JP3434095B2 - 周波数測定装置 - Google Patents

周波数測定装置

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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R23/00Arrangements for measuring frequencies; Arrangements for analysing frequency spectra
    • G01R23/02Arrangements for measuring frequency, e.g. pulse repetition rate; Arrangements for measuring period of current or voltage
    • G01R23/10Arrangements for measuring frequency, e.g. pulse repetition rate; Arrangements for measuring period of current or voltage by converting frequency into a train of pulses, which are then counted, i.e. converting the signal into a square wave

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は繰返し信号の周波数
や周期を短時間で高精度に測定する周波数測定装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の周波数測定装置の測定原理
を説明するタイミングチャートである。
【0003】図6において、周波数が測定される被測定
信号は周波数測定装置に入力されると、パルス化された
後、分周器によって分周数Nで分周される。ここで、被
測定信号の周期を時間Pとすると、分周された信号の周
期は時間NPとなる。
【0004】分周された被測定信号は、あらかじめ設定
されたゲート時間を単位として取り込まれ、その1周期
の時間NPが、より高速な基準クロック(一般に10M
Hz)によって計数されることで周波数が算出される
(米国特許第32845号明細書参照)。
【0005】したがって、周波数測定の誤差は主に基準
クロックの発振器の長・短期安定度に依存するため、高
安定な水晶発振器などが内蔵されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の周波数測定装置では、水晶振動子をトリミ
ングするときなどのように、短時間で高精度な周波数測
定が要求される場合に、測定時間がかかるという問題が
あった。
【0007】例えば、1msのゲート時間で8桁の分解
能を得ようとすると、図6に示した時間NPの間を10
psecのパルスで計数する必要があるが、この分解能
を実現する場合、信号のジッタを抑えるなどの高度な技
術が必要になるため高価な装置となってしまう。そこで
経済的な装置を実現するためには、パルスの速度を遅く
して100psecのパルスで計数し、平均測定手法と
組み合せた装置とすることが望ましい。平均測定手法は
測定を複数回繰り返して平均値を求めることで等価的に
分解能を上げる手法であり、分解能は測定回数の平方根
に比例して向上する。例えば100回測定を行った場
合、その平均値を求めることで分解能を1桁上げること
ができる。
【0008】しかしながら、図6に示すように、従来の
周波数測定装置では分周した被測定信号に対して、基準
クロックによる計数処理と周波数を算出するための処理
とを1周期毎に交互に実施するため、1周期おきに周波
数を測定することになり、平均測定手法を採用して10
0回の測定を行うと、100回×2NP=200NPの
測定時間(1NP≒1msの場合、約200ms)がか
かっていた。
【0009】本発明は上記したような従来の技術が有す
る問題点を解決するためになされたものであり、短時間
で高精度な周波数測定を行う場合に、安価な装置構成で
その高精度要求に応えることができる周波数測定装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の周波数測定装置は、被測定信号を所定の分周数
で分周する分周器と、分周された被測定信号を1周期毎
に基準クロックによって計数する計数部と、前記基準ク
ロックで計数する際に生じる端数時間を測定するための
端数時間測定部と、前記計数部で前記分周された被測定
信号を前記基準クロックで連続的に計数するためのシー
ケンス回路が構成されるシーケンス制御部と、前記計数
