JP3432042B2 - 超音波接合方法とその装置 - Google Patents

超音波接合方法とその装置

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JP3432042B2
JP3432042B2 JP10820095A JP10820095A JP3432042B2 JP 3432042 B2 JP3432042 B2 JP 3432042B2 JP 10820095 A JP10820095 A JP 10820095A JP 10820095 A JP10820095 A JP 10820095A JP 3432042 B2 JP3432042 B2 JP 3432042B2
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茂 玉木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超音波振動を利用して被
接合部材を突き合わせ接合する超音波接合方法と同超音
波接合装置に関する。なお、本明細書中で突き合わせ接
合とは、1組の被接合部材の端面同士を相互に突き合わ
せて接合する場合だけでなく、例えば図1のように、ア
ンビル13上の被接合部材Bに対し、チップ7側の被接
合部材Aの端面を直交させて接合する場合を含むものと
する。
【0002】
【従来の技術】超音波振動を利用して2枚の被接合部材
を溶接(接合)する超音波溶接(超音波接合)に関する
技術は、現在かなり広く工業界に用いられている。この
方法あるいは装置は、図15に示すように、アンビル1
3上に重ね合わせて載置された2枚の被接合部材のうち
の一方の被接合部材Bをアンビル13に固定し、他方の
被接合部材Aを超音波振動子2により矢印A−A方向に
振動させて、摩擦熱により発熱させて溶接(接合)する
ものである。このとき、被接合部材Aは加圧手段6によ
り加圧力が付加された横振動棒4により、チップ7を介
して被接合部材Bに押圧されており、横振動棒4は超音
波発信器1により超音波振動子2を介して超音波振動さ
せている。
【0003】ところで、一つの超音波振動子を用いて突
き合わせ超音波溶接する場合、一方の被接合部材を超音
波振動するチップに固定し、チップと一体的に振動させ
て他方の被接合部材に押圧することにより接合すること
ができると考えられる。この方法を実施するには被接合
部材の一つをチップに固定する必要があるが、この固定
方法として、例えば図16に示すように、被接合部材A
をチップ7の本体30から分離した略半円柱形の押さえ
部材31でチップ本体30との間に挟持し、押さえ部材
31を貫通する複数本のネジ32をチップ本体30のネ
ジ孔30aに螺合して締め付けることにより固定する構
造のネジ式が考えられる。
【0004】また、二つの超音波振動子を用いて突き合
わせ超音波接合する場合、図17に示すように、相対向
する一対のチップ7で一方の被接合部材Aの先端部近傍
を挟持するとともに、他方の被接合部材Bの先端部近傍
を一対のダイス36で挟んで固定し、両方の被接合部材
A・Bの端面同士を突き合わせた状態で、一対のチップ
7を同期させて超音波振動することにより超音波接合す
る装置がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の超音波接合方法あるいは装置では、次のような
問題点がある。
【0006】 一つの超音波振動子を用いる場合:平
坦な金属板同士の重ね合わせ接合は可能であるが、とく
に長尺の被接合部材を突き合わせ接合するには、被接合
部材をL形状にしたり、鍔を設けたりしなければ、他方
の被接合部材へ加圧力や超音波振動を正確に伝えること
ができないため、部品の組立上や部品の形状等の関係か
ら突き合わせ溶接を行うことは実際には不可能である。
【0007】また、上記した被接合部材をチップにネジ
で固定する方法では、接合時にネジ部にも超音波振動が
作用してネジとネジ孔との螺合箇所が溶接されたり、あ
るいは螺合箇所が極端に摩耗したり、緩んだりするの
で、超音波接合を行うのは困難である。
【0008】 二つの超音波振動子を用いる場合:装
置が複雑で大型化するうえ、高価で、製品のコストがア
