JP3423678B2 - アルコール粕の処理方法および処理装置 - Google Patents
アルコール粕の処理方法および処理装置Info
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Landscapes
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Description
ルの製造工程において発生するアルコール粕を処理し
て、特に家畜飼料として利用するのに好適な、アルコー
ル粕の処理方法および処理装置に関するものである。
原料として焼酎を製造する場合には、最終的に焼酎を蒸
留した後にその蒸留残渣としてアルコール粕(焼酎粕)
が生成される。このようなアルコール粕は、従来その大
部分が海洋投棄されたり、焼却処理されたり、農地に還
元されたり、生物学的処理されたりしていたが、海洋投
棄はロンドン条約によって規制されつつあり、また焼却
処理はコストや地球温暖化の問題があり、農地還元では
地下水や河川の汚染の問題が懸念され、生化学的処理で
はかかるアルコール粕のBODが極めて高いために設備
が大きくなって処理コストが高騰するといった問題があ
る。そこで、近年では、これらの処理に代えて、例えば
焼酎粕を乾燥させて家畜の飼料として有効利用すること
が図られており、そのための処理方法や処理装置が、特
公昭55−19596号公報、特公昭56−44693
号公報、特公昭57−33014号公報、あるいは特開
平8−56584号公報などに提案されている。
いては、焼酎粕に澱粉粕を混合して撹拌した後に、高速
フラッシュドライヤーによって気流乾燥させることが記
載されており、さらにこうして乾燥させられた乾燥ケー
キを澱粉粕の代わりに焼酎粕と混合撹拌して乾燥すると
いった工程を繰り返すことも記載されている。しかしな
がら、これらの処理方法では、水分含有率が95%以上
と極めて高い焼酎粕に直接に澱粉粕やこれらの乾燥ケー
キを混合しているため、混合撹拌後でもその混合物の水
分含有率は高く、これを所定の水分含有率まで乾燥させ
るには多くの熱エネルギーと時間とを必要とする結果と
なる。また、後者の特開平8−56584号公報に記載
の処理方法においては、焼酎粕を一旦固液分離して固形
分と液分とを別々に乾燥し、特に固形分は縦型乾燥機に
よって乾燥するようにしている。しかし、このような処
理方法でも、焼酎粕を直接乾燥させる場合に比べては省
エネルギー化および乾燥時間の短縮が図られるものの、
焼酎粕を固液分離しただけの固形分ではその水分含有率
は依然高く、これを所定の水分含有率まで乾燥させるに
は、やはり多くのエネルギーと時間とが費やされること
が避けられない。
があるため、上記処理方法における混合物や固形分のよ
うに水分含有率が高いものを乾燥する場合において、そ
の乾燥時間を短縮するのにこれらの混合物や固形分を高
温で加熱して乾燥しようとすると、この粘性によって乾
燥装置の内部に付着した上記混合物や固形分が高熱によ
って焦げ付いてしまい、製造された飼料にこの焦げたア
ルコール粕が混入したり、焦げ臭さが残ったり、タンパ
ク質が破壊されたりして、その品質を著しく損なうこと
になる。特に、これら混合物や固形分を乾燥するのに、
例えばジャケット構造の本体ケーシング内に上記混合物
や固形分を保持してジャケット内に高温の蒸気等を流通
させ、上記ケーシングを介して混合物や固形分を加熱、
乾燥するような間接加熱式の乾燥装置を用いた場合に
は、ケーシング内側の伝熱面にはアルコール粕等が付着
して上述のように焦げ付いてしまう一方、これ以外の部
分では上記混合物や固形分に熱が伝わらずに乾燥が不十
分となってしまうという問題も生じる。
もので、アルコール粕を乾燥させて例えば飼料等に利用
する場合において、乾燥時間の短縮や省エネルギー化を
図るとともに、特に飼料としての品質を損なうことのな
いアルコール粕の処理方法および処理装置を提供するこ
とを目的としている。
ような目的を達成するために、本発明の処理方法は、ア
ルコール粕の固形分に水分調整材を混合して混合物を生
成する混合工程と、この混合物を減圧下で撹拌しながら
加熱することにより乾燥して乾燥物を生成する乾燥工程
とを具備し、上記混合工程においては、混合装置のケー
シングを気密構造とするとともに上記乾燥工程における
乾燥装置のケーシングとも気密に連結して真空吸引可能
とすることにより、上記乾燥工程と連続的に減圧下で上
記混合物を生成して該乾燥工程に供給するとともに、上
記乾燥物の少なくとも一部を、上記混合工程において上
記水分調整材として上記固形分と混合することを特徴と
