JP3423176B2 - キャラクタ表示制御回路 - Google Patents

キャラクタ表示制御回路

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JP3423176B2
JP3423176B2 JP04313497A JP4313497A JP3423176B2 JP 3423176 B2 JP3423176 B2 JP 3423176B2 JP 04313497 A JP04313497 A JP 04313497A JP 4313497 A JP4313497 A JP 4313497A JP 3423176 B2 JP3423176 B2 JP 3423176B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャラクタパター
ンをビットマップ形式で記憶し、これに基づいてテレビ
画面等に表示を制御するキャラクタ表示制御回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、所定のコードデータに応じ
て、RGB処理されたカラーの文字をテレビ画面に表示
できるテレビジョン装置が知られている。なお、コード
データは、受信信号より再生される場合もあるし、内部
で発生する場合もある。
【0003】このような装置において文字表示を行う場
合、所定の文字フォントのドットパターンが記憶された
キャラクタROMと、このキャラクタROMのアクセス
アドレスを決定するキャラクタコードを記憶するビデオ
RAMを設ける。そして、このビデオRAMのアドレス
は、テレビ画面上における文字の表示位置に対応してい
る。このため、ビデオRAMの各アドレスに記憶されて
いるキャラクタコードに応じて、対応するキャラクタR
OMのキャラクタ情報を読み出すことで、文字表示を行
うことができる。
【0004】ここで、テレビ画面上にRGB処理された
カラーの文字表示を行う場合、すなわち表示文字に対し
て文字自体の着色や、背景色を付す場合には、この着色
のためのデータが必要である。このため、ビデオRAM
にキャラクタROMのキャラクタコードの他に、キャラ
クタROMから読み出されるキャラクタ情報に対する文
字修飾のためのアトリビュートコードを記憶させること
が必要となる。このアトリビュートコードの記憶の方式
について、次に説明する。
【0005】「例1」例1では、ビデオRAMの各アド
レスにキャラクタコードと、アトリビュートコードを一
緒に記憶する。そして、このアトリビュートコードで表
示文字の文字色を直接指定すると共に、表示文字の背景
色も直接指定する。
【0006】具体的には、文字色及び背景色を指定する
アトリビュートコードをそれぞれRGBに1対1に対応
させて3ビットとし、キャラクタコードを8ビットとす
ると、ビデオRAMの各アドレスのビット長は、14ビ
ットになる。これによって、文字色及び背景色は各々8
種類(3ビット)ずつ指定できる。そして、この例によ
れば、ビデオRAMの1つのアドレスをアクセスするこ
とによって、キャラクタコードと、このキャラクタコー
ドに対応する文字の文字色及び背景色が決定される。
【0007】「例2」例2においても、ビデオRAMの
各アドレスにキャラクタコード及びアトリビュートコー
ドを記憶する。しかし、この例2では、アトリビュート
コードが、文字色及び背景色を直接指定する情報ではな
く、外部に設けた文字色または背景色のRGB値が格納
された外部データテーブルのアドレス値になっている。
【0008】具体的には、アトリビュートコードを4ビ
ットとし、その中の上位1ビットを文字色及び背景色の
識別ビットとしている(例えば、「0」の時に文字色、
「1」の時の背景色とする)。そして、残りの3ビット
を外部データテーブルを選択するアドレス指定ビットと
する。これによって、文字色または背景色のいずれかを
8種類指定できる。また、キャラクタコードを8ビット
とすれば、ビデオRAMの各アドレスのビット長は12
ビットとなる。
【0009】「例3」例3では、ビデオRAMの各アド
レスにアトリビュートコードまたはキャラクタコードの
いずれかを記憶する。例えば、キャラクタコード及びア
トリビュートコードにそれぞれ8ビットを使用し、両コ
ードの識別に1ビット(例えば、「0」の時にキャラク
タコード、「1」の時にキャラクタコードとする)を使
用する。従って、ビデオRAMの各アドレスのビット長
は、9ビットになる。
【0010】アトリビュートコードの場合、9ビットの
内、最上位ビットMSBが識別ビット「1」であり、残
りの6ビット(2ビットは不使用)がそれぞれ次のよう
なビットに割り振られる。すなわち、3ビットが、
(i)文字色及び背景色識別ビット、(ii)文字を着
色するか否かのオンオフビット、(iii)背景色を着
色するか否かのオンオフビットに割り振られ、残りの3
ビットが文字色または背景色を直接指定しているRGB
情報を決定するビットに割り振られる。これによって、
文字色及び背景色が各々8種類(3ビット)ずつ指定可
能になる。
【0011】「関連技術」上述のように、従来から各種
の方法で、文字表示の際の文字色、背景色等を決定する
手法が提案されている。
【0012】しかし、従来の手法は、いずれの場合も基
本的に、文字色と背景色を決定するだけである。すなわ
ち、文字表示は2色で行っている。しかし、文字の表示
を3色以上で行えば、グラフィック的な表現ができ、こ
れが好ましい場合もある。また、キャラクタとして、単
なる文字でなく他の形状を記憶しておくことも可能であ
り、そのような場合にもよりグラフィック的な表現が望
まれる場合もある。
【0013】そこで、本出願人は、特願平8−2109
9号において、キャラクタROMを二重構造とし、1ド
ットについてデータを2ビット持ち、各ドットについて
2ビットで表現できるものについて提案した。これによ
れば、簡単な構成で表示文字を多色で表現できる。
【0014】「縁取り処理」また、テレビ画面において
文字表示を行う場合、背景色と文字の表示色が同一また
は近似していると、文字が認識できなかったり、できに
くくなる。そこで、文字の周りに縁取りすることが行わ
れている。すなわち、文字の周りに文字色とは異なる色
で縁取りをすることで、文字を認識しやすくしている。
【0015】そして、このような縁取り処理は、文字パ
ターンを3行分読み出し、1つの注目ドットその上下左
右のデータに応じて、縁取りを行うかを決定している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記関連技術によれ
ば、文字などのキャラクタについて、グラフィックな表
現が可能になる。しかし、このような回路において、縁
取り処理を行う場合には、このために別の処理回路が必
要になり、回路が大規模になってしまうという問題点が
あった。特に、多色表示を行うために、キャラクタRO
Mから読み出される1ドット2ビットのデータを格納す
るために2つのシフトレジスタが必要になり、また縁取
り処理をするためには、3行のデータがキャラクタRO
Mから読み出されるため、3つのシフトレジスタが必要
になる。そこで、これらシフトレジスタを共用化し、回
路規模を小さく押さえたいという課題があった。
【0017】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、回路規模を小さく維持したまま多色表示および縁
取り処理を行えるキャラクタ表示制御回路を提供するこ
とを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、キャラクタパ
ターンに対応した少なくとも2枚のビットマップを含む
キャラクタパターン記憶部と、このキャラクタパターン
記憶部の少なくとも2枚のビットマップから並列して読
み出す第1のモードと、キャラクタパターン部の1枚の
ビットマップから複数行並列して読み出す第2のモード
とのいずれかのモードでキャラクタパターン記憶部から
キャラクタパターンを読み出す読み出し手段と、読み出
し手段のモードに応じ、少なくとも2枚のビットマップ
から読み出されたキャラクタパターン及び1枚のビット
マップから読み出された複数行のキャラクタパターンの
いずれかを一時記憶し、順次出力する複数のシフトレジ
スタと、この複数のシフトレジスタから並列出力される
データに基づき、表示用データを出力する出力制御回路
と、を有することを特徴とする。