ップする。
【0009】この発明は上述の点に鑑みなされたもの
で、長い被接合部材を突き合わせ接合する際にもL形状
にしたり鍔を設けたりしないで、超音波接合することが
でき、しかも構造が簡単で、製品の製造コストを低減で
きる、超音波接合方法とその装置を提供することを目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の超音波接合方法は、1)アンビル上の被溶接
部材に対して別の被溶接部材を突き合わせ、それら両方
の被溶接部材をチップと前記アンビルとの間で加圧した
状態で前記チップを超音波振動させることにより接合す
る超音波接合方法において、2)チップ側被接合部材を前
記チップによって挟持するとともに、前記チップに対し
その振動方向と同一平面内で直交し且つ相対向する方向
に荷重を作用させることによって、チップの超音波振動
中においても前記チップ側被接合部材をチップに固定し
続け、3)前記チップを超音波振動させてチップ側被接合
部材をアンビル側被接合部材に突き合わせ接合するもの
である。
【0011】上記の目的を達成するために本発明の超音
波接合装置(請求項2)は、a)アンビル上の被接合部材
に対して別の被接合部材を突き合わせ、それら両方の被
接合部材をチップと前記アンビルとの間で加圧装置を介
して加圧した状態で超音波発振器を介して前記チップを
超音波振動させることにより溶接する超音波接合装置に
おいて、b)超音波振動する前記チップの一部を、前記ア
ンビル側を開口し且つ切欠き部を設けた筒状体に形成
し、c)この筒状チップ部の振動方向と同一平面内で直交
する方向に、該チップ部に対し撓み振動部材を介して一
対の剛性重量体を相対向して設けるとともに、該剛性重
量体の外端に荷重発生部を設け、d)前記チップ部内にチ
ップ側被接合部材を嵌入し、前記荷重発生部の荷重を前
記剛性重量体および前記撓み振動部材を介して前記チッ
プに作用させ、前記チップ側被接合部材を前記チップ部
にて締め付けて固定し続け、前記チップを超音波振動さ
せてチップ側被接合部材をアンビル側被接合部材に突き
合わせ接合するようにしている。
【0012】請求項3記載のように、e)前記チップ部を
両側から挟むように前記一対の剛性重量体を配置し、一
方の剛性重量体に平行な複数本のガイドシャフトの一端
を固設するとともに、他方の剛性重量体を前記ガイドシ
ャフトに摺動自在に配装し、f)前記撓み振動部材を前記
各重量体に前記チップ部に向けて突設し、前記チップ部
には前記各撓み振動部材の先端部を嵌入可能な円錐形穴
を設け、g)前記ガイドシャフトの他端に板体を固設し、
この板体に貫通して設けたネジ孔に螺合するネジ棒の先
端部を皿バネを介して摺動可能な前記剛性重量体に当接
させ、前記荷重発生部を構成することができる。
【0013】
【作用】上記の構成を有する本発明の超音波接合方法に
よれば、接合対象の被接合部材の一方をチップにより挟
持してチップ自体に固持させるとともに、超音波振動す
るチップの振動方向と同一平面内で直交する方向にチッ
プに対し相対向する荷重を作用させることによってチッ
プに固持している被接合部材をチップで挟み込むように
固定し、この状態でチップを超音波振動させてチップ側
被接合部材に超音波振動を与えることにより、アンビル
上の被溶接部材に対しチップ側被接合部材が突き合わせ
た姿勢で接合される。
【0014】請求項2記載の本発明の超音波接合装置に
よれば、筒状チップ部内に一方の被接合部材を嵌入し、
荷重発生部では発生させた荷重を剛性重量体および撓み
振動部材を介してチップに作用させることによって、被
接合部材がチップにて締め付けられチップ自体に挟持さ
れ固定される。チップ側被接合部材をアンビル上の被接
合部材に突き合わせ、加圧装置を介して加圧した状態
で、超音波発振器を介してチップを超音波振動させて両
方の被接合部材が接合されるが、チップの超音波振動
は、撓み振動部材でほぼ減衰され、剛性重量体で遮断さ
れて荷重発生部には伝達されず、荷重発生部が保護され
る。したがって、チップの超音波振動中においても荷重
発生部の荷重がチップに作用し、被接合部材はチップに
締め付けられ固定され続ける。また、チップに作用させ
る荷重の方向が、超音波振動するチップの方向と直交し
