JP2006189717A - 文字情報表示用端末装置、文字情報表示システム及びコンピュータプログラム - Google Patents

文字情報表示用端末装置、文字情報表示システム及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 文字情報を表示する画面において、視認性を担保しつつ焼き付きを防止する。
【解決手段】 表示用端末装置100において、テロップ表示処理が実行される。係る処理においては、色選択モジュールによりテロップ色決定処理が実行される。この処理においては、テロップデータ毎に表示色が決定される。この際、色選択モジュールは、予め指定される文字色と背景色とのコントラストが保持される表示色の候補を生成すると共に、背景色履歴管理モジュールが適宜更新を行うことによって管理する背景色履歴データに基づいて、これら候補の中から表示画面における背景色の偏りが最も効果的に相殺されるような候補を選択し、テロップの文字色及び背景色を決定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば、ニュースや広告などの文字情報を表示手段に表示するための文字情報表示用端末装置、そのような文字情報表示用端末装置を含む文字情報表示システム及びコンピュータプログラムの技術分野に関する。
この種の装置において、画面の焼き付きを防止するための技術が提案されている(例えば、特許文献1又は2参照)。
特許文献1に開示されたCRTディスプレイの画面の焼き付き防止方法(以下、「第1の従来技術」と称する)によれば、画面に表示された画像の表示を一定時間毎に反転させることにより画面の焼き付きが防止可能であるとされている。
また、特許文献2に開示された電子表示システムとその画面焼き付き低減方法(以下、「第2の従来技術」と称する)によれば、色反転を行った時に表示内容の視認が可能なデータについて、所定の間隔で表示色を交互に切り替えて電子表示ディスプレイに表示することにより、運用に支障なく画面焼き付きを低減させることが可能であるとされている。
特開平5−134619号公報 特開2002−287727号公報
第1及び第2の従来技術においては、反転表示可能であるか否かの判別の有無は別として、反転表示は一定時間毎に行われる。この場合、例えば文字情報の途中で突然表示色が反転するなどの事態は回避し得ないから表示内容の視認性が著しく劣化する可能性がある。
一方、単に表示データ単位で色の反転を繰り返したとしても、画面に表示可能な全ての色が均等に表示される訳ではないから、長期的に見て視認性の劣化に繋がる画面の焼き付きが避け難い。即ち、上述した従来の技術においては、文字情報の視認性劣化を避け難いという技術的な問題点がある。
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みてなされたものであり、表示される情報の視認性を担保しつつ画面の焼付きを防止し得る文字情報表示用端末装置、文字情報表示システム及びコンピュータプログラムを提供することを課題とする。
上述した課題を解決するため、請求項1の文字情報表示用端末装置は、表示手段に文字情報を表示させるための文字情報表示用端末装置であって、前記文字情報に対応する文字情報データを取得する文字情報データ取得手段と、前記文字情報の内容に関する所定種類の区切り毎に、前記文字情報の文字色及び背景色を決定する表示色決定手段と、前記文字情報データに基づいて、前記文字情報を前記決定された文字色及び背景色で表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段とを具備することを特徴とする。
上述した課題を解決するため、請求項6の文字情報表示用端末装置は、表示手段に文字情報を表示させるための文字情報表示用端末装置であって、前記文字情報に対応する文字情報データを取得する文字情報データ取得手段と、前記表示手段に前記文字情報が表示された際の前記文字情報の文字色及び背景色のうち少なくとも一方の履歴を管理する履歴管理手段と、前記管理された履歴に基づいて前記文字色及び背景色を決定する表示色決定手段と、前記文字情報データに基づいて、前記文字情報を前記決定された表示色で表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段とを具備することを特徴とする。
上述した課題を解決するため、請求項16の文字情報表示システムは、文字情報を表示するための文字情報表示システムであって、前記文字情報を表示する表示手段と、夫々ネットワークに収容されたサーバ装置及び文字情報表示用端末装置とを含み、前記文字情報表示用端末装置は、前記ネットワークを介して前記サーバ装置から前記文字情報に対応する文字情報データを取得する文字情報データ取得手段と、前記文字情報の内容に関する所定種類の区切り毎に、前記文字情報の文字色及び背景色を決定する表示色決定手段と、
前記文字情報データに基づいて、前記文字情報を前記決定された文字色及び背景色で表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段とを具備することを特徴とする。
上述した課題を解決するため、請求項17の文字情報表示システムは、文字情報を表示するための文字情報表示システムであって、前記文字情報を表示する表示手段と、夫々ネットワークに収容されたサーバ装置及び文字情報表示用端末装置とを含み、前記文字情報表示用端末装置は、前記ネットワークを介して前記サーバ装置から前記文字情報に対応する文字情報データを取得する文字情報データ取得手段と、前記表示手段に前記文字情報が表示された際の前記文字情報の文字色及び背景色のうち少なくとも一方の履歴を管理する履歴管理手段と、前記管理された履歴に基づいて前記文字色及び背景色を決定する表示色決定手段と、前記文字情報データに基づいて、前記文字情報を前記決定された表示色で表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段とを具備することを特徴とする。
上述した課題を解決するため、請求項18のコンピュータプログラムは、コンピュータシステムを、請求項1から15のいずれか一項に記載の表示色決定手段として機能させることを特徴とする。
上述した課題を解決するため、請求項19のコンピュータプログラムは、コンピュータシステムを、請求項6から15のいずれか一項に記載の履歴管理手段として機能させることを特徴とする。
<文字情報表示用端末装置の第1実施形態>
文字情報表示用端末装置の第1実施形態は、表示手段に文字情報を表示させるための文字情報表示用端末装置であって、前記文字情報に対応する文字情報データを取得する文字情報データ取得手段と、前記文字情報の内容に関する所定種類の区切り毎に、前記文字情報の文字色及び背景色を決定する表示色決定手段と、前記文字情報データに基づいて、前記文字情報を前記決定された文字色及び背景色で表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段とを具備する。
本発明における「表示手段」とは、少なくとも表示画面(以下、適宜「画面」と称する)を有し、好適にはその表示領域を比較的大きく取り易い、プラズマディスプレイ装置、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置又は液晶ディスプレイ装置などのディスプレイ装置を指す。但し、それに限らず、本発明に係る文字情報を表示可能な全ての表示装置を含んでよい趣旨である。
本発明において、「文字情報」とは、文字によって表現された、好適にはニュース、告知情報、又は広告若しくは宣伝情報などのカテゴリに属する情報であるが、表示手段に表示可能である限りにおいて、その態様は限定されない。尚、表示手段には、文字に限らず映像情報、画像情報、或いはその他如何なる情報が表示されていてもよい。
