JP3239293U - 油回収装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】油回収率に優れる油回収装置を提供する。【解決手段】油回収装置は、本体ケース1と、本体ケースに回転可能に設けられた駆動ローラ3と、駆動ローラを回転させるモータMと、本体ケースに設けられたブラケット2と、ブラケットに回転可能に設けられたガイドローラ4と、駆動ローラ及びガイドローラの外周に巻回された油回収ベルト5と、油回収ベルトで回収された油を絞り落とす絞り具6と、絞り具で絞り出された油を回収する回収タンク7を備えた装置であって、油回収ベルトの表面に凹凸が設けられたものである。【選択図】図3
Description
実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り (1)株式会社日刊工業新聞社が、日刊工業新聞の令和4年6月10日付朝刊第9面にて、高木龍一及び木村茂信が考案した油回収装置について公開した。 (2)株式会社そうぎょうが、日刊工業新聞の令和4年6月14日付朝刊第27面にて、高木龍一及び木村茂信が考案した油回収装置について公開した。 (3)株式会社そうぎょうが、令和4年7月6日~令和4年7月9日にINTERMOLD名古屋にて、高木龍一及び木村茂信が考案した油回収装置について公開した。 (4)株式会社そうぎょうが、令和4年7月6日に浮上油回収装置 UB-300カタログにて、高木龍一及び木村茂信が考案した油回収装置について公開した。 (5)株式会社そうぎょうが、産経新聞東海版の令和4年7月13日付第27面にて、高木龍一及び木村茂信が考案した油回収装置について公開した。
本考案は、容器内の油を回収する油回収装置に関する。
従来、工場排水から油等を除去する装置の一例として、少なくとも二つのローラと、それらローラ間に掛け渡され油が付着しやすい材料によって構成されたベルトと、ベルトを駆動する駆動手段と、ベルトからローラ表面に移行した油を掻き取るブレードと、掻き取られた油を回収する容器を備えた装置(特許文献1)が知られている。
前記特許文献1の装置ではないが、流通している油回収装置の中には、回収した油液全体に対する油の割合が60%程度(その他の液の割合が40%程度)のものや、油の割合が15%程度(その他の液の割合が85%程度)のもの等があった。
これら従来の油回収装置の油回収効率は決して高いとは言えず、油回収装置の利用者からは、従来の油回収装置よりも油回収率の高い油回収装置の開発が望まれていた。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その解決課題は、従来の油回収装置に比べて油回収率に優れる油回収装置を提供することにある。
本考案の油回収装置は、容器内の油を回収する油回収装置であって、本体ケースと、本体ケースに回転可能に設けられた駆動ローラと、駆動ローラを回転させるモータと、本体ケースに設けられたブラケットと、ブラケットに回転可能に設けられたガイドローラと、駆動ローラ及びガイドローラの外周に巻回された油回収ベルトと、油回収ベルトで回収された油を絞り落とす絞り具と、絞り具で絞り出された油を回収する回収タンクを備え、油回収ベルトの表面に凹凸を備えたものである。
本考案の油回収装置は、表面に凹凸を備えた油回収ベルトを用いており、凸部で油を吸着すると共に、吸収した水を凹部から排出できるため、従来の油回収装置に比べて油回収率を向上させることができる。
(実施形態)
本考案の油回収装置10は、容器内の浮上油を回収する装置である。油回収装置10は、たとえば、工作機械のクーラントタンク等の容器T(図4参照)中の浮上油の回収等に用いることができる。
本考案の油回収装置10は、容器内の浮上油を回収する装置である。油回収装置10は、たとえば、工作機械のクーラントタンク等の容器T(図4参照)中の浮上油の回収等に用いることができる。
図1~図3に、本考案の油回収装置10の一例を示す。図1~図3において、1は本体ケース、2はブラケット、3は駆動ローラ、4はガイドローラ、Mはモータ、5は油回収ベルト、6は絞り具、7は回収タンク、8は取付けフランジである。
前記本体ケース1は底面開口の箱型部材である。本体ケース1の上面には、本体ケース1の内部を視認可能な確認窓1aが設けられている。本体ケース1には着脱式の本体カバー1bが設けられ、本体カバー1bを外すことで内部のメンテナンスを行えるようにしてある。
前記本体ケース1の内面には、駆動ローラ3が回転可能に設けられている。この実施形態では、駆動ローラ3として、鉄に三価亜鉛メッキ処理を施した材質製のローラを用いている。このようなローラを用いることで従来使用されていた樹脂製ローラに比べて耐久性が向上し、交換頻度を下げることができる。これにより、環境負荷を低減することもできる。
本体ケース1の内面には、ガイドローラ4を取り付けるためのブラケット2が取り付けられている。この実施形態のブラケット2は縦長の薄板材で構成されている。ブラケット2は、本体ケース1の底面開口部から下向きに突出するように設けられている。
