JP3436639B2 - 全方向移動車両の操舵入力装置 - Google Patents

全方向移動車両の操舵入力装置

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JP3436639B2 JP17672096A JP17672096A JP3436639B2 JP 3436639 B2 JP3436639 B2 JP 3436639B2 JP 17672096 A JP17672096 A JP 17672096A JP 17672096 A JP17672096 A JP 17672096A JP 3436639 B2 JP3436639 B2 JP 3436639B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全方向車に用いら
れ旋回運動の入力に必要な3軸ジョイステックの操舵入
力装置に係り、操舵性、殊に旋回運動に関する操舵の正
確度を高め、運転精度の向上を図りうる全方向移動車両
の操舵入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばリーチ型フォークリフトなどワー
クの運搬を伴い、かつ駆動用のホイールと、荷重を負担
しつつ被動走行するロード用のホイールを具えた車両に
おいて、図9(A)に示すように、車体中心線lと同じ
方向、又は図9(B)、(C)に示すように車体中心線
lと異なる方向に車体中心線lを略一定に保持しつつ直
線的に移動する同位相移動と、図9(D)、(E)、
(F)に示すように回転中心oを車体aの外側、又は車
体中心線lの内側、さらには車体中心線l上に位置させ
つつ車体中心線lの方向を変化させて旋回する旋回運動
とをともになしうる全方向移動車両cが知られている。
【0003】このような全方向移動車両を操舵するに
は、走行方向を設定するためx軸方向、y軸方向及び回
転角αの3要素と速度要素との入力を必要とするため、
図10(A)、(B)に示すような3次元ジョイスティ
ックj、又はこの中で回転角α要素を別に設けたポテン
ションメータを用いて入力し、車両の走行を制御する方
法が用いられていた。
【0004】前記3次元ジョイスティックjは、例えば
図10(A)、(B)に示すように、平板aの上に全方
向に傾動可能なスティックbの先端に回動しうるグリッ
プcを設けており、スティックbの倒れ方向によりx
軸、y軸方向のポテンションを設定でき、又グリップe
の回動によって、車両の回転角を設定するよう形成され
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】車両が緩速度で走行す
る場合には前記構成のジョイステックjによって操舵は
可能であるが、搬送車のように走行時に動揺が烈しく、
かつ高速で走行する車両にあっては、グリップeの倒し
角度γを大きくした場合にはグリップe自体が外に大き
く傾くことによってグリップeを自転させる操作がやり
づらく、特にグリップeに小さな入力角を与える場合に
は車両に対して回転角を定め難いという問題がある。
【0006】なお、又回転角の制御を別の操作具を用い
て行うことについては、フォークリフトなどのように一
人の運転者によって操舵と荷役をともに扱う車両にあっ
ては、運転者が操作しうるのは両手と片足の3点に限ら
れており操作具を追加しても操縦不能となるため、すべ
ての全方向車両に採用しうるものではない。このため、
簡易に、かつ確実に操舵入力しうる装置の出現が要望さ
れていた。
【0007】本発明は、運転者が把持するグリップが取
付く操作具本体を、2次元方向に水平移動させることを
基本として、グリップの傾きを常に一定に保つことが出
来、操縦性能の正確度を高め運転精度の向上を図りうる
全方向移動車両の操舵入力装置の提供を目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、基台に傾動自
在に下の支持点で支持された少なくとも3本の連結杆を
三角形状に配した連結具の上端に、傾動自在にかつ前記
下の支持点と同じ配置の上の支持点で支持された操作具