本発明の文字情報表示用端末装置に係る第1実施形態によれば、その動作時には、文字情報データ取得手段により文字情報に対応する文字情報データが取得される。この際、好適にはネットワーク上に設置されたサーバ装置或いはそれに準じる装置からネットワークを介して文字情報データが取得される。この場合、ネットワークとは、例えば、LAN(Local Area Network)若しくはWAN(Wide Area Network)などの通信網、又は適宜これら通信網を介して接続可能なインターネットであってもよい。尚、これら通信網は、例えば、通常の電話回線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、ISDN回線、光ファイバーなどの一部又は全部を含んでなる有線通信網として、或いは一部が無線通信網として構築されていてもよい。尚、文字情報データ取得手段が文字情報データを取得する態様は、ネットワークを介したものに限定されない。例えば、文字情報表示用端末装置にこのようなデータの取得元が配設されていてもよいし、或いは適宜情報記録媒体などを介して文字情報データが与えられてもよい。
本発明において、「文字情報データ」とは、文字情報を表示手段に表示するためのデータであり、文字情報データ取得手段と当該データの取得元との接続形態や、表示手段に表示する文字情報の種類など諸条件に応じて各種態様を採り得る。例えば、取得元がネットワーク上に存在するサーバ装置などである場合には、ネットワークでの伝送に適したデータ或いはデータファイル(例えば、圧縮形式のデータ或いはデータファイル)の形式を有していてもよい。また、例えば、XML(eXtensible Markup Language)などの言語で記述された一種の命令ファイルであってもよい。
尚、取得元(例えば、サーバなど)がネットワーク上に存在する場合には、本発明の文字情報表示用端末装置は、文字通り端末装置として、例えば表示手段に文字情報を表示させるために表示手段の周辺に設置されていてもよい。この場合、これらを含むシステム全体としては、例えばRCBB(RemoteCast(登録商標)Broad Band)などに代表されるような広告配信表示システムの形態を採り、文字情報表示用端末装置は、その一部として構成されていてもよい。
表示色決定手段は、文字情報の文字色及び背景色を決定する。ここで、「文字色」とは、文字情報における文字の表示色であり、「背景色」とは文字情報における背景の表示色である。例えば、文字情報が、背景色で表示された帯状の領域に文字色で文字を配置することによって表示される場合、典型的にはこれらは夫々一色ずつ決定される。このような表示の形態は、例えば、表示手段の表示領域或いは表示画面に、文字情報用の領域が予め或いは適宜形成される場合に顕著に適用される。無論、画像や映像が表示されている領域或いは画面上に、これら画像や映像に重ね合わせる形で文字が表示されてもよい。この場合の背景色とは、即ち表示されている画像や映像であるが、この場合、背景色は「指定無し」などの形で決定されてもよい。
ここで、例えば、文字色及び背景色が固定された色である場合、表示手段における表示画面には焼き付きが生じ易い。然るに、従来の技術の如く一定時間毎に反転色に切替えた場合には視認性の劣化を招きかねない。
そこで、本発明の文字情報表示用端末装置に係る第1実施形態においては、表示色決定手段が、文字情報の内容に関する所定種類の区切り毎に文字色及び背景色を決定している。
ここで、「文字情報の内容に関する所定種類の区切り」とは、文字色又は背景色を変更しても視認性が担保される範囲で規定される区切りであって、例えば、予め実験的に、経験的に、或いはシミュレーションなどによって与えられる判断基準に基づいて、視聴者が不快に感じない或いは十分に視認可能な区切りとして決定されている。
このような区切りは、例えば、文字情報が天気情報、スポーツ情報、広告情報又はニュース情報など複数のカテゴリに跨る情報である場合には、これらカテゴリ単位で設定されていてもよい。また同一カテゴリに属する文字情報であっても、複数の文字情報が集まって一の文字情報が形成されている場合(例えば、「ニュース」のカテゴリに属する複数の文字情報(複数のニュース)が連続的に表示されている場合など)には、個々の文字情報毎に文字色及び背景色が決定されてもよい。更には、一の文章中で句読点などを区切りとしてもよい。このような区切り毎に文字色及び背景色を決定することによって、視聴者による視認性を担保しつつ、画面の焼き付きを防止することが可能となるのである。尚、このような所定種類の区切りは、必ずしも予め決定されていなくてよく、上述したように視認性が担保される限りにおいて、その都度自由に決定されてよい。
尚、表示制御手段は、取得された文字情報データに基づいて、決定された文字色及び背景色で文字情報を表示するように表示手段を制御する。このような制御とは、例えば、表示手段の態様(性能、表示領域の大きさ、又は仕様など)に応じた映像信号を生成して表示手段に供給する制御などを含むものである。また、表示制御手段が表示手段に文字情報を表示する際の表示形式は、どのようなものであってもよい。例えば、静止画として文字情報を表示してもよいし、動画として文字情報を表示してもよい。動画として文字情報を表示する態様とは、典型的にはスクロール表示を指す。文字情報がスクロール表示される場合には、例えば、背景色で表示される所定の文字情報表示領域内を、文字色で表示された文字情報が一定或いは不定方向に移動しつつ情報が視聴者に提供される。このような文字情報は、例えば、「テロップ」と称される態様を含む。
本発明の文字情報表示用端末装置に係る第1実施形態の一の態様では、前記文字情報データは、前記文字色及び背景色を指定するデータを含み、前記表示色決定手段は、前記指定された文字色及び背景色のうち少なくとも一方に基づいて前記文字色及び背景色を決定する。
この態様によれば、文字情報データには文字色及び背景色を指定するデータが含まれる。このような文字情報データの形式としては、例えば、XMLなどで記述されたデータが挙げられる。このように、文字色及び背景色が文字情報データに含まれるデータによって指定されている場合には、表示色決定手段の負荷が著しく軽減されるので効率的である。例えば、このような形式を有する文字情報データは、前述したRCBBの如き広告配信システムにおいては、所定のサーバ(コンテンツサーバ又はニュースサーバなど)又はそれに準じる装置に逐次アップロードされている。
尚、「少なくとも一方に基づいて」とは、少なくとも指定される文字色又は背景色と何らかの関係性を有する限りにおいて、最終的に表示手段に表示される文字情報の文字色及び背景色が比較的自由に決定されてよいことを表す趣旨である。例えば、このような「何らかの関係性」とは、指定される文字色と背景色との間のコントラストが維持されるといったある程度具体的な関係性であってもよいし、指定された文字色及び背景色で文字情報が表示された場合に画面から受ける印象が類似しているといった抽象的な関係性であってもよい。後者の場合には、表示色決定手段が何らかの判断基準に基づいて類似性を判断してもよい。また、前述したように、サーバ或いはそれに準じる装置に適宜文字情報データがアップロードされる場合には、表示手段に表示される際の視覚効果が考慮された上で文字色及び背景色が指定されていることもある。そのような場合には、無論、表示色決定手段は指定された通りの色で文字情報を表示してもよい。
尚、この態様においては、前記表示色決定手段は、前記指定された文字色と前記指定された背景色とのコントラストが保持されるように前記文字色及び背景色を決定してもよい。
画面の焼き付きを防止する観点から文字色及び背景色を適宜変更する場合、全く何らの制限もないまま自由にこれらを決定すると、著しく文字情報の視認性が劣化することがある。この態様によれば、表示色決定手段が、文字情報データによって指定される文字色と背景色とのコントラストが保持されるように文字色及び背景色を決定するので、視認性の劣化が生じず好適である。
尚、本発明に係る「コントラスト」とは、色の差を表す概念である。このような文字色及び背景色は、コントラストが等しくなる限りにおいて自由に決定されてよい。
コントラストが保持されるように文字色及び背景色が決定される態様においては、前記表示色決定手段は、(i)前記指定された文字色及び背景色の組み合わせ、(ii)前記指定された文字色及び背景色を相互に入れ替えた文字色及び背景色の組み合わせ、(iii)前記指定された文字色及び背景色各々の反転色である文字色及び背景色の組み合わせ及び(iv)前記反転色を相互に入れ替えた文字色及び背景色の組み合わせのうち、いずれか一を選択することによって前記文字色及び背景色を決定してもよい。
