JP3424224B2 - 映像信号処理装置及びその制御方法 - Google Patents

映像信号処理装置及びその制御方法

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JP3424224B2
JP3424224B2 JP34416295A JP34416295A JP3424224B2 JP 3424224 B2 JP3424224 B2 JP 3424224B2 JP 34416295 A JP34416295 A JP 34416295A JP 34416295 A JP34416295 A JP 34416295A JP 3424224 B2 JP3424224 B2 JP 3424224B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、著作権保護用の
「コピー禁止」情報が重畳された映像信号が記録された
テープ状記録媒体に対して再生処理を行うビデオテープ
レコーダ等の映像信号処理装置、及び上記映像信号処理
装置の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ビデオテープレコーダ(以下、
VTRと言う。)には、著作権保護用のIC(integrat
ed circuit)が備えられている。この著作権保護用のI
Cは、テープ状記録媒体(以下、ビデオテープと言
う。)から読み取られた映像信号から「コピー禁止」情
報が検出された場合に、上記映像信号の垂直帰線区間に
マクロビジョン信号を挿入させることにより、「コピー
禁止」機能を実現するものである。
【0003】すなわち、上記VTRにおいて、著作権保
護用のICは、「コピー禁止」情報が検出された映像信
号にマクロビジョン信号を挿入し、記録回路は、マクロ
ビジョン信号が検出された映像信号に関して、「コピ
ー」機能が動作しないようになされている。これによ
り、ビデオテープから得られる映像に対して、著作権を
保護することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
VTR等の従来の映像信号処理装置において、著作権保
護用のICが使用者により取り除かれてしまった場合、
又は著作権保護用のICが単なるディジタル/アナログ
変換器等の他のICに置換された場合、「コピー禁止」
情報が重畳された映像信号に対しても、「コピー」機能
が動作してしまっていた。したがって、このような場合
には、上記映像信号から得られる再生映像に対して、著
作権を保護することができなかった。このため、映像信
号処理装置の不正使用を防ぐことができなかった。
【0005】そこで、本発明は、上述の如き従来の実情
に鑑みてなされたものであり、次のような目的を有する
ものである。
【0006】即ち、本発明の目的は、著作権保護用の
「コピー禁止」情報が重畳された映像信号に対して、確
実に「コピー禁止」機能を実現することにより、装置の
不正使用を防ぐようになされた映像信号処理装置を提供
することにある。
【0007】また、本発明の目的は、著作権保護用の
「コピー禁止」情報が重畳された映像信号に対して、確
実に「コピー禁止」機能を実現することにより、装置の
不正使用を防ぐようになされた映像信号処理装置の制御
方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る映像信号処理装置は、装置全体の動
作制御を行う制御手段と、記録媒体に記録された映像信
号を読み取る読取手段と、上記読取手段で得られた映像
信号に信号処理を施す信号処理手段と、上記信号処理手
段からの映像信号から著作権保護情報を検出する保護情
報検出手段とを備える。また、上記保護情報検出手段の
検出結果に応じて上記信号処理手段からの映像信号に著
作権保護のための信号処理を施す著作権保護機能を有
し、上記信号処理手段からの映像信号を再生映像信号と
して出力する出力手段を備える。さらに、上記制御手段
からの指示に応じて上記信号処理手段から上記出力手段
への映像信号の出力を禁止する保護手段を備える。そし
て、上記出力手段は、上記著作権保護機能を有すること
を示す識別コードを上記制御手段に送出する通信機能を
有する。また、上記制御手段は、上記出力手段の識別コ
ードを検出する識別コード検出手段と、上記識別コード
検出手段の検出結果により上記著作権保護機能を有する
上記出力手段が取り除かれたか否かを判別する判別手段
とを備える。そして、上記判別手段の判別結果により上
記出力手段が取り除かれたと判別された場合に、上記信
号処理手段から上記出力手段への映像信号の出力を禁止
する指示を上記保護手段に対して発行することを特徴と
