JP3430913B2 - オーディオ信号処理装置及びオーディオ信号処理プログラムが記録された記憶媒体 - Google Patents

オーディオ信号処理装置及びオーディオ信号処理プログラムが記録された記憶媒体

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JP3430913B2
JP3430913B2 JP09551298A JP9551298A JP3430913B2 JP 3430913 B2 JP3430913 B2 JP 3430913B2 JP 09551298 A JP09551298 A JP 09551298A JP 9551298 A JP9551298 A JP 9551298A JP 3430913 B2 JP3430913 B2 JP 3430913B2
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、教育/体育施設、
多目的ホール、バンケットホールなどにおける話者の拡
声音声レベルを自動的に最適なレベルに制御するオーデ
ィオ信号処理装置及びオーディオ信号処理プログラムの
記録された記憶媒体に関し、特にエキスパンド処理とコ
ンプレス処理に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、話者の拡声音声レベルを自動的
に最適なレベルに制御する方法としては、オフマイク
(小声)時にはゲインを「1」より上げ(伸長:エキス
パンド)、過大なオンマイク(大声)時にはゲインを
「1」より下げ(圧縮:コンプレス)、また、マイクを
落としたときのような衝撃音のときにはゲインをコンプ
レス時より更に下げる(抑制:リミット)方法が知られ
ている。
【0003】従来のエキスパンド法としてはダウンワー
ド型とアップワード型が知られている。図12は従来の
ダウンワード型エキスパンド特性とコンプレス特性を示
し、横軸が入力音声レベルXi 〔dB〕を、縦軸が出力
音声レベル、Yo 〔dB〕を示している。ただし、 Xi 〔dB〕=20log10 xi 〔V〕 Yo 〔dB〕=20log10 yo 〔V〕 エキスパンド領域〜では2つの閾値Vth1 、Vth2
〔dB〕(Vth1 >Vth2 )が用いられ、伸長率=n
(1≦n≦∞)とすると、対数の入出力特性はXi ≧V
th1 の領域では Yo =Xi …(1) Vth2 <Xi <Vth1 の領域では Yo =Vth1 −n(Vth1 −Xi ) …(2) Xi ≦Vth2 の領域では Yo =Xi −(n−1)(Vth1 −Vth2 ) …(3) となり、いずれも1次式である。
【0004】したがって、xi 〔V〕、yo 〔V〕及び
xi 〔V〕の閾値vth1 〔V〕、vth2 〔V〕を Li =|xi | Lo =|yo | vth1 >0 vth2 >0 とするとLi ≧vth1 の領域では Lo =Li …(4) vth2 <Li <vth1 の領域では Lo =Li ・(Li /vth1 )n-1 …(5) Li ≦vth2 の領域では Lo =Li ・(vth2 /vth1 )n-1 …(6) となる。
【0005】今、入出力間のゲインをGm とするとLi
≧vth1 の領域では Gm =1 …(7) vth2 <Li <vth1 の領域では Gm =(Li /vth1 )n-1 …(8) Li ≦vth2 の領域では Gm =(vth2 /vth1 )n-1 …(9) と表すことができる。
【0006】ここで、このような特性のゲインGm をデ
ジタル信号処理するためには通常、デジタルシグナルプ
ロセッサ(DSP)を用いて入力信号領域に応じて式
(7)、(8)、(9)に基づいて演算処理する必要が
ある。この場合、式(9)はvth1 、vth2 が与えられ
れば一義的に算出可能であり、DSPによりべき乗計算
を行う必要はない。しかしながら、式(8)はべき乗計
算を行う必要があるので、従来の方法では直線近似処理
が一般的である。なお、直線近似処理方法としては、例
えば論文「S. Wei etc, J. Acoust. Soc. Jpn. (E) 16,
6 (1995)-Realization of dinamic range controllers
on a digital signal processor for audio systems 」
に示すようなm次べき乗級数による多項式の直線近似処
理が知られている。