する。従って、このような処理方法においては、上記混
合工程においてアルコール粕のうちの固形分に水分調整
材を混合することにより、その水分含有率を一層低減さ
せることができ、こうして低水分含有率とされた混合物
を乾燥工程において乾燥して乾燥物を生成するので、乾
燥時間や熱エネルギーを削減することができるととも
に、乾燥させられる上記混合物は水分調整材により粒状
となってその粘性が抑えられ、乾燥装置内に付着し難く
なるため、焦げ付き等を防止することが可能となる。
造した後の残渣であるぶどう粕である場合には、もとも
と水分含有率が低いため、これをそのまま上記固形分と
して上記混合工程において処理すればよい。一方、この
アルコール粕が焼酎粕のような穀類または芋類の粕であ
る場合には、上述のように水分含有率が高いので、上記
混合工程に先立って該アルコール粕を固液分離する固液
分離工程を備え、これによって分離された固形分を混合
工程において処理するようにすればよい。
て、上記混合物を減圧下で乾燥させることにより、混合
物はいわゆる真空状態で乾燥させられることとなるの
で、含有される水分の蒸発温度を低下させることがで
き、つまり乾燥温度を低下させることができて、乾燥に
要する熱エネルギーや時間の一層の削減が図られるのは
勿論、混合物の焦げ付きをより確実に防止することがで
きる。なお、こうして混合物を減圧下で乾燥させる場合
には、0.049×104〜0.196×104Paの
圧力下で乾燥させるのが望ましく、この圧力範囲を上回
ると減圧による効果が十分に発揮されなくなるおそれが
ある一方、逆にこの圧力範囲を下回るほど減圧させるに
は減圧のための装置や乾燥装置自体が大型化したり複雑
化したりして、却って不経済となるおそれがある。ま
た、本発明では、このように混合物を減圧下で乾燥させ
るとともに、上記混合工程においても、乾燥工程と連続
的に減圧下で混合物を生成して該乾燥工程に供給するこ
とにより、混合工程から乾燥工程にダンパー等を介する
ことなく混合物を供給できるので、このダンパー等への
混合物の付着によって該ダンパーが閉塞したり乾燥工程
における減圧状態が損なわれたりするのを防ぐことがで
きる。
物の水分含有率を重量%で40〜60%に調整するのが
望ましい。これは、この混合物の水分含有率が60%を
上回っていると、乾燥工程における乾燥時間の短縮や省
エネルギー化が十分に図られなくなるとともに、粘性も
確実に抑えることができなくなるおそれがある一方、逆
に水分含有率が40%を下回るまでに水分調整材を混合
しようとすると、処理物としてのアルコール粕に対して
水分調整材の必要量が多くなりすぎてしまい、不経済か
つ非効率的となってしまうおそれがあるからである。ま
た、上記乾燥工程においては、上記乾燥物の水分含有率
を同じく重量%で10〜20%に乾燥させるのが望まし
く、この乾燥物の水分含有率が20%を上回ると、該乾
燥物を上述のように飼料として利用する場合に腐敗し易
くなるため長期保存ができなくなるおそれがあり、逆に
水分含有率が10%を下回ると、同じく飼料として利用
しようとした際に適当な大きさに造粒できなくなった
り、飼料としての食感が損なわれたりするおそれがあ
る。
て、上記混合物を撹拌しながら乾燥することにより、こ
の混合物の付着による焦げ付きをさらに確実に防止でき
るとともに、均一な乾燥を図ることができる。そして、
本発明においては、上記乾燥物の一部を、上記混合工程
において水分調整材として上記固形分と混合することに
より、水分調整材の減量を図ることができるとともに、
最終的に工程外に抜き出される残りの乾燥物を飼料とし
て利用する場合に、その栄養価を向上させることができ
る。
乾燥物をペレット状に成形すれば、その取り扱いが容易
となるとともに飼料として家畜が食し易くなり、このと
き所定の寸法形状以外のものをペレット状に成形される
前の上記乾燥物に混合するようにすれば、ペレット状と
されたものの寸法形状を揃えて飼料としての品質の一層
の向上を図るとともに、寸法形状の不揃いのものは再度
ペレット状に成形したり、水分調整材として供給したり
できて、有効利用を図ることができる。さらにまた、上
記混合工程においては上記水分調整材の少なくとも一部
として米糠や麦糠等の糠、ビートパルプ、とうもろこ
し、ばかす、穀類の粕、ふすま、および小麦粉のうちの
少なくとも1種を用いるのが望ましく、これらの水分調
整材は、水分の吸着性が高くて混合物の水分調整が確実
かつ容易に行える一方、上記従来の処理方法に用いられ
た澱粉粕のように加熱によって粘性を生じるようなこと
もなく、混合物の付着をさらに一層確実に防止すること
が可能となる。
に用いて好適なものであり、すなわち、アルコール粕の
