JP3433046B2 - 電源装置及び給電システム - Google Patents
電源装置及び給電システムInfo
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Description
源装置及び給電システムに係り、特に、低電圧出力電源
の並列運転及び稼働時の保守を実現するための定電圧安
定化技術に関する。
頼性を向上させる場合、例えば「NIKKEI ELL
ECTRONICS 1993.6.7(No.582)P
P.203〜214」に記載のように、電源装置の最終
出力端に電流回り込み防止用のダイオード(冗長ダイオ
ード)を接続し、さらに主要な部位に冗長性をもたせ、
1台の電源装置が故障しても充分電力供給が可能な並列
運転構成にすることが知られている。
略ブロック図を示す。図において、交流電源10は整流
・平滑回路20を介してDC/DCコンバータ30に接
続される。DC/DCコンバータ30は、インバータ回
路31、整流・平滑回路32、電圧検出回路33、電圧
制御回路34からなり、出力側が冗長ダイオードD1を
介して負荷に接続される。ここで、該DC/DCコンバ
ータ30の出力電圧制御をするための検出線は、最終出
力部のダイオードD1のアノード側に接続されている。
このダイオードD1のアノード側の電圧を電圧検出回路
33で検出し、電圧制御回路34で基準電圧と比較し
て、インバータ回路31をスイッチングし、電力変換を
行った後、整流・平滑回路32で整流・平滑を行い、定
電圧の直流電圧を得る。このようなDC/DCコンバー
タを並列接続することで、仮に一つのDC/DCコンバ
ータ部が故障した結果、出力電圧が低下しても最終出力
部のダイオードD1で電流の回り込みを阻止することが
できるので、正常な出力電圧で負荷に電力を供給するこ
とが可能である。
た場合、例えば、高速・微細加工の論理素子を負荷にし
た半導体では、従来TTL等でみられたように電源電圧
が5Vより低くなりつつあり、わずかなダイオードの順
方向電圧降下または給電ラインの電圧降下が存在した場
合であっても論理素子の電圧動作マージンに重大な影響
を与える。この問題を解決するには、電圧検出ラインを
論理素子側に接近させるかあるいは最終出力部のダイオ
ードのカソード側に接続し、高精度な電圧の補正をする
必要がある。
運転方式の給電システム構成に採用すると、出力電圧の
安定度は増すが、各電源の電圧精度にバラツキがあるた
め、電圧設定がわずかに低い電源があっても当該電源の
動作は電力が過剰に伝達されていると検知し、内部回路
の動作を停止させたり、並列運転時の電流バランスがく
ずれ、制御回路の異常発振、電力部品の異常発熱を発生
させる等の現象が生じる。また、内部回路の停止は電源
の故障品判別を困難にしてしまうばかりか、電源・給電
系を稼働時に交換する必要が生じた場合、前記同様、交
換した電源を立ち上げようとしても既に出力電圧が確立
しているため、立ち上げ動作ができないという問題点が
あり、情報処理装置など特にシステム全体の信頼性を要
求する装置では内蔵品の交換あるいは交換要否の判別が
できないためシステム全体の信頼性を低下させる問題点
がある。
のために構成した並列・冗長運転給電系において、1台
の電源が故障時に電源電流の回り込み防止の目的として
各々の直流電源の最終出力端へ取り付けたダイオードを
備え、出力電圧安定化のための検出線を前記ダイオード
のアノード側に接続した場合、わずかなダイオードの順
方向電圧降下または給電ラインの電圧降下が存在した場
合でも論理素子の電圧動作マージンに影響を与える。こ
の問題を解決する手段として電圧検出ラインを論理素子
側に接近させるか、あるいは最終出力部のダイオードの
カソード側に接続すれば、高精度な電圧の補正を実現で
きる。しかし、この方式を上記並列・冗長運転方式の電
源構成に適用した場合、出力電圧の安定度は増すが各電
源の電圧精度にバラツキがあるため、電圧設定の低い電
源の動作は電力が過剰に伝達されていると検知し、内部
回路の動作を停止させたり、並列運転時の電流バランス
