JP3425393B2 - 噴霧式熱処理装置 - Google Patents

噴霧式熱処理装置

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JP3425393B2
JP3425393B2 JP15806299A JP15806299A JP3425393B2 JP 3425393 B2 JP3425393 B2 JP 3425393B2 JP 15806299 A JP15806299 A JP 15806299A JP 15806299 A JP15806299 A JP 15806299A JP 3425393 B2 JP3425393 B2 JP 3425393B2
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榮久 服部
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、小型精密機器や
電子機器などの小型(熱容量の小さい)の部品類(以
下、被処理物という)などの熱処理、熱衝撃試験、洗浄
等に使用するための、噴霧式熱処理装置又は噴霧式熱試
験装置(以下、単に噴霧式熱処理装置という)に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】上記の部品類などを処理液を用いて加熱
したり冷却したりして熱衝撃を与えて試験する熱試験装
置70は、図7に示すように、熱交換エレメントとして
のヒーター73を備えた加熱用高温液hの貯留槽71
と、熱交換エレメントとしての冷却器74を備えた冷却
用低温液cの貯留槽72との2槽方式が一般的で、部品
類s等を籠状容器に入れて昇降機構80により選択的に
各貯留槽71/72内の液中に降下させて浸漬すること
により行われている。
【0003】この種の装置に関する先行技術に、例えば
特公平3−71062号公報、および特開平4−225
137号公報に記載の発明があるが、基本的にはいずれ
も図7に示した上記の構造からなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載の発明を含め従来の一般的な熱試験装置では、
次のような問題がある。すなわち、 大容量の液槽が2基必要なために、装置全体が大型
化し、広い設置スペースを要する。
【0005】 液槽は熱容量が大きいために、液温の
安定性には優れているが、反面、処理液の温度条件を変
更する場合に、長時間を要する。
【0006】 部品等の被処理物を各処理液の貯留槽
へ移動し、処理液中に浸漬する必要があるため、処理操
作が複雑で時間がかかるうえに、移動の際に被処理物を
傷つけるおそれがある。
【0007】この発明は上述の点に鑑みなされたもの
で、被処理物に対し加熱用・冷却用の処理液を噴霧して
処理することにより、処理を容易にし、また処理液の貯
留槽を小型化して装置全体をコンパクトにし、設置スペ
ースの削減を図るとともに、被処理物の加熱・冷却など
の切換ならびに処理温度条件の変更が容易かつ短時間に
行える熱処理装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明に係る熱処理装置は、被処理物を出し入れ可
能で該被処理物に対し処理液を噴霧する噴霧ノズルを備
えた処理槽と、前記処理液を貯留する貯留タンク(貯留
槽)とを具備し、前記処理槽内の被処理物に対して前記
噴霧ノズルから処理液を噴霧させることにより被処理物
を所定温度に保持したり、被処理物に熱衝撃を与えたり
するための噴霧式熱処理装置であって、前記貯留タンク
内および前記処理槽内の処理液を該処理槽内に貯留され
ている処理液の量に応じて両方同時にあるいは選択的に
吸引するとともに、吸引した処理液を前記貯留タンクお
よび前記処理槽へ両方同時にあるいは選択的に送給でき
るように循環ポンプを介在させて配管し、該配管の途中
に熱交換器を介設したことを特徴としている。
【0009】上記の構成を有する本発明の熱処理装置に
よれば、処理槽内に被処理物を収納した状態で、あらか
じめ設定温度に保持して貯留タンクに貯留されている処
理液を、処理槽内の噴霧ノズルから被処理物に向けて噴
