JP3428928B2 - 帯域内群遅延一定型誘電体フィルタとそれを用いた歪み補償型増幅器 - Google Patents

帯域内群遅延一定型誘電体フィルタとそれを用いた歪み補償型増幅器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として高周波帯
の高周波無線機器で用いられる一定遅延時間を有する帯
域内群遅延一定型誘電体フィルタ、およびそれを用いた
歪み補償型増幅器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信システムの基地局無線
装置において、基地局小形化のため歪み補償型増幅器が
多数用いられるようになってきた。従来は、歪み補償型
増幅器の歪み補償回路において、その遅延時間の調整を
行なうために、直径が2cmほどの太さを持ち、かつ長
さが10m以上もあるような同軸ケーブルを用いた遅延
器が一般に用いられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな遅延器は、形状が大きく、しかも挿入損失が大きい
という欠点を有していた。大きな挿入損失は、装置によ
り一層の大出力を要求することになるため、装置の大型
化、消費電力の多さ、放熱構造の複雑化など様々な問題
を引き起こし、小型基地局装置実現の障害となってい
た。
【0004】一方、誘電体フィルタは、帯域通過型フィ
ルタや帯域阻止型フィルタとして、不要信号を除去する
ためにもっぱら用いられ、その振幅伝達特性が主に注目
されてきた。そのため、従来の誘電体フィルタは、低損
失ではあるが、その群遅延時間の周波数偏差は大きく、
これが理由で群遅延一定の遅延器の用途には使用できな
いと考えられていた。ましてや、振幅特性と群遅延特性
の両方を同時に平坦化するような試みはほとんどなされ
ていなかった。さらに、誘電体を用いて、低損失と小形
化を両立させることは例のないことであった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑み、小形、低損失
かつ群遅延一定特性をもつ帯域内群遅延一定型誘電体フ
ィルタ、およびそれを用いた小形の歪み補償型増幅器を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の本発明による帯域内群遅延一定
型誘電体フィルタは、共振周波数が可変の複数の誘電体
同軸共振器と、各々の誘電体同軸共振器を結合させるキ
ャパシタまたはインダクタ或いはそれらの組み合わせに
より構成される結合回路と、結合回路の両端に接続され
る入出力端子とを具備する。そして、入出力端子間の群
遅延偏差と振幅偏差の両方が、中心周波数及びその周辺
の規定帯域内において、それぞれ所定の一定偏差値内に
同時に収まっているとともに、通過帯域内の群遅延時間
の最小値が5ナノ秒以上であることを特徴とする。
【0007】この構成によれば、小形、低損失かつ群遅
延一定特性をもつフィルタを実現できる。従って、例え
ばフィードフォワード型歪み補償増幅器等に使われるケ
ーブル型遅延器の置き換えを図った場合、低損失化によ
って増幅器の負担の低減及び放熱設計に余裕ができ、ま
た同時に小形化も図れる。
【0008】請求項2の本発明によれば、請求項1の発
明の構成において、入出力端子と結合する誘電体同軸共
振器を2分の1波長の両端開放型誘電体共振器とする。
この構成によれば、共振器の性能を表すQ値が高くなる
ため、小型で低損失になるという効果が得られる。
【0009】請求項3の本発明によれば、請求項1の発
明の構成において、入出力端子と結合する誘電体同軸共
振器を4分の1波長の先端短絡型誘電体共振器とし、他
の段間の誘電体同軸共振器を2分の1波長の両端開放型
誘電体共振器とする。この構成によれば、スロープパラ
メータを入出力段と段間で変化させることができるた
め、製作が容易になる。
【0010】請求項4の本発明によれば、請求項1の発
明の構成において、入出力端子と結合する誘電体同軸共
振器の特性インピーダンス、他の段間の前記誘電体同
軸共振器の特性インピーダンスより大きい。この構成に
よれば、広帯域特性を実現でき、振幅偏差の少ない低損
失特性とともに一定の群遅延特性が得られる。
【0011】
【0012】請求項5の本発明によれば、請求項4の発
明の構成において、入出力端子と結合する誘電体同軸共
振器を構成する誘電体材料の比誘電率が、他の段間の誘