ているためにチップの超音波振動が妨げられないから、
チップ側被接合部材に接合に必要な加圧力と超音波振動
が効率良く伝達され、被接合部材の突き合わせ超音波接
合が確実に達成される。
【0015】請求項3記載の超音波接合装置によれば、
チップ内に被接合部材の一方を嵌入した状態で、板体に
螺合するネジ棒を回転させて螺進し、隣接する剛性重量
体をチップ側へ押し付け、チップに荷重を作用させるこ
とにより、一方の剛性重量体がガイドシャフトに沿って
チップ側へ移動し、相対向する他方の剛性重量体はその
反作用によりガイドシャフトを介して同様にチップ側に
移動し、両側の撓み振動部材の先端部がチップの円錐形
穴に嵌入し、チップ内の被接合部材がチップの側周壁に
よって挟持される。このとき、ネジ棒の先端部の皿バネ
がネジ孔に対するネジ棒の不用意な回転によるネジの緩
みを阻止するとともに、ネジ棒を介して常に一定の荷重
を発生させる。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係わる超音波接合装置の一実
施例を図面を参照して説明し、併せて本発明の接合方法
についても説明する。
【0017】図1は本実施例の超音波接合装置、図2は
図1の超音波接合装置の右側面図である。
【0018】図1・図2に示すように、超音波接合装置
は、超音波発信器1に接続された超音波振動子2の一端
面にホーン3が結合され、このホーン3の先端部の上下
両面には横振動棒4が鉛直方向にそれぞれ固着され、こ
の横振動棒4の先端にチップ7が一体に取り付けられ、
チップ7の下方に所定の間隔をあけてアンビル13が設
置された構造からなっている。また、上部側の横振動棒
4の上端には剛性重量体(質量体ともいう)5が装着さ
れ、この剛性重量体5を介して上方からさらに加圧力が
加えられるように加圧手段6が連設されている。
【0019】チップ7については詳しく後述するが、下
部7cは下端を開口した筒状体からなり、縦向きで下端
を開放したスリット(切欠き)7dを有し、一方の被接
合部材Aをチップ7の下部7c内に嵌入した状態で締め
付けて固定できるように構成されている。
【0020】チップ7はホーン3を介して矢印の方向に
超音波振動するが、この振動方向と同一平面内で直交す
る方向に、撓み振動部材8と剛性重量体9と荷重発生部
10とをこの順に相対向して配置し、荷重発生部10で
発生させた荷重を剛性重量体9および撓み振動部材8を
介してチップ7へと伝え、チップ7が荷重発生部10の
荷重で締め付けられ被接合部材Aをチップ7に締め付け
固定できるように構成されている。
【0021】なお、アンビル13上にはもう一方の被接
合部材Bが載置され、この被接合部材B上に、チップ7
側の被接合部材Aを突き合わせて当接した状態で、下向
きの加圧力を作用させて両方の被接合部材A・Bを接触
させるようになっている。
【0022】次に、上記のように構成した本実施例の超
音波接合装置を用いて被接合部材Aと被接合部材Bとを
突き合わせ超音波接合する手順について説明する。
【0023】 加圧手段6による重量体5への加圧力
を解除し、重量体5、超音波振動子2、ホーン3、横振
動棒4、チップ7、左右の撓み振動部材8、左右の重量
体9および左右の荷重発生部10を同時に、上方へ被接
合部材Aの長さの2倍程度移動させる。このとき、荷重
発生部10では荷重を発生させない。
【0024】 被接合部材Bをアンビル13上に載置
して保持する。
【0025】 チップ7内に被接合部材Aを嵌入し、
チップ7のスリット7dを挟んで両側から被接合部材A
12を左右の荷重発生部10により荷重を発生させ、剛
性重量体9で締め付けて固定する。
【0026】 重量体5、超音波振動子2、ホーン
3、横振動棒4、チップ7、左右の撓み振動部材8、左
右の質量体9および左右の荷重発生部10を同時に下方
向に降ろし、被接合部材Aの下端面を被接合部材Bに突
き合わせ、加圧力を加える。
【0027】 超音波発振器1により超音波振動子2
を超音波振動させると、ホーン3および横振動棒4を介
してチップ7が超音波振動し、被接合部材Aがチップ7
と一体的に振動し、被接合部材Bとの突き合わせ接触部
が摩擦熱と分子間接合によって一体的に接合される。