霧し、加熱したり冷却したりできる。また、処理槽内に
噴霧された処理液は処理槽内に徐々に貯留されていくの
で、処理槽内に貯留される処理液の量に応じて、つまり
処理液の貯留量が少ない(低位の)場合には、貯留タン
ク内の処理液を噴霧ノズルに供給して被処理物に噴霧
し、逆に処理液の貯留量が多い(高位の)場合には、処
理槽内の処理液を熱交換器を経由して貯留タンクに循環
して噴霧ノズルから被処理物に噴霧し、また処理液の貯
留量が中程度(中位)の場合には、貯留タンク内の処理
液および処理槽内の処理液をそれぞれ循環ポンプにより
吸引し噴霧ノズルに供給して被処理物に噴霧するなど、
処理槽内に貯留されている処理液の量に応じて効果的に
設定温度に保持しながら被処理物に噴霧することができ
る。このように加熱用又は冷却用処理液を被処理物に噴
霧して処理するから、被処理物を設定温度で貯留した貯
留タンクの処理液に浸漬して処理する従来の装置に比べ
て、処理液の貯留タンクが小容量で済むので、小型化し
て装置全体をコンパクトにし、設置スペースの削減を図
れる。
【0010】請求項2に記載のように、前記処理液を送
給するために加熱用高温液貯留タンクと高温液熱交換器
および冷却用低温液貯留タンクと低温液熱交換器との2
組の系統を設け、各貯留タンクおよび各熱交換器の外壁
に保温構造を施し、前記処理槽内の前記噴霧ノズルへ加
熱用高温液および冷却用低温液のいずれか一方を選択的
に供給するための開閉弁を、前記高温液循環系配管およ
び前記低温液循環系配管にそれぞれ介設することができ
る。
【0011】請求項2記載の熱処理装置によれば、貯留
タンクが保温構造を有することから、貯留される処理液
としての高温液と低温液とが温度変化しにくく、しかも
高温液と低温液をそれぞれ熱交換器を経由させて循環さ
せることにより、所定の設定温度に容易にかつ正確に保
持できる。とくに、冷熱衝撃試験等において被処理物に
対し例えば高温液を噴霧したのち低温液を噴霧して加熱
処理と冷却処理とを交互に行う場合にも、あらかじめ設
定温度に保持して貯留している貯留タンクから高温液あ
るいは低温液を吸引すると同時に処理槽底部より吸収す
る処理液を混合して噴霧処理するので、被処理物に対す
る加熱・冷却などの処理(試験)条件の切換ならびに処
理液の温度条件の変更を正確にして容易かつ短時間に行
うことができる。
【0012】請求項3に記載のように、前記処理槽に給
排気口を設けると、その給排気口を開閉可能に構成し、
給排気が必要なときにだけ開口することにより、冷熱衝
撃試験等において処理槽内雰囲気を常温にすることがで
きる(いわゆる、常温さらし)。また、強制的に通気す
る装置(必要に応じて温度調節可能な換気装置)を装備
しておき、噴霧ノズルから例えば蒸気や冷却ガスを被処
理物に対し噴霧させたときに、あるいは加熱時などに被
処理物からガスが発生したときに、強制的に換気して排
気口から排出させることができる。
【0013】請求項4に記載のように、前記処理槽の底
部に排液口を備えた液溜まり部を形成し、該液溜まり部
内に、前記加熱用高温液貯留タンクへの循環ポンプおよ
び同循環ポンプ側開閉弁と、前記冷却用低温液貯留タン
クへの循環ポンプおよび同循環ポンプ側開閉弁等の運転
切換用レベルスイッチを配備することが好ましい。
【0014】請求項4記載の熱処理装置によれば、被処
理物に対する加熱処理と冷却処理等の異なる温度処理を
交互に行う際に、処理槽底部の液溜まり部に溜まった処
理液(例えば高温から低温に切り換わるときに高温液)
が循環ポンプによりほとんど残らず吸引され、空かほと
んど空になった状態で、この状態をレベルスイッチが検
知し、液溜まり部の処理液(高温液)側の循環ポンプお
よび同循環ポンプ側開閉弁と、他方の処理液(低温液)
側の循環ポンプおよび同循環ポンプ側開閉弁等の運転や
開閉状態が切り換わり、低温液が処理槽内に供給され冷
却処理が開始されることになる。このため、使用者は被
処理物を入れ換えるなどの簡単な作業をするだけで、後
はほとんど自動的に処理することができる。
【0015】請求項5に記載のように、前記開閉弁を、
(出口側)二方へそれぞれ独立して流量調節可能な三方
切換弁にすると、配管系統の構成が簡略化され好まし