する。
【0009】上述の課題を解決するために、本発明に係
る映像信号処理装置の制御方法は、記録媒体から読み取
られた映像信号から著作権保護情報を検出し、上記著作
権保護情報の検出結果に応じて上記映像信号に著作権保
護のための信号処理を施す著作権保護機能を有する出力
手段により上記映像信号に信号処理を施し、上記信号処
理を施した映像信号を再生映像信号として出力する映像
信号処理装置の制御方法であって、上記著作権保護機能
を有する上記出力手段の識別コードを検出し、その検出
結果により上記出力手段が取り除かれたか否かを判別す
る。そして、その判別結果により上記出力手段が取り除
かれたと判別された場合に、上記再生映像信号の出力を
禁止することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0011】まず、本発明に係る映像信号処理装置の制
御方法について説明する。
【0012】上記映像信号処理装置の制御方法は、例え
ば、テープ状記録媒体から読み取られた映像信号に信号
処理を施し、著作権保護用のICにより、上記信号処理
を施した映像信号から著作権保護情報が検出されなかっ
た場合に、上記映像信号を再生映像信号として出力する
ビデオテープレコーダの制御方法に適用される。
【0013】上記ビデオテープレコーダ(以下、VTR
と言う。)の制御方法は、図1に示すように、先ず、著
作権保護用のICの内部に予め設定されている識別コー
ドを読み出す(ステップS11)。
【0014】次に、ステップS11で上記著作権保護用
のICから識別コードを読み出すことができた場合、読
み出した識別コードが正規の著作権保護用のICを示す
識別コード(以下、単に正規の識別コードと言う。)と
一致しているか否かを判別する(ステップS12)。
【0015】尚、ステップS11で上記著作権保護用の
ICから識別コードを読み出すことができなかった場
合、VTRに著作権保護用のICが備えられていない、
すなわちVTRから著作権保護機能が取り除かれたと見
なし、ステップS12の判別結果を、読み出した識別コ
ードが正規の識別コードと一致していなかったとする。
【0016】ステップS12にて、読み出した識別コー
ドが正規の識別コードと一致していた場合、後述するミ
ュート(MUTE)処理を行うか否かを示すMUTEフ
ラグを「0」に設定する(ステップS13)。
【0017】一方、ステップS12にて、読み出した識
別コードが正規の識別コードと一致していなかった場
合、MUTEフラグを「1」に設定する(ステップS1
4)。
【0018】ステップS13又はステップS14にて、M
UTEフラグが「0」又は「1」に設定された後、MU
TEフラグを設定した通信用データを作成する(ステッ
プS15)。
【0019】そして、テープ状記録媒体(以下、ビデオ
テープと言う。)から読み取られた映像信号の出力を禁
止する処理である上述したMUTE処理を行うようにな
された専用回路へ上記通信用データを送信する処理を起
動する(ステップS16)。これにより、上記専用回路
は、上記通信用データを受信し、受信した通信用データ
に設定されているMUTEフラグが「0」に設定されて
いた場合は、MUTE処理を実行せず、上記MUTEフ
ラグが「1」に設定されていた場合は、MUTE処理を
実行する。
【0020】したがって、VTRに備えられている著作
権保護用のICが正規のICでない、又はVTRから著
作権保護用のICが取り除かれたと判別されることによ
り、上記専用回路でMUTE処理が実行された場合に
は、ビデオテープから読み取られた映像信号が出力され
ない。これにより、「コピー禁止」機能を実現すること
ができる。
【0021】上述のように、本発明に係る映像信号処理
装置の制御方法では、装置に備えられている著作権保護
用のICから識別コードを読み出すことにより、著作権
保護用のICの有無を判別し、その判別結果に基いて生
成されたMUTEフラグを用いて、MUTE処理を行う
専用回路の動作を制御しているため、例えば、使用者に
より、VTRから著作権保護用のICを取り除かれた場
合でも、確実に「コピー禁止」機能を確実に実現するこ
とができる。したがって、装置の不正使用を防ぐことが
できる。
【0022】上述したような本発明に係る映像信号処理
装置の制御方法は、例えば、図2に示すようなVTR1
00により実施され、VTR100は、本発明に係る映
像信号処理装置を適用したものである。
【0023】このVTR100は、ビデオテープ1から
映像信号を読み取る再生処理回路2と、再生処理回路2
の出力が供給される信号処理回路3と、信号処理回路3
の出力が供給される専用回路4と、図示していない記録