【0007】図13は他の従来例としてアップワード型
エキスパンド特性を示している。ここで、ダウンワード
型では図12に示すようにゲインが閾値Vth1以下の領
域で1以下になり、アップワード型ではゲインが閾値V
th2 以上の領域で1以上になる。したがって、このゲイ
ン特性Gm はLi ≧vth1 の領域では Gm =(vth1/vth2 )n-1 …(10) vth2 <Li <vth1 の領域では Gm =(Li /vth2 )n-1 …(11) Li ≦vth2 の領域では Gm =1 …(12) となる。したがって、アップワード型においてもダウン
ワード型と同様に、ゲイン特性Gm が1次式であるの
で、DSPにより処理する場合には式(11)が直線近
似処理される。
【0008】図12はさらに、過大なオンマイク(大
声)時にはゲインを「1」より下げる従来のコンプレス
処理を示している。この処理は通常、上記のエキスパン
ド処理の後に行われ、閾値Vth-comp (>Vth1 )以上
の領域においてゲインが「1」から徐々に低下する飽
和特性又は直線特性で処理が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図1
2、図13に示す従来のエキスパンド特性では、1次式
であり、閾値Vth1、Vth2 付近では出力レベルが入力
レベルに対して滑らかに変化しないので、音のつながり
が問題になり、特に高い閾値Vth1付近では音量が大き
いので問題が顕著となる。さらに、対数軸上の直線特性
においてリニア軸上のレベル変化を参照すると、レベル
伸長時の音の立ち上がり変化は、低い閾値Vth2 付近で
はなだらかであり、高い閾値Vth1付近では急激に変化
する。そのため、閾値より大きな信号が入力された後に
エキスパンダを動作させるまでの時間(アタック時間)
の長さに依っては、低い閾値Vth2 付近でいわゆる「音
の頭切れ」が発生するという問題点がある。さらに、べ
き乗計算のための直線近似処理をDSPを用いて行う場
合に、演算精度を高めようとするとDSPの信号処理ス
テップ数が多くなるという問題点がある。
【0010】また、図12に示すような飽和型のコンプ
レス特性では、大声領域では抑揚がなくなり、こもっ
た音になるという問題点がある。なお、大声領域では
抑揚があり、メリハリのある聴き取り易い音であること
が望ましい。
【0011】本発明は上記従来の問題点に鑑み、エキス
パンド処理を行う場合に高い閾値Vth1付近における入
力レベルに対する出力レベル変化を滑らかにして音のつ
ながりを自然にすることができ、また、低い閾値Vth2
付近における音の立ち下がり特性を向上させて音の頭切
れを防止することができ、さらにDSPを用いて処理を
行う場合に信号処理ステップ数を減少させることができ
るオーディオ信号処理装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、入力デジタルオーディオ信号のレベルが閾
値Vth1 −Vth2 の領域では、閾値Vth1 以上の領域の
レベル制御ゲインGmと飽和するm次関数(mは2以上
の整数)により近似処理したレベル制御ゲインGm にな
るようにしたものである。すなわち本発明によれば、デ
ジタルオーディオ信号に対してレベル制御ゲインGm を
乗算することによりエキスパンドするオーディオ信号処
理装置であって、入力デジタルオーディオ信号のレベル
を判定するための閾値と前記入力デジタルオーディオ信
号のレベルとを比較する手段と、 前記閾値をVth1 、V
th2 (Vth1 >Vth2 )とし、エキスパンド比率をnと
して、入力デジタルオーディオ信号のレベルが閾値Vth
1 以上の領域ではGm =1とし、入力デジタルオーディ
オ信号のレベルが閾値Vth2 以下の領域ではGm=(Vt
h2 /Vth1 )n-1とし、入力デジタルオーディオ信号の
レベルが閾値Vth1 −Vth2 の領域では前記閾値Vth1
以上の領域のレベル制御ゲインGm と飽和するm次関数
(mは2以上の整数)により近似処理することによっ
て、前記閾値と前記入力デジタルオーディオ信号のレベ
ルとの比較結果に応じてレベル制御ゲインGm を決定す
る手段と、 前記レベル制御ゲインGm を決定する手段に
よって決定されたレベル制御ゲインGm デジタルオー
ディオ信号に乗算する手を、有するオーディオ信号
処理装置が提供される。
【0013】また、本発明によれば、デジタルオーディ
