JP3423863B2 - 無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信装置及び無線通信方法

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JP3423863B2
JP3423863B2 JP21323697A JP21323697A JP3423863B2 JP 3423863 B2 JP3423863 B2 JP 3423863B2 JP 21323697 A JP21323697 A JP 21323697A JP 21323697 A JP21323697 A JP 21323697A JP 3423863 B2 JP3423863 B2 JP 3423863B2
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宏之 中村
俊二 三浦
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のセクタを有
するアンテナを備えた無線主局と、無線従局間でマルチ
キャスト信号を送受信する場合の、無線通信装置及び無
線通信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マルチキャストとは、ある無線局から通
信可能な全ての無線局に対して同一のデータを送信する
方法である。一般的に、複数のセクタを有するアンテナ
を備えた無線主局のある1つのセクタアンテナを介して
全ての無線従局と通信可能であることはほとんどないた
めに、無線主局と無線従局は通信する時に伝搬状況のよ
いアンテナを選択して通信を行う。
【0003】そのため無線主局のアンテナ全てに対して
通信する無線従局が存在する可能性がある。従って、全
ての無線従局に対してマルチキャスト送信を行うことを
前提とし、複数セクタを有するアンテナをもつ無線主局
からマルチキャスト信号を送信する場合には、その全て
のアンテナから同一のマルチキャスト信号を送信する必
要がある。
【0004】また、同時に同一のアンテナ部に存在する
複数のアンテナから同一の無線周波数を用いて電波を送
信すると各アンテナから送信された電波が相互に干渉す
るために、その電波を受信しても正常に復調することが
難しい。そのため、同時に複数のアンテナからマルチキ
ャスト信号を送信することはできないから、同一無線周
波数により送信を行う場合には時分割でマルチキャスト
信号を送信する。
【0005】次に、マルチキャスト送信が必要になる場
合の一例を説明する。本構成における無線通信方式にお
いては、初めて通信を行う無線従局は通信準備が整った
時点で必ず無線主局との通信を行う。その際のアンテナ
選択方法は、無線主局の全てのアンテナからの電波を受
信して最良の通信品質を確保できるアンテナを選択する
方法を採る。無線主局は一度通信を行った無線従局に対
するアンテナセクタを記憶することにより、通信するア
ンテナを決めることが可能である。
【0006】ところが、無線従局が通信中に位置を移動
した場合や、周囲の伝搬状況が変化した場合には、前に
決めたアンテナを介しての通信が不可能になることがあ
る。このような場合には、無線主局は、以前通信を行っ
ていたアンテナを用いたのでは無線従局と通信を行えな
い状況が生じる。このような状況のときには、無線主局
は該当する無線従局を探す必要がある。
【0007】このような場合にマルチキャスト信号を送
信して該当する無線従局と通信できるアンテナを探すこ
とになる。この場合のように、通信制御を目的としてマ
ルチキャスト通信を行うことが必要な場合や、あるい
は、マルチキャスト通信をデータ送信(同報通信)の目
的で行う場合等、様々な目的のもとにマルチキャスト信
号を送信する。
【0008】一般的に無線通信を行う場合には、ある無
線フレームフォーマットに従って送受信を行う場合が多
い。無線フレームフォーマットとは、電波を送受信する
時の相互の電波干渉を避けるために電波を送受信するタ
イミングを予め定めておくためのものである。
【0009】通常この無線フレームフォーマットによる
タイミングは、ある1つの無線システムにおいては一定
に決められており、送受信されるデータにより変更され
ることはない。その理由は、一定のフレーム時間を保っ
て制御を行うことにより、制御の複雑化を避け、安定な
通信制御ができるからである。