回路等と接続された出力端子Ioutと、信号処理回路3
及び専用回路4と各々通信することにより信号処理回路
3及び専用回路4の各動作を制御する制御回路6とを備
えている。
【0024】信号処理回路3は、再生処理回路2の出力
が供給されるビデオ信号処理回路31と、ビデオ信号処
理回路31の出力が供給されるコピー情報検出回路32
と、コピー情報検出回路32の出力が供給される直列入
出力回路(以下、SIO:serial input/output回路と
言う。)33とを備えており、ビデオ信号処理回路31
の出力が専用回路4の後述するビデオ信号処理回路41
に供給されるようになされている。そして、信号処理回
路3は、SIO回路33を介して、制御回路6と通信す
るようになされている。
【0025】専用回路4は、ビデオ信号処理回路31の
出力が供給される上述したビデオ信号処理回路41と、
ビデオ信号処理回路41の出力が供給されるスイッチ4
2と、SIO回路43と、SIO回路43の出力に基い
てスイッチ42のON/OFF制御処理(以下、MUT
E処理と言う。)を行うMUTE処理回路44とを備え
ている。そして、専用回路4は、SIO回路43を介し
て、制御回路6と通信するようになされている。
【0026】制御回路6は、SIO回路61と、SIO
回路61の出力が供給されるマクロビジョン(以下、M
Vと言う。)要求発行回路64と、MV要求発行回路6
4の出力が供給されるSIO回路63と、メモリ66
と、メモリ66及びSIO回路63の各出力が供給され
る識別子(以下、IDと言う。)判別回路65と、ID
判別回路65の出力が供給されるMUTE要求発行回路
67と、MUTE要求発行回路67の出力が供給される
SIO回路62とを備えている。そして、制御回路6
は、SIO回路61を介して、信号処理回路3と通信
し、SIO回路62を介して、専用回路4と通信するよ
うになされている。
【0027】まず、上記図2に示すように、VTR10
0に著作権保護用のIC5が備えられている場合につい
て説明する。
【0028】この著作権保護用のIC5は、ビデオテー
プ1から得られた映像信号に対して、著作権を保護する
ためのマクロビジョン信号を重畳して出力する回路であ
る。このため、以下、著作権保護用のIC5をマクロビ
ジョン(MV)回路5と言う。
【0029】すなわち、MV回路5は、専用回路4のス
イッチ42の出力が供給されるディジタル/アナログ
(D/A)変換器51と、メモリ53と、メモリ53の
出力が供給されるSIO回路54と、SIO回路54の
出力が供給されるMV発生回路55と、D/A変換器5
1及びMV発生回路55の各出力が供給される加算器5
2とを備えており、加算器52の出力が出力端子Iout
を介して図示していない記録回路等に供給されるように
なされている。そして、MV回路5は、SIO回路54
を介して、制御回路6と通信するようになされている。
すなわち、制御回路6は、SIO63を介して、MV回
路5と通信するようになされている。
【0030】ここで、例えば、ビデオテープ1には、コ
ピー情報が重畳された映像信号がディジタル化されて記
録されている。このコピー情報は、著作権保護用の「コ
ピー禁止」を示す情報である。
【0031】また、制御回路6と信号処理回路3間、制
御回路6と専用回路4間、及び制御回路6とMV回路5
間で通信する際に用いる通信用データは、1又は複数バ
イトからなり、各回路間のデータ通信は、ビデオテープ
1から読み出された映像信号の垂直同期期間毎に、定常
的に通信が行われる。
【0032】例えば、制御回路6から専用回路4に対し
てデータを送信する場合、図3に示すように、制御回路
6は、通信用データである送信データDSを専用回路4
に対して、垂直同期期間毎に送信するようになされてい
る。また、送信データDSは、処理実行の要求の種類を
示すコマンド、及び各種の情報が設定されて、専用回路
4に送信されるようになされている。
【0033】また、制御回路6と信号処理回路3間、及
び制御回路6とMV回路5間の各データ通信について
も、上述したような制御回路6と専用回路4間のデータ
送信と同様にして行われる。
【0034】そこで、先ず、再生処理回路2は、ビデオ
テープ1に記録されているディジタル映像信号を読み出
し、読み出したディジタル映像信号を信号処理回路3の
ビデオ信号処理回路31に供給する。
【0035】次に、信号処理回路3において、ビデオ信
号処理回路31は、再生処理回路2からのディジタル映
像信号に対して所定のビデオ信号処理を施し、所定のビ
デオ信号処理を施したディジタル映像信号をコピー情報
検出回路32、及び専用回路4のビデオ信号処理回路4
1に供給する。
【0036】コピー情報検出回路32は、ビデオ信号処