オ信号に対してレベル制御ゲインGm を乗算することに
よりエキスパンドするオーディオ信号処理装置であっ
、入力デジタルオーディオ信号のレベルを判定する
めの閾値と前記入力デジタルオーディオ信号のレベルと
を比較する手段と、 前記閾値をVth1 、Vth2 (Vth1
>Vth2 )とし、エキスパンド比率をnとして、入力デ
ジタルオーディオ信号のレベルが閾値Vth1 以上の領域
ではGm =(Vth1 /Vth2 )n-1とし、入力デジタル
オーディオ信号のレベルが閾値Vth2以下の領域ではGm
=1とし、入力デジタルオーディオ信号のレベルが閾
値Vth1 −Vth2 の領域では前記閾値Vth1 以上の領域
のレベル制御ゲインGm と飽和するm次関数(mは2以
上の整数)により近似処理することによって、前記閾値
と前記入力デジタルオーディオ信号のレベルとの比較結
果に応じてレベル制御ゲインGm を決定する手段と、
記レベル制御ゲインGm を決定する手段によって決定さ
たレベル制御ゲインGmデジタルオーディオ信号に
乗算する手を、有するオーディオ信号処理装置が提
供される。
【0014】さらに本発明によれば、デジタルオーディ
オ信号に対してレベル制御ゲインGm を乗算することに
よりエキスパンドするオーディオ信号処理のために、入
力デジタルオーディオ信号のレベルを判定するための
と前記入力デジタルオーディオ信号のレベルとを比較
するステップと、 前記閾値をVth1 、Vth2 (Vth1 >
Vth2 )とし、エキスパンド比率をnとして、入力デジ
タルオーディオ信号のレベルが閾値Vth1 以上の領域で
はGm =1とし、入力デジタルオーディオ信号のレベル
が閾値Vth2 以下の領域ではGm=(Vth2 /Vth1 )
n-1とし、入力デジタルオーディオ信号のレベルが閾値
Vth1 −Vth2 の領域では前記閾値Vth1 以上の領域の
レベル制御ゲインGm と飽和するm次関数(mは2以上
の整数)により近似処理することによって、前記閾値と
前記入力デジタルオーディオ信号のレベルとの比較結果
に応じてレベル制御ゲインGm を決定するステップと、
前記レベル制御ゲインGm を決定するステップによって
決定されたレベル制御ゲインGm デジタルオーディオ
信号に乗算するステップを有するオーディオ信号処理
プログラムが記録された記憶媒体が提供される。
【0015】さらに本発明によれば、デジタルオーディ
オ信号に対してレベル制御ゲインGm を乗算することに
よりエキスパンドするオーディオ信号処理のために、入
力デジタルオーディオ信号のレベルを判定するための
と前記入力デジタルオーディオ信号のレベルとを比較
するステップと、 前記閾値をVth1 、Vth2 (Vth1 >
Vth2 )とし、エキスパンド比率をnとして、入力デジ
タルオーディオ信号のレベルが閾値Vth1 以上の領域で
はGm =(Vth1 /Vth2 )n-1とし、入力デジタルオ
ーディオ信号のレベルが閾値Vth2以下の領域ではGm
=1とし、入力デジタルオーディオ信号のレベルが閾値
Vth1 −Vth2 の領域では前記閾値Vth1 以上の領域の
レベル制御ゲインGm と飽和するm次関数(mは2以上
の整数)により近似処理することによって、前記閾値と
前記入力デジタルオーディオ信号のレベルとの比較結果
に応じてレベル制御ゲインGm を決定するステップと、
前記レベル制御ゲインGm を決定するステップによって
決定されたレベル制御ゲインGm デジタルオーディオ
信号に乗算するステップを有するオーディオ信号処理
プログラムが記録された記憶媒体が提供される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明に係るオーディオ信
号処理装置の一実施形態の要部であるエキスパンダのア
ルゴリズムを示す説明図、図2は図1のエキスパンダの
特性を示すグラフ、図3は図1のエキスパンダの処理を
説明するためのフローチャートである。
【0017】図1に示すエキスパンダでは、入力レベル
Xi に対して第1のエキスパンドゲインGm を乗算し
(図示MPY)、次いでこの乗算値に対して第2のエキ
スパンドゲインGe を乗算するように構成され、第1の
エキスパンドゲインGm は図2に示すように、Xi ≦V
th2 の領域では Gm =(Vth2 /Vth1 )n-1 Vth2 <Xi <Vth1 の領域では、 Gm =1−k(Δ+qΔ2 )/Li Xi ≧Vth1 の領域では Gm =1 になるように制御される。したがって、このような特性
