JP3433228B2 - 水中溶接方法及び装置 - Google Patents

水中溶接方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中アーク溶接に
際し、超音波を利用して溶接部位の溶接状態を観察しな
がら、溶接条件を適切に制御する水中溶接方法及びそれ
に用いる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、海中の補修工事や海中での建
設工事における湿式水中アーク溶接は、多くの場合、潜
水夫が手作業で溶接状態を肉視しながら溶接条件を適切
に選んで実施している。しかしながら、水中という作業
環境のハンデキャップから、大気中の作業に比べ、溶接
品質が劣化し、信頼性に欠く結果になるのを免れない。
しかも水中では、溶接スラグやヒュームなどの分解によ
り作業部位付近に濁りや気泡などの視覚障害物を生じた
り、アーク光が水中で散乱して強烈な反射光となり視覚
を乱すなどの悪条件下で溶接を行わなければならないと
いう不利がある。
【0003】一方、超音波センサは、大気中において材
料内部の非破壊的な探傷に広く用いられている外、視覚
障害者が物体位置を認識するために利用されているが、
大気中では超音波は伝播しにくく減衰しやすいという欠
点がある。そして、この欠点を克服するために使用波長
を大きくすると、物体検知の分解能は著しく低下する。
これに対し、水中では音波の伝播特性が優れ、また濁水
中でも伝播可能であるため、魚群探知機や物体の形状認
識手段などに広く用いられ、また、高周波数すなわち短
波長の使用が可能なために、精度の優れたセンシングが
可能であることが知られている。
【0004】しかしながら、これまでの超音波探傷法で
は、通常、送受信兼用の単一のセンサを用いるが、この
ように単一の超音波センサを用いた場合には、一点のみ
の情報が得られるにすぎないため、深さや位置の異なる
反射体の形状についての情報を得ることができない。こ
のため、水中では、これまで大気中のように超音波セン
サを利用して溶接部位を観察し、溶接条件を制御するこ
とは行われていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、水中溶接ビ
ードからの複数の超音波の反射波情報から溶接部位の形
状や位置を高速度で認識し、溶接状況や溶接結果を観察
し、これに対応して溶接条件を適切に変更することによ
り、信頼性の高い正確な湿式水中アーク溶接を行うこと
を目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】ところで、超音波センサ
を機械的に走査して、複数の反射波情報を得て、コンピ
ュータ処理を行う場合、走査と処理の間にタイムラグを
生じるため、水中溶接のセンシングの際にもこの点を考
慮する必要があるが、本発明者らは、この点について種
々検討したところ、アーク溶接を30cm/分以下、特
に20cm/分以下の水中溶接速度で行えば、超音波セ
ンサを走査しながら溶接した場合でも、十分に追随可能
であることを見出し、この知見に基づいて本発明をなす
に至った。
【0007】すなわち、本発明は、湿式水中アーク溶接
を行うに当り、溶接速度を30cm/分以下に設定する
とともに、溶接トーチの移動方向に対して溶接ノズルの
前方の位置において、上方から垂直に中心周波数5〜1
0MHz、水中焦点距離40〜100mmの超音波を発
信し、かつその反射波を受信する超音波センサを用い
て、溶接線と直角方向に50cm/分以上で、かつ溶接
速度の2倍以上の走査速度で走査を行うことにより、溶
接ビードの縦断面形状の情報をアナログ信号としてA/
D変換器に入力し、A/D変換後、コンピュータ処理し
て溶接部の縦断面の輪郭像を形成させ、その輪郭像をコ
ンピュータにあらかじめ入力しておいた画像情報に基づ
いて鮮明に補正し、この画像に基づいて溶接トーチ内の
溶接ノズルの位置及び溶接条件の制御を行うことを特徴
とする水中溶接方法、及び中心周波数5〜10MHz、
水中焦点距離40〜100mmの超音波を発信し、その
反射波を受信しうる超音波センサを溶接ノズルの前方の
位置で垂直に一体的に、かつ相互の直角方向へ変位自在
に付設した水中溶接トーチ、水中溶接トーチを直進さ
せ、かつそれに対して直角方向に超音波センサを変位さ
せるためのウイービング機構、超音波センサからの反射
情報を受信するための超音波パルスレシーバ、この超音
波パルスレシーバからの信号を入力し、これをA/D変
換するためのデジタルオシロスコープ、このデジタルオ
シロスコープからの出力情報を入力し、溶接部の縦断面
の輪郭像を形成させ、その輪郭像をあらかじめ入力され