【0010】また、同一フレーム内に複数のデータスロ
ットを持つ場合であってもスロットによって送受信アン
テナをランダムに変更することはない。データ送信時に
は、その直前の伝搬状況が良好であるパスを持つ1つの
アンテナを選択する。それは無線主局と無線従局間の伝
搬状況は逐次変化しているために、その直前に選択され
たアンテナを介して電波を送受信すると通信成功の確立
が高いためである。
【0011】以上の説明を基に、図9を参照して従来の
データ送信方法を、また、図6を参照してマルチキャス
ト信号送信方法について説明する。まず、図9における
通常のデータ送受信について説明する。データ送信時に
は、ネットワークインタフェース部11からの信号を変
調器21により変調し、アンテナ切り替えスイッチ42
によりアンテナを切り替えて、アンテナ部44より無線
信号を送信する。
【0012】データ受信時は、同様にアンテナ切り替え
スイッチ42により切り替えたアンテナ(1〜Nの内の
いずれか)により電波を受信してその変調波を復調器2
2により復調してネットワークインタフェース部11へ
送る。変調器21の動作タイミングや、アンテナ切り替
えスイッチ42の切り替えタイミングは、復調信号を基
にタイミング管理装置32と主制御装置31で生成され
たクロックで制御される。
【0013】マルチキャスト信号を送信する場合でも、
前記データ送信方法に則ってデータ送信を行う。マルチ
キャスト信号送信手順を図6に示す。同図において、D
CHはデータチャネル、また斜線を施した部分はマルチ
キャストデータを示している。この手順は、無線フレー
ムフォーマットのあるデータスロットを用いてマルチキ
ャスト信号を送信する方法であり、ある1つのアンテナ
からマルチキャスト信号を送信し、さらに、次の無線フ
レームのデータスロットの1つを用いて同じマルチキャ
スト信号を送信する。
【0014】このようにNセクタアンテナを有する無線
主局からのマルチキャスト信号送信の場合には、N無線
フレーム時間かけてそれぞれのアンテナから同様のマル
チキャスト信号を送信する。無線伝送速度に対してマル
チキャスト発生速度が少ない場合にはこの方法によりマ
ルチキャスト信号送信を実現できる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、マルチキャス
トデータ発生速度が増加した場合や、あるいは、無線従
局の移動に伴って無線従局検索などの制御上のマルチキ
ャスト発生頻度が増加した場合など、アンテナのセクタ
数が増加することによるマルチキャスト所要時間が増加
した場合には、マルチキャスト送信遅延時間が増大した
り、さらに、マルチキャストデータの送信が間に合わな
くなって、バッファオーバーフローを生じたり、それに
伴うデータの欠落が生じたりするなどの課題があった。
【0016】本発明は、マルチキャスト通信の回数が増
加した場合であっても、無線フレームフォーマット長を
変化しない同一のフレームタイミング管理の元で、送信
遅延時間の増大を防ぎ、マルチキャストのデータを欠落
させることなくマルチキャスト信号を送信することので
きる手段の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
課題は、前記「特許請求の範囲」に記載した手段により
解決される。
【0018】すなわち、請求項1の発明は、複数のセク
タを有するアンテナを備えた無線主局と、無線従局との
間で無線通信を行うように構成され、無線主局は、ネッ
トワークと変復調器間の信号の変換を行うネットワーク
インタフェースと、変調器と、復調器と、無線主局の機
能の制御を行う主制御装置と、アンテナを切り替えるア
ンテナ切り替えスイッチと、
【0019】主制御装置とアンテナ切り替えスイッチへ
動作の基準となる信号を送るタイミング管理装置と、ア
ンテナを切り替えて電波を送受信するアンテナ部とを備
え、無線従局は、他の装置と変復調器間の信号の変換を
行うインタフェースと、変調器と復調器と、無線従局の
機能の制御を行う主制御装置と、主制御装置へ動作の基
準となる信号を送るタイミング管理装置と、電波を送受
信するアンテナ部とを備えてなる無線通信方式におい
て、
【0020】無線主局に、インタフェースからの送信信
号のデータ内の送信先アドレスを読みとり、マルチキャ
スト信号を識別して変調器の動作タイミングとアンテナ
切り替えタイミングをマルチキャスト通信用に切り替え