【0019】また、本発明では、上記キャラクタパター
ン記憶部は、2枚のビットマップを有し、上記読み出し
手段は、第1のモードにおいて、2枚のビットマップか
ら並列にキャラクタパターンを読み出し、第2のモード
で1枚のビットマップから連続する3行を並列して読み
出し、上記複数のシフトレジスタは、3つであり、第1
のモードでは、3つのシフトレジスタの中の2つを用
い、第2のモードでは3つのシフトレジスタを全て用い
ることを特徴とする。
【0020】また、本発明では、第1のモードの読み出
しキャラクタパターンに応じて、表示色を制御し、第2
のモードの読み出しキャラクタパターンに応じて、キャ
ラクタの縁取り処理を制御することを特徴とする。
【0021】このように、第1のモードにおいては、少
なくとも2枚のビットマップから並列してキャラクタデ
ータを読み出すことができる。そこで、キャラクタパタ
ーンの1ドットについて、2ビットのデータを得ること
ができる。そこで、この2ビットのデータを利用して、
1ドットを4種類で表現することが可能となる。そこ
で、ビデオRAMの大型化を抑制しつつ、キャラクタの
表示についての自由度を大きくできる。また、第2のモ
ードにおいては、3行のデータを並列して読み出すこと
ができるため、これらのデータを利用して、縁取り処理
を行うことができる。そして、2つのモードにおける読
み出しデータを3つのシフトレジスタを利用して、行う
ことができるため、回路規模の大規模化を抑制すること
ができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に好適な実施の形態
(以下、実施形態という)について、図面に基づいて説
明する。図1は、キャラクタ表示制御回路の全体構成を
示すブロック図であり、この回路はマイクロコンピュー
タにより実現される。
【0023】ビデオRAM1は、表示文字に対応するキ
ャラクタコードをテレビ画面の表示部分に対応するアド
レスに記憶する。また、表示文字の表示色を示す修飾
(アトリビュート)情報を記憶する場合には、キャラク
タコードに代えて、これらを指定するアトリビュートコ
ードが記憶される。このアトリビュートは、一旦指定す
ると、その後は同一の状態を維持するようになってい
る。このため、アトリビュートコードは、アトリビュー
トを変更したい文字のアドレスの直前のアドレスに記憶
される。従って、テレビ画面の中で、表示文字を同じア
トリビュートで連続表示する場合には、1文字目のキャ
ラクタコードが記憶されるアドレスの直前のアドレスに
アトリビュートコードを記憶するだけでよい。
【0024】なお、本実施形態において、多色表示モー
ドでは表示文字の各ドットについて、4色の内の1色が
選択され、また縁取りモードでは各ドットについてキャ
ラクタ色、背景色、縁取り色の3色のうち1色が選択さ
れる。そして、選択可能な4色の内の1色ずつがアトリ
ビュートコードで変更される。
【0025】また、本実施例では、ビデオRAM1の各
アドレスは、9ビットで構成されている。最上位ビット
(MSB)が文字コードまたはアトリビュートコードの
別を示す識別ビット、残りの8ビットが、文字コード
(キャラクタコード)またはアトリビュートコードを示
している。そして、MSB「0」はキャラクタコード、
MSB「1」はアトリビュートコードを示しており、こ
のMSBを読み出し判定することで、キャラクタコード
かアトリビュートコードかを識別できる。残りの8ビッ
ト、すなわち「000」〜「0FF」H(Hはヘキサデ
シマル)は、256種類のキャラクタコードまたはアト
リビュートコードが指定される。
【0026】また、図1において破線で分割して示した
ように、ビデオRAM1の内部には、パレットデータを
記憶するパレットデータ領域が設けられている。このパ
レットデータは、キャラクタ(表示文字)、背景及び縁
取りのアトリビュートを特定するためのデータを記憶す
る領域である。すなわち、ビデオRAM1から読み出さ
れたアトリビュートコードをアドレスデータとして、こ
のパレットデータ領域がアクセスされ、表示文字のアト
リビュートが決定される。
【0027】「ビデオRAMの構成」ここで、ビデオR
AM1のマップ構成例を図2に示す。このように、ビデ
オRAM1は、縦方向が「00〜10」Hの17のロー
アドレス、横方向が「00〜1F」Hの32のカラムア
ドレスからなっている。そして、ローアドレス「00〜
0F」H及びカラムアドレス「00〜08」Hで指定さ
れる右上がり斜線で示される領域には、テレビ画面上で
の文字表示開始位置、テレビ画面に初めて表示を行う文
字についてのアトリビュートの他、その文字の表示モー
ドについての初期設定データが書き込まれる。ここで、
この表示モードは、キャラクタの表示を4色表示とする
か、または縁取り表示とするかを特定するものである。
また、ローアドレス「00〜0F」H及びカラムアドレ
ス「09〜1F」Hで指定される領域には、テレビ画面
への文字表示位置に対応してキャラクタコード(または
アトリビュートコード)が書き込まれる。
【0028】また、ローアドレス「10」H及びカラム
アドレス「00〜1F」Hで指定される左上がり斜線で
示される領域(パレットデータ領域)には、パレットデ
ータが書き込まれる。すなわち、カラムアドレス「00
〜07」Hに(UP,DW)=00で指定されるパレッ
トデータ、「08〜0F」Hに(UP,DW)=01で
指定されるパレットデータ、「10〜17」Hに(U
P,DW)=10で指定されるパレットデータ、「18
〜1F」Hに(UP,DW)=11で指定されるパレッ
トデータが、それぞれ記憶される。従って、各(UP,
DW)毎に8つずつ、合計32種類のパレットデータが
記憶されることになる。なお、(UP,DW)は、後述
する4つのレジスタ00〜11への格納を意味してい
る。
【0029】次に、ビデオRAM1に記憶されるアトリ
ビュートコードの一例について、図3(A)に基づいて
説明する。このように、ビデオRAM1の各アドレスの
ビット長は9ビットであり、MSBが識別ビットであ
る。そして、0〜4の5ビットがパレットアドレスにな
っている。特に、この例では、4、3ビットが(UP、
DW)を指定し、0〜2ビットによりその中におけるパ
レットデータのアドレスを指定している。なお、5〜7
ビットは、不使用である。
【0030】また、パレットデータは、図3(B)に示
すように、9ビットであり、4〜5ビットでR(赤)、
2〜3ビットでG(緑)、0〜1ビットでB(青)の値
を示している。すなわち、各RGBについて、それぞれ
2ビットの計6ビットで色を決定しており、64色を特
定する。従って、ビデオRAM1のパレットデータ領域
に64色から選択した32色を記憶することができる。
なお、6〜8ビットは未使用である。
【0031】「CPUタイミングによるビデオRAMへ
のアクセス」ここで、マイクロコンピュータの1マシン
サイクルは、プログラムの解読結果に基づき、ビデオR
AM1の書き込み読み出し動作を行うCPUタイミング
と、CPU(図示せず)の動作とは無関係にビデオRA
M1の読み出しを行うOSD(ON SCREEN D
ISPLAY)タイミングとからなっている。具体的に
は、1マシンサイクルは、3期間のCPUタイミング
(ローレベル)及び3期間のOSDタイミング(ハイレ
ベル)を交互に繰り返す6ステートからなっている(図
4のO/C参照)。ビデオRAM1は、CPUタイミン
グ及びOSDタイミングで独立にアクセスされるため、
構成が簡単なシングルポートで構成されている。
【0032】また、図1に示すようにビデオRAM1
は、データバス2に接続されている。ビデオRAM1
は、CPUからの指示に従い、書き込みモードまたは読
み出しモードに切り換えられる。例えば、ビデオRAM
1が書き込みモードになっているとき、キャラクタコー
ドや、アトリビュートコードや、パレットデータが、ビ
デオRAM1に書き込まれる。また、読み出しモードに
なっている場合には、キャラクタコードや、アトリビュ
ートコードが読み出されてデータバス2にのる。この書
き込み及び読み出しの際のビデオRAM1のアドレッシ
ングは、後述するローアドレスレジスタ3及びカラムア
ドレスレジスタ4に所望のアドレスデータをデータバス
2を介しセットすることによって行う。
【0033】すなわち、各マシンサイクル中のCPUタ
イミング中にビデオRAM1のローアドレスをアドレッ
シングする場合には、ローアドレスレジスタ3に、CP