部の計数結果を保持するメモリ部と、制御プログラムに
したがって処理を行い、前記分周数の決定、リセット信
号の送出、及び前記メモリ部に保持された前記計数結果
から前記被測定信号の周波数を算出するマイクロプロセ
ッサとを有し、前記シーケンス制御部は、前記基準クロ
ックを所定のパルスだけ計数し、前記所定のパルスだけ
計数している間に、前記メモリ部への計数結果の書き込
み指示と前記計数部のリセット処理と前記メモリ部のア
ドレス指定とを行い、前記計数部は前記所定のパルス分
の値が予めセットされることを特徴とする。このとき、
端数時間測定部は、所定の比に設定された電圧傾斜を出
力する複数の積分を切り替えて実行する積分器と、前記
複数の積分の各積分時間毎に、基準クロックのパルスを
それぞれ通過させる複数のゲート回路とを備え、前記計
数部は前記比にしたがって接続される複数の計数器を備
え、前記複数の計数器は前記ゲート回路を通過した前記
基準クロックのパルスをそれぞれに対応して計数する。
【0011】上記のように構成された周波数測定装置
は、シーケンス制御部で基準クロックを所定のパルスだ
け計数し、所定のパルスだけ計数している間に、メモリ
部への計数結果の書き込み指示と計数部のリセット処理
とメモリ部のアドレス指定とを行う。そして、計数部を
所定のパルス分の値に予めセットすることで、計数が止
まらない場合と等価な結果をもたらす。したがって、従
来のように被測定信号の周波数の計測と処理とを1周期
おきに行う必要がなくなり、測定時間のロスを防ぐこと
ができる。
【0012】また、端数時間測定部の積分器で所定の比
に設定された複数の積分を実行し、複数のゲート回路か
ら、複数の積分の各積分時間毎に基準クロックのパルス
をそれぞれ通過させる。このとき、計数部は所定の比に
したがって接続される複数の計数器によって基準クロッ
クのパルスをそれぞれに対応して計数することで、端数
時間が等価的に拡大され、基準クロックによる計数処理
の分解能を向上させることができる。
【0013】さらに、平均化手法を併用するに当たって
の、多数のゲート時間に相当した測定データを得るとき
に、図7(a)に示すように、従来は単純に1NP(≒
1ms)を単位として同じ測定を必要な回数だけ繰り返
す方法だったが、図7(b)に示すように、本発明で
は、1MP(8〜16μs)づつずらす方法を採るの
で、測定時間が著しく改善される(1msゲート時間の
とき1/111〜1/77、1sゲート時間のとき1/
200になる)。なお、この発明の方法からすると、1
MPをできるだけ小さな時間(すなわちできるだけ小さ
な分周数M)にするほど有利となるが、その限界は端数
時間測定部の動作時間で決まり、本発明ではそれを6.
5μsと見込んでいる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
【0015】図1は本発明の周波数測定装置の構成を示
すブロック図である。図2は図1に示した端数時間測定
部の構成例を示す回路図であり、図3は図1に示したシ
ーケンス制御部、計数部、メモリ部の構成例を示す回路
図である。
【0016】図1において、本発明の周波数測定装置
は、ゲート時間の設定(例えば、1msec、10ms
ec、0.1sec、1secの中から選択)、及び被
測定信号の概略周波数値(有効数字3桁程度)を入力す
るための操作部3と、測定された被測定信号の周波数値
が表示される表示部2と、操作部3から入力された概略
周波数値にしたがって決定される分周数Mで被測定信号
を分周する1/M分周器4と、分周した被測定信号を基
準クロックで計数する際に生じる端数時間を測定するた
めの端数時間測定部5と、1/M分周器4で分周された
被測定信号を基準クロックで連続的に計数するためのシ
ーケンス回路が構成されるシーケンス制御部6と、分周
した被測定信号を基準クロックによって計数する計数部
7と、計数部7の計数結果を保持するメモリ部8と、制
御プログラムにしたがって処理を行い、分周数Mの決
定、リセット(RESET)信号の送出、及び計数した
被測定信号の周波数の平均値を演算するマイクロプロセ
ッサ1とによって構成されている。また、マイクロプロ
セッサ1、表示部2、操作部3、1/M分周器4、端数
時間測定部5、シーケンス制御部6、計数部7、及びメ
モリ部8はデータを送受信するために共通に使用される
バス9によってそれぞれ接続されている。
【0017】1/M分周器4は2進カウンターで構成さ
れ、分周数Mの値は2のべき乗で設定される。分周数M
は操作部3から入力された概略周波数の値にしたがって
マイクロプロセッサ1によって決定され、1/M分周器
4の出力信号の周期が、例えば8μs〜16μsになる
ように決められる。以下にその例を示す。
