JP3437311B2 - 感光性転写シート - Google Patents

感光性転写シート

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JP3437311B2 JP04026195A JP4026195A JP3437311B2 JP 3437311 B2 JP3437311 B2 JP 3437311B2 JP 04026195 A JP04026195 A JP 04026195A JP 4026195 A JP4026195 A JP 4026195A JP 3437311 B2 JP3437311 B2 JP 3437311B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、色校正用のプレプレス
プルーフおよびディスプレイなどの作成に用いられる感
光性転写シートに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来よりフォトポリマーを使用する色校
正法(プレプレスプルーフ)にはオーバーレイ法および
サープリント法がある。オーバーレイ法は、透明支持体
上に各色の分解画像が設けられた複数のカラープルーフ
ィングシートを用意し、これらのシートを重ね合わせる
ことにより(得られたものをカラーテストシートとい
う)、色校正を行う方法である。この方法によれば、そ
の都度二色から四色のカラープルーフィングシートを重
ねることにより多色画像を得ることができ、従って簡便
であり、かつ連続検査に使用できるとの利点を有する。 【0003】これに対し、サープリント法は、一枚の支
持体上に各色の分解画像を順次形成して多色画像とする
方法である。この方法によれば、オーバーレイ法におけ
るように色濃度が支持体によって影響されることがな
く、またカラープルーフィングシートを重ねる際に起こ
る色の歪みが回避でき、従って本来の印刷法に一層類似
したものである。 【0004】上記オーバーレイ法およびサープリント法
の両者に使用できる画像形成材料として、仮支持体上に
有機重合体よりなる剥離層および感光性樹脂層を順に設
けてなる感光性転写シートが知られている。色校正のた
めの多色画像を有するカラープルーフィングシートは、
この感光性転写シートを露光、現像して分解画像を形成
したのち、この分解画像を任意の支持体上に転写する操
作を繰り返すことにより得られる。特開昭59−971
40号には、永久支持体上に各色の画像を転写する前
に、一旦、光重合性画像受容層を設けたシ−ト上に各色
の画像を転写し、その後、永久支持体上に再転写し、更
に全面露光により光重合性画像受容層を固める方法が開
示されている。 【0005】支持体、有機重合体よりなる剥離層、及び
光重合系感光性樹脂層をこの順に有する感光性転写シー
トにおいて、該光重合系感光性樹脂層に用いられる光重
合開始剤は、光に曝すことにより分解して遊離基を生成
する化合物(遊離基生成剤)であり、感光性記録材料の
分野でよく知られている。そのような光重合開始剤とし
て、例えば、特公昭57−6096及び特開昭60−1
77340に記載されているようなハロゲン置換メチル
オキサジアゾール化合物が提案されている。 【0006】しかし、これらの化合物を、前記の感光性
転写シ−トの光重合系感光性樹脂層に使用した場合に
は、露光、現像して、該感光性転写シ−ト上に画像を形
成し、永久支持体上に画像を転写する前に、一旦、光重
合性画像受容層を設けたシ−ト上に各色の画像を剥離層
を伴って転写し、その後、永久支持体上に再転写し、更
に全面露光により光重合性画像受容層を固める操作を行
うと、該画像転写した非画像部に薄い黄着色が発生しや
すいという問題点がある。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、露光
及び現像することにより感光性転写シート上に画像を形
成し、一旦、光重合性画像受容層を設けたシ−ト上に各
色の画像を剥離層を伴って転写し、その後、永久支持体
上に再転写し、更に全面露光により光重合性画像受容層
を固める操作を行ったとき、画像転写した非画像部に黄
着色が発生することのない感光性転写シートを提供する
ことにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明の目的は、支持
体、有機重合体よりなる剥離層、及び光重合系感光性樹
脂層をこの順に有する感光性転写シートにおいて、該光
重合系感光性樹脂層に含有される光重合開始剤が感光性
ビス(ハロゲン置換メチルオキサジアゾール)化合物で
あることを特徴とする感光性転写シートを用いることに
より達成された。以下に本発明を詳細に説明する。 【0009】本発明にかかる感光性ビス(ハロゲン置換
