JP3425455B2 - 変速機操作装置 - Google Patents
変速機操作装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/26—Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms
- F16H61/28—Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms with at least one movement of the final actuating mechanism being caused by a non-mechanical force, e.g. power-assisted
- F16H61/30—Hydraulic or pneumatic motors or related fluid control means therefor
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/38—Control of exclusively fluid gearing
- F16H61/40—Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
- F16H61/4183—Preventing or reducing vibrations or noise, e.g. avoiding cavitations
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/26—Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms
- F16H61/28—Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms with at least one movement of the final actuating mechanism being caused by a non-mechanical force, e.g. power-assisted
- F16H61/30—Hydraulic or pneumatic motors or related fluid control means therefor
- F16H2061/308—Modular hydraulic shift units, i.e. preassembled actuator units for select and shift movements adapted for being mounted on transmission casing
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変速機操作装置に関
し、特に、該操作装置を駆動する際に発生するアクチュ
エータ内の衝撃を防止した操作装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の変速機操作装置は、セレ
クト用アクチュエータとシフト用アクチュエータとを備
えており、その一例として、図4にシフト用アクチュエ
ータの縦断面図を示す。 【0003】図4において、シフト用アクチュエータ1
は、そのシリンダハウジング2の内部にシリンダ3を形
成して、ここに中空状の出力ロッド4を摺動自在に配設
し、該出力ロッド4の外周面に取り付けられた主ピスト
ン5によって、前記シリンダ3内を圧力室6と圧力室7
とに区画している。 【0004】そして、主ピストン5の両側に区画された
一対の前記圧力室6,7に対し、電気信号によって駆動
される電磁弁MVa,MVbを介して、空気タンクTK
から圧縮空気が給気され、この空気圧によって前記主ピ
ストン5が前記出力ロッド4とともに、矢印a方向、ま
たはb方向に摺動するようになっている。 【0005】前記出力ロッド4の中間部外周には、シフ
トロッド8に固着された回動レバー9の一端と連結する
出力レバー10が配設されており、前記出力ロッド4の
摺動に伴って出力レバー10がともに移動すると、シフ
トロッド8が回動レバー9を介して回動されるようにな
っている。 【0006】また、前記出力ロッド4の端部に位置し、
かつシール部材11を間に置いて、内部にシリンダ12
が形成されたシリンダハウジング13を配設するととも
に、該シリンダ12内に、前記出力ロッド4をその端部
から一方向(図でb方向)に押圧するように、自由ピス
トン14を配設し、該自由ピストン14によって、前記
シリンダ12内を圧力室15と、前記出力ロッド4の大
気連通の中空部に連通する大気圧室16とに区画してい
る。 【0007】そして、前記シリンダ12内を、自由ピス
トン14によって区画された前記圧力室15と大気圧室