によれば、高い閾値Vth1 付近における出力レベルが入
力レベルに対して滑らかになるようにして音がつなが
り、また、低い閾値Vth2 付近における音の立ち下がり
特性を向上させて音の頭切れを防止することができる。
ここで、Xi ≦Vth2 の領域ではGm =一定値<1で
あり、ダウンワード型エキスパンド特性であるので、領
域、では加速飽和特性のダウンワード型となる。
【0018】ここで、領域のm次関数を2次とし、ま
た、閾値Vth1 と入力レベルXi の絶対値との差Δを Δ=vth1 −|xi| =vth1 −li とし、特性変換を行うためのアルゴリズムとして、Δを
変数とする関数f(Δ)を f=k(Δ+qΔ2 ) …(13) ただし、k,qはパラメータのように2次式で近似表現
すると、出力Yo 及びLo は入力Xi と関数fにより次
式で与えられる。 yo =xi −f (xi >0) …(14) yo =xi +f (xi ≦0) …(15)
【0019】これを絶対式で表すと、 Lo =Li {1−k(Δ+qΔ2 )/Li } …(16) となり、したがって、入出力間のゲインGm は Gm =1−k(Δ+qΔ2 )/Li …(17) となる。
【0020】次に、図1、図3を参照してエキスパンダ
の処理を詳細に説明する。まず、正負の極性を有するオ
ーディオ信号xiが入力されると(ステップS1)、信
号xiを整流することによりLi=|xi|を求め(ス
テップS2)、次いでリリースタイム制御を行う(ステ
ップS3)。ここで、図1に示す構成では、閾値より大
きな信号が入力された後にエキスパンダの動作を開始さ
せるまでの時間(アタック時間)と、入力信号が閾値よ
り小さくなるとエキスパンダの動作を停止させるまでの
時間(リリース時間)が設定可能に構成され、ステップ
S3におけるリリースタイム制御では、設定時間に応じ
て|xi|をピークホールドする制御を行う。
【0021】次いでLi≦vth2 の領域か否かを判断
し(ステップS4)、YESの場合にはステップS5に
進んで制御ゲインGm =(vth2 /vth1 )n-1 を算出
し、ステップS10に進む。他方、NOの場合にはステ
ップS6に進んでLi≧vth1 の領域か否かを判断し
(ステップS6)、YESの場合にはステップS7に進
んでΔ=0を選択し、ステップS9に進む。また、Li
≧vth1 でない場合すなわち領域の場合にはΔ=vth
1 −Li を選択し、ステップS9に進む。ステップS9
ではGm =1−k(Δ+qΔ2 )/Li を算出し、ステ
ップS10ではエキスパンドゲインGe =1に設定し、
次いでアタックタイム制御を行い(ステップS11)、
次いでyo =xi ・Gm ・Ge を算出して出力する(ス
テップS12)。なお、アタックタイム制御ではゲイン
Gm を設定時間に応じた積分を行う。
【0022】このような構成によれば、図1に示すアル
ゴリズムのエキスパンダをDSPにより構成した場合の
処理ステップ数は、除算命令における除算精度を24ビ
ットとすると約60ステップ(ただし、アタックタイム
制御とリリースタイム制御の処理は除く)で実現するこ
とができる。
【0023】図4は第2の実施形態として加速飽和特性
のアップワード型エキスパンダ特性を示し、図5はその
処理を示している。図4において、Xi ≦Vth2 の領域
では Gm =1 Vth2 <Xi <Vth1 の領域では、 Gm =1−k(Δ+qΔ2 )/Li Xi ≧Vth1 の領域では Gm =(vth1 /vth2 )n-1 になるように制御される。
【0024】Vth2 <Xi <Vth1 の領域では、閾値
Vth1 において領域と飽和するm次関数の加速飽和特
性であり、ここで、従来例における領域に関する式
(11)を変形して、 Gm ={(Li /vth1 )n-1 }・(vth1/vth2 )
n-1 とすれば、エキスパンドゲインGeは従来例における領
域に関する式(10) Gm =(vth1 /vth2 )n-1 を用いればよく、DSPは閾値Vth1 、Vth2 を与えら
れれば一義的に算出可能であり、処理ステップは増加し
ない。
【0025】図5を参照してこの第2の実施形態の処理
を説明すると、まず、第1の実施形態と同様に、正負の
極性を有するオーディオ信号xiが入力されると(ステ
ップS21)、信号xiを整流することによりLi=|
xi|を求め(ステップS22)、次いでリリースタイ