【0018】 図2において、端数時間測定部5は、+10E、−E、
+0.1E、−0.01E(Eは任意の直流電圧)の電
圧比に設定された電源V1〜V4が、それぞれスイッチ
S1〜S4の制御で入力される積分器51と、積分器5
1の出力電圧と0Vとを比較し、その比較結果を出力す
る比較器52と、5つのフリップフロップから構成さ
れ、スイッチS1〜S4のON/OFFのタイミングを
出力するシフトレジスタ53と、積分器51が電圧V1
〜V4のそれぞれの入力によって積分している間、基準
パルス10MCLKのパルスを出力するゲート部54
と、アナログ回路である積分器51や比較器52と、デ
ジタル回路であるシフトレジスタ53やゲート部54と
の間で信号のレベルを合わせるためのレベル変換器55
とから構成され、シフトレジスタ53には動作を制御し
スイッチS5をON/OFFする制御部56が接続され
ている。このような構成にすることで、4種類の電源を
切り換えるマルチスロープ方式が実現され、端数時間測
定部5では端数時間を等価的に1000倍に拡大して測
定することができる。
【0019】図3において、計数部7は、分周された被
測定信号の1周期の間の基準クロック10MCLKのパ
ルス数を計数する10進4桁プリセッタブル計数器71
と、積分器51が電源V4の入力で積分する間(後述す
る第4の積分)、基準クロック10MCLKのパルス数
を計数する10進計数器72と、積分器51が電源V3
の入力で積分する間(後述する第3の積分)、基準クロ
ック10MCLKのパルス数を計数する10進アップダ
ウン計数器73と、積分器51が電源V2の入力で積分
する間(後述する第2の積分)、基準クロック10MC
LKのパルス数を計数する10進2桁プリセッタブルア
ップダウン計数器74とによって構成されている。
【0020】メモリ部8は10進4桁プリセッタブル計
数器71の計数結果を蓄積する第1のRAM81と、1
0進計数器72、10進アップダウン計数器73、及び
10進2桁プリセッタブルアップダウン計数器74の計
数結果を蓄積する第2のRAM82とによって構成され
ている。
【0021】また、シーケンス制御部6は、第1のRA
M81、及び第2のRAM82への書き込みアドレスを
発生するアドレスカウンタ61と、アドレスカウンタ6
1のクロック、第1のRAM81と第2のRAM82の
WR(WRITE)パルス、及び計数部7を構成する各
計数器のリセット信号を発生するシーケンス回路62と
によって構成されている。
【0022】このような構成において、次に図2、図3
を参照しつつ、図4を用いて端数時間測定部5、シーケ
ンス制御部6、計数部7、およびメモリ部8の動作につ
いて説明する。図4は図1に示した周波数測定装置の動
作の様子を示すタイミングチャートである。なお、以下
の()内のA〜Yは図4の各信号の符号を表わすが、
O、Q、およびYの信号波形は便宜上逆極性で描いてい
る。また、これらの符号は、図2、及び図3の対応する
位置にそれぞれ付与されている。
【0023】マイクロプロセッサ1からRESET信号
(A)が出力されると、端数時間測定部5、及びシーケ
ンス制御部6のフリップフロップF1〜F10(図2、
図3参照)が初期設定される。このとき、フリップフロ
ップF4〜F8によって構成されたシフトレジスタ53
は”10000”にセットされ、他は全てリセットされ
る(図4のD〜J、R、W)。
【0024】次に、1/M分周器4によって分周された
被測定信号DIV SIG(B)が端数時間測定部5に
入力されると、被測定信号DIV SIG(B)の立ち
下がりに同期して制御部56のフリップフロップF1の
出力信号(D)が反転し、積分器51のスイッチS5が
OFFになって積分器51で積分が開始される。このと
き、スイッチS1はシフトレジスタ53の初期設定によ
ってON状態にあるため、積分器51の入力には電源V
1(+10E)の電圧が入力されている。
【0025】なお、被測定信号DIV SIG(B)が
入力される以前の積分器51の初期状態(スイッチS5
がON)では、積分器51の出力電圧が抵抗器R3によ
って入力に帰還され、−(R3/R1)10Eの電圧が
出力されている。また、抵抗器R3の値はR1>>R3
になるように選択され、積分器51から出力される電圧
は非常に小さな値になるように設定されている。この値
は端数時間の測定値にオフセット誤差を与えるが、後述
する(2)式に示すようにマイクロプロセッサ1の計算
処理によって2回の測定値の差が全体の端数時間として
算出されるため、オフセット誤差が相殺される。
【0026】積分器51で積分が開始されると、まず電
源V1(+10E)による第1の積分が実行される。第
1の積分は上記したように被測定信号DIV SIG
(B)の立ち下がりから開始され、シフトレジスタ53