Uからのローアドレスデータをデータバス2を介しセッ
トする。
【0034】同様に、カラムアドレスレジスタ4に、デ
ータバス2を介しCPUからのカラムアドレスデータが
セットされる。これによって、ビデオRAM1をアドレ
ッシングする。
【0035】「OSDタイミングのビデオRAMへのア
クセス」各マシンサイクルのOSDタイミング中のロー
アドレスを決定するために、垂直位置制御回路5が設け
られている。
【0036】ここで、テレビ画面における文字表示の垂
直方向開始位置を示す初期設定データは、ローアドレス
「00〜0F」H、カラムアドレス「00」で指定され
る領域に書き込まれている。垂直位置制御回路5は、タ
イミング切換信号O/C、水平同期信号Hs、及び垂直
同期信号Vsが印加されて動作する。このため、垂直位
置制御回路5の内部には、最初の表示文字の垂直方向の
開始位置を検出する手段として、第1カウンタ(図示せ
ず)と、第2カウンタ(図示せず)と、一致検出回路
(図示せず)が設けられている。
【0037】第1カウンタは、水平同期信号Hsの立ち
上がりでリセットされ、水平同期信号のHsの立ち上が
り期間中(ブランキング期間)にローアドレスを「0
0」Hから「0F」Hまで変更させる。このため、これ
に対応する周波数のクロック信号をカウントする。この
とき、カラムアドレスは「00」に固定されており、こ
の状態で、垂直位置制御回路5は、第1カウンタの値に
よってビデオRAM1からバイナリデータを順次読み込
む。
【0038】第2カウンタは、垂直同期信号Vsでリセ
ットされ、水平同期信号Hsをカウントする。一致検出
回路は、第1カウンタのカウント値でアクセスされた
「00〜0F」Hのいずれか1つのローアドレス(カラ
ムアドレスは「00」)に書き込まれたバイナリデータ
と、第2カウンタでカウントされた水平同期信号Hsの
バイナリデータとの一致を検出する。従って、第2カウ
ンタに得られる水平同期信号Hsの垂直方向の位置を表
すデータが、ローアドレス「00〜0F」Hのいずれか
1つに書かれていると、その位置が最初の表示文字の垂
直方向の表示開始位置と認識される。そこで、一致検出
回路は、このときに一致信号を出力する。なお、この一
致検出に応じて、対応ローアドレスのデータが出力さ
れ、文字表示が開始される。
【0039】垂直位置制御回路5はラインカウンタ(図
6のラインカウンタ32)をさらに有している。ライン
カウンタは、一致検出回路から出力される一致検出信号
でイネーブル状態にされ、水平同期信号Hsの立ち上が
りをバイナリでカウントする。ここで、テレビ画面に表
示される文字のフォントを縦mドット×横nドットとす
ると、ラインカウンタは、mカウントしてリセットされ
る。従って、ラインカウンタのカウント値は、1つのキ
ャラクタの垂直方向の位置(行アドレス)を示してい
る。
【0040】一方、後述するキャラクタROM17に
は、横(行)nドット×縦(列)mドットの表示のため
のドットパターンが予め記憶されており、このアクセス
はラインカウンタの出力によって制御される。すなわ
ち、ラインカウンタが水平同期信号をバイナリでカウン
トした値を前記キャラクタROM17に行アドレスとし
て印加し、キャラクタROM17の読み出しアドレスを
制御する。なお、本実施形態では、キャラクタROM1
7は、記憶しているキャラクタに応じて、UP領域とD
W領域の2枚で形成されているピクセルマップタイプ
と、1つの領域として構成されているビットマップタイ
プのものがある。そして、グラフィックモードでは、1
つのキャラクタのUP領域とDW領域における対応アド
レスを順次アクセスし、縁取りモードでは、1つのキャ
ラクタの3行ずつに順番にアクセスする。そこで、この
ようなアクセスを可能にするための構成を別途有してお
り、これについては後述する。
【0041】ビデオRAM1におけるパレットデータ領
域のローアドレスを指定するために、パレットローアド
レスレジスタ6が設けられている。この例では、このパ
レットローアドレスレジスタに、「10」Hが予めセッ
トされている。
【0042】ローアドレスレジスタ3、垂直位置制御回
路5、パレットローアドレスレジスタ6とビデオRAM
1の間には、ローアドレス切換回路7が設けられてお
り、いずれかのローアドレスを切り換え出力する。具体
的には、タイミング切換信号O/Cと、パレットリード
信号PRのハイレベル及びローレベルの組み合わせによ
り、いずれか1つのローアドレスを切り換え出力する。
この信号O/C及びPRの発生のタイミングは図4のタ
イミングチャートに示すとおりである。
【0043】このように、タイミング切換信号O/C及
びパレットリード信号PRがローレベルの時はローアド
レスレジスタ3にセットされているローアドレスデータ
が選択され、タイミング切換信号O/Cがハイレベル
で、パレットリード信号PRがローレベルの時は垂直位
置制御回路5から供給されるローアドレスデータが選択
され、タイミング切換信号O/C及びパレットリード信
号PRが共にハイレベルの時はパレットローアドレスレ
ジスタ6にセットされているローアドレスデータが選択
される。
【0044】水平位置制御回路8は、各マシンサイクル
のOSDタイミング中、ビデオRAM1は、水平方向の
アドレッシングを制御する。水平位置制御回路8は、水
平同期信号Hsの立ち上がりでリセットされると共に、
表示文字の水平方向文字表示開始位置に至ると、ドット
クロックDCLKの立ち上がりをバイナリでカウントす
るカウント手段を有している。そして、このカウント手
段は、カウントを開始したときに、パルスPPCを出力
すると共に、カウントを開始し、DCLKをn回カウン
トする度にPPCを発生する。なお、水平位置制御回路
8は、文字表示の開始位置(カウントの開始位置)につ
いてのデータを記憶するためのレジスタ手段も有してお
り、水平同期信号の立ち上がりからのドットクロックD
CLKの数がこの値に至った場合に、上述のカウントを
開始する。ここで、ドットクロックDCLKは、文字デ
ータの横方向の各ドット毎が1周期となる周波数を有し
ている。そこで、表示文字の区切り毎に(変更時点で)
パルスPPCが発生される。
【0045】カラムカウンタ9には、ORゲート10を
介し、水平位置制御回路8からのパルスPPCが印加さ
れる。そして、カラムカウンタ9は、パルスPPCが入
力される度に、インクリメントされるカラムアドレスデ
ータを発生する。
【0046】カラムアドレス切換回路11は、タイミン
グ切換信号O/C及びパレットリード信号PRに応じ
て、カラムアドレスレジスタ4、カラムカウンタ9及び
後述するラッチ回路15のいずれかの出力を選択し、ビ
デオRAM1に印加するカラムアドレスデータを切り換
える。具体的には、タイミング切換信号O/C及びパレ
ットリード信号PRが共にローレベルのときカラムアド
レスレジスタ4にセットされたカラムアドレスデータを
選択し、タイミング切換信号O/Cがハイレベルでパレ
ットリード信号PRがローレベルの時カラムカウンタ9
でカウントされたカラムアドレスデータを選択し、タイ
ミング切換信号O/C及びパレットリード信号PRが共
にハイレベルの時、前記ラッチ回路15の出力を選択す
る。
【0047】このようにして、ビデオRAM1は、ロー
アドレス及びカラムアドレスが決定され、当該アドレス
のデータ(キャラクタコード、アトリビュートコード、
パレットデータ)が読み出される。なお、垂直位置制御
回路5では、垂直方向の文字開始位置を検出するため
に、上述したように、ローアドレス「00〜0F」H及
びカラムアドレス「00」Hで指定されるアドレスに書
き込まれたデータの取り込みが必要である。そこで、タ
イミング切換信号O/Cの立ち下がりで読み出されたビ
デオRAM1の全9ビットのデータVDATAは垂直位
置制御回路5に印加されるようになっている。
【0048】「ビデオRAMの読み出し出力VDATA
の処理」キャラクタコードラッチ回路12は、ビデオR
AM1のOSDタイミングの読み出し出力であるVDA
TAのうち、キャラクタコードのみをラッチする。アト
リビュートコードラッチ回路13は、ビデオRAM1の
出力のうちアトリビュートコードのみをラッチする。こ
のため、ビデオRAM1の読み出し出力VDATAの最
上位ビットMSBが「1」であり、かつ水平位置制御回
路8からアトリビュートクロックATRCKが発生した
とき、ANDゲート14から出力されるATRCKと同
一の出力の立ち下がりに同期して、VDATAの下位8