コントラストが保持されるような文字色及び背景色の組み合わせとして代表的なものとしては、指定された文字色及び反転色の組み合わせ、文字色及び背景色を相互に入れ替えた組み合わせ、文字色及び背景色の夫々反転色の組み合わせ及び反転色を相互に入れ替えた組み合わせの4種類が考えられる。これらは、比較的正確にコントラストが保持される組み合わせであり、指定された文字色及び背景色によって表される文字情報の視認性の劣化は全く生じないと考え得る組み合わせである。また、予めこれら4種類の候補の中から一の組み合わせを選択することによって文字色及び背景色が決定される場合には、表示色決定手段の負荷が少なからず低減される。従って、視認性の担保と画面の焼き付き防止を効率的に両立することが可能となる。
尚、ここで述べられる「反転色」とは、「補色」と等価な概念で規定される色を表す。例えば、光の3原色であるRGBを、例えば夫々8ビット256階調で表現する場合には、各色についてビットの反転を取ったものが反転色(補色)として決定されてもよい。
文字色及び背景色が指定される本発明の文字情報表示用端末装置の他の態様では、前記文字情報データは、前記所定種類の区切りに対応する単位データを含み、前記単位データは、夫々が前記文字色及び背景色を指定するデータを含み、前記表示色決定手段は、前記単位データ毎に前記文字色及び背景色を決定する。
この態様によれば、文字情報データには単位データが含まれており、この単位データ夫々に文字色及び背景色を指定するデータが含まれている。ここで本実施形態における「単位データ」とは、前述した文字情報の内容に関する所定種類の区切りに対応するデータであり、例えば、文字情報が表示手段にテロップとして表示される場合には、一テロップに相当するデータ(以下、適宜「テロップデータ」と称する)であってもよい。この場合、テロップデータ毎に、対応する文字情報(この場合は対応するテロップ)の文字色及び背景色を指定するデータが含まれていることになる。従って、表示色決定手段は、文字情報のどの部分で文字色及び表示色を変更するかといった判断をその都度行うことなく、取得した文字情報データに含まれる単位データ毎に文字色及び背景色を決定すればよい。従って、表示色決定手段の負荷を著しく低減しつつ、視認性の担保及び画面の焼き付き防止を効率的に行うことができるのである。尚、文字情報データに含まれる単位データの数は、何ら限定されるものではなく、自由に決定されてよい。
尚、このような態様は、前述したXML形式のデータファイル(以下、適宜「XMLデータ」と称する)であれば、例えば、一のXMLデータに複数のテロップデータが含まれていることに相当している。XMLデータ或いはそれと類似する形式のデータであれば、このような単位データを複数内在させると共にその各々について個別に文字色や背景色を指定することが容易にして可能となるので好適である。
<文字情報表示用端末装置の第2実施形態>
上述した課題を解決するために、本発明の文字情報表示用端末装置に係る第2実施形態は、表示手段に文字情報を表示させるための文字情報表示用端末装置であって、前記文字情報に対応する文字情報データを取得する文字情報データ取得手段と、前記表示手段に前記文字情報が表示された際の前記文字情報の文字色及び背景色のうち少なくとも一方の履歴を管理する履歴管理手段と、前記管理された履歴に基づいて前記文字色及び背景色を決定する表示色決定手段と、前記文字情報データに基づいて、前記文字情報を前記決定された表示色で表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段とを具備する。
文字情報の視認性は、前述した内容に関する区切りとは別の観点からも考慮することができる。例えば、単に反転色表示を繰り返すことによって、短いスパンでの焼き付きは防止可能であるが、長期的なスパンでは、ある色の表示割合が突出することがある。この場合、その色に関して画面が劣化して視認性の担保が困難になる。
本発明の文字情報表示用端末装置に係る第2実施形態によれば、その動作時には、基本的には既に第1実施形態で述べた通り、文字情報データ取得手段により文字情報データが取得され、表示色決定手段により文字色及び背景色が決定され、表示制御手段により表示手段が制御されて文字情報が表示される。
ここで、第2実施形態においては特に、履歴管理手段が備わっている。履歴管理手段は、表示手段に文字情報が表示された際の、前述した文字色及び背景色のうち少なくとも一方の履歴を管理している。
本発明において、「履歴」とは、過去に表示手段に文字情報を表示した際に使用された文字色或いは背景色を反映して生成される情報を表す概念である。係る概念が担保される限りにおいて、履歴の態様は自由に決定されてよい。また、「管理する」とは、単に記憶するに留まらず、文字情報の表示に伴って常に係る履歴を更新することを含む概念である。
例えば、履歴は、過去の定められた回数分、表示手段に表示された色の情報を蓄積したものとして管理されてもよい。また、過去に表示された色に基づいて表示手段における表示画面の焼き付きの度合い或いは表示された色の偏りを表した情報であってもよい。より具体的には、例えば、比較的長期にわたって背景色が「赤」であった場合に、「赤」の成分が偏っているために、係る「赤」の成分について焼き付きが生じている或いは焼き付きが生じ易い状態にあることを表す情報が履歴として管理されてもよい。同様に、過去○○回にわたって連続的に表示手段に赤が表示されたことを表す情報が履歴として管理されてもよい。
本実施形態において、表示色決定手段は、この管理された履歴に基づいて文字色及び背景色を決定する。従って、長期的に見て表示画面上で平均的に色を使用することが可能となっており、特定の色或いは色成分の焼き付きを防止可能となっている。従って、表示画面の劣化が防止され、視認性を担保することが可能となっているのである。
本発明の文字情報表示用端末装置に係る第2実施形態の一の態様では、前記履歴管理手段は、前記少なくとも一方の履歴を前記少なくとも一方における色要素の偏りとして記憶すると共に、前記決定された文字色及び背景色のうち、前記履歴に対応する少なくとも一方に基づいて前記記憶された色要素の偏りを更新することによって前記履歴を管理する。
この態様によれば、履歴が色要素の偏りとして記憶されると共に、記憶される履歴に対応する文字色或いは背景色に基づいて係る偏りが更新される。履歴管理手段は、このような更新を、例えば文字色及び背景色を決定する毎に行うことによって履歴を管理している。
本発明において「色要素」とは、文字色或いは背景色を構成する要素であり、典型的にはRGBの3原色を指す。この色要素の偏りが大きければ、具体的には表示手段における当該色要素の焼き付きの度合いが大きくなるのであり、色要素の偏りが小さければ、或いは偏りが生じていなければ、表示手段における焼き付きは、実質的に無視し得る程度であるか或いは全く生じていないと考えることが可能である。従って、文字色或いは背景色のうち少なくとも一方に基づいて偏りを更新することにより、効率的に表示手段の視認性を担保することが可能となる。
尚、この態様によれば、履歴は、常に更新されるデータとして構成することが可能であり、その意味では、過去の定められた回数について、文字色或いは背景色のデータを保存しておくよりも明らかにデータサイズは小さくて済む。従って、表示色決定手段の処理負荷の面で明らかに有利である。
尚、この態様においては、前記表示色決定手段は、前記色要素の偏りが相殺されるように前記少なくとも一方を決定してもよい。
この態様によれば、色要素の偏りが相殺されるように文字色及び背景色が決定されるので、効果的に視認性の劣化が低減される。尚、「相殺されるように」とは、完全に相殺される場合を含み、何らこのような処理を経ない場合と比較して、色要素の偏りが幾らかなりとも解消されるように文字色又は背景色が決定されることを広く規定する概念である。
