JP3425878B2 - 光スイッチ、および該光スイッチを有する光スイッチシステム - Google Patents
光スイッチ、および該光スイッチを有する光スイッチシステムInfo
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Description
換で用いられる光スイッチ、および光スイッチを有する
光スイッチシステムに関する。
ことなく光のままで光伝搬経路の編集を行う光クロスコ
ネクトシステムなどの光交換はノードの規模を小さくす
ることができ、通信の低コスト化に大きく貢献する。こ
のようなノードを構成する上では光スイッチ技術が重要
となる。従来の光スイッチとしては、ニオブ酸リチウム
を用いて作製されたものや、半導体光増幅器をゲートス
イッチとして用いた光クロスバ・スイッチ等が考案され
ており、これらの光スイッチを用いた光スイッチ網など
の光スイッチシステムに関しても様々な構成のものが提
案されている。
は、並列コンピュータの相互結合網への応用をねらい、
半導体光増幅器をゲートスイッチとして使用する光クロ
スバ・スイッチを用いた光スイッチ網が、電子情報通信
学会1996年総合大会 SB−9−5(前野氏他)に
おいて提案されている。また、波長多重技術を用いて1
ポートあたりの伝送容量を増やした光スイッチ網も電子
情報通信学会1996年通信ソサイエティ大会 B−1
072(石田氏他)において提案されている。
た従来の光スイッチ網で用いられている、半導体光増幅
器を光ゲートスイッチとして使用した光クロスバ・スイ
ッチは、入出力ポート数の2乗個の半導体光増幅器を必
要とするため、スイッチの規模が大きくなると、コスト
が急激に増大するとともにスイッチの実装が非常に困難
になるという問題点がある。例えば、入力ポートが4つ
で出力ポートが4つの、4×4の光クロスバ・スイッチ
では16個の半導体光増幅器を必要するが、16×16
の光クロスバ・スイッチでは256個、64×64の光
クロスバ・スイッチでは4096個の半導体光増幅器を
必要とする。
では、ゲート数を少なくしようとすると、波長多重光源
が必要となり、光スイッチ網を安価に構成することが困
難になるという問題点がある。
光のスイッチングを行う際に1つのスイッチ駆動によっ
て複数の光伝送路のスイッチング動作を制御することが
可能な光スイッチ、およびその光スイッチを用いること
で、必要な光スイッチの数を少なくすることができ、小
型で、かつコストの低い光スイッチシステムを提供する
ことにある。
に、本発明は、互いの端面同士が対向した2つの光ファ
イバから1組が構成された複数組の光ファイバで、端面
同士が対向した2つの光ファイバの間での光のスイッチ
ングを行う光スイッチであって、前記複数組の光ファイ
バのそれぞれの組で2つの光ファイバの端面同士の間に
備えられ、前記2つの光ファイバのうち一方の光ファイ
バの端面から出射された光を、前記一方の光ファイバと
他方の光ファイバとの互いに対向する端面同士の光軸が
略一致した状態でコリメートまたは空間伝播して前記他
方の光ファイバの端面に入射させるための空間伝播部
と、前記複数組の光ファイバのうち特定の組の光ファイ
バを除く全ての組の光ファイバで、2つの光ファイバの
うち一方の光ファイバの端面から出射された光を前記空
間伝播部を介して他方の光ファイバの端面に入射させる
状態、および前記出射された光を前記空間伝播部で遮断
する状態を切り替えて前記光のスイッチングを行うため
に、前記一方の光ファイバの端面からの前記光を前記他
方の光ファイバの端面に入射させる際に前記空間伝播部
の外部に配置され、前記光を遮断する際に前記空間伝播
部に配置されて前記一方の光ファイバの端面からの前記
光を前記空間伝播部で遮断する遮蔽板とを有し、前記遮
蔽板の、前記特定の組の光ファイバに対応する部分に切
欠部が形成されている。
た2つの光ファイバから1組が構成された複数組の光フ
ァイバで、端面同士が対向した2つの光ファイバの間で
光のスイッチングを行うためにそれらの2つの光ファイ
バの間の空間伝播部に配置されたり、空間伝播部の外部
に配置されたりする遮蔽板が光スイッチに備えられ、遮
蔽板の、特定の組の光ファイバに対応する部分に切欠部
が形成されたことにより、遮蔽板を移動させるという1
つのスイッチ駆動によって、特定の組の光ファイバを除
く全ての組の光ファイバにおける光のスイッチングを一
度に行うことができる。
た2つの光ファイバから1組が構成された複数組の光フ
ァイバで、端面同士が対向した2つの光ファイバの間で
の光のスイッチングを行う光スイッチであって、前記複
数組の光ファイバのそれぞれの組で2つの光ファイバの
端面同士の間に備えられ、前記2つの光ファイバのうち
一方の光ファイバの端面から出射された光を、前記一方
の光ファイバと他方の光ファイバとの互いに対向する端
面同士の光軸が略一致した状態でコリメートまたは空間
伝播して前記他方の光ファイバの端面に入射させるため
の空間伝播部と、前記複数組の光ファイバのうち特定の
組を除く全ての組の光ファイバで、2つの光ファイバの
うち一方の光ファイバの端面から出射された光を前記空
間伝播部を介して他方の光ファイバの端面に入射させる
状態、および前記出射された光を前記空間伝播部で遮断
する状態を切り替えて前記光のスイッチングを行うため
に、前記一方の光ファイバの端面からの前記光を前記他
方の光ファイバの端面に入射させる際に前記空間伝播部
の外部に配置され、前記光を遮断する際に前記空間伝播
部に配置されて前記一方の光ファイバの端面からの前記
光を前記空間伝播部で遮断する遮蔽板とを有し、前記複
数組の光ファイバのそれぞれの組が対応する前記遮蔽板
が複数枚備えられおり、複数枚の前記遮蔽板がそれぞ
れ、前記複数組の光ファイバのうち、それぞれの前記遮
蔽板に対応する組の光ファイバを除く全ての組の光ファ
イバにおける前記光のスイッチングを一度に行うもので
ある。
って特定の組の光ファイバを除く全ての組の光ファイバ
における光のスイッチングを一度に行う遮蔽板を複数枚
用いることによって、複数組の光ファイバのうちいずれ
の組の光ファイバで光のスイッチングを行うかという、
光ファイバの選択の自由度が広くなる。
バとm本の出力用光ファイバとの間で、前記n本の入力
用光ファイバのうち特定の入力用光ファイバに入力され
た光を前記m本の出力用光ファイバのうち少なくとも1
本の出力用光ファイバへと出力させるために、前記n本
の入力用光ファイバと前記m本の出力用光ファイバとの
間で光伝送路を切り替えるための光スイッチシステムで
あって、前記n本の入力用光ファイバのそれぞれに対し
て、1つの入力用光ファイバに入力された光の光伝送路
をm本に分岐する光分岐器と、前記光分岐器により分岐
されたn×m本の光伝送路を構成する複数本の光ファイ
バと、前記光分岐器により分岐されたn×m本の光伝送
路に対して、特定のn本の光伝送路を1本の光伝送路に
結合し、前記特定のn本の光伝送路に入力された光を前
記出力用光ファイバに入力するための光結合器と、前記
n本の入力用光ファイバと前記m本の出力用光ファイバ
との間の光伝送路を切り替えるために前記光分岐器と前
記光結合器との間の光伝送路に挿入された上記の発明の
光スイッチとを有する。
チ駆動で複数の光伝送路のスイッチングを行うことが可
能な光スイッチを用いて光クロスコネクトシステムを構
成することにより、従来の、光クロスコネクトシステム
である光クロスバ・スイッチ網と全く同様な光のスイッ
チングを行える機能を備えながら、従来の光クロスバ・
スイッチ網よりも少ない数の光スイッチで構成された光
クロスコネクトシステムを得ることができる。従って、
光スイッチのハード量が削減され、小型で、コストが低
い光クロスコネクトシステムを実現することができる。
バとm本の出力用光ファイバとの間で、前記n本の入力
用光ファイバのうち特定の入力用光ファイバに入力され
た光を前記m本の出力用光ファイバのうち少なくとも1
本の出力用光ファイバへと出力させるために、前記n本
の入力用光ファイバと前記m本の出力用光ファイバとの
間で光伝送路を切り替えるための光スイッチシステムで
あって、前記n本の入力用光ファイバのそれぞれに対し
て、1つの入力用光ファイバに入力された光の光伝送路
をm本に分岐する光分岐器と、前記光分岐器により分岐
されたn×m本の光伝送路を構成する複数本の光ファイ
バと、前記光分岐器により分岐されたn×m本の光伝送
路に対して、特定のn本の光伝送路を1本の光伝送路に
結合し、特定のn本の光伝送路に入力された光を前記出
力用光ファイバに入力するための光結合器と、前記n本
の入力用光ファイバと前記m本の出力用光ファイバとの
間の光伝送路を切り替えるために前記光分岐器または前
記光結合器に備えられ、前記光分岐器または前記光結合
器における光のスイッチングを行う光ゲートスイッチ
と、前記n本の入力用光ファイバと前記m本の出力用光
ファイバとの間の光伝送路を切り替えるために前記光分
岐器と前記光結合器との間の光伝送路に挿入された前記
の発明の光スイッチとを有する。
ゲートスイッチを用いて光クロスコネクトシステムを構
成することにより、従来の、光クロスコネクトシステム
である光クロスバ・スイッチ網と全く同様な光のスイッ
チングを行える機能を備えながら、従来の光クロスバ・
スイッチ網よりも、必要な光スイッチの数が大幅に削減
された光クロスコネクトシステムを得ることができる。
従って、光スイッチのハード量が削減され、小型で、コ
ストが低い光クロスコネクトシステムを実現することが
できる。
バのシングルモードおよびマルチモードのいずれか一方
を他方に変換するものであり、例えば光分岐器および光
結合器でシングルマルチコンバイナが用いられているこ