ム制御を行う(ステップS23)。次いでLi≦vth2
の領域か否かを判断し(ステップS24)、YESの
場合にはステップS25に進み、他方、NOの場合には
ステップS27に進む。ステップS25では制御ゲイン
Gm =1に設定し、次いでエキスパンドゲインGe =1
に設定し(ステップS26)、ステップS32に進む。
【0026】ステップS27ではLi≧vth1 の領域
か否かを判断し、YESの場合にはステップS28に進
んでΔ=0を選択し、ステップS30に進む。また、L
i≧vth1 でない場合すなわち領域の場合にはΔ=v
th1 −Li を選択し(ステップS29)、ステップS3
0に進む。ステップS30ではGm =1−k(Δ+qΔ
2 )/Li を算出し、次いでエキスパンドゲインGe =
(vth1/vth2 )n-1 に設定し(ステップS31)、
ステップS32に進む。ステップS32ではアタックタ
イム制御を行い、次いでyo =xi ・Gm ・Ge を算出
して出力する(ステップS33)。
【0027】次に、第3の実施形態について説明する。
図6は第3の実施形態によるエキスパンド処理、コンプ
レス処理、リミット処理を示す説明図、図7は本発明に
係るオーディオ信号処理装置の一実施形態の概略を示す
ブロック図、図8は図7のオーディオ信号処理装置の設
定パラメータを示す説明図、図9は図7のDSPの構成
を機能的に示すブロック図、図10は図9のコンプレッ
サのアルゴリズムを示す説明図、図11は図9のソフト
リミッタのアルゴリズムを示す説明図である。
【0028】この装置では図6に示すように、入力レベ
ル〔dB〕に対してエキスパンド閾値Vth1 、Vth2
と、コンプレス閾値Vth-comp とリミット閾値Vth-lim
itが与えられる。ただし、 Vth2 <Vth1 <Vth-comp <Vth-limit である。そして、前述した加速飽和型のダウンワード型
のエキスパンド処理を行った後、コンプレス閾値Vth-c
omp 以上の領域、においてコンプレス処理を行い、
次いでリミット閾値Vth-limit以上の領域においてリ
ミット処理を行う。
【0029】次に、図7を参照してオーディオ信号処理
装置の構成を説明する。入力端子1を介して入力された
アナログオーディオ信号は、バッファ2とアンプ3a又
は3bを介してA/D変換器4に入力されてデジタルオ
ーディオ信号に変換され、次いでこのデジタルオーディ
オ信号のゲインGm がDSP5により図6に示すような
特性でエキスパンド処理、コンプレス処理、リミット処
理などされる。DSP5により処理されたデジタルオー
ディオ信号はD/A変換器6によりアナログオーディオ
信号に変換され、このアナログオーディオ信号はアナロ
グスイッチ(SW)7と出力端子8を介して出力され
る。
【0030】CPU10はこの装置全体の制御を行い、
特にDSP5に対して各種パラメータを設定する。CP
U10にはまた、操作部を構成するSW/エンコーダ入
力部11と、表示部を構成するLED12及びLCD1
6と、パターンコントロール(PATTERN CON
TROL)I/O部13と、プログラムROM14とワ
ーク用RAM15などが接続されている。
【0031】SW/エンコーダ入力部11は、図8に示
すような各種の特性パラメータを図9に示すLPF2
1、HPF22、ノイズゲート23、エキサイタ24、
パラメトリックイコライザ(PEQ1〜PEQ3)2
5、エキスパンダ26、コンプレッサ27、サイドチェ
ーンイコライザ(EQ)28、出力ゲインコントロール
部29及びソフトリミッタ30に対して設定可能であ
り、例えば閾値より大きな信号が入力された後にエキス
パンダ26やコンプレッサ27の動作を開始させるまで
の時間(アタック時間)と、入力信号が閾値より小さく
なるとエキスパンダ26やコンプレッサ27の動作を停
止させるまでの時間(リリース時間)などが設定可能に
構成されている。
【0032】次に、図9を参照してDSP5について説
明する。まず、LPF21とHPF22はそれぞれ音声
帯域に不要な低域と高域をカットすることにより音声の
明瞭度を上げる処理を行い、次いでノイズゲート23は
閾値以下の信号が連続した場合にデジタルミュート処理
を行うことによりS/N比を向上させる。次いでエキサ
イタ24は中高域の偶数高調波成分を付加することによ
り「サ行」の音声の明瞭度を上げる処理を行い、次いで
3段のパラメータイコライザ25は周波数特性を補正す
ることにより音声の明瞭度を上げる処理を行う。