を構成するフリップフロップF4の出力信号(F)が反
転する時間、すなわち基準クロック10MCLK(C)
のパルスを2個数えた時点で終了する(図4のΔt1
Δt2 )。このときの積分器51の出力電圧は図4のP
に示すような波形になる。
【0027】続いて、フリップフロップF4の出力信号
FRAC END(F)によってスイッチS1がOFF
され、シフトレジスタ53を構成するフリップフロップ
F5の出力信号(G)によってスイッチS2がONにな
ると、積分器51に電源V2(−E)が入力されて第2
の積分が実行される。第2の積分では第1の積分とは逆
の極性で傾斜が第1の積分の1/10の電圧が出力され
る。この第2の積分は積分器51の出力電圧(P)が0
Vと交差した後、基準クロック10MCLK(C)のパ
ルスを2個数えた時点で終了する(図4のTk)。
【0028】第2の積分が終了し、フリップフロップF
5の出力信号(G)によってスイッチS2がOFFさ
れ、シフトレジスタ53を構成するフリップフロップF
6の出力信号(H)によってスイッチS3がONになる
と、積分器51に電源V3(0.1E)が入力されて第
3の積分が実行される。このとき積分器51からは第1
の積分と同じ極性で傾斜が1/100の電圧が出力され
る。第3の積分も積分器51の出力電圧(P)が0Vと
交差した後、基準クロック10MCLKのパルスを2個
数えた時点で終了する(図4のTl)。
【0029】第3の積分が終了し、フリップフロップF
6の出力信号(H)によってスイッチS3がOFFさ
れ、シフトレジスタ53を構成するフリップフロップF
7の出力信号(I)によってスイッチS4がONになる
と、積分器51に電源V4(−0.01E)が入力され
て第4の積分が実行される。このとき積分器51からは
第2の積分と同じ極性で傾斜が第1の積分の1/100
0の電圧が出力される。第4の積分は積分器51の出力
電圧(P)が0Vと交差した時点で終了し(図4のT
m)、第4の積分が終了した時点で端数時間の測定が終
了する。
【0030】ここで、第1の積分時間をΔtn 、基準ク
ロック10MCLKの周期をT0 、及び第2〜第4の積
分時間にゲート部54を通過する基準クロック10MC
LKのクロック数(図4のN、O、Q参照)を各々
n 、ln 、mn とすると、(n=1、2、3…) Δtn =T0 (kn /10−ln /100+mn /1000)…(1) また、(1)式を変形して、 Δtn =T0 /1000(100kn −10ln +mn )…(1)’ という関係になる。(1)式は図3に示すように計数部
7を構成する各計数器(10進計数器72、10進アッ
プダウン計数器73、及び10進2桁プリセッタブルア
ップダウン計数器74)の接続によって導かれる式であ
る。これは基準クロック10MCLKを使用して周期T
0 の1/1000の分解能の測定が可能になることを示
している。したがって、高精度な周波数測定を安価な装
置構成で実施することができるようになる。
【0031】次に、シーケンス制御部6では、第1の積
分の終りを示すFRAC END信号(F)が立ち下が
るとシーケンス回路62を構成するフリップフロップF
9の出力(R)が反転し、シーケンス回路62の10進
計数器のリセットが解除されて次に入力された基準クロ
ック10MCLK(C)のパルスから計数が開始され
る。
【0032】基準クロック10MCLKのパルスのカウ
ントを開始したシーケンス回路62の10進計数器の計
数出力は論理処理されて、WRパルス(T)、計数器の
リセットパルス(U)、及びアドレスカウンタ61のカ
ウントを進めるアドレスパルス(V)がそれぞれ順番に
出力される。WRパルスが出力されると計数部7を構成
する各計数器の計数結果が第1のRAM81、及び第2
のRAM82に書き込まれ、計数器のリセットパルスに
よって計数部7の各計数器の内容がリセットされる。ま
た、アドレスパルスによって次の計数結果を蓄積する第
1のRAM81、及び第2のRAM82のアドレスが設
定される。この処理は基準クロック10MCLKのパル
スが10個カウントされるまでに終了する。
【0033】シーケンス回路62の10進計数器で10
個の基準クロック10MCLKのパルスのカウントが終
了すると、NANDゲートG1、G2のゲートが開き、
11個目のパルスから計数部7を構成する10進4桁プ
リセッタブル計数器71、及び10進2桁プリセッタブ
ルアップダウン計数器74の計数が開始される。これら
の計数器は予めカウント値”10”にプリセットされて
いる。
【0034】10進4桁プリセッタブル計数器71、及
び10進2桁プリセッタブルアップダウン計数器74の
カウント休止期間については予めカウント値を”10”
にセットすることで、あたかも計数を続けていたのと等