本発明の文字情報表示用端末装置に係る第2実施形態の他の態様では、前記文字情報データは、前記文字色及び背景色を指定するデータを含み、前記表示色決定手段は、前記指定された文字色及び背景色のうち少なくとも一方に基づいて前記文字色及び背景色を決定する。
この態様によれば、第1実施形態で述べたのと同様に、文字情報データに文字色及び背景色を指定するデータが含まれており、表示色決定手段の負荷が著しく軽減される。
尚、この態様では、前記表示色決定手段は、前記指定された文字色と前記指定された背景色とのコントラストが保持されるように前記文字色及び背景色を決定してもよい。
この場合、第1実施形態で述べたのと同様に、視認性が担保される。
更にこの態様では、前記表示色決定手段は、(i)前記指定された文字色及び背景色の組み合わせ、(ii)前記指定された文字色及び背景色を相互に入れ替えた文字色及び背景色の組み合わせ、(iii)前記指定された文字色及び背景色各々の反転色である文字色及び背景色の組み合わせ及び(iv)前記反転色を相互に入れ替えた文字色及び背景色の組み合わせのうち、いずれか一を選択することによって前記文字色及び背景色を決定してもよい。
この場合、第1実施形態で述べたのと同様に、視認性の担保と画面の焼き付き防止が効率的に両立される。
尚、例えば、前述した如く、色の偏りが相殺されるように文字色或いは背景色を決定する場合、これら4種類の組み合わせの中から、係る偏りが最も相殺される一の組み合わせを選択することもできる。この場合には、色の偏りを効率的に解消可能となって好適である。
文字情報データに文字色及び背景色を指定するデータが含まれる本発明の文字情報表示用端末装置の他の態様では、前記文字情報データは、前記文字情報の少なくとも一部である単位文字情報に対応すると共に前記文字色及び背景色を指定するデータを含む単位文字データを少なくとも一つ含み、前記表示色決定手段は、前記単位文字データ毎に前記文字色及び背景色を決定する。
この態様によれば、文字情報データには単位文字情報データが含まれており、この単位文字情報データ夫々に文字色及び背景色を指定するデータが含まれている。ここで、本態様における「単位文字情報データ」とは、文字情報の少なくとも一部である単位文字情報に対応するデータである。従って、単位文字情報データとは、第1実施形態における「単位データ」と等価な概念に基づいたデータであってもよく、例えば、文字情報がテロップとして表示される場合には、一のテロップデータであってもよい。このように、単位文字情報データ毎に文字色及び背景色が決定される場合には、表示色決定手段の負荷を著しく軽減することが可能となる。
尚、このような単位文字情報データを含む文字情報データとしては、XMLデータなどが好適に適用される。
本発明の文字情報表示用端末装置に係る第2実施形態の他の態様では、前記履歴管理手段は、前記文字情報の文字長に基づいて前記履歴を管理する。
文字色或いは背景色の履歴を管理する場合、表示手段に文字色或いは背景色が表示されていた期間は重要な要素となる。
この態様によれば、履歴管理手段が、文字情報の文字長に基づいて履歴を管理する。文字長とは、換言すれば文字数であり、文字数は概ね、場合によっては正確に表示期間に比例する場合が多い。とりわけ、文字情報がスクロール表示される場合、スクロール速度が一定であれば、文字長(文字数)は即ち表示期間と等価であり、管理される履歴は、一の文字色或いは背景色で表示されている期間を正確に反映したものとなって、履歴の信頼性が向上する。従って、効率的に視認性の劣化を防止することが可能となるのである。
本発明の文字情報表示用端末装置に係る第2実施形態の他の態様では、前記履歴管理手段は、前記文字情報の表示時間に基づいて前記履歴を管理する。
例えば、文字情報表示用端末装置側で文字情報の表示速度が比較的自由に設定可能である場合がある。ここで、「表示速度」とは、表示手段の表示方法によって数多の態様を取り得るが、例えば、文字情報がスクロール表示(この場合、文字情報はテロップなどと称される)されている場合には、スクロール速度がこれに該当する。このような表示速度が一定になるとは限らない状況下では、文字長を履歴に反映させたとしても、履歴の信憑性が担保されない場合がある。
この態様によれば、履歴管理手段が文字情報の表示時間に基づいて履歴を管理するため、表示速度が不定である場合も、文字色或いは背景色の履歴は比較的正確に管理される。従って、効率的に視認性の劣化を防止することが可能となるのである。
尚、ここで「文字情報の表示時間に基づいて」とは、例えば、文字情報が複数の単位文字情報を含んで規定される場合には、このような単位文字情報各々における表示時間に基づいて履歴が管理されてもよい趣旨である。
本発明の文字情報表示用端末装置に係る第2実施形態の他の態様では、前記表示制御手段は、前記文字情報がスクロール表示されるように前記表示手段を制御し、前記履歴管理手段は、前記背景色の履歴を管理する。
この態様によれば、表示制御手段は、文字情報がスクロール表示されるように表示手段を制御する。ここで、このような制御は、取得される文字情報データに係る制御を促す制御データが含まれることによってなされてもよいし、表示制御手段が適宜表示形態を決定することによってなされてもよい。
ここで、文字情報がスクロール表示される場合、背景色で表示される背景領域に、文字色で表示される文字が例えば一定方向に流れつつ表示されることになる。従って、この場合には、文字に関する部分の表示手段の焼き付きは比較的に見て考慮しなくてよい。
一方、背景に関しては、絶えず背景色を表示しているのであり、とりわけ、背景色の領域の周辺部分に文字情報と重ならないマージン領域が存在する場合には、係るマージン領域における焼き付きを防止する必要が大となる。この態様によれば、履歴管理手段が背景色の履歴を管理している。即ち、背景領域の焼き付きを効率的に防止することが可能となっており、極めて効果的に視認性の担保と画面の焼き付き防止を両立し得るのである。
<文字情報表示システムの第1実施形態>
本発明の文字情報表示システムに係る第1実施形態は、文字情報を表示するための文字情報表示システムであって、前記文字情報を表示する表示手段と、夫々ネットワークに収容されたサーバ装置及び文字情報表示用端末装置とを含み、前記文字情報表示用端末装置は、前記ネットワークを介して前記サーバ装置から前記文字情報に対応する文字情報データを取得する文字情報データ取得手段と、前記文字情報の内容に関する所定種類の区切り毎に、前記文字情報の文字色及び背景色を決定する表示色決定手段と、前記文字情報データに基づいて、前記文字情報を前記決定された文字色及び背景色で表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段とを具備する。
本発明の文字情報表示システムに係る第1実施形態によれば、表示手段、サーバ装置及び前述した文字情報表示用端末装置に係る第1実施形態各々における相互作用により、視認性を担保しつつ画面の焼き付きを防止することが可能となる。
<文字情報表示システムの第2実施形態>
本発明の文字情報表示システムに係る第2実施形態は、文字情報を表示するための文字情報表示システムであって、前記文字情報を表示する表示手段と、夫々ネットワークに収容されたサーバ装置及び文字情報表示用端末装置とを含み、前記文字情報表示用端末装置は、前記ネットワークを介して前記サーバ装置から前記文字情報に対応する文字情報データを取得する文字情報データ取得手段と、前記表示手段に前記文字情報が表示された際の前記文字情報の文字色及び背景色のうち少なくとも一方の履歴を管理する履歴管理手段と、前記管理された履歴に基づいて前記文字色及び背景色を決定する表示色決定手段と、前記文字情報データに基づいて、前記文字情報を前記決定された表示色で表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段とを具備する。
本発明の文字情報表示システムに係る第2実施形態によれば、表示手段、サーバ装置及び前述した文字情報表示用端末装置に係る第2実施形態各々における相互作用により、視認性を担保しつつ画面の焼き付きを防止することが可能となる。
<コンピュータプログラムの第1実施形態>
本発明のコンピュータプログラムに係る第1実施形態は、コンピュータシステムを、上記いずれかの表示色決定手段として機能させる。
