JP3425073B2 - 携帯無線機 - Google Patents

携帯無線機

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JP3425073B2
JP3425073B2 JP32603097A JP32603097A JP3425073B2 JP 3425073 B2 JP3425073 B2 JP 3425073B2 JP 32603097 A JP32603097 A JP 32603097A JP 32603097 A JP32603097 A JP 32603097A JP 3425073 B2 JP3425073 B2 JP 3425073B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯無線電話等の
アンテナを具備する携帯無線機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の携帯電話等の携帯無線機の急速な
小型、軽量化に伴い、無線機筐体の厚みは薄型化され、
大きさも波長に対して同程度以下の大きさとなり、ま
た、アンテナは4分の1波長から2分の1波長程度の短
い長さのモノポールアンテナあるいはヘリカルアンテナ
がよく用いられている。
【0003】このような条件における携帯無線機の近似
モデルを図10(a)に示す。同図において101は導
体板を、102はアンテナを、103は給電部を示して
いる。前記のように筐体の厚みは使用波長に比べて小さ
いため、図10(a)のように、1枚の導体板101上
にアンテナ102を構成した簡易なモデルに近似するこ
とができる。図10(a)に示すモデルにおいて、導体
板101の長さ(L)を変化させた時、紙面に対して水
平な面内における指向性パターンの一例を同図10
(b)および図10(c)に示す。
【0004】図10(b)はアンテナ102の長さ
(h)が4分の1波長の場合、図10(c)は同2分の
1波長の場合の特性を示している。同図において各指向
性パターンはそれぞれの最大放射利得で正規化してい
る。同図から明らかなように、導体板101の長さ
(L)の変化に伴って指向性パターンは大きく変化す
る。これは、導体板101上に高周波電流が流れ、該高
周波電流の分布が変わることによって、アンテナ特性が
変化するためである。つまり、携帯無線機において金属
筐体や筐体内部の電子回路等の導体部の大きさがアンテ
ナ特性に大きな影響を与えるため、筐体、内部回路の大
きさを考慮してアンテナ設計を行う必要があった。
【0005】図11に、前記のような金属筐体上に流れ
る高周波電流の影響を考慮した携帯無線機構成の一例を
示す。図11は、主金属筐体111の上面の給電点11
3にモノポールアンテナ112が設けられ、主金属筐体
111とは離間して配置された副金属筐体115が厚さ
方向にSだけずらた位置関係で固定され、両金属筐体間
を受動素子114を介して電気的に結合している。主金
属筐体111には高周波回路が収納されており、副金属
筐体115には上記高周波回路と信号授受用の線路(図
示せず)で接続された他の回路が収納されている。受動
素子114は主金属筐体111の左端からd1、副金属
筐体115の左端からd2の位置に配置されている。
【0006】上記構成により、モノポールアンテナ11
2を給電点113から給電すると、主金属筐体111
上、及び受動素子114を介して副金属筐体115上に
高周波電流が分布し、電波が送信される。ここで、受動
素子114のインピーダンス及び、上記S、d1、d2
の各寸法に応じて高周波電流分布が決定されるため、前
記各パラメータを決定することにより所望のアンテナ特
性を得ることができる。
【0007】また、従来の携帯無線機のダイバーシティ
は、図示していないが、図11における主金属筐体11
1上に複数のアンテナを取り付け、ダイバーシティを行
っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように携帯無線
機筐体内の電子回路部、導体部の大きさによりアンテナ
の特性は変化するため、筐体、内部回路の大きさを考慮
してアンテナ設計を行う必要があった。
【0009】例えば、図11に示す携帯無線機において
は、主金属筐体、副金属筐体の大きさに伴ってそれに適
したS、d1、d2及び受動素子のインピーダンス値を
選択することにより良好な特性が得ることができる。し
かし、携帯無線機においては、筐体に各種外部部品を接
続する場合があり、これらの外部部品の有無に関わら
ず、安定したアンテナ特性を提供しなければならない。
【0010】ところが、図11に示す携帯無線機におい