とが好ましい。この場合、光の分離および合流時に光の
損失を少なくすることが可能である。
て図面を参照して説明する。
1の実施形態の光スイッチとしてのアレイ型空間光スイ
ッチを模式的に示す斜視図である。図1に示すように本
実施形態のアレイ型空間光スイッチ10では、光ファイ
バ101a〜104aのそれぞれの一端部が支持部材1
05aに固定されている。光ファイバ101b〜104
bのそれぞれの一端部は支持部材105bに固定されて
いる。光ファイバ101aと101bは、1つの組とな
って互いの端面同士が対向し、光ファイバ102aと1
02bは、1つの組となって互いの端面同士が対向して
いる。また、光ファイバ103aと103bは、1つの
組となって互いの端面同士が対向し、光ファイバ104
aと104bは、1つの組となって互いの端面同士が対
向している。これらの光ファイバ101a〜104a
と、光ファイバ101b〜104bとのそれぞれの端面
同士の間が空間伝播部200となっている。
間伝播部200から抜き出されたりする遮蔽板300が
本実施形態のアレイ型空間光スイッチ10に備えられて
いる。ここで、空間伝播部200には、空間伝播部20
0を通る光をコリメートさせるための光学素子を配置し
てもよい。これにより、光ファイバ101a〜104a
の支持部材105a側の端面からそれぞれ出射した光が
空間伝播部200でコリメートさせられて、光ファイバ
101a〜104aのそれぞれに対応する光ファイバへ
と伝送することができる。
を作製する方法としては、まず、4本の光ファイバを用
意し、4本の光ファイバのそれぞれの一部を取り除いて
光ファイバ101a〜104a,101b〜104bや
空間伝播部200を形成する。そして、アレイ型空間光
スイッチ10に、光ファイバ101a〜104aの支持
部材105a側の端面からそれぞれ出射した光の進行方
向に対して垂直な方向に移動可能な遮蔽板300を設け
る。
ッチ10において空間伝播部200に遮蔽板300が挿
入されていない状態を示す断面図である。図2に示すよ
うに、空間伝播部200に遮蔽板300が挿入されてお
らず、空間伝播部200の外部に遮蔽板300が配置さ
れている状態では、アレイ型空間光スイッチ10に入力
された信号光は、空間伝播部200を通してコリメート
または空間伝播された後にアレイ型空間光スイッチ10
から出力される。
ァイバ101a〜104aの、支持部材105a側と反
対側の端面から1550nm帯の信号光がアレイ型空間
光スイッチ10に入力される。この場合、光ファイバ1
01aの支持部材105a側の端面から出射した信号光
は、空間伝播部200を通過する際にコリメートまたは
空間伝播され、コリメートまたは空間伝播された信号光
が光ファイバ101bへと伝播される。光ファイバ10
2aの支持部材105a側の端面から出射した信号光
は、空間伝播部200を通過する際にコリメートまたは
空間伝播され、コリメートまたは空間伝播された信号光
が光ファイバ102bへと伝播される。また、光ファイ
バ103aの支持部材105a側の端面から出射した信
号光は、空間伝播部200を通過する際にコリメートま
たは空間伝播され、コリメートまたは空間伝播された信
号光が光ファイバ103bへと伝播される。同様に、光
ファイバ104aの支持部材105a側の端面から出射
した信号光は、空間伝播部200を通過する際にコリメ
ートまたは空間伝播され、コリメートまたは空間伝播さ
れた信号光が光ファイバ104bへと伝播される。従っ
て、空間伝播部200に遮蔽板300が挿入されていな
い状態では、アレイ型空間光スイッチ10における光伝
送路が全てオンの状態となる。
ッチ10において空間伝播部200に遮蔽板300が挿
入された状態を示す断面図である。図3に示すように、
空間伝播部200に遮蔽板300が挿入され、空間伝播
部200に遮蔽板300が配置されている状態では、光
ファイバ101a〜104aの、支持部材105aと反
対側の端面からアレイ型空間光スイッチ10に入力され
た信号光は、遮蔽板300によって遮られてアレイ型空
間光スイッチ10からは出力されない。この状態では、
全ての光伝送路が全てオンの状態から、それぞれの組の
光ファイバに対してアレイ型空間光スイッチ10におけ
る全ての光伝送路がオフの状態に切り替わっている。
300を挿入したり、空間伝播部200から遮蔽板30
0を抜き出したりすることで、互いの端面同士が対向し
た2つの光ファイバから1組が構成された複数組の光フ
ァイバにおける2つの光ファイバの間で、オンおよびオ
フのスイッチングを一度に行うことが可能となる。
2の実施形態の光スイッチとしてのアレイ型空間光スイ
ッチについて説明するための断面図である。また、図5
は、図4に示される遮蔽板の平面図である。本実施形態
のアレイ型空間光スイッチでは、第1の実施形態のもの
と比較して、空間伝播部に挿入される遮蔽板の形状が異
なっている。図4では、第1の実施形態と同一の構成部
品に同一の符号を付してあり、以下では、第1の実施形
態と異なる点を中心に説明する。
間光スイッチには、空間伝播部200に挿入されたり、
空間伝播部200から抜き出されたりする遮蔽板310
が、第1の実施形態で用いた遮蔽板300の代わりに備
えられている。この遮蔽板310には、図4および図5
に示すように切欠部310aが形成されている。切欠部
310aは、空間伝播部200に遮蔽板310を挿入し
た際に光ファイバ102a,102bに対応する位置に
配置されており、空間伝播部200に遮蔽板310を挿
入した際に光ファイバ102aと102bとの間で空間
伝播部200を介して信号光が伝播される。
は、光ファイバ101a〜104aの、支持部材105
a側と反対側のそれぞれの端面から1300nm帯の信
号光が入力される。空間伝播部200に遮蔽板310が
挿入されておらず、空間伝播部200の外部に遮蔽板3
10が配置されているオンの状態では、第1の実施形態
と同様に光ファイバ101a〜104aのそれぞれの端
面からアレイ型空間光スイッチに入力された信号光が空
間伝播部200を通過してアレイ型空間光スイッチから
出力される。
態から、光ファイバ101a〜104aに入力した信号
光のうち光ファイバ102aに入力した信号光のみをア
レイ型空間光スイッチから出力する際に、空間伝播部2
00に遮蔽板310を挿入して空間伝播部200に遮蔽
板310を配置させる。これにより、光ファイバ101
a,103a,104aのそれぞれに入力された信号光
が遮蔽板310によって遮られ、光ファイバ102aに
入力された信号光のみが空間伝播部200および光ファ
イバ102bを通して出力される。
型空間光スイッチでは、遮蔽板310の形状が、複数組
の光ファイバのうち光ファイバ102a,102bの組
を除く全ての組の光ファイバにおける光のスイッチング
を1度に行うようなものとなっている。
3の実施形態の光スイッチとしてのアレイ型空間光スイ
ッチの構成を模式的に示す図である。図6に示すよう
に、本実施形態のアレイ型空間光スイッチでは、光ファ
イバ11aの一端部、光ファイバ11b,11c,11
d、および光ファイバ11eの一端部が、それぞれの光
ファイバの光軸が一致するように所定の間隔をおいてこ
の順番で並べられて固定されている。また、光ファイバ
12aの一端部、光ファイバ12b,12c,12d、
および光ファイバ12eの一端部が、それぞれの光ファ
イバの光軸が一致するように所定の間隔をおいてこの順
番で並べられて固定されている。さらに、光ファイバ1
3aの一端部、光ファイバ13b,13c,13d、お
よび光ファイバ13eの一端部が、それぞれの光ファイ
バの光軸が一致するように所定の間隔をおいてこの順番
で並べられて固定されている。同様に、光ファイバ14
aの一端部、光ファイバ14b,14c,14d、およ
び光ファイバ14eの一端部が、それぞれの光ファイバ
の光軸が一致するように所定の間隔をおいてこの順番で
並べられて固定されている。
送路を構成するための1組となり、光ファイバ12a〜
12eが、1つの光伝送路を構成するための1組となっ
ている。また、光ファイバ13a〜13eが、1つの光
伝送路を構成するための1組となり、光ファイバ14a
〜14eが、1つの光伝送路を構成するための1組とな
っている。
端部、光ファイバ12aの光ファイバ12b側の端部、
光ファイバ13aの光ファイバ13b側の端部、および
光ファイバ14aの光ファイバ14b側の端部は、それ
ぞれの端部における端面が同一平面内に配置されるよう
に互いに平行に並んでいる。また、光ファイバ11b,
12b,13b,14bのそれぞれの長さは全て同じで
あり、光ファイバ11b,12b,13b,14bの一
方の端面がそれぞれ、同一平面内に配置され、それらの
光ファイバの他方の端面がそれぞれ、同一平面内に配置
されるようにそれらの光ファイバが互いに平行に並んで
いる。さらに、光ファイバ11c,12c,13c,1
4cのそれぞれの長さは全て同じであり、光ファイバ1
1c,12c,13c,14cの一方の端面がそれぞ
れ、同一平面内に配置され、それらの光ファイバの他方
の端面がそれぞれ、同一平面内に配置されるようにそれ
らの光ファイバが互いに平行に並んでいる。同様に、光
ファイバ11d,12d,13d,14dのそれぞれの
長さは全て同じであり、光ファイバ11d,12d,1
3d,14dの端面が同一平面内に配置され、それらの
光ファイバの他方の端面がそれぞれ、同一平面内に配置
されるようにそれらの光ファイバが互いに平行に並んで
いる。さらに、光ファイバ11eの光ファイバ11d側
の端部、光ファイバ12eの光ファイバ12d側の端
部、光ファイバ13eの光ファイバ13d側の端部、お