本発明のコンピュータプログラムに係る第1実施形態によれば、当該コンピュータプログラムを格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラムをコンピュータシステムに読み込んで実行させれば、或いは、当該コンピュータプログラムを、例えば、通信手段等を介してコンピュータシステムにダウンロードさせた後に実行させれば、上述した本発明の文字情報表示用端末装置に係る各実施形態における表示色決定手段を比較的簡単に実現可能である。
尚、上述した本発明の文字情報表示用端末装置に係る各実施形態における各種態様に対応して、本発明のコンピュータプログラムに係る第1実施形態も各種態様を採ることが可能である。
<コンピュータプログラムの第2実施形態>
本発明のコンピュータプログラムに係る第2実施形態は、コンピュータシステムムを上記いずれかの履歴管理手段として機能させる。
本発明のコンピュータプログラムに係る第2実施形態によれば、当該コンピュータプログラムを格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラムをコンピュータシステムに読み込んで実行させれば、或いは、当該コンピュータプログラムを、例えば、通信手段等を介してコンピュータシステムにダウンロードさせた後に実行させれば、上述した本発明の文字情報表示用端末装置に係る第2実施形態における履歴管理手段を比較的簡単に実現可能である。
尚、上述した本発明の文字情報表示用端末装置に係る第2実施形態における各種態様に対応して、本発明のコンピュータプログラムに係る第2実施形態も各種態様を採ることが可能である。
以上説明したように、本発明の文字情報表示用端末装置に係る第1実施形態によれば、文字情報データ取得手段、表示色決定手段及び表示制御手段を具備するので、視認性を担保しつつ画面の焼き付きを防止することが可能となる。本発明の文字情報表示用端末装置に係る第2実施形態によれば、文字情報データ取得手段、履歴管理手段、表示色決定手段及び表示制御手段を具備するので、視認性を担保しつつ画面の焼き付きを防止することが可能となる。本発明の文字情報表示システムに係る第1実施形態によれば、表示手段、サーバ装置及び文字情報表示用端末装置に係る第1実施形態を備えるので、視認性を担保しつつ画面の焼き付きを防止することが可能となる。本発明の文字情報表示システムに係る第2実施形態によれば、表示手段、サーバ装置及び文字情報表示用端末装置に係る第2実施形態を備えるので、視認性を担保しつつ画面の焼き付きを防止することが可能となる。本発明のコンピュータプログラムに係る第1実施形態によれば、文字情報表示用端末装置に係る各実施形態における表示色決定手段を比較的簡単に実現可能である。本発明のコンピュータプログラムに係る第2実施形態によれば、本発明の文字情報表示用端末装置に係る第2実施形態における履歴管理手段を比較的簡単に実現可能である。
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施例から明らかにされる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
<実施例の構成>
<広告表示システムの構成>
始めに、図1を参照して、本発明の実施例に係る広告表示システムの構成について説明する。ここに、図1は、広告表示システム10の概念図である。
図1において、広告表示システム10は、表示用端末装置100、表示装置200、データ配信サーバ300及びニュースサーバ400を備え、表示用端末装置100、データ配信サーバ300及びニュースサーバ400が夫々ネットワーク20に収容されてなる、本発明に係る「文字情報表示システム」の一例である。
ネットワーク20は、例えばLANなどを介して接続されるインターネットであり、表示用端末装置100、データ配信サーバ300及びニュースサーバ400各々間でHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)に準拠した各種データの授受が可能に構成された、本発明に係る「ネットワーク」の一例である。また、ネットワーク20は、予め定められた契約の下で表示用端末装置100とデータ配信サーバ300及びニュースサーバ400との相互通信が可能となるように構築されている。
表示用端末装置100は、データ配信サーバ300から供給される管理スケジュールに従って、表示手段200へ画像情報、映像情報及び文字情報などを表示させることが可能に構成された、本発明に係る「文字情報表示用端末装置」の一例である。尚、表示用端末装置100の詳細については後述する。
表示装置200は、例えば、プラズマディスプレイ装置であり、比較的大型(例えば、100インチ程度)の表示画面210を備えた、本発明に係る「表示手段」の一例である。尚、表示画面210の詳細な構成については後述する。
データ配信サーバ300は、表示用端末装置100及び図示せぬ他の表示用端末装置各々における情報表示スケジュールを管理すると共に、それらに対しコンテンツを供給するサーバである。
ニュースサーバ400は、表示用端末装置100及び図示せぬ他の表示用端末装置各々に対し、ニュースなどの文字情報(即ち、本発明に係る「文字情報」の一例)に関する文字情報データ(即ち、本発明に係る「文字情報データ」の一例)を供給することが可能に構成された、本発明に係る「サーバ装置」の一例である。ニュースサーバ400には、図示せぬクリエータなどから逐次最新のニュースに対応する文字情報データがアップロードされている。
<表示用端末装置の詳細構成>
次に、図2を参照して、表示用端末装置100の詳細な構成について説明する。ここに、図2は、表示用端末装置100のブロック図である。尚、同図において、図1と重複する箇所には同一の符号を付してその説明を省略することとする。
図2において、表示用端末装置100は、制御部110、色選択モジュール120、背景色履歴管理モジュール130及び通信部140を備える。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112及びRAM(Random Access Memory)113を備える。
CPU111は、表示用端末装置100の動作全体を制御する制御ユニットであり、本発明に係る「表示制御手段」の一例として機能するように構成されている。
ROM112は、CPU111によって実行可能な各種アプリケーションプログラムを格納した不揮発性のメモリである。
RAM113は、CPU111がROM112に格納されるアプリケーションプログラムを実行する過程で生じる各種データを一時的に格納することが可能に構成された揮発性のメモリである。
色選択モジュール120は、CPU111の制御に従って動作するモジュールであり、表示装置200における表示画面210に表示される文字情報の後述する文字色及び背景色を決定することが可能に構成された、本発明に係る「表示色決定手段」の一例である。
背景色履歴管理モジュール130は、CPU111の制御に従って動作するモジュールであり、表示装置200における表示画面210に表示された文字情報の後述する背景色の履歴を管理することが可能に構成された、本発明に係る「履歴管理手段」の一例である。
通信部140は、ネットワーク20を介して、データ配信サーバ300及びニュースサーバ400から各種データを取得することが可能に構成された、本発明に係る「文字情報データ取得手段」の一例である。
<表示装置の構成>
次に、図3を参照して、表示装置200における表示画面210の詳細な構成について説明する。ここに、図3は、表示画面210の模式図である。
図3において、表示画面210は、動画表示エリア211、静止画表示エリア212及び213、並びにテキストスクロールエリア214に分割されている。
動画表示エリア211は、データ配信サーバ300から供給される各種コンテンツデータに基づいた動画情報を表示するための表示領域である。動画情報とは、例えば、コマーシャル映像などの広告映像である。