価な結果をもたらす。
【0035】カウントを開始した10進4桁プリセッタ
ブル計数器71は、Δtn の立ち下がりとΔtn+1 の立
ち下がり間の基準クロック10MCLKのパルス数nn
を計数する(図4のX参照)。また、10進2桁プリセ
ッタブル・アップダウン計数器74は上記したkn を計
数し(図4のY参照)、10進アップダウン計数器73
はln をダウンで計数し(図4のO参照)、10進計数
器72はmn を計数する(図4のQ参照)。
【0036】ここで、図3に示すように10進計数器7
2の桁上げ出力であるCY(キャリーアウト)出力は1
0進アップダウン計数器73のUP端子に入力され、1
0進アップダウン計数器73のCY(キャリーアウト)
出力は10進2桁プリセッタブルアップダウン計数器7
4のUP端子に入力されている。このように接続される
ことでハードウェアによる構成で(1)式の演算が実行
される。
【0037】次に、マイクロプロセッサ1の動作につい
て説明する。
【0038】マイクロプロセッサ1では、操作部3から
ゲート時間の設定がなされると、設定されたゲート時間
に対応して測定時間を下記のように決定する。
【0039】 ここで、yは平均化のためのデータ数を示しており、便
宜的に決めたものである(例えばゲート時間が1msの
場合、1桁の精度向上を意図したもので、余分にかかる
時間は最大で16μs×102 =1.6msであ
る。)。なお、測定時間は分周された被測定信号の周期
(8μsec〜16μsec)を考慮してソフトウェア
によるタイマで設定される。
【0040】上述したように、分周された被測定信号D
IV SIGの1周期を基準クロック10MCLKで計
数した結果、メモリ部8の第1のRAM81、及び第2
のRAM82には図5に示すようなデータが蓄積され
る。図5は図1に示したメモリ部に蓄積されるデータの
内容を示す図である。これらのデータをもとにして測定
時間終了後にマイクロプロッセサ1は以下のような演算
を実行する。
【0041】まず、操作部3から入力された被測定信号
の概略周波数fpと分周数Mおよびゲート時間TG から
計数値Q=(TG ×fp)/Mを求める。計数値Qは分
周された被測定信号DIV SIGのパルスがゲート時
間TG の間に何個入るかを示す値である。
【0042】次に、第1のRAM81、及び第2のRA
M82の内容から被測定信号の周期P1 〜Py を順次以
下のように求める(yは上記参照)。
【0043】 P1 =1/M(T0 (n1+n2+…+nQ)+Δt1−ΔtQ) P2 =1/M(T0 (n2+n3+…+nQ+1)+Δt2−ΔtQ+1) : Py =1/M(T0 (ny+ny+1+…+nQ+y-1)+Δty−ΔtQ+y-1)…( 2) ここで、nQ はQ番目の分周された被測定信号周期に対
する基準信号10MCLKのクロック数を表わし、同様
にnQ+y-1 はQ+y−1番目の該周期に対する基準信号
10MCLKのクロック数を表わしている。
【0044】(2)式のP1 〜Py から被測定信号の平
均周期Pmeanを求めると、 Pmean=1/y(P1 +…+Py )…(3) よって、被測定信号の周波数fmean(平均値)は、 fmean=1/Pmean…(4) となる。
【0045】したがって、例えばゲート時間を1mse
cに設定すると、測定時間は2.6msecとなり、基
準クロックが10MHzの時、その分解能は周期0.1
μsec(10MHz)の1/1000の周期100p
secと等価になることから、 (1msec/100psec)×y1/2=107 ×1001/2=108 となって8桁の測定桁を得ることができる。よって、マ
イクロプロセッサの演算時間、及びデータの転送時間を
考慮しても高速な周波数測定が可能になる。
【0046】また、ゲート時間を1secに設定する
と、測定時間は1.16secとなり、 (1s/100psec)×y1/2 =1010×(1041/2 =1012 となって12桁の測定桁を得ることができ、測定時間を
伸ばすことなく高精度な周波数測定が可能になる。
【0047】なお、上記説明では、予め3桁程度の周波
数値を操作部3から与える場合で説明したが、本発明で
は、メインクロック用と端数用の2系統の計数器を持つ
ので、前者でゲート時間を作り、後者で入力信号のゲー
ティッドパルスを計数するような回路を追加することに
より、3〜4桁の周波数測定を実現できる。したがっ
て、本来の測定を始める前に上述の動作を行わせること
で、操作部3から入力する手順を省略できる構成とする
こともできる。
【0048】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載する効果を奏する。
