JP3427417B2 - 蛍光ランプ点灯装置 - Google Patents

蛍光ランプ点灯装置

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JP3427417B2 JP13033193A JP13033193A JP3427417B2 JP 3427417 B2 JP3427417 B2 JP 3427417B2 JP 13033193 A JP13033193 A JP 13033193A JP 13033193 A JP13033193 A JP 13033193A JP 3427417 B2 JP3427417 B2 JP 3427417B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は蛍光ランプ点灯装置、特
に予熱電極付き蛍光ランプ用始動装置に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】従来、蛍光ランプの始動装置としては、
グロースタータが主として用いられていたが、これは、
始動時間が長い、寿命が短い等の欠点がある。最近、半
導体スイッチ素子を利用した始動装置が開発されている
が、高価で需要が限られていた。このために、半導体ス
イッチ素子を用いた始動装置で安価な回路装置の開発が
望まれている。上記要請に基づいて安価なトランジスタ
を半導体スイッチ素子として用いた図5に示すような回
路が提案されている(特開平3−252096号公
報)。 【0003】図5において、この蛍光ランプ点灯装置
は、交流電源1に接続された安定器2と一対の予熱電極
4,5を有する蛍光ランプ3との直列回路を備えるとと
もに、蛍光ランプ3の非電源側予熱電極間にダイオード
26を介して抵抗27とトランジスタ28のコレクタ−
エミッタとの直列回路が接続されている。トランジスタ
28のベースには、抵抗29を介してダイオード26が
接続されており、また抵抗30とコンデンサ31とから
構成されたタイマー回路によって制御されるサイリスタ
32がトランジスタ28のベース−エミッタ間に接続さ
れている。コンデンサ31はツェナーダイオード33お
よび抵抗34を介してサイリスタ32のゲート回路に接
続されている。蛍光ランプ3の非電源側予熱電極間に
は、雑音防止コンデンサ35が接続されている。 【0004】次に、このように構成された点灯装置の動
作について説明する。交流電源1が投入されると、電源
電圧が正のサイクルの時、トランジスタ28のベースに
は抵抗29を介してベース電流が供給されるために、交
流電源1からダイオード26を介してコレクタ電流が流
れる。このように予熱電流が半波流れて蛍光ランプ3の
予熱電極4,5を予熱していき、タイマー回路にて設定
された時間に達すると、タイマー回路によってサイリス
タ32のゲートにコンデンサ31の電荷がツェナーダイ
オード33および抵抗34を通じて流れ、サイリスタ3
2がオンする。その結果、トランジスタ28のコレクタ
電流がオフされるために、安定器2のインダクタンスに
よるパルス電圧が発生し、蛍光ランプ3が点灯する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の点灯装置では、タイマー回路にて設定された時間に
達するタイミングは、コンデンサ31の電圧がツェナー
ダイオード33のツェナー電圧とサイリスタ32のター
ンオンに要するゲート−カソード間電圧との加算値を越
えた付近の電圧になる時であり、ツェナー電圧やコンデ
ンサの静電容量等のばらつきや変化等によってばらつ
く。そのため、パルス電圧をいつも所定の交流電源位相
で発生させることは難しく、交流電源位相に応じた蛍光
ランプ3両端の電圧・電流値の小さい時にトランジスタ
28をターンオフしてしまうことがあり、この時には、
パルス電圧が小さくなるために、蛍光ランプ3を始動で
きないという問題があった。さらに、小さい定挌電力の
蛍光ランプを始動する場合、安定器のインピーダンスが
大きいためトランジスタ28を流れる電流は小さく、パ
ルス電圧も小さくなり、蛍光ランプ3を始動できないと
いう問題があった。 【0006】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、簡単な構成でもって、同一始動装置