メチルオキサジアゾール)化合物とはこれまでに公知の
感光性ハロゲン置換メチルオキサジアゾール化合物を二
量化(ビス化)した構造を有するものである。公知の感
光性ハロゲン置換メチルオキサジアゾール化合物の例は
特公昭57−6096号、同61−51788号、特公
平3−42462号、特開昭60−138539号、同
60−177340、同60−239473号、同60
−241049号、同62−228005号、特開平4
−328550号、同4−362644号、同5−45
875号、同5−66558号などに記載されている。
本発明にかかる感光性ビス(ハロゲン置換メチルオキサ
ジアゾール)化合物はこれらの基本母核を用いて何らか
の連結基でビス化したもの全てを用いることができる。 【0010】本発明にかかる感光性ビス(ハロゲン置換
メチルオキサジアゾール)化合物のうち下記一般式
(1)から(4)で表されるものが好ましい。 一般式(1) 【0011】 【化1】 【0012】一般式(2) 【0013】 【化2】 【0014】一般式(3) 【0015】 【化3】 【0016】一般式(4) 【0017】 【化4】 【0018】式中R1は−CO−R6−CO−、−Cn
2n−または−Cn2n−R7−Cn2n−を表し、nは1
〜20の整数を表す。R2、R3、R12及びR13はそれぞ
れ同一でも異なってもよく、水素原子、炭素原子数1〜
10のアルキル基、炭素原子数1〜10のアルコキシ
基、炭素原子数2〜10のアシルオキシ基またはハロゲ
ン原子を、R4、R5、R14及びR15は、それぞれ同一で
も異なってもよく、水素原子、炭素原子数1〜10のア
ルキル基または炭素原子数6〜12の置換基を有してい
てもよいフェニル基を、X,Y,およびZはそれぞれ同
一でも異なってもよく、水素原子またはハロゲン原子を
表す。但しX,Y,およびZは同時に水素原子を表さな
い。R6は−Cm2m−または−OCm2mO−を表し、
mは2〜20の整数を表す。R7は−O−、−S−、−
N(R8)−、−SO2−、−O−SO−O−、−O−C
O−R9−CO−O−、−SO2−R9−SO2−、−CO
−R9−CO−または−O−R10−O−を表す。R8は炭
素原子数1〜10のアルキル基または炭素原子数6〜1
2の置換基を有していてもよいフェニル基を表す。R 9
は−Cl2l−、−Cl2lO−R11−OCl2l−、−
NHCk2kNH−、−NHCk2k-2NH−、−NHC
2−C64−CH2NH−、−OCk2kO−または−
64−を表し、lは1〜20の整数を表し、kは2〜
20の整数を表す。R10は−Cp2p−または−Cp2p
O−R11−OCp2p−を表し、pは2〜20の整数を
表す。R11は−C64−Cq2q−C64−、−C64
−S−C6 4−、−C64−SO2−C64−、−C6
4−、−C64−O−C64−、−C 64−C(CF3
2−C64−または−C64−C64−を表し、qは2
〜10の整数を表す。 【0019】一般式(1)から(4)において好ましい
1は、−CO−R6−CO−、nが1〜12の整数を表
す−Cn2n−または−Cn2n−R7−Cn2n−が挙げ
られる。ここでいう−Cn2n−とは直鎖のアルキレン
基でも分岐のあるアルキレン基でもよい。 【0020】好ましいR2、R3、R12及びR13は、それ
ぞれ同一でも異なってもよく、水素原子、炭素原子数1
〜5のアルキル基、炭素原子数1〜5のアルコキシ基、
炭素原子数2〜5のアシルオキシ基、塩素原子または臭
素原子が挙げられる。 【0021】好ましいR4、R5、R14及びR15は、それ
ぞれ同一でも異なってもよく、水素原子、炭素原子数1
〜5のアルキル基またはフェニル基が挙げられる。 【0022】好ましいX,Y,およびZはCXYZ基と
してCCl3基、CBr3基またはCHCl2基が挙げら
れる。 【0023】一般式(1)から(4)において好ましい
6はmが2〜12の整数を表す−Cm2m−または−O
m2mO−が挙げられる。ここでいう−Cm2m−とは
直鎖のアルキレン基でも分岐のあるアルキレン基でもよ
い。 【0024】好ましいR7は−O−、−S−、−SO
2−、−O−SO−O−、−O−CO−R9−CO−O
−、−CO−R9−CO−または−O−R10−O−が挙
げられ、さらに好ましいR7は、−O−、−O−SO−
O−、−O−CO−R9−CO−O−または−CO−R9
−CO−が挙げられる。 【0025】好ましいR8は、炭素原子数1〜8のアル
キル基または炭素原子数6〜10の置換基を有していて
もよいフェニル基が挙げられる。 【0026】好ましいR9は、lが1〜18の整数を表
す−Cl2l−、−Cl2lO−R11−OCl2l−、k
が2〜12の整数を表す−NHCk2kNH−、−NH
