JP3433679B2 - ダンパ装置 - Google Patents

ダンパ装置

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裕之 市川
信夫 尾中
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダンパ装置に係り、
特に原子力発電所建屋の換気空調システムにおける送風
システムに配設される逆流防止用のダンパ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所等の原子力施設における建
屋の空調設備は、放射線管理上の観点から建屋内を負圧
に保持し、放射線が建屋外に漏洩するのを防止すると共
に、建屋内の環境が常に一定に維持されるようにしてい
る。また建屋内においても汚染拡散防止のため、放射線
レベルの高いエリアはより負圧になるように管理してい
る。このため、原子力施設の換気空調システムは昼夜連
続で常に正常に稼働することが要求される。従って、換
気空調システムの吸気及び排気を行う送風システムはダ
クト管路に対して並列に複数台の送風機を設け、送風機
を交互に運転して一台を予備機として待機させること
で、換気空調システムの安定性、信頼性を確保してい
る。また、それぞれの送風機の吐出側管路には、待機中
の送風機に流体が逆流するのを防止するための逆流防止
用のダンパ装置が設けられている。
【0003】図4は運転されている送風機の吐出側管路
に設けられた逆流防止用のダンパ装置、図5は待機中の
送風機の吐出側管路に設けられた逆流防止用のダンパ装
置である。図4に示すように、運転されている送風機の
吐出側管路に設けられた逆流防止用のダンパ装置3の場
合、送風機から吐出される気流が吐出側管路1内をダン
パ装置に対して図中左から右に流れるので、平板状羽根
4がA→B方向に揺動して開口部15を開放する。逆
に、図5に示すように、待機中の送風機の吐出側管路に
設けられた逆流防止用のダンパ装置3の場合、運転中の
送風機から吐出される気流が吐出側管路1内をダンパ装
置3に対して図中右から左に流れるので、平板用羽根4
がB→A方向に揺動して平板状羽根4が開口部15のパ
ッキン10に押しつけられる。これにより、待機中の送
風機に気流が逆流するのを防止する。尚、符号5はケー
シング、8はウエート、14はストッパである。
【0004】このダンパ装置3の平板状羽根4は、図6
に示したように、板状に形成されることから動作中に変
形や撓みが発生し易い。従って、シャフト6への取付け
部と反対側の羽根先端部を折り曲げ加工して折曲部12
を形成したり、又はリブを取付たりすることにより補強
している。この補強により、平板状羽根4の変形や撓み
が発生しなくなるので、平板状羽根4がパッキン10に
より密着されるようになり、これにより機密性を高める
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、平板状
羽根4に折曲部12又はリブを設けると、吐出側管路1
を開く方向にダンパ装置3の平板状羽根4が位置してい
る時に、平板状羽根4が振動しやすくなるので、平板状
羽根4とシャフト6の接合部に過剰な負荷応力が加わ
る。この負荷応力は、流体の速度増加に比例して増大
し、接合部が短期間で疲労損傷してしまうという欠点が
ある。
【0006】即ち、図7に示すように、平板状羽根4の
折曲部12が気流の抵抗となり折曲部12が無い側に平
板状羽根4を動かす力が発生する。これにより、平板状
羽根4は、図8に示すように折曲部12とは反対方向に
動作する。この結果、折曲部12が無い側を流れる気流
を圧縮すると共に折曲部12を有する側は負圧になるの
で、平板状羽根4を折曲部12側に動かす力が発生す
る。これにより、平板状羽根4は折曲部12側に動作す
る。この圧力変動による動作の繰り返しで平板状羽根4
は振動状態となる。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、平板状羽根に折曲部やリブを設けて補強して
も、平板状羽根が振動しないようにして平板状羽根の寿
命を延ばすことのできるダンパ装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、通風経路の送風方向と直交する方向に配設
された複数の平板状羽根が揺動することにより前記通風
経路を開閉すると共に、前記平板状羽根に該平板状羽根
を補強する折曲部またはリブが形成されたダンパ装置に
おいて、前記平板状羽根の前記折曲部またはリブが形成
された側に、前記通風経路の送風方向に沿った整流板を
設けて、前記通風経路を開く方向に平板状羽根が位置し
ている時に前記通風経路を流れる流体が前記折曲部また
はリブに直接当たらないようにしたことを特徴とする。
【0009】本発明によれば、平板状羽根の折曲部また
はリブが形成された側に、通風経路の送風方向に沿った
整流板を設けて、平板状羽根が開いた際に通風経路を流
れる流体が折曲部またはリブに直接当たらないようにし
たので、平板状羽根の折曲部等が形成された側を流れる
気流と、折曲部等が形成されない側を流れる気流との間
に、圧力変動が生じない。これにより、平板状羽根に振
動が発生しないので、平板状羽根に過剰な負荷応力がか
からない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るダンパ装置の好ましい形態について説明する。図1
は、原子力発電所の換気空調システムの吸気及び排気を
行う送風システムに本発明のダクト装置を組み込んだ側
面図であり、逆流防止用のダンパ装置として使用する例
で以下に説明する。
【0011】図1に示すように、送風システムは、通風
経路に対し並列に複数台の送風機2を設けて構成され、
送風機2を交互に運転することで、1台は予備機として
待機させる。これらの送風機の吐出側管路1には、待機
中の送風機に流体の逆流入を防止するために逆流防止ダ
ンパ20が各々設けられている。図2及び図3に示すよ
うに、逆流防止用のダンパ装置20は、主として、吐出