い。
【0016】請求項5記載の熱処理装置によれば、例え
ば図4に示すように、弁体を中立状態(図4(a))から
特定方向(時計方向又は反時計方向)に略90°回転さ
せることにより処理液の流れ方向(供給方向)が、二方
向から一方向へ変更される。また、弁体を中立状態(図
4(a))から特定方向に数十度(例えば10〜20°)
回転させることにより、処理液の流れ方向は二方向のま
まで一方向への流量(供給量)だけを絞る(図4(b))
などの任意の流量調節が可能になる。したがって、とく
に上記の請求項1〜4に記載の各熱処理装置において貯
留タンクと処理槽からの処理液の流量(吸引量)、ある
いは貯留タンクと処理槽への処理液の流量(供給量)な
どを正確にかつ確実に調節することができ、処理槽の噴
霧ノズルより被処理物に対し噴霧させる処理液の温度を
所定温度に正確に保つことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、この発明に係る噴霧式熱
処理装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】図1は本発明を噴霧式冷熱衝撃試験装置に
適用した実施例を概略的に示す全体正面図であり、図2
は図1の噴霧式冷熱衝撃試験装置の別の配管系統の実施
例の一部を概略的に示す部分正面図、図3は図1の噴霧
式冷熱衝撃試験装置における処理槽の別の実施例の一部
を概略的に示す部分正面図である。
【0019】図1に示すように、本例の噴霧式冷熱衝撃
試験装置1は中央部に処理槽2を備えており、この処理
槽2を挟んで加熱用高温液hの循環系統Hと冷却用低温
液cの循環系統Cとをそれぞれ独立して左右に具備して
いる。処理槽2は頂面の一方に給気口2aを、他方に排
気口2bをそれぞれ開口している。処理槽2内の上下方
向の中間位置よりやや上方に、被処理物としての供試品
sを載置する支持台3が配設され、処理槽2の側壁の一
側方に供試品sを支持台3上に収納するための収納口4
が設けられ、開閉扉4aが装着されている。収納口4と
反対側に取出口5が設けられ、取出口5にも開閉扉5a
が装着されている。なお、供試品sは吊持具などで、処
理槽2内に吊り下げるようにしてもよい。
【0020】処理槽2内の支持台3の上方には、噴霧ノ
ズル6が下向きに配設されている。また支持台3の下方
は、噴霧ノズル6から噴霧された処理液(本例では高温
液又は低温液)の貯留部2dに構成され、貯留部2dの
底面中央部に排出口2cが開口されている。排出口2c
には排出管7が接続され、この排出管7は下流端で分岐
され、一方の分岐管7aは循環系統Hの開閉弁としての
三方切換電磁弁14に、また他方の分岐管7bは循環系
統Cの開閉弁としての三方切換電磁弁24にそれぞれ接
続されている。排出管7には、排出口2c側からフロー
スイッチ付き電磁開閉弁9および温度センサ10がこの
順に介設されている。なお、フロースイッチ付き電磁開
閉弁9を設ける代わりに、フロースイッチだけで、三方
切換電磁弁14・24、後述の循環ポンプ12・22を
操作するようにしてもよい。また、噴霧ノズル6への処
理液の供給管8が噴霧ノズル6に接続され、供給管8は
上流端で分岐され、一方の分岐管8aは循環系統Hの開
閉弁としての三方切換電磁弁15に、また他方の分岐管
8bは循環系統Cの開閉弁としての三方切換電磁弁25
にそれぞれ接続されている。さらに.処理槽2内の貯留
部2dには、2個のレベルセンサ31・32が上下方向
に間隔をあけて配設されている。
【0021】処理槽2を挟んで左側の加熱用高温液の循
環系統Hは、高温液hを貯留するためのヘッドタンク
(貯留タンク)11と、循環ポンプ(吸引・供給ポン
プ)12と、熱交換器13と、2組の三方切換電磁弁1
4・15とを備えている。ヘッドタンク11は、タンク
本体11aの外側が保温材11bで被覆された保温構造
からなり、高温液hの流入口11cと流出口11dとを
備えている。また、ヘッドタンク11内にも、2個のレ
ベルセンサ33・34が上下に間隔をあけて配設されて
いる。さらに、ヘッドタンク11のレベルセンサ34の
すぐ下方に、温度センサ35が配設されている。流入口
11cと三方切換電磁弁15の間は供給管16で接続さ