【0033】続くエキスパンダ26は図6に示す加速飽
和特性のダウンワード型エキスパンド特性を実現するた
めに図1に示す場合とほぼ同一のアルゴリズムを用いる
ことができる。ただし、第2のエキスパンドゲインGe
をアップすることによりXi ≦Vth2 の領域では Gm =一定値<1 Xi ≧Vth1 の領域では Gm =一定値>1 とし、Vth2 <Xi <Vth1 の領域では、閾値Vth1
において領域のゲインGm と飽和するm次関数の加速
飽和特性のゲインGm を設定する。このようなエキスパ
ンド特性によれば、Gm>1となる領域が広いので小声
を明瞭にすることができ、また、Gm<1となる領域
(暗騒音領域)ではS/Nの改善を図ることができ、ノ
イズゲート的な特性となる。
【0034】続くコンプレッサ27では図9に示すよう
なアルゴリズムを用いて、加速度的に増加するレベル制
御ゲインGm を乗算(図示MPY)するコンプレス処理
を行う。加速上昇特性の近似処理はエキスパンダと同様
に2次関数で表現すると次式で与えられる。Li >vth
-comp の領域では Yo =Xi (t−d)×{1−k(Δ+qΔ2 )/Li
} このようなコンプレス処理によれば、レベル制御ゲイン
Gm が加速度的に増加するので、大声領域において出
力音量を抑えることができるとともに、音声の抑揚がな
くなることを防止することができる。
【0035】続く出力ゲインコントロール部29で出力
ゲインを制御し、続くソフトリミッタ30はマイクを落
としたときのような衝撃音を時間差無しで瞬時にリミッ
トするために、Li >vth-limitの領域において、図
11に示すようにvth-limit付近では徐々に飽和するよ
うレベル制御するリミット処理を行う。 Xi≧0の場合 Yo =Xi−k(Δ+qΔ2 ) Xi<0の場合 Yo =Xi+k(Δ+qΔ2 ) このようなリミット処理によれば、大声領域における
コンプレス処理によりレベル制御ゲインGm が加速度的
に増加しても、スピーカが破損等することを防止するこ
とができる。
【0036】上記実施形態は、オーディオ信号処理装置
として説明したが、この処理装置における処理の各ステ
ップを有するプログラムを記録した記憶媒体をコンピュ
ータに装填すれば、汎用のコンピュータを以て上記実施
形態と同様のオーディオ信号処理装置を実現することが
できる。具体的には、このプログラムを記録した記録媒
体からコンピュータにこのプログラムを供給し、処理の
対象の音声信号に対して処理を行うことにより、遠隔会
議での音声特性を良好なものとすることができる。CP
Uの高速化が進み、MMX(マルチメディア)対応のコ
ンピュータではCPUでの信号処理が可能となってい
る。したがって、図1の処理をかかるコンピュータにて
実現することが可能である。すなわち、コンピュータに
接続されたマイクロフォン入力信号に、図1の処理を行
い、より明瞭な音声を伝送することができる。このよう
にコンピュータにより本発明を実現すれば、特別な装置
を必要としないので簡便に音声の処理を実現することが
できる。したがって、本発明のオーディオ信号処理装置
における処理ステップを含むプログラムを記録した記憶
媒体は本発明の一部である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、エ
キスパンド処理を行う場合に入力デジタルオーディオ信
号のレベルが閾値Vth1 −Vth2 の領域では、閾値Vth
1 以上の領域のレベル制御ゲインGm と飽和するm次関
数(mは2以上の整数)により近似処理したレベル制御
ゲインGm になるようにしたので、高い閾値Vth1付近
における入力レベルに対する出力レベル変化を滑らかに
して音のつながりを自然にすることができる。また、低
い閾値Vth2 付近における音の立ち下がり特性を向上さ
せて音の頭切れを防止することができ、さらにDSPを
用いて処理を行う場合に信号処理ステップ数を減少させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオーディオ信号処理装置の一実施
形態の要部であるエキスパンダのアルゴリズムを示す説
明図である。
【図2】図1のエキスパンダの特性を示すグラフであ
る。
【図3】図1のエキスパンダの処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【図4】第2の実施形態のエキスパンダの特性を示すグ