電体同軸共振器を構成する誘電体材料の比誘電率より小
さい。この構成によれば、容易に特性インピーダンスを
変化させることができ、良好に入出力整合をとりつつ多
段の誘電体共振器が構成できて、広帯域特性を実現で
き、振幅偏差の少ない低損失特性とともに一定の群遅延
特性が得られる。
【0013】請求項6の本発明によれば、請求項4の発
明の構成において、入出力端子と結合する誘電体同軸共
振器の内径が、他の段間の誘電体同軸共振器の内径より
小さい。この構成によれば、簡単に共振器の特性インピ
ーダンスを変化させることができ、例えば比誘電率が同
じ誘電体セラミック材料を用いても請求項4の発明の構
成を実現できるため、さらに製作が容易になるという効
果が得られる。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】請求項の本発明によれば、請求項1の発
明の構成において、誘電体同軸共振器の開放端に対して
垂直方向に可動なように設けた金属製のスクリューチュ
ーナが、誘電体もしくは絶縁体を介して誘電体同軸共振
器の内孔に挿入され、その挿入長さを変化させることに
より、誘電体同軸共振器の共振周波数を調整可能とす
る。この構成によれば、調整作業が容易になり多段フィ
ルタであるだけに生産性が飛躍的に向上し、しかも精度
良く調整できるため高性能化が可能である。
【0019】請求項の本発明によれば、請求項7の
明の構成において、スクリューチューナが筐体に取り付
けられ、そのスクリューチューナが、金、銀または銅で
構成されるか、もしくはその表面が金、銀または銅でメ
ッキ処理されている。この構成によれば、共振器の無負
荷Q値を高く維持することができ、低損失で高性能なフ
ィルタ特性を実現できる。
【0020】請求項の本発明によれば、請求項7の
明の構成において、スクリューチューナが筐体に取り付
けられ、そのスクリューチューナの一端が、筐体の外部
に露出しており、筐体外部からスクリューチューナの位
置を調整することにより、周波数調整が可能である。こ
の構成によれば、調整作業が容易になり多段フィルタで
あるだけに生産性が飛躍的に向上し、しかも精度良く調
整できるため高性能化が可能であるとともに、全体をシ
ールドした構成とできるため、雑音妨害に強いという効
果が得られる。
【0021】
【0022】
【0023】請求項10の本発明によれば、請求項1の
発明の構成において、群遅延一定帯域が振幅伝達特性の
通過帯域内にあり、群遅延一定帯域内における振幅伝達
特性の振幅の変化が、群遅延一定帯域外における振幅伝
達特性の通過帯域全体の振幅の変化よりも小さいことを
特徴とする。また、請求項11の本発明によれば、請求
10の発明の構成において、振幅伝達特性の通過帯域
内における挿入損失が、群遅延一定帯域内で最小値をと
る。さらに、請求項12の本発明によれば、請求項1の
発明の構成において、群遅延一定帯域が振幅伝達特性の
通過帯域内に有り、前記群遅延一定帯域の中心周波数が
前記振幅伝達特性の通過帯域の中心周波数よりも高い側
にあることを特徴とする。これらの構成によれば、遅延
器として望ましいさらに優れた特性を実現できることと
なり、振幅特性と遅延特性のバランスがとれた作り易く
調整のしやすいフィルタを実現できる。
【0024】請求項13の本発明によれば、請求項1の
発明の構成において、群遅延一定帯域が振幅伝達特性の
通過帯域内に有り、振幅伝達特性の通過帯域の幅が群遅
延一定帯域の幅の2倍以上であることを特徴とする。こ
の構成によれば、低損失化と一定の群遅延特性を得るこ
とができるとともに、遅延器として望ましいさらに優れ
た特性を実現できることとなり、振幅特性と遅延特性の
バランスがとれた作り易く調整のしやすいフィルタを実
現できる。
【0025】請求項14の本発明によれば、請求項1の
発明の構成において、群遅延の周波数特性が、振幅伝達
特性の通過帯域の両端でピーク値をとるとともに、ピー
ク値が振幅伝達特性の通過帯域の下端側で上端側より大
きいことを特徴とする。また、請求項15の本発明によ
れば、請求項1の発明の構成において、群遅延一定帯域
内のリタ−ンロスがリップルを有する特性を呈し、群遅
延一定帯域内のリップルの最小値が、群遅延一定帯域外
におけるリタ−ンロスのリップルの最小値よりも大き
く、かつ、振幅伝達特性の通過帯域の中央部から両端へ
近づくに従って小さくなることを特徴とする。これらの