がくずれ、電流制御回路の異常発振、電力部品の異常発
熱を発生させる等の問題が生じる。また、内部回路の停
止は電源が正常品にもかかわらず故障品と判別する他、
電源・給電系を稼働時に交換する必要が生じた場合、交
換後の電源を立ち上げ時には、既に他の直流電源によっ
て、出力電圧をが確立させているため、交換した直流電
源の電力変換回路の動作ができないという問題点があ
り、情報処理装置など特にシステム全体の信頼性を要求
する装置では内蔵している部分品の交換あるいは部分品
の交換要否を決定するための判別ができないという問題
点がある。
問題点を解決した電源装置及び給電システムを提供する
ことにある。
構成は、直流電源回路の出力側に接続された電流回り込
み防止用の第1の整流素子の入力側と直流電源回路のグ
ランド側との間に第1および第2の抵抗R1,R2の直
列回路を接続し、さらに第1の整流素子の出力側と直流
電源回路のグランド側との間に第3および第4の抵抗R
3,R4の直列回路を接続し、抵抗R3,R4の接続点
(以下、A点とする)と抵抗R1,R2の接続点(以
下、B点とする)との間にA点からB点へ順方向に第2
の整流素子を接続して、出力電圧を安定化するための電
圧検出点をA点とし、電圧制御回路が該A点の検出電圧
を基準電圧と比較して、直流電源回路の出力電圧を一定
に制御するようにしたことである。ここで、R1,R3
とR2,R4を各々等しい抵抗値に設定し、且つ、第1
および第2の整流素子として順方向電圧降下特性が等し
い素子を選定すれば、直流電源が稼働中はA点とB点の
電圧は基準電圧と等しい値になる。これにより第1の整
流素子の順方向電圧降下及び給電による電圧変動が補正
され、負荷に安定した電圧を供給できる。
内のグランド線に電流検出抵抗を接続して電流変動に対
応する電圧を検出し、該検出した電圧を基準電圧と比較
する電流検出回路を付加し、該電流検出回路の出力側を
前記A点へ接続する構成にする。この構成によれば、電
圧と電流双方の変動を検出でき、高速で精度の高い電圧
制御が実現する。
電源装置を少なくとも2台以上で並列運転を実施し、各
電源装置には、第1の整流素子の入力側と直流電源回路
のグランド側との間に第5および第6の抵抗R5,R6
の直列回路を接続すると共に、該抵抗R5,R6の接続
点より自直流電源回路の出力電圧の異常上昇を検出する
過電圧検出回路を追加し、該過電圧検出回路の出力を電
圧制御回路へ入力するとともに該過電圧検出回路の入力
側へラッチ動作用の第3の整流素子を介してフィードバ
ックする構成にする。この構成により、ある電源装置の
直流電源回路の出力電圧が異常上昇した時、該出力電圧
をしぼり込むとともに当該電源装置による給電を停止さ
せることができる。また、適当な時期に正常な回路と置
き換えて、該電源装置の運転を再開した場合、直流電源
回路の出力電圧が0から立ち上がり、この電圧上昇によ
ってA点とB点の電圧が等しくなると、第2の整流素子
の導通がなくなると同時に所定の出力電圧にて負荷に電
力を供給することができる。
は、ここに挙げた構成に限られるものではなく、次の実
施の形態で説明するような種々の構成が可能である。
て図面により詳細に説明する。
の電源装置である。交流電圧源10は整流・平滑回路2
0を介し、DC/DCコンバータ30の構成要素のイン
バータ回路31に接続されている。インバータ回路31
はトランス311とトランジスタ312の直列体からな
り、そのトランス311の2次側には整流ダイオード、
リアクトル、コンデンサの整流・平滑回路32が接続さ
れて直流電圧を出力する。該整流・平滑回路32の出力
電圧が冗長ダイオード331を通して負荷100に供給
される。この冗長ダイオード331のカソードと0V
(グランド)の間に、抵抗335,336の直列回路を
接続すると共に、該抵抗335,336の中点(A点)
にはバックアップダイオード332のアノードを接続す
る。一方、冗長ダイオード331のアノードと0V間に
は別の抵抗333,334の直列回路を接続し、該抵抗
333,335の互いの接続点(B点)には上記バック
