JP3425309B2 - 路上局用圧力・温度監視測定装置及び袋ナット締め付け方法 - Google Patents
路上局用圧力・温度監視測定装置及び袋ナット締め付け方法Info
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Description
いて、配水管網上における配水圧力や配水温度の監視を
行う路上局用圧力・温度監視測定装置及び袋ナット締め
付け方法に関する。
面から広域化、大規模化が進み、広域運用が実施されて
いる。このような上水道施設において、配水管網上にお
ける水質監視は勿論のこと、配水圧力、配水温度、配水
管内の流量や溶融塩素等を計測し、遠方監視制御装置を
介して中央の総合監視制御装置へ計測信号の伝送を行っ
たりする路上局が屋外に設置される。特に、配水圧力や
配水温度の監視は配水管理・需要者に対するサービス上
重要な項目の一つとなっている。又、配水圧力や配水温
度の監視は配水管理の基準要素で、給水区域内の状態把
握・管理制御には欠かせないものである。
温度の監視は行われていたが、水温の監視は配水管から
一定量の水をサンプリング装置を利用して取り出し行っ
ていた。このサンプリング装置はその設備の設置にかな
りの費用と用地を必要とするとともに、サンプリングに
より取り出した水の排水問題があり、簡単にサンプリン
グ装置を設置することが困難であった。
ので、分水栓を利用して温度センサを配水本管に直接取
付け可能として本管内水温の計測がサンプリング水不要
で行うことがきるようにするとともに、水温の監視信号
と配水圧力の分水とを路上の監視部に導くことができる
ようにし、しかも地上施設の設置のための用地を不要に
した路上局用圧力・温度監視測定装置及び袋ナット締め
付け方法を提供することを課題とする。
を達成するために、第1発明は、路面下のマンホール内
の配水本管と、マンホール近傍に設けられた支柱に取り
付けられる路上局監視盤と、前記配水本管に配水を停止
することなく設けられ、側部と上部に第1と第2取水接
続口が形成される開閉弁を有する分水栓と、この分水栓
の第1取水接続口に一端が接続され、その他端が前記路
上局監視盤内に導かれる圧力計測用静水配管と、前記分
水栓の第2取水接続口から配水本管内の一部位に水温計
測部を挿入し、その水温計測部からの水温計測信号を前
記路上局監視盤内に導く温度センサと、この温度センサ
を前記分水栓の第2取水接続口に基台を介して支持した
温度センサ取付体とを備えたことを特徴とするものであ
る。
と、袋ナット、基台と分水栓を貫いて配水本管内に達す
る温度センサを、基台に温度センサ取付体を用いて支持
した後、基台に袋ナットを螺着させて袋ナットを締め付
ける際に、袋ナットの頭部に形成された凹部に嵌入する
突起体を有するスパナで、袋ナットを締め付けるように
したことを特徴とするものである。
に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態を示
す構成説明図で、10は地中に埋設された配水本管11
の箇所に設けられたマンホールで、このマンホール10
内に露出している配水本管11には詳細を後述する分水
栓12が設けられる。この分水栓12には水圧検水用の
静水配管13の一端が接続され、他端が路上局監視盤1
4内に導かれる。路上局監視盤14はマンホール10の
近傍のコンクリート柱等の支柱15に取り付けられ、内
部に圧力センサやテレメータ装置等が配設されている。
16は止水栓である。
な温度センサ取付体17が設けられる。温度センサ取付
体17の温度センサ18は配水本管13の水温を計測
し、その計測信号は信号線19を介して路上局監視盤1
4内に導かれる。なお、信号線19は配管20により保
護されている。30は圧力や温度の計測信号を総合監視
制御装置に伝送する電話回線、31は電源ラインであ
る。
水本管11にサドル21により固定される。分水栓12
には上部と側部に取水接続口12a,12bが形成され
ている。取水接続口12bには前記静水配管13が接続
され、取水接続口12aには温度センサ取付体17が形
成される。この取付体17は次のように構成されてい
る。
有し、その孔の内側にネジ部が形成されるとともにグラ
ンドパッキング(図示省略)が設けられた温度センサ取
付基台22を螺着する。23は袋ナットで、この袋ナッ
ト23は基台22の中央のネジ部にねじ込んでグランド
パッキングを押さえて漏水を防止する。なお、袋ナット
23は後述する図4に示すスパナによりねじ込んで締め
付ける。温度センサ取付基台22の上部には一対のネジ
穴22a、22bが穿設され、このネジ穴22a、22
bには温度センサ支持用の支持棒24a,24bがほぼ
垂直にねじ込まれる。前記温度センサ18は先端の内部
に温度センサ本体が収納された保護管26と、保護管2
6の所定箇所に設けられたフランジ部27と、保護管2
6の他端に形成された計測温度信号検出部28とから構
成されている。
図2Bに示す(イ)の位置にセットして、保護管26を
袋ナット23と基台22の貫通孔内に挿入する。その
後、各部の漏水の無いことを確認しつつ、分水栓12を
開く(後述する開閉弁操作棒により開く)。しかる後、
配水本管11内部まで温度センサ18の保護管26の先
端部26aを予め決定された位置(図示(ロ)の位置)
まで挿入し、袋ナット22とフランジ部27に設けられ
たセンサ設置位置設定ナット29a,29bを締め付け
て温度センサ18のセットを完了する。温度センサ18
の計測温度信号は検出部28から取り出して路上局監視
盤14に導く。また、圧力計測用の静水は分水栓12の
取水接続口12bに接続される静水配管13から得る。
12cは分水栓12の開閉弁操作棒である。なお、保守
等のために温度センサ取付体17を取り外すには、上記
とは逆の操作により簡単に取り外すことができ、保守が
容易となる。
は、温度センサ18を配水本管11に装着する際に、配
水本管11の配水を停止することなく無断水で、しか
も、一滴の水も無駄にすることなく配水の水温の計測が
でき、かつその計測用センサの着脱も容易となる利点が
ある。