よび光ファイバ14eの光ファイバ14d側の端部は、
それぞれの端部における端面が同一平面内に配置される
ように互いに平行に並んでいる。
aと、光ファイバ11b,12b,13b,14bとの
間が空間伝播部200aとなり、光ファイバ11b,1
2b,13b,14bと、光ファイバ11c,12c,
13c,14cとの間が空間伝播部200bとなってい
る。また、光ファイバ11c,12c,13c,14c
と、光ファイバ11d,12d,13d,14dとの間
が空間伝播部200cとなり、光ファイバ11d,12
d,13d,14dと、光ファイバ11e,12e,1
3e,14eとの間が空間伝播部200dとなってい
る。
ッチには、それぞれの空間伝播部に差し込まれたり、そ
れぞれの空間伝播部から抜き出されたりする遮蔽板30
1〜304が備えられている。遮蔽板301は、空間伝
播部200aにおける光ファイバ12dと12eとの
間、光ファイバ13dと13eとの間、および光ファイ
バ14dと14eとの間に挿入されるものである。空間
伝播部200aに遮蔽板301を差し込むことで空間伝
播部200aに遮蔽板301を配置した際に、光ファイ
バ12dと12eとの間、光ファイバ13dと13eと
の間、および光ファイバ14dと14eとの間で遮蔽板
301によって信号光が遮断され、光ファイバ11dと
11eとの間では空間伝播部200aを介して信号光が
伝播される。
入されるものであり、この遮蔽板302には切欠部30
2aが形成されている。切欠部302aは、空間伝播部
200bに遮蔽板302を挿入した際に光ファイバ12
c,12dに対応する位置に配置されている。空間伝播
部200bに遮蔽板302を挿入することで空間伝播部
200bに遮蔽板302を配置した際に、光ファイバ1
1cと11dとの間、光ファイバ13cと13dとの
間、および光ファイバ14cと14dとの間で遮蔽板3
02によって信号光が遮断され、光ファイバ12cと1
2dとの間で空間伝播部200bを介して信号光が伝播
される。
入されるものであり、この遮蔽板303には切欠部30
3aが形成されている。切欠部303aは、空間伝播部
200cに遮蔽板303を挿入した際に光ファイバ13
b,13cに対応する位置に配置されている。空間伝播
部200cに遮蔽板303を挿入することで空間伝播部
200cに遮蔽板303を配置した際に、光ファイバ1
1bと11cとの間、光ファイバ12bと12cとの
間、および光ファイバ14bと14cとの間で遮蔽板3
03によって信号光が遮断され、光ファイバ13bと1
3cとの間で空間伝播部200cを介して信号光が伝播
される。
ける光ファイバ11aと11bとの間、光ファイバ12
aと12bとの間、および光ファイバ13aと13bと
の間に挿入されるものである。空間伝播部200dに遮
蔽板304を差し込むことで空間伝播部200dに遮蔽
板304を配置した際に、光ファイバ11aと11bと
の間、光ファイバ12aと12bとの間、および光ファ
イバ13aと13bとの間で遮蔽板304によって信号
光が遮断され、光ファイバ14aと14bとの間では空
間伝播部200dを介して信号光が伝播される。
を作製する方法としては、まず、4本の光ファイバを用
意し、4本の光ファイバの、空間伝播部200a〜20
0dのそれぞれに対応する部分を取り除くことで、図6
に示したそれぞれの光ファイバや、空間伝播部200a
〜200dを形成する。そして、それぞれの光ファイバ
に対して垂直な方向に移動可能な遮蔽板301〜304
を設ける。
は、光ファイバ11a〜14aの、光ファイバ11b〜
14b側と反対側のそれぞれの端面から1550nm帯
の信号光が入力される。ここで、光ファイバ11a〜1
4aに入力した光のうち光ファイバ13aに入力した光
1つのみを光スイッチから出力する場合、空間伝播部2
00a〜200dのそれぞれに遮蔽板が挿入されていな
い状態から、空間伝播部200cに遮蔽板303を挿入
する。これにより、全ての組の光ファイバに対するアレ
イ型空間光スイッチのオンの状態から、光ファイバ11
a,12a,14aからの信号光の出力が遮蔽板303
により遮蔽され、光ファイバ13aからの信号光のみが
光スイッチから出力される状態に切り替わる。これと同
様に、遮蔽板301,302,304のいずれか1つを
空間伝播部に挿入することで、光スイッチにおける任意
の光出力ポートから光を取り出すことができる。
イ型空間光スイッチは、1つの光伝送路を構成するため
の複数の光ファイバから1組が構成された複数組の光フ
ァイバに対して、複数組の光ファイバのうち特定の組の
光ファイバを除く全ての組の光ファイバにおける光のス
イッチングを行うものである。このアレイ型空間光スイ
ッチは、複数組の光ファイバにおけるそれぞれの組が対
応する遮蔽板301〜304を有しており、遮蔽板30
1〜304がそれぞれ、複数組の光ファイバのうち遮蔽
板301〜304がそれぞれが対応する組の光ファイバ
を除く全ての組の光ファイバにおける光のスイッチング
を行うものとなっている。
4の実施形態の光スイッチとしてのアレイ型空間光スイ
ッチの構成を模式的に示す図である。本実施形態のアレ
イ型空間光スイッチでは、第1の実施形態のものと比較
して、空間伝播部に挿入される遮蔽板が異なっている。
図7では、第1の実施形態と同一の構成部品に同一の符
号を付してあり、以下では、第1の実施形態と異なる点
を中心に説明する。
間光スイッチには、光ファイバ101aと101bとの
間で光を遮蔽するための遮蔽板305、光ファイバ10
2aと102bとの間で光を遮蔽するための遮蔽板30
6、光ファイバ103aと103bとの間で光を遮蔽す
るための遮蔽板307、および光ファイバ104aと1
04bとの間で光を遮蔽するための遮蔽板308が、第
1の実施形態で用いた遮蔽板300の代わりに備えられ
ている。
を遮蔽する際には空間伝播部200における光ファイバ
101aと101bとの間の部分に遮蔽板305を挿入
してその部分に遮蔽板305を配置し、光ファイバ10
2aと102bとの間で光を遮蔽する際には空間伝播部
200における光ファイバ102aと102bとの間の
部分に遮蔽板306を挿入してその部分に遮蔽板306
を配置する。また、光ファイバ103aと103bとの
間で光を遮蔽する際には空間伝播部200における光フ
ァイバ103aと103bとの間の部分に遮蔽板307
を挿入してその部分に遮蔽板307を配置し、光ファイ
バ104aと104bとの間で光を遮蔽する際には空間
伝播部200における光ファイバ104aと104bと
の間の部分に遮蔽板308を挿入してその部分に遮蔽板
308を配置する。
は、光ファイバ101a〜104aの、光ファイバ10
1b〜104b側と反対側のそれぞれの端面から155
0nm帯の信号光が入力される。ここで、光ファイバ1
01a〜104aのそれぞれに入力した光のうち光ファ
イバ102a,103aに入力した光2つを光スイッチ
から出力する場合、空間伝播部200に遮蔽板305〜
308が挿入されておらず、空間伝播部200の外部に
遮蔽板305〜308が配置されている状態から、空間
伝播部200に遮蔽板305,308を挿入する。これ
により、全ての組の光ファイバに対するアレイ型空間光
スイッチのオンの状態から、光ファイバ101aからの
信号光の出力が遮蔽板305により遮蔽されると共に光
ファイバ104aからの信号光の出力が遮蔽板308に
より遮蔽され、光ファイバ102a,103aからの信
号光のみが光スイッチから出力される状態に切り替わ
る。これと同様に、遮蔽板301,302,304のい
ずれか1つを空間伝播部に挿入することで、光スイッチ
の任意の光出力ポートから光を取り出すことができる。
この場合、遮蔽板305,308を空間伝播部200に
挿入することになるが、遮蔽板305,308を移動さ
せるための適当な駆動力伝達手段を用いることで、一度
のスイッチング駆動で複数の遮蔽板を同時に移動させる
制御を行うことができる。従って、遮蔽板305〜30
8のそれぞれの動作を制御することで本実施形態のアレ
イ型空間光スイッチにおける任意の光出力ポートから光
を取り出すことができる。
5の実施形態の光スイッチとしてのアレイ型空間光スイ
ッチの構成を模式的に示す図である。本実施形態のアレ
イ型空間光スイッチでは、第1の実施形態のものと比較
して、空間伝播部で光のスイッチングを行う際に遮蔽板
を用いずに光ファイバの端部を移動させる点が大きく異
なっている。図8では、第1の実施形態と同一の構成部
品に同一の符号を付してあり、以下では、第1の実施形
態と異なる点を中心に説明する。
間光スイッチでは、光ファイバ101aの光ファイバ1
01b側の端部が可動部41となり、光ファイバ102
aの光ファイバ102b側の端部が可動部42となって
いる。また、光ファイバ103aの光ファイバ103b
側の端部が可動部43となり、光ファイバ104aの光
ファイバ104b側の端部が可動部44となっている。
可動部41〜44はそれぞれ、本実施形態のアレイ型空
間光スイッチに備えられた不図示の移動手段によって移
動される。
は、光ファイバ101a〜104aの、光ファイバ10
1b〜104b側と反対側のそれぞれの端面から155
0nm帯の信号光が入力される。光ファイバ101aに
入力された信号光を、空間伝播部200を通して光ファ
イバ101bに入射させる際には、移動手段により可動
部41の端面を光ファイバ101bの光ファイバ101
a側の端面に対向させると共に可動部41の光軸を光フ
ァイバ101bの光ファイバ101a側の端部の光軸と
一致させる。光ファイバ101aと101bとの間で光
の結合を解除してオフの状態にする際には、可動部41
を移動手段により移動させて可動部41の光軸を光ファ