アップダイオード333のカソードを接続する。冗長ダ
イオード331とバックアップダイオード332は同一
の順方向電圧降下特性に揃え、抵抗333と335並び
に抵抗334、336は各々同一の抵抗値となるように
設定する。これらダイオード331,332、抵抗33
3〜336で電圧検出回路を構成し、電圧制御回路34
の構成要素の電圧制御アンプ341の一方の入力端子
に、バックアップダイオード332のアノード、即ち、
抵抗335,336の中点(A点)を接続する。電圧制
御アンプ341の他の入力端子には基準電圧342が接
続され、該電圧制御アンプ341にて上記抵抗335,
336の中点(A点)の電圧と基準電圧の誤差電圧を検
出・増幅して、PWM(パルス幅変調)コンパレータ3
43、ドライバ344を介して、インバータ回路31の
トランジスタ312のベースを駆動し、該トランジスタ
312をオン・オフ制御する。
DCコンバータ30は0Vから所定の直流電圧になるよ
うに、整流・平滑回路32の出力電圧を立ち上げ始め
る。すると、電圧制御アンプ341の入力端子には抵抗
335,336及び抵抗333,334、バックアップ
ダイオード332の順方向電圧(VF)の合成抵抗によ
る電圧が印加される。出力電圧が所定の値になると、バ
ックアップダイオード332はオフすることによって切
り離され、電圧制御アンプ341の入力端子には抵抗3
35,336の分圧電圧が印加される。この分圧電圧と
基準電圧342との誤差を電圧制御アンプ341が検出
・増幅し、該誤差に応じてPWMコンパレータ343で
パルス幅変調(PWM)を実施後、ドライバ344でイ
ンバータ回路31のトランジスタ312をオン・オフ制
御して、整流・平滑回路32の直流出力電圧の安定化を
実現する。なお、この種のスイッチングレギュレータ動
作自体は周知であるので、その詳述動作は省略する。
100となる部分はCMOSが主流になりつつある。C
MOSは電源電流変動が極めて大きく、また、微細加工
・高速化等により、電源電圧が3.3V以下になってき
ており、わずかな電圧変動であっても負荷となるCMO
S周辺・電源出力端からCMOSへ至る給電ドロップ、
電源内部の電圧変動が動作マージン不足として与える割
合が大きくなってしまう。従って、CMOSの性能を確
保するにはいかに電源・給電系の安定化をはかるかがカ
ギとなる。
ップダイオード332がカットオフで、抵抗335,3
36の中点(A点)で電圧を検知するので、冗長ダイオ
ード2の電圧降下分を補正することができると共に、整
流・平滑回路32の出力が負荷変動によって急激に低下
した場合、バックアップダイオード332を導通するこ
とによって、電圧制御アンプ341に電圧信号をフィー
ドバックさせることができ、出力電圧の安定性の向上を
図ることができる。
の構成図である。図2は、図1の構成に対し、DC/D
Cコンバータ30の2次側グランドライン(例えば整流
・平滑回路32のOVライン)に電流検出抵抗321を
追加するとともに、電流制御アンプ345、電流信号用
基準電圧346を追加したものである。この電流検出抵
抗321,電流制御アンプ345、基準電圧346で電
流検出回路を形成し、電流検出抵抗321の一端を電流
制御アンプ345の一方の入力端子に接続し、もう一方
の入力端子を電流信号用基準電圧346に接続する。電
流制御アンプ345の出力は電圧増幅アンプ341の入
力端子へつなぐようにする。
動が発生すると、整流・平滑回路32の出力電圧、冗長
ダイオード331のアノード電圧の電圧変動が生じると
共に電源電流の変動が発生し、電流検出抵抗321の電
圧変動が発生する。図1では、出力電圧変動のみを電圧
制御アンプ341にフィードバックしてPWM信号を生
成したが、図2では、出力電流変動を抵抗321で検出
した後、電流制御アンプ345で電流信号用基準電圧3
46と比較し、誤差を増幅し、電圧制御アンプ341の
入力端子へフィードバックするものであり、電圧と電流
双方の変動を検出するため、高速で精度の高い電圧制御
をすることができる。