静止画表示エリア212及び213は、データ配信サーバ300から供給される各種コンテンツデータに基づいた静止画情報を表示するための表示領域である。静止画情報とは、例えば、電子ポスターなど、所定時間間隔で切り替わるコマーシャル画像である。静止画表示エリア212及び213には、夫々異なる静止画を表示することも可能である。
テキストスクロールエリア214は、ニュースサーバ400から供給される文字情報データに基づいた文字情報を表示するための表示領域である。
<テキストスクロールエリアの詳細>
ここで、図4を参照して、テキストスクロールエリア214の詳細な構成について説明する。ここに、図4は、テキストスクロールエリア214の模式図である。
図4において、テキストスクロールエリア214は、背景部214aとテロップ214bから構成されている。背景部214aは、単一色である背景色で表示された領域である。テロップ214bは、単一色である文字色で表示された文字情報であり、表示用端末装置100の制御部110によって、図中スクロール方向に一定の速度でスクロール表示されるように制御されている。
<実施例の動作>
<広告表示システムの動作概要>
ここで、再び図1を参照して、広告表示システム10の動作概要について説明する。
図1において、データ配信サーバ300は、表示用端末装置100に対し供給するべきコンテンツデータや表示用端末装置100における表示スケジュールなどを蓄積管理している。表示用端末装置100は、データ配信サーバ300に対し、一定の周期でHTTPに準拠したポーリングを行い、制御情報を更新している。制御情報とは、表示用端末装置100の表示スケジュールに関する情報であり、適宜更新される制御情報に基づいて、表示用端末装置100は表示装置200に各種情報を表示させている。この際、前述した動画表示エリア211や静止画表示エリア212及び213に表示されるべき画像や映像に属するコンテンツに関しては、表示用端末装置100が適宜データ配信サーバ300からコンテンツデータをダウンロードし、制御部110が画像表示のための各種処理を実行した後、表示装置200に表示させている。尚、図1においては、表示装置200にコンテンツ或いは文字情報(テロップ)を表示させるための画像処理を実行するユニットは、CPU111に含まれるものとする。
一方、例えばニュースなど更新頻度の高い文字情報は、ニュースサーバ400に逐次アップロードされている。表示用端末装置100は、データ配信サーバ300から取得した制御情報に従って、所定の時刻にニュースサーバ400にアクセスし、これらに対応する文字情報データを取得し、テキストスクロールエリア214に文字情報を表示させている。
ここで、動画表示エリア211、静止画表示エリア212及び静止画表示エリア213に表示される画像や映像の情報に関しては、使用される色は比較的多色であり、更にはそれら情報毎に表示色が異なることも手伝って、画面の焼き付きは生じにくくなっている。ところが、テキストスクロールエリア214に関して言えば、表示される色は、例えば文字色及び背景色の二色であり、とりわけ背景部214aの上端及び下端部分における、テロップ214bが通過しない領域(マージン部分)は、常に背景色が表示されることになる。従って、特にこのマージン部分において背景色の焼き付きが生じ易く、表示装置200における表示画面210が劣化しかねない。そこで、本実施例においては、表示用端末装置100のCPU111が、ROM112に格納されるアプリケーションプログラム(即ち、本発明に係る「コンピュータプログラム」の一例)に従って以下に説明するテロップ表示処理を実行し、表示画面210の劣化を防止している。
<テロップ表示処理の詳細>
次に、図5を参照して、テロップ表示処理の詳細について説明する。ここに、図5は、テロップ表示処理のフローチャートである。
図5において、CPU111は、予めデータ配信サーバ300から取得してある制御情報に含まれる表示スケジュールに基づいて通信部140を制御し、ネットワーク20を介してニュースサーバ400から文字情報データを取得する(ステップA10)。文字情報データは、XML形式のデータファイルとして生成された、本発明に係る「文字情報データ」の一例である。取得された文字情報データは、RAM113に一時的に格納される。
ここで、図6を参照して本実施例に係る文字情報データについて説明する。ここに、図6は、文字情報データの模式図である。
図6において、文字情報データは、n個のテロップデータTpi(i=1,2,・・・,n)を含んで構成されている。個々のテロップデータは、視聴者が視認し易い適当な区切り毎に分割されたテロップ(即ち、本発明に係る「単位文字情報」の一例)に対応する、本発明に係る「単位データ」或いは「単位文字情報データ」の一例である。
ここで、図7を参照して、テロップデータの詳細について説明する。ここに、図7は、テロップデータTpiの模式図である。
図7において、テロップデータTpiは、文字色指定部、背景色指定部及び単位文字情報部を含んで構成される。文字色指定部は、テロップデータTpiに含まれる単位文字情報の文字色を指定する命令が記述されたデータであり、本発明に係る「文字色を指定するデータ」の一例である。文字色指定部は、RGB各々について8ビットの階調を持たせた24ビットのデータである。また、背景色指定部は、テロップデータTPiにおける背景色を指定する命令が記述された部分であり、本発明に係る「背景色を指定するデータ」の一例である。背景色指定部は、RGB各々について8ビットの階調を持たせた24ビットのデータである。単位文字情報部は、テロップデータTPiに対応するテロップの内容が記述されたデータであり、係るテロップは、前述の通り視聴者の視認性が担保され得る区切りで規定されている。図7において、単位文字情報部は、各地の天気予報を表すテロップに相当するデータとなっている。尚、このような区切りは、視認性が担保され得る限りにおいて自由に設定されてよく、テロップデータTpiを例に取れば、「天気予報」と表示されている部分で更にテロップが分割されていてもよい。この場合、「天気予報」なるテロップに対応する文字色及び背景色を夫々指定する命令を含んで、テロップデータが提供される。
図5に戻って、CPU111は、取得した文字情報データに基づいて、一のテロップデータを参照する(ステップA11)。例えば、テロップ表示処理開始後最初に訪れるステップA11においては、図6に示すテロップデータTp1が参照される。
次に、CPU111は、参照したテロップデータから、文字色を指定する命令、背景色を指定する命令及び表示すべき文字を取得する(ステップA12)。ここで、文字色を指定する命令は前述した各テロップデータ内の文字色指定部から、背景色を指定する命令は背景色指定部から、そして文字は単位文字情報部から夫々取得される。
表示すべき文字の文字色及び背景色を夫々指定する命令を取得すると、CPU111は、テロップ色決定処理を実行する。係るテロップ色決定処理は、CPU111の命令に従って、色選択モジュール120が実行する処理であり、表示画面210に実際に表示する際の文字色及び背景色を決定する処理である。
ここで、図8を参照して、テロップ色決定処理の詳細について説明する。ここに、図8は、テロップ色決定処理のフローチャートである。
図8において、色選択モジュール120は、指定された文字色及び背景色に基づいて、表示色(即ち、文字色及び背景色)の候補を生成する(ステップB10)。ここで、色選択モジュール120は、指定された文字色と背景色とのコントラストが保持されるような組み合わせとして、表示色の候補を4組生成する。係る4組の表示色の候補とは、即ち、指定された文字色及び背景色、指定された文字色及び背景色を相互に入れ替えた文字色及び背景色、指定された文字色及び背景色各々の反転色である文字色及び背景色、並びに指定された文字色及び背景色各々の反転色を相互に入れ替えた文字色及び背景色の4組である。ここで、「反転色」とは、文字色及び背景色を指定する24ビットのデータについて、ビットの反転を行ったものであり、所謂「補色」と等価な概念である。これら4種類の表示色候補から表示色が選択された場合、最終的に表示装置200に表示されるテロップにおける文字色と背景色とのコントラストが参照するテロップデータによって指定されたものと等しくなるため、テロップの視認性が担保される。