構成によれば、遅延器として望ましいさらに優れた特性
を実現できることとなり、振幅特性と遅延特性のバラン
スがとれた作り易く調整のしやすいフィルタを実現でき
る。
【0026】請求項16の本発明による歪み補償型増幅
器は、請求項1記載の帯域内群遅延一定型誘電体フィル
タを用いて、歪み補償回路の遅延時間の調整を行なう構
成を有する。この構成によれば、基地局無線装置の小形
化、消費電力の低減、放熱構造の簡素化などの効果が得
られる。
【0027】請求項17の本発明によれば、請求項16
の発明の構成において、歪み補償回路がフィードフォワ
ード型である。この構成によれば、帯域内群遅延一定型
誘電体フィルタが、大電力の通過する主経路に挿入され
ることになるので、基地局無線装置の小形化、消費電力
の低減、放熱構造の簡素化などの効果が更に大きくな
る。
【0028】請求項18の本発明によれば、請求項16
の発明の構成において、帯域内群遅延一定型誘電体フィ
ルタの群遅延一定帯域幅が、増幅器の所要帯域幅の3倍
以上である。この構成によれば、増幅器の3次以上の相
互変調歪みを補償することが可能となり、低歪みの増幅
器を実現できることとなる。
【0029】請求項19の本発明による歪み補償型増幅
器は、請求項10、又は12〜15のいずれかに記載の
帯域内群遅延一定型誘電体フィルタを用いて、歪み補償
回路の遅延時間の調整を行なうことを特徴とする。この
構成によれば、基地局無線装置の小形化、消費電力の低
減、放熱構造の簡素化などの効果が得られる。
【0030】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下本発明の実
施の形態1の帯域内群遅延一定型誘電体フィルタについ
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0031】図1は本発明の実施の形態1における帯域
内群遅延一定型誘電体フィルタの筐体107の上壁を取
り外して内部を見た図である。図1中の101は入出力
コネクタである。102はアルミナ製の結合基板であ
る。103は結合容量を形成する銅メッキ電極であり、
結合基板102上に形成されている。104は入出力側
と結合する比誘電率εr=21の4分の1波長同軸誘電
体共振器である。105は比誘電率εr=43の2分の
1波長同軸誘電体共振器である。106は共振周波数調
整用の金メッキされたスクリューチューナである。10
8はスクリューチューナ106との間のローディング容
量を大きくするために設けた銀メッキされた周波数調整
金具である。
【0032】4分の1波長同軸誘電体共振器104およ
び2分の1波長同軸誘電体共振器105は、片側端面の
位置が揃えられ、それぞれの外導体は筐体107に接地
されている。銅メッキ電極103は4分の1波長同軸誘
電体共振器104および2分の1波長同軸誘電体共振器
105の内導体にそれぞれはんだ等で電気的に接続され
ている。アルミナ製結合基板102の両端の銅メッキ電
極103には入出力コネクタ101の内導体がはんだ等
で接続されている。
【0033】図2は、本発明の実施の形態1における帯
域内群遅延一定型誘電体フィルタを構成する2分の1波
長同軸誘電体共振器105の、銅メッキ電極103と接
続されていない側の端面部における拡大断面図である。
2分の1波長同軸誘電体共振器105の銅メッキ電極1
03と接続されていない側の端面の内導体に、周波数調
整金具108が接続され、スクリューチューナ106が
周波数調整金具108と対向している。スクリューチュ
ーナ106はアースである筐体107に設けたねじ孔に
挿入され、これを回転させることにより周波数調整金具
108とスクリューチューナ106の距離を調節する。
【0034】以上のように構成された帯域内群遅延一定
型誘電体フィルタについて、その動作を説明する。
【0035】図3は図1に示した実施の形態1における
帯域内群遅延一定型誘電体フィルタの等価回路図であ
り、図1の各部に相当する部分には同じ番号を付してい
る。301は図1における電極103により形成される
結合容量である。このように、誘電体共振器104、1
05を結合容量301でそれぞれ結合させることによ
り、多段のバンドパスフィルタが構成できる。このフィ
ルタの特性を図4に示す。誘電体共振器104、105
の共振周波数と結合容量301の値を最適化することに
より、群遅延一定帯域(図4(a)においてBで示され
