JP3429509B2 - 非接触記憶媒体対応装置 - Google Patents
非接触記憶媒体対応装置Info
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Description
に関し、特に他の非接触記憶媒体との間の誤取り引き防
止に関する。
ードによる購入が行われることがある。このプリペイド
カードには一般に磁気カードが用いられており、例えば
切符を購入する場合、まず利用者はこのプリペイドカー
ドをカード挿入口に挿入する。すると、自動券売機はこ
のプリペイドカードを搬送機構によって取り込み、内部
のデータ読み取り部に移送する。ここで所定の磁気デー
タ読み取り処理等を行い、指定された切符を発行すると
共に、プリペイドカードのデータを書き換えて減額処理
を行う。そして、再び搬送機構を用いて磁気カードを返
却する。
用者はその都度、プリペイドカードを挿入口に挿入する
必要があり、購入操作に手間を要する。又、例えば自動
券売機の搬送機構の故障等により内部でプリペイドカー
ドのつまりが生じることがある。
売機等が提案されている。これは、例えば自動券売機周
辺に形成されている通信領域内に、非接触カード型のプ
リペイドカードが入った場合、これのみで自動券売機と
プリペイドカードとが通信を行い所定の処理を行うもの
である。
動券売機に挿入する必要がなく、例えばプリペイドカー
ドを鞄等に収めた状態のまま、自動券売機に接近するだ
けで切符の購入を行うことが可能となる。尚、プリペイ
ドカードの残額書き換え処理も非接触の通信状態で行わ
れる。又、このような非接触カード対応の自動券売機に
おいては、挿入されたカードの搬送動作を行う必要がな
く、プリペイドカードのつまり等を回避することができ
るという利点もある。
は、銀行におけるATMや自動改札機等にも応用されて
いる。
応装置には次のような問題があった。自動券売機等の通
信領域内に非接触カードが入った場合、これのみで所定
の通信が開始され、発券動作が行われる。この為、例え
ば通信領域に他の利用者が非接触カード型のプリペイド
カードを持って侵入した場合、この他人が所持するプリ
ペイドカードとの間で混信状態が生じ、誤取り引きが行
われるという問題がある。誤取り引きが行われた場合、
他人のプリペイドカードから残金の減額処理が行われて
しまう。
は、非接触カード対応のATMや自動改札機等において
も同様に生じる。例えば、ATMの取り引き等において
は、他人のカードとの混信の他、利用者が所持している
複数のカード間での混信の虞もある。つまり、利用者の
意図するカードと異なるカードと通信が行われ、他の口
座に対して取り引き処理が行われてしまう。
信による誤取り引き防止を図ることができる非接触記憶
媒体対応装置の提供を目的とする。
触記憶媒体対応装置は、通信可能領域に移動して入った
非接触記憶媒体との間で通信を行う非接触記憶媒体対応
装置において、通信対象である非接触記憶媒体が発信し
た通信データを、通信可能領域において受信する受信
部、受信部が受信した通信データに含まれる識別コード
を判別する識別コード判別手段、識別コード判別手段が
判別した識別コードを表示する表示部、表示部に表示さ
れた識別コードを有する非接触記憶媒体を通信対象とし
て確定する入力を行うための確認釦、を備えたことを特
徴としている。 (2)本発明に係る非接触記憶媒体対応装置は、通信可
能領域に移動して入った非接触記憶媒体との間で通信を
行う非接触記憶媒体対応装置において、通信対象である
非接触記憶媒体が発信した通信データを、通信可能領域
において受信する受信部、受信部が受信した通信データ
に含まれる識別コードを判別する識別コード判別手段、
識別コード判別手段が判別した識別コードを表示する表
示部、取り引き内容を確定するとともに、表示部に表示
された識別コードを有する非接触記憶媒体を通信対象と
して確定する入力を行うための購入釦、を備えたことを
特徴としている。
は、識別コード判別手段が、通信データに含まれている
識別コードを判別する。そして、この識別コードは表示
部に表示される。この為、現に通信対象となっている非
接触記憶媒体を明確に把握することができる。すなわ
ち、通信可能領域内に他の非接触記憶媒体が侵入して混
信状態が生じた場合、この混信状態を確実に認識するこ
とができる。
施例を切符の自動券売機を例に説明する。まず、図1に
この自動券売機の外観を示す。購入釦71の選択、押圧に
従い、発行口70からは切符が排出される。又、この自動
券売機にはアンテナ4が設けられており、このアンテナ
4を通じて非接触記憶媒体であるプリペイドカードとの
通信が行われる。尚、表示部2には表示制御に基づき所