k2 k-2NH−、−OCk2kO−または−C64−が
挙げられ、さらに好ましいR9は、lが1〜16の整数
を表す−Cl2l−、−Cl2lO−R11−OCl
2l−、kが3〜10の整数を表す−NHCk2kNH
−、−NHCk2k-2NH−または−OCk2kO−が挙
げられる。ここでいう−Cl2l−および−Ck2k−と
は直鎖のアルキレン基でも分岐のあるアルキレン基でも
よい。 【0027】好ましいR10は、pが2〜12の整数を表
す−Cp2p−または−Cp2pO−R11−OCp2p
が挙げられる。ここでいう−Cp2p−とは直鎖のアル
キレン基でも分岐のあるアルキレン基でもよい。 【0028】好ましいR11は、qが2〜6の整数を表す
−C64−Cq2q−C64−、−C64−または−C6
4−O−C64−が挙げられ、さらに好ましいR
11は、qが2〜5の整数を表す−C64−Cq2q−C6
4−が挙げられる。ここでいう−Cq2q−とは直鎖の
アルキレン基でも分岐のあるアルキレン基でもよい。 【0029】上述のような一般式(1)から(4)にお
けるR1のうち、特に好ましいものは、mが2〜10の
整数を表し、nが1から8の整数を表し、lが1〜16
の整数を表し、qが3〜5の整数を表し、kが3〜10
の整数を表す、−CO−Cm2m−CO−、−Cn
2n−、−Cn2n−O−SO−O−Cn2n−、−Cn
2n−O−CO−Cl2l−CO−O−Cn2n−、−Cn
2n−O−CO−Cl2lO−C64−Cq2q−C64
−OCl2l−CO−O−Cn2n−、−Cn2n−O−
CO−NHCk2kNH−CO−O−Cn2n−、−Cn
2n−O−CO−NHCk2k-2NH−CO−O−Cn
2n−、−Cn2n−CO−OCk2kO−CO−Cn2n
−または−Cn2n−CO−NHCk2kNH−CO−C
n2n−が挙げられる。 【0030】一般式(1)で表される化合物の中では、
一般式(5)〜(11)で表される化合物が好ましい。 一般式(5) 【0031】 【化5】 【0032】一般式(6) 【0033】 【化6】 【0034】一般式(7) 【0035】 【化7】 【0036】一般式(8) 【0037】 【化8】 【0038】一般式(9) 【0039】 【化9】 【0040】一般式(10) 【0041】 【化10】 【0042】一般式(11) 【0043】 【化11】 【0044】一般式(2)で表される化合物の中では、
一般式(12)〜(13)で表される化合物が好まし
い。 一般式(12) 【0045】 【化12】 【0046】一般式(13) 【0047】 【化13】 【0048】一般式(3)で表される化合物の中では、
一般式(14)〜(15)で表される化合物が好まし
い。 一般式(14) 【0049】 【化14】 【0050】一般式(15) 【0051】 【化15】 【0052】一般式(4)で表される化合物の中では、
一般式(16)〜(20)で表される化合物が好まし
い。 一般式(16) 【0053】 【化16】 【0054】一般式(17) 【0055】 【化17】 【0056】一般式(18) 【0057】 【化18】 【0058】一般式(19) 【0059】 【化19】 【0060】一般式(20) 【0061】 【化20】 【0062】一般式(1)から(4)においてR1 で表
される基の具体例を以下に示す。 【0063】 【化21】【0064】 【化22】【0065】 【化23】【0066】以下に本発明にかかわる感光性ビス(ハロ
ゲン置換メチルオキサジアゾール)化合物例を示す。た
だし本発明は以下の化合物に限定されるものではない。 【0067】 【化24】【0068】 【化25】【0069】 【化26】【0070】 【化27】【0071】 【化28】 【0072】 【化29】【0073】 【化30】 【0074】 【化31】【0075】 【化32】 【0076】 【化33】【0077】 【化34】 【0078】 【化35】 【0079】 【化36】 【0080】 【化37】【0081】 【化38】 【0082】 【化39】 【0083】 【化40】 【0084】 【化41】 【0085】 【化42】 【0086】 【化43】 【0087】 【化44】 【0088】 【化45】 【0089】 【化46】【0090】 【化47】 【0091】 【化48】 【0092】 【化49】 【0093】 【化50】【0094】本発明の感光性ビス(ハロゲン置換メチル
オキサジアゾール)化合物が分子内に二重結合を有して
いる場合、二重結合上の置換基はシス体、トランス体い
ずれの幾何異性体であってもよいが、トランス体が主で
あることが好ましい。トランス体とシス体の混合比は1
