密封固定する。
【0033】なお、本発明光接続箱1は、本体2の外周
に具える把持金具8と把持金具押え(図示せず)とによ
りOPGWを挟持し、把持金具8内部に具える導入孔
(図示せず)を通じてOPGWを本体2内部に挿入す
る。本体2内部には、順に押えシート・心線収納シート
・六心一括収納シートを離間して重ねて納められてお
り、これらの各シートには、支持棒が貫通されこの支持
棒によって固定されている。本体2内部において、挿入
したOPGWの端部は、段剥ぎして光ファイバを露出さ
せ、六心一括収納シートに沿ってループ取りし、そこか
ら各光ファイバをそれぞれ融着接続させて心線収納シー
ト上に固定させる。なお、本発明光接続箱1は、本体2
に具える取付部6を鉄塔に接させてボルトなどの締付け
金具(図示せず)により固定する。
【0034】ここで、上記圧力調節弁の栓11は、従来の
光接続箱61に取り付けることも可能である。このとき、
密閉栓67の代わりに栓11を配置することが好適である。
具体的には、本体61の密閉栓67の設置個所に栓11のおね
じ14に嵌合するめねじを設けて栓11を配置すると良い。
【0035】
【発明の効果】本発明光接続箱は、光ファイバの接続作
業などの前に蓋を開ける際、螺旋状の通気路を具える圧
力調節弁を設けることで本体の内部圧力が急変せず、光
ファイバの通信を瞬断させる恐れがほとんど無いと言う
優れた効果を奏する。なお、本発明光接続箱に具える圧
力調節弁は、従来の光接続箱にも使用することができ、
汎用性が高い。
【0036】また、本発明光接続箱は、OPGWの光フ
ァイバの接続作業中に蓋を同箱本体に固定しておくこと
ができるため、蓋の落下事故が無いという優れた効果を
奏する。更に、蓋を完全に本体から取り外すことが無い
ので作業効率が良い。
【0037】加えて、本発明光接続箱は、円形状にした
ことで従来の長方形型接続箱よりも材料を減少でき経済
的である。この材料の減少に伴い本発明光接続箱は、従
来の長方形型接続箱よりも軽量にできるため、作業者の
負担を減らすことも可能である。なお、本発明光接続箱
を円形状としたことで、光ファイバを同箱の内周に沿っ
てループ取りをすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明光接続箱に具える圧力調節弁の
栓の上面図、(B)はその正面図、(C)はその下面図であ
り、(D)は、上記栓に嵌合するOリングの上面図、(E)は
その正面図である。
【図2】(A)は、本発明光接続箱に具える圧力調節弁に
おいて、おねじに長溝を具える栓の上面図、(B)はその
正面図である。
【図3】(A)は、本発明光接続箱に具える圧力調節弁に
おいて、おねじの内部に孔を具える栓の上面図、(B)は
その正面図である。
【図4】本発明光接続箱の部分切欠き図である。
【図5】本発明光接続箱において、蓋を開ける動作を表
す説明図で、(A)は、蓋の正面図、(B)は、ボルトを弛め
て切欠きを外した状態を表す。
【図6】本発明光接続箱の蓋を回転させた状態を表す正
面図である。
【図7】本発明光接続箱の本体内部を開放させた状態を
表す正面図である。
【図8】(A)は、従来の光接続箱の部分切欠き図であ
り、(B)はその下面図である。
【符号の説明】
1 光接続箱 2 本体 2a フランジ 2b 突起 2c
止付孔 3 蓋 4a〜4f ボルト 4a 支持ボルト 4b 第二ボルト 4c
第一ボルト 5 ナット 6 取付部 7 取っ手 8 把持金具
9 Oリング 11・17・19 栓 12 Oリング 13 頭部 14 ねじ部
15 Oリング溝 16 六角穴 17 長溝 19 孔 31 長孔 31a 突起 32・32c 切欠き 60 光接続箱 61 本体 62 蓋 63a ボルト 63b
ナット 64 切欠き 65 把持金具 66 保持軸 67 密閉栓
68 Oリング
フロントページの続き (72)発明者 境野 勇太郎 東京都千代田区幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 土屋 孝 東京都千代田区幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 梅田 明利 大阪府大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 水間 由晃 兵庫県伊丹市北河原当田20番地の2 住 電朝日精工株式会社内 (72)発明者 村上 祥三 兵庫県伊丹市北河原当田20番地の2 住 電朝日精工株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−271555(JP,A) 特開 昭62−31810(JP,A) 実開 昭59−155027(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/00 G02B 6/24 B47J 27/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバの接続部が収納される本体
    と、本体内部の圧力を調節する圧力調節弁とを具える光
    接続箱であって、 前記圧力調節弁は、 本体に対して着脱自在な栓と、 前記栓を本体に固定する栓固定部と、 本体内部の空気を放出するための通気孔と、本体に栓を締め付けた際、本体内部を気密に保持する気
    密シールと を具えることを特徴とする光接続箱。
  2. 【請求項2】 栓固定部は、本体に設けられためねじで
    あり、栓は、このめねじに嵌合するおねじを有する締付
    金具であることを特徴とする請求項1記載の光接続箱。
  3. 【請求項3】 通気孔は、おねじとめねじとが組み合わ
    さってできる螺旋状の隙間と、おねじ及びめねじの少な
    くとも一方に設けられた長手方向の長溝とから構成され
    ることを特徴とする請求項2記載の光接続箱。
  4. 【請求項4】 通気孔は、おねじとめねじとが組み合わ
    さってできる螺旋状の隙間と、おねじに設けられたその
    端部から内部を貫通する孔とから構成されることを特徴
    とする請求項2記載の光接続箱。
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