ビット(アトリビュートコード)をラッチする。
【0049】ANDゲート14の出力は、一方の入力に
信号PPCが供給されるORゲート10の他方の入力に
も印加され、アトリビュートコードラッチ回路13がア
トリビュートコードをラッチする直前にカラムカウンタ
9の値は前記クロックATRCKの立ち上がりに同期し
て+1インクリメントされる。
【0050】ラッチ回路15は、アトリビュートコード
ラッチ回路13にラッチされたアトリビュートコードの
0〜4ビットにあるパレットアドレスをパルスPPCの
立ち上がりに同期してラッチする。
【0051】パレットデータラッチ回路16は、パレッ
トローアドレスレジスタ6から出力された「10」Hの
固定されたローアドレスデータと、ラッチ回路15から
出力された「00〜1F」のカラムアドレスデータで指
定されたビデオRAM1のパレットデータ領域の任意の
アドレスから読み出されたパレットデータ(アトリビュ
ートデータ)をラッチする。このデータのラッチは、水
平位置制御回路8から出力されるパレットデータクロッ
クPLDCLKの立ち上がりに同期して行われる。
【0052】「キャラクタROM」キャラクタROM1
7は、縦mドット×横nドットの文字フォントを有する
所定のドットパターンが各アドレスに記憶されている。
特に、本実施形態では、図5(A)、(B)に示すよう
に、1つの文字フォントを記憶するビットマップタイプ
のキャラクタと、DW領域とUP領域の2つの領域に分
けて2枚の文字フォントを記憶するピクセルタイプのも
のの、2種類を有している。
【0053】そして、ビットマップタイプの場合には、
「00000〜11111」の領域に1つの文字フォン
トが記憶されている。一方、ピクセルタイプの場合に
は、キャラクタROM17の1キャラクタ分の領域が、
DW領域とUP領域の2つの領域から構成されている。
そして、この例では、1つの文字フォントの縦mが16
にセットされており、キャラクタROM17におけるア
ドレスは、DW領域が「00000〜01111」、U
P領域が 「10000〜11111」となっている。
従って、それぞれが16のアドレスを有しており、5ビ
ット目を変更することで、DW領域とUP領域へのアク
セスを切り換えることができる。
【0054】なお、キャラクタROM17の1アドレス
に、1キャラクタの横一列分(nビット)のドットデー
タが記憶されている。また、キャラクタコードラッチ回
路12にラッチされているキャラクタコードデータによ
って、アクセスするキャラクタ領域(文字フォント)が
決定される。
【0055】「キャラクタデータの読み出し」次に、こ
のキャラクタROM17の読み出しについて、図6に基
づいて説明する。キャラクタROM17の読み出しアド
レスは、基本的に垂直位置制御回路5におけるラインカ
ウンタ32の出力によって決定する。そして、キャラク
タROM17からの読み出されたキャラクタデータがラ
ッチ20を介し、シフトレジスタ18に格納される。
【0056】まず、ラインカウンタ32は、ビデオRA
M1の読み出し位置がキャラクタの表示開始行に至り、
キャラクタROM17の読み出しを開始する位置に至っ
た場合に水平同期信号のカウントを開始し、キャラクタ
ROM17の読み出しアドレスを発生する。このライン
カウンタの5ビットの出力Q0〜Q4は、加減算回路3
4に供給される。この加減算回路34は、ラインカウン
タ32の出力Q0〜Q4に対し、+1した値、そのま
ま、および−1した値を順次出力するためのものであ
り、縁取りモードにおいて3つのアドレスを順次出力
し、グラフィックモードにおいてラインカウンタ32の
出力をそのまま出力する。
【0057】このために、加減算回路34は、(−1)
端子および(+1)端子を有しており、これら端子に印
加される信号により加減算が制御される。この信号を形
成するために、フリップフロップ36、38、ノアゲー
ト40、41、アンドゲート42、44、インバータ4
6、48を有している。そして、キャラクタROM17
の読み出しクロックであるクロックCGCKがインバー
タ46を介し、フリップフロップ36、38のクロック
端子に入力されている。フリップフロップ36のQ出力
端子は、フリップフロップ38のD入力端子に接続さ
れ、フリップフロップ38のQ出力端子が、ノアゲート
41を介しフリップフロップ36のD入力端子に接続さ
れている。また、ノアゲート41の他の入力端子には、
フリップフロップ36のQ出力端子が接続されている。
そこで、このフリップフロップ36、38は、初期状態
を[0,0]とした場合に、CGCKの立ち下がりで順
次、[1,0]、[0,1]、[0,0]を繰り返す。
すなわち、フリップフロップ36、38とノアゲート4
1とで3進のカウンタが構成されている。
【0058】そして、このフリップフロップ36、38
のQ出力がアンドゲート42、44を介し、加減算回路
34の(−1)端子、(+1)端子に供給されている。
このため、加減算回路34の出力は、ラインカウンタ3
2の出力に対し、−1、+1、±0の加算を繰り返し行
うことになる。
【0059】また、モード信号MODEと、リセット信
号がノアゲート40を介し、アンドゲート42、44の
他の入力端子に供給されている。そこで、グラフィック
モードであり、モード信号MODEがHの場合、ノアゲ
ート40の出力がLとなり、アンドゲート42、44の
出力がLに固定される。従って、グラフィックモードの
場合には、加減算回路34の(−1)端子および(+
1)端子には、Lが供給され、加減算回路34は、ライ
ンカウンタ32の出力をそのまま出力する。
【0060】ここで、フリップフロップ36の反転リセ
ット端子には、リセット信号がインバータ48を介し供
給されており、リセット信号がHとなった時に内容が0
にリセットされる。また、フリップフロップ38の反転
リセット端子には、ノアゲート40の出力が供給されて
いるため、モード信号またはリセット信号がHの時にフ
リップフロップ38の内容が0にリセットされる。この
ため、モード信号MODEがHの場合には、フリップフ
ロップ38は常にリセット状態となっている。従って、
ノアゲート41はフリップフロップ36の出力を反転し
てフリップフロップ36のデータ入力端Dに供給するこ
とになる。そこで、フリップフロップ36がCGCKの
立ち下がりの度に[0,1]を交互に繰り返すことにな
る。すなわち、フリップフロップ36とノアゲート41
とで、2進のカウンタが構成される。
【0061】加減算回路34の5ビットの出力のうち下
位4ビットはそのまま読み出しアドレスとしてキャラク
タROM17のA0〜A3に供給されるが、MSBに当
たるA4には、加減算回路34のMSBがゲート回路5
0を介し供給される。このゲート回路50は、2つのア
ンドゲートの出力のオアをとるものであり、加減算回路
34のMSB出力およびノアゲート40の出力のアンド
と、フリップフロップ36のQ出力とノアゲート40の
出力の反転のアンドをとり、これらのオアをとる。そこ
で、モード信号MODEがHで、ノアゲート40の出力
がLの場合には、加減算回路34の出力が禁止され、フ
リップフロップ36の出力がそのままキャラクタROM
にA4として供給される。モード信号MODEがHの場
合は、上述のようにフリップフロップ36は、交互に
[0,1]を繰り返しており、また加減算回路34はラ
インカウンタ32の出力をそのまま出力している。そこ
で、キャラクタROM17の読み出しアドレスは、その
MSBが交互に[0,1]を繰り返す。従って、キャラ
クタROM17のピクセルマップタイプのデータにおけ
るUP領域とDW領域から交互にデータが読み出され
る。このように、グラフィックモードの場合には、2枚
のキャラクタデータ(1ドットについて2ビットのデー
タ)が並列して読み出される。
【0062】一方、モード信号MODEがLの場合に
は、加減算回路34のMSBがそのままキャラクタRO
M17に供給される。そこで、キャラクタROM17
は、ラインカウンタ32のカウント値に応じて、ビット
マップタイプのデータが読み出される。そして、このと
きに加減算回路34は、ラインカウンタ32の出力に対
し、[−1,0,+1]の加算を繰り返すため、キャラ
クタROM17からの読み出しアドレスは、連続する3
行のアドレスを繰り返すことになる。
【0063】次に、キャラクタROM17の1行分(n
ビット)のキャラクタデータの出力は、3つのラッチ回
路20a、20b、20cに接続されている。そして、