【0028】 突き合わせ接合作業が終了した後、チ
ップ7や横振動棒4などを上方へ持ち上げ、突き合わせ
接合された被接合部材A・Bを取り外す。
【0029】次に、図3は本発明の超音波接合装置をよ
り具現化した実施例の要部を示す正面図、図4はチップ
7の実施例を示すもので、図4(a)は正面図、図4(b)
は側面図、図4(c)は図4(a)のc−c方向矢視図であ
る。
【0030】図3に示すように、チップ7を挟んで前後
に、それぞれ上下一対の合計4本のガイドシャフト15
が平行に配置され、各ガイドシャフト15の一端(図の
左側)は、直方体状の金属製重量体9Lに固設されてい
る。また重量体9Lと対をなす直方体状の金属製重量体
9Rがガイドシャフト15に沿って摺動自在に配設され
ている。このため、重量体9Rにはガイドシャフト15
に対応する4本のガイド孔9aが厚さ方向に貫通して穿
設されている。左右の重量体9L・9Rの相対向面の下
端部においてその幅方向の中央位置には、先端部8aを
尖らせた撓み振動部材8がそれぞれ内向きに突設されて
いる。
【0031】撓み振動部材8は、例えば、材質SCMで
寸法φ4×長さ12mmの丸棒からなる。撓み振動部材
の全長と外径を、撓み振動の一次又は多次の振動モード
での計算値、又はこの計算値に±αし、全長又は外径を
設定するのが好ましい。この計算方法の具体例を挙げる
と、棒の一端が固定、一端自由の場合の計算式を応用す
る。すなわち、計算式は L=mi√(R×c÷ω)で
ある。
【0032】ここで、Lは棒の長さ(cm)、miは基
準定数(1次の振動モード:1.87510、2次の振
動モード:4.69410、3次の振動モード:7.8
5476、‥‥‥)、Rは回転半径(撓み振動部材8の
断面形状によって、例えば、無垢の丸棒の場合はR=
0.25×直径cm、無垢の角棒の場合はR=0.28
9×振動方向の無垢角棒寸法(単位cm)、中空丸棒の場
合はR=0.25√(外径×外径+内径×内径))、c
は棒の材質中における音速度(軟鋼:5.2×105c
m/s、ニッケルクローム鋼:5.1×105cm/
s、チタン:4.85×105cm/s、‥‥)、ωは
角振動数(共振周波数)の式で表されるが、製作上は理
論外径の±0.05φで理論棒長さの±0.2mm以内
で使用上問題がない(参考文献:『超音波工学(理論と
実際)』1975年6月30日初版発行発行所 株式会
社工業調査会 145頁に掲載)。
【0033】また、重量体9は、例えば、材質SS41
で厚さ42mm×横幅70mm×縦幅70mmの直方体
からなる。
【0034】ガイドシャフト15の他端には、厚みのあ
る金属製板体16が固設されているが、この板体16
は、例えば、材質SSで、厚さ12mm×横幅70mm
×縦幅70mmからなる。また板体16の下端部の幅方
向中央位置には、厚さ方向に貫通する雌ネジ孔16aが
穿設され、雄ネジ部を有するボルト17が回転可能に螺
合されている。またボルト17の先端外周部には、リン
グ状の皿バネ18が装着されている。本例では、符号1
5〜18からなる構成部材によって荷重発生部10が構
成される。右側の重量体9Rには、ボルト17の先端が
嵌入可能な凹所9bが形成されている。なお、荷重発生
部10は本例に限らず、例えば、シリンダ装置や、電動
モータによりネジ棒を回転させて荷重を付与する構造で
もよい。
【0035】図4に示すように、チップ7は、横振動棒
4の下端(テーパー状取付孔)に着脱自在に嵌着可能な
テーパー部7aを上部に備え、このテーパー部7aの下
端に取り外し用雄ネジ部7bを備え、下部はチャック部
7cに構成されている。チャック部7cは、被接合部材
Aを嵌入可能な下端を開口した筒状体から形成され、図
4(a)のように両側にチャック開閉用逃がし勾配付スリ
ット7dが設けられ、筒状体が左右一対の挟持片7c’
に分割されている。図4(b)のようにチャック部7cの
下部には、撓み振動部材8の先端部8aを嵌入可能なス
リップ防止用の円錐形穴7eが相対向して、各挟持片7
c’の下部中央位置にそれぞれ形成されている。チャッ
ク部7cは、例えば材質SCMの金属製からなる。そし
て撓み振動部材8を介して荷重がチップ7に加えられる
と、チャック部7cが閉じられ、内腔部に嵌入された被
接合部材Aとしての製品がチップ7に固定される。
