JP3434118B2 - 現像剤撹拌装置 - Google Patents

現像剤撹拌装置

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JP3434118B2 JP08001296A JP8001296A JP3434118B2 JP 3434118 B2 JP3434118 B2 JP 3434118B2 JP 08001296 A JP08001296 A JP 08001296A JP 8001296 A JP8001296 A JP 8001296A JP 3434118 B2 JP3434118 B2 JP 3434118B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やファクシ
ミリ、プリンタなどに用いられる乾式2成分現像剤を用
いる現像装置の現像剤撹拌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に静電式画像形成装置は次のような
プロセスで印字を行なっている。すなわち、図11に示
すように、帯電器2によって感光体ドラム1の表面を均
一に例えば(+)帯電し、露光部3による光照射で感光
体ドラム1の表面に静電潜像を形成する。感光体ドラム
1の回転に応じてこの静電潜像を、現像装置4と対向す
る位置を通過させる。この通過に際して(−)帯電のト
ナーが付着し、静電潜像がトナー像として可視像化され
る。この可視像は、タイミングを合わせて搬送されてき
た記録紙9上に、転写器5の働きにより転写される。転
写されたトナー像は定着装置6を通過する際に記録紙9
上に固着される。一方、転写処理後の感光体ドラム1上
の潜像電荷は除電器7によって除電され、転写されずに
感光体ドラム1上に残った残留トナーはクリーニング装
置8によって除去される。以上の一連のプロセスを繰り
返すことにより連続的に印字が行なわれる。
【0003】このような静電式画像形成装置において、
現像装置4ではトナーとキャリアからなる乾式2成分現
像剤が用いられている。現像装置4では次のような動作
がなされる。図11において簡略化して示された現像装
置4は、例えば図12に示すような構造をしている。図
12において、現像ホッパ10に貯蔵されたトナーとキ
ャリアとからなる乾式の2成分現像剤は、撹拌ローラ1
1によって撹拌されながら帯電し、現像スリーブ12に
供給されて該現像スリーブ12上に磁気ブラシを形成す
る。当該磁気ブラシは、現像スリーブ12に保持されな
がら、現像剤規制部材であるドクターブレード13を通
過する際に量や高さを規制される。
【0004】ドクターブレード13を通過したこの磁気
ブラシは、現像スリーブ12と感光体ドラム1との対向
近接部位により形成されている現像領域14に搬送され
る。この現像領域において、前記撹拌ローラ11の回転
により撹拌された際、または前記ドクターブレード13
を通過の際に摩擦帯電されたトナーが、その帯電極性と
逆極性に帯電された感光体ドラム1上の静電潜像に引き
寄せられて付着し、現像されるのである。
【0005】図12において、撹拌ローラ11および現
像スリーブは現像ホッパ10内にあり、この現像ホッパ
10の内壁部には、撹拌ローラ11の回転域に臨ませて
キャリアに対するトナーの濃度を検知するための磁気セ
ンサ17のセンサ面17aが位置している。磁気センサ
17は、現像剤中のキャリアの透磁率を検出するもの
で、この磁気センサ17の出力からトナー濃度を知るこ
とができる。
【0006】当該現像によってトナーを消費し、キャリ
アに対する割合が減りトナー濃度が所定の基準値より低
くなったことが検知されると、現像剤に対してトナー補
給装置15からフレッシュトナーが補給される。このフ
レッシュトナーは現像装置内の現像剤とともに、現像剤
撹拌用回転体としての撹拌ローラ11で撹拌され、逐次
現像に供される。
【0007】このように、撹拌ローラ11は良好な画像