れ、また流出口11dと三方切換電磁弁14との間は排
出管17で接続されており、排出管17には温度センサ
36が介設されている。これらの接続順は適宜変更して
もよいし、必要に応じて装備品を追加、又は省略しても
よい。供給側(吐出側)の三方切換電磁弁15と排出側
(吸入側)の三方切換電磁弁14との間が循環管18で
接続され、この循環管18に三方切換電磁弁14側から
三方切換電磁弁15にかけて循環ポンプ12、温度セン
サ37、熱交換器13、温度センサ38がこの順に介設
されている。
【0022】一方、処理槽2を挟んで右側の冷却用低温
液の循環系統Cは、低温液cを貯留するためのヘッドタ
ンク(貯留タンク)21と、循環ポンプ(吸引・供給ポ
ンプ)22と、熱交換器23と、2組の三方切換電磁弁
24・25とを備えている。ヘッドタンク21は、タン
ク本体21aの外側が保温材21bで被覆された保温構
造からなり、高温液hの流入口21cと流出口21dと
を備えている。また、ヘッドタンク21内にも、2個の
レベルセンサ43・44が上下に間隔をあけて配設され
ている。さらに、ヘッドタンク11のレベルセンサ44
のすぐ下方に、温度センサ45が配設されている。流入
口21cと三方切換電磁弁25の間は供給管26で接続
され、また流出口21dと三方切換電磁弁24との間は
排出管27で接続されており、排出管27には温度セン
サ46が介設されている。これらの接続順も適宜変更し
てもよい。
【0023】供給側(吐出側)の三方切換電磁弁25と
排出側(吸入側)の三方切換電磁弁24との間が循環管
28で接続され、この循環管28に三方切換電磁弁24
側から三方切換電磁弁25にかけて循環ポンプ22、温
度センサ47、熱交換器23、温度センサ48がこの順
に介設されている。
【0024】そして、フロースイッチ付き電磁開閉弁
9、温度センサ10、レベルセンサ31・32、循環ポ
ンプ12・22、三方切換電磁弁14・15・24・2
5、レベルセンサ33・34・43・44、温度センサ
35〜38・45〜48は、制御器としてのコントロー
ラ30にそれぞれパイロットラインによって接続されて
いる。
【0025】上記のようにして本実施例に係る噴霧式冷
熱衝撃試験装置1が構成されるが、この冷熱衝撃試験装
置1の使用態様については図1に基づいて説明する。
【0026】1) 供試品(被処理物)としての部品s
を、開閉扉4aを開放して収納口4より、処理槽2内の
支持台3上に載置し、開閉扉4aを閉じる。
【0027】2) 本例では、加熱用循環系統Hにおいて
は、熱交換器13を循環させながらあらかじめ設定温度
(加熱温度+α℃)に保持しているヘッドタンク11内
の高温液hを、三方切換電磁弁14、循環ポンプ12、
熱交換器13を経由させたのち、三方切換電磁弁15を
経由させて処理槽2へ供給して噴霧ノズル6から供試品
sに噴霧する。ヘッドタンク11内の高温液hは規定温
度に保たれているから、供試品sの影響を受けて高温液
hの温度が下がっても噴霧する高温液hの温度には影響
しない。この状態を継続して貯留部2dにある程度高温
液hが溜まった時点で、循環ポンプ12により吸引し始
めて排出口2cから排出管7、分岐管7a、三方切換電
磁弁14を経由してヘッドタンク11から吸引した高温
液hと混合したものを熱交換器13によって所定温度ま
で加熱しつつ(最初のうちは、供試品sに噴霧されて温
度低下するので、貯留部2d内の高温液hは設定温度よ
り下がっている)、三方切換電磁弁15、分岐管8a、
供給管8を経由して処理槽2へ供給し噴霧ノズル6から
供試品sに噴霧する。この状態では、貯留部2d内の高
温液hの温度はかなり低くなっている可能性があるが、
ヘッドタンク11内の高温液hと混合させることによっ
て、熱交換器13による加熱量は少なくて済む。
【0028】そして、ヘッドタンク11内の高温液hが
低位になったときには、高温液hは処理槽2内の貯留部
2dへ移行していることになり、その時点では貯留部2
d中の高温液hの温度はかなり上昇しているから、循環
ポンプ12で全量を吸引して循環管18を経由させ処理
槽2へ供給しても、循環管18に介設された熱交換器1
3によって設定温度まで十分に加熱し得る。したがっ