ては、上記主金属筐体、副金属筐体は最適な相対位置で
固定する必要があり、上記相対位置の変化に応じてアン
テナ特性は変化する。例えば、バッテリやイヤホンジャ
ックのような外部部品が接続された場合、前記外部部品
にも高周波電流が流れ、アンテナ特性が変化するという
問題があった。また、折り畳み型のように筐体の一部に
可動部分を有する構成であった場合も、上記と同様に筐
体上の高周波電流分布が変化しアンテナ特性が変化する
という問題があった。
【0011】また、図11に示す例においては、主金属
筐体内の高周波回路と副金属筐体内の回路とを接続する
ための信号線を有しているが、上記高周波電流は、アー
ス(金属筐体)のみだけではなく、前記信号線にも誘起
され、信号線を介して副金属筐体に流れ、アンテナ特性
が変化するという不具合もあった。
【0012】また、複数個のアンテナを用いてダイバー
シティを行う場合、前記のように同一筐体上に全てのア
ンテナを取り付けるため、各アンテナ励振時に同一筐体
上に高周波電流が流れる。前記のように筐体は波長に対
して小さいため、前記各アンテナ励振時に誘起される高
周波電流は筐体の同一部分に流れ、該高周波電流により
相互のアンテナ特性が影響し合い、アンテナ間の相互結
合が大きくなり、アンテナ特性が劣化するという問題が
あった。
【0013】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたものであり、複数の導電性部材を有する携帯無線機
において、アンテナが取り付けられている導電性部材以
外の導電性部材がアンテナ特性に与える影響を小さく
し、常に安定したアンテナ特性が得られる携帯無線機を
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の携帯無線機は、アンテナが
取り付けられた第1の導電性部材を内臓し、かつ接続端
子を備えた筐体と、前記第1の導電性部材に前記接続端
子を介して電気的に接続する第2の導電性部材を内蔵し
た、着脱可能な外部部品とを有する携帯無線機におい
て、前記第1の導電性部材と前記接続端子は、前記筐体
内で高周波電流の導通を遮断する高インピーダンス接続
手段を介して接続されていることを特徴とする。
【0015】筐体内部の導電性部材と接続端子が高イン
ピーダンス接続手段を介して接続されているため、導電
性部材は接続端子から電気的に切断され、アンテナが取
り付けられている導電性部材に流れる高周波電流が他の
導電性部材に流れることがなく、アンテナ特性が安定す
る。
【0016】請求項2記載の携帯無線機は、前記高イン
ピーダンス接続手段が、前記第1の導電性部材より前記
接続端子に近い位置で介挿接続されることを特徴とす
る。接続端子に近い位置に高インピーダンス手段を取り
付けることによって、不要な静電容量等を介して高周波
電流が流れるのを防ぐことができる。
【0017】請求項3記載の携帯無線機は、前記外部部
品が、バッテリーであることを特徴とする。
【0018】請求項4記載の携帯無線機は、前記外部部
品は、前記筐体の接続端子に接続ケーブルを介して接続
されることを特徴とする。
【0019】請求項5記載の携帯無線機は、前記接続ケ
ーブルに高インピーダンス接続手段を介挿したことを特
徴とする。外部部品内部の導電性部材が高インピーダン
ス接続手段を介して筐体に接続されているため、筐体内
部の導電性部材は外部部品内部の導電性部材から電気的
に切断され、アンテナが取り付けられている導電性部材
に流れる高周波電流が他の導電性部材に流れることがな
く、アンテナ特性が安定する。
【0020】請求項6記載の携帯無線機は、前記接続ケ
ーブルに介挿された高インピーダンス接続手段のの接続
部から前記第2の導電性部材または前記接続端子までの
電気長が、アンテナ使用周波数において、8分の3波長
以下であることを特徴とする。
【0021】筐体内部の導電性部材と、外部部品内部の
導電性部材との接続は前記高インピーダンス接続手段に
より電気的に切断された状態となり、さらに各導電性部
材の電気長はそれぞれ8分の3波長以下であるため、該
導電性部材上に高周波電流が誘起されることなく、アン
テナ特性に影響を与えることがない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の携帯無線機の第
1の実施の形態の斜視図である。図1の携帯無線機は、
筐体11と、アンテナ12と、導電性部材14a、14
b、14c、14dと、給電部13と、高インピーダン
ス接続手段15a、15b、15c、15dと、接続線
16a、16b、16c,16dとを有する。