を得るためにトナー補給装置によって補給されたトナー
を現像剤中に均一に分散してトナーとキャリアの摩擦帯
電を促したり、現像剤中の濃度偏差をなくすようにトナ
ーを拡散することを主な目的とするが、現像剤中のトナ
ー濃度を磁気センサによって検知している場合、この撹
拌作用によっていくつかの問題を生ずる。
【0008】磁気センサ17は前記したように、トナー
濃度の変化、すなわち、トナーとキャリアの混合比率の
変化はそのまま、現像剤の透磁率の変化として現れるこ
とから、濃度検知を行なう磁気センサ17はこの透磁率
変化を電圧の変化として検出するものであり、通常、現
像剤が貯蔵されている現像ホッパ内壁面からセンサ検知
面を覗かせるような形で設置される。そして、繰り返し
行なわれるトナー補給と撹拌作用によって刻々と変化す
る現像剤のトナー濃度を連続的に検出する。
【0009】図13に示すように、撹拌ローラ11は前
述したような撹拌作用を行なうために回転軸11aの周
りに、楕円形の撹拌羽根11bを所定のピッチで多数配
置した構成をしている。撹拌羽根11bはその楕円の長
軸が回転軸の軸線O−Oに対して角度θの傾きを有して
いて、軸方向からみたときに真円形状に見える。この撹
拌羽根11bの回転に応じて現像ホッパ10内で現像剤
の撹拌と現像スリーブ12に対する現像剤の循環搬送が
行なわれる。撹拌羽根11bは現像ホッパ10内の現像
剤全体を撹拌するため、その外周は現像ホッパ10の内
壁面に近接して配置されている。
【0010】このため、撹拌羽根11bがセンサ17の
検知範囲を繰り返し通過することによる影響と、撹拌作
用より現像剤に疎密ができることによる影響で、センサ
出力電圧は図15においてある濃度に対する真の出力値
αから上下に振れる出力の周期的変化、所謂リップルが
生じ、そのリップル範囲内ではその電圧が現在のトナー
濃度に対応した真の値なのかが分からない。また、現像
剤が掻き混ぜられながらセンサ17a面を次々と通過す
ることでセンサ面17aに検知精度を鈍らせる表層がで
き、同じトナー濃度でも経時で出力電圧が変わってしま
い、トナー濃度を正確に把握できないう不具合を生じる
こともある。
【0011】そこで、従来、センサ面17aに対向する
領域での現像剤の疎密、現像剤の連続かつ激しいセンサ
面通過、撹拌羽根の直接の出力電圧への影響、を緩和す
るためセンサ面17aに対向する部分の撹拌羽根11b
を、該センサ面17aに対向する部分以外の撹拌羽根1
1bに比べて羽根の大きさを小さく形成し、あるいは完
全に削除した構成とする対応がなされていた。図14に
センサ面17aに対向する部分の撹拌羽根11bを完全
に削除した例を示す。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、センサ面に対
応する部分の羽根を小型化し、あるいは図14に示すよ
うに完全に削除すると、センサ周辺の現像剤の搬送力が
弱まるため、センサ周辺の現像剤の入替えがなされにく
くなり、また、高濃度時にはトナーが滞留しやすくな
る。このため、図16に示す特性に従うセンサ特性上、
センサ面近傍だけが他の部位と比べてトナー濃度が高く
なることから、センサ出力は低出力となり正確なトナー
濃度を検出できないといった問題を生じ易くなる。
【0013】そこで、請求項1〜請求項4記載の発明で
はセンサ近傍での現像剤の滞留による影響を小さくし、
センサによるトナー濃度検出を正確に行なうことのでき
る現像剤撹拌装置を提供することを目的とする。
【0014】また、請求項5記載の発明では、現像剤の
入れ替えを促進してより正確な濃度検知を行なうことの
できる現像剤撹拌装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、 (1). 多数の楕円板による攪拌羽根を所定ピッチで
回転軸の軸線に対して傾けて設けた攪拌ローラ又は回転
軸の周りに螺旋羽根による攪拌羽根を巻き付けてなる