16のうちの該圧力室15に対し、電気信号によって駆
動される電磁弁MVcを介して、空気タンクTKから圧
縮空気が給気されると、この空気圧によって前記自由ピ
ストン14が前記出力ロッド4の端部から矢印b方向に
押圧するようになっている。図4で、17,18,19
および20は、前記圧力室6,15、大気圧室16およ
び自由ピストン14に配設された、前記主ピストン5お
よび自由ピストン14の駆動による衝撃を防止するため
の、例えば硬質ゴム素材や合成樹脂材などからなる緩衝
部材である。 【0008】このように、シフト用アクチュエータ1の
前記各圧力室6,7,15に対し、電気信号を介して前
記電磁弁MVa,MVb,MVcを選択的に開閉するこ
とによって、例えば圧力室6のみに圧縮空気を給気する
と、出力ロッド4は図4で右方向(a方向)に移動す
る。また、圧力室7のみに圧縮空気を給気すると、出力
ロッド4は図4で左方向(b方向)に移動する。さら
に、圧力室6および15に圧縮空気を給気すると、出力
ロッド4は左右方向に移動することなく、ニュートラル
位置に固定される。 【0009】すなわち、シフトロッド8は、アクチュエ
ータ1にて3つのシフト位置に回転駆動されるため、操
作装置は、これら3つのシフト位置のうち一つを選択す
れば、所望の変速機のギヤシフトが得られるように構成
されている。なお、出力ロッド4の他端側には、該出力
ロッド4のストローク位置を検出するストロークセンサ
21が配設されている。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前記シフト
用アクチュエータ1の前記圧力室6の左端部には、前記
主ピストン5の摺動による衝撃を防止するため、環状板
材からなる緩衝部材17が配設されている。 【0011】しかしながら、該緩衝部材17は、その外
径を該シリンダ3の内径とほぼ同一、または若干大き目
にして、図5(a)に示すとおり、前記圧力室6の左端
部に単に嵌着するように配設されているため、前記圧力
室6の左端部近くのシリンダ内壁に圧縮空気の給排ポー
ト22が設けられている場合、しばしば図5(b)に示
すように前記緩衝部材17が移動して、前記給排ポート
22を塞ぎ、このために前記アクチュエータ1の応答性
に遅れが生ずるという問題点があった。 【0012】他方、前記緩衝部材17が、時として図5
(c)に示すように圧力室6内に倒れ込み、前記アクチ
ュエータ1は、正常なストロークを駆動しなくなるとい
う問題点があった。 【0013】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的は前記問題点を解消し、前記圧力室内の緩衝部
材の取り付けを改良して、前記アクチュエータ内に発生
する衝撃を防止するとともに、正常な動作を確保する変
速機操作装置を提供することにある。 【0014】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の構成は、第1のシリンダ内に摺動可能に配設
して、該第1のシリンダを第1,第2の圧力室に区画す
る主ピストンと、該主ピストンをその外周面に取り付け
た出力ロッドと、該出力ロッドの一端から一方向に押圧
するため、第2のシリンダ内に摺動可能に配設するとと
もに、該第2のシリンダを第3の圧力室と大気圧室に区
画し、かつ前記主ピストンの受圧面積より大きい受圧面
積を有する自由ピストンとからなり、前記第1,第2お
よび第3の圧力室に圧縮空気を選択的に給排して、前記
主ピストンを前記第1のシリンダの両端位置およびその
中間位置のいずれかに位置させるようにして、前記出力
ロッドを駆動するアクチュエータを有する変速機操作装
置において、次のとおりである。 【0015】(1)前記主ピストンの前記第1および第
2の圧力室側の一方、または両方の面に、排気時の衝撃
を防止するため、前記第1のシリンダの内径より若干小
さい外径を有する弾性材からなる緩衝部材を固着する。 【0016】(2)前記出力ロッドの外周面に設けられ
た環状のリング溝に嵌着される円周方向に二つ割りの取
付部材により前記主ピストンを前記出力ロッドの外周面
に固定するとともに、前記二つ割りの取付部材と前記主
ピストンとの間に前記第1のシリンダの内径より小さい
外径を有する弾性材からなる緩衝部材を挟着したことを
特徴とする。 【0017】 【作用】本発明は、以上のように構成されているので、
前記第1のシリンダの内径より若干小さい外径を有する
前記緩衝部材が、前記主ピストンの一方の側面、または
両方の側面に、直接固着され、または二つ割りの筒状取
付部材により固着するようにしたので、前記緩衝部材
が、前記圧力室のシリンダ内壁に設けられた圧縮空気の
給排ポートを塞いだり、該緩衝部材自身が前記圧力室内
に倒れ込んだりすることが全くなくなる。 【0018】 【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例