る)が、振幅伝達特性の通過帯域内に有り、群遅延一定
帯域内の伝達特性の振幅の変化ΔBが、群遅延一定帯域
外の振幅伝達特性の通過帯域全体の値よりも小さく(Δ
B<ΔA1、ΔB<ΔA2)平坦な特性を得ることがで
きる。さらに、周波数調整金具108を図2のように2
分の1波長同軸誘電体共振器105の内導体と接続する
ことにより、2分の1波長同軸誘電体共振器105の内
導体と容量をなす面積が大きくなり、周波数可変幅が大
きくなる。また、スクリューチューナ106は筐体10
7の外部から調整することができ、フィルタの調整が容
易となり、所望の特性を容易に実現できる。
【0036】図5は、本発明の実施の形態1における帯
域内群遅延一定型誘電体フィルタを構成する4分の1波
長同軸誘電体共振器104および2分の1波長同軸誘電
体共振器105の端面部を、周波数調整金具108を取
り外した状態で示した斜視図である。入出力段の誘電体
共振器104の内径は、段間の誘電体共振器105の内
径より小さくなっており、入出力段の誘電体共振器の特
性インピーダンスを段間よりも大きくすることができ
る。これにより、広帯域特性の実現が容易となり、振幅
偏差の少ない低損失特性とともに、一定の群遅延特性を
得ることができる。なお、上記の様に誘電体共振器10
4の誘電率を21、誘電体共振器105の誘電率を43
という様に、入出力端子と結合する誘電体同軸共振器と
段間の誘電体同軸共振器の特性インピーダンスを異なら
せることによっても同様の効果が得られる。
【0037】また、2分の1波長同軸誘電体共振器10
5の端面を図6に示す断面図のような構造にすれば、さ
らに周波数調整が容易になる。この場合、図2との相違
点は、周波数調整金具108を取り除き、2分の1波長
同軸誘電体共振器105の内孔にテフロンなどの低誘電
率の誘電体からなるチューナー支持台601を差し込
み、中空部にスクリューチューナ106aを挿入したと
ころである。2分の1波長同軸誘電体共振器105の内
孔にチューナー支持台601を介してスクリューチュー
ナ106を挿入することにより、アースであるスクリュ
ーチューナ106は、2分の1波長同軸誘電体共振器1
05の内導体とショートすることなく容量をもつことが
でき、また容量は空気を介するときに比べ比誘電率倍に
なるので、周波数調整幅を大きくすることができる。ま
た、チューナー支持台601に挟持されているので、ス
クリューチューナ106と2分の1波長同軸誘電体共振
器105の内導体105aの距離は一定で特性が安定し
ている。
【0038】前記構成に基づいて各共振器の共振周波数
及び結合容量の値を調整すると、図7に示すように、振
幅伝達特性の通過帯域内における挿入損失が、群遅延一
定帯域内で最小値をとる特性を得ることができ、遅延器
として望ましいさらに優れた特性を実現できることとな
り、振幅特性と遅延特性のバランスがとれた作り易く調
整のしやすいフィルタを実現できる。
【0039】あるいは、図8に示すように、群遅延一定
帯域が振幅伝達特性の通過帯域内に有り、群遅延一定帯
域の中心周波数fdが振幅伝達特性の通過帯域の中心周
波数fcよりも高い側にある特性を得ることができ、遅
延器として望ましいさらに優れた特性を実現できること
となり、振幅特性と遅延特性のバランスがとれた作り易
く調整のしやすいフィルタを実現できる。
【0040】あるいは、図9に示すように、振幅伝達特
性の通過帯域幅Δf1が群遅延一定帯域幅Δf2の2倍
以上の帯域幅を有する特性を得ることができ、遅延器と
して望ましいさらに優れた特性を実現できることとな
り、振幅特性と遅延特性のバランスがとれた作り易く調
整のしやすいフィルタを実現できる。
【0041】あるいは、図10に示すように、群遅延の
周波数特性において、振幅伝達特性の通過帯域の両外端
で群遅延のピーク値をとるとともに、ピーク値が振幅伝
達特性の通過帯域の下端側で上端側より大きい値になる
特性を得ることができ、遅延器として望ましいさらに優
れた特性を実現できることとなり、振幅特性と遅延特性
のバランスがとれた作り易く調整のしやすいフィルタを
実現できる。
【0042】あるいは、図11に示すように、群遅延一
定帯域内のリタ−ンロスがリップルを有する特性を呈
し、リップルの最小値が、帯域外のリタ−ンロスのリッ
プルの最小値よりも大きく、しかも、振幅伝達特性の通
過帯域の中央部から両端へ近づくに従って小さくなる特
性を得ることができる。それにより、遅延器として望ま