イバ101bの端部の光軸と大きく異ならせることで、
可動部41の端面から出射される信号光を、光ファイバ
101bに向かう方向とは異なる方向に出射させる。こ
のように、可動部41を移動させることで、光ファイバ
101aと101bとの間で光のスイッチングを行うこ
とができる。
2bとの間、光ファイバ103aと103bとの間、お
よび光ファイバ104aと104bとの間でも、可動部
42〜44をそれぞれ、移動手段により移動させて光の
空間結合を制御することで光のスイッチングを行うこと
ができる。
それぞれに入力した光のうち光ファイバ102a,10
3aに入力した光2つを出力する場合、それぞれの組の
光ファイバにおける空間伝播部200側の端部同士の光
軸が一致している状態から移動手段により可動部41,
44を移動させて光ファイバ101aと101bとの光
結合、および光ファイバ104aと104bとの光結合
を解除する。これにより、全ての組の光ファイバに対す
るアレイ型空間光スイッチのオンの状態から、光ファイ
バ101a,104aからの信号光の出力が遮蔽され、
光ファイバ102a,103aからの信号光が出力され
る状態に切り替わる。
することになるが、可動部41〜44を移動させる移動
手段として適当なもの用いることで、その移動手段によ
って一度のスイッチ駆動で複数の可動部を同時に制御す
ることができる。従って、移動手段によって可動部41
〜44を制御することで本実施形態のアレイ型空間光ス
イッチにおける任意の光出力ポートから光を取り出すこ
とができる。
数組の光ファイバに対して、それぞれの組の光ファイバ
における一方の光ファイバの端部を移動させるための動
力を伝達する動力伝達手段を、それぞれの組の光ファイ
バに対応して複数有していてもよい。これにより、複数
組の光ファイバのうち、いずれの組の光ファイバで光の
スイッチングを行うかという、光ファイバの選択の自由
度が広くなる。
6の実施形態の光スイッチとしてのアレイ型空間光スイ
ッチの構成を模式的に示す図である。本実施形態のアレ
イ型空間光スイッチでは、第1の実施形態のものと比較
して、空間伝播部で光のスイッチングを行う際に遮蔽板
を用いずに、光ファイバの端部に形成された光増幅器を
用いている点が大きく異なっている。図9では、第1の
実施形態と同一の構成部品に同一の符号を付してあり、
以下では、第1の実施形態と異なる点を中心に説明す
る。
間光スイッチでは、光ファイバ101aの、空間伝播部
200と隣接する部分に、光学素子であるEDFA(Er
bium-Doped Fiber Amplifier:エルビウム添加ファイバ
増幅器)ゲート部51が形成され、光ファイバ102a
の、空間伝播部200と隣接する部分に、光学素子であ
るEDFAゲート部52が形成されている。また、光フ
ァイバ103aの、空間伝播部200と隣接する部分
に、光学素子であるEDFAゲート部53が形成され、
光ファイバ104aの、空間伝播部200と隣接する部
分に、光学素子であるEDFAゲート部54が形成され
ている。EDFAゲート部51〜54はそれぞれ、光フ
ァイバの端部にエルビウム(Er)を添加することで形
成されたエルビウム添加ファイバとなった部分である。
これらEDFAゲート部51〜54のそれぞれでは、E
DFAゲート部に注入する励起光の強度を制御すること
により、それぞれの組の光ファイバにおけるアレイ型空
間光スイッチのスイッチングが行われる。
は、光ファイバ101a〜104aの、光ファイバ10
1b〜104b側と反対側のそれぞれの端面から155
0nm帯の信号光が入力される。ここで、光ファイバ1
01a〜104aのそれぞれに入力した光のうち光ファ
イバ102a,103aに入力した光2つを出力する場
合、EDFAゲート部51,54へ入力するための励起
光を遮断する。これにより、全ての組の光ファイバに対
するアレイ型空間光スイッチのオンの状態から、光ファ
イバ101a,104aからの信号光の出力がEDFA
ゲート部51,54によって遮蔽され、光ファイバ10
2a,103aからの信号光を出力する状態に切り替わ
る。
制御することになるが、適当な励起光伝達手段を備えた
制御手段を用いることで、励起光を出力させる一度の制
御で複数のEDFAゲート部を同時に制御することがで
きる。従って、制御手段を用いてEDFAゲート部51
〜54を制御することで、本実施形態のアレイ型空間光
スイッチにおける任意の光出力ポートから光を取り出す
ことができる。
る光のスイッチングを行うためにエルビウム添加ファイ
バ増幅器を用いることにより、光スイッチでの光パワー
の損失を補償することができるので、そのアレイ型空間
光スイッチが用いられた光受信機で入力光パワーのマー
ジンが増加するという利点がある。
複数組の光ファイバにおける光のスイッチングを一度に
行うようにEDFAゲート部51〜54の全てを制御す
る制御手段、あるいは複数組の光ファイバのうち特定の
組の光ファイバを除く全ての組の光ファイバにおける光
のスイッチングを一度に行うようにEDFAゲート部5
1〜54のそれぞれを制御する制御手段を有していても
よい。さらには、複数組の光ファイバのそれぞれが対応
する駆動手段を複数有し、複数の駆動手段がそれぞれ、
それぞれの駆動手段に対応する1組の光ファイバにおけ
るEDFAゲート部の動作を制御して光のスイッチング
を行うものであってもよい。この場合、複数組の光ファ
イバのうち、いずれの組の光ファイバで光のスイッチン
グを行うかという、光ファイバの選択の自由度が広くな
る。
チにおいて光ファイバ101a〜104aに光学素子と
してEDFAゲート部51〜54を形成する代わりに、
光ファイバ101a〜104aのそれぞれに対応する複
数の光減衰器、または1つの光減衰器を用いて、光ファ
イバ101a〜104aのそれぞれに入力された光のス
イッチングを行ってもよい。
第7の実施形態の光スイッチシステムが適用されるマト
リックス型光回路の構成を模式的に示す図である。図1
0に示される光回路は、4つの光入力ポートと、4つの
光出力ポートを有する4×4のマトリックス型光回路で
ある。図10に示すように、それぞれの光入力ポートに
は入力用光ファイバ71a〜74aがそれぞれ取り付け
られ、それぞれの光出力ポートには出力用光ファイバ7
1b〜74bがそれぞれ取り付けられている。入力用光
ファイバ71aの出力用光ファイバ71b側の一端に
は、入力用光ファイバ71aに入力された光の光伝送路
を光伝送路111〜114に分岐する光分岐器としての
光分離部61が接続されている。光伝送路111〜11
4は、図11に基づいて後述するように複数本の光ファ
イバとアレイ型空間光スイッチとから構成されている。
入力用光ファイバ72a〜74aの出力用光ファイバ側
のそれぞれの一端にも、入力用光ファイバに入力された
光の光伝送路を4本の光伝送路に分岐する光分岐器とし
ての光分離部62〜64がそれぞれ接続されている。
ファイバ71a側の一端には、4本の光伝送路を1本の
光伝送路に結合する光結合器としての光合流部65が接
続されている。この光合流部65には、光分離部61に
より分岐された4本の光伝送路のうちの光伝送路111
と、光分離部62により分岐された4本の光伝送路のう
ちの1本と、光分離部63により分岐された4本の光伝
送路のうちの1本と、光分離部64により分岐された4
本の光伝送路のうちの1本とが接続されている。従っ
て、光分離部61〜64のそれぞれで分岐された4本の
光伝送路のうちの1本ずつが光合流部65により結合さ
れており、光合流部65により結合された4本の光伝送
路に入力された光が光合流部65を通して出力用光ファ
イバ71bへと出力される。
光ファイバ側のそれぞれの一端にも、光分離部61〜6
4のそれぞれで分岐された4本の光伝送路のうちの1本
ずつを結合する光合流部66〜68がそれぞれ接続され
ている。これにより、光合流部66で合流される4本の
光伝送路に入力された光が光合流部66を通して出力用
光ファイバ72bへと出力される。また、光合流部67
で合流される4本の光伝送路に入力された光が光合流部
67を通して出力用光ファイバ73bへと出力され、光
合流部68で合流される4本の光伝送路に入力された光
が光合流部68を通して出力用光ファイバ74bへと出
力される。
ムとしての光クロスコネクトシステムの構成を模式的に
示す図である。図11に示すように、本実施形態の光ク
ロスコネクトシステムは、移動可能な遮蔽板301〜3
04を有する、第3の実施形態のアレイ型空間光スイッ
チと同様な構成のものを用いたものである。この光クロ
スコネクトシステムには、第3の実施形態のアレイ型空
間光スイッチと同様な構成のものが4つ備えられてお
り、それぞれのアレイ型空間光スイッチが入力用光ファ
イバ71a〜74aのそれぞれに対応している。図11
では、入力用光ファイバ71aに対応するアレイ型空間
光スイッチ、1つのみが示されている。
れ、複数本の光ファイバと空間伝播部200a〜200
dとから構成されている。遮蔽板200aは、空間伝播
部200aに挿入されることで、光伝送路112〜11
4に入力された光を遮断するものであり、遮蔽板200
bは、空間伝播部200bに挿入されることで、光伝送
路111,113,114に入力された光を遮断するも
のである。また、遮蔽板200cは、空間伝播部200
cに挿入されることで、光伝送路111,112,11
4に入力された光を遮蔽するものであり、遮蔽板200
dは、空間伝播部200dに挿入されることで、光伝送
路111〜113に入力された遮蔽するものである。
は、入力用光ファイバ71a〜74aの、光分離部側と
反対側のそれぞれの端面から1550nm帯の信号光が
入力される。例えば、空間伝播部200a〜200dの