理回路31からのディジタル映像信号からコピー情報を
検出する。そして、コピー情報検出回路32は、コピー
情報の検出結果をSIO回路33に供給する。
【0037】SIO回路33は、通信用データにコピー
情報検出回路32からのコピー情報検出結果を設定し、
コピー情報検出結果を設定した通信用データを制御回路
6のSIO回路61に対して送信する。
【0038】次に、制御回路6において、SIO回路6
1は、信号処理回路3のSIO回路33からの通信用デ
ータを受信し、受信した通信用データに設定されている
コピー情報検出結果をMV要求発行回路64に供給す
る。
【0039】MV要求発行回路64は、SIO回路61
からのコピー情報検出結果により、コピー情報が検出さ
れた場合に、「マクロビジョン信号の発生動作の実行」
を示すMV発生要求情報をSIO回路63に供給する。
【0040】次に、SIO回路63は、MV要求発行回
路64からのMV発生要求情報と、図4に示すように、
後述する「識別コード読出要求」を示すコマンドを設定
した通信用データを、MV回路5のSIO回路54に対
して送信する。
【0041】ここで、MV回路5は、著作権保護用のI
Cであることを示す識別コードID5を有している。こ
の識別コードID5は、2バイトからなり、MV回路5
が備えるメモリ53に予め設定されている。
【0042】そこで、MV回路5において、SIO回路
54は、制御回路6のSIO回路63からの通信用デー
タを受信し、受信した通信用データに設定されている
「識別コード読出要求」を示すコマンドにより、メモリ
53に予め設定されている識別コードID5をメモリ5
3から読み出す。そして、SIO回路54は、上記図4
に示すように、メモリ53から読み出した識別コードI
D5を2バイト通信で制御回路6のSIO回路63に対
して送信する。
【0043】これにより、制御回路6において、SIO
回路63は、MV回路5のSIO回路54からの識別コ
ードID5を受信し、受信した識別IDコードID5を
後述する格納バッファに一旦格納する。
【0044】図5は、上述したような、制御回路6にお
ける「識別コード読出要求」送信時の処理を具体的に示
したフローチャートである。以下、上記図5を用いて、
制御回路6における「識別コード読出要求」送信時の処
理を具体的に説明する。
【0045】先ず、SIO回路63は、上述した「識別
コード読出要求」を示すコマンドを通信用データの所定
アドレスに設定する(ステップS51)。そして、SI
O回路63は、上記コマンドを設定した通信データをM
V回路5に対して送信する(ステップS52)。これに
より、MV回路5は、制御回路6からの通信用データを
受信し、受信した通信用データに設定されているコマン
ドにより、「識別コード読出要求」であることを認識す
る。そして、MV回路5は、予め設定されている識別コ
ードID5を2バイト通信で制御回路6に対して送信す
る。
【0046】次に、SIO回路63は、MV回路5から
の識別コードID5の下位バイト(L)を受信する(ス
テップS53)。そして、SIO回路63は、受信した
識別コードID5の下位バイト(L)を、上述した格納
バッファBuffの所定アドレスに格納する(ステップ
S54)。
【0047】次に、SIO回路63は、MV回路5から
の識別コードID5の上位バイト(H)を受信する(ス
テップS55)。そして、SIO回路63は、受信した
識別コードID5の上位バイト(H)を、上述した格納
バッファBuffの所定アドレスに格納する(ステップ
S56)。
【0048】上述のようにして、制御回路6は、「識別
コード読出要求」をMV回路5に送信することにより、
MV回路5の識別コードID5を得る。
【0049】次に、制御回路6において、上述のように
して得られた識別コードID5は、SIO回路63から
ID判別回路65に供給される。
【0050】ここで、制御回路6が備えるメモリ66に
も、識別コードID6が予め設定されている。この識別
コードID6は、正規の著作権保護用のICを示す識別
コードである。
【0051】そこで、ID判別回路65は、メモリ66
に予め設定されている識別コードID6をメモリ66か
ら読み出し、読み出した識別コードID6と、SIO回
路63からの識別コードID5とが一致しているか否か
を判別する。そして、ID判別回路65は、その判別結
果をMUTE要求発行回路67に供給する。
【0052】この場合、VTR100には、著作権保護
用のICであるMV回路5が備えられているため、ID
判別回路65からMUTE要求発行回路67に供給され
る判別結果は、図6に示すように、識別コードID5と
識別コードID6が一致しているという結果、すなわち