【0023】樹脂等の非金属材で形成された筐体11の
内部に、送受信回路等の高周波回路や信号処理回路等の
ディジタル回路(いずれも図示せず)が含まれた導電性
部材14aが構成され、導電性部材14aの上部に設け
られた給電部13からアンテナ12が給電される。
【0024】筐体11内には、導電性部材14aとは別
に、前記回路以外のディジタル回路等を含んだ導電性部
材14b〜14dが構成され、導電性部材14aと導電
性部材14b間は、高インピーダンス接続手段15a及
び接続線16aを介して接続され、導電性部材14bと
導電性部材14c間は、高インピーダンス接続手段15
b及び接続線16bを介して接続され、導電性部材14
cと導電性部材14d間は、高インピーダンス接続手段
15c及び接続線16cを介して接続され、導電性部材
14dと導電性部材14a間は、高インピーダンス接続
手段15d及び接続線16dを介して接続されている。
【0025】各導電性部材14a〜14dは、それぞれ
1または複数枚の誘電体基板やフレキシブル基板上に構
成された電子回路内のアースパターンや信号線、各種部
品等の導電部、もしくは前記電子回路に不要輻射防止の
ために設けられたシールド用の金属製ケースや導体パタ
ーンを有する樹脂シールド等を表す。各導電性部材14
a〜14d間の各種電気信号は接続線16a〜16dを
介して授受が行われ、各接続線16a〜16dはアース
接続用線路も含め、それぞれの回路間に必要な電気信号
の数だけの接続線を有する。
【0026】アンテナ12は4分の1波長から2分の1
波長程度のモノポールアンテナであり、アンテナ12を
励振することにより、導電性部材14aに高周波電流が
流れる。高周波電流はアンテナ特性に影響を与えるた
め、該高周波電流の影響を考慮して良好なアンテナ特性
が得られるように、アンテナ12及びその整合回路(図
示せず)の設計を行う。前記高周波電流は、主に導電性
部材14aにおける前記シールドケース等のアースパタ
ーン上を流れるが、各種信号線パターンとアース間の静
電容量を介して電源ラインや各種信号ライン上にも誘起
される。
【0027】導電性部材14aは、接続線16a、16
d、高インピーダンス接続手段15a、15dを介して
導電性部材14b、14dにそれぞれ電気的に接続され
ているが、該高インピーダンス接続手段15a、15d
が、アンテナ使用周波数においては120π(Ω)と同
等以上の高インピーダンスを呈するため、高周波(アン
テナ使用周波数)的に切断され、前記高周波電流は導電
性部材14a以外には流れない。前記高インピーダンス
接続手段15a、15dとして空間の特性インピーダン
スである120π(Ω)と同等以上のインピーダンス値
を与えることにより、導電性部材14aと導電性部材1
4b〜14dとが前記接続線16a、16dを介して結
合する結合量が、各導電性部材間において空間を介して
結合する結合量よりも小さくなる。これにより、各導電
性部材間において各接続線16a、16dを介した結合
による影響は小さくなり、アンテナの特性に影響を与え
ることはない。
【0028】以上のように、アンテナ特性は導電性部材
14b〜14dの影響は受けず、導電性部材14aの形
状のみに依存するため、導電性部材14aの構成のみを
考慮してアンテナ12及びその整合回路を設計すれば良
い。導電性部材14aは前記高周波回路等による主電子
回路による構成とし、他の導電性部材14b〜14dは
それぞれ付加的な電子回路や、付属部品等で構成するこ
とにより、携帯無線機の設計において付加的な回路や付
属部品等の影響を考慮する必要なくアンテナの設計を効
率的に行うことができる。
【0029】各導電性部材間で授受される電気信号の損
失が問題となる場合は、前記電気信号は主にアースや電
源、低周波信号であるため、高インピーダンス接続手段
15a〜15dとして、アンテナ使用周波数のみで高イ
ンピーダンスを呈し、低周波数では低インピーダンスを
呈する特性のものを用いることにより、前記電気信号は
損失なく授受することができる。
【0030】本実施形態においては、アンテナはモノポ
ールアンテナとしたが、逆Fアンテナやヘリカルアンテ
ナ、パッチアンテナ等の携帯無線機用アンテナとして使
用可能な小型アンテナであればどれでも同様の効果が得
られる。
【0031】送受信回路等の高周波回路や信号処理回路
等のディジタル回路は、導電性部材14aのみに構成す
る必要はなく、その他の導電性部材14b、14c、1
4dにそれぞれ回路ブロックを分離して構成しても良
い。
【0032】図2は、本発明の携帯無線機の第2の実施
形態の斜視図である。図1と共通するものには同一の番
号を付する。図2の携帯無線機は、筐体11と、アンテ