た画像情報に基づいて鮮明に補正する演算処理を行うと
ともに、この画像に基づいて溶接トーチ内の溶接ノズル
の位置及び溶接条件を出力するためのコンピュータ及び
コンピュータからの指示により溶接トーチを移動するた
めの三軸モータドライバから構成された水中溶接装置を
提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に添付図面に従って本発明方法
及び装置を詳細に説明する。図1は、本発明方法及び装
置の1例を説明するための溶接トーチの先端部の断面略
解図である。この図において溶接トーチの先端部には、
二重構造の外筒で構成された水カーテン式水中溶接ノズ
ル1が付設され、通路2,2′を通ってシールド水が圧
入されている。このシールド水は外筒下部から円錐状に
噴出し、水カーテン3を形成する。一方ノズル内部から
はシールドガス4として二酸化炭素やアルゴンガスのよ
うな不活性ガスが圧入され、シールド水との相乗効果に
より安定したガス空間5を形成している。そして、自動
的に供給される溶接ワイヤ6と被溶接基材7の間で発生
するアーク8の作用により、溶接ビード9が形成され、
水中溶接が行われる。この装置を用いてV開先を使用す
る多層溶接の場合、V開先10の上部側では、溶接幅が
広くなるため、通常溶接ノズル1を進行方向と直角の方
向に揺動させて広幅の溶接を行うことが必要である。こ
のため、ウイービング用の機構を備えているが、本発明
装置においては、このウイービング機能を有効に活用す
るために、ジグ11によって支持された焦点型超音波セ
ンサ12を溶接トーチに一体的に取り付け、溶接ノズル
1の前方に配置して左右方向に走査させている。
【0009】本発明方法においては、水中での溶接速度
を30cm/分以下、好ましくは20cm/分以下にす
るとともに、走査速度を50cm/分以上で、かつ溶接
速度の2倍以上にすることが必要である。これよりも溶
接速度が大きかったり、走査速度が小さいと、走査速度
が溶接速度に追随することができず、溶接部位に関する
正確な情報を得ることができない。
【0010】図2は、本発明装置において、超音波の送
受信経路が水中の気泡などによって妨害されるのを防止
するために、超音波センサ12の保持具13の外周に着
脱自在のスカート14を取り付けた例を示す側面図であ
る。このスカート14の上部は、透明なプラスチック製
外筒15から構成され、下部16は被溶接基材7に凹凸
や突起物の障害があった場合でも、円滑な移動が可能な
ように、フレキシブル材料、例えばステンレス鋼線の編
成物で構成されている。このような構造にすることによ
り、シールドガスなどにより水中に大量の気泡が発生し
た場合でも、超音波の伝播経路が気泡により妨害される
ことを防止できる。
【0011】図3は、焦点型超音波センサ12によりV
型開先の溶接部の真上から送受信しながら、溶接線と直
角方向に走査して、溶接ビードからの超音波反射で得ら
れる縦断面の輪郭像(以下Bスコープ像という)を測定
する方法を説明するための側面図である。この図におい
て、溶接ビード9の真上から垂直に配置した超音波セン
サ12を矢印方向に揺動しながら、前後方向に移動させ
てBスコープ像を計測する。この際の超音波センサ12
としては、中心周波数が5〜10MHzの範囲の比較的
高周波数のもので、水中の焦点距離17が40〜100
mm程度の比較的長焦点のものを用いるのが必要であ
る。そして一般に中心周波数が高くなると波長が短くな
り、分解能がよくなる。例えば、外径15mm程度の小
型の焦点型超音波センサ12を用いた場合、周波数10
MHzでは水中の波長は0.15mm、周波数5MHz
では水中の波長は0.3mmである。超音波の焦点径は
あまり絞られることはなく、中心周波数10MHz、焦
点距離51mmの場合の水中焦点径18は1.1mmで
ある。このように焦点が絞られないということは、焦点
径とあまり径が異ならない超音波ビームが焦点位置から
離れた場合に存在すること、すなわち焦点深度が深くな
ることを意味している。さらに、長焦点のセンサを使用
すれば、焦点深度をより深くすることができる。例え
ば、焦点距離51mmのセンサを用いた場合、水中距離
が71mmの位置においても、すなわち焦点位置から2
0mm離れていても、反射強度に関しては焦点位置のそ
れとほとんど変わらない。したがって、溶接部位の溶接
状態を観察する場合には、使用される鋼板の厚さや開先
の深さを勘案して、周波数が高く、焦点距離の比較的長
い特性のセンサを用いるのが有効である。
【0012】図4の(a)は、V型開先の板厚20mm
の鋼板に3層の肉盛り溶接を行った場合における溶接ビ
ード部分を焦点型超音波センサで走査して得たBスコー
プ像の例であり、図4の(b)は比較のために大気中で