「OK」を示している。
【0053】上述のようにして、ID判別回路65によ
り、識別コードID5と識別コードID6が一致してい
ると判別された場合、SIO回路63は、VTR100
にMV回路5、すなわち正規の著作権保護用のICが備
えられているということを認識し、上述したようにして
図示していないメモリに一旦保存したMV要求発行回路
64からのMV発生要求情報をMV回路5のSIO回路
54に送信する。
【0054】一方、MUTE要求発行回路67は、ID
判別回路65からの判別結果(=OK)により、後述す
るMUTE処理を行うか否かを示すMUTEフラグを
「0」に設定し、上記MUTEフラグをSIO回路62
に供給する。
【0055】SIO回路62は、通信用データDSにお
いて、MUTE要求発行回路67からの上記MUTEフ
ラグを上記MUTEフラグを設定した通信用データDS
とともに、専用回路4のSIO回路43に対して送信す
る。
【0056】次に、専用回路4において、ビデオ信号処
理回路41は、上述したようにして、信号処理回路3の
ビデオ信号処理回路31から供給されたディジタル映像
信号に対して、所定のビデオ信号処理を施し、所定の信
号処理を施したディジタル映像信号をスイッチ42に供
給する。
【0057】この時、SIO回路43は、制御回路6の
SIO回路62からの通信用データを受信し、受信した
通信用データに設定されているMUTEフラグをMUT
E処理回路44に供給する。
【0058】MUTE処理回路44は、SIO回路43
からのMUTEフラグが「0」であった場合、ビデオ信
号処理回路41からのディジタル映像信号がスイッチ4
2を介してMV回路5のD/A変換器51に供給される
状態となるように、スイッチ42を切り換える。
【0059】すなわち、MUTE処理回路44は、この
場合、ビデオ信号処理回路41からMV回路5のD/A
変換器51へのディジタル映像信号の供給を禁止する処
理である上述したMUTE処理を実行しない。したがっ
て、この場合、ビデオ信号処理回路41からMV回路5
のD/A変換器51にディジタル映像信号が供給され
る。
【0060】次に、MV回路5において、上述のように
して制御回路6のSIO回路63からSIO回路54に
「マクロビジョン信号の発生動作の実行」を示すMV発
生要求情報が送信された場合、SIO回路54は、SI
O回路63からのMV発生要求情報を受信し、受信した
MV発生要求情報をMV発生回路55に供給する。
【0061】MV発生回路55は、SIO回路54から
MV発生要求情報、すなわち「マクロビジョン信号の発
生動作の実行」を示す情報が供給された場合、マクロビ
ジョン信号を加算器52に対して発生する。
【0062】この時、D/A変換器51は、上述のよう
にして専用回路4のスイッチ42を介して供給されたデ
ィジタル映像信号をアナログ化し、アナログ化して得ら
れたアナログ映像信号を加算器52に供給する。
【0063】加算器52は、MV発生回路55でマクロ
ビジョン信号が発生された場合には、D/A変換器51
からのアナログ映像信号の垂直帰線区間に、MV発生回
路55からのマクロビジョン信号を挿入し、マクロビジ
ョン信号を挿入したアナログ映像信号を再生映像信号と
して出力端子Ioutを介して出力する。また、加算器5
2は、MV発生回路55でマクロビジョン信号が発生さ
れていない場合には、D/A変換器51からのアナログ
映像信号を、そのまま再生映像信号として出力端子I
outを介して出力する。
【0064】したがって、信号処理回路3のコピー情報
検出回路32によりコピー情報が検出された映像信号に
は、マクロビジョン信号が挿入され、そのマクロビジョ
ン信号が挿入された映像信号が再生映像信号として出力
端子Ioutから出力される。そして、例えば、出力端子
outに接続されている図示していない記録回路におい
てマクロビジョン信号が検出された映像信号に対して
は、「コピー」機能が動作しないこととなる。
【0065】つぎに、図7に示すように、上記図2及び
図6に示したMV回路5が他の回路7に置換された場合
について説明する。
【0066】他の回路7は、例えば、D/A変換器71
を備えるものであり、上述したようなMV回路5、すな
わち正規の著作権保護用のICでない回路である。
【0067】このように、不正使用の目的等により、著
作権保護用のICが他の回路に置換された場合、従来な
らば、ビデオテープに記録されているディジタル映像信
号からコピー情報が検出されたにも関わらず、上記ディ
ジタル映像信号に所定の信号処理のみが施されて得られ
たアナログ映像信号、すなわちマクロビジョン信号が挿
入されていない状態のアナログ映像信号がそのまま出力