00:0〜70:30が好ましい。 【0095】本発明の感光性転写シートは、支持体上
に、剥離層および光重合系感光性樹脂層がこの順に設け
られてなる構成を有する。 【0096】支持体の材料としては、化学的および熱的
に安定であって、かつ可撓性を有する物質が用いられ
る。必要に応じて化学光線透過性であってもよい。具体
的には、たとえば、セルロースアセテート、ポリ塩化ビ
ニル、ポリスチレン、ポリプロピレンなどの特開昭47
−41830号、特開昭48−9337号および特開昭
51−5101号の各公報に記載されている種々の物質
を使用することができるが、特にポリエチレンテレフタ
レート、ポリカーボネートおよびこれらの熱処理物が好
ましい。 【0097】支持体の剥離層が設けられる側とは反対側
の表面には、加工性の向上等の目的で、ポリビニルブチ
ラール、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、セルロース
アセテート等の高分子物質からなるバック層が設けられ
てもよい。また、バック層にはマット剤などの各種の添
加剤が含有されていてもよい。 【0098】この支持体上には、有機重合体からなる剥
離層が設けられる。剥離層に使用される材料としては、
既に剥離層の材料として公知の材料を適宣選択して用い
る事ができる。そのような材料としては、アルコ−ル可
溶性ポリアミド、ヒドロキシスチレン系重合体、ポリ酢
酸ビニル、ポリ(メタ)アクリレ−ト、ポリ塩化ビニ
ル、ボリビニルブチレ−ト、メチルメタアクリレ−ト・
アクリレ−ト共重合体、ポリエチレン・(メタ)アクリ
ル酸共重合体、ポリエチレン・(メタ)アクリル酸共重
合体の金属架橋物、セルロ−スアセテ−トブチレ−ト、
塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、二酢酸セルロ−ス、
三酢酸セルロ−ス、ポリビニルアルコ−ル、スチレン・
無水マレイン酸共重合体、の部分エステル化樹脂とメト
キシメチル化ナイロンとのブレンド物などを挙げること
ができる。好ましいものは、アルコ−ル可溶性ポリアミ
ドとヒドロキシスチレン系重合体との混合物である。ア
ルコール可溶性ポリアミドとヒドロキシスチレン系重合
体との比率は、剥離層の高湿下における支持体との剥離
性および転写時における受像側の支持体等との接着性の
点から、4:6〜9:1(重量混合比)の範囲であるの
が好ましい。 【0099】剥離層は、上記材料を適当な溶剤に溶解し
て塗布液を調整したのち、この塗布液を支持体上に塗
布、乾燥することにより形成する事ができる。塗布液中
には表面状態の改良剤として各種の界面活性剤を添加す
ることができ、特にフッ素系界面活性剤が有効である。
剥離層の層厚は、一般に0.1〜20μmの範囲にあ
り、好ましくは0.2〜5μmの範囲にあり、特に、
0.3〜3μmの範囲にあるのが好ましい。 【0100】剥離層上には光重合系感光性樹脂層の材料
としては、公知の感光性転写シートに用いられる各種の
材料を使用することができるが、水あるいはアルカリ現
像タイプの光重合系感光性樹脂が好ましい。 【0101】光重合系感光性樹脂層は、通常は、常圧で
150℃以上の沸点を有し、少なくとも一個の付加重合
によって光重合体を形成し得る多官能ビニルモノマ−、
またはビニリデン化合物等のモノマ−化合物、有機重合
体結合剤、及び活性光線によって活性化される光重合開
始剤からなり、必要に応じて熱重合禁止剤を含有するも
のである。本発明の光重合系感光性樹脂層は、それに含
有される光重合開始剤に特に特徴を有するものである。 【0102】光重合系感光性樹脂層の形成に使用できる
ビニルモノマ−又はビニリデン化合物は、たとえば、ポ
リオ−ルの不飽和エステル、特にアクリル酸又はメタク
リル酸のエステルが好ましい。具体例としては、エチレ
ングリコ−ルジアクリレ−ト、グリセリントリアクリレ
−ト、ポリアクリレ−ト、エチレングリコ−ルジメタク
リレ−ト、1,3−プロパンジオ−ルジメタクリレ−
ト、ポリエチレングリコ−ルジメタクリレ−ト、1,
2,4−ブタントリオ−ルトリメタクリレ−ト、トリメ
チロ−ルエタントリアクリレ−ト、ペンタエリトリット
ジメタクリレ−ト、ペンタエリトリットトリメタクリレ
−ト、ペンタエリトリットテトラメタクリレ−ト、ペン
タエリトリットジアクリレ−ト、ペンタエリトリットト
リアクリレ−ト、ペンタエリトリットテトラアクリレ−
ト、ジペンタエリトリット−ポリアクリレ−ト、1,3
−プロパンジオ−ル−ジアクリレ−ト、1,5−ペンタ
ンジオ−ル−ジメタクリレ−ト、200〜400の範囲
の分子量を有するポリエチレングリコ−ルのビスアクリ
レ−ト、ビスメタクリレ−ト及び類似の化合物を挙げる
ことができる。 【0103】また上記モノマ−化合物としては、不飽和