を例示的に詳しく説明する。図1ないし図3は、本発明
の変速機操作装置の一実施例を示し、図1は要部縦断面
図、図2は図1のII−II線による断面図、図3は二つ割
りの筒状取付部材の斜視図であり、図4と同一部材には
同一符号を付して、その説明を省略する。 【0019】図1および図2において、シリンダハウジ
ング2内に形成されたシリンダ3を、出力ロッド4の外
周面に取り付けられた主ピストン5によって、区画され
た一対の圧力室6,7のうち、自由ピストン14の位置
からより遠い方に区画された圧力室6側に面する前記主
ピストン5の面5aに、環状板の緩衝部材30が、二つ
割りの筒状取付部材31により取り付けられている。 【0020】前記筒状取付部材31は、図3に示すよう
に、筒軸線に沿って半円状に二つに分割され、かつ分割
された断面がほぼL字状の取付部材31a,31bから
なる金属製の部材である。 【0021】前記緩衝部材30を主ピストン5の側面5
aに取り付けるには、該主ピストン5および二つ割りの
クランプ部材23をいったん軸方向に移動しておき、前
記出力ロッド4の外周面にあらかじめ設けられたリング
溝4aに、図1および図2のとおり、前記取付部材31
a,31bの内周部分をそれぞれ上下方向から嵌着しな
がら、前記緩衝部材30を主ピストン5の側面5aに取
り付ける。そして、再び前記主ピストン5および二つ割
りのクランプ部材23を前記出力ロッド4上の元の位置
に戻して固着する。 【0022】前記緩衝部材30の外径は、前記シリンダ
3の内壁に当らないように、若干のすきまのある外径を
有する環状の板で、厚さは使用上ストロークに影響しな
い厚さである。その材質は、弾性を有する硬質ゴム材、
または合成樹脂材である。前記主ピストン5の側面5a
への固着の方法は、前述のほか、硬質ゴム材の場合は焼
付または接着、合成樹脂の場合は融着または接着でもよ
い。 【0023】また、本実施例においては、主としてシフ
ト用アクチュエータについて説明しているが、本発明は
セレクト用アクチュエータについても適用されることは
当然である。 【0024】なお、本発明の技術は前記実施例における
技術に限定されるものではなく、同様な機能を果す他の
態様の手段によってもよく、また本発明の技術は前記構
成の範囲内において種々の変更,付加が可能である。 【0025】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の変速機操作装置によれば、アクチュエータ内の前記出
力ロッドの外周面に設けられた環状のリング溝に嵌着さ
れる円周方向に二つ割りの取付部材により前記主ピスト
ンを前記出力ロッドの外周面に固定するとともに、前記
二つ割りの取付部材と前記主ピストンとの間に前記第1
のシリンダの内径より小さい外径を有する弾性材からな
る緩衝部材を挟着したので、前記緩衝部材が第1シリン
ダの内壁に設けられた圧縮空気の給排ポートを塞いだ
り、または緩衝部材自身が倒れ込んだりすることが全く
なくなる。 【0026】このため、前記変速機操作装置のアクチュ
エータ内に発生する衝撃を防止するとともに、該アクチ
ュエータの正常な応答性や駆動ストロークを確保するこ
とができる。
し、特に、該操作装置を駆動する際に発生するアクチュ
エータ内の衝撃を防止した操作装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の変速機操作装置は、セレ
クト用アクチュエータとシフト用アクチュエータとを備
えており、その一例として、図4にシフト用アクチュエ
ータの縦断面図を示す。 【0003】図4において、シフト用アクチュエータ1
は、そのシリンダハウジング2の内部にシリンダ3を形
成して、ここに中空状の出力ロッド4を摺動自在に配設
し、該出力ロッド4の外周面に取り付けられた主ピスト
ン5によって、前記シリンダ3内を圧力室6と圧力室7
とに区画している。 【0004】そして、主ピストン5の両側に区画された
一対の前記圧力室6,7に対し、電気信号によって駆動
される電磁弁MVa,MVbを介して、空気タンクTK
から圧縮空気が給気され、この空気圧によって前記主ピ
ストン5が前記出力ロッド4とともに、矢印a方向、ま
たはb方向に摺動するようになっている。 【0005】前記出力ロッド4の中間部外周には、シフ
トロッド8に固着された回動レバー9の一端と連結する
出力レバー10が配設されており、前記出力ロッド4の
摺動に伴って出力レバー10がともに移動すると、シフ
トロッド8が回動レバー9を介して回動されるようにな
っている。 【0006】また、前記出力ロッド4の端部に位置し、
かつシール部材11を間に置いて、内部にシリンダ12
が形成されたシリンダハウジング13を配設するととも
に、該シリンダ12内に、前記出力ロッド4をその端部
から一方向(図でb方向)に押圧するように、自由ピス