定の表示が行われるようになっている。
ロック図を掲げる。バスライン10にはCPU12、ROM
14、RAM16が接続されている。CPU12は、ROM14
に格納されているプログラムに従い各部を制御する。
又、バスライン10にはインターフェイス18、表示部制御
回路24が接続されている。この表示部制御回路24は、表
示部2画面上の表示を制御する。尚、インターフェイス
22を介してバスライン10に接続されている機構制御回路
28は、発行口70(図1参照)からの切符排出処理やその
他の機構の制御を行う。
20を通じて送受信制御回路26が接続されており、この送
受信制御回路26はアンテナ4からの信号の送受信制御を
行う。自動券売機の通信領域に非接触型プリペイドカー
ドが入った場合、アンテナ4とプリペイドカードが備え
るアンテナとの間に電磁界結合が生じ、データの送受信
が行われる。すなわち、利用者はプリペイドカードを自
動券売機に挿入することなく、切符の購入を行うことが
できる。
図3に示す。このプリペイドカードもCPU42、ROM
44、RAM46を備えており、また送受信制御回路54がア
ンテナ56からの送受信を制御する。尚、このプリペイド
カード自体には電源は設けられておらず、自動券売機と
の電磁界結合によってアンテナ56を通じて電力供給を受
けるようになっている。そして、供給された電力は電源
回路52に保持され、その後、電源回路52はCPU42等に
電力を与えて以後の処理が実行される。
格納されているプログラムのフローチャートを示す。ま
ず、CPU12は非接触型プリペイドカードからの通信コ
マンドを受信したか否かを判別する(ステップS2)。上
述のように、自動券売機の通信領域内に非接触型プリペ
イドカードが入った場合、電磁界結合が生じる。そし
て、非接触型プリペイドカードのアンテナ56(図3)か
ら通信コマンドが発信される。この通信コマンドは自動
券売機のアンテナ4(図1、図2参照)によって受信さ
れ、自動券売機のCPU12は通信領域内にプリペイドカ
ードが入ったことを認識する。
ナ4からプリペイドカードに向けてIDコード要求コマ
ンドが送信される(ステップS4)。このIDコード要求
コマンドを受信したプリペイドカードは、IDコード信
号を発信する。仮に、このプリペイドカードのIDコー
ドが「1234」であるとする。自動券売機のCPU12は
「1234」のIDコード信号を受信したか否かを判別し
(ステップS6)、受信した時はステップS8の処理に進
む。
CPU12の指令に基づき、表示部制御回路24の制御にし
たがって表示部2(図2)に表示される(ステップS
8)。すなわち、図1における表示部2には「1234」の
IDコードが表示されることになる。自動券売機の利用
者はこの表示を目視し、自己のIDコードであることを
確認する。この確認後、利用者は購入釦71を選択、入力
し(ステップS10)、これに基づいて自動券売機は切符
の発券、プリペイドカードの減額等の発売処理を行う
(ステップS12)。そして、表示部2の表示を消灯して
発券取り引き処理を終了する(ステップS14)。
カードと非接触の状態で発券取り引き処理を行う。この
為、通信領域内に他人が非接触型プリペイドカードを保
有して侵入した場合、この他人のプリペイドカードとの
間に混信が生じることがある。この場合、図4のステッ
プS6において、自動券売機は通信領域内に侵入した他の
プリペイドカードのIDコード信号を受信することにな
る。
のIDコードが「9876」であるとする。ステップS6にお
いて受信されたIDコード信号に基づき、表示部2には
「9876」が表示される(ステップS8)。この為、IDコ
ード「1234」のプリペイドカードの利用者は、自己のI
Dコードと表示部2の表示とが不一致であり、混信が生
じていることを確実に認識することができる。
る為、取り引き中止等の適切な処置を採ることが可能と
なる。すなわち、仮に混信に気付かない状態で取り引き
を行った場合、切符の発券後、他人のプリペイドカード
に対して減額処理が行われてしまう(ステップS12)。
しかし、本実施例においては表示部2(図1)にIDコ
ードが表示される為、このような誤取り引き発生を確実
に防止することができる。
に確認釦を設けることもできる(図示せず)。ステップ
S8(図4)において利用者がIDコードを確認した後、
この確認釦を入力すれば、通信対象となるプリペイドカ
ードが確定して、以後、他のカードと混信を生じること
がなくなる。この為、より完全な誤取り引き防止が可能
となる。
が、本発明は非接触カード対応の機器であれば自動改札
機や銀行におけるATM等にも利用することができる。
例えばATM等においては、利用者が複数の非接触カー