ラフである。
【図5】第2の実施形態の処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図6】図6は第3の実施形態によるエキスパンド処
理、コンプレス処理、リミット処理を示す説明図であ
る。
【図7】本発明に係るオーディオ信号処理装置の一実施
形態の概略を示すブロック図である。
【図8】図7のオーディオ信号処理装置の設定パラメー
タを示す説明図である。
【図9】図7のDSPの構成を機能的に示すブロック図
である。
【図10】図9のコンプレッサのアルゴリズムを示す説
明図である。
【図11】図9のソフトリミッタのアルゴリズムを示す
説明図である。
【図12】従来のダウンワード型エキスパンド特性を示
す説明図である。
【図13】従来のアップワード型エキスパンド特性を示
す説明図である。
【符号の説明】
26 エキスパンダ(エキスパンド手段) 27 コンプレッサ(コンプレス手段) 30 ソフトリミッタ(リミット手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−130184(JP,A) 特開 昭64−29006(JP,A) 特開 昭64−25608(JP,A) 特開 昭64−25607(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03G 7/00 H03G 3/20

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルオーディオ信号に対してレベル
    制御ゲインGm を乗算することによりエキスパンドする
    オーディオ信号処理装置であって、 入力デジタルオーディオ信号のレベルを判定するための
    閾値と前記入力デジタルオーディオ信号のレベルとを比
    較する手段と、 前記閾値 をVth1 、Vth2 (Vth1 >Vth2 )とし、エ
    キスパンド比率をnとして、入力デジタルオーディオ信
    号のレベルが閾値Vth1 以上の領域ではGm =1とし、
    入力デジタルオーディオ信号のレベルが閾値Vth2 以下
    の領域ではGm=(Vth2 /Vth1 )n-1とし、入力デジ
    タルオーディオ信号のレベルが閾値Vth1 −Vth2 の領
    域では前記閾値Vth1 以上の領域のレベル制御ゲインG
    m と飽和するm次関数(mは2以上の整数)により近似
    処理することによって、前記閾値と前記入力デジタルオ
    ーディオ信号のレベルとの比較結果に応じてレベル制御
    ゲインGm を決定する手段と、 前記レベル制御ゲインGm を決定する手段によって決定
    され たレベル制御ゲインGm デジタルオーディオ信号
    に乗算する手を、 有するオーディオ信号処理装置。
  2. 【請求項2】 デジタルオーディオ信号に対してレベル
    制御ゲインGm を乗算することによりエキスパンドする
    オーディオ信号処理装置であって、 入力デジタルオーディオ信号のレベルを判定するための
    閾値と前記入力デジタルオーディオ信号のレベルとを比
    較する手段と、 前記閾値 をVth1 、Vth2 (Vth1 >Vth2 )とし、エ
    キスパンド比率をnとして、入力デジタルオーディオ信
    号のレベルが閾値Vth1 以上の領域ではGm =(Vth1
    /Vth2 )n-1とし、入力デジタルオーディオ信号のレ
    ベルが閾値Vth2以下の領域ではGm =1とし、入力デ
    ジタルオーディオ信号のレベルが閾値Vth1 −Vth2 の
    領域では前記閾値Vth1 以上の領域のレベル制御ゲイン
    Gm と飽和するm次関数(mは2以上の整数)により近
    似処理することによって、前記閾値と前記入力デジタル
    オーディオ信号のレベルとの比較結果に応じてレベル制
    御ゲインGm を決定する手段と、 前記レベル制御ゲインGm を決定する手段によって決定
    され たレベル制御ゲインGmデジタルオーディオ信号
    に乗算する手を、 有するオーディオ信号処理装置。
  3. 【請求項3】 前記デジタルオーディオ信号をエキスパ
    ンドする手段によりエキスパンドされたデジタルオーデ
    ィオ信号の内、閾値Vth-comp (>Vth1 )以上のデジ
    タルオーディオ信号に対して、値が加速度的に増加する