トン14を配設し、該自由ピストン14によって、前記
シリンダ12内を圧力室15と、前記出力ロッド4の大
気連通の中空部に連通する大気圧室16とに区画してい
る。 【0007】そして、前記シリンダ12内を、自由ピス
トン14によって区画された前記圧力室15と大気圧室
16のうちの該圧力室15に対し、電気信号によって駆
動される電磁弁MVcを介して、空気タンクTKから圧
縮空気が給気されると、この空気圧によって前記自由ピ
ストン14が前記出力ロッド4の端部から矢印b方向に
押圧するようになっている。図4で、17,18,19
および20は、前記圧力室6,15、大気圧室16およ
び自由ピストン14に配設された、前記主ピストン5お
よび自由ピストン14の駆動による衝撃を防止するため
の、例えば硬質ゴム素材や合成樹脂材などからなる緩衝
部材である。 【0008】このように、シフト用アクチュエータ1の
前記各圧力室6,7,15に対し、電気信号を介して前
記電磁弁MVa,MVb,MVcを選択的に開閉するこ
とによって、例えば圧力室6のみに圧縮空気を給気する
と、出力ロッド4は図4で右方向(a方向)に移動す
る。また、圧力室7のみに圧縮空気を給気すると、出力
ロッド4は図4で左方向(b方向)に移動する。さら
に、圧力室6および15に圧縮空気を給気すると、出力
ロッド4は左右方向に移動することなく、ニュートラル
位置に固定される。 【0009】すなわち、シフトロッド8は、アクチュエ
ータ1にて3つのシフト位置に回転駆動されるため、操
作装置は、これら3つのシフト位置のうち一つを選択す
れば、所望の変速機のギヤシフトが得られるように構成
されている。なお、出力ロッド4の他端側には、該出力
ロッド4のストローク位置を検出するストロークセンサ
21が配設されている。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前記シフト
用アクチュエータ1の前記圧力室6の左端部には、前記
主ピストン5の摺動による衝撃を防止するため、環状板
材からなる緩衝部材17が配設されている。 【0011】しかしながら、該緩衝部材17は、その外
径を該シリンダ3の内径とほぼ同一、または若干大き目
にして、図5(a)に示すとおり、前記圧力室6の左端
部に単に嵌着するように配設されているため、前記圧力
室6の左端部近くのシリンダ内壁に圧縮空気の給排ポー
ト22が設けられている場合、しばしば図5(b)に示
すように前記緩衝部材17が移動して、前記給排ポート
22を塞ぎ、このために前記アクチュエータ1の応答性
に遅れが生ずるという問題点があった。 【0012】他方、前記緩衝部材17が、時として図5
(c)に示すように圧力室6内に倒れ込み、前記アクチ
ュエータ1は、正常なストロークを駆動しなくなるとい
う問題点があった。 【0013】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的は前記問題点を解消し、前記圧力室内の緩衝部
材の取り付けを改良して、前記アクチュエータ内に発生
する衝撃を防止するとともに、正常な動作を確保する変
速機操作装置を提供することにある。 【0014】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の構成は、第1のシリンダ内に摺動可能に配設
して、該第1のシリンダを第1,第2の圧力室に区画す
る主ピストンと、該主ピストンをその外周面に取り付け
た出力ロッドと、該出力ロッドの一端から一方向に押圧
するため、第2のシリンダ内に摺動可能に配設するとと
もに、該第2のシリンダを第3の圧力室と大気圧室に区
画し、かつ前記主ピストンの受圧面積より大きい受圧面
積を有する自由ピストンとからなり、前記第1,第2お
よび第3の圧力室に圧縮空気を選択的に給排して、前記
主ピストンを前記第1のシリンダの両端位置およびその
中間位置のいずれかに位置させるようにして、前記出力
ロッドを駆動するアクチュエータを有する変速機操作装
置において、次のとおりである。 【0015】(1)前記主ピストンの前記第1および第
2の圧力室側の一方、または両方の面に、排気時の衝撃
を防止するため、前記第1のシリンダの内径より若干小
さい外径を有する弾性材からなる緩衝部材を固着する。 【0016】(2)前記出力ロッドの外周面に設けられ
た環状のリング溝に嵌着される円周方向に二つ割りの取
付部材により前記主ピストンを前記出力ロッドの外周面
に固定するとともに、前記二つ割りの取付部材と前記主
ピストンとの間に前記第1のシリンダの内径より小さい
外径を有する弾性材からなる緩衝部材を挟着したことを
特徴とする。 【0017】 【作用】本発明は、以上のように構成されているので、
前記第1のシリンダの内径より若干小さい外径を有する
前記緩衝部材が、前記主ピストンの一方の側面、または