一方、表示色の候補が生成された際に、色選択モジュール120は、夫々の候補における背景色に関して、所定の背景色ベクトルを生成する。背景色ベクトルとは、背景色について、RGB各々の色要素のレベルに応じて規定されるベクトルであり、RGB各々の色要素の中間レベルを原点とする。
表示色候補が生成されると、色選択モジュール120は、背景色履歴データを取得する(ステップB11)。ここで、背景色履歴データとは、前述の背景色ベクトルと同一次元で規定されるベクトルであり、過去に背景色として決定された色の履歴を表すベクトルである。この背景色履歴データは、従って、表示画面210に表示された背景色の色成分の偏りを表しており、この偏りが小さい程、表示画面210において均等に背景色が使用されていることになる。
色選択モジュール200は、背景色履歴データに基づいて表示色を選択する(ステップB12)。この際、色選択モジュール120は、4組の候補の中から、背景色履歴データ(ベクトル)と最も差分の大きい背景色ベクトルを有する候補を選択し、係る候補に対応する文字色及び背景色を表示色として選択する。尚、ここで、「最も差分の大きい」とは、即ち、表示画面210における背景色の偏りを最も効果的に相殺し得るという意味である。具体的には、夫々がベクトル的に表現される背景色履歴データと背景色ベクトルとの距離が最も大きいことを表す。
表示色が決定されると、色選択モジュール120は表示色をCPU111に通知する(ステップB13)。通知された表示色は、RAM113に一時的に格納される。表示色の通知が終了すると、テロップ色決定処理は終了する。
再び図5に戻り、CPU111は、テロップ色決定処理が終了すると、背景色履歴更新処理を実行する。係る背景色履歴更新処理は、CPU111の命令に従って、背景色履歴管理モジュール130が実行する処理であり、前述した背景色履歴データを更新する処理である。
ここで、図9を参照して、背景色履歴更新処理の詳細について説明する。ここに、図9は背景色履歴更新処理のフローチャートである。
図9において、背景色履歴管理モジュール130は、RAM113から、テロップ色決定処理によって決定された背景色及びテロップの文字数を取得する(ステップC10)。次に、背景色履歴管理モジュール130は、取得した背景色及び文字数に基づいて、背景色履歴データを更新する(ステップC11)。背景色履歴管理モジュール130は、例えば、下記式(1)に基づいて背景色履歴データを更新する。尚、係る式において、背景色履歴データをT(ベクトル)、文字数をn、そして背景色ベクトルをB(ベクトル)とする。
T(ベクトル)=T(ベクトル)+n×B(ベクトル)・・・(1)
ここで、「+」とはベクトル的に加算することを表しており、理想的には、即ち背景色として全ての色が均等に使用されている場合には、背景色履歴ベクトルが表す背景色の偏りは原点に収束することになる。このように背景色履歴データを更新することによって、表示画面210における背景色の偏りは常に最新のものに維持されている。従って、次なるタイミングでテロップ色決定処理が実行される際にも、的確な指標が与えられることになる。
尚、係る更新に際し、テロップの文字数は、偏りの重み付けに使用されている。本実施例において、テロップは一定速度でスクロール表示されているから、テロップの文字数はそのままテロップの表示時間と等価な値となる。テロップの表示時間が長ければ、背景色の表示時間も長くなるから、表示画面210における背景色の偏りに与える影響は大きいものとなる。そこで、背景色履歴管理モジュール130は、テロップの文字数を表示時間の指標値として履歴管理の重み付けに使用しているのである。背景色履歴データが更新されると、背景色履歴更新処理は終了する。
再び、図5に戻り、背景色履歴更新処理が終了すると、テロップ表示が開始される(ステップA13)。この際、CPU111がRAM113に一時的に格納されているテロップデータ及びテロップ色に基づいて映像情報を生成し、予め定められたスクロール速度で、テキストスクロールエリア214にテロップを表示する。
次にCPU111は、テロップの表示が終了したか否かを判別する(ステップA14)。テロップの表示が終了していない場合(ステップA14:NO)、CPU111は、テロップの表示を継続すると共に、テロップの表示が終了した場合(ステップA14;YES)、CPU111は現在参照されているテロップデータが、取得した文字情報データに含まれる最後のテロップデータであるか否かを判別する(ステップA15)。
現在参照されているテロップデータ(現在表示されているテロップに対応するテロップデータ)が、最後のテロップデータではない場合(ステップA15:NO)、CPU111は処理を再びステップA11に戻し、次なるテロップデータを参照する。以下、最後のテロップデータに対応するテロップが表示されるまでステップA11からステップA15に至る処理が繰り返される。ステップA15において、最後のテロップデータであると判別された場合(ステップA15:YES)、テロップ表示処理は終了する。
このように、本実施例に係る表示用端末装置100は、テキストスクロールエリア214における表示色をテロップ毎に変更するため、視認性が好適に担保されている。更に、テキストスクロールエリア214における背景色の履歴を管理することによって長期的に見たテキストスクロールエリア214の焼き付きも効率的に防止され、一層視認性の劣化が防止される。従って、視認性を担保しつつ、表示画面の焼き付きを効率的に防止することが可能となっているのである。
尚、本実施例においては、背景色履歴データが更新される際に、テロップの文字数が反映されているが、テロップの文字数ではなく、テロップの表示時間が反映されて背景色履歴データが更新されてもよい。例えば、テキストスクロールエリア214におけるテロップのスクロール速度が自由に設定可能となっている場合、例えば視覚効果を得るためにスクロール速度が変更されることがある。この場合には、文字数は表示時間の指標値とはなり得ない。このような場合に、一のテロップデータによって規定されるテロップの表示時間に基づいて背景色履歴データを更新すれば、効果的に背景色の履歴を管理することが可能となる。
尚、上述した実施例においては、CPU111が実行すべきアプリケーションプログラムは、予めROM112に格納されているが、例えば、このようなアプリケーションプログラムは、CD−ROM又はDVD−ROMなどの記録媒体を介して適宜表示用端末装置100に供給されてもよい。またこの際、供給されたアプリケーションプログラムは、表示用端末装置100に内蔵或いは外付けされるハードディスク等の記憶媒体に適宜記憶されてもよい。或いは、このようなアプリケーションプログラムは、ネットワーク20を介して、適宜ダウンロードされることによって供給されてもよい。また、アプリケーションプログラムの態様も、例えば、色選択モジュール或いは背景色履歴管理モジュールなどに夫々対応する個別のアプリケーションプログラムとして供給されてもよい。
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う文字情報表示用端末装置、文字情報表示システム及びコンピュータプログラムもまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本発明の実施例に係る広告表示システムの概念図である。 図1の広告表示システムにおける表示用端末装置のブロック図である。 図1の広告表示システムにおける表示画面の模式図である。 図3の表示画面におけるテキストスクロールエリアの模式図である。 図2の表示用端末装置において実行されるテロップ表示処理のフローチャートである。 図5のテロップ表示処理において取得される文字情報データの模式図である。 図6の文字情報データにおけるテロップデータの模式図である。 図5のテロップ表示処理におけるテロップ色決定処理のフローチャートである。 図5のテロップ表示処理における背景色履歴更新処理のフローチャートである。
符号の説明
10…広告表示システム、20…ネットワーク、100…表示用端末装置、110…制御部、120…色選択モジュール、130…背景色履歴管理モジュール、140…通信部、200…表示装置、210…表示画面、214…テキストスクロールエリア、300…データ配信サーバ、400…ニュースサーバ。