の構成図である。図3では、図1の構成に対し、整流・
平滑回路32の出力側に抵抗337,338を追加し、
その中点を過電圧検出アンプ347の非反転入力端子に
つなぎ、基準電圧348は反転入力端子へ接続してあ
る。該抵抗337,338、過電圧検出アンプ347、
基準電圧348で過電圧検出回路を形成し、過電圧検出
アンプ347の出力は、ラッチ動作用ダイオード349
を介して非反転入力端子へフィードバック接続すると共
に、回り込み防止ダイオード350を介し、電圧増幅ア
ンプ341へ接続する。図1の構成にこのような過電圧
検出回路を追加して一つの直流電源装置1−1とし、さ
らに該直流電源装置1−1と同一構成の直流電源装置1
−2を並列動作をさせて、負荷100の給電系とする。
内の整流・平滑回路32の出力電圧が異常上昇すると、
冗長ダイオード331のアノード側と0V(グランド
側)間に接続した抵抗337,338の中点の電圧が上
昇する。この電圧が基準電圧348よりわずかに越える
と、直ちに過電圧検出アンプ347の出力がハイレベル
となり、ダイオード350を介して、電圧制御アンプ3
41の入力へ電圧が印加され、誤差が増大するため、D
C/DCコンバータ30は出力電圧をしぼる動作を実施
する。同時に、過電圧検出アンプ347の出力がハイレ
ベルになると、ラッチ動作用ダイオード349が導通
し、過電圧検出アンプ347の非反転入力端子にフィー
ドバックされるので、過電圧検出アンプ347はラッチ
動作を行い、直流電源装置1−1の主回路(DC/DC
コンバータ)は停止し、負荷10に対する電力の供給は
直流電源装置1−2のみで行われるようになる。直流電
源装置1−2は直流電源装置1−1と同一構成であり、
出力電圧は冗長ダイオードのアノード、カソード双方で
フィードバックしているため、負荷100へは擾乱を発
生することなく、所定の安定化電圧を供給することがで
きる。
を確保していれば、例えば直流電源装置1−1が故障
し、正常品と交換した場合でも、次に述べるように負荷
100へ安定化電圧を供給しつつ、直流電源装置1−1
を立ち上げることができる。
に、直流電源装置1−1の故障部品を正常部品と交換
後、ドライバ344のオン・オフ信号を用いて、DC/
DCコンバータ30の動作を再開させた場合、その時点
では冗長ダイオード331のカソード電圧は給電系を介
し、所定の電圧が印加された状態となってる。ここでバ
ックアップダイオード332がないと、電圧制御アンプ
341の入力端子へは抵抗335を介し電圧が印加され
るので、誤差は発生せず、DC/DCコンバータ30は
所定の電圧が出力されていると見做して電圧制御動作を
開始しない。しかし、本実施例によれば、冗長ダイオー
ド331のカソード側に所定の電圧が発生していても、
該冗長ダイオード331のアノード側には電圧が発生し
ていないため、バックアップダイオード332が導通
し、抵抗333,334を介し、電圧増幅アンプ341
の入力端子電圧は基準電圧342より低下する。この結
果、誤差が発生し、電圧増幅アンプ341、PWMコン
パレータ343、ドライバ344を介して、基準電圧3
42との誤差をなくすように、インバータ回路31のト
ランジスタ312のオン・オフ制御を開始する。トラン
ジスタ312がスイッチングを始めると、冗長ダイオー
ド331のアノード側電圧が上昇を開始する。ここで、
冗長ダイオード331、バックアップダイオード332
の順方向電圧降下特性、抵抗333,335及び抵抗3
34,336は同一の定数であるので、抵抗333,3
34の中点(B点)の電圧と抵抗335,336(A
点)の中点の電圧が等しくなるまで、バックアップダイ
オード332は導通する。しかる後、冗長ダイオード3
31のアノード側電圧が所定値になると、バックアップ
ダイオード332がオフし、直流電源装置1−1,1−
2は同一の動作条件で負荷100へ電力の供給を行うよ
うになる。
装置の並列運転動作において、一方の直流電源装置で過
電圧を検知した場合、その電圧制御アンプにラッチ出力
を帰還し、出力電圧の安定化を図り、また、該直流電源