で異なる電力の蛍光ランプと安定器に使用できる汎用性
を有する蛍光ランプ点灯回路を提供するものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の蛍光ランプ点灯
装置は、蛍光ランプの非電源側予熱電極間に第1のダイ
オードを介してコレクタとエミッタを接続したトランジ
スタと、前記トランジスタのコレクタ−エミッタ間の電
圧で動作する抵抗とコンデンサとの直列回路を有するタ
イマー回路と、前記タイマー回路の前記抵抗に発生する
電圧の一部と前記コンデンサの電圧との加算電圧により
前記トランジスタをスイッチングするトランジスタベー
ス駆動制御手段と、前記トランジスタのコレクタ−エミ
ッタ間に接続された抵抗とサージアブソーバとの直列回
路とからなる始動装置を、蛍光灯器具のグロースタータ
と互換性のある形状の容器内に収納した蛍光灯ランプ点
灯装置であって、前記第1のダイオードのカソードは前
記蛍光ランプの非電源側で前記予熱電極に接続されてお
り、前記タイマー回路が第2のダイオードを通して流れ
る電流に基づく電圧と前記トランジスタのコレクタ−エ
ミッタ間の電圧とによって動作するごとく、前記第2の
ダイオードのアノードを前記第1のダイオードのカソー
ドに接続し、かつ前記第2のダイオードのカソードを前
記タイマー回路の抵抗とコンデンサとの接続点に接続し
たものである。 【0008】 【作用】本発明によると、トランジスタのコレクタ−エ
ミッタ間の電圧で動作するタイマー回路の抵抗に発生す
る電圧の一部とコンデンサの電圧との加算電圧にてトラ
ンジスタをスイッチングすることにより、タイマー回路
のコンデンサと抵抗との時定数に従って上昇するコンデ
ンサの電圧に毎サイクルごとのトランジスタのコレクタ
−エミッタ間の電圧の分圧値が重畳される。その結果、
ゆっくり上昇するコンデンサ電圧がトランジスタベース
駆動制御手段のオンのための所定電圧に近づいた時、コ
ンデンサ電圧に重畳した毎サイクルの重畳電圧リプルの
ピークによって、トランジスタベース駆動制御手段をオ
ンさせることになる。そのため、蛍光ランプを始動する
ためのパルス電圧は、蛍光ランプの両端の電圧・電流位
相のピーク付近で常に発生することとなる。さらにトラ
ンジスタのコレクタ端子とエミッタ端子に接続された抵
抗とサージアブソーバとからなる直列回路によって、ト
ランジスタのコレクタ−エミッタ間に発生するパルス電
圧は所定の電圧値になるように吸収され、電流値の大小
にかかわらずほぼ一定の値となる。 【0009】 【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を用い
て説明する。 【0010】図1(a),(b)に示す本発明実施例の
蛍光ランプ点灯装置は、蛍光灯照明器具のグロースター
タと互換性のある形状の容器22内に後述する始動装置
を収納した構成を有している。 【0011】図2は本発明実施例の蛍光ランプ点灯装置
の回路図を示す。図2に示すように、本発明実施例の蛍
光ランプ点灯装置は、蛍光灯照明器具のグロースタータ
と互換性のある形状の容器22内に、交流電源1に接続
された安定器2と一対の予熱電極4,5を有する蛍光ラ
ンプ3との直列回路、蛍光ランプ3の非電源側予熱電極
間にダイオード6を介してコレクタとエミッタを接続し
たトランジスタ7、トランジスタ7のコレクタ−エミッ
タ間の電圧で動作する抵抗8、抵抗9、抵抗19および
電解コンデンサからなるコンデンサ10で構成されたタ
イマー回路11、ダイオード6のカソードと、タイマー
回路11の抵抗9とコンデンサ10との接続点間に接続
されたダイオード20、タイマー回路11のコンデンサ
10の電圧と抵抗9に発生する電圧との加算電圧にてト
ランジスタ7をスイッチングするサイリスタ12、ツェ
ナーダイオード13および抵抗14からなるトランジス
タベース駆動制御手段15、および、トランジスタ7と
そのコレクタ−エミッタと直列に接続されたダイオード
16との直列回路に並列に接続された抵抗17とサージ
アブソーバ18との直列回路からなる始動装置を収納し
ている。蛍光ランプ3の非電源側予熱電極間には、通常
のとおり雑音防止コンデンサ21が接続されている。雑