Claims (19)

  1. 表示手段に文字情報を表示させるための文字情報表示用端末装置であって、
    前記文字情報に対応する文字情報データを取得する文字情報データ取得手段と、
    前記文字情報の内容に関する所定種類の区切り毎に、前記文字情報の文字色及び背景色を決定する表示色決定手段と、
    前記文字情報データに基づいて、前記文字情報を前記決定された文字色及び背景色で表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段と
    を具備することを特徴とする文字情報表示用端末装置。
  2. 前記文字情報データは、前記文字色及び背景色を指定するデータを含み、
    前記表示色決定手段は、前記指定された文字色及び背景色のうち少なくとも一方に基づいて前記文字色及び背景色を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の文字情報表示用端末装置。
  3. 前記表示色決定手段は、前記指定された文字色と前記指定された背景色とのコントラストが保持されるように前記文字色及び背景色を決定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の文字情報表示用端末装置。
  4. 前記表示色決定手段は、(i)前記指定された文字色及び背景色の組み合わせ、(ii)前記指定された文字色及び背景色を相互に入れ替えた文字色及び背景色の組み合わせ、(iii)前記指定された文字色及び背景色各々の反転色である文字色及び背景色の組み合わせ及び(iv)前記反転色を相互に入れ替えた文字色及び背景色の組み合わせのうち、いずれか一を選択することによって前記文字色及び背景色を決定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の文字情報表示用端末装置。
  5. 前記文字情報データは、前記所定種類の区切りに対応する単位データを含み、
    前記単位データは、夫々が前記文字色及び背景色を指定するデータを含み、
    前記表示色決定手段は、前記単位データ毎に前記文字色及び背景色を決定する
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の文字情報表示用端末装置。
  6. 表示手段に文字情報を表示させるための文字情報表示用端末装置であって、
    前記文字情報に対応する文字情報データを取得する文字情報データ取得手段と、
    前記表示手段に前記文字情報が表示された際の前記文字情報の文字色及び背景色のうち少なくとも一方の履歴を管理する履歴管理手段と、
    前記管理された履歴に基づいて前記文字色及び背景色を決定する表示色決定手段と、
    前記文字情報データに基づいて、前記文字情報を前記決定された表示色で表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段と
    を具備することを特徴とする文字情報表示用端末装置。
  7. 前記履歴管理手段は、前記少なくとも一方の履歴を前記少なくとも一方における色要素の偏りとして記憶すると共に、前記決定された文字色及び背景色のうち、前記履歴に対応する少なくとも一方に基づいて前記記憶された色要素の偏りを更新することによって前記履歴を管理する
    ことを特徴とする請求項6に記載の文字情報表示用端末装置。
  8. 前記表示色決定手段は、前記色要素の偏りが相殺されるように前記少なくとも一方を決定する
    ことを特徴とする請求項7に記載の文字情報表示用端末装置。
  9. 前記文字情報データは、前記文字色及び背景色を指定するデータを含み、
    前記表示色決定手段は、前記指定された文字色及び背景色のうち少なくとも一方に基づいて前記文字色及び背景色を決定する
    ことを特徴とする請求項6から8のいずれか一項に記載の文字情報表示用端末装置。
  10. 前記表示色決定手段は、前記指定された文字色と前記指定された背景色とのコントラストが保持されるように前記文字色及び背景色を決定する
    ことを特徴とする請求項9に記載の文字情報表示用端末装置。
  11. 前記表示色決定手段は、(i)前記指定された文字色及び背景色の組み合わせ、(ii)前記指定された文字色及び背景色を相互に入れ替えた文字色及び背景色の組み合わせ、(iii)前記指定された文字色及び背景色各々の反転色である文字色及び背景色の組み合わせ及び(iv)前記反転色を相互に入れ替えた文字色及び背景色の組み合わせのうち、いずれか一を選択することによって前記文字色及び背景色を決定する
    ことを特徴とする請求項10に記載の文字情報表示用端末装置。
  12. 前記文字情報データは、前記文字情報の少なくとも一部である単位文字情報に対応すると共に前記文字色及び背景色を指定するデータを含む単位文字データを少なくとも一つ含み、
    前記表示色決定手段は、前記単位文字データ毎に前記文字色及び背景色を決定する
    ことを特徴とする請求項9から11のいずれか一項に記載の文字情報表示用端末装置。
  13. 前記履歴管理手段は、前記文字情報の文字長に基づいて前記履歴を管理する
    ことを特徴とする請求項6から12のいずれか一項に記載の文字情報表示用端末装置。
  14. 前記履歴管理手段は、前記文字情報の表示時間に基づいて前記履歴を管理する
    ことを特徴とする請求項6から13のいずれか一項に記載の文字情報表示用端末装置。
  15. 前記表示制御手段は、前記文字情報がスクロール表示されるように前記表示手段を制御し、
    前記履歴管理手段は、前記背景色の履歴を管理する
    ことを特徴とする請求項6から14のいずれか一項に記載の文字情報表示用端末装置。
  16. 文字情報を表示するための文字情報表示システムであって、
    前記文字情報を表示する表示手段と、夫々ネットワークに収容されたサーバ装置及び文字情報表示用端末装置とを含み、
    前記文字情報表示用端末装置は、
    前記ネットワークを介して前記サーバ装置から前記文字情報に対応する文字情報データを取得する文字情報データ取得手段と、
    前記文字情報の内容に関する所定種類の区切り毎に、前記文字情報の文字色及び背景色を決定する表示色決定手段と、
    前記文字情報データに基づいて、前記文字情報を前記決定された文字色及び背景色で表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段と
    を具備する
    ことを特徴とする文字情報表示システム。
  17. 文字情報を表示するための文字情報表示システムであって、
    前記文字情報を表示する表示手段と、夫々ネットワークに収容されたサーバ装置及び文字情報表示用端末装置とを含み、
    前記文字情報表示用端末装置は、
    前記ネットワークを介して前記サーバ装置から前記文字情報に対応する文字情報データを取得する文字情報データ取得手段と、
    前記表示手段に前記文字情報が表示された際の前記文字情報の文字色及び背景色のうち少なくとも一方の履歴を管理する履歴管理手段と、
    前記管理された履歴に基づいて前記文字色及び背景色を決定する表示色決定手段と、
    前記文字情報データに基づいて、前記文字情報を前記決定された表示色で表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段と
    を具備する
    ことを特徴とする文字情報表示システム。
  18. コンピュータシステムを、請求項1から15のいずれか一項に記載の表示色決定手段として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  19. コンピュータシステムを、請求項6から15のいずれか一項に記載の履歴管理手段として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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