拌ローラを現像ホッパ内に設け、前記撹拌羽根を回転す
ることにより前記現像ホッパ内の乾式2成分現像剤を撹
拌して現像に供し、前記撹拌羽根の回転域に臨ませて設
けた磁気センサによりトナー濃度を検知し、トナーの不
足が生じたら適宜補給して撹拌するようにした現像剤撹
拌装置であって、前記磁気センサが現像剤中のキャリア
の透磁率を電圧の変化として検出するものであり、前記
撹拌ローラの前記磁気センサのセンサ面と対向する部分
の前記撹拌羽根を、前記センサ面と対向する部分以外の
前記撹拌羽根に比べて羽根の大きさを小さく形成し、あ
るいは完全に削除した構成とした現像剤撹拌装置におい
て、前記撹拌ローラの前記センサ面と対向する部分に、
前記センサ面よりも小さな前記回転軸方向の幅を持ちか
つ、前記回転軸の半径方向に突出した、前記センサ面上
の現像剤入れ替え促進・トナー滞留防止のための突起を
1つ以上設けた(請求項1)。
【0016】(2).(1)記載の現像剤撹拌装置にお
いて、前記撹拌羽根は楕円板を前記回転軸に対して傾け
て間隔をおいて設けたものとした(請求項2)。
【0017】(3).(1)記載の現像剤撹拌装置にお
いて、前記撹拌羽根は螺旋羽根からなるものとした(請
求項3)。
【0018】(4).(1)記載の現像剤撹拌装置にお
いて、前記撹拌羽根は1/2楕円板を前記回転軸に対し
て傾けて間隔をおいて設けたものとした(請求項4)。
【0019】(5).(1)、(2)、(3)または
(4)記載の現像剤撹拌装置において、前記突起には、
前記回転軸線に対して傾斜した面を形成した(請求項
5)。
【0020】
【発明の実施の形態】
(一).請求項1に対応した説明 (a).撹拌羽根として楕円板を用いた撹拌ローラの場
合(請求項2) 図1において、撹拌ローラ11上であって、センサ面1
7aと対向した部位、つまり、撹拌羽根11bが削除さ
れた部位の回転軸11aに該回転軸11aの半径方向に
突出した突起18を設けている。この突起18の高さは
センサ面17aにぶつからない範囲でセンサ面17aに
近い寸法とする。ここで、突起18が合成樹脂など非磁
性体で形成される場合には特にいえることであるが、該
突起18がセンサ面17a近傍の現像剤中、つまり、磁
性体からなるキャリアと混在しているトナー中を通過す
る際には、該突起18が存在する場合と、存在しない場
合とで透磁率が変化し、センサ出力は図15に示す如き
リップルとなって現れることが考えられる。そこで、回
転軸の軸方向での該突起18の幅Bは、回転軸の軸方向
でのセンサ面17aの直径Cより小さく設定しておく。
【0021】このように突起18の幅Bをセンサ面17
aの直径よりも小さくすることで、突起18のセンサ面
上通過が原因で起こるリップルや突起18の現像剤掻き
乱しによる現像剤疎密が原因で起こるリップルを最小限
に抑えることができ、センサ面17a相当の位置に突起
を設けているので現像剤の入替えが促進され、トナーの
滞留を防止することができるので、経時にわたって非常
に正確なトナー濃度を検出することができる。
【0022】(b).撹拌羽根として螺旋羽根を用いた
撹拌ローラの場合(請求項3) 撹拌ローラとしては、回転軸の周りに螺旋羽根を巻き付
けた如き構造の、所謂スクリューコンベアを用いるもの
がある。このタイプは、単に現像剤は撹拌するだけでな
く、回転軸の方向に現像剤を送りながら撹拌する機能を
有するもので、図2に示すような構成の現像装置に用い
られる。
【0023】図2を参照するに、符号101は現像装置
の現像剤の筐体、符号102は現像スリーブ、符号10
3は現像剤を貯蔵する現像ホッパ、符号104は現像ホ
ッパを二分し、かつ、その両端から切り欠いてある仕切
板、符号105、符号106はそれぞれ、その回転によ
って現像剤を一方向に搬送する撹拌ローラを示す。これ
らの撹拌ローラ105、106は図からわかるとおり、
それぞれ回転軸105a,106aの周りに螺旋羽根1
05b,106bを一体的に巻き付けた如き構造のスク
