JP3436322B2 - 油回収装置 - Google Patents

油回収装置

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JP3436322B2
JP3436322B2 JP13654994A JP13654994A JP3436322B2 JP 3436322 B2 JP3436322 B2 JP 3436322B2 JP 13654994 A JP13654994 A JP 13654994A JP 13654994 A JP13654994 A JP 13654994A JP 3436322 B2 JP3436322 B2 JP 3436322B2
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Inventor
俊雄 宮田
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株式会社三鷹工業所
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、工作機械用研摩油,食
料品油等の油を含有する廃液を処理して、油層を分離除
去する油回収装置に関する。 【0002】 【従来の技術】工場,厨房等から発生する油を含有した
排水の処理にあっては、環境保全や各種管路の保守管理
上、油を分離して排水する必要がある。この油の除去に
あっては、液溜内に液面位置に開口する回収用管路を設
けて、液の流れにより、該管路で油を回収する様にした
油阻集器が一般的に用いられる。 【0003】ところで、かかる構成にあっては、液の自
然流によるものであり、油を強制回収するものではな
く、回収速度が遅い。また、被処理液全部を油阻集器に
導入するものであり、配管設備を要して、簡易に後付施
工することができないという問題点があった。 【0004】一方、駆動モータに連係されて、収納筐内
に支持される駆動ロールと、垂下ロールとに無端状回収
ベルトを掛渡して、前記垂下ロールを処理液中に浸漬さ
せ、前記回収ベルトに付着した油を収納筐内で回収する
ようにした油回収装置も提案されている。この構成にあ
っては、被処理液槽への後付が簡易に行ない得るという
利点がある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで上述のよう
に、回収ベルトの下部を液中に浸漬して、該回収ベルト
により油を回収する構成にあっては、該ベルトの液表面
に直交する走行に伴う剪断応力により、液表面の流れを
生じさせているものであり、このためかかる手段にあっ
ては、液の流れが充分ではなく、液表面の油が停滞して
充分な油の回収効率を達成し得ているとは言いえないも
のであった。 【0006】本発明は、液表面の流れを早くして、油の
回収効率を向上させ得る油回収装置の提供を目的とする
ものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、駆動モータに
連繋されて収納筐内に支持される駆動ロールと、垂下ロ
ールとに無端状回収ベルトを掛渡して、前記垂下ロール
を処理液中に浸漬させ、前記回収ベルトに付着した油を
収納筐内で回収するようにした油回収装置において、前
記垂下ロールの側面に、中心から放射状に配置して複数
のかき寄せ羽根を設けたことを特徴とするものである。 【0008】 【作用】回収ベルトの走行に伴って前記垂下ロールが回
転する。そしてこのとき垂下ロールの側面に設けられた
かき寄せ羽根も回転するために、処理液が流動し、水面
が移動して、回収ベルト周面の液が滞留せず、油が効率
的に回収されることとなる。 【0009】 【実施例】図1〜図3に従って本発明の油回収装置xの
一実施例を説明する。 【0010】ここで、1は収納筐体であって、該収納筐
体1の側面には駆動モータ2が固定され、ギヤーボック
ス3内で該駆動モータ2の駆動軸と連繋機構を介して連
繋される駆動軸4が前記収納筐体1内に突出しており、
該駆動軸4に太鼓状の駆動ロール6が支持されている。
そして該駆動ロール6に、スポンジ,フェルト等の吸油
材やスチール帯等により形成された無端状の回収ベルト
7が掛け渡され、かつ前記駆動ロール6の直下位置で、
周囲と非接続とした太鼓状の垂下ロール8に回収ベルト
7の下縁が掛渡され、該垂下ロール8の自重により、前
記回収ベルト7を上下方向で緊張状態としている。前記
駆動ロール6,垂下ロール8を太鼓状としたのは回収ベ
ルト7の走行中における離脱を防止するためである。 【0011】さらに、前記収納筐体1内にあって、スク
レーパ10が、その先端を前記駆動ロール6周囲の下方
へ走行する位置で回収ベルト7に外接して設けられる。
このスクレーパ10の下端には樋11が固着され、その
側端で収納筐体1内に取付けられた油阻集槽12に液を
案内するようにしている。 【0012】この油阻集槽12は、複数の隔壁13a,
13b,13cが垂直方向に配設されて、その内部を区
画し、液供給部14の液の上澄み層が、油層部15と前
記隔壁13aの上縁を介して連通され、該油層部15に
油出口16が設けられ、該油出口16に設けた接続嘴に
ホースを接続することにより、該油を取り出し得るよう
にしている。また、前記隔壁13bの下縁を介して液供
給部14が滞留部17と連通し、さらに隔壁13cを介
して回収部18が設けられ、該回収部18には液出口1