ブラケット2の上端寄りの位置には長孔(図示しない)が設けられている。ブラケット2を上下方向の任意位置に移動させ、その位置で本体ケース1に形成されたビス孔とブラケット2の長孔にビスを挿通してボルト締めすることで、ブラケット2の上下方向の位置を変えられるようにしてある。ブラケット2は位置調整ができない固定式のものであってもよい。
ブラケット2の下端側には、ガイドローラ4が回転可能に取り付けられている。この実施形態では、ガイドローラ4として、鉄に三価亜鉛メッキ処理を施した材質製のローラを用いている。駆動ローラ3と同様、このようなローラを用いることでローラの交換頻度を減らすことができ、これにより、環境負荷を低減することもできる。
前記駆動ローラ3とガイドローラ4の外周には、油回収ベルト5としてウレタン製の無端ベルト(以下「ウレタンベルト」という)が巻回されている。油回収ベルト5は油液吸収性が高いもの(ウレタンベルトと同程度以上のもの)であればウレタンベルト以外であっても良い。
この実施形態のウレタンベルトは、周長700mm、巾30mm、厚さ0.8mmのものである。ベルト巾を従来のベルト(巾20mm)の1.5倍に広げたことで、回収効率を向上させることができる。ただし、ここで挙げた寸法は一例であり、ウレタンベルトの寸法はこれ以外であってもよい。
ウレタンベルトは耐熱性が低いものの、他の材質に比べて吸収性が高いため、油を吸収しやすい。本実施形態のウレタンベルトの表面全体には複数の凹凸が設けられている。凹凸の配置に制約はなく、たとえば、凹部と凸部のそれぞれが油回収ベルト5の長手方向に沿って平行に並ぶように設けたり、凹部と凸部のそれぞれが油回収ベルト5の長手方向に沿って千鳥配置になるように設けたりすることができる。いずれの場合も、水(油以外の液体)が上から下(斜め下も含む)に向けて流れやすいようにするのが好ましい。
凸部は主として油を吸着する役割を、凹部は主として水が抜ける水通路としての役割を果たす部分であり、浮上油は凸部に吸着され、水は凹部から抜け落ちる(排出される)ようにしてある。このような構成にすることで、従来の油回収装置よりも水の吸収率を低減させ、油の回収率を向上させることができる。
本実施形態の油回収装置では、油回収ベルト5としてウレタンベルトを用いているため、低温の処理対象液、具体的には、70℃未満、好ましくは60℃未満、更に好ましくは50℃未満の処理対象液の油回収の用途で好適に用いることができる。
この実施形態では、ブラケット2の上下方向の位置を調整し、駆動ローラ3とガイドローラ4の距離を調整することによって、油回収ベルト5のテンションを調整できるようにしてある。
油回収ベルト5の伸び等によってスリップが生じたときには、ブラケット2の位置調整により油回収ベルト5のテンションを調整することで、前記スリップの問題を解決することができる。
駆動ローラ3にはギヤヘッド付きのモータM(いわゆるギヤモータ)が接続され、当該モータMによって駆動ローラ3が回転するようにしてある。この実施形態では、モータMとして端子箱付きのギヤモータを用いているが、モータMはこれ以外であっても良い。
モータMによって駆動ローラ3が回転すると油回収ベルト5が回転し、油回収が開始される。なお、ベルトの回転速度に特に限定はないが、この実施形態では、従来の回転速度(31rpm)よりも低速の8rpm程度で回転するようにしてある。
ここで示した油回収ベルト5の回転速度は一例であり、油回収ベルト5の回転速度は8rpmより早くても遅くても良い。ただし、従来の回転速度(31rpm)よりも遅い速度、好ましくは20rpm未満、更に好ましくは10rpm未満とするのが良い。
このような速度とすることで、ウレタンベルトの表面の凹部からの水抜け量を増やすことができ、結果として油の回収率を向上させることができる。従来の回転速度(31rpm)よりも早く回転させると、水が十分に抜け落ちず、油の回収率が低下するおそれがある。
本体ケース1の内部には、油回収ベルト5で回収された油を絞り落とすための絞り具6が設けられている。この実施形態の絞り具6は油回収ベルト5に押し当てて油を絞り出す絞り部6aと、絞り出された油を外部へ排出するシュート部6bを備えている。
シュート部6bの先端は、本体ケース1に形成された側面開口部1cから本体ケース1の外に突出するようにしてある。シュート部6bの先方には、シュート部6bから排出される油を回収する回収タンク7が設けられている。
回収タンク7は上面開口の箱型であり、本体ケース1の側面開口部1cの下側に取り付けられている。回収タンク7は本体ケース1に着脱可能であり、回収タンク7内に一定量の油が溜まったら本体ケース1から取り外し、溜まった油を貯留用タンク(図示しない)等に捨てられるようにしてある。
本体ケース1の回収タンク7の下側には、クーラントタンク等の容器Tへの取付けに用いる取付けフランジ8が設けられている。この実施形態の取付けフランジ8は、本体ケース1に固定する固定面8aと、容器T等に固定する取付け面8bを備えたL字状の部材である。取付け面8bには容器T等への取付けに使用するビスを挿通するためのビス孔が設けられている。
図1~図3に示す例では、取付けフランジ8を本体ケース1の側面の回収タンク7の下側に設ける場合を一例としているが、取付けフランジ8の取り付け位置はそれ以外の場所であってもよく、たとえば、本体ケース1の正面や背面等、利用者の要望に応じた位置に設置することができる。