これらラッチ回路20a、20b、20cの取り込みク
ロック端子には、ナンドゲート52a、52b、52c
の出力がそれぞれ供給されている。また、ナンドゲート
52a、52b、52cの一方の入力端には、クロック
CGCKが供給され、ナンドゲート52aの他の入力端
にはフリップフロップ36のQ出力、ナンドゲート52
bの他の入力端にはノアゲート41の出力、ナンドゲー
ト52cの他の入力端にはフリップフロップ38の出力
が供給されている。従って、ラッチ回路20aは、フリ
ップフロップ36の出力およびCGCKがHからLに切
り替わるタイミングでキャラクタROM17の出力を取
り込む。
【0064】モード信号MODEがLの場合、このタイ
ミングでは、キャラクタROM17からの読み出しアド
レスは、加減算回路34において、−1されたものであ
り、キャラクタの上の行のものになっている。従って、
ラッチ回路20aには、上の行のキャラクタデータが取
り込まれる。次に、ラッチ回路20cは、フリップフロ
ップ38のQ出力およびCGCKがHからLに切り替わ
るタイミングでキャラクタROM17の出力を取り込
む。このタイミングでは、キャラクタROM17からの
読み出しアドレスは、加減算回路34において+1して
出力されたものであり、キャラクタの下の行のものにな
っている。従って、ラッチ回路20aには、下の行のキ
ャラクタデータが取り込まれる。最後に、ラッチ回路2
0bは、ノアゲート41の出力およびCGCKがHから
Lに切り替わるタイミングでキャラクタROM17の出
力を取り込む。このタイミングでは、キャラクタROM
17からの読み出しアドレスは、加減算回路34からそ
のまま出力されたものであり、キャラクタの中の行のも
のになっている。従って、ラッチ回路20aには、中の
行のキャラクタデータが取り込まれる。
【0065】一方、モード信号MODEがHの時は、フ
リップフロップ38の出力はLに固定されており、ラッ
チ20cはデータを取り込むことはない。そして、ノア
ゲート41はインバータとして機能しているため、ラッ
チ20aと20bが交互にキャラクタROM17の出力
を取り込む。フリップフロップ36の出力がHの時には
キャラクタROM17の読み出しアドレスのMSBが
「1」である。従って、ラッチ20aにUP領域のキャ
ラクタデータが取り込まれ、ラッチ20bにDW領域の
キャラクタデータが取り込まれる。これがCGCKの立
ち下がりごとに交互に順次繰り返される。
【0066】ラッチ回路20a、20b、20cの出力
は、シフトレジスタ18a、18b、18cにそれぞれ
接続されている。これらシフトレジスタ18a、18
b、18cは、それぞれnビットのシフトレジスタであ
り、信号PPCをPE端子に受け入れこの信号PPCの
立ち上がりにおいて、ラッチ回路20a、20b、20
cに記憶されているデータを取り込む。そこで、ラッチ
回路20a、20b、20cにラッチされているキャラ
クタデータがシフトレジスタ18a、18b、18cに
それぞれ取り込まれる。ここで、クロックCGCKは、
信号PPCの1周期の1/8を周期としている。そこ
で、ラッチ回路20a、20b、20cは、合計とし
て、8回データを取り込む。そこで、縁取りモードの場
合、ラッチ回路20a、20b、20cは、2回または
3回データを取り込み、その後シフトレジスタ18a、
18b、18cがラッチされているデータを取り込む。
一方、2枚のキャラクタデータを用いる場合には、ラッ
チ回路20a、20bがそれぞれ4回のデータを取り込
んだ時点で、シフトレジスタ18a、18bがラッチさ
れているデータを取り込む。
【0067】そして、シフトレジスタ18a、18b、
18cには、転送クロックとして、ドットクロックDC
LKが供給されているため、シフトレジスタ18a、1
8b、18cに取り込まれた1行分のキャラクタデータ
が1ドットごとにシリアル出力される。
【0068】「パレットデータの出力」レジスタ19
は、4つのレジスタ00、レジスタ01、レジスタ1
0、レジスタ11からなっている。そして、ビデオRA
M1から読み出されたパレットデータがパレットデータ
ラッチ回路16を介し、このレジスタ19に供給され
る。パレットデータは、図3(B)に示すように、カラ
ムアドレスによって、(UP、DW)=00〜11が決
定されており、この00〜11が、レジスタ00〜11
に対応づけられている。従って、アトリビュートコード
の4,3ビットによって、読み出されたパレットデータ
の記憶されるレジスタ00〜11が決定される。そし
て、最も最近に読み出されたパレットデータがレジスタ
00〜11に記憶されている。
【0069】選択ラッチ回路21は、レジスタ00〜1
1のいずれかにパレットデータラッチ回路16のデータ
を選択入力させるための回路である。この選択ラッチ回
路21には、インバータ22を介し印加されるパルスP
PCの立ち下がりに同期して、ラッチ回路15にラッチ
されているパレットアドレスデータが供給される。そし
て、選択ラッチ回路21は、パレットアドレスの4,3
ビットによりパレットデータラッチ回路16に保持され
たパレットデータの記憶されるレジスタ00〜11を制
御する。
【0070】「出力処理回路」出力処理回路23は、シ
フトレジスタ18a、18b、18cの3つのシフトレ
ジスタから順次出力される各2ビットまたは各3ビット
を受け入れ、これらキャラクタデータと、レジスタ25
の4つのレジスタ00〜11から出力されるRGBにつ
いてのデータからテレビ画面上の各ドットの色をRGB
それぞれの輝度として決定する。
【0071】すなわち、2枚のキャラクタデータを用い
るグラフィックモードでは、シフトレジスタ18a、1
8bからはそれぞれ1ビット合わせて2ビットのデータ
がドットクロックDCLKに同期して順次供給され、こ
の2ビットのデータにより4種類の色から表示色(RG
B)を決定する。一方、縁取りモードでは、シフトレジ
スタ18a、18b、18cから供給される3ビットの
データから該当する1ビットがキャラクタか、縁取り
か、背景かを決定し、これに応じ3種類の表示色(RG
B)を決定する。
【0072】図7に出力処理回路23の要部の構成を示
す。まず、シフトレジスタ18a、18b、18cの出
力は、それぞれフリップフロップ60a、60b、60
cにそれぞれ供給されている。これらフリップフロップ
60a、60b、60cのクロック端子には、ドットク
ロックDCLKが入力されているため、シフトレジスタ
18a、18b、18cの出力が1クロック遅れてそれ
ぞれのフリップフロップ60a、60b、60cから出
力される。また、フリップフロップ60bの出力は、フ
リップフロップ62のデータ端子に入力されており、こ
のフリップフロップ62のクロック端子には、ドットク
ロックDCLKが入力されている。そこで、このフリッ
プフロップ62からは、2クロック遅れたデータが出力
される。
【0073】縁取りモードの場合、フリップフロップ6
0bの出力を注目ドットのキャラクタデータMMとすれ
ば、このフリップフロップ60bへの入力ラインのデー
タが注目ドットの1ドット前のキャラクタデータMFと
なり、フリップフロップ62の出力が1ドット後のキャ
ラクタデータMBとなる。一方、フリップフロップ60
aからは、注目ドットの上のドットのキャラクタデータ
UMが出力され、フリップフロップ60cからは注目ド
ットの下のドットキャラクタデータDMが出力される。
従って、注目ドットおよびこの注目ドットの上下左右の
4ドットのキャラクタデータが得られる。
【0074】そして、注目ドットのデータMMは、その
ままキャラクタ信号として出力される。次に、注目ドッ
トの周辺の4つのドットのキャラクタデータUM、M
F、MB、DMは、オアゲート64に入力される。従っ
て、このオアゲート64からは、注目ドットの周辺の4
つのドットの1つのドットのデータでも1(H)であっ
た場合には、Hが出力される。このオアゲート64の出
力は、アンドゲート66に入力され、このアンドゲート
66の他の入力端には、データMMがインバータ68で
反転されて入力されている。従って、このアンドゲート
66からは注目ドットが0(L)で、周辺ドットの1つ
が1(H)の場合にのみHが出力される。すなわち、ア
ンドゲート66の出力が縁取り信号であり、注目ドット
が縁取りに該当する場合に「H」が出力される。更に、
キャラクタ信号および縁取り信号は、ノアゲート70に
入力される。従って、キャラクタ信号および縁取り信号