【0049】請求項1に記載のものにおいては、従来の
ように被測定信号の基準クロックによる計数処理と周波
数の算出処理とを1周期おきに行う必要がなくなり、測
定時間のロスがなくなるため、マイクロプロセッサの演
算時間、及びデータの転送時間を考慮しても高速な周波
数測定が可能になる。
【0050】請求項2に記載のものにおいては、基準ク
ロックによる計数処理の分解能を等価的に向上させるこ
とができ、高精度な周波数測定を安価な装置構成で実施
することができる。
【0051】請求項3に記載のものにおいては、平均化
に必要な多数のデータが分周周期毎に得られ、著しく高
速な測定(従来比77倍以上)が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の周波数測定装置の構成を示すブロック
図である。
【図2】図1に示した端数時間測定部の構成例を示す回
路図である。
【図3】図1に示したシーケンス制御部、計数部、メモ
リ部の構成例を示す回路図である。
【図4】図1に示した周波数測定装置の動作の様子を示
すタイミングチャートである。
【図5】図1に示したメモリ部に蓄積されるデータの内
容を示す図である。
【図6】従来の周波数測定装置の測定原理を説明するタ
イミングチャートである。
【図7】従来および本発明の周波数測定装置の測定原理
を対比させた図であり、同図(a)は従来のタイミング
チャート、同図(b)は本発明のタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
1 マイクロプロセッサ 2 表示部 3 操作部 4 1/M分周器 5 端数時間測定部 6 シーケンス制御部 7 計数部 8 メモリ部 9 バス 51 積分器 52 比較器 53 シフトレジスタ 54 ゲート部 55 レベル変換器 56 制御部 61 アドレスカウンタ 62 シーケンス回路 71 10進4桁プリセッタブル計数器 72 10進計数器 73 10進アップダウン計数器 74 10進2桁プリセッタブルアップダウン計数器 81 第1のRAM 82 第2のRAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 23/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定信号を所定の分周数で分周する分
    周器と、 分周された被測定信号を1周期毎に基準クロックによっ
    て計数する計数部と、 前記基準クロックで計数する際に生じる端数時間を測定
    するための端数時間測定部と、 前記計数部で前記分周された被測定信号を前記基準クロ
    ックで連続的に計数するためのシーケンス回路が構成さ
    れるシーケンス制御部と、 前記計数部の計数結果を保持するメモリ部と、 制御プログラムにしたがって処理を行い、前記分周数の
    決定、リセット信号の送出、及び前記メモリ部に保持さ
    れた前記計数結果から前記被測定信号の周波数を算出す
    るマイクロプロセッサと、を有し、 前記シーケンス制御部は、前記基準クロックを所定のパ
    ルスだけ計数し、前記所定のパルスだけ計数している間
    に、前記メモリ部への計数結果の書き込み指示と前記計
    数部のリセット処理と前記メモリ部のアドレス指定とを
    行い、 前記計数部は前記所定のパルス分の値が予めセットされ
    ることを特徴とする周波数測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の周波数測定装置におい
    て、 端数時間測定部は、所定の比に設定された電圧傾斜を出
    力する複数の積分を切り替えて実行する積分器と、 前記複数の積分の各積分時間毎に、基準クロックのパル
    スをそれぞれ通過させる複数のゲート回路とを備え、 前記計数部は前記比にしたがって接続される複数の計数
    器を備え、 前記複数の計数器は前記ゲート回路を通過した前記基準
    クロックのパルスをそれぞれに対応して計数することを
    特徴とする周波数測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の周波数測定装
    において、 分周数は極力小さな値に設定され、 分周された被測定信号は連続的に漏れなく測定され、 その測定結果に対してデータ取り込みの単位時間である
    ゲート時間に相当するデータを、オーバーラップさせな
    がら分周された被測定信号の周期だけずらして得るアル
    ゴリズムを使った平均測定手法を採用したことを特徴と
    する周波数測定装置。
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