【0036】上記のように構成した本実施例の超音波接
合装置による接合作業について説明すると、まず、チッ
プ7のチャック部7c内に被接合部材Aを収納した状態
で、板体16に螺合するボルト17を回転させて隣接す
る右側重量体9Rをガイドシャフト15に沿ってチップ
7側へ前進させる。これにより、チップ7のチャック部
7cの一方(図3の右側)にボルト17による荷重が重
量体9Rを介して作用する。同時に、板体16はその反
作用で図3の右方向に付勢され、ガイドシャフト15を
介して左側重量体9Lが右側へ移動し、左右の撓み振動
部材8の先端部8aがチャック部7cの円錐形穴7eに
嵌入し、チャック部7c内の被接合部材Aが両側のチャ
ック部7c側壁によって挟持される。このとき、ボルト
17の先端部の皿バネ18がボルト17の緩みを防止す
るとともに、ボルト17の回転を停止した状態において
も常に一定の荷重を発生させる。
【0037】したがって、図1に示す超音波発振器2a
により超音波振動子2を超音波振動させ、ホーン3およ
び横振動棒4を介してチップ7を超音波振動させること
により、被接合部材Aがチップ7と一体的に振動し、ア
ンビル13上の被接合部材Bとの突き合わせ接触部で摩
擦熱と分子間接合によって一体的に接合させられる。
【0038】図5はチップ7の別の実施例を示すもの
で、本例では、被接合部材Aが下部に板状部を連接した
カマボコ形からなるため、この形態に対応した凹状溝7
fを、一方の挟持片7c’に上端から下端まで一連に形
成している。そして、図5(c)のように被接合部材Aの
板状部上にカマボコ形の中子Cを組み合わせて、図5
(d)のようにチャック部7c内に嵌入する。その他の
構成については、上記実施例と共通するので説明を省略
する。
【0039】図6はチップ7のさらに別の実施例を示す
もので、本例では、図6(b)のようにチャック部7cを
断面略コの字状に形成し、図6(c)のように完全に分離
した挟持片7c”を下部に板状部を連接したカマボコ形
の被接合部材Aと組み合わせて凹所7g内に嵌め込む。
その他の構成については、上記実施例と共通するので説
明を省略する。
【0040】図7はチップ7のさらに別の実施例を示す
もので、本例では、図7(b)のようにチャック部7cの
開口部7hを六角柱状に形成し、この六角柱を構成する
一対の五角柱状の中子Dを用いて被接合部材Aを挟んで
一体に組み合わせた状態で、チャック部7cの開口部7
h内に嵌め込む。このため、図7(c)・(d)のように、
各中子Dの相対向する内面には、被接合部材Aの形態に
対応する凹状部D’が形成されている。その他の構成に
ついては、上記実施例と共通するので説明を省略する。
【0041】続いて、図8および図9は撓み振動部材8
の断面形状と全体形状を示すものである。図8に示すよ
うに、撓み振動部材8の先端部8aを除く本体部分の断
面形状は、例えば、同図(a)のように無垢の縦向き長方
形、同図(b)のように無垢の正方形、同図(c)のように
無垢の円形、同図(d)のように中空の円形にすることが
できる。これらの回転半径Rは、上記した計算式の事例
から求められる。また図9(a)・(b)のように円形の断
面一様形にしたり、図9(c)・(d)のように円形断面の
ステップ形にすることができる。こうした単純な形状に
すれば、加工が容易で寸法精度が出しやすく、また、撓
み振動部材8の全長や断面寸法の計算が簡単に行えると
いう利点がある。なお、撓み振動部材8の材質は上記し
た金属材料のほか、セラミックスにすることもできる。
金属およびセラミックスは、材料が入手し易く、振動応
力に対し疲れ限度応力が高く、振動損失が小さく、耐食
性および耐熱性が高いという利点がある。
【0042】次に、図10〜図14はそれぞれ本発明の
超音波接合装置の異なる実施例の要部を示す正面図であ
る。
【0043】まず、図10に示す装置が上記した実施例
の超音波接合装置(図1)と相違するところは、チップ
7(のチャック部7c)を押圧する撓み振動部材8の数
を、左右それぞれ2本ずつに増やしたことである。これ
により、撓み振動部材8を薄い部材で形成でき、狭いピ
ッチや干渉物を避けやすくなる。
【0044】図11に示す装置では、チャック部7cの
