JP3428788B2 - 散水用ノズル - Google Patents
散水用ノズルInfo
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Description
など散水時の水形を切換えられる散水用ノズルに関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】直射とシャワー水形を切換えることがで
きる散水用ノズルとして、実公平3−37724号公報
に記載されたものが従来から知られている。この従来の
散水用ノズルは、ヘッド本体とプランジャ部分とを軸線
方向に相対移動して、直射水形とシャワー水形とに切り
替えるようにしている。そして、シャワー水形にしてい
るとき、ヘッド本体とプランジャ部分との組み合わせ長
さがもっとも長くなり、直射水形など、シャワー水形以
外の水形のとき、全長が短くなる構成にしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記のようにした従来
の散水用ノズルでは、シャワー水形を維持しているとき
に、ヘッド本体とプランジャ部分との組み合わせ全長が
最も長くなる。そして、通常は、このシャワー水形を使
うことが最も多い。ということは、上記組み合わせ全長
を長くした状態で使うことが多くなる。ところが、組み
合わせ全長がなくなった状態では、その組み合わせ部分
の強度が弱くなる。なぜなら、組み合わせ全長が長い状
態では、ヘッド本体とプランジャ部分との重なり合い部
分がほんの一部になるからである。そのために、組み合
わせ部分の強度が不足して、ノズルが壊れてしまうこと
があった。また、長い状態で使っていると、ヘッド本体
とプランジャ部分との摺動箇所に、砂や泥などが付着す
る。このように摺動箇所に砂や泥などが付着している
と、ヘッド本体とプランジャ部分とを相対移動させ難く
なる。無理してそれらを相対移動させると、シール部材
などを傷つけてしまい、水漏れの原因となるなどの問題
を発生していた。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明は、ボディ本体
内にシリンダを固定し、ヘッド本体内にガイド筒を固定
し、これらシリンダとガイド筒とを同一軸線上において
連結し、上記シリンダおよびガイド筒の外側に第1水路
を形成し、シリンダおよびガイド筒の内側に第2水路を
形成し、かつ、シリンダ内にスピンドルを挿入するとと
もに、このシリンダに挿入したスピンドルをガイド筒に
も挿入し、ボディ本体側のシリンダ及びスピンドル、あ
るいはヘッド本体側のガイド筒およびスピンドルのいず
れかをスプライン結合し、ヘッド本体側のガイド筒およ
びスピンドル、あるいはボディ本体側のシリンダおよび
スピンドルのいずれかをネジ結合し、しかも、ボディ本
体とヘッド本体とを相対回転させることによって、スピ
ンドルを軸方向に移動させるとともに、スピンドルの移
動にともなって開閉する開閉機構を設け、この開閉機構
の開閉にともなって、水をシャワー板あるいは噴出口側
に導く構成にした点に特徴を有する。 【0005】 【発明の実施の形態】図示の実施例は、ボディ本体bに
グリップ部1を設けて、全体的にはピストル形にしてい
る。そして、このグリップ部1は、図示していないホー
ス接続機構を介して蛇口などに接続している。したがっ
て、このグリップ部1内に設けた供給流路2には、水道
水が導かれる。上記のようにしたボディ本体bの中に
は、外側にフィン3を形成したシリンダcを固定してい
る。上記フィン3は、図3に示すように、ボディ本体b
内にぴったりとはまるとともに、そのうちの少なくとも
一つは、ボディ本体b内の溝28内にはまるようにして
いる。そして、このシリンダcの後ろ側には接続筒部4
を形成し、この接続筒部4を、供給流路2の先端口部5
と嵌合させている。したがって、シリンダcは、これら
フィン3と接続筒部4とによって、ボディ本体b内にし
っかりと固定される。上記のようにボディ本体bに固定
されたシリンダcは、その先端部分をボディ本体bから
突出させる一方、後端部分とボディ本体bの後端との間
には所定の空間6が保たれるようにしている。 【0006】そして、シリンダcの後端側には、図5、
6に示すように、軸線に沿ったスリット7を円周方向に
多数形成し、その基端側に傾斜面7aを形成している。
この傾斜面7aは、後方に向かうにしたがって、その傾
斜面7a後端が外側に向かうようにしている。また、シ
リンダcの先端側にも、軸線に沿ったスリット8を円周
方向に多数形成し、その基端側に傾斜面8aを形成して
いる。この傾斜面8aは、前方に向かうにしたがって、
その傾斜面前端が8a前端が外側に向かうようにしてい
る。上記のようにしたボディ本体bの先端には、ヘッド
本体hを取り付けているが、このヘッド本体hは、その
後端側を筒部9とし、この筒部9と反対側を拡大径部1
0としている。この拡大径部10の前面開口部分には、
多数の小孔を形成したシャワー板11を固定している。
上記筒部9は、ボディ本体bの前側にEリング12で回
転自在に止めるようにしている。つまり、この筒部9
は、Eリング12で軸方向の移動を阻止されながら、回
転自在に取付けられている。 【0007】上記ヘッド本体hには、その中心部分にガ