のいずれもが「L」の時にノアゲート70からHが出力
される。従って、ノアゲート70からは、注目ドットが
バックグランドに該当する場合に、Hとなるバックグラ
ウンド信号が出力される。これらのキャラクタ信号、縁
取り信号、バックグラウンド信号はモード信号MODE
が「L」である縁取りモードの際に利用される。
【0075】一方、グラフィックモードの場合には、フ
リップフロップ60a、60bの出力に得られるキャラ
クタROM17のUP領域からのキャラクタデータUP
と、DW領域からのキャラクタデータDWがそのまま出
力されるので、これがそのまま利用される。
【0076】図8は、図7の回路から得られるキャラク
タ信号、縁取り信号、バックグラウンド信号、キャラク
タデータUP、DWおよびモード信号MODEから出力
する輝度を決定する回路を示している。なお、この図
は、Rの輝度を決定する一色分の回路のみを示してい
る。
【0077】まず、信号MODEは、4つのゲート回路
90a、90b、90c、90dに入力されている。こ
のゲート回路90a、90b、90c、90dは、2つ
のアンドゲートと、これらアンドゲートの出力のオアを
とるオアゲートから成っている。そして、各ゲート回路
90a、90b、90c、90dの2つのアンドゲート
には、モード信号MODEが一方に反転、他方にそのま
ま入力されている。従って、モード信号MODEのL、
Hに応じて、各ゲート回路90a、90b、90c、9
0dのアンドゲートの一方が選択される。
【0078】ゲート回路90aのモード信号MODEが
反転されて入力されるアンドゲートにはキャラクタ信
号、ゲート回路90bのモード信号MODEが反転され
て入力されるアンドゲートには縁取り信号、ゲート回路
90cのモード信号MODEが反転されて入力されるア
ンドゲートにはバックグラウンド信号が供給され、また
ゲート回路90dのモード信号MODEが反転されて入
力されるアンドゲートへの入力信号はLに固定されてい
る。従って、縁取りモードの場合にはキャラクタ信号、
縁取り信号、バックグラウンド信号のいずれがHとなる
かに応じて、ゲート回路90a、90b、90cのいず
れかからHが出力され、ゲート回路90dの出力はLに
固定される。
【0079】また、キャラクタデータUPは、アンドゲ
ート92a、92bに反転して入力され、アンドゲート
92c、92dにそのまま入力されている。キャラクタ
データDWは、アンドゲート92a、92cに反転して
入力され、アンドゲート92b、92dにそのまま入力
されている。従って、キャラクタデータUP、DWが
[0,0]の時にアンドゲート92aから「H」が出力
され、キャラクタデータUP、DWが[0,1]の時に
アンドゲート92bから「H」が出力され、キャラクタ
データUP、DWが[1,0]の時にアンドゲート92
cから「H」が出力され、キャラクタデータUP、DW
が[1,1]の時にアンドゲート92dから「H」が出
力される。そして、これらアンドゲート92a、92
b、92c、92dからの出力は、ゲート回路90a、
90b、90c、90dのモード信号MODEがそのま
ま入力されるアンドゲートに入力されており、モード信
号MODEがHの場合には、ゲート回路90a、90
b、90c、90dからアンドゲート92a、92b、
92c、92dの出力がそのまま出力される。すなわ
ち、キャラクタデータUP、DWの2ビットのデータの
組み合わせにより、いずれか1つのゲート回路90a、
90b、90c、90dから「H」が出力される。
【0080】ゲート回路90a、90b、90c、90
dからの出力は、アンドゲート94a、94b、94
c、94d一方の入力端にそれぞれ入力されると共に、
アンドゲート96a、96b、96c、96dの一方の
入力端に入力される。
【0081】ここで、レジスタ19の4つのレジスタ0
0〜11からは、それぞれ6ビット(RGBそれぞれ2
ビット(R0,R1、G0,G1、B0,B1))のデ
ータが出力されている。そして、アンドゲート94a、
94b、94c、94dの他方の入力端には、レジスタ
00のR1、レジスタ01のR1、レジスタ10のR
1、レジスタ11のR1が供給されている。また、アン
ドゲート96a、96b、96c、96dの他方の入力
端には、レジスタ00のR0、レジスタ01のR0、レ
ジスタ10のR0、レジスタ11のR0が供給されてい
る。そして、アンドゲート94a、94b、94c、9
4dの出力は、オアゲート98aを介しR1として出力
され、アンドゲート96a、96b、96c、96dの
出力はオアゲート98bを介しR0として出力される。
【0082】従って、縁取りモードの場合には、キャラ
クタ信号がH(注目ドットがキャラクタ)の時に、レジ
スタ00のR0、R1が出力され、縁取り信号がH(注
目ドットが縁取り)の時にレジスタ01のR0、R1が
出力され、バックグラウンド信号がH(注目ドットがバ
ックグラウンド)の時に、レジスタ10のR0、R1が
出力される。
【0083】一方、グラフィックモードの場合には、キ
ャラクタデータキャラクタデータUP、DWが[0,
0]の時にレジスタ00のR0、R1が出力され、キャ
ラクタデータUP、DWが[0,1]の時にレジスタ0
1のR0、R1が出力され、キャラクタデータUP、D
Wが[1,0]の時にレジスタ10のR0、R1が出力
され、キャラクタデータUP、DWが[1,1]の時に
レジスタ11のR0、R1が出力される。
【0084】このR0、R1は、パレットデータとして
記憶されていたRについての2ビットデータであり、こ
のR0、R1により、テレビ画面上のRの輝度レベルが
4段階で決定される。このような回路は、RGBすべて
に設けられており、レジスタUP、DWに記憶されてい
るデータによって、表示する文字(キャラクタ)の1ド
ットずつのRGBの輝度レベルが決定され、その表示が
行われる。
【0085】このようにして、グラフィックモードの場
合には、各ドットが2ビットで表現されているキャラク
タROM17のドットパターンを利用して、キャラクタ
の全てのドットを4色を利用して表現することができ
る。また、縁取りモードの場合には、キャラクタ部分、
縁取り部分、バックグラウンド部分の3種類の色で表現
できる。そして、アトリビュートコードによって、表現
する4色または3色を64色の中から選択することがで
きる。
【0086】「グラフィックモードの動作」まず、モー
ド信号MODEがHであるグラフィックモードにおける
動作を図4及び図9のタイミングチャートに基づいて説
明する。特に、ビデオRAM1に記憶されているコード
を表示の目的で読み出し、テレビ画面上に1水平走査分
だけ表示する場合(ローアドレスは変化しない)につい
て説明する。なお、図4、9では、表示文字の初期の開
始位置を認識できた後の動作を示している。また、タイ
ミング切換信号O/CとパルスPPCとは同期させる必
要はないが、説明の都合上、同期した状態で説明する。
【0087】時刻t0において、パルスPPCが立ち上
がると、このパルスPPCの立ち上がりに同期してカラ
ムカウンタ9がインクリメントされる。ここで、カラム
カウンタ9の値はn−1からnになったとする。このと
き、ビデオRAM1から読み出されているのがカラムア
ドレスn−1に対応するキャラクタコードN−1である
と、パルスPPCの立ち上がりに同期してキャラクタコ
ードN−1がキャラクタコードラッチ回路12にラッチ
される。
【0088】このとき、タイミング切換信号O/Cはロ
ーレベルからハイレベルに立ち上がった状態であり、そ
の後のハイレベル期間にカラムカウンタ9のカラムアド
レスデータnがカラムアドレス切換回路11を介しビデ
オRAM1に印加され、ビデオRAM1のカラムアドレ
スn(ローアドレスは任意のアドレスで固定されてい
る)で指定されるアドレスがアクセスされる。
【0089】次に、タイミング切換信号O/Cの立ち下
がりに同期して、ビデオRAM1から読み出されるコー
ドがN−1からNに変更される。なお、カラムアドレス
nに対応するビデオRAM1の読み出しコードは大文字
のNで表す。
【0090】ここで、読み出しコードNが、アトリビュ
ートコードであると、MSBが「1」であることから、
アトリビュートクロックATRCKの立ち上がりに同期
して、カラムカウンタ9の値がnからn+1にインクリ
メントされ、またアトリビュートクロックATRCKの
立ち下がりに同期して、アトリビュートコードNがアト