右側には重量体9および撓み振動部材8を介して押し付
け荷重を与え、チャック部7cの左側には長尺の撓み振
動部材8’を介して引張荷重を与えるように構成してい
る。
【0045】図12に示す装置は、基本的には図11の
装置に共通しているが、撓み振動部材8、8’をそれぞ
れ2本ずつに増やしたことが相違している。
【0046】図13に示す装置では、チップ7(のチャ
ック部7c)の両側に、それぞれ長尺の撓み振動部材
8’を介して引張荷重を与えるように構成している。
【0047】図14に示す装置は、基本的には図13の
装置に共通しているが、チャック部7cの左側に引張荷
重を与えるための撓み振動部材8’を2本に増やしたこ
とが相違している。
【0048】しかし、上記した何れの超音波接合装置
も、接合作業については基本的に第1実施例の装置(図
1)に共通するので、説明を省略し、またその他の構成
について共通する部材については同一の符号を用いて図
示する。
【0049】本発明は、図18に示すような横形の超音
波接合装置にも適用できることは言うまでもない。
【0050】なお、請求項には挙げていない他の実施態
様としては、例えば、下記の請求項が挙げられる。
【0051】
【請求項4】 前記撓み振動部材の全長と外径を、撓み
振動の1次又は多次の振動モードでの計算値又は計算値
に±αし、全長又は外径としたことを特徴とする超音波
接合装置。(計算方法の具体例)(参考文献 超音波工
学 理論と実際 1975年6月30日初版発行 発行
所 株式会社工業調査会 P145の棒の一端が固定、
一端自由の場合の計算式を応用して、計算式はL=mi
√(R×c÷ω)でLは棒の長さ(cm)、miは基準
定数(1次の振動モード:1.87510、2次の振動
モード:4.69410、3次の振動モード:7.85
476、‥‥‥)、Rは回転半径(棒の断面形状によっ
て無垢の丸棒R=0.25×直径cm、無垢の角棒R=
0.289×振動方向の無垢角棒寸法cm、中空の丸形
R=0.25√(外径×外径+内径×内径))、cは棒
の材質中における音速度(軟鋼:5.2×105cm/
s、ニッケルクローム鋼:5.1×105cm/s、チ
タン:4.85×105cm/s、‥‥)、ωは角振動
数(共振周波数)、の式で表されるが製作上は理論外径
の±0.05φで理論棒長さの±0.2mm以内で使用
上問題がない。
【0052】
【請求項5】 前記撓み振動部材の断面形状を無垢の長
方形、角形、丸形または中空の丸形形状にしたことを特
徴とする超音波接合装置。(断面形状の利点の具体例)
(形状が単純で加工や寸法精度が出しやすい、撓み振動
部材の全長や断面寸法の計算が簡単)
【請求項6】 前記撓み振動部材の形状を断面一様形、
又はステップ形にしたことを特徴とする超音波接合装
置。(形状の利点の具体例)(形状が単純で加工や寸法
精度が出しやすい、撓み振動部材の全長や断面寸法の計
算が簡単)
【請求項7】 前記撓み振動部材の材質を金属またはセ
ラミックスにしたことを特徴とする超音波接合装置。
(材質の利点の具体例)(金属とセラミックスは材料の
入手や加工が簡単で、振動応力に対し疲れ限度応力が高
く、振動損失が小さく、耐食性、耐熱性が高い材料であ
る。)
【請求項8】 前記チップと撓み振動部材を個々製作、
チップと撓み振動部材を1体形に製作したことを特徴と
する超音波接合装置。(制作時の利点の具体例)チップ
部が一体構造の時はチップ部と撓み振動部材とを個々に
製作した方が製作しやすい。チップ部が分割構造の(図
6参照:チップ部は図面のように2分割し分割部の合わ
せ面に製品を閉じこめる構造にし接合部付近をチャック
で止める構造とした分割チップ)チップとした時は分割
部と撓み振動部材とを一体形に製作した方が使用時に分
離しなくて使用しやすい。)
【請求項9】 前記チップと撓み振動部材を個々に製作
するときチップと撓み振動部材の接触部に凹凸を設け、
チップの超音波振動に撓み振動部材が追従し荷重発生部
の荷重を正確にチップに伝える構造としたことを特徴と
する超音波接合装置。(具体例)(図4参照:チップ部
側面の撓み振動部材との接触部にφ4深さ2mmの円錐
穴を設け、撓み振動部材のチップ部との接触部にφ4高
さ2mmの円錐部を設け、チップの超音波振動にたわみ