両方の側面に、直接固着され、または二つ割りの筒状取
付部材により固着するようにしたので、前記緩衝部材
が、前記圧力室のシリンダ内壁に設けられた圧縮空気の
給排ポートを塞いだり、該緩衝部材自身が前記圧力室内
に倒れ込んだりすることが全くなくなる。 【0018】 【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例
を例示的に詳しく説明する。図1ないし図3は、本発明
の変速機操作装置の一実施例を示し、図1は要部縦断面
図、図2は図1のII−II線による断面図、図3は二つ割
りの筒状取付部材の斜視図であり、図4と同一部材には
同一符号を付して、その説明を省略する。 【0019】図1および図2において、シリンダハウジ
ング2内に形成されたシリンダ3を、出力ロッド4の外
周面に取り付けられた主ピストン5によって、区画され
た一対の圧力室6,7のうち、自由ピストン14の位置
からより遠い方に区画された圧力室6側に面する前記主
ピストン5の面5aに、環状板の緩衝部材30が、二つ
割りの筒状取付部材31により取り付けられている。 【0020】前記筒状取付部材31は、図3に示すよう
に、筒軸線に沿って半円状に二つに分割され、かつ分割
された断面がほぼL字状の取付部材31a,31bから
なる金属製の部材である。 【0021】前記緩衝部材30を主ピストン5の側面5
aに取り付けるには、該主ピストン5および二つ割りの
クランプ部材23をいったん軸方向に移動しておき、前
記出力ロッド4の外周面にあらかじめ設けられたリング
溝4aに、図1および図2のとおり、前記取付部材31
a,31bの内周部分をそれぞれ上下方向から嵌着しな
がら、前記緩衝部材30を主ピストン5の側面5aに取
り付ける。そして、再び前記主ピストン5および二つ割
りのクランプ部材23を前記出力ロッド4上の元の位置
に戻して固着する。 【0022】前記緩衝部材30の外径は、前記シリンダ
3の内壁に当らないように、若干のすきまのある外径を
有する環状の板で、厚さは使用上ストロークに影響しな
い厚さである。その材質は、弾性を有する硬質ゴム材、
または合成樹脂材である。前記主ピストン5の側面5a
への固着の方法は、前述のほか、硬質ゴム材の場合は焼
付または接着、合成樹脂の場合は融着または接着でもよ
い。 【0023】また、本実施例においては、主としてシフ
ト用アクチュエータについて説明しているが、本発明は
セレクト用アクチュエータについても適用されることは
当然である。 【0024】なお、本発明の技術は前記実施例における
技術に限定されるものではなく、同様な機能を果す他の
態様の手段によってもよく、また本発明の技術は前記構
成の範囲内において種々の変更,付加が可能である。 【0025】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の変速機操作装置によれば、アクチュエータ内の前記出
力ロッドの外周面に設けられた環状のリング溝に嵌着さ
れる円周方向に二つ割りの取付部材により前記主ピスト
ンを前記出力ロッドの外周面に固定するとともに、前記
二つ割りの取付部材と前記主ピストンとの間に前記第1
のシリンダの内径より小さい外径を有する弾性材からな
る緩衝部材を挟着したので、前記緩衝部材が第1シリン
ダの内壁に設けられた圧縮空気の給排ポートを塞いだ
り、または緩衝部材自身が倒れ込んだりすることが全く
なくなる。 【0026】このため、前記変速機操作装置のアクチュ
エータ内に発生する衝撃を防止するとともに、該アクチ
ュエータの正常な応答性や駆動ストロークを確保するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の変速機操作装置の一実施例を示すアク
チュエータの要部縦断面図である。 【図2】図1のII−II線による断面図である。 【図3】二つ割りの筒状取付部材の斜視図である。 【図4】従来の変速機操作装置に使用されるシフト用ア
クチュエータの縦断面図である。 【図5】アクチュエータの圧力室内における緩衝部材の
状態を示す断面図で、図5(a)は緩衝部材が圧力室の
左端部に嵌着された正常状態の図、図5(b)は緩衝部
材が移動して圧縮空気の給排ポートを塞いだ状態の図、
図5(c)は緩衝部材が圧力室内に倒れ込んだ状態の図
である。 【符号の説明】 1 シフト用アクチュエータ 2,13 シリンダハウジング 3,12 シリンダ 4 出力ロッド 5 主ピストン 5a 側面 6,7,15 圧力室 14 自由ピストン 16 大気圧室 17,18,19,20,30 緩衝部材 31 筒状取付部材 31a,31b 取付部材
チュエータの要部縦断面図である。 【図2】図1のII−II線による断面図である。 【図3】二つ割りの筒状取付部材の斜視図である。 【図4】従来の変速機操作装置に使用されるシフト用ア
クチュエータの縦断面図である。 【図5】アクチュエータの圧力室内における緩衝部材の