固形分に水分調整材を混合して混合物を生成する混合装
置と、この混合物を減圧下で加熱することにより乾燥し
て乾燥物を生成する乾燥装置とを具備し、上記乾燥装置
には、上記混合物を撹拌しながら乾燥する撹拌手段が備
えられ、上記混合装置においては、該混合装置のケーシ
ングを気密構造とするとともに上記乾燥装置のケーシン
グとも気密に連結して真空吸引可能とすることにより、
上記乾燥装置と連続的に減圧下で上記混合物が生成され
て該乾燥装置に供給されるとともに、上記乾燥物の少な
くとも一部は、上記混合装置に供給可能とされて上記水
分調整材として上記固形分と混合可能とされていること
を特徴とする。なお、ここでも、上記アルコール粕がぶ
どう粕である場合にはこれをそのまま上記固形分として
混合装置に供給して水分調整材と混合すればよく、また
アルコール粕が穀類や芋類の粕である場合には、該アル
コール粕から上記固形分を固液分離する固液分離装置を
備えて、こうして分離されたアルコール粕の固形分を混
合装置に供給して水分調整材を混合させればよい。ま
た、上記乾燥装置において、上記混合物を撹拌しながら
乾燥する撹拌手段を備えることにより、上述のように混
合物の付着や焦げ付きを確実に防止して、均一な乾燥を
図ることができる。
の処理装置の一実施形態を示すものであり、以下に、こ
の処理装置についての説明を交えながら本発明の処理方
法の一実施形態について説明する。本実施形態におい
て、上記アルコール粕Aは、穀類や芋類等の焼酎粕であ
って、一旦残渣槽1に貯留された後、ポンプ2を介して
固液分離装置としての遠心分離機3に供給され、この遠
心分離機3によって固形分Bと液分Cとに分離させられ
る(固液分離工程)。なお、このうち液分Cは、濾液槽
4に一旦保持された後、濾液ポンプ5によって処理設備
6に供給されて、例えば濃縮された後に液状の飼料とし
て利用されたりする。また、固液分離装置としては遠心
分離機以外のものも、勿論使用可能である。
上記固形分Bは、その水分含有率(ただし、重量%。以
下、同じ)が65〜85%程度とされており、スラッジ
ポンプ7によって混合装置8にその一端側(図1におい
て右側)の上部から供給される。また、この混合装置8
の一端側上部にはさらに、米糠や麦糠等の糠、ビートパ
ルプ、とうもろこし、ばかす、穀類の粕、ふすま、およ
び小麦粉のうちの少なくとも1種よりなる水分調整材D
の供給装置9がダブルダンパ10を介して接続されてお
り、この水分調整材Dと上記固形分Bとはこの混合装置
8において混合されて混合物Eとされる(混合工程)。
従って、こうして混合された混合物Eにおいては、上述
のような水分含有率の低い水分調整材Dが固形分Bに混
合されることにより、その水分含有率が上記固形分Bに
対して相対的に低下させられることとなる。なお、こう
して生成された混合物Eの水分含有率は、本実施形態で
は40〜60%の範囲とされている。
れた横置き円筒状の気密構造のケーシング8A内に、回
転軸8Bがケーシング8Aの中心軸線に沿って該軸線回
りに回転可能に設けられたものであり、この回転軸8B
の外周には、パドル状の多数の混合羽根8C…が上記中
心軸線周りに螺旋状をなすように配設されている。そし
て、この混合装置8の上記一端側からケーシング8A内
に供給された上記固形分Bと水分調整材Dとは、回転軸
8Bの回転に伴う螺旋状の混合羽根8C…の回転によっ
て撹拌混合されながら他端側(図1において左側)に搬
送され、混合物Eとしてケーシング8Aの他端側下部か
ら排出される。なお、この混合装置8のケーシング8A
への上記固形分Bの供給口は、ケーシング8Aの一端側
においてダブルダンパ10が設けられた水分調整材Dの
供給口よりも僅かに上記他端側に配設されている。
持された上記水分調整材Dを、スクリュウフィーダ9B
および流量調節器9Cによって適当な量ずつダブルダン
パ10に供給可能とされており、例えば上記スラッジポ
ンプ7から供給される固形分Bの水分含有率に応じて上
記流量調節器9Cによりこの供給装置9からの水分調整
材Dの供給量を調整したりすることにより、混合装置8
において生成される混合物Eの水分含有率が上記範囲に
調整可能とされている。さらに、上記ダブルダンパ10
は、その本体容器10Aの混合装置8側と供給装置9側
との接続部にそれぞれダンパ10B,10Cが設けられ
たものであり、混合装置8側のダンパ10Bを閉じた状
態で供給装置9側のダンパ10Cを開いて本体容器10
A内に水分調整材Dを収容し、次いでダンパ10Cを閉
じてからダンパ10Bを開くことにより、混合容器8の
ケーシング8A内の気密状態を保持したまま、水分調整
材Dの供給が可能とされている。
