JP3431591B2 - 移動通信システム用中継方法及びその装置 - Google Patents

移動通信システム用中継方法及びその装置

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JP3431591B2 JP2000329160A JP2000329160A JP3431591B2 JP 3431591 B2 JP3431591 B2 JP 3431591B2 JP 2000329160 A JP2000329160 A JP 2000329160A JP 2000329160 A JP2000329160 A JP 2000329160A JP 3431591 B2 JP3431591 B2 JP 3431591B2
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鐘 玉 金
廷 桓 邊
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  • Radio Transmission System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信システムに
関し、より詳しくは、中継時に時間及び空間ダイバーシ
チを提供する移動通信システム用中継方法及びその装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】移動通信システムにおいて、基地局のサ
ービス領域の拡張及びサービス領域内でのシステムの性
能補強のために、中継器が用いられている。
【０００３】特に、高層ビルの内部での移動局の受信感
度は、隣接した基地局の信号干渉により低下する。ま
た、かかる高層ビルの内部での受信感度の低下は、移動
局に着発信不良、呼の切断、及びハンドオフの不良等の
問題をもたらす。そのうえ、消費品としての移動局はそ
の製造価格が非常に制限されるので、製造業者に改善さ
れた受信感度の移動局の製造を要求してシステムの性能
を向上させるには限界があった。このため、サービス供
給者は、ビル内に中継器又は分散アンテナ等を設置し
て、ビルの内部に通信サービスを提供している。しか
し、ビルの内部に中継器を設置することは、その設置が
難しく、高費用がかかる問題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、
改善された移動通信システムのための中継方法及びその
装置を提供することにある。
【０００５】本発明の他の目的は、ビルの内部に中継器
を設置することなく、ビル内でのサービス品質を向上さ
せ得る移動通信システム用中継方法及びその装置を提供
することにある。
【０００６】本発明のまた他の目的は、各受信端に時間
及び空間ダイバーシチを提供し得る、順方向通信信号を
中継する方法及びその装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の第１観点による
移動通信システム用順方向通信信号中継方法は、 （ａ）順方向通信信号を第１送信アンテナを通して送信
する段階と； （ｂ）上記順方向通信信号を所定時間遅延させる段階
と； （ｃ）上記段階（ｂ）により遅延された順方向通信信号
を第２送信アンテナを通して送信する段階と；を含むこ
とを特徴とする。
【０００８】本発明の第２観点による移動通信システム
用順方向通信信号中継装置は、順方向通信信号を第１送
信アンテナを通して送信するための手段と；上記順方向
通信信号を所定時間遅延させるための手段と；上記遅延
手段により遅延された順方向通信信号を第２送信アンテ
ナを通して送信するための手段と；を含むことを特徴と
する。
【０００９】本発明によれば、順方向通信信号を受信す
る各受信端に時間及び空間ダイバーシチを提供し得る順
方向通信信号中継方法及び装置が得られる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例につき、図
面を参照しながらより詳しく説明する。
【００１１】図１は本発明の一実施例による中継器４０
０の設置された基地局１００を示す。本発明による基地
局１００は、通信チャンネル処理部２００、送受信部３
００、及び本発明による中継器４００を含む。
【００１２】上記通信チャンネル処理部２００は、順方
向通信信号を発生させ、上記送受信部３００からの逆方
向通信信号を処理する。例えば、上記基地局１００がＩ
Ｓ−９５による基地局である場合、上記通信チャンネル