本体を設けるとともに、各連結杆の上の支持点と下の支
持点との間の長さを略同長とし、かつ連結具は、操作具
本体と基台との相対ねじりを拘束するねじり拘束部を具
えるとともに、前記操作具本体に、回動自在のグリップ
を配し、しかも、前記基台に、グリップを基準原点の位
置に保持させる保持手段と、前記連結杆の基台に対して
傾く向きとその傾き角度を計測する傾斜計測手段とを設
けてなる全方向移動車両の操舵入力装置である。
【0009】前記した如く、3本以上かつ同長の連結杆
を三角形状に配し、かつその連結具は前記構成の高速部
を具えている。これによって、操作具本体は、常に同じ
姿勢で移動でき、従ってこの操作具本体に設けたグリッ
プの傾き角度が一定に保持されるため、グリップの操作
による旋回運動時における回動操舵が容易かつ正確性を
高めうる。
【0010】しかも、グリップの傾き角度が安定するこ
とによって、同位相移動に必要なポジション設定が容易
となりかつその設定精度の向上を図りうる。
【0011】このように、全方向車の同位相運動と旋回
運動とを1つのグリップを操作することにより、精度よ
く設定しうるため、運転精度が高まりかつ舵切り操作が
容易となる。
【0012】又、請求項2に記載するように、前記傾斜
計測手段は、基台上面の一方向に対する連結杆の傾斜を
計測する第1の傾斜計測具と、前記一方向と直角方向の
向きに対する連結杆の傾斜を計測する第2の傾斜計測具
と、この第1、第2の傾斜計測具の計測値を演算し連結
杆の傾く向きと、その傾き角度を算出し得る演算具とを
設けた場合には、連結杆の傾斜を2方向より測定でき、
その計測精度を一層高めうる。
【0013】又操作具本体にグリップの回転を検知する
回転検知センサを設けることが出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の一例を
全方向移動車両が荷役に用いるフォークリフトトラック
である場合を例にとり図面に基づき説明する。
【0015】図1〜6において、全方向移動車両の操舵
入力装置1(以下操舵入力装置1という)は、全方向移
動車両Cに搭載される。
【0016】全方向移動車両Cは、本例では前記した如
くリーチ型のフォークリフトトラックであって、図8に
示す如く車体20に1個の駆動用のホイール21と、そ
の前方に車体中心線lから略等距離を隔てて対設され荷
重を負担する2ケのロード用のホイール22、23とを
具える。
【0017】駆動用のホイール21は、原動機24を係
合しており、その原動機24は、本例ではバッテリを電
源とする直流電動機である。又この駆動用のホイール2
1及び2つのロード用のホイール22、23には、それ
ぞれホイール向き換え装置25…が個別に設けられる。
【0018】なお、前記車体20には、前記操舵入力装
置1に加えてブレーキ用レバー27等の運転操作用機器
が併設される。
【0019】従って、車体20は、駆動用のホイール2
1、及び2つのロード用のホイール22、23のそれぞ
れに係合する各ホイール向き換え装置25、25、25
を整一して作用させることにより、車体中心線lを略一
定に保持しつつ前記車体中心線lと同じ向きに(図9
(A)に示す)又は異なる向きに(図9(B),(C)
に示す)移動する同位相移動で移動でき、又各ホイール
21、22、23を個別にかつそれぞれ異なる向きに向
けることにより車体中心線lを変化させる(図9
(D),(E),(F)に示す旋回運動を行うことがで
き、これらの走行モードは選択により切換えうる。
【0020】操舵入力装置1は、基台2に支持された3
本以上の、本例では3本の連結杆3、4からなる連結具
5の上端に操作具本体6を設けるとともに、その操作具
本体6は、回動自在のグリップ7を配しており、前記基
台2には、グリップを基準原点Oの位置に保持させる保
持手段9と連結杆3の傾きを計測する傾斜計測手段13
とを設けている。
【0021】連結具5は、図2、3に示す如く、前列側
に2本の前の連結杆3、3を後列側に1本の後の連結杆
4を三角形状に配置して形成している。
【0022】前の連結杆3は、その下端を前記基台2に
下の支持点Pにおいて球状のボールジョイント31によ