形分Bと水分調整材Dとの混合物Eは、次いで乾燥装置
11にその上記他端側の上部から供給され、この乾燥装
置11において加熱されて乾燥させられ、乾燥物Fとし
て該乾燥装置11の上記一端側の下部からダブルダンパ
12を介して排出される(乾燥工程)。なお、本実施形
態ではこの乾燥物Fの水分含有率は10〜20%の範囲
となるように調整される。また、ダブルダンパ12も上
記ダブルダンパ10と同様の構成を有するものであり、
すなわちその本体容器12Aの乾燥装置11側の接続部
と排出側とにそれぞれダンパ12B,12Cが設けられ
ていて、これらのダンパ12B,12Cの一方を閉じて
他方を開くことにより、乾燥装置11内の気密状態を保
持したまま乾燥物Fの排出が可能とされている。
れた断面略U字状の気密構造の横長のケーシング11A
内に中空の回転軸11Bが水平に架け渡されるととも
に、このケーシング11Aの底部から両側部にかけての
外周にはジャケット11Cが設けられたものであり、こ
のジャケット11C内と中空の回転軸11B内に、図示
されない蒸気ボイラから供給される蒸気Gを供給させる
ことにより、ケーシング11A内に供給された上記混合
物Eを加熱して乾燥可能とされている。なお、上記混合
装置8のケーシング8Aの外周にも蒸気を供給するよう
にしてもよい。また、こうして混合物Eを加熱すること
によって生じた蒸気Gの凝集水は排水ピット13に排水
され、また混合物Eが乾燥させられた際に生じた蒸気等
の排気は排気コンデンサ14に排出されて凝集させら
れ、処理される。
には、この回転軸11Bの軸線を中心とする複数の円板
状のディスク11D…が該軸線方向に等間隔に配設され
るとともに、この軸線方向に隣接するディスク11D,
11D同士の間には、回転軸11Bの外周側に間隔をあ
けるようにして、長方形平板状の撹拌板(撹拌手段)1
1Eが架け渡されるように取り付けられている。この撹
拌板11Eは、隣接するディスク11D,11D間にそ
れぞれ2枚ずつ、上記軸線を挟んで互いに反対側に、該
軸線を含む平面方向に延びるように配設されるととも
に、1枚のディスク11Dを間にしてその両側では軸線
回りに90°ずらされた位置に配設されており、回転軸
11Bの回転によってこれらディスク11D…および撹
拌板11E…が回転することにより、混合物Eは乾燥装
置11のケーシング11A内で撹拌されながら乾燥させ
られることとなる。
1Aと上記混合装置8のケーシング8Aとは互いに気密
に連結させられており、すなわち、ケーシング8Aから
の混合物Eの排出口8Dとケーシング11Aへの混合物
Eの供給口11Fとが図示されない管路によって気密に
連通されている一方、上記ダブルダンパ10,12の本
体容器10A,12Aは真空バッファ15を介して真空
発生装置としての真空ポンプ16に接続されている。従
って、これらダブルダンパ10,12の上記ダンパ10
C,12Cを閉じてダンパ10B,12Bを開いた状態
でこの真空ポンプ16を作動させることにより、本体容
器10A,12Aを介して混合装置8と乾燥装置11と
のケーシング8A,11A内が真空吸引されて減圧さ
れ、これによって混合物Eは減圧下で加熱乾燥されて乾
燥物Fとされるとともに、混合装置8においても乾燥装
置11と連続的に減圧下で混合物Eが生成されて乾燥装
置11に供給されることとなる。
のケーシング8A,11A内は、ダブルダンパ10,1
2が1つの真空ポンプ16に真空バッファ15に接続さ
れていることと、これらのケーシング8A,11Aの排
出口8Dと供給口11Eとが上記管路によって互いに連
通させられていることとにより、互いに等しい圧力とな
り、その圧力は本実施形態では0.049×104〜
0.196×104Paの範囲に設定される。また、上
記真空バッファ15には上記排気コンデンサ14も接続
されていて、上記真空ポンプ16により、乾燥装置11
から排気コンデンサ14への上記排気の誘引が可能とさ
れている。
られてダブルダンパ12から排出された乾燥物Fは、ク
ッションタンク17に一旦貯留された後、コンベア18
によって搬送され、必要に応じてミネラル、ビタミン等
の添加物Hが添加された後、分配ホッパー19に供給さ
れる。そして、このうち一部の乾燥物Fはペレットミル
20に供給され、上記蒸気ボイラからの蒸気Gによって
加熱および加湿されつつ、例えば円柱状等の所定の寸法
形状のペレットIに成形され、次いでペレットクーラー
21によって冷却されるとともに、ペレットシェーカー
22によって寸法形状が所定のものとは異なるものが除
かれた後、ペレットコンベア23を介してペレットサイ
ロ24に貯留され、飼料等として利用される。なお、ペ