リビュートコードラッチ回路13にラッチされる。
【0091】なお、アトリビュートクロックATRCK
が発生している期間はパレットリード信号PRがハイレ
ベルになるように設定されている。このため、カラムカ
ウンタ9の出力がカラムアドレス切換回路11から出力
される動作は禁止され、その代わりにラッチ回路15に
既にラッチされている前アトリビュートコードのパレッ
トアドレスがビデオRAM1に印加される。これによっ
て、前パレットデータがビデオRAM1から読み出され
る。
【0092】そして、タイミング切換信号O/Cの立ち
上がりと同時に、パレットデータクロックPLDCKが
発生し、この立ち上がりに同期してパレットデータラッ
チ回路16にパレットデータ(前パレットデータ)がラ
ッチされる。なお、この前パレットデータは、そのパレ
ットアドレスが(UP、DW)=00のものであったと
する。また、カラムカウンタ9の値n+1で指定される
アドレスから読み出されるコードはキャラクタコードで
あるものとする。
【0093】このようなt0からt1の間、キャラクタ
コードラッチ回路12にセットされたキャラクタコード
N−1によって、キャラクタROM17の文字フォント
が特定され、UP領域及びDW領域の両方から交互に文
字フォントの一行分のドットデータ(N−1)UP、
(N−1)DWが読み出される。この例では、ラッチ2
0のラッチUP及びラッチDWに4回繰り返して取り込
まれる。
【0094】ここで、1文字分の文字フォントの横方向
のドット表示が終了し、時刻t1において、パルスPP
Cが再び立ち上がると、パルスPPCの立ち上がりに同
期してカラムカウンタ9がインクリメントされ、カラム
カウンタ9の値はn+1からn+2になる。同時に、ビ
デオRAM1から読み出されているのは、カラムアドレ
スデータn+1に対応するキャラクタコードN+1とな
り、パルスPPCの立ち上がりに同期してキャラクタコ
ードN+1がキャラクタコードラッチ回路12にラッチ
される。さらに、パルスPPCの立ち上がりに同期し
て、アトリビュートコードラッチ回路13に既にラッチ
されているアトリビュートコードNのパレットアドレス
がラッチ回路15にラッチされる。なお、このパレット
データは、(UP、DW)=11であったとする。
【0095】そして、キャラクタコードN−1でアクセ
スされ、キャラクタROM17から読み出され、ラッチ
20のラッチUP及びラッチDWのキャラクタN−1に
対応する1列分のドットデータ(N−1)UP、(N−
1)DWがシフトレジスタ18のシフトレジスタUP、
DWにそれぞれ取り込まれる。
【0096】また、パルスPPCの立ち下がりに同期し
て、パレットデータラッチ回路16にラッチされている
前パレットデータがレジスタ19のレジスタ00にセッ
トされる。これは、前パレットデータのパレットアドレ
スが(UP、DW)=00のものであったからである。
【0097】このとき、タイミング切換信号O/Cはロ
ーレベルからハイレベルに立ち上がった状態であり、そ
の後のハイレベル期間にカラムカウンタ9のカラムアド
レスデータn+2がカラムアドレス切換回路11を介し
てビデオRAM1に印加され、ビデオRAM1のカラム
アドレスn+2(ローアドレスは任意のアドレスで固定
されている)で指定されるアドレスがアクセスされる。
【0098】次に、タイミング切換信号O/Cの立ち上
がりに同期して、ビデオRAM1から読み出されるコー
ドがN+1からN+2に変更される。ここで、読み出し
コードN+2がキャラクタコードであると、該キャラク
タコードの最上位ビットMSBが「0」であることか
ら、アトリビュートクロックATRCKが発生してもカ
ラムカウンタ9の値は変更されることはなくn+2のま
まである。また、ANDゲート14からアトリビュート
コードラッチ回路13のためのクロックも発生しないた
め、キャラクタコードN+2がアトリビュートコードラ
ッチ回路13にラッチされる動作も禁止される。
【0099】なお、アトリビュートクロックATRCK
が発生している期間はパレットリード信号PRがハイレ
ベルとなっているため、カラムカウンタ9の出力がカラ
ムアドレス切換回路11から出力される動作は禁止さ
れ、その代わりにラッチ回路15に既にラッチされてい
るアトリビュートコードNのパレットアドレスがビデオ
RAM1に印加され、タイミング切換信号O/Cの立ち
下がりに同期して、ビデオRAM1からパレットデータ
Nが読み出される。
【0100】次に、タイミング切換信号O/Cの立ち上
がりと同時にパレットデータクロックPLDCKが発生
すると、パレットデータクロックPLDCKの立ち上が
りに同期してパレットデータラッチ回路16にパレット
データNがラッチされる。
【0101】そして、この間に、さらに1文字分の文字
フォントの横方向のドット表示がシフトレジスタ18か
ら出力処理回路23に順次出力される。出力処理回路2
3では、上述と同様に、レジスタ19の各レジスタ00
〜11のパレットデータを利用してRGBを決定して、
RGB信号を出力する。ここで、レジスタ00のパレッ
トデータは、前パレットデータに変更されており、これ
が4種類の色の一色として利用される。
【0102】そして、1文字分の表示が終了し、時刻t
2になったときに、パルスPPCが立ち上がると、この
パルスPPCの立ち上がりに同期してカラムカウンタ9
がインクリメントされ、カラムカウンタ9の値はn+2
からn+3になる。
【0103】これによって、ビデオRAM1から読み出
されているデータが、カラムアドレスn+2に対応する
キャラクタコードN+2になり、パルスPPCの立ち上
がりに同期してキャラクタコードラッチ回路12にラッ
チされる。さらにパルスPPCの立ち上がりに同期し
て、アトリビュートコードラッチ回路13にラッチされ
ているアトリビュートコードNのパレットアドレスがラ
ッチ回路15によって再びラッチされ、かつキャラクタ
コードN+1でアクセスされるキャラクタROM17か
ら読み出されて、ラッチ20のラッチUP、DWにラッ
チされていた出力(N+1)UP、(N+1)DWがシ
フトレジスタ18のシフトレジスタUP、DWにそれぞ
れセットされる。
【0104】また、パルスPPCの立ち下がりに同期し
て、ラッチ回路15に既にラッチされているパレットア
ドレスに応じて、パレットデータラッチ回路16にラッ
チされているパレットデータNが、レジスタ19のレジ
スタ00にセットされる。
【0105】このとき、タイミング切換信号O/Cは、
ローレベルからハイレベルに立ち上がった状態であり、
その後のハイレベル期間にカラムカウンタ9のカラムア
ドレスデータn+3がカラムアドレス切換回路11を介
してビデオRAM1に印加され、ビデオRAM1のカラ
ムアドレスn+3(ローアドレスは任意のアドレスで固
定されている)で指定されるアドレスがアクセスされ
る。
【0106】次に、タイミング切換信号O/Cの立ち下
がりに同期して、ビデオRAM1から読み出されるコー
ドがN+2からN+3に変更される。ここで、読み出し
コードN+3がアトリビュートコードであると、このア
トリビュートコードの最上位ビットMSBが「1」であ
ることから、アトリビュートクロックATRCKの立ち
上がりに同期してカラムカウンタ9の値がn+3からn
+4にインクリメントされる。また、アトリビュートク
ロックATRCKの立ち下がりに同期してアトリビュー
トコードN+3がアトリビュートコードラッチ回路13
にラッチされる。また、アトリビュートクロックATR
CKが発生している期間はパレットリード信号PRがハ
イレベルとなっているためカラムカウンタ9の出力がカ
ラムアドレス切換回路11から出力される動作は禁止さ
れ、その代わりにラッチ回路15に既にラッチされてい
るアトリビュートコードNのパレットアドレスが再びビ
デオRAM1に印加され、タイミング切換信号O/Cの
立ち下がりに同期してパレットデータNが読み出され
る。
【0107】その後、タイミング切換信号O/Cの立ち
上がりと同時にパレットデータクロックPLDCKが発
生すると、パレットデータクロックPLDCKの立ち上
がりに同期してパレットデータラッチ回路16にパレッ
トデータNがラッチされる。
【0108】このように、時刻t1からt2の間は、シ
フトレジスタ18の値が(N−1)になっている。一
方、レジスタ19のレジスタ00の値は、前パレットデ
ータに書き換えられている。従って、この期間は、レジ
スタ00が前パレットデータ、レジスタ01〜11は初