アミドを用いることもでき、その例としてはα,ω−ジ
アミンを有するアクリル酸及びメタクリル酸の不飽和ア
ミド及びエチレンビスメタクリルアミドを挙げることが
できる。不飽和アミドのアルキレン鎖は炭素原子によっ
て開かれていてもよい。 【0104】上記の有機重合体結合剤としては、側鎖に
カルボン酸を有する付加重合体、たとえばメタクリル酸
共重合体(たとえば、メタクリル酸メチルとメタクリル
酸との共重合体、メタクリル酸エチルとメタクリル酸と
の共重合体、メタクリル酸ブチルとメタクリル酸との共
重合体、メタクリル酸アリルとメタクリル酸との共重合
体、アクリル酸エチルとメタクリル酸との共重合体、メ
タクリル酸エチルとスチレン及びメタクリル酸との共重
合体、ベンジルメタクリレ−トとメタクリル酸との共重
合体等)、アクリル酸共重合体(アクリル酸エチルとア
クリル酸との共重合体、アクル酸ブチルとアクリル酸と
の共重合体、アクリル酸エチルとスチレン及びアクリル
酸との共重合体等)、更にはイタコン酸共重合体、クロ
トン酸共重合体、部分エステル化マレイン酸共重合体等
があり、また同様に側鎖にカルボン酸を有する酸性セル
ロ−ス誘導体が挙げられるが、これらに限定されるもの
ではない。 【0105】これらの有機重合体結合剤は、単独で用い
てもよいが、二種以上の互いの相溶性が、塗布液の調製
から塗布、乾燥に至る製造工程中に脱混合を起こさない
程度に良い有機重合体結合剤を適当な比率で混合して用
いることができる。これらの有機重合体結合剤の分子量
は、重合体の種類により広範な値をとりうるが、一般的
には五千〜200万、より好ましくは一万〜100万の
範囲のものが好適である。 【0106】ここで、モノマ−化合物と、有機重合体結
合剤の混合比は、使用されるモノマ−化合物と有機重合
体結合剤の組合せによってもその適正比は異なるが、一
般的には1:10乃至2:1(重量比)の範囲が好まし
い。 【0107】本発明に光重合感光性樹脂層に含まれる光
重合開始剤は、前記一般式(1)〜(4)で表される感
光性ビス(ハロゲン置換メチルオキサジアゾール)化合
物の少なくとも一種を含有する光重合開始剤である。 【0108】本発明の光重合系感光性樹脂層に含まれる
光重合開始剤には、前記の感光性オキサジアゾール化合
物の他に、エチレン性不飽和結合を有する化合物の光重
合を開始し得る他の化合物を併用しても差し支えない。
これらの例としては、J.コ−サ−著「ライトセンシテ
ィブシステムズ」第5章記載の有機硫黄化合物、過酸化
物、レドックス化合物、アゾならびにジアゾ化合物及び
置換ベンゾフェノン誘導体、芳香族ケトン、ロフィンダ
イマ−並びに本発明外の有機ハロゲン化合物等が挙げら
れる。 【0109】光重合系感光性樹脂層における光重合開始
剤の含有量は、光重合系感光性樹脂層のモノマ−化合物
の使用量に対して0.01〜20重量%の範囲が好まし
く、0.1〜15重量%の範囲がより好ましい。最も好
ましい含有量は、0.5〜10重量%の範囲である。
0.01重量%未満では感度が不足し、20重量%を越
えると非画像部の白色度が低下する。また使用する全光
重合開始剤のうち前記一般式(1)〜(4)で表される
オキサジアゾール化合物の使用量が40重量%以上であ
ることが好ましく、さらには50重量%以上であること
が好ましい。 【0110】また、本発明に係わる光重合系感光性樹脂
層には、更に重合を促進するための助剤として還元剤、
例えば酸素除去剤(oxygen scavenge
r)及び活性水素ドナ−の連鎖移動剤、さらに連鎖移動
的に重合を促進するその他の化合物を併用することもで
きる。酸素除去剤としては、ホスフイン、ホスホネ−
ト、ホスフアイト、第1錫塩、及び酸素により容易に酸
化されるその他の化合物である。例えばN−フェニルグ
リシン、トリメチルバルビツ−ル酸、N,N−ジメチル
−2,6−ジイソプロピルアニリン、N,N,N,−
2,4,6−ペンタメチルアニリン等である。さらに以
下に示すようなチオ−ル類、チオケトン類、トリハロメ
チル化合物、ロフインダイマ−化合物、ヨ−ドニウム塩
類、スルホニウム塩類、アジニウム塩類、有機過酸化物
等も重合促進剤として有用である。 【0111】熱重合禁止剤としては、たとえば、p−メ
トキシフェノ−ル、ハイドロキノン、アルキル又はアリ
−ル置換ハイドロキノン、t−ブチルカテコ−ル、ピロ
ガロ−ル、ナフチルアミン、β−ナフト−ル、フェナチ
アジン、ピリジン、ニトロベンゼン、o−トルキノン、
アリ−ルホスファイトを挙げることができるが、これら
に限定されるものではない。 【0112】光重合系感光性樹脂層の膜厚は、一般に
0.5〜150μmの範囲にあり、好ましくは1〜10
0μmの範囲にある。 【0113】これらの感光性樹脂層の材料及びその形成