音防止コンデンサ21は、蛍光灯照明器具の種類によっ
て容器22内に収納する場合と収納しない場合とがあ
る。図1(a),(b)において、22aは容器22の
開口部に取付けられた蓋、23は蓋22aに設けられた
口金、22bはねじ込み口金、24は回路基板25と口
金23またはねじ込み口金22bとを接続するリード線
をそれぞれ示す。 【0012】次に、このような点灯装置の動作について
説明する。蛍光ランプ3の始動前は電源電圧が正のサイ
クルの時、トランジスタ7のベースには抵抗14および
ダイオード16を介してベース電流が供給されるため
に、交流電源1からダイオード6を介して多大のコレク
タ電流が流れる。この時、抵抗8、抵抗9およびコンデ
ンサ10で構成されたタイマー回路11に印加される電
圧は、図3に示すようにトランジスタ7のコレクタ−エ
ミッタ電圧波形となる。このように予熱電流が半波流れ
て蛍光ランプ3の予熱電極4,5が予熱される。一方、
電源電圧が負のサイクルの時、ダイオード20を介して
タイマー回路11に電流が流れ、コンデンサ10および
抵抗19を通る経路と抵抗9および抵抗8を通る経路の
2つの電流経路が形成される。コンデンサ10および抵
抗19を通る電流はコンデンサ10を同じ極性に充電し
コンデンサ10の電圧は上昇する。同時に抵抗9および
抵抗8を通る電流により抵抗9に電圧降下が生じ、抵抗
8と抵抗9との接続点であるツェナーダイオード13の
カソードの電位はコンデンサ10の電位より低くなる。
したがって電源電圧が負のサイクルの時、コンデンサ1
0の電圧上昇は抵抗9の電圧降下で打ち消されトランジ
スタベース駆動回路15にコンデンサ10の電圧上昇分
が出力されない。タイマー回路11の出力電圧である抵
抗8と抵抗9との接続点の電圧は、図4に示すようにタ
イマー回路11の抵抗分の一部を構成する抵抗9に発生
する電圧とコンデンサ10との電圧の加算電圧となる。
このとき、抵抗9に発生する電圧は、電源電圧が正のサ
イクル時、およそトランジスタ7のコレクタ−エミッタ
電圧を抵抗9と抵抗8とで分圧したものとなり、そのた
め、抵抗9の電圧波形はトランジスタ7のコレクタ−エ
ミッタ電圧波形と相似である。電源電圧が負のサイクル
時、抵抗9に発生する電圧は、電源電圧を抵抗9と抵抗
8とで分圧したものとなり、負の電圧となり、電源電圧
波形と相似である。また、コンデンサ10の電圧波形
は、電源電圧が正のサイクルである予熱半波サイクルご
とにTp=C10・(R8+R9)(ここで、C1 0はコンデ
ンサ10の容量値、R8,R9は抵抗8,9の抵抗値をそ
れぞれ表す)、負の半サイクルではTn=C10・R
19(R19は抵抗19の抵抗値を表す)なる時定数でゆっ
くり上昇する。そのため、タイマー回路11の出力電圧
波形はコンデンサ10の電圧に毎サイクルごとの抵抗9
の電圧値を重畳したものとなる。その結果、ゆっくり上
昇するコンデンサ電圧がサイリスタ12のターンオンの
ための所定電圧Vtに近づいたとき、コンデンサ10の
電圧に重畳した毎サイクルの重畳電圧リプルのピークに
よって、サイリスタ12をターンオンさせることにな
る。 【0013】ダイオード20が無い場合、電源電圧が正
のサイクル時のみコンデンサ10が充電され、負のサイ
クル時、コンデンサ10に充電された電荷は抵抗9、抵
抗8、抵抗14、トランジスタの7のベース−エミッタ
およびダイオード16を通って放電されるため、トラン
ジスタ7のコレクタ−エミッタ電圧が小さいときにはコ
ンデンサ10の電圧がサイリスタ12のターンオンのた
めの所定電圧Vtに達しない低い電圧で安定し、サイリ
スタ12をターンオンしないことがある。これは、例え
ば同一始動装置を用いて異なる定格電力の蛍光ランプを
始動する場合、小さい電力の蛍光ランプの始動時に生じ
やすい現象であり、安定器2のインピーダンスが大きい
ためトランジスタ7を流れる予熱電流が小さくなりトラ
ンジスタ7のコレクターエミッタ間の電圧も小さくな
る。この現象が生じると延々と予熱電流が流れ安定器が
発熱し発煙等の危険性がある。 【0014】しかし、ダイオード20を備えることによ
り、トランジスタ7のコレクタ−エミッタ電圧が小さい
場合においても、負のサイクルでダイオード20を通し