ドを保有して取り引き操作をする場合がある。このよう
な場合、利用者の意図するカードと異なるカードと混信
が生じると、他の口座に対して取り引き処理が行われて
しまう。そこで、上記のようにIDコードの表示を行え
ば、これら複数のカード間での混信、誤取り引きを有効
に回避することができる。
おいては、現に通信対象となっている非接触記憶媒体を
明確に把握することができる。すなわち、通信可能領域
内に他の非接触記憶媒体が侵入して混信状態が生じた場
合、この混信状態を確実に認識することができる。従っ
て、他の非接触記憶媒体との混信を回避することがで
き、誤取り引きの防止を図ることができる。さらに、識
別コードを確認した後で、通信対象を特定するための確
認釦又は購入釦を押すことにより、他の非接触記憶媒体
との混信を防止した完全な誤取引の防止が可能となる。
例である自動券売機の外観斜視図である。
ク図である。
のフローチャートである。
Claims (2)
- 【請求項1】通信可能領域に移動して入った非接触記憶
媒体との間で通信を行う非接触記憶媒体対応装置におい
て、 通信対象である非接触記憶媒体が発信した通信データ
を、通信可能領域において受信する受信部、 受信部が受信した通信データに含まれる識別コードを判
別する識別コード判別手段、 識別コード判別手段が判別した識別コードを表示する表
示部、 表示部に表示された識別コードを有する非接触記憶媒体
を通信対象として確定する入力を行うための確認釦、 を備えたことを特徴とする非接触記憶媒体対応装置。 - 【請求項2】通信可能領域に移動して入った非接触記憶
媒体との間で通信を行う非接触記憶媒体対応装置におい
て、 通信対象である非接触記憶媒体が発信した通信データ
を、通信可能領域において受信する受信部、 受信部が受信した通信データに含まれる識別コードを判
別する識別コード判別手段、 識別コード判別手段が判別した識別コードを表示する表
示部、 取り引き内容を確定するとともに、表示部に表示された
識別コードを有する非接触記憶媒体を通信対象として確
定する入力を行うための購入釦、 を備えたことを特徴とする非接触記憶媒体対応装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26613591A JP3429509B2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 非接触記憶媒体対応装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26613591A JP3429509B2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 非接触記憶媒体対応装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05108929A JPH05108929A (ja) | 1993-04-30 |
JP3429509B2 true JP3429509B2 (ja) | 2003-07-22 |
Family
ID=17426809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26613591A Expired - Lifetime JP3429509B2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 非接触記憶媒体対応装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3429509B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7213755B2 (en) * | 1999-10-21 | 2007-05-08 | Cubic Corporation | System for rapidly dispensing and adding value to fare cards |
JP4743369B2 (ja) * | 2001-06-01 | 2011-08-10 | 大日本印刷株式会社 | 非接触式データキャリア装置用補助アンテナ部材、および該補助用アンテナ部材を配設した物品 |
-
1991
- 1991-10-15 JP JP26613591A patent/JP3429509B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05108929A (ja) | 1993-04-30 |
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