レットシェーカー22によって除かれた寸法形状の異な
るものは、コンベア18によって搬送されて上記分配ホ
ッパー19に戻される。
して利用する場合においては、これを上述のようにペレ
ットIに成形する以外に、該乾燥物Fを粉状のパウダー
Jにして利用することもある。そこで、そのような場合
には、分配ホッパー19から供給される上記一部の乾燥
物Fの供給先を切り替えて、図1右上に示すようにパウ
ダーミル25に供給するようにし、このパウダーミル2
5において乾燥物Fを粉砕して上記パウダーJとした
後、パウダーコンベア26を介してパウダーサイロ27
に貯留するようにすればよい。
乾燥物Fのうちの残りのさらに一部は、ペレットミル2
0から排出された乾燥物Fの屑とともにホッパー28に
貯留され、そのスクリュウフィーダ28Aによって必要
量ずつ切り出されてコンベア18を介し上記分配ホッパ
ー19に再度供給され、ペレットIやパウダーJに成形
されたりする。なお、これら分配ホッパー19やホッパ
ー28、および上記ペレットクーラー21から排出され
る乾燥物Fの微粒子が混入した排気Kは、冷却ブロア2
9によってクーラーサイクロン30に給送されてこの微
粒子が取り除かれた後に大気に排出され、また取り除か
れた乾燥物Fの微粒子はコンベア18を介して分配ホッ
パー19に戻される。
すように、分配ホッパー19に供給された乾燥物Fのう
ち、ペレットミル20やホッパー28に供給される以外
の残りがスクリュウフィーダ31によって混合装置8に
ダブルダンパ10から供給可能とされており、この乾燥
物Fの一部を上記混合工程において水分調整材Lとして
上記固形分Bと混合可能とされている。なお、この水分
調整材Lとしての乾燥物Fは、分配ホッパー19やホッ
パー28に貯留されている乾燥物Fの量などに応じて、
供給装置9から供給される水分調整材Dの一部をこの乾
燥物Fよりなる水分調整材Lでまかなうようにしてもよ
く、また混合装置8に供給される水分調整材の全量をこ
の水分調整材Lに置き換えるようにしてもよく、逆に分
配ホッパー19からは水分調整材Lの供給を行わずに供
給装置9からの水分調整材Dのみで混合物Eを生成する
ようにしてもよい。
実施形態のアルコール粕Aの処理方法においては、まず
第1に、このアルコール粕Aの固形分Bに、混合装置8
による混合工程においてさらに水分調整材D(または水
分調整材L)を混合して混合物Eを生成し、しかる後、
この混合物Eを乾燥装置11による乾燥工程において乾
燥して乾燥物Fを生成しているので、乾燥させられる混
合物Eの水分含有率を大幅に低減させることができる。
従って、この混合物Eの乾燥に要する熱エネルギーの削
減を図って省エネルギー化を促すことができるととも
に、乾燥時間の短縮を図ることもでき、これらにより効
率的なアルコール粕Aの処理を行うことが可能となる。
粕Aが穀類や芋類等の焼酎粕であって上述のように水分
含有率が高いのに対し、混合装置8における混合工程に
先立って、これを遠心分離機3による固液分離工程にお
いて固液分離し、こうして分離された固形分Bを混合装
置8に供給しているので、一層確実に水分含有率の低減
を図ることができる。ただし、同じアルコール粕Aであ
っても、例えばぶどう酒を製造する際に生成される残渣
であるぶどう粕は、上記焼酎粕に比べて水分含有率が低
いので、そのようなアルコール粕Aを処理する場合に
は、図1に鎖線で示すように該アルコール粕Aをそのま
ま固形分Bとしてスラッジポンプ7から混合装置8に供
給し、この混合装置8における混合工程において水分調
整材D,Lと混合して処理するようにすればよい。
Bに水分調整材D,Kを混合して水分含有率を低下させ
ることにより、混合物Eは細かい粒状となってアルコー
ル粕Aが有していた粘性が抑制され、その後の乾燥工程
における乾燥装置11内のケーシング11A内壁や回転
軸11B、ディスク11D、あるいは撹拌羽根11Eの
表面などに付着し難くなる。従って、上記構成の処理方
法によれば、これらの乾燥装置11内に付着した混合物
Eが加熱によって焦げ付いてしまったりするような事態
も防止することができ、乾燥物Fに焦げが混入したり焦
げ臭さが残ったりするのを防ぐことができるとともに、
含有されるアルコール粕Aのタンパク質が破壊されるの
も防ぐことができるので、特にこの乾燥物Fを飼料とし
て利用する場合において該飼料に高い品質を与えること
が可能となる。
法では、特に乾燥装置11を気密構造としてそのケーシ
ング11A内を真空ポンプ16によって真空吸引するこ
とにより、上記乾燥工程において混合物Eを減圧下で乾
燥させるようにしており、これによって混合物E中の水
分の蒸発温度が低下させられるので、より低い加熱温度