方法の詳細については、例えば特公昭46−15326
号、同46−35682号、特開昭47−41830
号、同48−93337号、同49−441号、同51
−5101号、同59−97140号等の公報に記載さ
れている。 【0114】着色物質を使用する場合には、着色物質は
光重合系感光性樹脂層に含有されてもよいし、あるいは
別に色材層を設けてこの中に含有されてもよい。色材層
は光重合系感光性樹脂層上部および下部のどちらにでも
設けることができるが、画像露光工程における光重合系
感光性樹脂層の感度の点から、色材層の上に設けること
が好ましい。また、着色物質としては公知の顔料および
染料を用いることができるが、印刷用の色校正としては
カラーインキと同等の色相をもつ顔料(イエロ−、マゼ
ンタ、シアン、ブラック)を用いるのが好ましい。着色
顔料および色材層の詳細については、たとえば特開昭5
9−97140号公報に開示されている。 【0115】更に、光重合系感光性樹脂層の上に保護層
を設けるのが好ましい。保護層は、たとえばポリビニル
アルコール、ポリ酢酸ビニル、メチルビニルエーテル・
無水マレイン酸共重合体、ポリビニルピロリドン、ゼラ
チン、アラビアゴムなどの高分子物質の溶液を塗布、乾
燥することにより形成することができる。 【0116】このようにして製造された本発明の感光性
転写シートは、たとえば以下に述べるようなサープリン
ト法に従う操作により、色校正に使用することができ
る。 【0117】1)感光性転写シートに色分解マスクを重
ね合わせた状態で、活性光線を照射する(露光工程)。 【0118】2)この転写シートを現像液で処理するこ
とにより露光されなかった部分を除去し、剥離層上に分
解画像を形成する(現像工程)。 【0119】3)別の感光性転写シートを用いて、上記
第一および第二工程を繰り返すことにより、二色〜四色
のカラープルーフィングシートを得る。 【0120】4)第一色目の分解画像を有するカラープ
ルーフィングシートを、該分解画像側が、支持体と光重
合性画像受容層からなる受像シートの画像受容層に接す
るように重ね合わせたのち、加熱加圧して接着を行う。
分解画像は未硬化の画像受容層中に埋め込まれた状態で
熱圧着される。次いで、転写シートの支持体(仮支持
体)を剥離すると、剥離層と共に画像が転写される(転
写工程)。 【0121】さらに、残りのカラープルーフィングシー
トを用いて同様の操作により、第二色目以降の分解画像
を第一色目の分解画像に整合させながら同一の受像シー
ト上に順次転写する。受像シート上には、二色〜四色の
分解画像が画像受容層に埋め込まれた状態で転写形成さ
れる。 【0122】5)多色画像が転写された受像シートの支
持体を、該多色画像が白色紙と接するように白色紙に重
ね合わせたのちに加熱加圧して接着する。 【0123】6)受像シートの支持体を通して全面に活
性光線を照射して、光重合性画像受容層を光硬化させ
る。 【0124】7)受像シートの支持体(仮支持体)を剥
離することにより、所望により、画像受容層上にマット
フイルムなどを重ねて加熱加圧することにより、画像受
容層表面に微細な凹凸を設けてもよい。 【0125】なお、上記においては分解画像が最終的に
転写される支持体として白色紙の例を挙げたが、それ以
外に各種の紙、金属、フイルム、ガラス等も支持体とし
て用いることができる。また、受像シートを介さずに、
直接に最終支持体に転写することも可能である。 【0126】さらに、上記第三工程で得られた二色〜四
色のカラープルーフィングシートは、そのまま直接に正
確に重ね合わせることによりオーバーレイ法に従う色校
正に使用することができる。 【0127】 【実施例】次に本発明の実施例および比較例を記載す
る。ただし、以下の各例は本発明を制限するものではな
い。 【0128】実施例1 ポリエチレンテレフタレ−トフイルム(厚さ:100μ
m)を支持体として、この上に下記組成の塗布液を塗布
・乾燥して、乾燥膜厚が0.5μmの剥離層を設けた。 【0129】 〔剥離層用塗布液〕 ・アルコ−ル可溶性ポリアミド 5.4g (CM−8000、粘度:23cps、東レ(株)製) ・ポリヒドロキシスチレン 3.6g (レジンM、平均分子量:5000、丸善石油(株)製) ・メタノ−ル 400g ・メチルセロソルブ 100g 【0130】次に光重合系感光性樹脂層形成用の塗布液
として、下記組成を有するイエロ−(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(K)の四色の感光塗