るための信号を変調器とアンテナ切り替えスイッチにそ
れぞれ供給するマルチキャスト識別装置を設けると共
に、無線従局に、復調器からの受信信号のデータのアド
レス部を読みとりマルチキャスト信号を識別するマルチ
キャスト識別装置を設けた無線通信装置である。
【0021】請求項2の発明は、複数のセクタを有する
アンテナを備えた無線主局と、無線従局との間で無線通
信を行うように構成され、無線主局は、ネットワークと
変復調器間の信号の変換を行うネットワークインタフェ
ースと、変調器と、復調器と、無線主局の機能の制御を
行う主制御装置と、
【0022】アンテナを切り替えるアンテナ切り替えス
イッチと、主制御装置とアンテナ切り替えスイッチへ動
作の基準となる信号を送るタイミング管理装置と、アン
テナを切り替えて電波を送受信するアンテナ部とを備
え、無線従局は、他の装置と変復調器間の信号の変換を
行うインタフェースと、変調器と復調器と、無線従局の
機能の制御を行う主制御装置と、主制御装置へ動作の基
準となる信号を送るタイミング管理装置と、電波を送受
信するアンテナ部とを備えてなる無線通信方式におい
て、
【0023】無線主局が、インタフェースからの送信信
号のデータ内の送信先アドレスを読みとり、マルチキャ
スト信号を識別して変調器の動作タイミングとアンテナ
切り替えタイミングをマルチキャスト通信用に切り替え
るための信号を変調器とアンテナ切り替えスイッチにそ
れぞれ供給すると共に、無線従局が、復調器からの受信
信号のデータのアドレス部を読みとりマルチキャスト信
号を識別する無線通信方法である。
【0024】請求項3の発明は、上記請求項2記載の無
線通信方法において、無線主局から無線従局へマルチキ
ャスト通信を行う場合に、無線主局は主制御装置からの
送信信号のうちマルチキャスト送信信号について識別
し、マルチキャスト送信をするアンテナセクタを連続し
て切り替えて同じデータを送信し、無線従局は復調器か
らの受信信号のうちマルチキャスト受信信号について識
別し受信するように構成したものである。
【0025】請求項4の発明は、上記請求項2記載の無
線通信方法において、電波を送受信するタイミング調整
のためのデータフレームに従って通信を行う場合に、無
線主局から無線従局へマルチキャスト通信を行うとき、
無線主局は、インタフェースからの送信信号のうちマル
チキャスト信号について識別して、マルチキャスト送信
を他のデータ送信と異なるデータフレームに従って送信
し、無線従局は、復調器の受信信号のうちマルチキャス
ト受信信号について識別し、マルチキャストを他のデー
タ受信と異なるデータフレームに従って受信するように
構成したものである。
【0026】請求項5の発明は、上記請求項4記載の無
線通信方法において、無線主局からマルチキャスト送信
をする時に事前に全無線従局にマルチキャスト送信をす
ることを通知して、無線主局は、連続的に送信アンテナ
セクタを切り替えてマルチキャスト信号を送信し、無線
従局は、復調器からの受信信号のうちのマルチキャスト
信号を識別して受信するように構成したものである。
【0027】請求項6の発明は、上記請求項4記載の無
線通信方法において、無線主局と無線従局間で予めマル
チキャスト信号を送受信するタイミングを設定しておい
て、マルチキャスト信号を送受信するように構成したも
のである。
【0028】請求項7の発明は、上記請求項4記載の無
線通信方法において、無線主局がマルチキャスト通信を
行う場合にデータフレームの全長を変えずに複数に分割
してマルチキャスト信号を送受信するように構成したも
のである。
【0029】本発明によれば、上述の構成によって、マ
ルチキャスト送信の回数が増加した場合であっても無線
フレームフォーマット長を変更しない同一のフレームタ
イミング管理の元で、送信遅延時間の増大化を防ぎ、マ
ルチキャストデータの欠落を生ずることなくマルチキャ
スト信号を送信することが可能となる。また、データの
占有効率が上昇することにより、フレーム利用効率の向
上、さらにはスルートップを向上させることも可能とな
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例に
ついて説明する。まず、前提として本通信方式における
通信手順について説明する。図1は、データフレームの
例を示す図である。初めて無線従局が無線主局と通信を
始める場合にはまず無線主局のアンテナの中で最適な通