いずれにも遮蔽板が挿入されていない状態では、入力用
光ファイバ71aに入力された光は光分離部61により
光伝送路111〜114のそれぞれへと分離される。光
伝送路111に入力された光は光合流部65を通して出
力用光ファイバ71bへと出力され、光伝送路112に
入力された光は光合流部66を通して出力用光ファイバ
72bへと出力される。また、光伝送路113に入力さ
れた光は光合流部67を通して出力用光ファイバ73b
へと出力され、光伝送路114に入力された光は光合流
部68を通して出力用光ファイバ73bへと出力され
る。
おける動作としては、例えば4つの入力用光ファイバの
うち入力用光ファイバ71aに入力された信号光を、4
つの出力用光ファイバのうち出力用光ファイバ73bか
ら出力させる場合、空間伝播部200a〜200dのそ
れぞれに遮蔽板が挿入されていない状態から空間伝播部
200cに遮蔽板303を挿入する。この場合、入力用
光ファイバ71aに入力された光は光分離部61を経て
光伝送路111〜114のそれぞれに分けられる。ここ
で、遮蔽板303が挿入されていることにより、光伝送
路101〜104のそれぞれに入力された光のうち光伝
送路113に入力された光1つのみが、遮蔽板303の
切欠部、および光合流部67を経て出力用光ファイバ7
3bから出力される。光伝送路111,112,114
に入力された光はそれぞれ、遮蔽板303によって遮断
され、出力用光ファイバ71b,72b,74bのそれ
ぞれからは、入力用光ファイバ71aに入力された信号
光が出力されない。
3を挿入することにより、光伝送路111〜114全て
に対するアレイ型空間光スイッチのオンの状態から、光
伝送路111,112,114に伝播された光が遮蔽さ
れると共に光伝送路113に伝播された光のみが出力用
光ファイバ73bを通して光クロスコネクトシステムか
ら出力される状態に切り替わる。これと同様に、遮蔽板
301,302,304のいずれか1つを空間伝播部に
挿入することで、入力用光ファイバ71aに入力された
信号光を光クロスコネクトシステムの任意の光出力ポー
トから取り出すことができる。
力用光ファイバ71b〜74bとの光伝送路と同様に、
入力用光ファイバ72a〜74aのそれぞれと出力用光
ファイバ71b〜74bとの間の光伝送路が、第3の実
施形態のアレイ型空間光スイッチと同様な構成の光スイ
ッチを用いて構成されている。これにより、光クロスコ
ネクトシステムにおける任意の光入力ポートと光出力ポ
ートとを光結合することができるため、一度のスイッチ
駆動で光伝送路を切り替えることが可能なマトリックス
型光スイッチを実現することができる。
第8の実施形態の光スイッチシステムとしての光クロス
コネクトシステムの構成を模式的に示す図である。本実
施形態の光クロスコネクトシステムは、第7の実施形態
のものと比較して、第7の実施形態における遮蔽板を用
いたアレイ型空間光スイッチの代わりに、光ファイバの
端部に形成されたEDFAゲート部を用いる第5の実施
形態のアレイ型空間光スイッチを備えている点が異なっ
ている。図12では、第5および第7の実施形態と異な
る構成部品に同一の符号を付してあり、以下では、第5
および第7の実施形態と異なる点を中心に説明する。
コネクトシステムでは、入力用光ファイバ71aに入力
された光の光伝送路が光分離部61によって、光ファイ
バ101aと101bとから構成された光伝送路、光フ
ァイバ102aと102bとから構成された光伝送路、
光ファイバ103aと103bとから構成された光伝送
路、および光ファイバ104aと104bとから構成さ
れた光伝送路に分岐されている。それらの光伝送路にア
レイ型空間光スイッチが挿入されており、アレイ型空間
光スイッチは、第3の実施形態と同様に、それぞれの組
の光ファイバにおける2つの光ファイバ同士の間の空間
伝播部200と、光ファイバ101a〜104aの空間
伝播部200側のそれぞれの端部に設けられた可動部4
1〜44とから構成されている。
播部200側と反対側の端部が光分離部61に接続され
ている。光ファイバ101bの、空間伝播部200側と
反対側の端部が光合流部65と接続され、光ファイバ1
02bの、空間伝播部200側と反対側の端部が光合流
部66と接続されている。また、光ファイバ103b
の、空間伝播部200側と反対側の端部が光合流部67
と接続され、光ファイバ104bの、空間伝播部200
側と反対側の端部が光合流部68と接続されている。
スイッチが本実施形態の光クロスコネクトシステムに4
つ備えられており、それぞれのアレイ型空間光スイッチ
が入力用光ファイバ71a〜74aのそれぞれに対応し
ている。図12では、光分離部61に対応するアレイ型
空間光スイッチのみが示されている。本実施形態の光ク
ロスコネクトシステムにおいても、第5の実施形態と同
様に、光ファイバの端部を移動させることにより光ファ
イバ同士の間の光の空間結合を制御することで、光のス
イッチングを行っている。
は、入力用光ファイバ71a〜74aの、光分離部側と
反対側のそれぞれの端面から1550nm帯の信号光が
入力される。例えば、4つの入力用光ファイバのうち入
力用光ファイバ71aに入力された信号光を、4つの出
力用光ファイバのうち出力用光ファイバ73bから出力
させる場合、それぞれの組の光ファイバにおける空間伝
播部200側の端部同士の光軸が一致している状態から
移動手段により可動部41,42,44を移動させて光
ファイバ101aと101bとの光結合、光ファイバ1
02aと102bとの光結合、および光ファイバ104
aと104bとの光結合を解除する。この場合、入力用
光ファイバ71aに入力された光は光分離部61を経て
光伝送路101a〜104aのそれぞれに分けられる
が、上記のように可動部41,42,44により光結合
を解除することにより、全ての組の光ファイバに対する
アレイ型空間光スイッチのオンの状態から、光ファイバ
101a,102a,104aからの信号光の出力が遮
蔽されると共に光ファイバ103aからの信号光が空間
伝播部200を介して光ファイバ103bへと出力され
る状態に切り替わる。光ファイバ103aから光ファイ
バ103bに入力された光は光合流部67を経て出力用
光ファイバ73bに出力される。
44の3つの部分を制御することになるが、第5の実施
形態と同様に、可動部41〜44を移動させる移動手段
として適当なもの用いることで、その移動手段によって
一度のスイッチ駆動で複数の可動部を同時に制御するこ
とができる。従って、移動手段によって可動部41〜4
4を制御することで本実施形態の光クロスコネクトシス
テムにおける任意の光出力ポートから光を取り出すこと
ができる。また、光分離部62と光合流部65〜68の
それぞれとの間の光伝送路、光分離部63と光合流部6
5〜68のそれぞれとの間の光伝送路、および光分離部
64と光合流部65〜68のそれぞれとの間の光伝送路
においても、光分離部61と光合流部65〜68のそれ
ぞれとの間の光伝送路と同様な構成にして光入力ポート
と光出力ポートとを接続することで、一度のスイッチ駆
動で光伝送路を切り替えることが可能なマトリックス型
光スイッチを実現することができる。
第9の実施形態の光スイッチシステムとしての光クロス
コネクトシステムの構成を模式的に示す図である。本実
施形態の光クロスコネクトシステムは、第8の実施形態
の光クロスコネクトシステムにおいて第5の実施形態の
アレイ型空間光スイッチの代わりに第6の実施形態のア
レイ型空間光スイッチを用いたものである。従って、本
実施形態の光クロスコネクトシステムでは、第8の実施
形態のものと比較して、光分離部と光合流部との間の光
スイッチにおいて光ファイバの端部を移動させる代わり
に、光ファイバの端部に形成されたEDFAゲート部を
用いて光のスイッチングを行う点が大きく異なってい
る。図13では、第6および第8の実施形態と異なる構
成部品に同一の符号を付してあり、以下では、第6およ
び第8の実施形態と異なる点を中心に説明する。
コネクトシステムでは、第6の実施形態と同様に、光フ
ァイバ101aの空間伝播部200と隣接する部分にE
DFAゲート部51が形成され、光ファイバ102a
の、空間伝播部200と隣接する部分にEDFAゲート
部52が形成されている。また、光ファイバ103a
の、空間伝播部200と隣接する部分にEDFAゲート
部53が形成され、光ファイバ104aの、空間伝播部
200と隣接する部分にEDFAゲート部54が形成さ
れている。本実施形態の光クロスコネクトシステムにお
いてもEDFAゲート部51〜54を光スイッチとして
利用していて、EDFAゲート部51〜54のそれぞれ
に注入する励起光の強度を制御することにより、EDF
Aゲート部から出射される光のオンオフの制御が行われ
る。
は、入力用光ファイバ71a〜74aの、光分離部側と
反対側のそれぞれの端面から1550nm帯の信号光が
入力される。例えば、4つの入力用光ファイバのうち入
力用光ファイバ71aに入力された信号光を、4つの出
力用光ファイバのうち出力用光ファイバ73bから出力
させる場合、EDFAゲート部51〜54のそれぞれに
励起光が入力されている状態からEDFAゲート部5
1,52,54への励起光を遮断する。この場合、入力
用光ファイバ71aに入力された光は光分離部61を経
て光伝送路101a〜104aのそれぞれに分けられる
が、上記のようにEDFAゲート部51,52,54へ
の励起光を遮断することにより、全ての組の光ファイバ
に対するアレイ型空間光スイッチのオンの状態から、光
ファイバ101a,102a,104aに入力された信
号光がEDFAゲート部51,52,54により遮蔽さ
れると共に光ファイバ103aからの信号光が空間伝播
