JP2001262632A - 管網の残留塩素・圧力・温度測定監視用路上局装置 - Google Patents

管網の残留塩素・圧力・温度測定監視用路上局装置

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JP2001262632A
JP2001262632A JP2000075567A JP2000075567A JP2001262632A JP 2001262632 A JP2001262632 A JP 2001262632A JP 2000075567 A JP2000075567 A JP 2000075567A JP 2000075567 A JP2000075567 A JP 2000075567A JP 2001262632 A JP2001262632 A JP 2001262632A
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JP
Japan
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water
pressure
temperature
residual chlorine
measuring
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JP2000075567A
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English (en)
Inventor
Makoto Hosaka
誠 保坂
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MEIKYO DENKI KK
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MEIKYO DENKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水温と圧力の監視信号とを路上の監視部に電
気信号として導くとともに、残留塩素測定水を低圧水で
路上の監視部に導く。 【解決手段】 地中に埋設された配水本管11の箇所に
設けられたマンホール10内に露出している配水本管1
1には分水栓12が分水サドル13により取り付けられ
る。この分水栓12には配水本管11内の水圧を計測す
る圧力センサ14、温度センサ15や残留塩素測定する
ための低圧水を得る減圧弁装置23等が設けられる。こ
の圧力センサ14で計測された水圧計測信号は、水温を
計測する温度センサ15の計測信号とともに、計測ケー
ブル16a、16bにより路上局監視盤17内に導かれ
る。路上局監視盤17はマンホール10の近傍に設置さ
れる支柱18に取り付けられ、路上局監視盤17の残留
塩素測定部には、減圧弁装置23で減圧された低圧水が
フレキシブル管41を介して供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、上水道施設にお
いて、配水管網上における残留塩素、配水圧力や配水温
度の状態把握のために、管網上の主要各地点に設けられ
た各種センサ等により、測定して中央管理室にて管網全
体の状態監視制御を行う管網の残留塩素・圧力・温度測
定監視用路上局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上水道施設は水資源の有効利用といった
面から広域化、大規模化が進み、広域運用が実施されて
いる。このような上水道施設において、配水管網上にお
ける水質監視は勿論のこと、配水圧力、配水温度、配水
管内の流量や溶融塩素(残留塩素)等を計測し、遠方監
視制御装置を介して中央の総合監視制御装置へ計測信号
の伝送を行ったりする路上局が屋外に設置されている。
【0003】特に、配水圧力や配水温度の監視は配水管
理・需要者に対するサービス上重要な項目の一つとなっ
ている。又、配水圧力や配水温度の監視は配水管理の基
準要素で、給水区域内の状態把握・管理制御には欠かせ
ないものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来も上記配水圧力や
配水温度の監視は行われていたが、配水本管の残留塩素
や水温の監視には、配水本管から一定量の水をサンプリ
ング装置を利用して取り出して行っていた。このサンプ
リング装置は、その設備の設置にかなりの費用と用地を
必要とするとともに、サンプリングにより取り出した水
の排水問題があり、簡単にサンプリング装置を設置する
ことが困難であった。
【0005】特に、水質監視に必要な残留塩素の常時監
視測定は、特定の場所以外は殆ど困難であった。このた
め、係員が管網を巡回し、配水本管からサンプリング水
を採水して測定する手段を取っていたため、常時連続し
た測定が不可能であった。
【0006】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、分水栓を利用して温度センサを配水本管に直接取
付け可能として本管内水温の計測がサンプリング水不要
で行うことがきるようにするとともに、水温の監視信号
と配水圧力の監視信号とを路上の監視部に電気信号とし
て導くことができるようにするとともに、残留塩素測定
水を低圧水で路上の監視部に導くことができるようにし
た管網の残留塩素・圧力・温度測定監視用路上局装置を