てコンデンサ10が充電されるために、コンデンサ10
の電圧は確実に上昇し、サイリスタ12のターンオンの
ための所定電圧Vtに確実に達するので、前記現象を防
止することができる。したがって、同一始動装置で異な
った電力の蛍光ランプ3、安定器2においても蛍光ラン
プ3を確実に始動することができる。 【0015】タイマー回路11にて設定された時間ts
の電流・電圧位相のピーク付近になると、タイマー回路
11はツェナーダイオード13を通じてサイリスタ12
のゲート端子に電流を流し、サイリスタ12をオンす
る。次に、トランジスタ7のコレクタ電流が、そのピー
ク値付近でオフされるために、安定器2のインダクタン
スによるパルス電圧が発生し、このパルス電圧はトラン
ジスタ7のコレクタ−エミッタ間に接続された抵抗17
とサージアブソーバ18とからなる直列回路によって、
蛍光ランプ3を始動させるに十分な電圧値以上になるよ
うに吸収され、過電圧によるトランジスタ7の破壊を防
止する。このとき、サージアブソーバ18の両端の電圧
値が蛍光ランプ3を始動させるに十分な電圧値以上の場
合、サージアブソーバ18と直列に接続されている抵抗
17の値は0Ωであってもかまわない。このパルス電圧
は蛍光ランプ3の両端にも発生し、蛍光ランプ3が始動
する。また、この時のインダクタンスの保有するエネル
ギーWLは、(1)式で表される。 【0016】 WL=L・I・I/2 ・・・・・・・・(1) ここで、Lは安定器2のインダクタンス値、Iはトラン
ジスタ7がターンオフする直前の安定器2に流れる電流
値である。すなわち、トランジスタ7のコレクタ電流に
ほぼ等しいインダクタンスの電流が、そのピーク値付近
でオフされるために、安定器2に発生するパルス電圧の
エネルギーとなるWLは、パルス発生位相中最大のもの
となる。そのため、雑音防止コンデンサ21等によるパ
ルス電圧の低下を小さくできるとともにパルス幅も広く
でき、したがって、蛍光ランプ3のブレークダウン後の
アーク放電への移行のためのエネルギーも常に大きくで
きる。その結果、本発明の点灯装置で発生したパルス電
圧は、蛍光ランプ3をより安定に始動しやすくできる。
同時に、電流位相のピーク付近で蛍光ランプ3をブレー
クダウンできるので、ブレークダウン直後のアーク放電
電流も大きくでき、かつ、この電流半サイクル期間も十
分に長くできるため、ブレークダウン直後のアーク放電
状態を安定にできる。そのため、周囲温度の低い状況で
も蛍光ランプ3をより安定に始動できる。 【0017】また、パルス幅を広くできるので、安定器
2の周波数−インダクタンス特性が30〜40kHzの
高い周波数まで伸びていない悪い性能の安定器でも、蛍
光ランプを点灯するための所定のパルス電圧を確保で
き、汎用性のより高い蛍光ランプ点灯装置を得ることが
できる。 【0018】さらに同一始動装置で異なる定格電力の安
定器、蛍光ランプに使用した場合もほぼ一定大きさのパ
ルス電圧により、蛍光ランプを確実に始動することがで
き、危険性もない。 【0019】次に、蛍光ランプ3が点灯すると、非電源
側予熱電極間の電圧も点灯時ランプ電圧に低下する。ま
た、蛍光ランプ3が点灯している時、コンデンサ10の
電位は抵抗9により交流半サイクルではほとんど低下せ
ず、サイリスタ12をオンさせ続ける。すなわち、トラ
ンジスタ7のオフを維持し、パルス発生動作を停止す
る。その結果、蛍光ランプ3は安定点灯する。 【0020】以上のように、本発明実施例の蛍光ランプ
点灯装置は、タイマー回路11のコンデンサ10と直列
に抵抗9を挿入するだけの簡単な構成でパルス電圧の発
生位相を予熱電流半サイクルのピーク値付近にできる。
また、この回路により、蛍光ランプ3を1回のパルス電
圧で周囲状況によらず汎用安定器で確実に、しかも、安
定に始動できる。そのため、回路がより簡単・安価にで
きる。さらに、ダイオード6のカソードとタイマー回路
にダイオード20を接続することにより異なる定格電力
の安定器、蛍光ランプにも使用でき、この始動装置を蛍
光灯器具のグロースタータと互換性のある形状の容器内
に収納することにより異なった定格電力の蛍光灯照明器
具に使用することができる。 【0021】一例を示せば、図2に示す回路構成におい
て、抵抗8が抵抗値62kΩ、抵抗9が抵抗値1.8k