ナ12、21と、導電性部材23a、23b、23c
と、給電部13、22と、高インピーダンス接続手段2
4a、24b、24cと、接続線25a、25b、25
cとを有する。
【0033】筐体11の内部に、送受信回路等の高周波
回路(いずれも図示せず)が含まれた2つの導電性部材
23a及び23bが構成され、導電性部材23a、24
bの上部にそれぞれ設けられた給電部13、22から2
本のアンテナ12、21がそれぞれ給電される。筐体1
1内には、導電性部材23a、23bとは別に、前記回
路以外のベースバンド信号処理回路等のディジタル回路
が含まれた導電性部材23cが構成され、導電性部材2
3aと導電性部材23c間は、高インピーダンス接続手
段24a及び接続線25aを介して接続され、導電性部
材23bと導電性部材23c間は、高インピーダンス接
続手段24b及び接続線25bを介して接続され、また
導電性部材23aと導電性部材23b間は、高インピー
ダンス接続手段24c及び接続線25cを介して接続さ
れている。
【0034】2つのアンテナ12、21はダイバーシテ
ィ通信を行うための、それぞれ独立した4分の1波長か
ら2分の1波長程度のモノポールアンテナであり、該ア
ンテナ12を励振することにより、導電性部材23aに
高周波電流が流れ、また、アンテナ21を励振すること
により、導電性部材23bに高周波電流が流れる。
【0035】導電性部材23aは、接続線25c、25
a、高インピーダンス接続手段24c、24aを介して
導電性部材23b、23cにそれぞれ電気的に接続され
ているが、該高インピーダンス接続手段24c、24a
が、アンテナ使用周波数においては120π[Ω]と同
等以上の高インピーダンスを呈するため、高周波(アン
テナ使用周波数)的に切断され、導電性部材23a上の
高周波電流は他の導電性部材23b、23cには流れな
い。
【0036】同様に、導電性部材23bは、接続線25
c、25b、高インピーダンス接続手段24c、24b
を介して導電性部材23a、23cにそれぞれ電気的に
接続されているが、該高インピーダンス接続手段24
c、24bが、アンテナ使用周波数においては高インピ
ーダンスを呈するため、高周波(アンテナ使用周波数)
的に切断され、導電性部材23b上の高周波電流は他の
導電性部材23a、23cには流れない。
【0037】導電性部材上の同一部分に複数のアンテナ
による高周波電流が分布する場合は、該高周波電流の影
響により相互のアンテナ特性が影響し合い、アンテナ特
性の劣化が生じる場合があるが、本実施の形態によれ
ば、導電性部材23a、23bに流れる高周波電流は、
それぞれ他の導電性部材に流れることなく独立している
ため、アンテナ間の相互結合によるアンテナ特性劣化を
軽減し、良好なダイバーシティ効果を得ることができ
る。
【0038】また、図2の例においてはダイバーシティ
アンテナブランチ数は2であるが、3以上のアンテナを
用いたダイバーシティでも良く、それぞれのアンテナと
しては、モノポール、逆Fアンテナ、ヘリカルアンテ
ナ、パッチアンテナ等による組合せでも良い。
【0039】図3は、高インピーダンス接続手段の第1
の実施の形態を示す回路図である。図3の高インピーダ
ンス接続手段は、導電性部材31a、31bと、接続線
32と、高インピーダンス接続手段33、34、35と
を有する。
【0040】導電性部材31aと導電性部材31bは、
それぞれ複数(図3では3本)の接続線32を介して接
続され、各接続線の中間部にはそれぞれ異なる構成方法
による高インピーダンス接続手段33、35、37が挿
入されている。接続線32は、それぞれ導電性部材31
a、31b内の電子回路に必要な低周波数の電気信号を
授受するための信号線であり、アース線及び電源線等も
含まれる。
【0041】高インピーダンス接続手段33は120π
(Ω)と同等以上の高抵抗素子34が直列に挿入された
ものであり、一方の導電性部材から他方を見たインピー
ダンスが高インピーダンスとなるため、高周波電流が阻
止される。本例は、導電性部材31a、31b間で授受
する電気信号が電流値が小さい電圧駆動型回路用の電気
信号である場合等に用いることができる。
【0042】高インピーダンス接続手段35はチョーク
コイル34が直列に挿入されたものであり、チョークコ
イル34として、アンテナ使用周波数においてインダク
タンス値が120π(Ω)と同等以上になるコイルを用
いることにより、該周波数においてリアクタンス成分が
大きく、RFチョークとして動作し、高周波電流が流れ
るのを防ぐことができる。本例は、リアクタンス成分の
みを有し、抵抗成分は0であるため、導電性部材31