イド筒gを固定しているが、上記のようにヘッド本体h
をボディ本体bに取付けることによって、このガイド筒
gがシリンダcの先端に形成した環状凸部13にはまる
ようにしている。このようにガイド筒gがシリンダcの
環状凸部13にはまることによって、この環状凸部13
の高さ分のすき間14が、ガイド筒gとシリンダcとの
間に形成されるようにしている。なお、図中符号15は
シール部材で、環状凸部13とガイド筒gとの嵌合部分
をシールするものである。上記のようにボディ本体bに
ヘッド本体hを取付けることによって、これら両者内
に、第1水路16と第2水路17とが区画形成される。
すなわち、第1水路16は、シリンダc及びガイド筒g
の外側に区画され、第2水路17は、シリンダc及びガ
イド筒gの内側に区画される。 【0008】さらに、上記シリンダcには、スピンドル
sを挿入しているが、このスピンドルsには、その後端
側から第1フランジ18、スプラインキー19、第2フ
ランジ20、ネジ部21及び先端調整部22を形成して
いる。上記第1フランジ18は、シリンダcの内径にぴ
ったりとはまって摺動自在に支持される外径を維持する
とともに、その周囲にはめたシール部材23で、シリン
ダcとの間をシールしている。ただし、このシール部材
23が、図1に示すように、スリット7側に位置すると
きには、このスリット7を介して第1水路16と第2水
路17とが連通する。そして、シール部材23が、図2
に示すようにスリット7よりも内側に入れば、第2水路
17が、スリット7に対して閉ざされるので、第1水路
16と第2水路17との連通が遮断される。したがっ
て、このスリット7,第1フランジ18及びシール部材
23が相まって、第1開閉機構を構成するものである。
なお、シール部材23がこの傾斜面7aの途中で止まっ
ていれば、そのスリット7によって形成される流路は狭
くなる。反対に、シール部材23が傾斜面7aの外側に
外れてしまえば、その流路は広くなる。したがって、こ
の傾斜面7aに対してシール部材23がどの位置にある
かによって、そこを通過する流量が決まることになる。 【0009】スプラインキー19は、図4に示すよう
に、シリンダcの内面に形成したスプライン溝24とか
み合い、スピンドルsの回転を阻止しながら、それを軸
方向に移動可能に保つ。ただし、この状態で、図4に示
すように、第2水路17がふさがれないこと当然であ
る。このスプラインキー19に隣接して第2フランジ2
0を形成するとともに、この第2フランジ20の周囲に
シール部材25をはめている。そして、第2フランジ2
0、シール部材25及び前記スリット8によって、第1
開閉機構と同様の第2開閉機構を構成する。すなわち、
第2フランジ20が、図1に示すように、スリット8の
後方に退避しているときには、第2流路17が完全に閉
ざされる。そして、第2フランジ20が、スリット8位
置まで移動すると、このスリット8が第2水路17に対
して開くことになる。このときにも、スリット8の傾斜
面8aとシール部材25の相対位置によって、そこを流
れる流量を調整できることになる。 【0010】上記第2フランジ20の前方にはネジ部2
1を形成しているが、第2フランジ20とネジ部21と
の間を十分に細くして軸部26としている。上記ネジ部
21は、軸部26よりも直径を大きくするとともに、そ
の外周に形成した雄ネジ21aを、ガイド筒gの内周に
形成した雌ネジ27にかみ合わせている。したがって、
ボディ本体bとヘッド本体hとを相対回転させると、ス
ピンドルsとガイド筒gが相対回転する。このようにス
ピンドルsとガイド筒gとが相対回転すれば、雄ネジ2
1a及び雌ネジ27の作用で、スピンドルsが、その回
転量に比例して軸方向に移動する。このときの移動方向
は、ヘッド本体hの回転方向によること当然である。ス
ピンドルsが軸方向に移動すれば、前記した第1、2開
閉機構が開閉する。また、その移動量によって、先端調
整部22が、図1に示すように、シャワー板11の中央
に形成した噴出口29から外れたところに位置したり、
図2に示すように、噴出口29の中に位置したりする。
そして、図1の状態においては、後側の第1開閉機構が
開き、前側の第2開閉機構が閉じる。また、図2の状態
では、後側の第1開閉機構が閉じるとともに、前側の第
2開閉機構が開く。しかも、ボディ本体bとヘッド本体
hとをどのように相対回転させても、スピンドルsが移
動するだけで、両本体b、hの軸方向の組み合わせ長さ
は変化しない。 【0011】以下に、この実施例の作用を説明する。い
ま、スピンドルsが、図1に示す、最後方にあるとき
は、後側の第1開閉機構が最大に開き、前側の第2開閉
機構が完全に閉じる。したがって、この場合には、供給
流路2に導かれた水は、第2水路17から第1開閉機構
のスリット7を経由して第1水路16に導かれ、さら
に、シャワー板11を介して放水される。このときの水
形は、シャワー水形となる。次に、図1の状態から、上
記両本体b、hを相対回転させると、スピンドルsが徐
々に前進する。そして、その前進過程で、第1開閉機構
のシール部材23が傾斜面7aと対応することになるの
で、第2水路17から第1水路16に導かれる流量が少
なくなる。したがって、シャワー板11から噴射される
水量も少なくなり、いわゆるジョーロ水形となる。ま