リューコンベアであり、その回転により現像剤を撹拌し
つつ回転軸の軸方向に搬送する機能を有する。本例にお
いても、前記例と同じトナー濃度検知用の磁気センサ1
7を現像ホッパ103の内壁に設けている。その設定位
置は、撹拌羽根である螺旋羽根106bの回転域に臨ま
せた位置である。
【0024】撹拌ローラ105、106は、図示しない
駆動装置によって回転させられると、現像剤を互いに逆
方向に搬送するようになっており、現像剤は矢印で示す
ように循環するようになっている。また、現像動作によ
って消費されたトナーは図示しないトナー補給装置によ
って新しいトナーが補給部108に補給され、撹拌ロー
ラ106の回転によって順次、現像ホッパに搬送されて
現像剤に取り込まれるようになっている。
【0025】本例では丁度、磁気センサ17のセンサ面
17aと対向する部分の螺旋羽根106bを完全に削除
したものになっているが、この他に、当該部分につい
て、螺旋羽根の高さを低く形成することもできる。何れ
にせよ、センサ面17aと対向した回転軸106aの部
分に、前記図1において説明したと同じ態様で突起19
を設ける。この突起19の高さはセンサ面17aにぶつ
からない範囲でセンサ面17aに近い高さに設定する。
また、回転軸の軸方向での該突起19の幅Bは、回転軸
の軸方向でのセンサ面17aの直径Cより小さく設定し
ておく。このようにすることで、前記(a)で述べたと
同様にリップル問題や、検出値の経時変化の問題を緩和
若しくは解消することができる。
【0026】(c).撹拌羽根として1/2楕円板を用
いた撹拌ローラの場合(請求項4) 本例は、前記図2における撹拌ローラ105、106に
代えて、図3(a)、(b)に示すように撹拌ローラ2
05、206を設けたものである。図3(b)は図3
(a)におけるX−X矢視断面図である。本例におい
て、撹拌ローラ205、206以外の構成は、前記図2
におけると同じであり、同じ部材には同じ符号を付し説
明を省略する。撹拌ローラ205、206は図からわか
るとおり、それぞれ回転軸205a,206aの周りに
撹拌羽根としての1/2楕円板205b,206bを一
定のピッチで多数固定した構造であり、これら1/2楕
円板205b,206bの具体的な形状及び配置態様
は、図1における撹拌羽根11bをその楕円の長軸を境
に半分を削除した如きもので構成され、回転軸205a
に対する傾きと、回転軸206bに対する傾きは、互い
に逆の向きとなっていて、回転に応じて図3(a)に矢
印で示すように現像剤を搬送する能力を有する。
【0027】本例では丁度、磁気センサ17のセンサ面
17aと対向する部分の1/2楕円板206bを、これ
と相似形でかつ大きさが小さい1/2楕円板におき代え
ている。その上で、丁度センサ面7aと対向する部位に
位置するこの小さい1/2楕円板206b1に突起20
を形成した。この突起20の高さはセンサ面17aにぶ
つからない範囲でセンサ面17aに近い高さである。ま
た、回転軸206aの軸方向での該突起19の幅Bは、
回転軸206aの軸方向でのセンサ面17aの直径Cよ
り小さく設定しておく。この様子を図4に斜視図で、図
5に断面図で示す。このようにすることで、前記
(a),(b)で述べたと同様にリップル問題や、検出
値の経時変化の問題を緩和若しくは解消することができ
る。
【0028】なお、センサ面17aと対向する位置に小
さい1/2楕円板206b1が存在しない場合がある。
その場合には、図9に示すように、小さい楕円板206
1’同士の間の回転軸206aに突起20’を設け
る。この突起20’が満たす条件は、突起20に準ず
る。
【0029】また、撹拌羽根が1/2楕円板でなく、図
10(b)に示すように、軸方向からみた時に135°
の角度で欠如した態様の楕円板206b’’で形成され
る場合もある。この場合には、センサ面17aに対向す
る部分については、図10(a)に示すように1/2楕