部200を介して光ファイバ103bへと出力される状
態に切り替わる。光ファイバ103aから光ファイバ1
03bに入力された光は光合流部67を経て出力用光フ
ァイバ73bに出力される。
1,52,54の3つのゲート部を制御することになる
が、適当な励起光伝達手段を備えた制御手段を用いるこ
とで、励起光を出力させる一度の制御で複数のEDFA
ゲート部を同時に制御することができる。従って、制御
手段を用いてEDFAゲート部51〜54を制御するこ
とで、本実施形態のアレイ型空間光スイッチにおける任
意の光出力ポートから光を取り出すことができる。ま
た、光分離部62と光合流部65〜68のそれぞれとの
間の光伝送路、光分離部63と光合流部65〜68のそ
れぞれとの間の光伝送路、および光分離部64と光合流
部65〜68のそれぞれとの間の光伝送路においても、
光分離部61と光合流部65〜68のそれぞれとの間の
光伝送路と同様な構成にして光入力ポートと光出力ポー
トとを接続することで、一度のスイッチ駆動で光伝送路
を切り替えることが可能なマトリックス型光スイッチを
実現することができる。
の第10の実施形態の光スイッチシステムとしての光ク
ロスコネクトシステムの構成を模式的に示す図である。
本実施形態の光クロスコネクトシステムでは、第7の実
施形態のものと比較してアレイ型空間光スイッチおよび
光合流部が主に異なっていて、本実施形態で用いた光合
流部には光ゲートスイッチが備えられている。図14で
は、第7の実施形態と同一の構成部品に同一の符号を付
してある。以下では、第7の実施形態と異なる点を中心
に説明する。
コネクトシステムには、光分離部61,62のそれぞれ
と出力用光ファイバ71bとの間の光伝送路で光のスイ
ッチングを行うアレイ型空間光スイッチ91、光分離部
63,64のそれぞれと出力用光ファイバ71bとの間
の光伝送路で光のスイッチングを行うアレイ型空間光ス
イッチ92、光分離部61,62のそれぞれと出力用光
ファイバ73bとの間の光伝送路で光のスイッチングを
行うアレイ型空間光スイッチ93、および光分離部6
3,64のそれぞれと出力用光ファイバ73bとの間の
光伝送路で光のスイッチングを行うアレイ型空間光スイ
ッチ94が備えられている。アレイ型空間光スイッチ9
1〜94はそれぞれ、2つの光入力ポートおよび2つの
光出力ポートを有する2×2のアレイ型空間光スイッチ
である。
1の実施形態のアレイ型空間光スイッチのように遮蔽板
を用いたもの、第5の実施形態のアレイ型空間光スイッ
チのように光ファイバの端部を移動させるもの、または
第6の実施形態のアレイ型空間光スイッチのようにED
FAゲート部を用いるもののうちいずれか1つと同様な
構成のものである。いずれのものを用いた場合でも、こ
れらのアレイ型空間光スイッチ91〜94は、1つのス
イッチ動作で2つの光伝送路における光のスイッチング
を同時に行うものである。
テムには、アレイ型空間光スイッチ91,92のそれぞ
れの光出力ポートから延びる4つの光伝送路を1つに結
合する光結合器としての光合流部65aと、アレイ型空
間光スイッチ93,94のそれぞれの光出力ポートから
延びる4つの光伝送路を1つに結合する光結合器として
の光合流部66aとが備えられている。光合流部65a
には光ゲートスイッチ81,82が備えられ、光合流部
66aには光ゲートスイッチ83,84が備えられてい
る。
側と反対側の4つの光出力ポートのうちの1つは、アレ
イ型空間光スイッチ91の一方の光入力ポートと光ファ
イバを介して接続され、光分離部61のそれら4つの光
出力ポートのうちの他の1つは、アレイ型空間光スイッ
チ93の一方の光入力ポートと光ファイバを介して接続
されている。光分離部62の、入力用光ファイバ72a
側と反対側の4つの光出力ポートのうちの1つは、アレ
イ型空間光スイッチ91の他方の光入力ポートと光ファ
イバを介して接続され、光分離部62のそれら4つの光
出力ポートのうちの他の1つは、アレイ型空間光スイッ
チ93の他方の光入力ポートと光ファイバを介して接続
されている。
側と反対側の4つの光出力ポートのうちの1つは、アレ
イ型空間光スイッチ92の一方の光入力ポートと光ファ
イバを介して接続され、光分離部63のそれら4つの光
出力ポートのうちの他の1つは、アレイ型空間光スイッ
チ94の一方の光入力ポートと光ファイバを介して接続
されている。光分離部64の、入力用光ファイバ74a
側と反対側の4つの光出力ポートのうちの1つは、アレ
イ型空間光スイッチ92の他方の光入力ポートと光ファ
イバを介して接続され、光分離部64のそれら4つの光
出力ポートのうちの他の1つは、アレイ型空間光スイッ
チ94の他方の光入力ポートと光ファイバを介して接続
されている。
aから光分離部61およびアレイ型空間光スイッチ91
を経由した光と、入力用光ファイバ72aから光分離部
62およびアレイ型空間光スイッチ91を経由した光
と、入力用光ファイバ73aから光分離部63およびア
レイ型空間光スイッチ92を経由した光と、入力用光フ
ァイバ74aから光分離部64およびアレイ型空間光ス
イッチ92を経由した光とを結合するためのものであ
り、光合流部65aにより結合された光が出力用光ファ
イバ71bへと出力される。また、光合流部66aは、
入力用光ファイバ71aから光分離部61およびアレイ
型空間光スイッチ93を経由した光と、入力用光ファイ
バ72aから光分離部62およびアレイ型空間光スイッ
チ93を経由した光と、入力用光ファイバ73aから光
分離部63およびアレイ型空間光スイッチ94を経由し
た光と、入力用光ファイバ74aから光分離部64およ
びアレイ型空間光スイッチ94を経由した光とを結合す
るためのものであり、光合流部66aにより結合された
光が出力用光ファイバ73bへと出力される。
ッチ81は、入力用光ファイバ71aから光分離部61
およびアレイ型空間光スイッチ91を経由した光と、入
力用光ファイバ73aから光分離部63およびアレイ型
空間光スイッチ92を経由した光とが結合された光のス
イッチングを行うものである。光ゲートスイッチ82
は、入力用光ファイバ72aから光分離部62およびア
レイ型空間光スイッチ91を経由した光と、入力用光フ
ァイバ74aから光分離部64およびアレイ型空間光ス
イッチ92を経由した光とが結合された光のスイッチン
グを行うものである。
チ83は、入力用光ファイバ71aから光分離部61お
よびアレイ型空間光スイッチ93を経由した光と、入力
用光ファイバ73aから光分離部63およびアレイ型空
間光スイッチ94を経由した光とが結合された光のスイ
ッチングを行うものである。光ゲートスイッチ84は、
入力用光ファイバ72aから光分離部62およびアレイ
型空間光スイッチ93を経由した光と、入力用光ファイ
バ74aから光分離部64およびアレイ型空間光スイッ
チ94を経由した光ととが結合された光のスイッチング
を行うものである。
れと出力用光ファイバ72bとの間の光伝送路、および
入力用光ファイバ71a〜74aのそれぞれと出力用光
ファイバ74bとの間の光伝送路も、入力用光ファイバ
71a〜74aのそれぞれと出力用光ファイバ71b,
73bとの間の光伝送路と同様に、光分離部61〜6
4、アレイ型空間光スイッチ、および光ゲートスイッチ
を備えた光合流部や、それらを接続する複数本の光ファ
イバから構成されている。
は、入力用光ファイバ71a〜74aの、光分離部側と
反対側のそれぞれの端面から1550nm帯の信号光が
入力される。例えば、入力用光ファイバ71aに入力さ
れた信号光を出力用光ファイバ71bから出力させる場
合、アレイ型空間光スイッチ91をオン、アレイ型空間
光スイッチ92をオフにし、光ゲートスイッチ81をオ
ン、光ゲートスイッチ82をオフにする。これにより、
入力用光ファイバ71aと出力用光ファイバ71bとが
光分離部61、アレイ型空間光スイッチ91および光合
流部65aを介して光結合され、入力用光ファイバ71
aに入力された光が、その光に入力用光ファイバ72a
〜74aのそれぞれからの光が混入することなく、出力
用光ファイバ71bへと出力される。
動作と同様に、他の光入力ポートおよび光出力ポートに
対してアレイ型空間光スイッチおよび光ゲートスイッチ
のスイッチ動作を行うことによって、4×4のマトリッ
クス型光スイッチの完全な駆動が実現する。
は、それぞれの光合流部に光ゲートスイッチが備えられ
ているが、光合流部ではなく、それぞれの光分離部に光
ゲートスイッチを備えて、上述したスイッチング動作を
行うことができる光クロスコネクトシステムを構成して
もよい。
の第11の実施形態の光スイッチシステムとしての光ク
ロスコネクトシステムの構成を模式的に示す図である。
本実施形態の光クロスコネクトシステムは、8つの光入
力ポートおよび8つの光出力ポートを有する8×8のマ
トリックス型光スイッチである。
は、図15に示すように、それぞれの光入力ポートに入
力用光ファイバ701〜708がそれぞれ取り付けら
れ、それぞれの光出力ポートに出力用光ファイバ711
〜718がそれぞれ取り付けられている。入力用光ファ
イバ701〜708のそれぞれの一端は、光分岐器であ
る光分離部601に接続されている。光分離部601
は、入力用光ファイバ701〜708のそれぞれに対し
て、入力用光ファイバ701〜708のうちの1つの入
力用光ファイバに入力された光の光伝送路を、出力用光
ファイバの数に対応する8つの伝送路に分岐するもので
ある。図15では、光分離部601の、入力用光ファイ
バ701〜708のそれぞれに対応する部分の一部が省
略されている。
テムには、光分離部601と出力用光ファイバ711と
の間の光伝送路で光のスイッチングを行うアレイ型空間
光スイッチ901,902、および光分離部601と出