この実施形態の油回収装置10では、油回収ベルト5での油回収率及び水の排出率が高いため、従来の油回収装置10で必須の構成であった油水分離タンク(油と水とを分離するためのタンク)が不要であり、装置の小型化や軽量化を実現することができる。
本件出願人の実験では、本実施形態の油回収装置によって、回収した油液全体に対する油の割合が80%超(その他の液の割合が20%未満)の油回収率を実現することが確認できた。
(作用)
本考案の油回収装置10の作用について、図面を参照して説明する。図4に示すように、油回収装置10の油回収ベルト5部分を容器T内の液中へ入れてモータMを駆動すると、油回収ベルト5が回転し、浮上油が油回収ベルト5の表面に付着する。付着した油は、絞り具6の絞り部6aによって絞り出され、シュート部6bから回収タンク7内に落下して回収される。
本考案の油回収装置10の作用について、図面を参照して説明する。図4に示すように、油回収装置10の油回収ベルト5部分を容器T内の液中へ入れてモータMを駆動すると、油回収ベルト5が回転し、浮上油が油回収ベルト5の表面に付着する。付着した油は、絞り具6の絞り部6aによって絞り出され、シュート部6bから回収タンク7内に落下して回収される。
本考案の油回収装置10は、たとえば、クーラントタンク中の浮上油を回収する装置として好適に用いることができる。
1 本体ケース
1a 確認窓
1b 本体カバー
1c 側面開口部
2 ブラケット
2a 長孔
3 駆動ローラ
4 ガイドローラ
5 油回収ベルト
6 絞り具
6a 絞り部
6b シュート部
7 回収タンク
8 取付けフランジ
8a 固定面
8b 取付け面
10 油回収装置
M モータ
T 容器
1a 確認窓
1b 本体カバー
1c 側面開口部
2 ブラケット
2a 長孔
3 駆動ローラ
4 ガイドローラ
5 油回収ベルト
6 絞り具
6a 絞り部
6b シュート部
7 回収タンク
8 取付けフランジ
8a 固定面
8b 取付け面
10 油回収装置
M モータ
T 容器
Claims (6)
- 容器内の油を回収する油回収装置において、
本体ケースと、
前記本体ケースに回転可能に設けられた駆動ローラと、
前記駆動ローラを回転させるモータと、
前記本体ケースに設けられたブラケットと、
前記ブラケットに回転可能に設けられたガイドローラと、
前記駆動ローラ及びガイドローラの外周に巻回された油回収ベルトと、
前記油回収ベルトで回収された油を絞り落とす絞り具と、
前記絞り具で絞り出された油を回収する回収タンクを備え、
前記油回収ベルトの表面に凹凸が設けられた、
ことを特徴とする油回収装置。 - 請求項1記載の油回収装置において、
油回収ベルトの回転速度が10rpm未満である、
ことを特徴とする油回収装置。 - 請求項1記載の油回収装置において、
油回収ベルトがウレタン製である、
ことを特徴とする油回収装置。 - 請求項1記載の油回収装置において、
ブラケットは、上下方向の位置を調整できるように本体ケースに設けられた、
ことを特徴とする油回収装置。 - 請求項1記載の油回収装置において、
本体ケースに、内部を視認可能な確認窓が設けられた、
ことを特徴とする油回収装置。 - 請求項1記載の油回収装置において、
本体ケースに、容器への取付けに用いる取付けフランジが設けられた、
ことを特徴とする油回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022002547U JP3239293U (ja) | 2022-08-02 | 2022-08-02 | 油回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022002547U JP3239293U (ja) | 2022-08-02 | 2022-08-02 | 油回収装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3239293U true JP3239293U (ja) | 2022-10-03 |
Family
ID=83460179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2022002547U Active JP3239293U (ja) | 2022-08-02 | 2022-08-02 | 油回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3239293U (ja) |
-
2022
- 2022-08-02 JP JP2022002547U patent/JP3239293U/ja active Active
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A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
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