a、31b間で授受する電気信号が電流値の大きい信号
に対しても有効である。
【0043】高インピーダンス接続手段37はコイル3
8とコンデンサ39による並列回路が直列に挿入された
ものであり、コイル38とコンデンサ39による並列共
振回路の共振周波数がアンテナ使用周波数に近いように
パラメータを設定することにより、該周波数においてリ
アクタンス値が120π(Ω)と同等以上になり、RF
チョークとして動作し、高周波電流が流れるのを防ぐこ
とができる。前記並列共振回路のQ値が大きくなるよう
な回路パラメータにして狭帯域なRFチョーク特性とす
ることにより、高周波電流の周波数と接続線32により
授受する電気信号の周波数が近い場合においても、前記
電気信号の損失を小さくすることができる。
【0044】また、無線機の小型化のため、前記チョー
クコイル34としてチップ素子を使用することが考えら
れるが、チップサイズが小型になればなるほど、インダ
クタンス値の低いコイルを実現するのが難しくなるた
め、アンテナ使用周波数によっては本例のように並列共
振回路を用いることによて非常に小型のチップ素子を使
用することができ、回路の小型化に有効である。また、
高インピーダンス接続手段の構成方法としては、前記3
種類の方法に限らず、コイル、コンデンサ、抵抗の各集
中定数素子を組み合わせた共振回路を用いても良い。
【0045】図4(a)および図4(b)は、それぞれ
上記高インピーダンス接続手段の第1の実施形態を実現
するための、実装方法の一例を示す図である。図4
(a)は、誘電体基板41上にパターンエッチング等に
より信号線43、44、及びアース線45、46が形成
され、アース線45の一端はスルーホール49を介して
誘電体基板32の裏面に形成されたアースパターン41
0に接続され、アース線45、46間にチップ素子47
が挿入され、アース線46の他端は接続用端子48に接
続される。信号線43の一端は前記基板上に構成された
電子回路部42に接続され、信号線43、44間にチッ
プ素子47が挿入され、信号線44の他端は接続用端子
48に接続される。チップ素子47は前記例に示したよ
うに、高抵抗チップ素子や自己共振周波数がアンテナ使
用周波数に近いチップコイル素子である。上記実装方法
例により、高インピーダンス接続手段が導電性部材と同
一誘電体基板上にチップ素子のみの簡易な構成で実現す
ることができる。
【0046】図4(b)は、図4(a)における接続用
端子48の代わりに接続用ケーブル411が信号線4
4、アース線46に半田付け等により接続されたもので
あり、該接続ケーブル411の接続部の裏面部にもアー
スパターン412を有し、該接続部パターンと裏面アー
スパターン412とが誘電体基板41を介して重なり合
い、静電容量を形成している。チップ素子47として
は、自己共振周波数がアンテナ使用周波数よりも高いチ
ップコイル素子を用いることにより、前記静電容量と該
チップコイル素子による並列共振回路が構成され、静電
容量値とチップコイル素子のインダクタンス値を最適に
選ぶことにより、良好な高インピーダンス接続手段が実
現される。静電容量値は前記接続部パターンとアースパ
ターン412との重なる部分の面積により調節できる。
また、前記静電容量の代わりに、チップコンデンサ素子
をチップコイル素子と並列に実装しても良い。
【0047】図5は、高インピーダンス接続手段の第2
の実施の形態を示す構成図である。図5の高インピーダ
ンス接続手段は、導電性部材51a、51bと、接続線
52と、バズーカバラン53とを有する。導電性部材5
1aと導電性部材51bは、それぞれ複数(図5では2
本)の接続線52を介して接続され、各接続線にはそれ
ぞれバズーカバラン53が取り付けられている。バズー
カバラン53は円筒状の導体であり、各信号線52を中
心導体とする同軸構造をなすように取り付けられ、バズ
ーカバラン53は第1の端部54において信号線に短絡
され、他端である第2の端部55は開放端となってい
る。該バズーカバラン53の長さをアンテナ使用周波数
において約4分の1波長とすることにより、開放端であ
る第2の端部55側からバズーカバラン側53を見たイ
ンピーダンスが高インピーダンスを呈し、接続線に流れ
る電流を阻止することができる。
【0048】図6は、本発明の携帯無線機の第3の実施
の形態の斜視図である。図1と共通するものには同一の
番号を付する。図6の携帯無線機は、外部部品として着
脱可能なバッテリ部を備えた携帯無線機の一例であり、
筐体11と、アンテナ12と、導電性部材62と、給電
部13と、アース端子65a、電源端子65bと、高イ
ンピーダンス接続手段67a、67bと、接続線68