信品質を得られるアンテナを選択する。
【0031】アンテナを選ぶ基準として、無線主局が送
信している報知チャネル(BCH)を誤りなく受信でき
たかどうかで判断する。BCHを誤りなく受信できれば
そのアンテナを介して通信することが可能である。
【0032】次に、データ伝送手順について説明する。
データ伝送方向には、無線主局から無線従局への下り方
向と、その逆の上り方向があるが、最初に上り方向デー
タ伝送について説明する。無線周波数は、無線主局と複
数の無線従局間の通信に関して上り下りとも同一の周波
数であるとする。
【0033】先に述べたBCHにはアンテナ選択の基準
となる機能の他に、そのフレームの先頭を示し、必要な
制御情報を無線従局に通知する機能がある。この無線主
局と通信を行う全ての無線従局はこのBCHを受信して
このデータフレームに従ったタイミングで通信手順を踏
むものとする。
【0034】さらに、BCHを誤りなく受信した無線従
局の中でデータ送信要求のある局は、要求チャネル(R
CH)時に上り信号送信要求があることを無線主局に通
知する。この要求信号による電波が、他の無線従局から
の送信要求信号による電波と干渉することなく無線主局
で誤りなく受信され、無線主局がその無線従局によるデ
ータ送信を許可する場合には、次の許可チャネル(GC
H)時に許可を与えたデータチャネル(DCH)を指定
して許可信号を無線従局に送る。
【0035】この許可信号を受けた無線従局は、指定さ
れたDCH時にデータを送信する。無線主局がこのDC
Hを受信して誤りなく復調できた場合には受信確認チャ
ネル(ACH)時に受信完了信号を無線従局に送信し、
通信を完了する。
【0036】次に、下り方向データ伝送について説明す
る。無線主局は、アンテナの中から1つを選び無線従局
と通信を行う。そのアンテナは前回の通信で用いたもの
を選択する。そのアンテナからGCHを用いて下り信号
があることをDCH指定情報とともに無線従局へ通知
し、その後指定されたDCH時に下り信号を送信する。
これを誤りなく受信できた無線従局は受信完了信号を無
線主局へ送信し、通信を完了する。
【0037】このような通信手順における通信方法にお
いて、無線従局の移動に伴って無線従局と通信できるア
ンテナを検索する通信制御上のマルチキャスト数が増加
したり、単にマルチキャストデータ数が増加した場合に
おいて本発明が有効であることを、以下に図面を参照し
て説明する。
【0038】図2は本発明の無線主局の構成の例を示す
図、図3は無線従局の構成の例を示す図である。無線主
局の構成の例を示す図2において、数字符号11はネッ
トワークと変復調器との信号変換を行うネットワークイ
ンタフェース、21は変調器、22は復調器、23は装
置の制御全般を行う主制御装置、24は装置の動作タイ
ミングを管理するタイミング管理装置を表している。
【0039】さらに、31はアンテナセクタを切り替え
るアンテナ切り替えスイッチ、32は主制御装置の送信
信号の中からマルチキャスト送信信号を識別してアンテ
ナ切り替えスイッチと変調器に通知するマルチキャスト
識別装置、33はアンテナ切り替えスイッチによりセク
タを切り替えて電波を送受信するアンテナ部を表わして
いる。
【0040】無線従局の構成の例を示す図3において、
数字符号41は他装置と変復調器との信号変換を行うイ
ンタフェース、51は変調器、52は復調器、53は装
置の制御全般を行う主制御装置、54は装置の動作タイ
ミングを管理するタイミング管理装置、61は主制御装
置の送信信号の中からマルチキャスト送信信号を識別し
てアンテナ切り替えスイッチと復調器に通知するマルチ
キャスト識別装置、62は電波を送受信するアンテナ部
を表わしている。
【0041】マルチキャスト送信の必要が発生した場合
には、無線主局でマルチキャスト識別装置がその発生を
認識する。識別する基準としては、送信データの送信先
アドレス内部の送信先が複数あることを示すビットを読
み取って判断する。
【0042】そのビットが有意であれば、そのデータが
マルチキャストデータであると判断し、変調器の動作タ
イミングとアンテナ切り替えタイミングをマルチキャス
ト送信用に変更する。これにより、図4に示すようにフ
レーム構成が変更される。通常のデータ送信時の通信手
順とマルチキャストデータ送信時通信手順の様子を図5
に示す。
【0043】この図に示すように、マルチキャスト時に
は、要求チャネル、許可チャネル、確認チャネルの機能