円板206b1’’が羽根の大きさが小さい撹拌羽根と
なる。この場合においては、センサ面17aに対向する
位置が2つの1/2楕円板206b1’’間に位置する
場合であれば、図10(a)に示すように1/2楕円板
206b1’’間の回転軸206aに突起20’’を設
ける。この突起20’’が満たす条件は、突起20’に
準ずる。
【0030】以上の各例における突起の形状は特に限定
はされないが、基本的には図5におけるY−Y矢視で示
す突起の軸直角断面として図6(a)で示すように、全
体として円柱状をなすもので十分である。また、突起の
個数は、前記各例では、1個であったが、回転軸から放
射状に複数個設けてもよい。また、回転軸方向に複数設
けることもできる。何れにせよ、突起を設けることで、
前記(a)、(b)で述べたようにリップルの問題や、
検出値の経時変化の問題を緩和若しくは解消することが
できる。
【0031】(二).請求項5に対応した説明 以上説明した各突起18、19、20、20’、2
0’’などに、回転軸の軸線線O−Oに対して傾斜した
面を形成することとしたのが本例である。図5に示す突
起20の場合について例示すると、図6(b)に示すよ
うに任意の水平面上に突起20の断面と軸線O−Oとを
投影したとき、軸線O−Oに対して角度Dだけ傾いた面
Sを突起20に形成している。斜視図で示せば、図7に
示すようになる。角度θは回転軸の軸線O−Oに対する
1/2楕円板206b1の傾き角度を示す。ここで、セ
ンサ面17aに対応する位置が2つの1/2楕円板20
6b1間の位置である場合にはこれら2つの1/2楕円
板206b1間の回転軸206aに直接突起20を設け
ることとなる。その場合の例を図8に示す。これらの例
に準じて、前記各突起18、19、20’、20’’な
どについても、面Sを形成する。
【0032】このように、突起に面Sを設ければ、突起
自体が現像剤をかき乱すだけでなく、現像剤を一方向に
搬送する機能を持つことになるので、センサ面上の現像
剤が入れ替わりやすくなって、さらに正確なトナー濃度
を検出することが可能となる。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、従来のよう
に、撹拌ローラの撹拌羽根を、その磁気センサ検知範囲
に相当する部分で削除または小型化しているので、磁気
センサ出力電圧リップルを抑制してセンサ面の表層形成
を防止すると共に、センサ面上に位置するようセンサ面
直径より幅の小さな突起を設けていることでセンサ面上
の現像剤入替え促進・トナー滞留防止がなされるので、
非常に正確なトナー濃度を経時にわたって検出すること
ができる。
【0034】請求項2記載の発明では、撹拌羽根が楕円
板からなる撹拌ローラを用いた現像剤撹拌装置につい
て、正確なトナー濃度の検出を可能とする。
【0035】請求項3記載の発明では、撹拌羽根が螺旋
羽根からなる撹拌ローラを用いた現像剤撹拌装置につい
て、正確なトナー濃度の検出を可能とする。
【0036】請求項4記載の発明では、撹拌羽根が1/
2楕円板からなる撹拌ローラを用いた現像剤撹拌装置に
ついて、正確なトナー濃度の検出を可能とする。
【0037】請求項5記載の発明では、突起に現像剤流
れを発生されるような傾斜面を設けているので、現像剤
入替えがさらに促進され、より正確なトナー濃度を検出
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】撹拌羽根が楕円板からなる撹拌ローラに対する
突起の形成例を説明した斜視図である。
【図2】撹拌羽根が螺旋羽根からなる撹拌ローラに対す
る突起の形成例を説明した平面図である。
【図3】(a)は撹拌羽根が1/2楕円板からなる撹拌
ローラに対する突起の形成例を説明した平面図、(b)
は(a)のX−X矢視断面図である。
【図4】撹拌羽根が1/2楕円板からなる撹拌ローラに
対する突起の形成例を説明した斜視図である。