力用光ファイバ712との間で光のスイッチングを行う
アレイ型空間光スイッチ903,904が備えられてい
る。アレイ型空間光スイッチ901〜904はそれぞ
れ、4つの光入力ポートおよび4つの光出力ポートを有
する4×4のアレイ型空間光スイッチである。
は、第1の実施形態のアレイ型空間光スイッチのように
遮蔽板を用いたもの、第5の実施形態のアレイ型空間光
スイッチのように光ファイバの端部を移動させるもの、
または第6の実施形態のアレイ型空間光スイッチのよう
にEDFAゲート部を用いるもののうちいずれか1つと
同様な構成のものである。いずれのものを用いた場合で
も、これらのアレイ型空間光スイッチ901〜904
は、1つのスイッチ動作で4つの光伝送路における光の
スイッチングを同時に行うものである。
の光入力ポートには、入力用光ファイバ701〜704
のそれぞれから光分離部601を経由した光伝送路が接
続され、アレイ型空間光スイッチ902のそれぞれの光
入力ポートには、入力用光ファイバ705〜708のそ
れぞれから光分離部601を経由した光伝送路が接続さ
れている。アレイ型空間光スイッチ903のそれぞれの
光入力ポートには、入力用光ファイバ701〜704の
それぞれから光分離部601を経由した光伝送路が接続
され、アレイ型空間光スイッチ904のそれぞれの光入
力ポートには、入力用光ファイバ705〜708のそれ
ぞれから光分離部601を経由した光伝送路が接続され
ている。光分離部601とアレイ型空間光スイッチ90
1〜904のそれぞれとは光ファイバを介して接続され
ている。
それぞれの光出力ポートは光ファイバを介して、光結合
器である光合流部611と接続され、アレイ型空間光ス
イッチ903,904のそれぞれの光出力ポートは光フ
ァイバを介して、光結合器である光合流部612と接続
されている。光合流部611は、アレイ型空間光スイッ
チ901,902を経由した光を1つの光に合流するた
めのものであり、光合流部611により合流された光は
出力用光ファイバ711へと出力される。光合流部61
2は、アレイ型空間光スイッチ903,904を経由し
た光を1つの光に合流するためのものであり、光合流部
612により合流された光は出力用光ファイバ712へ
と出力される。
1〜804が備えられ、光合流部612には光ゲートス
イッチ805〜808が備えられている。光ゲートスイ
ッチ801は、入力用光ファイバ701から光分離部6
01およびアレイ型空間光スイッチ901を経由した光
と、入力用光ファイバ705から光分離部601および
アレイ型空間光スイッチ902を経由した光とが結合さ
れた光のスイッチングを行うものである。光ゲートスイ
ッチ802は、入力用光ファイバ702から光分離部6
01およびアレイ型空間光スイッチ901を経由した光
と、入力用光ファイバ706から光分離部601および
アレイ型空間光スイッチ902を経由した光とが結合さ
れた光のスイッチングを行うものである。光ゲートスイ
ッチ803は、入力用光ファイバ703から光分離部6
01およびアレイ型空間光スイッチ901を経由した光
と、入力用光ファイバ707から光分離部601および
アレイ型空間光スイッチ902を経由した光とが結合さ
れた光のスイッチングを行うものである。光ゲートスイ
ッチ804は、入力用光ファイバ704から光分離部6
01およびアレイ型空間光スイッチ901を経由した光
と、入力用光ファイバ708から光分離部601および
アレイ型空間光スイッチ902を経由した光とが結合さ
れた光のスイッチングを行うものである。
光ファイバ701から光分離部601およびアレイ型空
間光スイッチ903を経由した光と、入力用光ファイバ
705から光分離部601およびアレイ型空間光スイッ
チ904を経由した光とが結合された光のスイッチング
を行うものである。光ゲートスイッチ803は、入力用
光ファイバ702から光分離部601およびアレイ型空
間光スイッチ903を経由した光と、入力用光ファイバ
706から光分離部601およびアレイ型空間光スイッ
チ904を経由した光とが結合された光のスイッチング
を行うものである。光ゲートスイッチ807は、入力用
光ファイバ703から光分離部601およびアレイ型空
間光スイッチ903を経由した光と、入力用光ファイバ
707から光分離部601およびアレイ型空間光スイッ
チ904を経由した光とが結合された光のスイッチング
を行うものである。光ゲートスイッチ808は、入力用
光ファイバ704から光分離部601およびアレイ型空
間光スイッチ903を経由した光と、入力用光ファイバ
708から光分離部601およびアレイ型空間光スイッ
チ904を経由した光とが結合された光のスイッチング
を行うものである。入力用光ファイバ701〜708の
それぞれと出力用光ファイバ713〜718のそれぞれ
との間の光伝送路も、入力用光ファイバ701〜708
のそれぞれと出力用光ファイバ711,712との間の
光伝送路と同様に、光分離部601、4×4のアレイ型
空間光スイッチ、および光ゲートスイッチを備えた光合
流部や、それらを接続する複数本の光ファイバから構成
されている。
は、入力用光ファイバ701〜708の、光分離部60
1側と反対側のそれぞれの端面から1550nm帯の信
号光が入力される。例えば、入力用光ファイバ701に
入力された信号光を出力用光ファイバ711から出力さ
せる場合、アレイ型空間光スイッチ901をオン、アレ
イ型空間光スイッチ902をオフにし、光ゲートスイッ
チ801をオン、光ゲートスイッチ802〜804をオ
フにする。これにより、入力用光ファイバ701と出力
用光ファイバ711とが光分離部601、アレイ型空間
光スイッチ901および光合流部611を介して光結合
され、入力用光ファイバ701に入力された光が、その
光に入力用光ファイバ702〜708のそれぞれからの
光が混入することなく、出力用光ファイバ711へと出
力される。
動作と同様に、他の光入力ポートおよび光出力ポートに
対してアレイ型空間光スイッチおよび光ゲートスイッチ
のスイッチ動作を行うことによって、4×4のマトリッ
クス型光スイッチの完全な駆動が実現される。
は、入力用光ファイバ701〜708のそれぞれと出力
用光ファイバ711との間の光伝送路でアレイ型空間光
スイッチ901,902と光ゲートスイッチ801〜8
04とが用いられており、その光伝送路では合計6個の
光スイッチが用いられている。従って、8×8の光クロ
スコネクトシステム全体では、光スイッチが、6×8の
合計48個用いられている。このような光クロスコネク
トシステムに対して、従来の8×8の光クロスコネクト
システムである8×8光クロスバ・スイッチ網では必要
な光スイッチの数が合計64個であり、本実施形態の光
クロスコネクトシステムで用いられている光スイッチの
数が、従来の8×8光クロスバ・スイッチ網における光
スイッチの数の3/4になっている。この、光クロスコ
ネクトシステムの光スイッチが数が少なくなるという効
果は、光クロスコネクトシステムの規模が大きくなるほ
ど顕著になる。
ステムにおける入力光ファイバと出力光ファイバと間の
光伝送路と同様な構成で、16波長を用いる、16×1
6の光クロスコネクトシステムを作製すると、必要な光
スイッチの数は合計112個となる。一方、従来の光ク
ロスバ・スイッチ網と同様な構成で16×16光クロス
コネクトシステムを作製すると256個の光スイッチが
必要になる。従って、本実施形態の光クロスコネクトシ
ステムと同様な構成を有する16×16のものでは、必
要な光スイッチの数が、従来の16×16光クロスバ・
スイッチ網における光スイッチ数の1/2に削減されて
いる。ここで、光スイッチとして半導体光増幅器を用い
た場合には、半導体光増幅器の数が1/2に削減される
ことになる。
では光入力ポート数の2乗個の光スイッチが必要である
が、アレイ型空間光スイッチとゲートスイッチの組合せ
でマトリックス型光スイッチを構成することによって、
必要な光スイッチの数を大幅に削減することができる。
また、本実施形態の光クロスコネクトシステムの構成を
用いることにより、マトリックス型光スイッチのサイズ
を小さくすることができるため、アレイ型空間光スイッ
チのアレイ化が可能となる。
は、それぞれの光合流部に光ゲートスイッチが備えられ
ているが、光合流部ではなく、光分離部601に光ゲー
トスイッチを備えて、上述したスイッチング動作を行う
ことができる光クロスコネクトシステムを構成してもよ
い。
第1〜6のそれぞれの実施形態におけるアレイ型空間光
スイッチの構成のみ限定されるものではなく、それぞれ
の実施形態のアレイ型空間光スイッチの特徴を有するも
のは全て、本発明に含まれるものであり、本発明の光ス
イッチの基本原理は様々な構成のアレイ型空間光スイッ
チに利用できる。
形状は、参照した図1、図3、図4、図5、図6および
図7に示したものに限定されるものではない。空間伝播
する任意の光経路を遮蔽し、かつ、空間伝播部で遮断し
ない光に対して遮蔽時に影響を及ぼさない遮蔽板であれ
ばいかなるものでも代用できる。
には、その移動方法は特に限定されるものではない。例
えば、磁気式、電気式等のどの方法でも利用可能であ
る。
mplifier:エルビウム添加ファイバ増幅器)ゲートに対
しては、EDFAゲート部と同じ動作原理もしくは機能
を有するものであれば代用可能である。また、遮蔽板を
用いる方法、光ファイバの端部を移動させる方法、およ
び光を増幅または減衰させる光学素子を用いる方法の、
これら3つの方法に類するもの、もしくはそれらの方法
の組合せによって作製されたアレイ型空間光スイッチも
本発明に含まれるものである。
板、光ファイバの可動部、もしくはEDFAゲートの位