て、以降は循環ポンプ12で全量を吸引して循環管18
を経由させ、熱交換器13で加熱しながら処理槽2内へ
循環させて噴霧ノズル6から噴霧する。
【0029】なお、噴霧ノズル6から噴霧する流量とヘ
ッドタンク11へ戻す流量は、三方切換電磁弁14・1
5に、例えば後述する流量調整可能な構造の三方切換電
磁弁(図4)を使用することにより、簡単かつ正確に調
整できる。
【0030】3) 一方、冷却用循環系統Cの循環ポンプ
22も同時に運転し、冷却用循環系統C内において低温
液cを循環させながら、温度センサ47・48で測温し
てコントローラ30を介して度熱交換器23により冷却
してヘッドタンク21内の低温液cを設定温度(冷却温
度−β℃)に保持する。
【0031】4) 部品sに対し高温液hを噴霧して加熱
試験が終了したのちは、三方切換電磁弁14・15と三
方切換電磁弁24・25の開閉状態を逆に切換して低温
液cを部品sに噴霧して冷却試験する。
【0032】加熱から冷却へ、すなわち噴霧ノズル6か
ら噴霧する処理液を高温液hから低温液cに切り換ると
きは、貯留部2d内の高温液hを可及的に残らず循環ポ
ンプ12により吸引して抜き取る。つまり、噴霧を中止
した後もフロースイッチ9が作動するまで、循環ポンプ
12で吸引する。このようにしなければ、次に冷却試験
を行う際に、高温液hが相当に残っていることになっ
て、冷却試験の妨げになるからである。なお、高温液h
はヘッドタンク11に移行される。
【0033】5) 低温液cの噴霧手順は、前述の高温液
hの噴霧手順に準じて行う。これは要するに、処理槽2
内の貯留部2d内に貯留される処理液(高温液h又は低
温液c)の液面が高位に達した場合には、処理槽2内の
処理液を全て循環ポンプ12/22で吸引する必要があ
るが、処理槽2内の処理液の液面が高位に達するまで
は、処理槽2内の処理液を少量ずつ循環ポンプ12/2
2で吸引することとし、ヘッドタンク11/21内の設
定温度に常時保持されている処理液を多量に処理槽2へ
供給して供試品sに噴霧することができるから、加熱/
冷却の変更を要する冷熱衝撃試験を行うときにでも、容
量の小さい(つまり小型の)熱交換器であっても設定温
度の処理液を発生させられる。また、加熱用あるいは冷
却用の、処理槽2内の処理液の温度が処理温度に近くな
った場合には、噴霧する処理液全量を処理槽2から循環
ポンプ12/22により吸引しても熱交換器13/23
を経由させるだけで、設定温度に制御できるようにな
る。
【0034】以上のようにして、衝撃試験が全て終了し
たときには、処理槽2内の処理液をほぼ完全に抜き取
り、ヘッドタンク11/21へ戻したのち、各循環系統
H/C内で熱交換器13/23を経由させて循環し、設
定温度に保持されるように制御する。
【0035】図5および図6は上記実施例の試験装置1
における処理液(ここでは加熱用高温液h)の噴霧開始
時とその噴霧停止時のフローの一例をチャートで示すも
のである。噴霧開始時には、図5において、始動スイ
ッチ等のONにより、開始信号がコントローラ30に発
信されると、循環ポンプ12(/22)が運転状態か
否かが検知され、運転状態でない(NO)と循環ポンプ
12(/22)が起動される。運転状態である(YE
S)と、吐出側三方電磁切換弁15の流れ方向をヘッ
ドタンク11側の循環状態から処理槽2側への噴霧状態
に切り換る。処理槽2内の高温液hの液面位置がレベル
センサ32(図1)によって検知され、低位が検知され
るまでは現状のままであるが、レベルセンサ32によ
る低位(YES)検知で、吸入側三方切換電磁弁14
においてヘッドタンク11側が全開で処理槽2側が全閉
であったのを、処理槽2側を微開とする。処理槽2内
の高温液hの液面位置がレベルセンサ31(図1)によ
って検知され、高位(YES)検知で、吸入側三方切
換電磁弁14の処理槽2からの開口(流入口)が全開状
態まで開放され、ヘッドタンク11側は全閉となる。以
降、定常状態になる。なお、の処理槽2内の高温液h
の液面が検知される工程の前に、高温液hの温度を検知
し設定温度に制御する工程があるが、図5のフローチャ
ートでは省略している。
【0036】次に、加熱衝撃試験が終了して噴霧を停止