装置を停止せしめると共に、一方の直流電源装置を交換
後、電源動作を開始しても、バックアップダイオードが
冗長ダイオードのアノード側電圧を所定値になるまで導
通させる機能を有するため、正常な電源立ち上げ動作が
可能である。
の構成図である。図4は、図1の構成に対し、冗長ダイ
オード、バックアップダイオードをMOS FET33
1′,332′へ置き換えたもので、動作は図1と同じ
である。
FETを使用することによって、電源装置内部の電圧降
下をダイオードの順方向電圧による電圧降下より低減す
ることができるので、高効率な電源装置を構成すること
ができる。
の構成図である。図5は、図1の直流電源装置の入力整
流・平滑回路と高周波スイッチング回路(DC/DCコ
ンバータ)を分離すると共に、2つの整流ユニット20
−1,20−2、及び4つのDC/DCコンバータ30
−1,30−2,30−3,30−4で給電系を構成し
たものである。整流ユニット20−1,20−2は交流
電圧源10からみて各々単独して動作できるよう、交流
スイッチ110a,110bを挿入してある。また、一
方の整流ユニット20−1の次段にはDC/DCコンバ
ータ30−1と30−2を接続し、他方の整流ユニット
20−2の次段にはDC/DCコンバータ30−3,3
0−4を接続し、さらに、各DC/DCコンバータ30
−1,30−2,30−3,30−4は互いに並列運転
動作をするように接続し、負荷100の電流容量に対し
て充分余裕をもった電源容量を確保して給電することに
よって、例えば負荷100が情報処理装置100′の場
合、情報処理装置の負荷全体を稼働させるようにしたも
のである。
障すると、負荷100への電源供給は、正常時に対し2
倍の電力で、整流ユニット20−2を介し、DC/DC
コンバータ30−3,30−4で供給する必要があり、
急激な電源電流変動が発生するが、負荷100の電源電
圧は図1で説明した如く、安定した電圧にて供給が可能
である。また、故障した整流ユニット20−1を正常な
整流ユニットと交換する場合は、交流スイッチ110a
をオフすることで交流電圧源13を切り離し、情報処理
装置100′の正常稼働を維持しつつ、交換することが
できる。
続されるDC/DCコンバータ30−1,30−2の少
なくとも1台が故障した場合も、同様に交流スイッチ1
10aをオフさせ、整流ユニット20−1の動作を停止
させれば、整流ユニット20−1を介し、DC/DCコ
ンバータ30−3,30−4を用いて負荷100へ安定
した電圧で供給ができるので情報処理装置100の正常
稼働を維持しつつ、DC/DCコンバータ30−1や3
0−2を交換することができる。
流ユニット、DC/DCコンバータが故障した場合、あ
るいは故障した整流ユニット、DC/DCコンバータを
正常品と交換する場合に発生する給電系の電流変動に対
して、図1で説明した出力電圧の安定化が働くので、出
力電圧を高精度で安定させることが可能であり、信頼性
の高い給電システムを構成できる。
の構成図である。図6は、図1における抵抗335と冗
長ダイドード331のカソード側接続点を電源出力端子
60bへ引き出し、抵抗70を介して接続したものであ
る。ここで、抵抗70は電源出力端子60aから抵抗1
00へ至る給電系の抵抗成分、抵抗100は半導体素子
などの論理回路を模擬した抵抗成分である。
急激に変動した結果、抵抗70を起因とした電源電圧変
動が発生しても、抵抗335を介し、電圧増幅アンプ3
41の入力端子へ該抵抗70分を補正した電圧をフィー
ドバックすることができるので、論理回路へは所定の安
定化電圧を供給することができる。
の構成図である。図7は、図6の電源出力端子60a,
60b,60cから論理素子等の負荷100へ至る経路
に特定のインピーダンスを直並列に接続した低域通過フ
ィルタを設けて、特定の周波数帯域のみ通過するように
構成したものである。ここで、電源出力端子60a,6
0cから負荷100にはインピーダンス210a,21
0bを直列に接続し、インピーダンス210cは負荷1
00と並列接続してある。また、電圧制御するための検