置に制限されるものではない。例えば、1つの空間伝播
部に複数の遮蔽板、光ファイバの可動部、もしくはED
FAゲートを設置することも可能である。
のアレイ型空間光スイッチにおいては、光入力ポートお
よび光出力ポートのそれぞれの数が4つであるが、それ
ぞれのポートの数は4に限定されるものではなく、8、
16、32、64など任意の数に自由に設定でき、多数
の光ファイバに対してアレイ型空間光スイッチを用いて
一括してスイッチングすることが可能である。
のアレイ型空間光スイッチにおいて、入力光の波長は1
550nm帯に限定されるものではなく、1300nm
帯など、また位置波長のみならず波長多重光を伝播する
ことも自由に設定できる。光の入力方向もどちらか一方
に限定されるものではなく、光入力ポートおよび光出力
ポートを混在して使用したり、一つのポートを入出力用
として用いてもよい。
第7〜第11の実施形態のそれぞれの光クロスコネクト
システムに限定されるものではなく、光クロスコネクト
システムにおける光入力ポートおよび光出力ポートの数
は、8、16、32、64など任意の数に自由に設定で
き、多数の光ファイバを光クロスコネクトシステムを用
いて一括してスイッチングすることが可能である。さら
には、光入力ポートの数と光出力ポートの数とが異なっ
ていてもよく、例えば、光入力ポートの数がn個で光出
力ポートの数がm個で、それぞれのポートの数が任意の
整数に設定されていてもよい。光クロスコネクトシステ
ムに備えられたアレイ型空間光スイッチにおいては、上
記の第1〜第6の実施形態のいずれかのもの、またはそ
れらのアレイ型空間光スイッチと同じ原理もしくは機能
を有する他のものであれば代用可能である。
ために、光増幅機能を有するアレイ型空間光スイッチも
しくは光ゲートスイッチを用いることも可能である。さ
らに、光クロスコネクトシステムにおいて、光ファイバ
の分岐方法、アレイ型空間光スイッチで一括して制御す
る波長数は、上記のそれぞれの実施形態に記載されたも
の以外にも自由に設定することが可能である。
れの光クロスコネクトシステムにおいて、入力光の波長
は1550nm帯に限定されるものではなく、1300
nm帯など、また位置波長のみならず波長多重光を伝播
することも自由に設定できる。光の入力方向もどちらか
一方に限定されるものではなく、光入力ポートおよび光
出力ポートを混在して使用したり、一つのポートを入出
力用として用いてもよい。
の光クロスコネクトシステムで用いた光分離部および光
合流部は通常の光分岐・結合器を用いることも可能であ
るが、光分離部および光合流部で、光ファイバのシング
ルモードおよびマルチモードのいずれか一方を他方に変
換する機能を有するシングルマルチコンバイナを用いる
ことで、光の分離および合流時の損失を少なくすること
も可能である。
うな効果がある。
光ファイバから1組が構成された複数組の光ファイバに
おいてそれぞれの組の光ファイバにおける2つの光ファ
イバの間で光のスイッチングを行う際に、一つのスイッ
チ駆動で複数組の光ファイバで同時にオンまたはオフに
する制御が可能になるという効果がある。
従来の光クロスコネクトシステムである光クロスバ・ス
イッチ網と全く同等の機能を備えながら、光スイッチシ
ステムで用いる光スイッチの数を少なくすることができ
るので、光スイッチのハード量が削減され、小型で、か
つ、コストが低いマトリックス型光スイッチが得られる
という効果がある。
アレイ型空間光スイッチを模式的に示す斜視図である。
空間伝播部に遮蔽板が挿入されていない状態を示す断面
図である。
空間伝播部に遮蔽板が挿入された状態を示す断面図であ
る。
アレイ型空間光スイッチについて説明するための断面図
である。
アレイ型空間光スイッチの構成を模式的に示す図であ
る。
アレイ型空間光スイッチの構成を模式的に示す図であ
る。
アレイ型空間光スイッチの構成を模式的に示す図であ
る。
アレイ型空間光スイッチの構成を模式的に示す図であ
る。
ムが適用されるマトリックス型光回路の構成を模式的に
示す図である。
ムとしての光クロスコネクトシステムの構成を模式的に
示す図である。
ムとしての光クロスコネクトシステムの構成を模式的に
示す図である。
ムとしての光クロスコネクトシステムの構成を模式的に
示す図である。
テムとしての光クロスコネクトシステムの構成を模式的
に示す図である。
テムとしての光クロスコネクトシステムの構成を模式的
に示す図である。
スイッチ 11a〜11e、12a〜12e、13a〜13e、1
4a〜14e、101〜104 光ファイバ 41〜44 可動部 51〜54 EDFAゲート部 61〜64、601 光分離部 65〜68、65a、66a、611、612 光合
流部 71a〜74a、701〜708 入力用光ファイバ 71b〜74b、711〜718 出力用光ファイバ 81〜84、801〜808 光ゲートスイッチ 105a、105b 支持部材 111〜114 光伝送路 200、200a〜200d 空間伝播部 300〜308、310 遮蔽板 302a、303a、310a 切欠部
Claims (5)
- 【請求項1】互いの端面同士が対向した2つの光ファイ
バから1組が構成された複数組の光ファイバで、端面同
士が対向した2つの光ファイバの間での光のスイッチン
グを行う光スイッチであって、 前記複数組の光ファイバのそれぞれの組で2つの光ファ
イバの端面同士の間に備えられ、前記2つの光ファイバ
のうち一方の光ファイバの端面から出射された光を、前
記一方の光ファイバと他方の光ファイバとの互いに対向
する端面同士の光軸が略一致した状態でコリメートまた
は空間伝播して前記他方の光ファイバの端面に入射させ
るための空間伝播部と、 前記複数組の光ファイバのうち特定の組を除く全ての組
の光ファイバで、2つの光ファイバのうち一方の光ファ
イバの端面から出射された光を前記空間伝播部を介して
他方の光ファイバの端面に入射させる状態、および前記
出射された光を前記空間伝播部で遮断する状態を切り替
えて前記光のスイッチングを行うために、前記一方の光
ファイバの端面からの前記光を前記他方の光ファイバの
端面に入射させる際に前記空間伝播部の外部に配置さ
れ、前記光を遮断する際に前記空間伝播部に配置されて
前記一方の光ファイバの端面からの前記光を前記空間伝
播部で遮断する遮蔽板とを有し、 前記複数組の光ファイバのそれぞれの組が対応する前記
遮蔽板が複数枚備えられおり、各遮蔽板には対応する光
ファイバ組の信号光のみが空間伝播される位置に1つの
切欠部が形成されており、複数枚の前記遮蔽板がそれぞ
れ、前記複数組の光ファイバのうち、それぞれの前記遮
蔽板に対応する組の光ファイバを除く全ての組の光ファ
イバにおける前記光のスイッチングを一度に行うもので
ある光スイッチ。 - 【請求項2】n本の入力用光ファイバとm本の出力用光
ファイバとの間で、前記n本の入力用光ファイバのうち
特定の入力用光ファイバに入力された光を前記m本の出
力用光ファイバのうち少なくとも1本の出力用光ファイ
バへと出力させるために、前記n本の入力用光ファイバ
と前記m本の出力用光ファイバとの間で光伝送路を切り
替えるための光スイッチシステムであって、 前記n本の入力用光ファイバのそれぞれに対して、1つ
の入力用光ファイバに入力された光の光伝送路をm本に
分岐する光分岐器と、 前記光分岐器により分岐されたn×m本の光伝送路を構
成する複数本の光ファイバと、 前記光分岐器により分岐されたn×m本の光伝送路に対
して、特定のn本の光伝送路を1本の光伝送路に結合
し、前記特定のn本の光伝送路に入力された光を前記出
力用光ファイバに入力するための光結合器と、 前記n本の入力用光ファイバと前記m本の出力用光ファ
イバとの間の光伝送路を切り替えるために前記光分岐器
と前記光結合器との間の光伝送路に挿入された、請求項
1に記載の光スイッチとを有する光スイッチシステム。 - 【請求項3】n本の入力用光ファイバとm本の出力用光
ファイバとの間で、前記n本の入力用光ファイバのうち
特定の入力用光ファイバに入力された光を前記m本の出
力用光ファイバのうち少なくとも1本の出力用光ファイ
バへと出力させるために、前記n本の入力用光ファイバ
と前記m本の出力用光ファイバとの間で光伝送路を切り
替えるための光スイッチシステムであって、 前記n本の入力用光ファイバのそれぞれに対して、1つ
の入力用光ファイバに入力された光の光伝送路をm本に
分岐する光分岐器と、 前記光分岐器により分岐されたn×m本の光伝送路を構
成する複数本の光ファイバと、 前記光分岐器により分岐されたn×m本の光伝送路に対
して、特定のn本の光伝送路を1本の光伝送路に結合
し、特定のn本の光伝送路に入力された光を前記出力用
光ファイバに入力するための光結合器と、 前記n本の入力用光ファイバと前記m本の出力用光ファ
イバとの間の光伝送路を切り替えるために前記光分岐器
または前記光結合器に備えられ、前記光分岐器または前
記光結合器における光のスイッチングを行う光ゲートス
イッチと、 前記n本の入力用光ファイバと前記m本の出力用光ファ
イバとの間の光伝送路を切り替えるために前記光分岐器
と前記光結合器との間の光伝送路に挿入された、請求項
1に記載の光スイッチとを有する光スイッチシステム。 - 【請求項4】前記光分岐器が、光ファイバのシングルモ
ードおよびマルチモードのいずれか一方を他方に変換す
るものである請求項2または3に記載の光スイッチシス
テム。 - 【請求項5】前記光結合器が、光ファイバのシングルモ
ードおよびマルチモードのいずれか一方を他方に変換す
るものである請求項2または3に記載の記載の光スイッ
チシステム。
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