た、このときにも、ボディ本体bとヘッド本体hとの組
み合わせ長さは変化しない。 【0012】スピンドルsがさらに前進すると、後側の
第1開閉機構が完全に閉じるとともに、前側の第2開閉
機構が開きはじめる。そして、その開きはじめでは、シ
ール部材15とスリット8の傾斜面8aとが対応するの
で、第2開閉機構を通過する水の流量も少なくなる。し
かも、この状態では、先端調整部22が、噴出口29の
中に位置するので、水形としては直射水形となる。スピ
ンドルsが、さらに前進すると、第1開閉機構を閉じた
まま、第2開閉機構が全開状態になる。このときには、
先端調整部22が噴出口29の前方に完全に抜け出るの
で、拡散水形となる。いずれにしても、上記の状態で、
ボディ本体bとヘッド本体hとの組み合わせ長さに変化
はない。なお、スピンドルsの移動位置に応じては、第
1、2開閉機構のいずれも閉状態を保つ寸法関係を維持
できる。このように、第1、2開閉機構が閉じる状態を
保てば、特別な止水機構が不要になること当然である。
また、スピンドルsの移動位置と水形あるいは水量との
相対関係は、用途や目的などに応じて、自由に設定でき
るもので、この実施例はその一例を示したものである。 【0013】 【発明の効果】この発明の散水用ノズルによれば、ボデ
ィ本体とヘッド本体とを相対回転させることによって、
ボディ本体内のスピンドルだけが軸方向に移動する。つ
まり、両本体が軸方向に相対移動せずに水形を変えられ
るので、従来のように、両本体の組み付け長さが、長く
なったり短くなったりするようなことがなくなる。した
がって、この発明の場合には、ボディ本体とヘッド本体
との組み付け部分の強度を常に一定に保てる。
示す断面図である。 【図5】図1のY部の拡大図である。 【図6】図1のY部の斜視図である。 【符号の説明】 b ボディ本体 h ヘッド本体 c シリンダ g ガイド筒 16 第1水路 17 第2水路 s スピンドル19 スプラインキー 21 ネジ部 24 スプライン溝
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ボディ本体内にシリンダを固定し、ヘッ
ド本体内にガイド筒を固定し、これらシリンダとガイド
筒とを同一軸線上において連結し、上記シリンダおよび
ガイド筒の外側に第1水路を形成し、シリンダおよびガ
イド筒の内側に第2水路を形成し、かつ、シリンダ内に
スピンドルを挿入するとともに、このシリンダに挿入し
たスピンドルをガイド筒にも挿入し、ボディ本体側のシ
リンダおよびスピンドル、あるいはヘッド本体側のガイ
ド筒およびスピンドルのいずれかをスプライン結合し、
ヘッド本体側のガイド筒およびスピンドル、あるいはボ
ディ本体側のシリンダおよびスピンドルのいずれかをネ
ジ結合し、しかも、ボディ本体とヘッド本体とを相対回
転させることによって、スピンドルを軸方向に移動させ
るとともに、スピンドルの移動にともなって開閉する開
閉機構を設け、この開閉機構の開閉にともなって、水を
シャワー板あるいは噴出口側に導く構成にした散水用ノ
ズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28675295A JP3428788B2 (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 散水用ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28675295A JP3428788B2 (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 散水用ノズル |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000257844A Division JP3601695B2 (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | 散水用ノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09103711A JPH09103711A (ja) | 1997-04-22 |
JP3428788B2 true JP3428788B2 (ja) | 2003-07-22 |
Family
ID=17708590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28675295A Expired - Fee Related JP3428788B2 (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 散水用ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3428788B2 (ja) |
-
1995
- 1995-10-06 JP JP28675295A patent/JP3428788B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH09103711A (ja) | 1997-04-22 |
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