提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を達成するために、路面下のマンホール内の配水本管
と、この配水本管に設けられた分水栓と、この分水栓の
第1分水接続口に取り付けられ、前記配水本管内の水圧
計測信号が、前記マンホール近傍に配置された路上局の
監視盤内に導かれる圧力センサと、前記分水栓の第2分
水接続口に基台本体を介して取り付けられるとともに、
配水本管内の一部分に水温計測部が望まれ、その水温計
測信号が前記監視盤内に導かれる温度センサと、前記第
2分水接続口に取り付けられる基台本体の近傍に一端が
接続され、他端が前記監視盤内の残留塩素測定部に低圧
水として供給される残留塩素測定水用減圧弁装置とを備
えたことを特徴とするものである。
【0008】上記のように路面下に設けられたマンホー
ル内にて、分水栓を利用して温度センサは配水本管に直
接取り付け、本管内の水温の測定をサンプリングなしで
可能とし、また、本管そのものの圧力をセンサにて測定
できるようにし、さらに、低圧水(減圧水)をフレキシ
ブル管を用いて地上に設置された柱上型路上監視装置に
導き残留塩素測定を可能とした。このため、用地の確保
が不要で、配水管網上の主要な測定点を殆ど制約を受け
る事なく設置することができ、しかも常時監視測定が可
能となる。なお、マンホール内に設置されるセンサ類は
防湿、防水構造とし、かつ信号回路は全て弱電回路で構
成する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態を示
す構成説明図で、10は地中に埋設された配水本管11
の箇所に設けられたマンホールで、このマンホール10
内に露出している配水本管11には詳細を後述する分水
栓12が、分水サドル13により取り付けられる。この
分水栓12には配水本管11内の水圧を計測する圧力セ
ンサ14、温度センサ15や残留塩素測定するための低
圧水を得る減圧弁装置23等が設けられる。
【0010】圧力センサ14で計測された水圧計測信号
は、後述する水温を計測する温度センサ15の計測信号
とともに、計測ケーブル16a,16bにより詳細を後
述する路上局監視盤17内に導かれる。路上局監視盤1
7はマンホール10の近傍に設置される支柱18に取り
付けられる。また、路上局監視盤17の残留塩素測定部
には、減圧弁装置23で減圧された低圧水がフレキシブ
ル管41を介して供給される。なお、残留塩素の測定が
終了した低圧水は、排水パイプ42から排水溝43に捨
てられる。
【0011】前記路上局監視盤17には、支柱18の近
傍の電柱44に設けられた引込計器箱19から、電力が
電源ケーブル45を介して供給される。引込計器箱19
には、電源ライン31のAC100Vを低圧にして路上
局監視盤17に電力を供給する装置や、電話回線32へ
の接続装置等が収納されている。なお、支柱18の上部
には太陽電池装置46や無線で路上局監視盤17のデー
タを遠隔地に伝送するアンテナ47が設けられている。
このように、太陽電池装置46やアンテナ47は、AC
電源が供給されなくなった場合の緊急用として動作する
ように構成されている。
【0012】図2は路上局監視盤17の概略構成図で、
図2において、支柱18には有底筒状の容器51を設
け、この容器51内には圧力センサ14で計測された水
圧計測信号を受信する装置52、温度センサ15で計測
された温度計測信号を受信する装置53や残留塩素測定
部54等が収納されている。容器51には、上部から円
錐状の蓋55が設けられる。路上局監視盤17の保守点
検時には、容器51を底部を残して筒状の容器51を上
方に移動させれば良い。
【0013】前記分水栓12には図3、図4に示すよう
な温度センサ取付体20が設けられる。温度センサ取付
体20に設けられる温度センサ15は、配水本管11内
の水温を水温計測部15aで計測し、その計測信号を電
気信号に変換して計測ケーブル16bを介して路上局監
視盤17内に導かれる。なお、計測ケーブル16は、図
示しないが配管等により保護されている。
【0014】図3において、前記分水栓12は配水本管
11に分水サドル13により固定される。分水栓12に
は、上部と側部に第1、第2分水接続口12a,12b
が形成されている。なお、12cは分水栓12の開閉弁
操作棒である。第1分水接続口12aには、ダンパー2
1を介して圧力センサ収納箱14aが接続される。この
圧力センサ収納箱14aは防水処理が施されて内部の圧
力センサ14を保護している。第2分水接続口12bに
は、温度センサ取付体20の取付用基台本体22が接続
される。
【0015】取付用基台本体22の側面には、図4に示
すように接続口22aに逆止弁24を介して残留塩素測
定水を得る減圧弁装置23の一端が接続される。この減
圧弁装置23の他端は、フレキシブル管41を用いて路
上局監視盤17に導かれる。なお、減圧弁装置23で
は、約0.9kg/cm2以下の低圧水にしてフレキシブル管
41に低圧水が供給される。
【0016】取付用基台本体22の上部には、図示しな
い一対のネジ穴が穿設され、このネジ穴には、温度セン
サ取付体20の支持用の支持棒25a,25bがほぼ垂
直にねじ込まれる。前記温度センサ15は、先端に水温
計測部15aを有する温度センサ本体が収納された保護
管26と、保護管26の所定箇所に設けられたフランジ
部27と、保護管26の図示上端部に形成された計測温
度信号検出部28とから構成されている。
【0017】このように構成された温度センサ15は、
図3の2点鎖線で示す位置にセットして、保護管26を