9が設けられ、同じく該液出口19に設けた接続嘴にホ
ースを接続することにより、油が除去された液が回収さ
れるようにしている。 【0013】この油回収装置xは、取付けフレーム20
を介して、処理液槽Tの周縁に形成されたフランジ部等
に固定されて、前記回収ベルト7の下部を該処理液槽T
内に浸漬するように配置される。 【0014】次に本発明の要部につき説明する。 【0015】前記垂下ロール8の両側面には、羽根車3
0,30が設けられる。 【0016】この羽根車30は、円板31,31間に鈎
十字状の放射片32が挟持されて構成される。この放射
片32は、中心から等角度間隔で放射状に延出する四枚
の鈎状のかき寄せ羽根33からなる。そして、この羽根
車30は、円板31,31,放射片32を貫通するビス
35により、垂下ロール8の両側面に固着されることと
なる。 【0017】かかる構成にあって、前記回収ベルト7が
一方向に走行すると、該回収ベルト7の処理液槽T内の
処理液中に浸漬した部分で、油が回収ベルト7表面に含
浸又は付着し、その走行に伴って、前記スクレーパ10
で掻き取られることとなる。そしてこの掻き取られた液
は、樋11から油阻集槽12の液供給部14に供給さ
れ、油分が油出口16から回収され、油を除去された液
が液出口19から回収される。この液出口19の液は、
ホースを接続させずに直接処理液槽T側へ流下させても
良い。 【0018】一方、前記回収ベルト7の走行にともなっ
て、垂下ロール8が追従回転する。このため前記羽根車
30が垂下ロール8の両側で回転する。この回転によ
り、渦流が発生し、周囲の浮上油は図1で示すように回
収ベルト7側へ引き寄せられる。このとき、各かき寄せ
羽根33には、その端部に鈎縁34が形成され、さらに
前記円板31,31により、かき寄せ羽根33はその両
側で挟まれている。このため、各かき寄せ羽根33,3
3間の液はほぼ閉じこまれた状態となって、さらに効率
的に渦流を発生させることができる。 【0019】尚、前記円板31,31を設けず直接、垂
下ロール8の側面に放射片32を固着しても良い。この
場合に、垂下ロール8と放射片32又はかき寄せ羽根3
3とを一体成形しても良い。また前記かき寄せ羽根33
の先端で34を除去するようにしても良い(図4参
照)。またこのかき寄せ羽根33は二枚,三枚さらには
五枚以上配設するようにしても良い。 【0020】図4で示すように、前記回収ベルト7の周
面に、スポンジ,フェルト等の吸油材によって形成され
た吸油舌片40を走行方向の反対方向へ傾斜させて、適
宜間隔で多数突成するようにしても良い。この吸油舌片
40は、収納筐体1内でスクレーパ10により絞り作用
を受けることとなる。 【0021】さらには、上述の構成にあって垂下ロール
8を自由として、その自重により回収ベルト7を緊張さ
せるようにしたが、前記駆動ロール6,垂下ロール8の
各支軸を支持フレームで枢支することにより連繋しても
良く、この場合にも、前記垂下ロール8の側面にかき寄
せ羽根33を配設することがきる。尚、かき寄せ羽根3
3の回転が支持フレームに干渉しないように、前記垂下
ロール8の支軸を延出して、該支軸に上述した羽根車3
0の中心を支持する等の構成が提案され得る。 【0022】 【発明の効果】本発明は、上述の様に、駆動ロール6
と、垂下ロール8とに無端状回収ベルト7を掛渡して、
前記垂下ロール8を処理液中に浸漬させ、回収ベルト7
に付着した油を収納筐1内で回収するようにした油回収
装置xにおいて、前記垂下ロールの側面に中心から放射
状に、複数のかき寄せ羽根33を設けたから、回収ベル
ト7の走行に伴って前記垂下ロール8が回転するとかき
寄せ羽根33も回転するために、処理液が流動して液面
が移動し、回収ベルト7周囲の液面が滞留せず、その油
が効率的に回収されることとなる等の優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示す縦断側面図である。 【図2】同上の正面図である。 【図3】同上の平面図である。 【図4】回収ベルト7の他の構成を示す側面図である。 【符号の説明】 1 収納筐体 2 駆動モータ 6 駆動ロール 7 回収ベルト 8 垂下ロール 10 スクレーパ 12 油阻集槽 30 羽根車 31 放射片32 33 かき寄せ羽根

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】駆動モータに連繋されて収納筐内に支持さ
    れる駆動ロールと、垂下ロールとに無端状回収ベルトを
    掛渡して、前記垂下ロールを処理液中に浸漬させ、前記
    回収ベルトに付着した油を収納筐内で回収するようにし
    た油回収装置において、前記垂下ロールの側面に、中心
    から放射状に配置して複数のかき寄せ羽根を設けたこと
    を特徴とする油回収装置。
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JP4915525B2 (ja) * 2007-06-26 2012-04-11 株式会社フクハラ 浮上油の回収方法および回収装置
JP2009082897A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Fukuhara Co Ltd 浮上油の回収方法および回収装置

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