しいさらに優れた特性を実現できることとなり、振幅特
性と遅延特性のバランスがとれた作り易く調整のしやす
いフィルタを実現できる。
【0043】なお、本実施の形態では、入出力段の共振
器が段間の共振器と特性インピーダンスが異なる場合に
ついて述べたが、全ての共振器が同一の内外径比を有
し、同一の誘電率の誘電体材料を用い、全ての共振器が
2分の1波長共振器もしくは4分の1波長共振器を用い
ても、調整は若干困難となるが、上記特性を実現するこ
とは可能であり、共振器の種類を統一することで低コス
ト化には有利でる。
【0044】また、スクリューチューナ106および周
波数調整金具108について、金メッキと銀メッキを施
した例を記載したが、材質が金・銀・銅または、メッキ
が金・銀・銅としてもよい。
【0045】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2における帯域内群遅延一定型誘電体フィルタについ
て図面を参照しながら詳細に説明する。図12は本発明
の実施の形態2における帯域内群遅延一定型誘電体フィ
ルタのブロック図である。帯域内群遅延一定型誘電体フ
ィルタ1201は、実施の形態1の帯域内群遅延一定型
誘電体フィルタと同様の構成である。本実施の形態は、
2つの帯域内群遅延一定型誘電体フィルタ1201が、
伝送線路1202により接続された構成である。
【0046】図13(a)は図12に示したブロックの
構成を、実際の装置として実現した帯域内群遅延一定型
誘電体フィルタを示し、その筐体の上壁を取り外して内
部を見た図である。1301は筐体であり、1302は
セミリジッドケーブルである。このセミリジッドケーブ
ル1302は、図12における伝送線路1202として
用いられている。図13(b)は、図13(a)におけ
るセミリジッドケーブル1302の部分を拡大して示し
た斜視図である。
【0047】筐体1301は、伝送線路1202によっ
て分けられる帯域内群遅延一定型誘電体フィルタ120
1が各々シールドされるよう金属壁で囲む構造である。
また、セミリジッドケーブル1302は、帯域内群遅延
一定型誘電体フィルタ1201の入出力インピーダンス
と同一の特性インピーダンスを有している。
【0048】以上のように構成された帯域内群遅延一定
型誘電体フィルタについて、その動作を説明する。
【0049】図14は図12及び13に示した実施の形
態2における帯域内群遅延一定型誘電体フィルタの等価
回路図であり、図12及び13に対応する部分には同じ
番号を付している。301は図13における電極103
により形成される結合容量である。このように、誘電体
共振器104、105を結合容量301でそれぞれ結合
させることにより多段のバンドパスフィルタが構成でき
る。
【0050】上記のように入出力インピーダンスと同じ
値の特性インピーダンスを有する伝送線路にて複数個の
フィルタブロックを縦続接続するという構成にすること
により、各フィルタを別々に調整できる。また、本実施
の形態においても、実施の形態1で述べた種々の構造の
変形例を適用することはもちろん可能であり、その時に
実現可能となる図4および図7〜図11に示した特性も
当然実現できる。それにより、全体の調整が非常に容易
になり、全体の遅延時間を増加させることができる。
【0051】(実施の形態3)以下本発明の実施の形態
3における歪み補償型増幅器について図面を参照しなが
ら詳細に説明する。
【0052】図15は本発明の実施の形態3におけるフ
ィードフォワード増幅器のブロック図である。1501
は遅延フィルタ、1502は方向性結合器、1503は
分配器、1504は増幅器、1505は合成器、150
6は遅延回路、1507は入出力ポートである。
【0053】図16は、図15の回路における遅延フィ
ルタ1501として本発明の帯域内群遅延一定型誘電体
フィルタを用い、方向性結合器1502と一体化した部
分の構成を示す斜視図である。1601は伝送線路、1
602は4分の1波長伝送線路、1603は終端、16
04は入出力コネクタ、1605は方向性結合コネクタ
である。遅延フィルタ1501および方向性結合器15
02は伝送線路1601を介して一体化されている。但
し、遅延フィルタ1501の構造については、上記の実
施の形態と同様で良いため、図示を省略した。
【0054】以上のように構成されたフィードフォワー
ド増幅器について、その動作の詳細はJOHNL.B.