a、68bと、バッテリ部63とを有する。
【0049】筐体11の内部に、高周波回路、ディジタ
ル回路等の主要回路が含まれた導電性部材62が構成さ
れ、導電性部材62上部の給電部13からアンテナ12
が給電される。
【0050】導電性部材62には電源を供給するための
接続線68a、68bが接続され、該接続線68a、6
8bは高インピーダンス接続手段67a、67bを介し
て、それぞれ筐体11に設けられた電源端子65b及び
アース端子65aに接続される。筐体11に着脱可能な
外部部品であるバッテリ部63は内部に電池、保護回路
等で構成された導電性部材64と、電源端子66bと、
アース端子66a及び、前記各々の端子と導電性部材6
4とを接続する接続線69b、69aとを有する。
【0051】バッテリ部63が筐体11に接続される
と、各々のアース端子65aと69a及び電源端子65
bと69bがそれぞれ電気的に接続され、導電性部材6
2は導電性部材64から電源が供給される。
【0052】前記図3、図4、図5に示した構成のいず
れかの構成法による120π(Ω)と同等以上の高イン
ピーダンス接続手段67a、67bが、接続線68a、
68bに直列につながれているため、アンテナ使用周波
数において高周波阻止手段として動作し、両接続線68
a、68bにおいて前記2つの導電性部材62、64
は、非接続状態として動作する。これにより、アンテナ
12を励振することによる生じる導電性部材62上の高
周波電流は、導電性部材64側には流れないため、該高
周波電流の分布はバッテリ部63の接続有無により変化
することはなく、常に安定したアンテナ特性を得ること
ができる。これにより、例えばバッテリ容量や形状の異
なる複数のバッテリモジュールをつけかえて使用する場
合においても、アンテナ特性はバッテリの種類に依らず
一定の特性を実現できる。
【0053】また好ましくは、高インピーダンス接続手
段67a、67bの取り付ける位置は、不要な静電容量
等を介して高周波電流が流れるのを防ぐため、筐体11
内の接続端子65a、65bにできる限り近い方が良
い。また、該取り付け位置は、バッテリ部63内に構成
しても良い。
【0054】図7は、本発明の携帯無線機の第4の実施
の形態の斜視図である。図1と共通するものには同一の
番号を付する。図7の携帯無線機は、折り畳み可能であ
る可動部品としてマイクを内蔵したフリッパ部を備えた
携帯無線機の一例であり、筐体11と、アンテナ12
と、導電性部材72と、給電部13と、接続線77a、
77bと、高インピーダンス接続手段76a、76b
と、フリッパ部73とを有する。
【0055】筐体11の内部に、高周波回路、ディジタ
ル回路等の主要回路が含まれた導電性部材72が構成さ
れ、導電性部材72上部の給電部13からアンテナ12
が給電される。
【0056】フリッパ部74は筐体11に一部が固定さ
れ、該固定部を軸に開閉できる機構になっており、内部
にマイク回路74と、該マイク回路74に接続された接
続線75a、75bを有する。導電性部材72には接続
線77a、77bが接続され、該接続線77a、77b
は高インピーダンス接続手段76a、76bを介して、
それぞれフリッパ部73内の接続線75a、75bに接
続される。マイク回路74から出力される音声信号は接
続線75a、75b及び、接続線77a、77bを介し
て導電性部材72内の電子回路に伝送される。
【0057】120π(Ω)と同等以上の高インピーダ
ンス接続手段76a、76bが、接続線77a、77b
に直列につながれているため、アンテナ使用周波数にお
いて高周波阻止手段として動作し、前記2つの導電性部
材72、74は、非接続状態として動作する。これによ
り、アンテナ12を励振することによる生じる導電性部
材72上の高周波電流は、導電性部材74側には流れな
いため、同高周波電流分布はフリッパ部73の開閉状態
により変化することはなく、常に安定したアンテナ特性
を得ることができる。従来のフリッパ部を有する携帯無
線機においては、フリッパ開閉による使用状況によっ
て、2種類の高周波電流分布が生じることになるため、
両使用状態においてアンテナ特性を同等にすることは困
難であったが、本実施形態によれば、フリッパ開閉の使
用状況によらず、常に一定のアンテナ特性を実現でき
る。
【0058】また、図7においては、可動部としてフリ
ッパ部を有する携帯無線機の一例を示したが、例えば筐
体の一部がスライドするような機構を備えた携帯無線機
や、筐体の一部が回転するような機構を有する携帯無線
機においても、同様に効果が得られる。
【0059】図8は、本発明の携帯無線機の第5の実施