の光切断法による画像である。(a)のBスコープ像に
おいては、全体としての溶接部分の形状は分るが、不鮮
明な部分や虚像が認められる。すなわち、上辺部(イ)
や緩やかな曲線を描く肉盛り溶接部(ロ)は反射強度が
比較的大きく、かなり明確な輪郭が得られているが、斜
辺部分(ハ)は反射強度も弱く、不鮮明な像となってい
る。さらに実体の存在しない部分に対応する個所にもあ
たかも実体が存在するような疑似エコー(ニ)が認めら
れている。これらのうちの横線像は、鋼板底面から反射
した多重エコーであり、鋼中の音波の音速が水中の音速
の4倍であるために、あたかも近い距離に底面が存在す
るように現れたものである。これらの不鮮明な像や虚像
は、画像処理して信号の雑音を除去することにより補正
することができる。
【0013】次に、図5は、本発明装置の構成を示す系
統図であって、超音波センサ12は水中溶接トーチ19
に一体化して付設され、これらはウイービング機構20
により、溶接線の方向に進行するとともに、それと直角
方向に揺動しながら二次元の走査を行う。そして、超音
波パルサレシーバ21から出力された信号は、デジタル
オシロスコープ22によりA/D変換され、コンピュー
タ23に転送されて演算処理され、その結果に基づいて
与えられる指示に従って、三軸モータドライバ24が駆
動し、溶接トーチ19の位置調整や溶接条件を制御す
る。
【0014】本発明方法においては、溶接開先はV型の
みでなく、I型、X型、L型など任意の形状であっても
よいが、これらは比較的簡単な形状に分類しうるので、
あらかじめ測定対象の溶接線の特徴をコンピュータ23
に入力しておけば、これらの情報と計測により得られる
二次元情報に基づいて高い精度でBスコープ像を得るこ
とができ、したがって溶接位置及び溶接条件の正確な制
御を行うことができる。なお、本発明によれば、溶接中
でなくても、溶接剤の溶接部位の設置誤差を調べたり、
溶接直後の溶接ビードの外観を検知し、その良否を判断
することもできる。
【0015】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。
【0016】実施例1 図6に示す平面形状をもつ板厚10mmのルートギャッ
プ(ヘ)が0〜12mmの範囲で連続的に変化するI型
開先(ホ)をもつ試料(A)について、図1で示す装置
を用いて80mmの長さの範囲でギャップ幅を計測し
た。その結果を実測値と測定値との関係を示すグラフと
して図7に示した。この図から分るように、測定範囲全
域にわたって、+0.5mm以内の誤差が認められる
が、ばらつきは少ない。
【0017】実施例2 図1に示す装置を用い、板厚10mmでV型開先をもつ
鋼板に2層の肉盛り溶接を施した。このようにして得た
受信波についての横軸を時間、縦軸を波長としたときの
グラフを図8(a)ないし(c)に、スコープ像を
(d)に示す。また、画像処理により溶接部の輪郭のみ
を抽出した例を(e)に示す。これらの図のうち(a)
の波形は鋼板表面からのエコー(ト)と、裏面からの多
重反射波(チ)であり(鋼板内部では音速が水中の4倍
になるために、このように多重エコーが現れる)、この
ような多重波形の存在から平板部の存在が分る。さらに
(d)に示す左右の平板の端部の位置(リ)の決定を行
うことができる。次に、(c)の溶接ビードのエコー
(ヌ)から溶接ビードの形状を推定できる。溶接ビード
は通常なだらかな曲線を描き、対象面が水平に近いこと
もあることから、比較的強い表面エコーが現れるととも
に、裏面からのエコーは現れることはほとんどない。こ
れらから、溶接ビード部分の存在を知ることができ、ま
たエコー位置から端部(ル)の位置を推定することがで
きる。(b)のような波形(ヲ)となる斜面は検出が困
難な場合もあるが、(a)、(b)で得られる情報と斜
辺部は直線状である特徴から(d)に示すような斜辺像
(ワ)を推定することができる。(d)のBスコープ像
の中で細線で示す部分(ワ)、(カ)は推定された形状
であり、これらから余分な信号が除去された輪郭像が得
られることが分る。
【0018】実施例3 図1に示す装置を用い、板厚10mmの鋼板でV型開先
に、0〜5層の肉盛り溶接を行った。このようにして得
た試料についての表面からの写真像(a)、雑音の除去
処理を施して得られる超音波画像(b)、横断面Bスコ
ープ像(c)及び縦断面Bスコープ像(d)をそれぞれ
図9に示す。この図から分るように、演算処理により、
かなり鮮明な超音波像が得られる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、焦点型超音波センサを
用いて水中走査することにより多点からの反射波情報及