されてしまう。このため、「コピー禁止」機能を実現す
ることができない。
【0068】そこで、VTR100では、著作権保護用
のICが他の回路7に置換された場合、以下のような動
作を行うようになされている。
【0069】まず、他の回路7は、正規の著作権保護用
のICではないため、上述したような著作権保護用のI
Cを示す識別コードID5は、制御回路6に送信されな
いこととなる。
【0070】したがって、制御回路6において、ID判
別回路65の判別結果は、「NG」となる。そして、I
D判別回路65の判別結果(=NG)は、MUTE要求
発行回路67に供給される。
【0071】MUTE要求発行回路67は、ID判別回
路65からの判別結果(=NG)により、上述したMU
TEフラグを「1」に設定し、そのMUTEフラグをS
IO回路62に供給する。
【0072】SIO回路62は、通信用データDSの所
定位置にMUTE要求発行回路67からのMUTEフラ
グを設定し、上記MUTEフラグを設定した通信用デー
タDSを専用回路4のSIO回路43に対して送信す
る。
【0073】専用回路4において、SIO回路43は、
制御回路6のSIO回路62からの通信用データを受信
し、受信した通信用データに設定されているMUTEフ
ラグをMUTE処理回路44に供給する。
【0074】MUTE処理回路44は、SIO回路43
からのMUTEフラグが「1」であった場合、ビデオ信
号処理回路41からのディジタル映像信号がスイッチ4
2を介してMV回路5のD/A変換器51に供給されな
い状態となるように、スイッチ42を切り換える。
【0075】すなわち、VTR100に著作権保護用の
ICが備えられていない場合には、専用回路4でMUT
E処理が実行されることとなる。
【0076】これにより、この場合、ビデオ信号処理回
路41から出力されるディジタル映像信号は、スイッチ
42を介してMV回路5のD/A変換器51に供給され
ない。すなわち、この場合、出力端子Ioutからは、再
生映像信号が出力されない。したがって、VTR100
に著作権保護用のICが備えられていない場合、「コピ
ー禁止」機能を実現することができる。
【0077】上述のように、VTR100では、MV回
路5に予め設定されている識別コードID5を通信で読
み出すことにより、MV回路5の有無を判定し、その結
果、正規のMV回路5が備えられていなかった場合に
は、「1」に設定されたMUTEフラグ、すなわち「M
UTE処理の実行」を示すコマンドを専用回路4に対し
てを送信する。これにより、専用回路4は、MUTE処
理を実行することとなる。
【0078】したがって、VTR100から著作権保護
用のICが取り除かれた場合、又は著作権保護用のIC
が他の回路に置換された場合、このVTR100は、使
用不可の状態となることにより、確実に「コピー禁止」
機能を実現することができ、不正使用を防ぐことができ
る。
【0079】
【発明の効果】本発明に係る映像信号処理装置では、読
取手段は、記録媒体に記録された映像信号を読み取る。
信号処理手段は、上記読取手段で得られた映像信号に信
号処理を施す。保護情報検出手段は、上記信号処理手段
からの映像信号から著作権保護情報を検出する。出力手
段は、著作権保護機能により、上記保護情報検出手段の
検出結果に応じて上記信号処理手段からの映像信号に著
作権保護のための信号処理を施し、上記信号処理手段か
らの映像信号を再生映像信号として出力する。また、上
記出力手段は、通信機能により、上記著作権保護機能を
有することを示す識別コードを上記制御手段に送出す
る。制御手段の識別コード検出手段は、上記出力手段の
識別コードを検出する。また、上記制御手段の判別手段
は、上記識別コード検出手段の検出結果により上記著作
権保護機能を有する上記出力手段が取り除かれたか否か
を判別する。そして、上記制御手段は、上記判別手段の
判別結果により上記出力手段が取り除かれたと判別され
た場合に、上記信号処理手段から上記出力手段への映像
信号の出力を禁止する指示を保護手段に対して発行す
る。上記保護手段は、上記制御手段からの指示に応じ
て、上記信号処理手段から上記出力手段への映像信号の
出力を禁止する。これにより、上記出力手段が装置から
取り除かれていた場合、装置から上記再生映像信号が出
力されず、上記映像信号処理装置は、使用不可の状態と
なる。したがって、上記出力手段が装置から取り除かれ
ていた場合でも、確実に「コピー禁止」機能を実現する
ことができ、装置の不正使用を防ぐことができる。
【0080】本発明に係る映像信号処理装置の制御方法
では、先ず、記録媒体から読み取られた映像信号から著
作権保護情報を検出する。次に、上記著作権保護情報の
検出結果に応じて上記映像信号に著作権保護のための信