ンホール10内に設置するようにしたが、これは、温度
センサ18は金属の腐食等に対する配慮や防水施行は比
較的簡単であり、その上、殆ど保守点検の必要がないた
めである。しかし、路上局監視盤内に設置される圧力セ
ンサもマンホール10に設置ができないこともないが、
センサそのものの防水施行、維持管理、保守点検の困難
さを考慮する関係上、敢えて地上の監視盤内に収納し
た。
図および内部構造図で、図3A,Bにおいて、この路上
局監視盤14は内部が上下に区画されていて、上部室3
2には計装テレメータ装置33などが収納され、下部室
34には静水配管13が導入されるとともに圧力センサ
35などが収納される。温度センサ18の信号線19は
路上局監視盤14の下部から配管20を介して導入され
る。
のスパナ41で、このスパナ41は先端部が半ドーナッ
ツ状に形成され、その先端部に少なくとも2つ以上の突
起体42a,42bを設けて構成されたものである。ま
た、袋ナット23の頭部にはスパナ41の突起体42
a,42bが嵌入される凹部43を複数個穿設する。袋
ナット23をねじ込んで締め付けるにはスパナ41の突
起体42a,42bを袋ナット23の凹部43に嵌入さ
せてスパナ41を回動させることによって行う。これに
より、支持棒24a,24bがあっても袋ナット23の
締め付けを行うことができる。
圧力と温度センサを配水管網の何カ所かに設置すること
により、配水圧力の分布状況や配水温度による供給水の
水源の区分も容易になり、需要者へのサービスの供給が
一層確実に行うことができるとともに、以下のような効
果も生じる。
置でき、かつ維持管理、保守点検もすべて無断水で行え
る。
ので、設置場所の選定が容易にでき、しかも用地購入等
の費用、交渉等が不要となって、建設費が安価になる。
しているので、サンプリング水が不要で無駄な水を必要
としない。
成説明図。
造図。
Claims (2)
- 【請求項1】 路面下のマンホール内の配水本管と、マ
ンホール近傍に設けられた支柱に取り付けられる路上局
監視盤と、前記配水本管に配水を停止することなく設け
られ、側部と上部に第1と第2取水接続口が形成される
開閉弁を有する分水栓と、この分水栓の第1取水接続口
に一端が接続され、その他端が前記路上局監視盤内に導
かれる圧力計測用静水配管と、前記分水栓の第2取水接
続口から配水本管内の一部位に水温計測部を挿入し、そ
の水温計測部からの水温計測信号を前記路上局監視盤内
に導く温度センサと、この温度センサを前記分水栓の第
2取水接続口に基台を介して支持した温度センサ取付体
とを備えたことを特徴とする路上局用圧力・温度監視測
定装置。 - 【請求項2】 袋ナットが螺着された基台と、袋ナッ
ト、基台と分水栓を貫いて配水本管内に達する温度セン
サを、基台に温度センサ取付体を用いて支持した後、基
台に袋ナットを螺着させて袋ナットを締め付ける際に、
袋ナットの頭部に形成された凹部に嵌入する突起体を有
するスパナで、袋ナットを締め付けるようにしたことを
特徴とする袋ナット締め付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP25410396A JP3425309B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 路上局用圧力・温度監視測定装置及び袋ナット締め付け方法 |
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JP25410396A JP3425309B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 路上局用圧力・温度監視測定装置及び袋ナット締め付け方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10102552A JPH10102552A (ja) | 1998-04-21 |
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JP25410396A Expired - Fee Related JP3425309B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 路上局用圧力・温度監視測定装置及び袋ナット締め付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3425309B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102829894A (zh) * | 2012-08-21 | 2012-12-19 | 中国长江三峡集团公司 | 大坝移动式实时多点温度采集装置 |
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KR101368217B1 (ko) * | 2012-02-09 | 2014-02-27 | (주)맑은물연구소 | 지상에 설치되는 상수도관 수압 감시장치 |
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1996
- 1996-09-26 JP JP25410396A patent/JP3425309B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN102829894A (zh) * | 2012-08-21 | 2012-12-19 | 中国长江三峡集团公司 | 大坝移动式实时多点温度采集装置 |
CN102829894B (zh) * | 2012-08-21 | 2014-05-07 | 中国长江三峡集团公司 | 大坝移动式实时多点温度采集装置 |
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JPH10102552A (ja) | 1998-04-21 |
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