布液をそれぞれ調製した。 【0131】 〔光重合系感光性樹脂層用塗布液〕 〔イエロ−感光塗布液〕 ・ベンジルメタクリレ−ト・メタクリル酸共重合体 60g (モル比:73/27、粘度η:0.12) ・ペンタエリスリト−ルテトラアクリレ−ト 43.2g ・光重合開始剤:化合物(5) 2.16g ・セイカファ−ストイエロ−H−7055 9.4g (大日精化工業(株)製) ・メチルセロソルブアセテ−ト 560g ・メチルエチルケトン 280g ・フッ素系界面活性剤 1g (フロラ−ドFC−430,住友3M(株)製) 【0132】 〔マゼンタ感光塗布液〕 ・ベンジルメタクリレ−ト・メタクリル酸共重合体 60g (モル比:73/27、粘度η:0.12) ・ペンタエリスリト−ルテトラアクリレ−ト 43.2g ・光重合開始剤:化合物(5) 2.16g ・セイカファ−ストカ−ミン1483 5.2g (大日精化工業(株)製) ・メチルセロソルブアセテ−ト 560g ・メチルエチルケトン 280g ・フッ素系界面活性剤 1g (フロラ−ドFC−430,住友3M(株)製) 【0133】 〔シアン感光塗布液〕 ・ベンジルメタクリレ−ト・メタクリル酸共重合体 60g (モル比:73/27、粘度η:0.12) ・ペンタエリスリト−ルテトラアクリレ−ト 43.2g ・光重合開始剤:化合物(5) 2.16g ・シアニンブル−4920 5.6g (大日精化工業(株)製) ・メチルセロソルブアセテ−ト 560g ・メチルエチルケトン 280g ・フッ素系界面活性剤 1g (フロラ−ドFC−430,住友3M(株)製) 【0134】 〔ブラック感光塗布液〕 ・ベンジルメタクリレ−ト・メタクリル酸共重合体 60g (モル比:73/27、粘度η:0.12) ・ペンタエリスリト−ルテトラアクリレ−ト 43.2g ・光重合開始剤:化合物(5) 2.16g ・三菱カ−ボンブラックMA−100 6.6g (大日精化工業(株)製) ・メチルセロソルブアセテ−ト 560g ・メチルエチルケトン 280g ・フッ素系界面活性剤 1g (フロラ−ドFC−430,住友3M(株)製) 【0135】剥離層の付設された四枚の支持体上に、こ
れら四色の感光塗布液をそれぞれ塗布、乾燥して、乾燥
膜厚が2.4μmの光重合系感光性樹脂層を設けた。 【0136】別に、下記組成の保護層形成用の塗布液を
調製し、この塗布液を各色光重合系感光性樹脂層の上に
それぞれ塗布、乾燥して、乾燥膜厚が1.5μmの保護
層を設けた。 【0137】 〔保護層用塗布液〕 ・ポリビニルアルコ−ル 60g (GL−05、日本合成化学工業(株)製) ・水 970g ・メタノ−ル 30g 【0138】このようにして、順に支持体、剥離層、光
重合系感光性樹脂層及び保護層からなる四色の感光性転
写シ−ト(ネガ型着色感光シ−ト)を製造した。 【0139】実施例2〜49 実施例1における光重合系感光性樹脂層形成用塗布液の
光重合開始剤を、本発明具体的化合物(5)から表1に
示した化合物に変更すること以外は、実施例1の方法と
同様の方法により、四色の感光性転写シ−トを製造し
た。 【0140】 【表1】 【0141】実施例50 実施例1において、剥離層用塗布液の組成を下記組成に
変更すること以外は、実施例1の方法と同様の処理を行
うことにより、四色の感光性転写シ−トを製造した。 【0142】 〔剥離層用塗布液〕 ・アルコ−ル可溶性ポリアミド 7.2g (CM−8000、粘度:23cps、東レ(株)製) ・ポリヒドロキシスチレン 1.8g (レジンM、平均分子量:5000、丸善石油(株)製) ・メタノ−ル 400g ・メチルセロソルブ 100g 【0143】実施例51〜63 実施例50における光重合系感光性樹脂層形成用塗布液
の光重合開始剤を、本発明具体的化合物(5)から表2
に示した化合物に変更すること以外は、実施例1の方法
と同様の方法により、四色の感光性転写シ−トを製造し
た。 【0144】 【表2】【0145】比較例1 実施例1における光重合系感光性樹脂層形成用塗布液の
光重合開始剤を、本発明具体的化合物(5)から式
(A)に示した化合物に変更すること以外は、実施例1
の方法と同様の方法により、四色の感光性転写シ−トを
製造した。 【0146】式(A) 【0147】 【化51】 【0148】比較例2 実施例1における光重合系感光性樹脂層形成用塗布液の
光重合開始剤を、本発明具体的化合物(5)から式
(B)に示した化合物に変更すること以外は、実施例1
の方法と同様の方法により、四色の感光性転写シ−トを
製造した。 【0149】式(B) 【0150】 【化52】 【0151】比較例3 実施例50における光重合系感光性樹脂層形成用塗布液
の光重合開始剤を、本発明具体的化合物(5)から式
(A)に示した化合物に変更すること以外は、実施例5
0の方法と同様の方法により、四色の感光性転写シ−ト
を製造した。 【0152】〔感光性転写シ−トの評価〕各実施例及び