WALKER著、「High−PowerGaAsFE
TAmplifiers」(Artech House
(BOSTON,LONDON)発行)の7.3.2L
inearizedAmplifiersに記載された
とおりであり、本発明の本質部分ではないので説明は省
略する。
【0055】遅延フィルタ1501は、増幅器1504
と遅延時間を等しくする必要がある。一般的にはフィー
ドフォワード増幅器を構成する増幅器1504として
は、地縁時間が5ナノ秒以上存在するため、遅延フィル
タ1501の遅延時間も5ナノ秒以上を必要とする。
【0056】遅延フィルタ1501として、実施の形態
1および実施の形態2の帯域内群遅延一定型誘電体フィ
ルタを用いると、アンプ出力後のフィルタなので、低損
失化による効率アップにの効果は大きい。また帯域内群
遅延一定型誘電体フィルタの群遅延一定帯域幅が、増幅
器の所要帯域幅の3倍以上であると、増幅器の3次以上
の相互変調歪みを補償することが可能となり、低歪みの
増幅器を実現できる。
【0057】なお本実施の形態では、本発明の帯域内群
遅延一定型誘電体フィルタを遅延フィルタ1501に用
いたが、遅延回路1506に用いても同様な効果が得ら
れる。
【0058】なお、以上の実施の形態において、複数の
誘電体同軸共振器を結合させるためにキャパシタを用い
たが、インダクタ或いはそれらの組み合わせにより構成
される結合回路を用いることもできる。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明の帯域内群遅延一定
型誘電体フィルタは、誘電体共振器とキャパシタやイン
ダクタによって構成され、共振周波数における群遅延が
一定遅延帯域を有する帯域通過誘電体フィルタであるの
で、例えばフィードフォワード型歪み補償増幅器等に使
われるケーブル型遅延器の置き換えを図った場合、低損
失化によって増幅器の負担の低減及び放熱設計に余裕が
できる絶大な効果がある。また同時に小型化も図れる。
さらに本発明の歪み補償型増幅器は、前記帯域内群遅延
一定型誘電体フィルタを用いることにより、主に移動体
通信基地局無線装置の小形化、消費電力の低減、放熱構
造の簡素化などを可能とし、小型基地局装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における帯域内群遅延
一定型誘電体フィルタの筐体の上壁を取り外して内部を
見た図で、(a)はその斜視図、(b)は平面図
【図2】 図1の帯域内群遅延一定型誘電体フィルタを
構成する2分の1波長同軸誘電体共振器の端面部分の拡
大断面図
【図3】 図1の帯域内群遅延一定型誘電体フィルタの
等価回路図
【図4】 図1の帯域内群遅延一定型誘電体フィルタの
伝達特性(a)および群遅延特性(b)を示す図
【図5】 図1の帯域内群遅延一定型誘電体フィルタを
構成する波長同軸誘電体共振器の端部を周波数調整金具
を取り外した状態で示す斜視図
【図6】 本発明の実施の形態1における帯域内群遅延
一定型誘電体フィルタの2分の1波長同軸誘電体共振器
の他の例を示す端面部分の拡大斜視図
【図7】 本発明の実施の形態1における帯域内群遅延
一定型誘電体フィルタの一調整例における伝達特性
(a)および群遅延特性(b)を示す図
【図8】 同他の調整例における伝達特性(a)および
群遅延特性(b)を示す図
【図9】 同他の調整例における伝達特性(a)および
群遅延特性(b)を示す図
【図10】 同他の調整例における伝達特性(a)およ
び群遅延特性(b)を示す図
【図11】 同他の調整例における伝達特性(a)およ
び群遅延特性(b)を示す図
【図12】 本発明の実施の形態2における帯域内群遅
延一定型誘電体フィルタのブロック図
【図13】 本発明の実施の形態2における帯域内群遅
延一定型誘電体フィルタの筐体の上壁を取り外して内部
を見た図で、(a)はその平面図、(b)は要部拡大斜