したときには、図6において、始動スイッチ等のOF
Fにより、停止信号がコントローラ30に発信される
と、噴霧ノズル6へ高温液hを供給する吐出側三方切
換電磁弁15の、処理槽2への開口(流出口)が全閉状
態になると同時に、ヘッドタンク11側への開口(流出
口)が全開状態に開放される。処理槽2の排出口から
の高温液hの排出がゼロか又は貯留部2d内の高温液h
がレベルセンサ32によって低位か否かが検知され、ゼ
ロか低位かのどちらかである(YES)と,吸入側三
方切換電磁弁14の、処理槽2からの開口(流入口)が
全閉状態になると同時に、ヘッドタンク11側からの開
口(流入口)が全開状態に開放される。この結果、高温
液hは循環状態になる。なお、循環状態になったのち
に、高温液hの温度を検知し設定温度に制御する工程が
あるが、図6のフローチャートでは省略している。
【0037】図2は別の実施例を示す熱交換器周りの配
管図で、図1の配管系統では、ヘッドタンク11/21
側と処理槽2側の処理液が混合して熱交換器13/23
に導入されるが、本例では、図2に示すようにヘッドタ
ンク11側と処理槽側からの処理液がそれぞれ別々の熱
交換器13/23/51/54によって加熱あるいは冷
却されることになる。したがって、本来、ヘッドタンク
11/21側の熱交換器13/23の役割は温度調整だ
けであるから、熱交換器13/23が小容量で済み小型
化が図られ、また処理槽2側は処理液の温度差を大きく
とれるので、これまた小型となるうえに、処理液の温度
制御も容易になる。なお、本配管系統では図2に示すよ
うに、図1において循環管18/28の途中に介設して
いた加熱用熱交換器13/冷却用熱交換器23および温
度センサ37・38/47・48を、それぞれ排出管1
7/27に介設するとともに、別個に加熱用熱交換器5
1/冷却用熱交換器54および温度センサ52・53/
55・56を分岐管7a/分岐管7bに三方切換電磁弁
14/24を挟んでそれぞれ介設したところが相違して
いる。本実施例の試験装置1’の他の構成については、
上記第1の実施例の試験装置1と共通する。
【0038】図3は処理槽の別の実施例の一部を概略的
に示す部分正面図で、本例では、処理槽2’の底部に液
溜まり部2eを形成し、この液溜まり部2eの底端付近
にレベルスイッチ41を配備し、コントローラ30を介
して電磁開閉弁9の開閉操作と同時に、循環ポンプ12
/22の運転・停止操作を行うようにしたところが、上
記実施例の装置1および1’と相違している。その他の
構成および作用については、上記第1実施例の試験装置
1と共通するので、詳しい説明を省略する。
【0039】次に、図4(a)(b)は請求項5による
三方切換弁の他の実施例を示すもので、本例の三方切換
弁15’(25’)は、弁体81aを備えた従来の一般
的な切換弁81(図8(a)(b))に欠けている流量
調整機能を備えた構造にしている。すなわち、図4に示
すように、三方切換弁15’は弁体15aの循環管18
からの流入口15bの開口面積を、流出口15c・15
dに比べて大きくし、ヘッドタンク11および処理槽2
への流量を同一にした状態(図4(a))から、ヘッドタ
ンク11側の流量に比べて処理槽2側への流量を絞った
状態(図4(b))にしたり、図示は省略するが処理槽2
側の流量に比べてヘッドタンク11側の流量への流量を
絞った状態にも任意に調整できるようにしている。つま
り、切換弁81とは弁体81aの構造を異ならせてい
る。
【0040】また、構成的には複雑になるが、図4(c)
に示すように、循環管18と供給管16と分岐管8aと
を一体的に接続し、供給管16および分岐管8aに流量
調整・開閉弁61・62をそれぞれ介設しても同様に循
環管18からヘッドタンク11および処理槽2への流量
を任意に調整することができる。
【0041】上記に本発明の噴霧式熱処理試験装置の一
実施例としての冷熱衝撃試験装置を示したが、本発明は
下記のように実施することができる。
【0042】a)加熱および冷却のどちらか一方の処理
を被処理物に対し施す場合には、処理槽2と加熱用高温
液の循環系統Hか冷却用低温液の循環系統Cのどちらか
一方だけを組み合わせればよい。