処理部２００は通話及びオーバヘッド情報を有する基底
帯域のデジタル通信信号を発生させ、上記基底帯域のデ
ジタル通信信号をアナログ信号に変換し、上記順方向通
信信号を発生させる。
【００１３】上記送受信部３００は上記通信チャンネル
処理部２００からの上記順方向通信信号を増幅し、増幅
された順方向通信信号を送信アンテナ３１１を通して送
信する。また、上記送受信部３００は第１受信アンテナ
３３１及び第２受信アンテナ３５１により受信された各
信号から逆方向通信信号を検出し、検出された逆方向信
号を上記通信チャンネル処理部２００に提供する。
【００１４】上記送受信部３００は、送信部３１０と第
１受信部３３０及び第２受信部３５０を含むことが望ま
しい。上記送信部３１０は上記順方向通信信号を増幅
し、増幅された順方向通信信号を上記送信アンテナ３１
１を通して送信する。上記第１受信部３３０及び第２受
信部３５０は上記第１受信アンテナ３３１及び第２受信
アンテナ３５１により受信される各信号から上記逆方向
通信信号をそれぞれ検出し、検出された逆方向通信信号
を上記通信チャンネル処理部２００にそれぞれ提供す
る。
【００１５】本発明による上記中継器４００は、分配器
５００、直接経路送受信部６００、及び多重経路送受信
部７００を含む。
【００１６】上記分配器５００は、上記通信チャンネル
処理部２００からの順方向通信信号を分配して上記直接
経路送受信部６００及び多重経路送受信部７００にそれ
ぞれ提供する。
【００１７】上記直接経路送受信部６００は、上記分配
器５００からの順方向通信信号を第１送受信アンテナ６
６０を通して送信する。また、上記直接経路送受信部６
００は上記第１送受信アンテナ６６０を通して受信され
る信号から逆方向通信信号を検出し、検出された逆方向
通信信号を上記通信チャンネル処理部２００に提供す
る。
【００１８】上記直接経路送受信部６００は、図２に示
されたように、第１前置増幅器６１０、第１減衰器６２
０、第１線形電力増幅器６３０、第１デュープレクサー
６４０、及び第１低雑音増幅器６５０を含むことが望ま
しい。
【００１９】上記第１前置増幅器６１０は、上記分配器
５００からの順方向通信信号を増幅し、第１増幅順方向
通信信号を上記第１減衰器６２０に提供する。
【００２０】上記第１減衰器６２０は、上記第１前置増
幅器６１０からの上記第１増幅順方向通信信号を減衰
し、第１減衰順方向通信信号を上記第１線形電力増幅器
６３０に提供する。
【００２１】上記第１線形電力増幅器６３０は、上記第
１減衰器６２０からの上記第１減衰順方向通信信号を線
形増幅し、第１線形増幅順方向通信信号を上記第１デュ
ープレクサー６４０及び上記第１送受信アンテナ６６０
を通して送信する。
【００２２】上記第１デュープレクサー６４０は、上記
第１線形増幅順方向通信信号を上記第１送受信アンテナ
６６０に提供し、上記第１送受信アンテナ６６０からの
上記第１逆方向通信信号を上記第１低雑音増幅器６５０
に提供する。
【００２３】上記第１低雑音増幅器６５０は、上記第１
デュープレクサー６４０からの第１逆方向通信信号を増
幅し、増幅された第１逆方向通信信号を上記通信チャン
ネル処理部２００に提供する。
【００２４】上記多重経路送受信部７００は、上記分配
器５００からの順方向通信信号を第１所定時間の間遅延
させ、上記遅延された順方向通信信号を第２送受信アン
テナ７８０を通して送信する。また、上記多重経路送受
信部７００は上記第２送受信アンテナ７８０を通して受
信された第２逆方向通信信号を第２所定時間の間遅延さ
せ、遅延された第２逆方向通信信号を上記通信チャンネ
ル処理部２００に提供する。
【００２５】上記多重経路送受信部７００は、図２に示
されたように、第１遅延器７１０及び第２遅延器７７
０、第２前置増幅器７２０、第２減衰器７３０、第２線
形電力増幅器７４０、第２デュープレクサー７５０、及
び第２低雑音増幅器７６０を含むことが望ましい。
【００２６】上記第１遅延器７１０は、上記分配器５０
０からの順方向通信信号を上記第１所定時間の間遅延さ
せ、上記遅延された順方向通信信号を上記第２前置増幅
器７２０に提供する。
【００２７】上記第２前置増幅器７２０は、上記第１遅
延器７１０からの遅延された順方向通信信号を増幅して
第２増幅順方向通信信号を発生させ、上記第１増幅順方
向通信信号を上記第２減衰器７３０に提供する。
【００２８】上記第２減衰器７３０は、上記第２前置増
幅器７２０からの第２増幅順方向通信信号を減衰させ、
第２減衰順方向通信信号を上記第２線形電力増幅器７４
０に提供する。