視図
【図14】 図13の帯域内群遅延一定型誘電体フィル
タの等価回路図
【図15】 本発明の実施の形態3におけるフィードフ
ォワード増幅器のブロック図
【図16】 図15のフィードフォワード増幅器の一部
を構成する帯域内群遅延一定型誘電体フィルタの斜視図
【符号の説明】
101 入出力用コネクタ 102 アルミナ製結合基板 103 銅メッキ製結合容量電極 104 4分の1波長一端短絡同軸誘電体共振器(比誘
電率21) 105 2分の1波長両端開放同軸誘電体共振器(比誘
電率43) 106 スクリューチューナ 107 筐体 108 周波数調整金具 301 結合容量 601 チューナー支持台 1201 帯域内群遅延一定型誘電体フィルタ 1202 伝送線路 1301 筐体 1302 セミリジッドケーブル 1501 遅延フィルタ 1502 方向性結合器 1503 分配器 1504 増幅器 1505 合成器 1506 遅延回路 1507 入出力ポート 1601 伝送線路 1602 4分の1波長伝送線路 1603 終端 1604 入出力コネクタ 1605 方向性結合コネクタ
フロントページの続き (72)発明者 中村 俊昭 京都府京田辺市大住浜55番12 松下日東 電器株式会社内 (72)発明者 橘 稔人 京都府京田辺市大住浜55番12 松下日東 電器株式会社内 (72)発明者 中松 宏之 京都府京田辺市大住浜55番12 松下日東 電器株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−261303(JP,A) 実開 平5−57905(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01P 1/20 - 1/219 H01P 7/00 - 7/10

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共振周波数が可変の複数の誘電体同軸共
    振器と、各々の前記誘電体同軸共振器を結合させるキャ
    パシタまたはインダクタ或いはそれらの組み合わせによ
    り構成される結合回路と、前記結合回路の両端に接続さ
    れる入出力端子とを具備し、 前記入出力端子間の群遅延偏差と振幅偏差の両方が、中
    心周波数及びその周辺の規定帯域内において、それぞれ
    所定の一定偏差値内に同時に収まっているとともに、通
    過帯域内の群遅延時間の最小値が5ナノ秒以上であるこ
    とを特徴とする帯域内群遅延一定型誘電体フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記入出力端子と結合する前記誘電体同
    軸共振器が2分の1波長の両端開放型誘電体共振器であ
    る請求項1記載の帯域内群遅延一定型誘電体フィルタ。
  3. 【請求項3】 前記入出力端子と結合する前記誘電体同
    軸共振器が4分の1波長の先端短絡型誘電体共振器であ
    り、他の段間の前記誘電体同軸共振器が2分の1波長の
    両端開放型誘電体共振器である請求項1記載の帯域内群
    遅延一定型誘電体フィルタ。
  4. 【請求項4】 前記入出力端子と結合する前記誘電体同
    軸共振器の特性インピーダンス、他の段間の前記誘電
    体同軸共振器の特性インピーダンスより大きい請求項1
    記載の帯域内群遅延一定型誘電体フィルタ。
  5. 【請求項5】 前記入出力端子と結合する前記誘電体同
    軸共振器を構成する誘電体材料の比誘電率が、他の段間
    の前記誘電体同軸共振器を構成する誘電体材料の比誘電
    率より小さい請求項4記載の帯域内群遅延一定型誘電体
    フィルタ。
  6. 【請求項6】 前記入出力端子と結合する前記誘電体同
    軸共振器の内径が、他の段間の前記誘電体同軸共振器の