って全方向に傾傾自在に接続され、又この前の連結杆3
の上端も操作具本体6に対して、上の支持点Qにおいて
下の支持点Pに用いたものと略同様に形成された球状の
ボールジョイント31により全方向に傾倒自在に接続さ
れる。
【0023】他方、後の連結杆4は、本例においては、
図4に示す如く、上、下の支持点P、Qにおいてそれぞ
れ支軸が十字状に突出する十字軸32を、連結杆4側と
相手側、即ち基台2又は操作具本体6とのそれぞれに直
角に配置された軸受33、34に軸支することにより、
後の連結杆4を一方の方向及びこの一方の方向と直角に
交わる他方の方向との2方向に限定して傾倒させうるク
ロスジョイント35、35が設けられる。前記前及び後
の連結杆3、3、4は上、下の支持点P、Q間において
略等長に形成される。
【0024】このように形成された3つの連結杆3、
3、4からなる連結具5を用いて基台2と操作具本体6
との間を結ぶことにより、図6に略示する如く、3つの
上の支持点Q、Q、Qで囲む平面Rは、3つの下の支持
点P、P、Pで囲まれる平面Sと平行移動することが出
来、しかも後の連結杆4においては、前述のクロスジョ
イント35を上、下に設けているため、後の連結杆4
は、その傾倒が一方向Xとその直角方向である他方向Y
とに限定されているため、操作具本体6、基台2との間
で相対ねじりが生じるのを防止することが出来る。この
ように本例では、後の連結杆4の上端、下端に配される
1対のクロスジョイント35、35が基台2と操作具本
体との間の相対ねじりを拘束するねじり拘束部10を形
成する。
【0025】なお、ボールジョイント31を具える連結
杆3、3は、前記平面Sの内側、又は外側に更に本数を
追加して配設してもよく、又、クロスジョイント35を
具える連結杆4も前記平面Sの内側、又は外側に追加し
て配設することも出来、さらには前記連結具5をボール
ジョイント31を具えた3本の連結杆3、3、3によっ
て構成するとともに、クロスジョイント35を具える前
記連結杆4を平面Sの内側又は外側に少なくとも1本以
上設けて形成してもよい。
【0026】操作具本体6にはグリップ7が配される。
グリップ7は、操作具本体6に枢支される回転軸41に
外挿されるとともに、本例ではその上端に設けるノブ4
2を押下げた場合に限り回転軸41に対して共廻り可能
に係合するクラッチを介在させている。
【0027】この操作具本体6には、本例では、グリッ
プ7を把持し回動させた際に、該グリップの操作具本体
6に対する回動角度を計測する回転検知センサ12が設
けられる。
【0028】さらに、前記連結杆3、3、4のうち何れ
か1本、本例では前の連結杆3に、該連結杆3の基台2
に対する傾きを計測する傾斜計測手段13が設けられ
る。この傾斜計測手段13は、基台2上面の一方向Xに
対する連結杆3の傾斜を計測する第1の傾斜計測具14
と、前記一方向Xと直角をなす他方向Yに対する連結杆
3の傾斜を計測する第2の傾斜計測具15と、これら第
1、第2の傾斜計測具14、15による計算値より演算
し、車体20の旋回運動における舵切り角度を算出しう
る演算具16とを具える。なお前記連結杆3には、ボー
ルジョイント31を挿通して下方にのびる計測棒44が
付設される。
【0029】第1の傾斜計測具14は、下の支持点Pを
通りかつ前記1方向と直角に交わるとともに下の支持点
Pにおいて途切れる途切れ部を有する第1の回動軸45
Xの前記途切れ部に下の支持点Pを中心とする下向きの
円弧からなる第1の弓状片46Xを前記第1の回転軸4
5Xに固着し一体化するとともに、この第1の回動軸4
5Xは基台2に取付く軸受片47X、47Xによって支
持されている。又この弓状片46Xには第1の回動軸4
5Xの軸方向にのびる長孔49Xが設けられ、この長孔
49Xには連結杆3の前記計測棒44が挿通する。
【0030】従って連結杆3が一方向Xに傾斜したとき
には、計測棒44が第1の弓状片46Xを押圧し、その
押圧によって、第1の回動軸45Xを回動させる。しか
し計測棒44が他方向Y方向に傾斜したときには、該計
測棒44は長孔49Xに沿って移動するのみで第1の弓
状片46Xは静止状態を保持することによって、第1の