【図5】撹拌羽根が1/2楕円板からなる撹拌ローラに
対する突起の形成例を説明した部分断面図である。
【図6】突起の断面図である。
【図7】突起に設けた傾斜面を説明した斜視図である。
【図8】突起に設けた傾斜面を説明した斜視図である。
【図9】突起の形成例を説明した撹拌ローラの斜視図で
ある。
【図10】突起の形成例を説明した撹拌ローラの斜視図
である。
【図11】静電式記録装置のプロセスの概要を説明した
図である。
【図12】現像装置の要部断面図である。
【図13】撹拌ローラと磁気センサとの関係を説明した
図である。
【図14】撹拌ローラと磁気センサとの関係を説明した
図である。
【図15】リップルを説明した図である。
【図16】磁気センサの出力とトナー濃度との関係を説
明した図である。
【符号の説明】
11b 撹拌羽根 17a センサ面 18 突起 19 突起 20 突起 20’ 突起 20’’ 突起 106b 撹拌羽根 206b (撹拌羽根としての)1/2楕円板 206b1 (撹拌羽根としての)1/2楕円板 206b1’ (撹拌羽根としての)1/2楕円板 206b1’’ (撹拌羽根としての)1/2楕円板 B 突起の幅 S 面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 110 G03G 15/08 115 G03G 15/08 507

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の楕円板による攪拌羽根を所定ピッチ
    で回転軸の軸線に対して傾けて設けた攪拌ローラ又は回
    転軸の周りに螺旋羽根による攪拌羽根を巻き付けてなる
    撹拌ローラを現像ホッパ内に設け、前記撹拌羽根を回転
    することにより前記現像ホッパ内の乾式2成分現像剤を
    撹拌して現像に供し、前記撹拌羽根の回転域に臨ませて
    設けた磁気センサによりトナー濃度を検知し、トナーの
    不足が生じたら適宜補給して撹拌するようにした現像剤
    撹拌装置であって、前記磁気センサが現像剤中のキャリアの透磁率を電圧の
    変化として検出するものであり、 前記撹拌ローラの前記磁気センサのセンサ面と対向する
    部分の前記撹拌羽根を、前記センサ面と対向する部分以
    外の前記撹拌羽根に比べて羽根の大きさを小さく形成
    し、あるいは完全に削除した構成とした現像剤撹拌装置
    において、 前記撹拌ローラの前記センサ面と対向する部分に、前記
    センサ面よりも小さな前記回転軸方向の幅を持ちかつ、
    前記回転軸の半径方向に突出した、前記センサ面上の現
    像剤入れ替え促進・トナー滞留防止のための突起を1つ
    以上設けたことを特徴とする現像剤撹拌装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の現像剤撹拌装置において、
    前記撹拌羽根は楕円板を前記回転軸に対して傾けて間隔
    をおいて設けたものであることを特徴とする現像剤撹拌
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の現像剤撹拌装置において、
    前記撹拌羽根は螺旋羽根からなることを特徴とする現像
    剤撹拌装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の現像剤撹拌装置において、
    前記撹拌羽根は1/2楕円板を前記回転軸に対して傾け
    て間隔をおいて設けたものであることを特徴とする現像
    剤撹拌装置。
  5. 【請求項5】請求項1、請求項2、請求項3または請求
    項4記載の現像剤撹拌装置において、 前記突起には、
    前記回転軸線に対して傾斜した面を形成したことを特徴
    とする現像剤撹拌装置。
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