振動部材が追従し荷重発生部の荷重を正確にチップに伝
える構造)
【請求項10】 前記被接合部材をチップに締め付け固
定する撓み振動部材への荷重発生部よりの荷重の掛け方
を、2つまたは多数の撓み振動部材を押圧する、又は1
つまたは多数の撓み振動部材を押圧し他方の1つまたは
多数の撓み振動部材は張設する、又は2つまたは多数の
撓み振動部材を張設することを特徴とする超音波接合装
置。(構成の利点の具体例)(図10〜図14参照:1
本の撓み振動部材の強度が弱い時やチップを分割する
時、締め付ける力を均等にかけるために2つまたは多数
の撓み振動部材でチップを押圧する。又同一平面上で狭
いピッチで接合する場合や他の部品等があって一方の撓
み振動部材や質量体が干渉する時、1つまたは多数の撓
み振動部材を押圧し他方の1つまたは多数の撓み振動部
材は張設する。また張設時の撓み振動部材は薄い部材で
且つ長く構成でき、狭いピッチや干渉物を避けやすくな
るので、2つまたは多数の撓み振動部材を張設する。)
【0053】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の超音波接合方法および同装置には、次のような
優れた効果がある。
【0054】(1) 超音波振動するチップの振動方向に直
交する方向に撓み振動部材と剛性重量体と荷重発生部を
設け、それらにより被接合部材をチップに締め付け固定
する構造にしたので、チップ側の被接合部材とアンビル
側の被接合部材とを強固に、しかも何回も繰り返して突
き合わせ超音波接合することが可能となり、製造コスト
を低減することができる。また、従来の一般的な突き合
わせ溶接方法では被接合部材を溶融しながら接合するた
め、被接合部材の材質によっては焼きが入ったり焼き鈍
しされたり、また溶融しながら接合するために、スパッ
タが発生しそれを除去する後工程が必要であったが、本
発明の超音波接合方法および同装置では焼きが入ったり
焼き鈍しされたりしないため、接合部の材質の選択範囲
や加工工程の自由度が広がる。
【0055】(2) 請求項2記載の装置では、チップの超
音波振動中においても荷重発生部の荷重がチップに作用
し、被接合部材をチップに締め付けて固定し続けること
ができるから、チップ側の被接合部材を超音波振動させ
て、アンビルがわの被接合部材に確実に突き合わせて接
合できる。またチップに作用させる荷重の方向を超音波
振動するチップの方向と直交させているため、チップの
超音波振動が妨げられないから、チップ側被接合部材に
接合に必要な加圧力と超音波振動が効率良く伝達され、
突き合わせ超音波接合が確実に達成される。
【0056】(3) 請求項3記載の装置では、荷重発生部
が1つで済むため、構造が簡単で、装置のコストを低減
でき、しかもチップの両側に均等に荷重を付与でき、操
作が容易にある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波接合装置の実施例を概略的に示
す全体正面図である。
【図2】図1の超音波接合装置の右側面図である。
【図3】本発明の超音波接合装置をより具現化した実施
例の要部を示す正面図である。
【図4】チップ7の実施例を示すもので、図4(a)は正
面図、図4(b)は側面図、図4(c)は図4(a)のc−c
方向矢視図である。
【図5】チップ7の別の実施例を示すもので、図5(a)
は正面図、図5(b)は図5(a)のb−b方向矢視図、図
5(c)は被接合部材Aと中子Cを組み合わせた状態の斜
視図、図5(d)はチップ7のチャック部7c内に被接合
部材Aと中子Cを嵌入した状態の断面図である。
【図6】チップ7のさらに別の実施例を示すもので、図
6(a)は正面図、図6(b)は図6(a)のb−b方向矢視
図、図6(c)は被接合部材Aと分離したチャック部を組
み合わせた状態の斜視図、図6(d)はチップ7のチャッ
ク部7cと被接合部材Aを組み合わせた状態の断面図で
ある。
【図7】チップ7の別の実施例を示すもので、図7(a)
は正面図、図7(b)は図7(a)のb−b方向矢視図、図
7(c)は被接合部材Aと中子Cを組み合わせた状態の斜
視図、図7(d)はチップ7のチャック部7c内に被接合
部材Aと中子Cを嵌入した状態の断面図である。
【図8】図8(a)〜図8(d)はそれぞれ撓み振動部材8