は必要なく、通信手順においてフレーム構成を変化させ
たことによる通信手順の追加は必要ない。マルチキャス
ト送信を無線主局から無線従局へ通知してマルチキャス
トデータを送信するだけでよい。
【0044】このような無線主局と無線従局間の通信に
よって、従来は、図6に示すように一種類のマルチキャ
スト送信を完了するまでに、無線主局のアンテナセクタ
数分のフレーム時間を要していたのに対し、はるかに短
い時間でマルチキャスト送信を完了できることが分か
る。
【0045】また、無線主局から無線従局に対してマル
チキャスト送信を知らせる方法として、以下に示す二通
りの方法が考えられる。第一の方法は、事前に無線主局
から無線従局へマルチキャスト送信のタイミングを知ら
せて送信する方法である。この方法を図7に示す。この
方法は、アンテナセクタ数と無線フレーム時間の積の時
間だけ予めマルチキャスト通知を送信する方法である。
同時に複数フレーム分のマルチキャストデータを通知す
ることでマルチキャスト送信回数を増加させることがで
きる。
【0046】第二の方法は、予めマルチキャストを送信
するタイミングを決めておき、一定のタイミングでマル
チキャスト信号を送信する方法である。この方法を図8
に示す。この方法は、マルチキャスト送信を通知するた
めの信号が必要なく、一定の時間間隔でマルチキャスト
信号を送出することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マルチキャスト送信回数が増加した場合であっても、マ
ルチキャスト通信を行う際の送信遅延時間を短縮するこ
とが可能であり、また、マルチキャストデータが欠落す
ることを防止できる。また、データの占有効率が上昇す
ることにより、フレーム利用効率の向上、さらにはスル
ープットを向上させることも可能となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】データフレームの例を示す図である。
【図2】本発明の無線主局の構成の例を示す図である。
【図3】本発明の無線従局の構成の例を示す図である。
【図4】本発明によるフレーム構成の例を示す図であ
る。
【図5】通信手順を示す図である。
【図6】従来のマルチキャスト送信について説明する図
である。
【図7】マルチキャスト送信を通知する第1の方法につ
いて説明する図である。
【図8】マルチキャスト送信を通知する第2の方法につ
いて説明する図である。
【図9】従来の無線局構成の例を示す図である。
【符号の説明】
11 ネットワークインタフェース 21 変調器 22 復調器 23 主制御装置 24 タイミング管理装置 31 アンテナ切り替えスイッチ 32 マルチキャスト識別装置 33 アンテナ部 41 インタフェース 51 変調器 52 復調器 53 主制御装置 54 タイミング管理装置 61 マルチキャスト識別装置 62 アンテナ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−276124(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 1/02 - 1/06 H04B 7/02 - 7/12 H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセクタを有するアンテナを備えた
    無線主局と、無線従局との間で無線通信を行うように構
    成され、無線主局は、ネットワークと変復調器間の信号
    の変換を行うネットワークインタフェースと、変調器
    と、復調器と、無線主局の機能の制御を行う主制御装置
    と、アンテナを切り替えるアンテナ切り替えスイッチ
    と、主制御装置とアンテナ切り替えスイッチへ動作の基
    準となる信号を送るタイミング管理装置と、アンテナを
    切り替えて電波を送受信するアンテナ部とを備え、無線
    従局は、他の装置と変復調器間の信号の変換を行うイン
    タフェースと、変調器と復調器と、無線従局の機能の制
    御を行う主制御装置と、主制御装置へ動作の基準となる
    信号を送るタイミング管理装置と、電波を送受信するア
    ンテナ部とを備えてなる無線通信方式において、無線主
    局に、インタフェースからの送信信号のデータ内の送信
    先アドレスを読みとり、マルチキャスト信号を識別して