の形態の斜視図である。図1と共通するものには同一の
番号を付する。図8の携帯無線機は、外部部品として例
えばイヤホンのような電気長の長い着脱可能な部品を備
えた携帯無線機の一例であり、筐体11と、アンテナ1
2と、導電性部材81と、給電部13と、接続線83
a、83bと、高インピーダンス接続手段82a、82
bと、接続端子84とを有する。
【0060】筐体11の内部に、高周波回路、ディジタ
ル回路等の主要回路が含まれた導電性部材81が構成さ
れ、導電性部材81上部の給電部13からアンテナ12
が給電される。
【0061】導電性部材81には外部電子回路が含まれ
た導電性部材86への電気信号を伝達するための接続線
83a、83bが接続され、該接続線83a、83bは
高インピーダンス接続手段82a、82bを介して、そ
れぞれ筐体11に設けられた接続端子84に接続され
る。該接続端子84には外部部品であるコネクタ85が
着脱可能であり、該コネクタ85は電気長が長い接続ケ
ーブル88を介して外部電子回路を有する導電性部材8
6に接続される。
【0062】コネクタ85を接続端子84に取り付けた
状態においては、導電性部材81は接続線83a、83
b及び、接続ケーブル88を介して導電性部材86に接
続され、両導電性部材内の電子回路間で、低周波の電気
信号が伝送される。120π(Ω)と同等以上の高イン
ピーダンス接続手段82a、82bが、接続線83a、
83bに直列につながれているため、アンテナ使用周波
数において高周波阻止手段として動作し、前記2つの導
電性部材81、86は、非接続状態として動作する。こ
れにより、アンテナ12を励振することによる生じる導
電性部材81上の高周波電流は、導電性部材86側には
流れない。
【0063】以上のように、導電性部材86及び接続ケ
ーブル88は取付け状態にあっても、高周波的には導電
性部材81から独立した回路として考えられるが、該回
路の電気長によってはアンテナ12との相互結合により
該回路上に電流が励振されアンテナ特性に影響を与える
ことが知られている。
【0064】この一例として、図9に非励振素子長によ
るアンテナ利得特性の変化を表す図を示す。図9は、一
般的な半波長ダイポールアンテナに4分の1波長の空間
を隔てて該ダイポールアンテナに平行に非励振素子(無
給電素子)を設置し、該非励振素子の素子長を変化させ
た時の非励振素子方向の利得の変化を示した図である。
同図より明らかなように、非励振素子が無い状態でのダ
イポールの利得が0dBdであるのに対し、非励振素子
長が0.5波長前後においては、該利得は大きく変化
し、約−7〜4dBdとなっている。非励振素子長が約
8分の3波長以下であれば、前記のような大きな特性の
変化は小さくなり、ほぼダイポール単体時と同等の特性
が得られる。
【0065】本実施形態においても、接続ケーブル88
の途中に高インピーダンス接続手段87a、87bを挿
入することにより、高周波的に独立した各部の電気長L
1、L2、L3がそれぞれ8分の3波長以下になり、上
記のような非励振素子として動作することを回避し、安
定したアンテナ特性を得ることができる。外部部品の電
気長が長い場合、高インピーダンス接続手段挿入点間の
電気長がそれぞれ8分の3波長以下になるよう、複数個
入れても良い。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明携帯無線機は、筐体
内部の導電性部材と接続端子が高インピーダンス接続手
段を介して接続されることにより、アンテナが取り付け
られている導電性部材に流れる高周波電流はそれ以外の
導電性部材に流れることがないため、該導電性部材の大
きさ、構成、また外部部品の有無に関らず、安定したア
ンテナ特性を得ることができる。
【0067】また、複数のアンテナをそれぞれ別々の導
電性部材に取り付け、該複数のアンテナによるダイバー
シティを行うことにより、各アンテナが取り付けられて
いる導電性部材に流れる高周波電流は互いに独立し、影
響し合うことがないため、アンテナ間相互結合によるア
ンテナ特性劣化を抑え、良好なダイバーシティ特性を得
ることができる。
【0068】また、高インピーダンス接続手段により、
各導電性部材がアンテナ使用周波数において分離された
状態において、各導電性部材の電気長をそれぞれ8分の
3波長以下になるよう構成することにより、該導電性部
材がアンテナに対して非励振素子として作用することを
防ぎ、アンテナ特性が影響を受けることなく良好な特性
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯無線機の第1の実施形態を示す斜
視図である。