比較例において、得られた各四色の感光性転写シ−トに
ついて、以下に記載する着色試験を行った。 【0153】着色試験:四色各々の感光性転写シ−ト
を、レジスタ−ピンを用いて相応する色分解マスクと重
ね合わせ、1Kw超高圧水銀灯P−607FW(大日本
スクリ−ン製造(株)製)で60秒間画像露光をした
後、カラ−ア−ト用現像液CA−1(商品名:富士写真
フイルム(株)製)の5倍希釈液により、31℃で22
秒間自動現像(カラ−ア−トプロセッサ−CA−600
P:富士写真フイルム(株)製を使用)を行った。この
ようにして色分解マスクを忠実に再現した各四色の感光
性転写シ−トが得られた。 【0154】別に、厚みが100μmの二軸延伸ポリエ
チレンテレフタレ−トフイルム上に、下記処方の塗布液
を調製し、乾燥膜厚20μmとなるように塗布形成し、
受像シ−トを作成した。 【0155】 〔受像層用塗布液〕 ・メタクリル酸メチルポリマ− 90g (平均分子量:100,000、和光純薬(株)製) ・ペンタエリスリト−ルテトラアクリレ−ト 90g ・2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン 3.18g ・p−メトキシフェノ−ル 0.09g ・メチルエチルケトン 220g 【0156】次に、一色目としてブラックの感光性転写
シ−トの画像側を、受像シ−ト材料の膜面と接するよう
に重ね、カラ−ア−ト転写機CA−600T(富士写真
フイルム(株)製)を用いてラミネ−トを行い、しかる
のち感光性転写シ−トの支持体を剥離し、受像シ−ト上
にブラックの画像を転写した。次いで残りの三色の感光
性転写シ−トについて、位置を合わせながら転写を行
い、四色の網点画像が転写形成された受像シ−トを得
た。 【0157】次に、四色画像が転写された受像シ−トと
ア−ト紙(最終支持体)を重ねて、上記転写機でラミネ
−トを行い、その後P−607FW明室プリンタ−(大
日本スクリ−ン製造(株)製、1Kw超高圧水銀灯使
用)で受像シ−ト側から120秒間全面露光し、次いで
受像シ−トの支持体を取り除き、ア−ト紙上に最終画像
(カラ−プル−フ)を得た。 【0158】上記で得られた四色の網点画像が転写形成
された受像シ−トにおいて、反射濃度計RD918(B
フィルタ−を使用:マクベス(株)式会社製)を用いて
非画像部測定を得た。 【0159】一方、受像シ−トとア−ト紙(最終支持
体)を重ねて、カラ−ア−ト転写機CA−600T(富
士写真フイルム(株)製)を用いてラミネ−トを行い、
その後P−607FW明室プリンタ−(大日本スクリ−
ン製造(株)製、1Kw超高圧水銀灯使用)で受像シ−
ト側から120秒間全面露光し、次いで受像シ−トの支
持体を取り除き、ア−ト紙上に転写された受像層を得
た。このようにして得られたサンプル(受像層+ア−ト
紙)を、反射濃度計RD918(Bフィルタ−を使用:
マクベス(株)製)を用いて着色を測定して対照サンプ
ル測定値を得た。 【0160】非画像部の着色は、サンプル非画像部測定
値から対照サンプル測定値を差し引いた値として算出し
た。その結果を表3に示す。 【0161】 【表3】 【0162】 【表4】【0163】 【発明の効果】本発明からなる感光性転写シ−トは、非
画像部の着色が著しく少なく、カラ−プル−フとして良
好であり、より印刷物近似性が向上するという顕著に優
れた効果を奏するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 進二 静岡県富士宮市大中里200番地 富士写 真フイルム株式会社内 (72)発明者 前田 稔 静岡県富士宮市大中里200番地 富士写 真フイルム株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−127571(JP,A) 特開 平5−346634(JP,A) 特開 平5−45876(JP,A) 特開 平3−160454(JP,A) 特開 昭61−188537(JP,A) 特開 昭60−239473(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/004 - 7/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 支持体、有機重合体よりなる剥離層、及
    び光重合系感光性樹脂層をこの順に有する感光性転写シ
    ートにおいて、該光重合系感光性樹脂層に含まれる光重
    合開始剤が感光性ビス(ハロゲン置換メチルオキサジア
    ゾール)化合物であることを特徴とする感光性転写シー
    ト。
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