状態を示す断面図で、図5(a)は緩衝部材が圧力室の
左端部に嵌着された正常状態の図、図5(b)は緩衝部
材が移動して圧縮空気の給排ポートを塞いだ状態の図、
図5(c)は緩衝部材が圧力室内に倒れ込んだ状態の図
である。 【符号の説明】 1 シフト用アクチュエータ 2,13 シリンダハウジング 3,12 シリンダ 4 出力ロッド 5 主ピストン 5a 側面 6,7,15 圧力室 14 自由ピストン 16 大気圧室 17,18,19,20,30 緩衝部材 31 筒状取付部材 31a,31b 取付部材
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(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F16H 61/26 - 61/36
F16H 63/00 - 63/38
F15B 15/00 - 15/28
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 第1のシリンダ内に摺動可能に配設し
て、該第1のシリンダを第1,第2の圧力室に区画する
主ピストンと、該主ピストンをその外周面に取り付けた
出力ロッドと、該出力ロッドの一端から一方向に押圧す
るため、第2のシリンダ内に摺動可能に配設するととも
に、該第2のシリンダを第3の圧力室と大気圧室に区画
し、かつ前記主ピストンの受圧面積より大きい受圧面積
を有する自由ピストンとからなり、前記第1,第2およ
び第3の圧力室に圧縮空気を選択的に給排して、前記主
ピストンを前記第1のシリンダの両端位置およびその中
間位置のいずれかに位置させるようにして、前記出力ロ
ッドを駆動するアクチュエータを有する変速機操作装置
において、前記出力ロッドの外周面に設けられた環状のリング溝に
嵌着される円周方向に二つ割りの取付部材により前記主
ピストンを前記出力ロッドの外周面に固定するととも
に、前記二つ割りの取付部材と前記主ピストンとの間に
前記第1のシリンダの内径より小さい外径を有する弾性
材からなる緩衝部材を挟着した ことを特徴とする変速機
操作装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24413393A JP3425455B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 変速機操作装置 |
KR1019940024204A KR0139369B1 (ko) | 1993-09-30 | 1994-09-26 | 변속기 조작장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24413393A JP3425455B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 変速機操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0798063A JPH0798063A (ja) | 1995-04-11 |
JP3425455B2 true JP3425455B2 (ja) | 2003-07-14 |
Family
ID=17114258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24413393A Expired - Fee Related JP3425455B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 変速機操作装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3425455B2 (ja) |
KR (1) | KR0139369B1 (ja) |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP24413393A patent/JP3425455B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-09-26 KR KR1019940024204A patent/KR0139369B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0798063A (ja) | 1995-04-11 |
KR0139369B1 (ko) | 1998-06-01 |
KR950008206A (ko) | 1995-04-17 |
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Legal Events
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