【図2】本発明の携帯無線機の第2の実施形態を示す斜
視図である。
【図3】高インピーダンス接続手段の第1の実施形態を
示す回路図である。
【図4】(a)、(b)共に高インピーダンス接続手段
の第1の実施形態を実現するための実装方法の一例を示
す図である。
【図5】高インピーダンス接続手段の第2の実施形態を
示す構成図である。
【図6】本発明の携帯無線機の第3の実施形態を示す斜
視図である。
【図7】本発明の携帯無線機の第4の実施形態を示す斜
視図である。
【図8】本発明の携帯無線機の第5の実施形態を示す斜
視図である。
【図9】非励振素子長によるアンテナ利得特性の変化を
表す図である。
【図10】(a)は従来の携帯無線機の近似モデルを示
す図であり、(b)、(c)共に導体板の長さを変化さ
せた時の紙面に対して水平な面内における指向性パター
ン変化を示す図である。
【図11】従来の携帯無線機を示す図である。
【符号の説明】
11 筐体 12、21 アンテナ 13、22、113 給電部 14a、14b、14c、14d 導電性部材 15a、15b、15c、15d 高インピーダンス接
続手段 16a、16b、16c、16d 接続線 23a、23b、23c 導電性部材 24a、24b、24c 高インピーダンス接続手段 25a、25b、25c 接続線 31a、31b 導電性部材 32 接続線 33、35、37 高インピーダンス接続手段 35 高抵抗素子 36 チョークコイル 38 コイル 39 コンデンサ 41 誘電体基板 42 電子回路 43、44 信号線 44、46 アース線 47 チップ素子 48 接続用端子 49 スルーホールピン 410、412 アースパターン 411 接続ケーブル 51a、51b 導電性部材 52 接続線 53 バズーカバラン 54 バズーカバランの第1の端部 55 バズーカバランの第2の端部 62、64 導電性部材 63 バッテリ部 65a、66a アース端子 65b、66b 電源端子 67a、67b 高インピーダンス接続手段 68a、68b、69a、69b 接続線 72、74 導電性部材 73 フリッパ部 75a、75b、77a、77b 接続線 76a、76b 高インピーダンス接続手段 81、86 導電性部材 82a、82b、87a、87b 高インピーダンス接
続手段 83a、83 接続線 84 接続端子 85 コネクタ 101 導体板 102、112 アンテナ 103、113 給電部 111 主金属導体 114 受動素子 115 副金属導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−270728(JP,A) 特開 平3−285425(JP,A) 特開 平5−327527(JP,A) 特開 平10−93465(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/38 - 1/58 H04B 1/02 - 1/04 H04B 1/08 H01Q 1/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナが取り付けられた導電性部材を
    内臓し、かつ接続端子を備えた筐体と、 前記導電性部材に前記接続端子を介して電気的に接続す
    る外部部品とを有する携帯無線機において、 前記導電性部材と前記接続端子は、前記筐体内で高周波
    電流の導通を遮断する高インピーダンス接続手段を介し
    て接続され、前記高インピーダンス接続手段は前記接続
    端子に近い位置に介挿されていることを特徴とする携帯
    無線機。
  2. 【請求項2】 アンテナが取り付けられた導電性部材を
    内臓し、かつ接続端子を備えた筐体と、 前記接続端子に接続ケーブルのコネクタを着脱自在に接
    続して前記導電性部材に電気的に接続する外部部品とを
    有する携帯無線機において、 前記導電性部材と前記接続端子は、前記筐体内で高周波
    電流の導通を遮断する高インピーダンス接続手段を介し
    て接続され、前記高インピーダンス接続手段は前記接続
    端子に近い位置に介挿されていることを特徴とする携帯
    無線機。
  3. 【請求項3】 前記接続ケーブルに高インピーダンス接
    続手段を介挿し、前記高インピーダンス接続手段の接続
    部から前記外部部品内の導電性部材または前記接続端子
    までの電気長が、アンテナ使用周波数において、8分の
    3波長以下であることを特徴とする請求項2記載の携帯
    無線機。
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