側管路1の口径に合わせて形成されたケーシング5と、
ケーシング5の上下方向に複数段形成された開口部15
をそれぞれ開閉する複数の平板状羽根4と、開口部15
の周囲に添設されて平板状羽根4が開口部15を閉成し
た時の気密性を保持するためのパッキン10と、整流板
13とから構成される。そのケーシング5に揺動自在に
支持される平板状羽根4は、その基端部がシャフト6に
支持されると共に、シャフト6はケーシング5に設けら
れた軸受7により支持される。また、シャフト6には、
平板状羽根4が風圧で容易に開閉するように、ケーシン
グ5の外部に設けられたウェート8に連結される。この
ウェート8は、シャフト6を挟んで平板状羽根4の反対
側に設けられ、これにより平板状羽根4の重量を相殺し
て平板状羽根4の開閉動作を容易にする。また、ケーシ
ング5には、平板状羽根4が開口部15を開放する方向
に揺動して水平方向になった時、即ち吐出側管路1の流
れる気流方向になった時に揺動を停止するストッパ14
が設けられる。
【0012】パッキン10は、ケーシング5に形成され
た開口部15の周囲内面に、シャフトカバー11及びパ
ッキン支持金具9により支持される。これにより、平板
状羽根4が開口部15を閉成する方向に揺動した時に、
平板状羽根4をパッキン10に密着させて閉止時におけ
る気密性を確保する。整流板13は、板状に形成され、
平板状羽根4の折曲部12が形成された側に、吐出側管
路1を流れる気流の流れ方向に一致するように配設され
る。また、整流板13はその基端部がシャフトカバー1
1に支持されると共に、その先端部がストッパ14に支
持される。この整流板の大きさは、平板状羽根4の大き
さとほぼ同じ幅と長さに形成されることが好ましいが、
要は、平板状羽根4の折曲部12が気流による影響を受
けない程度の長さであればよい。
【0013】次に、上記の如く構成された逆流防止ダン
パ装置の作用について説明する。図3に示すように、吐
出側管路1を開く方向にダンパ装置3の平板状羽根4が
位置している時に、平板状羽根4の折曲部12側を流れ
る気流は整流板13に沿って流れ、平板状羽根4の折曲
部12に直接当たらない。そのため、平板状羽根4を補
強するために折曲部12を形成しても、折曲部12が気
流による影響を受けて、平板状羽根4の上側(折曲部1
2側)の圧力が、平板状羽根4の下側(折曲部12の無
い側)の圧力よりも高くなることは無い。従って、吐出
側管路1を開く方向にダンパ装置3の平板状羽根4が位
置している時に、平板状羽根4が振動することがない。
これにより、平板状羽根4とシャフト6の接合部に過剰
な負荷応力がかからないので、平板状羽根4の寿命を延
ばすことができる。
【0014】この場合、シャフトカバー11の形状を湾
曲状に形成することにより、気流が平板状羽根4の上側
と下側に均等に分配されやくすなる。これにより、平板
状羽根4の上側と下側の圧力差が生じにくくなるので、
より好ましい。なお、本実施の形態では、逆流防止ダン
パ装置を、原子力発電所の換気空調システムの吸気及び
排気を行う送風システムに組み込んだ例で説明したが、
これに限定されるものではない。例えば、通風経路中の
曲管ダクト等の内部に流れる流体が乱れる箇所に設置
し、稼働中は流体の整流化を図り、停止時には逆流防止
を行う目的に使用してもよい。要は、平板状羽根を有す
る全てのダンパ装置に適用できる。また、本実施の形態
では、原子力発電所の換気空調設備に適用した例を示し
たが、クリーンルームなどの空調設備に用いられるダン
パ装置にも応用可能であり、本実施例に限定されるもの
ではない。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るダン
パ装置によれば、整流板を設けたことにより、通風経路
を開く位置に平板状羽根が位置した時に、気流が折曲部
またはリブに直接当たらないようにできるので、平板状
羽根の振動を防止することができる。従って、平板状羽
根に折曲部又はリブを設けて補強しても、平板状羽根が
振動しないので、平板状羽根の寿命を延ばすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】送風システムを説明する説明図
【図2】本発明のダンパ装置の正面図
【図3】本発明のダンパ装置の一部を断面で示した側面
【図4】従来のダンパ装置の動作を一部断面で示したも
ので、通風経路を開く方向に平板状羽根が位置している
状態を示す側面図
【図5】従来のダンパ装置の動作を一部断面で示したも
ので、通風経路を閉じる方向に平板状羽根が位置してい
る状態を示す側面図
【図6】平板状羽根の折曲部を説明する斜視図
【図7】気流に対する平板状羽根の折曲部の影響を説明
する説明図
【図8】気流に対する平板状羽根の折曲部の影響を説明
する説明図
【符号の説明】
1…吐出側管路 2…送風機 3、20…ダンパ装置 4…平板状羽根 5…ケーシング 6…シャフト 7…軸受 8…ウエート 10…パッキン 11…シャフトカバー 12…羽根端折曲部 13…整流板 14…ストッパ 15…開口部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通風経路の送風方向と直交する方向に配設
    された複数の平板状羽根が揺動することにより前記通風
    経路を開閉すると共に、前記平板状羽根に該平板状羽根
    を補強する折曲部またはリブが形成されたダンパ装置に
    おいて、 前記平板状羽根の前記折曲部またはリブが形成された側
    に、前記通風経路の送風方向に沿った整流板を設けて、
    前記通風経路を開く方向に平板状羽根が位置している時
    に前記通風経路を流れる流体が前記折曲部またはリブに
    直接当たらないようにしたことを特徴とするダンパ装
    置。
  2. 【請求項2】前記ダンパ装置は、原子力施設の換気空調
    設備に設けられた複数台の送風機の吐出側ダクト管路
    に、逆流防止用として設けられることを特徴とする請求
    項1のダンパ装置。
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