回動軸45Xは回動することはない。
【0031】又基台2には、前記第1の回動軸45が回
動したその回転数NX即ち回動角度を計測する第1の計
測センサSXが取付けられる。
【0032】第2の傾斜計測具15は、第2の回動軸4
5Yが他方向Yと直交する向きに配される他は、前記第
1の傾斜計測具14と略同様に形成され、従って、連結
杆3が他方向Yに傾くときには、第2の弓状片46を回
動させるとともに、連結杆3が他方向Yと直交する向き
に、即ち一方向Xの向きに傾くときには、第2の回動軸
45Yは静止する。又第2の回転軸45Yの回動角度を
計測する第2の計測センサSYが設けられる。
【0033】前記第1、第2の回動軸45X、45Yに
は連結杆3が垂直に起立した際に下死点に位置する振子
式の重錘50、50が第1、第2の回転軸と共廻り可能
に取付けられる。本例においては、このように連結杆3
が垂直に起立する状態を基準原点Oとして設定してい
る。又、前記第1、第2の計測センサSX、SYは、こ
の基準原点Oを起点として回転数NX、NYが計測され
る。
【0034】このように本例では前記2つの重錘50、
50が前記第1、第2の回動軸45X、45Yを基準原
点Oの回動位置に保持し、従ってグリップ7を基準原点
Oの位置に保持させる保持手段9をなす。
【0035】なお第1、第2の弓状片46X、46Yの
重量が大きいなどのために、第1、第2の弓状片46
X、46Yのみによって連結杆3を垂直に保持しうるな
らば、前記構成の重錘を省略することが出来、この場合
には第1、第2の弓状片46X、46Yが前記保持手段
9を形成する。
【0036】なお保持手段9としては、図7に示す如
く、前記計測棒44の突出端44aを少なくとも3方よ
り均等強さのバネ52…によって付勢するよう形成して
もよい。
【0037】然して、グリップ7を基準原点Oに位置さ
せ、かつノブ42を押下げつつグリップ7を回動させる
ことにより、該グリップ7の回動角度を前記回転検知セ
ンサ12によって検出する。
【0038】この回転検知センサ12によって得られた
角度の計測値は、車体20に設ける演算具16によって
演算されることにより、車体20の旋回運動における舵
切り角度を設定することができる。なおグリップ7は、
操作具本体6が水平に保持されているため、グリップ7
を精度よく回動させることが出来る。
【0039】他方、グリップ7を把持して操作具本体6
を所定の向きに移動させる。例えば図3においてグリッ
プ7を基準原点Oから図3の斜右上方のM1点まで移動
させたとき、その移動に際して、第1の計測センサSX
によって一方向Xの移動量に対応したセンサの回転数N
Xを、又第2の計測センサSXによって他方向Yの移動
量に対応したセンサの回転数NYをそれぞれ計測するこ
とが出来る。
【0040】これらの第1、第2の計測センサSX、S
Yの計測回転数NX、YYと、一方向X及び他方向Yの
距離との間で、 NY1/NX1=Y1/X1 (1) (1)式の関係式が得られる。基準原点Oと移動点M1
とを結ぶ線分Nの一方向X線に対する傾き角度θ1は θ1=tan -1(NY1/NX1) (2) 又この傾き角度θ1の算出は演算具16において演算さ
れ、その演算結果により駆動用のホイール21及びロー
ド用のホイール22、23のそれぞれに旋回の指示を行
う。
【0041】同様に、グリップ7が基準原点Oから図3
の斜左下方に位置するM2に移動したとき、一方向X線
に対する傾き角度θ2は、 θ2=tan -1(−NY2/−NX2) (3) によって得られる。
【0042】さらに本例では、基準原点Oを起点とした
グリップの移動量、即ち点O、M1間の線分長さL1の
大小を下記(4)式によって求めることが出来る。
【0043】 L1∝√{(NX1)2 +(NY1)2 } (4) 又、L2∝√{(−NX1)2 +(−NY1)2 (5) このようにL1、L2の大小が前記(4)、(5)式に
よって設定でき、これらの比例関係を用いて同位相移動
における速度を設定する速度設定手段として利用でき
る。即ち、グリップ7の基準原点Oを起点として移動さ
せた移動距離の大小を以て車体20の走行速度を指示す