で混合物Eを所定の水分含有率まで乾燥させることが可
能となる。従って、この乾燥工程における加熱乾燥のた
めの熱エネルギーや乾燥時間の一層の削減を図ることが
できるのは勿論のこと、混合物Eの焦げ付きもより確実
に防ぐことが可能となり、さらに効率的なアルコール粕
Aの処理と確実な高品質飼料の供給とを促すことができ
る。
燥させて乾燥物Fを生成する場合においては、上記乾燥
工程において、混合物Eが0.049×104〜0.1
96×104Paの圧力下で乾燥させられるように設定
するのが望ましい。これは、この圧力が上記範囲を上回
ると、減圧による熱エネルギーや乾燥時間の削減や水分
の蒸発温度の低下に伴う乾燥温度の低減といった効果が
十分に発揮されなくなるおそれがあるからであり、逆に
この圧力が上記範囲を下回るほど減圧させるには、減圧
のための上記真空ポンプ16の容量を大きくしなければ
ならないとともに、乾燥装置11もそのケーシング11
Aの強度や気密性の強化を図らなければならず、各装置
が大型化したり複雑化したりして、上記効果に比べて却
って不経済となるおそれがあるからである。なお、特に
混合物Eの焦げ付きを確実に防止するには、乾燥装置1
1における混合物Eの乾燥温度が50〜60℃の範囲と
なるように上記圧力を設定するのが望ましい。
程において混合物Eを減圧下で乾燥させるのに伴って、
上記混合工程においても混合装置8のケーシング8Aを
気密構造とするとともに乾燥装置11のケーシング11
Aとも気密に連結し、かつ真空発生装置としての上記真
空ポンプ16によって真空吸引可能として、乾燥工程と
連続的に減圧下で混合物Eを生成して該乾燥工程に供給
するようにしており、このため、混合工程の混合装置8
から乾燥工程の乾燥装置11に至る管路には、乾燥装置
11内の減圧状態を維持するためのダンパ等を設ける必
要がない。従って、本実施形態によれば、このようなダ
ンパに上記粒状となった混合物Eが付着や噛み込みを生
じて該ダンパが閉塞されたり逆に密閉不能となったりす
るようなこともなく、乾燥装置11内における減圧状態
を維持して上述の効果を確実に奏功することが可能とな
る。
連続的に減圧下で行うことと、特に混合装置8への水分
調整材D,Lの供給や乾燥装置11からの乾燥物Fの排
出にダブルダンパ10,12を用いることとにより、本
実施形態によれば、混合装置8への固形分Bおよび水分
調整材D,Lの供給から混合工程における混合物Eの生
成、および乾燥工程における該混合物Eの乾燥、すなわ
ち乾燥物Fの生成とその排出までをも連続的に行うこと
が可能となり、例えば上記従来の縦型乾燥機を用いた場
合のように処理が回分式にならざるを得ないのに比べ、
供給・排出に要する時間が短縮されるので、一層効率的
なアルコール粕Aの処理を促すことが可能となる。加え
て、上記真空ポンプ16は、これら供給・排出部に設け
られる上記ダブルダンパ10,12に接続されているの
で、水分調整材D,Lの供給や乾燥物Fの排出の際の外
気の侵入も最小限に抑えることができ、混合装置8や乾
燥装置11内の減圧状態を一層確実に維持することが可
能となるという効果も得られる。
において水分調整材D,Lを混合することにより、生成
される混合物Eの水分含有率を40〜60%に調整して
いるが、これは、この混合物Eの水分含有率が60%を
上回るほど大きいと、乾燥工程における乾燥時間の短縮
や省エネルギー化、あるいは混合物Eの粘性の抑制によ
る乾燥装置11内での焦げ付きの防止といった上述の効
果が十分に奏功されなくなるおそれがあるからである。
その一方で、逆に混合物Eの水分含有率が40%を下回
るほど小さくなるようにするには、処理物としてのアル
コール粕Aに対して混合する水分調整材D,Lの必要量
が多くなりすぎてしまい、不経済となったり非効率的と
なったりするおそれがある。このため、上記混合工程に
おける混合物Eの水分含有率は、本実施形態のように4
0〜60%の範囲に調整されるのが望ましい。
いても生成される乾燥物Fの水分含有率を10〜20%
としているが、これは、この乾燥物Fの水分含有率が2
0%を上回るほど大きいと、乾燥物Fを飼料として利用
する場合において腐ったりカビが生えたりして腐敗し易
くなり、低温保存をしなければ長期の保存ができなくな
るおそれがあるからである。また、逆にこの乾燥物Fの
水分含有率が10%を下回ると、同じく飼料として利用
しようとした際に、例えば本実施形態のように所定の寸
法形状のペレットIに成形しようとしても適当な大きさ
に造粒できなくなるとともに、飼料としては乾燥し過ぎ
て、いわゆるパサパサな状態となり、その食感が損なわ
れるおそれがある。従って、この乾燥物Fの水分含有率