    内径より小さい請求項4記載の帯域内群遅延一定型誘電
    体フィルタ。
  7. 【請求項7】 前記誘電体同軸共振器の開放端に対して
    垂直方向に可動なように設けた金属製のスクリューチュ
    ーナが、誘電体もしくは絶縁体を介して前記誘電体同軸
    共振器の内孔に挿入され、その挿入長さを変化させるこ
    とにより、前記誘電体同軸共振器の共振周波数を調整可
    能とした請求項1記載の帯域内群遅延一定型誘電体フィ
    ルタ。
  8. 【請求項8】 前記スクリューチューナが筐体に取り付
    けられ、そのスクリューチューナが、金、銀または銅で
    構成されるか、もしくはその表面が金、銀または銅でメ
    ッキ処理されている請求項7記載の帯域内群遅延一定型
    誘電体フィルタ。
  9. 【請求項9】 前記スクリューチューナが筐体に取り付
    けられ、そのスクリューチューナの一端が、前記筐体の
    外部に露出しており、前記筐体外部から前記スクリュー
    チューナの位置を調整することにより、周波数調整を可
    能とした請求項7記載の帯域内群遅延一定型誘電体フィ
    ルタ。
  10. 【請求項10】 群遅延一定帯域が振幅伝達特性の通過
    帯域内にあり、前記群遅延一定帯域内における前記振幅
    伝達特性の振幅の変化が、前記群遅延一定帯域外におけ
    る前記振幅伝達特性の通過帯域全体の振幅の変化よりも
    小さい請求項1記載の帯域内群遅延一定型誘電体フィル
    タ。
  11. 【請求項11】 前記振幅伝達特性の通過帯域内におけ
    る挿入損失が、前記群遅延一定帯域内で最小値をとる請
    求項10記載の帯域内群遅延一定型誘電体フィルタ。
  12. 【請求項12】 群遅延一定帯域が振幅伝達特性の通過
    帯域内に有り、前記群遅延一定帯域の中心周波数が前記
    振幅伝達特性の通過帯域の中心周波数よりも高い側にあ
    る請求項1記載の帯域内群遅延一定型誘電体フィルタ。
  13. 【請求項13】 群遅延一定帯域が振幅伝達特性の通過
    帯域内に有り、前記振幅伝達特性の通過帯域の幅が前記
    群遅延一定帯域の幅の2倍以上である請求項1記載の
    域内群遅延一定型誘電体フィルタ。
  14. 【請求項14】 群遅延の周波数特性が、振幅伝達特性
    の通過帯域の両端でピーク値をとるとともに、前記ピー
    ク値が前記振幅伝達特性の通過帯域の下端側で上端側よ
    り大きい請求項1記載の帯域内群遅延一定型誘電体フィ
    ルタ。
  15. 【請求項15】 群遅延一定帯域内のリタ−ンロスがリ
    ップルを有する特性を呈し、前記群遅延一定帯域内の前
    記リップルの最小値が、群遅延一定帯域外におけるリタ
    −ンロスのリップルの最小値よりも大きく、かつ、振幅
    伝達特性の通過帯域の中央部から両端へ近づくに従って
    小さくなる請求項1記載の帯域内群遅延一定型誘電体フ
    ィルタ。
  16. 【請求項16】 請求項1記載の帯域内群遅延一定型誘
    電体フィルタを用いて、歪み補償回路の遅延時間の調整
    を行なうように構成した歪み補償型増幅器。
  17. 【請求項17】 前記歪み補償回路がフィードフォワー
    ド型である請求項16記載の歪み補償型増幅器。
  18. 【請求項18】 前記帯域内群遅延一定型誘電体フィル
    タの群遅延一定帯域幅が、増幅器の所要帯域幅の3倍以
    上である請求項16記載の歪み補償型増幅器。
  19. 【請求項19】 請求項10、又は12〜15のいずれ
    かに記載の帯域内群遅延一定型誘電体フィルタを用い
    て、歪み補償回路の遅延時間の調整を行なう歪み補償型
    増幅器。
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