の異なる断面形状を示す断面図である。
【図9】撓み振動部材8の側面と全体形状を示すもの
で、図9(a)は図9(b)の、図9(c)は図9(d)のそれ
ぞれ側面図で、図9(b)および図9(d)はそれぞれ正面
図である。
【図10】本発明の超音波接合装置の異なる実施例の要
部を示す正面図である。
【図11】本発明の超音波接合装置の異なる実施例の要
部を示す正面図である。
【図12】本発明の超音波接合装置の異なる実施例の要
部を示す正面図である。
【図13】本発明の超音波接合装置の異なる実施例の要
部を示す正面図である。
【図14】本発明の超音波接合装置の異なる実施例の要
部を示す正面図である。
【図15】従来の一般的な超音波溶接装置を概略的に示
す全体正面図である。
【図16】チップのチャック部の構成を示す正面図であ
る。
【図17】二つの超音波振動子を備えた従来の突き合わ
せ超音波溶接を示す全体正面図である。
【図18】ホーン先端に溶接用チップをもつ従来の一般
的な横形の縦振動形溶接振動系を示す側面図である。
【符号の説明】
1‥‥超音波発信器 2‥‥超音波振動子 3‥‥ホーン 4‥‥横振動棒 7‥‥チップ 7c…チャック部(チップ部) 8・8'…撓み振動部材 9‥‥剛性重量体 10‥‥荷重発生部 13‥‥アンビル 15‥‥ガイドシャフト 16‥‥金属製板体 17‥‥ボルト 18‥‥皿バネ A・B…被接合部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンビル上の被溶接部材に対して別の被
    溶接部材を突き合わせ、それら両方の被溶接部材をチッ
    プと前記アンビルとの間で加圧した状態で前記チップを
    超音波振動させることにより接合する超音波接合方法に
    おいて、 チップ側被接合部材を前記チップによって挟持するとと
    もに、前記チップに対しその振動方向と同一平面内で直
    交し且つ相対向する方向に荷重を作用させることによっ
    て、チップの超音波振動中においても前記チップ側被接
    合部材をチップに固定し続け、前記チップを超音波振動
    させてチップ側被接合部材をアンビル側被接合部材に突
    き合わせ接合することを特徴とする超音波接合方法。
  2. 【請求項2】 アンビル上の被接合部材に対して別の被
    接合部材を突き合わせ、それら両方の被接合部材をチッ
    プと前記アンビルとの間で加圧装置を介して加圧した状
    態で超音波発振器を介して前記チップを超音波振動させ
    ることにより溶接する超音波接合装置において、 超音波振動する前記チップの一部を、前記アンビル側を
    開口し且つ切欠き部を設けた筒状体に形成し、 この筒状チップ部の振動方向と同一平面内で直交する方
    向に、該チップ部に対し撓み振動部材を介して一対の剛
    性重量体を相対向して設けるとともに、該剛性重量体の
    外端に荷重発生部を設け、 前記チップ部内にチップ側被接合部材を嵌入し、前記荷
    重発生部の荷重を前記剛性重量体および前記撓み振動部
    材を介して前記チップに作用させ、前記チップ側被接合
    部材を前記チップ部にて締め付けて固定し続け、前記チ
    ップを超音波振動させてチップ側被接合部材をアンビル
    側被接合部材に突き合わせ接合することを特徴とする超
    音波接合装置。
  3. 【請求項3】 前記チップ部を両側から挟むように前記
    一対の剛性重量体を配置し、一方の剛性重量体に平行な
    複数本のガイドシャフトの一端を固設するとともに、他
    方の剛性重量体を前記ガイドシャフトに摺動自在に配装
    し、 前記撓み振動部材を前記各重量体に前記チップ部に向け
    て突設し、前記チップ部には前記各撓み振動部材の先端
    部を嵌入可能な円錐形穴を設け、 前記ガイドシャフトの他端に板体を固設し、この板体に
    貫通して設けたネジ孔に螺合するネジ棒の先端部を皿バ
    ネを介して摺動可能な前記剛性重量体に当接させ、前記
    荷重発生部を構成した請求項2記載の超音波接合装置。
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