についても、本実施形態のように10〜20%の範囲と
されるのが望ましい。
法では、乾燥装置11の回転軸11Bにディスク11D
…を介して撹拌板11E…が撹拌手段として取り付けら
れており、この撹拌板11E…によって上記乾燥工程に
おいて混合物Eを撹拌しながら乾燥するようにしてい
る。このため、この混合物Eが特にジャケット11C内
に流通される蒸気Gからの伝熱面となるケーシング11
A内壁に滞留することによって焦げ付きを生じるような
事態も確実に防止できるとともに、この伝熱面から離れ
たケーシング11A内側の混合物Eが十分に乾燥されな
くなるような事態も防ぐことができ、偏りのない均一な
乾燥状態の乾燥物Fを生成することが可能となる。しか
も、この撹拌板11Eはディスク11Dの外周側、すな
わちケーシング11A内壁に近接して設けられるので、
万一この内壁に混合物Eが付着したりしても、これを速
やかに剥離して焦げ付きに至るのを防ぐこともできる。
されて生成された乾燥物Fを、本実施形態ではコンベア
18によって分配ホッパー19に供給した後に、その一
部をスクリュウフィーダ31により水分調整材Lとして
ダブルダンパ10から混合装置8に供給してアルコール
粕Aの固形分Bと混合可能とされており、処理するアル
コール粕Aの量が一定であるなら供給装置9から供給さ
れる水分調整材Dとしての糠やビートパルプの使用量を
減量させることが可能となり、またこのアルコール粕A
の処理量の増大を図るときでも速やかにこれに対応する
ことができる。しかも、このように水分調整材Lとして
アルコール粕Aの固形分Bから生成された乾燥物Fを用
いることにより、その後に混合されて乾燥された乾燥物
F中においてはこのアルコール粕Aの成分が濃縮された
状態となって、その栄養価の向上を図ることができ、飼
料として利用するのにさらに好適な乾燥物Fを提供する
ことが可能となる。
て乾燥された乾燥物Fを、最終的にはペレットミル2
0、ペレットクーラー21、およびペレットシェーカー
22を介して所定の寸法形状のペレットIに成形するよ
うにしており、処理後の処理物としての乾燥物Fの取り
扱いを容易にすることができるとともに、特にこのペレ
ットIを飼料として利用する場合に家畜に食べ易くさせ
ることができ、消費の増大を図ってアルコール粕Aの一
層確実な有効利用を促すことができる。しかも、ペレッ
トシェーカー22において除かれた寸法形状が所定のも
のと異なる不揃いなペレットIは、再び分配ホッパー1
9に戻されて、乾燥装置11において生成された乾燥物
Fやホッパー28から供給された乾燥物Fと混合され、
再びペレットIとして成形されたり水分調整材Lとして
固形分Bと混合されたりして、その有効利用を図ること
ができるので、さらに効率的な処理を促すことができ
る。加えて、本実施形態では、分配ホッパー19からの
乾燥物Fの供給路を切り替えて乾燥物Fをパウダーミル
25に供給することにより、この乾燥物Fを粉状のパウ
ダーJに成形することも可能となるので、アルコール粕
Aの利用範囲を一層広げることが可能となる。
9から供給される水分調整材Dとして、上述のように
糠、ビートパルプ、とうもろこし、ばかす、穀類の粕、
ふすま、および小麦粉のうちの少なくとも1種が用いら
れており、これらの水分調整材Dは水分吸着性が高く
て、上記固形分Bと混合した際の混合物Eの水分含有率
の調整が確実かつ容易に行えるという効果を有してい
る。しかも、これらの水分調整材Dは、従来の澱粉粕の
ように水分を吸着して加熱されることにより粘性が生じ
たりするようなこともないので、乾燥装置11内での混
合物Eの付着や焦げ付き等もさらに一層確実に防止する
ことが可能である。
によれば、アルコール粕がぶどう粕である場合にはその
まま、また穀類や芋類の粕である場合には固液分離工程
において分離したアルコール粕の固形分に、混合工程に
おいて水分調整材を混合して混合物を生成し、この混合
物を乾燥工程において乾燥して乾燥物を生成しているの
で、上記混合物の水分含有率を十分に低減させることが
できる。従って、これにより乾燥に要する熱エネルギー
や乾燥時間を削減して効率的な処理を図ることができる
とともに、乾燥工程における混合物の付着や焦げ付きを
防ぎ、特に上記乾燥物を飼料として利用する場合に高品
質の飼料を提供することが可能となる。
合物を減圧下で乾燥して乾燥物を生成する乾燥装置を備
えることにより、本発明の処理方法の上記乾燥工程にお
いて混合物を減圧下で乾燥させることができ、これによ
り、一層確実に処理の効率化と乾燥物の品質の向上とを
図ることが可能となる。このとき、混合物を特に0.0
49×104〜0.196×104Paの圧力下で減圧し