【００２９】上記第２線形電力増幅器７４０は、上記第
２減衰器７３０からの第２減衰順方向通信信号を線形増
幅して第２線形増幅順方向通信信号を発生させ、上記発
生した第２線形増幅順方向通信信号を上記第２デュープ
レクサー７５０に提供する。
【００３０】上記第２デュープレクサー７５０は、上記
第２線形増幅順方向通信信号を上記第２送受信アンテナ
７８０に提供し、上記第２送受信アンテナ７８０を通し
て送信する。また、上記第２デュープレクサー７５０は
上記第２送受信アンテナ７８０によって受信された第２
逆方向通信信号を上記第２低雑音増幅器７６０に提供す
る。
【００３１】上記第２低雑音増幅器７６０は、上記第２
デュープレクサー７５０からの第２逆方向通信信号を増
幅し、第２増幅逆方向通信信号を上記第２遅延器７７０
に提供する。
【００３２】上記第２遅延器７７０は、上記第２低雑音
増幅器７６０からの第２増幅逆方向通信信号を上記第２
所定時間の間遅延させ、上記遅延された逆方向通信信号
を上記通信チャンネル処理部２００に提供する。
【００３３】以下、上記の構成を有する基地局の仲介動
作を、より詳しく説明する。
【００３４】図３は図２の中継器の順方向通信信号の中
継過程を示したフローチャートである。まず、順方向の
中継過程について説明する。
【００３５】上記通信チャンネル処理部２００からの順
方向通信信号が上記分配器５００に入力される場合、上
記分配器５００は上記順方向通信信号を上記直接経路送
受信部６００及び上記多重経路送受信部７００にそれぞ
れ提供する（Ｓ１）。
【００３６】上記分配器５００からの順方向通信信号が
上記直接経路送受信部６００に入力される場合、上記順
方向通信信号は上記直接経路送受信部６００の上記第１
前置増幅器６１０及び第１減衰器６２０によって増幅及
び減衰される（Ｓ２）。
【００３７】また、上記多重経路送受信部７００に入力
された上記順方向通信信号は上記第１遅延器７１０によ
って第１所定時間の間遅延される（Ｓ３）。
【００３８】上記遅延された順方向通信信号は上記第２
前置増幅器７２０及び第２減衰器７３０によって増幅及
び減衰される（Ｓ４）。
【００３９】次いで、段階Ｓ２及びＳ４で増幅及び減衰
された各順方向通信信号は、上記第１線形電力増幅器６
３０及び第２線形電力増幅器７４０によってそれぞれ線
形増幅される。そして、上記各順方向通信信号は上記第
１送受信アンテナ６６０及び第２送受信アンテナ７８０
を通してそれぞれ送信される（Ｓ５）。
【００４０】一方、逆方向の中継過程について説明す
る。上記第１送受信アンテナ６６０により受信された第
１逆方向通信信号は第１デュープレクサー６４０により
第１低雑音増幅器６５０に提供される。上記第１低雑音
増幅器６５０は上記第１デュープレクサー６４０からの
上記第１逆方向通信信号を増幅し、上記第１増幅逆方向
通信信号を上記通信チャンネル処理部２００に提供す
る。
【００４１】また、上記第２送受信アンテナ７８０によ
り受信された第２逆方向通信信号は第２デュープレクサ
ー７５０を通して第２低雑音増幅器７６０に提供され
る。上記第２低雑音増幅器７６０は上記第２逆方向通信
信号を増幅して上記第２遅延器７７０に提供する。次い
で、上記第２遅延器７７０は上記第２増幅逆方向通信信
号を上記第２所定時間の間遅延させ、上記遅延された逆
方向通信信号を上記通信チャンネル処理部２００に提供
する。
【００４２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
中継時に時間及び空間ダイバーシチを提供することによ
り、移動通信システムのサービス品質を向上させること
ができる。
【００４３】以上、本発明を具体的な実施例に基づいて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
当業者の通常の知識の範囲内でその変形や改良が可能で
あるのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例による中継器が適用された基
地局を示す図である。
【図２】図１に示された中継器を示す図である。
【図３】図２に示された中継器の順方向通信信号の中継
過程を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