【0043】b)処理液として高温液および冷温液など
の特殊な溶液を通常は使用するが、高低温域が狭いとき
には、水を使用してもよい。
【0044】c)衝撃試験に限らず、部品等の加熱処理
を行ったり、洗浄液により洗浄処理を行ったり、常温で
大気中に放置して常温での耐久試験を行ったり、各種用
途に広範囲に利用できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明に係る噴霧式熱処理装置には、次のような優れた
効果がある。
【0046】(1) 請求項1記載の発明では、加熱用又は
冷却用処理液などを被処理物に噴霧して処理するから、
被処理物を設定温度で貯留した貯留タンクの処理液に浸
漬して処理する従来の装置に比べて、処理液の貯留タン
クが小容量で済むので、小型化して装置全体をコンパク
トにし、設置スペースの削減を図れる。また、噴霧して
処理するから処理が容易になるとともに、被処理物の加
熱・冷却などの切換ならびに処理温度条件の変更が容易
かつ短時間に行える。
【0047】(2) 請求項2記載の発明では、適温に保持
された貯留タンクと熱交換器を併用するので、その両方
が小型となるばかりでなく、処理温度も適切かつ容易に
保持できる。貯留タンクは保温構造を有するので、貯留
される処理液としての高温液と低温液とが温度変化しに
くく、しかも高温液と低温液をそれぞれ熱交換器を経由
させて循環させることにより、所定の設定温度に容易に
かつ正確に保持できる。とくに被処理物に対し例えば高
温液と低温液を交互に噴霧して加熱処理と冷却処理とを
交互に行う場合にも、あらかじめ設定温度に保持して貯
留している貯留タンクから高温液あるいは低温液を噴霧
して処理するので、被処理物に対する加熱・冷却などの
処理条件の切換ならびに処理液の温度条件の変更を容易
かつ短時間に行うことができる。
【0048】(3) 請求項3記載の発明では、前記処理槽
に給排気口を設け、給排気口を開閉可能に構成すれば、
冷熱衝撃試験等において処理槽内雰囲気を常温にするこ
と(いわゆる常温さらし)ができ、給排気が必要なとき
にだけ開口することができるから、さらに噴霧ノズルか
ら例えば蒸気や冷却ガスを被処理物に対し噴霧させたと
きに、あるいは加熱時などに被処理物からガスが発生し
たときに、強制的に換気して排気口から排出させること
ができる。
【0049】(4) 請求項4記載の発明では、加熱処理か
ら冷却処理あるいは冷却処理から加熱処理への切換時に
処理槽底部の液溜まり部に溜まった処理液を循環ポンプ
によりほとんど残らず吸引できるので、前処理時に用い
た処理液によって次処理の処理液の温度制御に悪影響を
及ぼすことがなく、あらかじめ設定した温度で正確にか
つ確実に処理を行える。また、処理槽底部の液溜まり部
に溜まった処理液が空かほとんど空になった状態で、こ
の状態をレベルスイッチが検知し、液溜まり部の処理液
側の循環ポンプおよび同循環ポンプ側三方切換弁と、温
度の異なる処理液側の循環ポンプおよび同循環ポンプ側
三方切換弁との運転が自動的に切り換わり、低温液が処
理槽内に供給され冷却処理が開始されることになるか
ら、使用者は被処理物を入れ換えるなどの簡単な作業を
するだけで、ほとんど自動的に処理され、作業者の負担
が減り、作業能率も向上する。
【0050】(5) 請求項5記載の発明では、とくに上記
の請求項1〜4に記載の各熱処理装置において貯留タン
クと処理槽からの処理液の流量(吸引量)、あるいは貯
留タンクと処理槽への処理液の流量(供給量)などを正
確にかつ確実に調節することができ、処理槽の噴霧ノズ
ルより被処理物に対し噴霧させる処理液の温度を所定温
度に正確に保つことができる。
【0051】(6) 上記した各効果は被処理物の熱容量が
小さいときに、とくに有効に発揮される。
【0052】(7) 処理液を噴霧させることにより、被処
理物が空気に触れているので、腐食試験等では浸漬試験
よりも、より短期間で効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を噴霧式冷熱衝撃試験装置に適用した実
施例を概略的に示す全体正面図である。
【図2】図1の噴霧式冷熱衝撃試験装置の別の実施例の
一部を概略的に示す部分正面図である。