出ラインは出力端子60b,60cであり、抵抗33
5、インピーダンス220a,220b、負荷100を
直列に接続し、インピーダンス220cは負荷100と
並列接続してある。
a,60cには、直流電圧に図8に示すような電圧変動
成分がされている。この内、高周波のスパイクノイズは
トランジスタ312がトランス311を励振時、主回路
部分の寄生素子が起因して発生し、負荷10の安定動作
を低下させてしまう。しかし、本実施例によれば、高周
波スパイクノイズの周波数成分を把握し、その周波数よ
り充分低いカットオフ周波数となるようインピーダンス
210a,210cの値に選定した低域通過フィルタを
構成すれば、スパイクノイズに影響を受けず安定した電
源電圧を負荷に供給することが可能である。一方、論理
回路の動作でもクロックに同期して、負荷近傍で激しい
電源電圧変動が発生している。この電源電圧変動は出力
端子60b抵抗335を介して電圧制御アンプ341に
入力され、該電圧制御アンプ341を誤動作させてしま
う。本実施例によれば、クロックの周波数等負荷の動作
する周波数を把握することによって、前記同様、その周
波数より充分低いカットオフ周波数となるようインピー
ダンス220b,220cの値に選定した低域通過フィ
ルタを構成することで、負荷の変動時のノイズに影響を
受けない安定した検出電圧を電圧制御アンプ341にフ
ィードバックさせることが可能である。
滑回路を介してDC/DCコンバータに接続し、PWM
方式で電圧制御を行う構成の直流電源回路を対象とした
が、本発明はこのような構成のものに限定されるもので
はない。本発明は、周波数・電圧変換回路(FVC)そ
の他、一般に出力電圧をフィードバックして基準電圧と
比較し、その誤差に応じて出力電圧を一定に制御する構
成の種々の直流電源回路に適用可能であることは云うま
でもない。
電源装置によれば、直流電源回路の一方の出力側に接続
された電流回り込み防止用の第1の整流素子の入力側と
直流電源回路の他方の出力側との間に第1および第2の
抵抗の直列回路を接続し、さらに第1の整流素子の出力
側と直流電源回路の他方の出力側との間に第3および第
4の抵抗の直列回路を接続し、第3及び第4の抵抗の接
続点(A点)と第1及び第2の抵抗の接続点(B点)と
の間にA点からB点へ順方向に第2の整流素子を接続し
て、出力電圧を安定化するための電圧検出点をA点と
し、電圧制御回路が該A点の検出電圧を基準電圧と比較
して、直流電源回路の出力電圧を一定に制御するように
したことにより、該第1の整流素子の順方向電圧降下に
よる電圧変動が補正され、負荷に安定した直流電圧を供
給することができる。
ば、直流電源回路内の電流変動を検出する回路を付加し
たことにより、負荷の電流変動が発生した場合、結果的
に電圧と電流双方の変動をフィードバックできるため
に、高速で精度の高い電圧制御が達成できる。
よれば、各電源装置に過電圧検出回路を付加し、該過電
圧検出回路の出力を電圧制御回路の入力へ接続するとと
もにラッチ用整流素子を介して該過電圧検出回路の入力
にフィードバックして、並列動作させることにより、あ
る電源装置での過電圧の発生時には、該電源装置の出力
をしぼると同時にラッチ用整流素子が動作して、該電源
装置による給電が停止するため、負荷へは擾乱を発生さ
せることなく所定の安定化電圧を供給をすることができ
る。そのうえ、電源装置に冗長性を確保していれば、一
方が故障し、正常品と交換して再起動した場合であって
も、その第2の整流素子が導通し、電圧制御回路の入力
電圧を基準電圧より低下さる結果、自動的に電圧制御動
作を開始して出力電圧を上昇させることができるので、
故障電源装置を交換後、正常な電源立ち上げ動作が可能
である。
る。
ある。
である。
図である。
図である。
図である。
図である。
形である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 直流電圧を出力する直流電源回路と、 前記直流電源回路の一方の出力側に順方向に接続された