１００ 基地局 ２００ 通信チャンネル処理部 ３００ 送受信部 ３１０ 送信部 ３１１ 送信アンテナ ３３０ 第１受信部 ３３１ 第１受信アンテナ ３５０ 第２受信部 ３５１ 第２受信アンテナ ４００ 中継器 ５００ 分配器 ６００ 直接経路送受信部 ６１０ 第１前置増幅器 ６２０ 第１減衰器 ６３０ 第１線形電力増幅器 ６４０ 第１デュープレクサー ６５０ 第１低雑音増幅器 ６６０ 第１送受信アンテナ ７００ 多重経路送受信部 ７１０ 第１遅延器 ７２０ 第２前置増幅器 ７３０ 第２減衰器 ７４０ 第２線形電力増幅器 ７５０ 第２デュープレクサー ７６０ 第２低雑音増幅器 ７７０ 第２遅延器 ７８０ 第２送受信アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金 鐘 玉 大韓民国ソウル特別市西大門区ヒョン底 洞 極東アパート109棟2202号（番地な し) (72)発明者 邊 廷 桓 大韓民国ソウル特別市江南区道谷洞 駅 三ラッキーアパート106棟202号（番地な し) (72)発明者 金 昌 淵 大韓民国ソウル特別市江西区傍花２洞 547−８ (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04B 7/14 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 （ａ）順方向通信信号を第１送信アンテ
    ナを通して送信する段階と； （ｂ）上記順方向通信信号を所定時間遅延させる段階
    と； （ｃ）上記段階（ｂ）により遅延された順方向通信信号
    を第２送信アンテナを通して送信する段階と；を含むこ
    とを特徴とする移動通信システム用順方向通信信号中継
    方法。
  2. 【請求項２】 順方向通信信号を第１送信アンテナを通
    して送信するための手段と；上記順方向通信信号を所定
    時間遅延させるための手段と；上記遅延手段により遅延
    された順方向通信信号を第２送信アンテナを通して送信
    するための手段と；を含むことを特徴とする移動通信シ
    ステム用順方向通信信号中継装置。
  3. 【請求項３】 順方向通信信号を第１送受信アンテナを
    通して送信し、上記第１送受信アンテナを通して受信さ
    れる第１逆方向通信信号を出力するための直接経路送受
    信部と；上記順方向通信信号を第１所定時間の間遅延さ
    せ、遅延された順方向通信信号を第２送受信アンテナを
    通して送信し、上記第２送受信アンテナを通して受信し
    た第２逆方向通信信号を第２所定時間の間遅延させ、遅
    延された逆方向通信信号を出力するための多重経路送受
    信部と；を含むことを特徴とする移動通信システム用中
    継装置。
  4. 【請求項４】 上記直接経路送受信部は、 上記順方向通信信号を増幅するための第１前置増幅器
    と；上記第１前置増幅器からの第１増幅順方向通信信号
    を減衰するための第１減衰器と；上記第１減衰器からの
    第１減衰順方向通信信号を線形増幅するための第１線形
    電力増幅器と；上記第１線形電力増幅器からの第１線形
    増幅順方向通信信号を上記第１送受信アンテナに提供
    し、上記第１逆方向通信信号を第１低雑音増幅器に提供
    するための第１デュープレクサーと；上記第１デュープ
    レクサーからの上記第１逆方向通信信号を増幅するため
    の上記第１低雑音増幅器と；を含むことを特徴とする請
    求項３に記載の移動通信システム用中継装置。
  5. 【請求項５】 上記多重経路送受信部は、 上記順方向通信信号を上記第１所定時間の間遅延させる
    ための第１遅延器と；上記第１遅延器からの遅延された
    順方向通信信号を増幅するための第２前置増幅器と；上
    記第２前置増幅器からの第２増幅順方向通信信号を減衰
    するための第２減衰器と；上記第２減衰器からの第２減
    衰順方向通信信号の電力を線形増幅するための第２線形
    電力増幅器と；上記第２送受信アンテナからの逆方向通
    信信号を第２低雑音増幅器に提供し、上記第２線形電力
    増幅器からの第２線形増幅順方向通信信号を上記第２送
    受信アンテナに提供するための第２デュープレクサー
    と；上記第２デュープレクサーからの第２逆方向通信信
    号を増幅するための上記第２低雑音増幅器と；上記第２
    低雑音増幅器からの増幅された逆方向通信信号を第２所
    定時間の間遅延させるための第２遅延器と；を含むこと
    を特徴とする請求項３に記載の移動通信システム用中継
    装置。
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