号処理を施す著作権保護機能を有する出力手段により上
記映像信号に信号処理を施す。次に、上記著作権保護機
能を有する上記出力手段の識別コードを検出する。次
に、その検出結果により上記出力手段が取り除かれたか
否かを判別する。次に、その判別結果により上記出力手
段が取り除かれていないと判別された場合には、上記信
号処理を施した映像信号を再生映像信号として出力し、
上記出力手段が取り除かれたと判別された場合には、上
記再生映像信号の出力を禁止する。これにより、上記出
力手段が装置から取り除かれていた場合、装置から上記
再生映像信号が出力されず、上記映像信号処理装置は、
使用不可の状態となる。したがって、上記出力手段が装
置から取り除かれていた場合でも、確実に「コピー禁
止」機能を実現することができ、装置の不正使用を防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像信号処理装置の制御方法を示
すフローチャートである。
【図2】本発明に係る映像信号処理装置を適用したビデ
オテープレコーダの構成を示すブロック図である。
【図3】上記ビデオテープレコーダの各回路間における
通信処理を説明するための図である。
【図4】制御回路から著作権保護用のIC(MV回路)
への「識別コード読出要求」の送信時の処理を説明する
ための図である。
【図5】上記「識別コード読出要求」の送信時の処理を
示すフローチャートである。
【図6】著作権保護用のIC(MV回路)が備えられて
いる場合の上記ビデオテープレコーダの動作を説明する
ための図である。
【図7】著作権保護用のIC(MV回路)が備えられて
いない場合の上記ビデオテープレコーダの動作を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 ビデオテープ 2 再生処理回路 3 信号処理回路 4 専用回路 5 MV回路 6 制御回路 31 ビデオ信号処理回路 32 コピー情報処理回路 41 ビデオ信号処理回路 42 スイッチ 51 D/A変換器 52 加算器 53 メモリ 64 MV要求発行回路 65 ID判別回路 66 メモリ 33,43,54,61〜63 SIO回路 100 ビデオテープレコーダ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置全体の動作制御を行う制御手段と、 記録媒体に記録された映像信号を読み取る読取手段と、 上記読取手段で得られた映像信号に信号処理を施す信号
    処理手段と、 上記信号処理手段からの映像信号から著作権保護情報を
    検出する保護情報検出手段と、 上記保護情報検出手段の検出結果に応じて上記信号処理
    手段からの映像信号に著作権保護のための信号処理を施
    す著作権保護機能を有し、上記信号処理手段からの映像
    信号を再生映像信号として出力する出力手段と、 上記制御手段からの指示に応じて上記信号処理手段から
    上記出力手段への映像信号の出力を禁止する保護手段と
    を備え、 上記出力手段は、上記著作権保護機能を有することを示
    す識別コードを上記制御手段に送出する通信機能を有
    し、 上記制御手段は、上記出力手段の識別コードを検出する
    識別コード検出手段と、上記識別コード検出手段の検出
    結果により上記著作権保護機能を有する上記出力手段が
    取り除かれたか否かを判別する判別手段とを備え、上記
    判別手段の判別結果により上記出力手段が取り除かれた
    と判別された場合に、上記信号処理手段から上記出力手
    段への映像信号の出力を禁止する指示を上記保護手段に
    対して発行することを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体から読み取られた映像信号から
    著作権保護情報を検出し、上記著作権保護情報の検出結
    果に応じて上記映像信号に著作権保護のための信号処理
    を施す著作権保護機能を有する出力手段により上記映像
    信号に信号処理を施し、上記信号処理を施した映像信号
    を再生映像信号として出力する映像信号処理装置の制御
    方法であって、 上記著作権保護機能を有する上記出力手段の識別コード
    を検出し、その検出結果により上記出力手段が取り除か
    れたか否かを判別し、その判別結果により上記出力手段
    が取り除かれたと判別された場合に、上記再生映像信号
    の出力を禁止することを特徴とする映像信号処理装置の
    制御方法。
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