期パレットデータ01〜11であり、シフトレジスタ1
8からの2ビットの出力によって、この4種類の中から
1つが選ばれ、出力処理回路23から出力される。
【0109】また、時刻t2からt3までの間は、レジ
スタ19のレジスタ11の値がパレットデータNに書き
換えられている。従って、レジスタ00の前パレットデ
ータ、レジスタ01、10の初期パレットデータ01、
10、及びレジスタ11のパレットデータNから逐次選
択して文字表示が行われる。
【0110】「縁取りモードの動作」次に、モード信号
MODEがLである縁取りモードの動作を図10に基づ
いて説明する。この縁取りモードの場合は、キャラクタ
ROM17の読み出し、及びラッチ回路20のラッチな
どが異なるため、この点についてのみ説明する。
【0111】上述のように、3進カウンタを構成するフ
リップフロップ36、38及びノアゲート41により、
加減算回路34の(−1)端子及び(+1)端子に印加
される−1入力、+1入力は、CGCKの立ち下がりの
度に、−1入力がH、+1入力がH、両者がLという状
態を繰り返す。そこで、キャラクタROM17の読み出
しアドレスは、ラインカウンタ32の出力に対し、1つ
前のアドレス(上)、そのままのアドレス(中)、1つ
後のアドレス(下)を繰り返す。
【0112】パルスPPCの立ち上がりタイミングであ
る時刻t0において、キャラクタコードがN−1になっ
た場合、次のCGCKの立ち下がりにおいて、ラッチ2
0aにキャラクタN−1の上が取り込まれ、次のCGC
Kの立ち下がりで、ラッチ20cにキャラクタN−1の
中が取り込まれ、その次のCGCKの立ち下がりで、ラ
ッチ20bにキャラクタN−1の中が取り込まれる。そ
して、1つのキャラクタに対するラッチ20の取り込み
回数は8回であるため、ラッチ20cがN−1の下を取
り込んだ時点で、パルスPPCの立ち上がりタイミング
である時刻t1になる。この時点で、キャラクタコード
がN+1に代わり、次のCGCKの立ち下がりで、N+
1の中がラッチ20bに取り込まれ、このような動作が
繰り返される。
【0113】一方、シフトレジスタ18a、18b、1
8cは、パルスPPCの立ち上がりのタイミングで、ラ
ッチ20a、20b、20cのデータを取り込むため、
時刻t0〜t1の期間は、シフトレジスタ18a、18
b、18cにキャラクタN−2(キャラクタN−1の前
のキャラクタ)の上、中、下のデータが記憶される。次
のt1〜t2の期間は、キャラクタN−1の上、中、下
のデータが保持される。すなわち、シフトレジスタ18
a、18b、18cには、パルスPPCの1回前のキャ
ラクタコードに対応するキャラクタの上、中、下のデー
タが常に記憶される異なる。従って、上述のような出力
処理回路23における色決定の処理が行われる。
【0114】すなわち、キャラクタパターンの特定の3
行が、図11(B)に黒塗りで示すようなものであった
場合、図11(A)に示すようなタイミングでシフトレ
ジスタ18a、18b、18cの出力及びデータUM、
MM、MB、DMが変化し、縁取り処理が行われる。す
なわち、図11(A)に中のラインとして示したよう
に、各ドットごとに、縁取り信号、背景信号、キャラク
タ信号のいずれかがHとなり、これに応じた表示が行わ
れる。図11(B)には、縁取り部分を斜線で示してあ
る。
【0115】このように、本実施形態によれば、ビデオ
RAM1のアドレスの一部に修飾データを記憶させるた
め、1アドレスについてアトリビュートコードのみを記
憶できるため、他種類の色指定も可能となる。
【0116】そして、本実施形態によれば、グラフィッ
クモードで使用するピクセルマップタイプのデータにつ
いては、キャラクタROM17のビットマップの1ドッ
トを2ビットで表現した。そこで、この2ビットで、4
種類の色を特定でき、文字フォントを4色で表現でき
る。また、レジスタ19に記憶する4種類のパレットデ
ータを変更することで、表示に用いる4色を変更するこ
とができる。そして、ビデオRAM1の1アドレスのビ
ット長は、9ビットと、その容量は非常に小さくてよ
い。
【0117】キャラクタROM17の容量が2倍になる
が、キャラクタROM17へのアクセスをアドレス4を
変更して、逐次読み出すことで、アドレッシングのため
の構成が非常に簡単にできる。また、2枚のキャラクタ
ROM17に対応して、ラッチ20、シフトレジスタ1
8を設けることで、動作自体は、非常に単純なものにで
きる。
【0118】また、縁取りモードにおいては、連続する
3行のキャラクタデータをグラフィックモードにおいて
使用した4つのシフトレジスタのうちの3つ、すなわち
シフトレジスタ18a、18b、18cに記憶できる。
このため、回路規模を大きくすることなく、グラフィッ
クな表現と、縁取りの両方を切り替え利用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のキャラクタ表示制御回路の全体構成
を示すブロック図である。
【図2】 ビデオRAMのエリアマップを示す図であ
る。
【図3】 アトリビュートコード(A)及びパレットデ
ータ(B)の構成を示す図である。
【図4】 全体動作を示すタイミングチャートである。
【図5】 キャラクタROMの1キャラクタ分の構成を
示す図である。
【図6】 キャラクタROMのアドレス発生及びキャラ
クタデータ出力の構成を示す図である。
【図7】 出力処理回路における縁取り処理のための構
成を示す図である。
【図8】 色決定のための構成を示す図である。
【図9】 グラフィックモードにおけるキャラクタデー
タ及びパレットデータ読み出しの動作を示すタイミング
チャートである。
【図10】 縁取りモードにおけるキャラクタデータ読
み出しの動作を示すタイミングチャートである。
【図11】 縁取り処理を説明する図である。
【符号の説明】
1 ビデオRAM、17 キャラクタROM、18 シ
フトレジスタ、19レジスタ、20 ラッチ、23 出
力処理回路、32 ラインカウンタ、34加減算回路、
36,38 フリップフロップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 5/22 - 5/30

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャラクタパターンに対応した少なくと
    も2枚のビットマップを含むキャラクタパターン記憶部
    と、 このキャラクタパターン記憶部の少なくとも2枚のビッ
    トマップから並列して読み出す第1のモードと、キャラ
    クタパターン部の1枚のビットマップから複数行並列し
    て読み出す第2のモードとのいずれかのモードでキャラ
    クタパターン記憶部からキャラクタパターンを読み出す
    読み出し手段と、 読み出し手段のモードに応じ、少なくとも2枚のビット
    マップから読み出されたキャラクタパターン及び1枚の
    ビットマップから読み出された複数行のキャラクタパタ
    ーンのいずれかを一時記憶し、順次出力する複数のシフ
    トレジスタと、 この複数のシフトレジスタから並列出力されるデータに
    基づき、表示用データを出力する出力制御回路と、 を有することを特徴とするキャラクタ表示制御回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の回路において、 上記キャラクタパターン記憶部は、2枚のビットマップ
    を有し、 上記読み出し手段は、第1のモードにおいて、2枚のビ
    ットマップから並列にキャラクタパターンを読み出し、
    第2のモードで1枚のビットマップから連続する3行を
    並列して読み出し、 上記複数のシフトレジスタは、3つであり、第1のモー
    ドでは、3つのシフトレジスタの中の2つを用い、第2
    のモードでは3つのシフトレジスタを全て用いることを
    特徴とするキャラクタ表示制御回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の回路におい
    て、 第1のモードの読み出しキャラクタパターンに応じて、
    表示色を制御し、第2のモードの読み出しキャラクタパ
    ターンに応じて、キャラクタの縁取り処理を制御するこ
    とを特徴とするキャラクタ表示制御回路。
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