【図3】図1の噴霧式冷熱衝撃試験装置における処理槽
の別の実施例の一部を概略的に示す部分正面図である。
【図4】図4(a)(b)は三方切換電磁弁14・15
(24・25)の他の実施例を示す断面図で、図4
(a)は中立状態を表し、図4(b)は一方の流出量を
絞った状態を表す。図4(c)は三方切換電磁弁を用い
ずにに方向への流量を吊設する構造を示す部分概要正面
図である。
【図5】本発明の実施例の試験装置1における処理液
(ここでは加熱用高温液h)の噴霧開始時のフローチャ
ートを示す。
【図6】本発明の実施例の試験装置1における処理液
(ここでは加熱用高温液h)の噴霧停止時のフローチャ
ートを示す。
【図7】従来の一般的な熱衝撃試験装置70を概略的に
示す正面図である。
【図8】図8(a)(b)は従来の一般的な切換弁81
を示す断面図で、図8(a)は中立状態を表し、図8
(b)は流出路を一方へ切り換えた状態を表している。
【符号の説明】
1・1' 噴霧式冷熱衝撃試験装置 2・2' 処理槽 3 支持台 4 収納口 5 取出口 6 噴霧ノズル 7 排出管 8 供給管 9 電磁開閉弁 11・21 ヘッドタンク(貯留タンク・貯留槽) 12・22 循環ポンプ(吸引・供給ポンプ) 13・23 熱交換器 14・15・24・25 三方切換電磁弁(開閉弁) 18・28 循環管 30 制御器 31〜34 レベルセンサ 10・36〜38 温度センサ s 供試品(被処理物) h 高温液(処理液) c 低温液(処理液) H 加熱用高温液循環系統 C 冷却用低温液循環系統
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 17/00 B08B 3/02 G01N 3/60 JICSTファイル(JOIS)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理物を出し入れ可能で該被処理物に
    対し処理液を噴霧する噴霧ノズルを備えた処理槽と、前
    記処理液を貯留する貯留タンクとを具備し、前記処理槽
    内の被処理物に対して前記噴霧ノズルから処理液を噴霧
    させることにより被処理物を所定温度に保持したり、被
    処理物に熱衝撃を与えたりするための噴霧式熱処理装置
    であって、 前記貯留タンク内および前記処理槽内の処理液を該処理
    槽内に貯留されている処理液の量に応じて両方同時にあ
    るいは選択的に吸引するとともに、吸引した処理液を前
    記貯留タンクおよび前記処理槽へ両方同時にあるいは選
    択的に送給できるように循環ポンプを介在させて配管
    し、該配管の途中に熱交換器を介設したことを特徴とす
    る噴霧式熱処理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理液を送給するために加熱用高温
    液貯留タンクと高温液熱交換器および冷却用低温液貯留
    タンクと低温液熱交換器との2組の系統を設け、各貯留
    タンクおよび各熱交換器の外壁に保温構造を施し、前記
    処理槽内の前記噴霧ノズルへ加熱用高温液および冷却用
    低温液のいずれか一方を選択的に供給するための開閉弁
    を、前記高温液循環系配管および前記低温液循環系配管
    にそれぞれ介設した請求項1記載の噴霧式熱処理装置。
  3. 【請求項3】 前記処理槽に、給排気口を設けた請求項
    1又は2記載の噴霧式熱処理装置。
  4. 【請求項4】 前記処理槽の底部に排液口を備えた液溜
    まり部を形成し、該液溜まり部内に、前記加熱用高温液
    貯留タンクへの循環ポンプおよび同循環ポンプ側開閉弁
    と、前記冷却用低温液貯留タンクへの循環ポンプおよび
    同循環ポンプ側開閉弁等の運転切換用レベルスイッチを
    配備した請求項2又は3記載の噴霧式熱処理装置。
  5. 【請求項5】 前記開閉弁を、二方へそれぞれ独立して
    流量調節可能な三方切換弁にした請求項1〜4のいずれ
    かに記載の噴霧式熱処理装置。
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