袋ナット29と基台本体22の貫通孔内に挿入する。そ
の後、各部の漏水の無いことを確認しつつ、分水栓12
の開閉弁操作棒12cを操作して分水栓12を開く。し
かる後、配水本管11内部まで温度センサ15の水温計
測部15aを予め決定された位置まで挿入し、袋ナット
29とフランジ部27に設けられたセンサ設置位置設定
ナット30a,30bを締め付けて温度センサ15のセ
ットを完了する。温度センサ15の計測温度信号は検出
部28から取り出して計測ケーブル16bを介して路上
局監視盤17に導く。また、圧力センサ14の計測信号
も計測ケーブル16aを介して路上局監視盤17に導
く。
【0018】上記のように構成することにより、配水本
管11の配水を停止することなく、無断水で、しかも、
一滴の水も無駄にすることなく水温計測用の温度センサ
15、、圧力センサ14および減圧弁装置23の着脱が
可能となる。
【0019】なお、保守等のために温度センサ取付体2
0を取り外すには、上記とは逆の操作により簡単に取り
外すことができ、保守が容易となる。また、路上局監視
盤17は、支柱18に取り付けるようにしても良い。
【0020】上記のようにこの発明の実施の形態では、
マンホール10内の配水本管11に各装置を取り付けた
のは、爾後の維持管理や地震災害対策の為に有効で有る
からである。また、地上設置の柱上型監視盤は、特に各
機能により分割装着、即ち、水部分と電気関係部分やそ
の他の機器の収納部とは、それぞれ完全に分離セパレー
ト型とし、その上気温、環境変化にも十分耐える構造に
形成し、さらに、外形や塗装その他設置地域の景観や環
境に整合するように設計製作に自由度を付与している。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
圧力と温度センサ及び残留塩素測定水を得る減圧弁装置
を備えた装置を、配水管網の何カ所かに設置することに
より、配水圧力の分布状況や配水温度による供給水の水
源の区分も容易になり、需要者へのサービスの供給が一
層充実に行うことができるとともに、以下のような効果
も生じる。
【0022】(a)この発明ではすべて無断水作業で設
置でき、かつ維持管理、保守点検もすべて無断水で行え
る。
【0023】(b)特に設置用地の場所を必要としない
ので、設置場所の選定が容易にでき、しかも用地購入等
の費用、交渉等が不要となって、建設費が安価になる。
【0024】(c)水温は配水本管内の水温を直接計測
しているので、サンプリング水が不要で無駄な水を必要
としないとともに、配水本管の圧力を正確に計測するこ
とができる。また、残留塩素測定においても、低圧水で
行うことができるため、多量のサンプリング水を必要と
しない。しかも、地震災害等で低圧水が漏水しても多量
の水を失うことがない等の利点がある。
【0025】(d)配水本管の圧力を電気信号に変換し
て計測可能としたので、配水本管の圧力を地上にて測定
変換するための標高差による指示誤差もなくなり、しか
も、圧力は配水本管圧そのものを表示する利点もある。
【0026】(e)平素のメンテナンスは殆ど不必要で
メンテナンスフリーであり、路上局監視盤の外形・塗装
には自由度を持たせてあるなどの種々の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す概略構成説明図。
【図2】路上局監視盤の概略構成図。
【図3】温度センサと圧力センサ取り付けの具体的な構
成説明図。
【図4】減圧弁装置取り付けの具体的な構成説明図。
【符号の説明】
10…マンホール 11…配水本管 12…分水栓 13…分水サドル 14…圧力センサ 14a…圧力センサ収納箱 15…温度センサ 16a,16b…計測ケーブル 17…路上局監視盤 18…支柱 20…温度センサ取付体 22…取付用基台本体 23…減圧弁装置 24…逆止弁 25a,25b…支持棒 26…保護管 28…計測温度信号検出部 29…袋ナット 41…フレキシブル管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面下のマンホール内の配水本管と、こ
    の配水本管に設けられた分水栓と、この分水栓の第1分
    水接続口に取り付けられ、前記配水本管内の水圧計測信
    号が、前記マンホール近傍に配置された路上局の監視盤
    内に導かれる圧力センサと、前記分水栓の第2分水接続
    口に基台本体を介して取り付けられるとともに、配水本
    管内の一部分に水温計測部が望まれ、その水温計測信号
    が前記監視盤内に導かれる温度センサと、前記第2分水
    接続口に取り付けられる基台本体の近傍に一端が接続さ
    れ、他端が前記監視盤内の残留塩素測定部に低圧水とし
    て供給される残留塩素測定水用減圧弁装置とを備えたこ
    とを特徴とする管網の残留塩素・圧力・温度測定監視用
    路上局装置。
JP2000075567A 2000-03-17 2000-03-17 管網の残留塩素・圧力・温度測定監視用路上局装置 Pending JP2001262632A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110513601A (zh) * 2019-08-07 2019-11-29 陕西恒瑞测控系统有限公司 一种自来水管网压力流量监测终端

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