    変調器の動作タイミングとアンテナ切り替えタイミング
    をマルチキャスト通信用に切り替えるための信号を変調
    器とアンテナ切り替えスイッチにそれぞれ供給するマル
    チキャスト識別装置を設けると共に、 無線従局に、復調器からの受信信号のデータのアドレス
    部を読みとりマルチキャスト信号を識別するマルチキャ
    スト識別装置を設けたことを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】 複数のセクタを有するアンテナを備えた
    無線主局と、無線従局との間で無線通信を行うように構
    成され、無線主局は、ネットワークと変復調器間の信号
    の変換を行うネットワークインタフェースと、変調器
    と、復調器と、無線主局の機能の制御を行う主制御装置
    と、アンテナを切り替えるアンテナ切り替えスイッチ
    と、主制御装置とアンテナ切り替えスイッチへ動作の基
    準となる信号を送るタイミング管理装置と、アンテナを
    切り替えて電波を送受信するアンテナ部とを備え、無線
    従局は、他の装置と変復調器間の信号の変換を行うイン
    タフェースと、変調器と復調器と、無線従局の機能の制
    御を行う主制御装置と、主制御装置へ動作の基準となる
    信号を送るタイミング管理装置と、電波を送受信するア
    ンテナ部とを備えてなる無線通信方式において、 無線主局が、インタフェースからの送信信号のデータ内
    の送信先アドレスを読みとり、マルチキャスト信号を識
    別して変調器の動作タイミングとアンテナ切り替えタイ
    ミングをマルチキャスト通信用に切り替えるための信号
    を変調器とアンテナ切り替えスイッチにそれぞれ供給す
    ると共に、 無線従局が、復調器からの受信信号のデータのアドレス
    部を読みとりマルチキャスト信号を識別することを特徴
    とする無線通信方法。
  3. 【請求項3】 無線主局から無線従局へマルチキャスト
    通信を行う場合に、無線主局は主制御装置からの送信信
    号のうちマルチキャスト送信信号について識別し、マル
    チキャスト送信をするアンテナセクタを連続して切り替
    えて同じデータを送信し、無線従局は復調器からの受信
    信号のうちマルチキャスト受信信号について識別し受信
    する請求項2記載の無線通信方法。
  4. 【請求項4】 電波を送受信するタイミング調整のため
    のデータフレームに従って通信を行う場合に、 無線主局から無線従局へマルチキャスト通信を行うと
    き、無線主局は、インタフェースからの送信信号のうち
    マルチキャスト信号について識別して、マルチキャスト
    送信を他のデータ送信と異なるデータフレームに従って
    送信し、無線従局は復調器の受信信号のうちマルチキャ
    スト受信信号について識別し、マルチキャストを他のデ
    ータ受信と異なるデータフレームに従って受信する請求
    項2記載の無線通信方法。
  5. 【請求項5】 無線主局からマルチキャスト送信をする
    とき、事前に全無線従局にマルチキャスト送信をするこ
    とを通知して、無線主局は連続的に送信アンテナセクタ
    を切り替えてマルチキャスト信号を送信し、無線従局
    は、復調器からの受信信号のうちのマルチキャスト信号
    を識別して受信する請求項4記載の無線通信方法。
  6. 【請求項6】 無線主局と無線従局間で予めマルチキャ
    スト信号を送受信するタイミングを設定しておいて、マ
    ルチキャスト信号を送受信する請求項4記載の無線通信
    方法。
  7. 【請求項7】 無線主局がマルチキャスト通信を行う場
    合にデータフレームの全長を変えずに複数に分割してマ
    ルチキャスト信号を送受信する請求項4記載の無線通信
    方法。
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JP4651463B2 (ja) 2005-06-17 2011-03-16 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 基地局及び基地局で使用される方法

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