ることが可能となる。
【0044】このように本例における操舵入力装置1
は、グリップ7の回動操作によって旋回運動における舵
切り角度を設定でき、又グリップ7を回動させることな
く、水平方向に移動させることによって、同位相移動に
おける方向指示と併せて速度指示をも行うことが出来
る。
【0045】
【発明の効果】叙上の如く本発明の操舵入力装置は、操
作具が、基台に対して3本以上かつ同長の連結杆を三角
形状に配した連結具によって接続しかつ相互のねじれを
防止するねじり拘束部を具えているため、操作具本体
は、常に同じ姿勢で水平方向に移動でき、従ってこの操
作具本体に取付くグリップの傾き角度も一定に保持され
ることによってグリップによる旋回運動時における回動
操作が容易かつ正確になしうる。
【0046】しかも、グリップの起立状態が一定である
ことによって、同位相移動のためのポジション設定が容
易となりかつその設定精度を高めうる。このように全方
向車の同位相運動と旋回運動とを1つのグリップを操作
することにより、精度よく設定しうるため、運転精度が
高まりかつ舵切り操作が容易となり操舵に加えて荷役を
も行うフォークリフトトラックなどの荷役用の全方向移
動車両に好適に採用しうる。
【0047】なお請求項2記載のように、傾斜計測手段
として第1、第2の傾斜計測具と演算具とによって構成
した場合には連結杆の傾きを2方向より測定できるた
め、計測精度を一層高めうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】その左側面図である。
【図3】その平面図である。
【図4】そのクロスジョイントを示す斜視図である。
【図5】傾斜計測手段を示す斜視図である。
【図6】連結具の傾動作用を示す斜視図である。
【図7】保持手段の他の例を示す平面図である。
【図8】操舵入力装置を用いた全方向車の一例を示す平
面図である。
【図9】(A)〜(F)は全方向車両の各走行モードを
示す平面図である。
【図10】従来技術を示し、(A)は平面図、(B)は
そのJ−J線側面図である。
【符号の説明】
2 基台 3、4 連結杆 5 連結具 6 操作具本体 7 グリップ 9 保持手段 10 ねじり拘束部 12 回転検知センサ 13 傾斜計測手段 14 第1の傾斜計測具 15 第2の傾斜計測具 16 演算具 C 全方向移動車両 O 基準原点 P 下の支持点 Q 上の支持点 X 一方向 Y 一方向と直角方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66F 9/20 G05G 9/047

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台に傾動自在に下の支持点で支持された
    少なくとも3本の連結杆を三角形状に配した連結具の上
    端に、傾動自在にかつ前記下の支持点と同じ配置の上の
    支持点で支持された操作具本体を設けるとともに、各連
    結杆の上の支持点と下の支持点との間の長さを略同長と
    し、かつ連結具は、操作具本体と基台との相対ねじりを
    拘束するねじり拘束部を具えるとともに、 前記操作具本体に、回動自在のグリップを配し、しか
    も、前記基台に、グリップを基準原点の位置に保持させ
    る保持手段と、前記連結杆の基台に対して傾く向きとそ
    の傾き角度を計測する傾斜計測手段とを設けてなる全方
    向移動車両の操舵入力装置。
  2. 【請求項2】前記傾斜計測手段は、基台上面の一方向に
    対する連結杆の傾斜を計測する第1の傾斜計測具と、前
    記一方向と直角方向の向きに対する連結杆の傾斜を計測
    する第2の傾斜計測具と、この第1、第2の傾斜計測具
    の計測値を演算し連結杆の傾く向きと、その傾き角度を
    算出し得る演算具とを具え、かつ前記操作具本体にグリ
    ップの回転を検知する回転検知センサを設けたことを特
    徴とする請求項1記載の全方向移動車両の操舵入力装
    置。
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