Ω、抵抗19が抵抗値150kΩ、コンデンサ10が容
量値33μF、ツェナーダイオード13がツェナー電圧
6.2Vのものをそれぞれ用いて、実験したところ、パ
ルス電圧が1回で確実に始動できることが確認された。 【0022】さらに、前記定数の同一始動装置で20W
直管蛍光ランプと30W丸型蛍光ランプを確実に始動で
きることが確認された。上記実施例では、トランジスタ
のベース駆動制御手段として、タイマー回路11の出力
電圧に所定値までは、トランジスタ7をオンしタイマー
回路11の出力電圧が所定値に達した時にサイリスタ1
2をターンオンしトランジスタ7をオフする回路構成の
例をあげたが、このような回路構成に限定されるもので
はないことはもちろんである。また、ダイオード16は
必ずしも必要ない。 【0023】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の蛍光ラン
プ点灯装置は、安価で簡単な構成にて1回のパルス電圧
で蛍光ランプを確実に始動でき、さらに、異なった電力
の蛍光ランプ、安定器においてもほぼ一定のパルス電圧
で確実に蛍光ランプを始動することができるので、蛍光
灯器具のグロースタータと互換性のある形状の容器内に
始動装置を収納することにより、異なった定格電力の蛍
光灯器具に使用可能な汎用性をもつというすぐれた効果
を有するものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】(a) 本発明の一実施例である蛍光ランプ点
灯装置の一部切欠正面図 (b) 同じく一部切欠正面図 【図2】同じく回路図 【図3】トランジスタのコレクタ−エミッタ電圧波形図 【図4】タイマー回路の出力電圧波形図 【図5】従来の蛍光ランプ点灯装置の回路図 【符号の説明】 3 蛍光ランプ 7 トランジスタ 8,9 抵抗 10 コンデンサ 11 タイマー回路 12 サイリスタ 15 トランジスタベース駆動制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 崇之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 田原 哲哉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−252094(JP,A) 特開 昭57−172698(JP,A) 特開 昭58−26450(JP,A) 特開 昭61−7598(JP,A) 特開 昭63−997(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 41/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 蛍光ランプの非電源側予熱電極間に第1
    のダイオードを介してコレクタとエミッタを接続したト
    ランジスタと、前記トランジスタのコレクタ−エミッタ
    間の電圧で動作する抵抗とコンデンサとの直列回路を
    するタイマー回路と、前記タイマー回路の前記抵抗に発
    生する電圧の一部と前記コンデンサの電圧との加算電圧
    により前記トランジスタをスイッチングするトランジス
    タベース駆動制御手段と、前記トランジスタのコレクタ
    −エミッタ間に接続された抵抗とサージアブソーバとの
    直列回路とからなる始動装置を、蛍光灯器具のグロース
    タータと互換性のある形状の容器内に収納した蛍光灯ラ
    ンプ点灯装置であって、前記第1のダイオードのカソー
    ドは前記蛍光ランプの非電源側で前記予熱電極に接続さ
    れており、前記タイマー回路が第2のダイオードを通し
    て流れる電流に基づく電圧と前記トランジスタのコレク
    タ−エミッタ間の電圧とによって動作するごとく、前記
    第2のダイオードのアノードを前記第1のダイオードの
    カソードに接続し、かつ前記第2のダイオードのカソー
    ドを前記タイマー回路の抵抗とコンデンサとの接続点に
    接続したことを特徴とする蛍光ランプ点灯装置。
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