第1の整流素子と、 前記第1の整流素子の入力側と前記直流電源回路の他方
の出力側との間に第1および第2の抵抗の直列回路を接
続し、前記第1の整流素子の出力側と前記直流電源回路
の他方の出力側との間に第3および第4の抵抗の直列回
路を接続し、前記第3および第4の抵抗の接続点(以
下、A点とする)と前記第1および第2の抵抗の接続点
(以下、B点とする)との間にA点からB点へ順方向に
第2の整流素子を接続し、A点の電圧を検出する電圧検
出回路と、 前記電圧検出回路で検出された電圧を基準電圧と比較し
て、前記直流電源回路の出力電圧を一定に制御する電圧
制御回路と、からなることを特徴とする電源装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の電源装置において、前記
直流電源回路内の電流変動に対応する電圧を検出し、該
検出した電圧を基準電圧と比較する電流検出回路を付加
し、該電流検出回路の出力側を前記A点へ接続すること
を特徴とする電源装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の電源装置を少なくとも2
台以上で並列に動作させる給電システムであって、 各電源装置は、前記第1の整流素子の入力側と前記直流
電源回路の他方の出力側との間に第5および第6の抵抗
の直列回路を接続すると共に、該第5および第6の抵抗
の接続点より自直流電源回路の出力電圧の異常上昇を検
出する過電圧検出回路を具備し、前記過電圧検出回路の
出力を前記電圧制御回路へ入力するとともに該過電圧検
出回路の入力側へ第3の整流素子を介してフィードバッ
クし、自直流電源回路の出力電圧が異常上昇した時、該
出力電圧をしぼり込むとともに当該電源装置による給電
を停止せしめることを特徴とする給電システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13804297A JP3433046B2 (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 電源装置及び給電システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13804297A JP3433046B2 (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 電源装置及び給電システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10337018A JPH10337018A (ja) | 1998-12-18 |
JP3433046B2 true JP3433046B2 (ja) | 2003-08-04 |
Family
ID=15212664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13804297A Expired - Fee Related JP3433046B2 (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 電源装置及び給電システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3433046B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6307532B2 (ja) | 2016-01-28 | 2018-04-04 | 株式会社アドバンテスト | 電源装置およびそれを用いた試験装置、電源電圧の供給方法 |
-
1997
- 1997-05-28 JP JP13804297A patent/JP3433046B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10337018A (ja) | 1998-12-18 |
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