びBスコープ像を得ることができ、これらの情報をコン
ピュータ処理することにより、溶接位置や溶接条件を適
切に制御し、正確な水中溶接を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の溶接トーチ先端部の断面略解
図。
【図2】 本発明装置において超音波センサの周囲にス
カートを設けた例の側面図。
【図3】 本発明方法の1例を示す説明図。
【図4】 本発明方法により得られるBスコープ像及び
大気中での光切断法による画像。
【図5】 本発明装置の構成を示す系統図。
【図6】 実施例で用いた試料の形状を示す平面図。
【図7】 実施例における実測値と測定値との関係を示
すグラフ。
【図8】 実施例で得た溶接試料の高周波測定グラフ、
スコープ像及び画像処理後の輪郭図。
【図9】 実施例で得た試料の写真、超音波画像、横断
面Bスコープ像及び縦断面Bスコープ像。
【符号の説明】
1 溶接ノズル 2,2′シールド水の通路 3 水カーテン 4 シールドガス 5 ガス空間 6 溶接ワイヤ 7 被溶接基材 8 アーク 9 溶接ビード 10 溶接V開先 11 ジグ 12 超音波センサ 13 保持具 14 スカート 15 プラスチック製外筒 16 外筒下部 17 焦点距離 18 焦点径 19 溶接トーチ 20 ウイービング機構 21 超音波パルサレシーバ 22 デジタルオシロスコープ 23 コンピュータ 24 三軸モータドライバ
フロントページの続き (72)発明者 田中 正人 香川県高松市林町2217番14 経済産業省 産業技術総合研究所四国工業技術研究所 内 (72)発明者 森田 孝男 香川県高松市林町2217番14 経済産業省 産業技術総合研究所四国工業技術研究所 内 (72)発明者 榊原 実雄 香川県高松市林町2217番14 経済産業省 産業技術総合研究所四国工業技術研究所 内 (56)参考文献 特開 平9−239539(JP,A) 特開 平3−106570(JP,A) 特開 昭54−134054(JP,A) 特開 昭52−82382(JP,A) 特公 昭51−16027(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 9/095 B23K 9/00 G01N 29/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湿式水中アーク溶接を行うに当り、溶接
    速度を30cm/分以下に設定するとともに、溶接トー
    チの移動方向に対して溶接ノズルの前方の位置におい
    て、上方から垂直に中心周波数5〜10MHz、水中焦
    点距離40〜100mmの超音波を発信し、かつその反
    射波を受信する超音波センサを用いて、溶接線と直角方
    向に50cm/分以上で、かつ溶接速度の2倍以上の走
    査速度で走査を行うことにより、溶接ビードの縦断面形
    状の情報をアナログ信号としてA/D変換器に入力し、
    A/D変換後、コンピュータ処理して溶接部の縦断面の
    輪郭像を形成させ、その輪郭像をコンピュータにあらか
    じめ入力しておいた画像情報に基づいて鮮明に補正し、
    この画像に基づいて溶接トーチ内の溶接ノズルの位置及
    び溶接条件制御行うことを特徴とする水中溶接方
    法。
  2. 【請求項2】 中心周波数5〜10MHz、水中焦点距
    離40〜100mmの超音波を発信し、その反射波を受
    信しうる超音波センサを溶接ノズルの前方の位置で垂直
    に一体的に、かつ相互の直角方向へ変位自在に付設した
    水中溶接トーチ、水中溶接トーチを直進させ、かつそれ
    に対して直角方向に超音波センサを変位させるためのウ
    イービング機構、超音波センサからの反射情報を受信す
    るための超音波パルスレシーバ、この超音波パルスレシ
    ーバからの信号を入力し、これをA/D変換するための
    デジタルオシロスコープ、このデジタルオシロスコープ
    からの出力情報を入力し、溶接部の縦断面の輪郭像を形
    成させ、その輪郭像をあらかじめ入力された画像情報に
    基づいて鮮明に補正する演算処理を行うとともに、この
    画像に基づいて溶接トーチ内の溶接ノズルの位置及び溶
    接条件を出力するためのコンピュータ及びコンピュータ
    からの指示により溶接トーチを移動するための三軸モー
    タドライバから構成された水中溶接装置。
  3. 【請求項3】 溶接トーチ及び超音波センサの周囲に水
    カーテンを形成させた請求項2記載の水中溶接装置。
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