    レベル制御ゲインGm を乗算するコンプレス手段を更に
    有することを特徴とする請求項1又は2記載のオーディ
    オ信号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記コンプレス手段によりコンプレスさ
    れたデジタルオーディオ信号の内、閾値Vth-limit(>
    Vth-comp )以上のデジタルオーディオ信号に対して、
    値が前記閾値Vth-limit付近では徐々に飽和するようレ
    ベル制御するリミット手段を更に有することを特徴とす
    る請求項3記載のオーディオ信号処理装置。
  5. 【請求項5】 デジタルオーディオ信号に対してレベル
    制御ゲインGm を乗算することによりエキスパンドする
    オーディオ信号処理のために、入力デジタルオーディオ
    信号のレベルを判定するための閾値と前記入力デジタル
    オーディオ信号のレベルとを比較するステップと、 前記閾値 をVth1 、Vth2 (Vth1 >Vth2 )とし、エ
    キスパンド比率をnとして、入力デジタルオーディオ信
    号のレベルが閾値Vth1 以上の領域ではGm =1とし、
    入力デジタルオーディオ信号のレベルが閾値Vth2 以下
    の領域ではGm=(Vth2 /Vth1 )n-1とし、入力デジ
    タルオーディオ信号のレベルが閾値Vth1 −Vth2 の領
    域では前記閾値Vth1 以上の領域のレベル制御ゲインG
    m と飽和するm次関数(mは2以上の整数)により近似
    処理することによって、前記閾値と前記入力デジタルオ
    ーディオ信号のレベルとの比較結果に応じてレベル制御
    ゲインGm を決定するステップと、 前記レベル制御ゲインGm を決定するステップによって
    決定され たレベル制御ゲインGm デジタルオーディオ
    信号に乗算するステップを有するオーディオ信号処理
    プログラムが記録された記憶媒体。
  6. 【請求項6】 デジタルオーディオ信号に対してレベル
    制御ゲインGm を乗算することによりエキスパンドする
    オーディオ信号処理のために、入力デジタルオーディオ
    信号のレベルを判定するための閾値と前記入力デジタル
    オーディオ信号のレベルとを比較するステップと、 前記閾値 をVth1 、Vth2 (Vth1 >Vth2 )とし、エ
    キスパンド比率をnとして、入力デジタルオーディオ信
    号のレベルが閾値Vth1 以上の領域ではGm =(Vth1
    /Vth2 )n-1とし、入力デジタルオーディオ信号のレ
    ベルが閾値Vth2以下の領域ではGm =1とし、入力デ
    ジタルオーディオ信号のレベルが閾値Vth1 −Vth2 の
    領域では前記閾値Vth1 以上の領域のレベル制御ゲイン
    Gm と飽和するm次関数(mは2以上の整数)により近
    似処理することによって、前記閾値と前記入力デジタル
    オーディオ信号のレベルとの比較結果に応じてレベル制
    御ゲインGm を決定するステップと、 前記レベル制御ゲインGm を決定するステップによって
    決定され たレベル制御ゲインGm デジタルオーディオ
    信号に乗算するステップを有するオーディオ信号処理
    プログラムが記録された記憶媒体。
  7. 【請求項7】 前記デジタルオーディオ信号をエキスパ
    ンドするステップによりエキスパンドされたデジタルオ
    ーディオ信号の内、閾値Vth-comp (>Vth1 )以上の
    デジタルオーディオ信号に対して、値が加速度的に増加
    するレベル制御ゲインGm を乗算するコンプレスステッ
    プを更に有する請求項5又は6記載のオーディオ信号処
    理プログラムが記録された記憶媒体。
  8. 【請求項8】 前記コンプレスステップによりコンプレ
    スされたデジタルオーディオ信号の内、閾値Vth-limit
    (>Vth-comp )以上のデジタルオーディオ信号に対し
    て、値が前記閾値Vth-limit付近では徐々に飽和するよ
    うレベル制御するリミットステップを更に有する請求項
    7記載のオーディオ信号処理プログラムが記録された記
    憶媒体。
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