て乾燥するのがより効果的であり、また混合工程におい
ても乾燥工程と連続的に減圧下で混合物を生成して乾燥
工程に供給することにより、乾燥工程における減圧状態
を損なったりすることなく、上記効果を確実に奏するこ
とができる。
有率を40〜60%に調整することにより、上述の効果
を確実に奏功しつつも、水分調整材を必要以上に要する
ことがなく、経済的かつ効率的な処理を図ることができ
る。また、乾燥工程においては乾燥物の水分含有率を1
0〜20%に乾燥させることにより、長期保存が可能で
ありながら適当な大きさに造粒できて食感のよい、特に
飼料として好適な乾燥物を提供することが可能となる。
さらに、上記乾燥装置に撹拌手段を備えるなどして、乾
燥工程においては混合物を撹拌しながら乾燥することに
より、混合物の焦げ付き等をさらに確実に防止できると
ともに、均一な乾燥状態の乾燥物を得ることができる。
分調整材として固形分と混合することにより、水分調整
材の減量や飼料として利用される場合の乾燥物の栄養価
の向上を図ることができ、さらに乾燥物をペレット状に
成形すれば、その取り扱いが容易となるとともに飼料と
して家畜が食し易い。さらにまた、水分調整材の少なく
とも一部として米糠や麦糠等の糠、ビートパルプ、とう
もろこし、ばかす、穀類の粕、ふすま、および小麦粉の
うちの少なくとも1種を用いれば、混合物の水分調整が
確実かつ容易となるとともに付着をさらに一層確実に防
止することができる。
一実施形態を示す図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 アルコール粕の固形分に水分調整材を混
合して混合物を生成する混合工程と、この混合物を減圧
下で撹拌しながら加熱することにより乾燥して乾燥物を
生成する乾燥工程とを具備し、上記混合工程において
は、混合装置のケーシングを気密構造とするとともに上
記乾燥工程における乾燥装置のケーシングとも気密に連
結して真空吸引可能とすることにより、上記乾燥工程と
連続的に減圧下で上記混合物を生成して該乾燥工程に供
給するとともに、上記乾燥物の少なくとも一部を、上記
混合工程において上記水分調整材として上記固形分と混
合することを特徴とするアルコール粕の処理方法。 - 【請求項2】 上記アルコール粕がぶどう粕であって、
そのまま上記固形分として上記混合工程において処理さ
れることを特徴とする請求項1に記載のアルコール粕の
処理方法。 - 【請求項3】 上記アルコール粕が穀類または芋類の粕
であって、上記混合工程に先立って該アルコール粕を固
液分離する固液分離工程を備えていることを特徴とする
請求項1に記載のアルコール粕の処理方法。 - 【請求項4】 上記乾燥工程において、上記混合物を
0.049×104〜0.196×104Paの圧力下
で乾燥させることを特徴とする請求項1ないし請求項3
のいずれかに記載のアルコール粕の処理方法。 - 【請求項5】 上記混合工程において、上記混合物の水
分含有率を40〜60%に調整することを特徴とする請
求項1ないし請求項4のいずれかに記載のアルコール粕
の処理方法。 - 【請求項6】 上記乾燥工程において、上記乾燥物の水
分含有率を10〜20%に乾燥させることを特徴とする
請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のアルコール
粕の処理方法。 - 【請求項7】 上記乾燥物の少なくとも一部を、ペレッ
ト状に成形することを特徴とする請求項1ないし請求項
6のいずれかに記載のアルコール粕の処理方法。 - 【請求項8】 ペレット状に成形された上記乾燥物のう
ち所定の寸法形状以外のものを、ペレット状に成形され
る前の上記乾燥物に混合することを特徴とする請求項7
に記載のアルコール粕の処理方法。 - 【請求項9】 アルコール粕の固形分に水分調整材を混
合して混合物を生成する混合装置と、この混合物を減圧
下で加熱することにより乾燥して乾燥物を生成する乾燥
装置とを具備し、上記乾燥装置には、上記混合物を撹拌
しながら乾燥する撹拌手段が備えられ、上記混合装置に
おいては、該混合装置のケーシングを気密構造とすると
ともに上記乾燥装置のケーシングとも気密に連結して真
空吸引可能とすることにより、上記乾燥装置と連続的に
減圧下で上記混合物が生成されて該乾燥装置に供給され
るとともに、上記乾燥物の少なくとも一部は、上記混合
装置に供給可能とされて上記水分調整材として上記固形
分と混合可能とされていることを特徴とするアルコール
粕の処理装置。
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