JP3422273B2 - 熱交換器を備えた燃焼装置 - Google Patents
熱交換器を備えた燃焼装置Info
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- water supply
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- combustion
- heat
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D7/00—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
- F28D7/06—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits having a single U-bend
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- Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
- Details Of Fluid Heaters (AREA)
- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯と暖房、また
は給湯と風呂に用いられる熱交換器を備えた燃焼装置に
関するものである。
は給湯と風呂に用いられる熱交換器を備えた燃焼装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の熱交換器を備えた燃焼装
置は特開昭63−38852号公報に記載されているよ
うなものが一般的であった。この装置は図16と図17
に示されているように循環給湯兼用燃焼部1と給湯用燃
焼部2、3とを備えガス導管4を分岐して夫々にガス遮
断弁5、6及びガス導管4の入口側部分にガス比例弁7
が設けられている。循環伝熱管8と給湯伝熱管9とは循
環給湯兼用燃焼部1と給湯用燃焼部2、3との各下流側
すなわち位置としては上方に位置し横断する形態で一体
構成にし、かつ、千鳥状に設けている。また、循環伝熱
管8は給湯伝熱管9の下流側すなわち位置としては上方
に位置している。受熱フィン10は循環伝熱管8と給湯
伝熱管9に貫通されている。燃焼ファン11は循環給湯
兼用燃焼部1と給湯用燃焼部2、3に連通している。
置は特開昭63−38852号公報に記載されているよ
うなものが一般的であった。この装置は図16と図17
に示されているように循環給湯兼用燃焼部1と給湯用燃
焼部2、3とを備えガス導管4を分岐して夫々にガス遮
断弁5、6及びガス導管4の入口側部分にガス比例弁7
が設けられている。循環伝熱管8と給湯伝熱管9とは循
環給湯兼用燃焼部1と給湯用燃焼部2、3との各下流側
すなわち位置としては上方に位置し横断する形態で一体
構成にし、かつ、千鳥状に設けている。また、循環伝熱
管8は給湯伝熱管9の下流側すなわち位置としては上方
に位置している。受熱フィン10は循環伝熱管8と給湯
伝熱管9に貫通されている。燃焼ファン11は循環給湯
兼用燃焼部1と給湯用燃焼部2、3に連通している。
【0003】次に、給湯単独運転について説明する。カ
ラン等が開けられて給湯伝熱管9に通水された場合、燃
焼ファン11が駆動し、同時にガス比例弁7が開き循環
給湯兼用燃焼部1が燃焼を開始する。そして、燃焼熱が
受熱フィン10から給湯伝熱管9に伝わり、温水が給湯
伝熱管9から出湯する。その際、要求された給湯温度に
なるようにガス比例弁7が燃焼量を調整する。また、大
きな給湯能力が必要な場合は、ガス遮断弁5,6を開い
て給湯用燃焼部2、3が燃焼を開始し、さらにガス比例
弁7が燃焼量を調整する。
ラン等が開けられて給湯伝熱管9に通水された場合、燃
焼ファン11が駆動し、同時にガス比例弁7が開き循環
給湯兼用燃焼部1が燃焼を開始する。そして、燃焼熱が
受熱フィン10から給湯伝熱管9に伝わり、温水が給湯
伝熱管9から出湯する。その際、要求された給湯温度に
なるようにガス比例弁7が燃焼量を調整する。また、大
きな給湯能力が必要な場合は、ガス遮断弁5,6を開い
て給湯用燃焼部2、3が燃焼を開始し、さらにガス比例
弁7が燃焼量を調整する。
【0004】次に、循環伝熱管8の残留水は、第1に、
循環伝熱管8自身と受熱フィン10が循環給湯兼用燃焼
部1や給湯用燃焼部2、3に形成した火炎や排ガスによ
り直接加熱される。第2に、循環伝熱管8と給湯伝熱管
9との接触部を介し循環伝熱管8の残留水から給湯伝熱
管9内を流れている温水への熱伝導による放熱がある。
特に、第1の熱収支では、循環給湯兼用燃焼部1や給湯
用燃焼部2、3から発生した燃焼熱の大部分は受熱フィ
ン10から給湯伝熱管9に奪われるので、循環伝熱管8
の吸熱量は比較的少なく、循環伝熱管8の残留水が沸騰
する直前で熱収支が平衡する。
循環伝熱管8自身と受熱フィン10が循環給湯兼用燃焼
部1や給湯用燃焼部2、3に形成した火炎や排ガスによ
り直接加熱される。第2に、循環伝熱管8と給湯伝熱管
9との接触部を介し循環伝熱管8の残留水から給湯伝熱
管9内を流れている温水への熱伝導による放熱がある。
特に、第1の熱収支では、循環給湯兼用燃焼部1や給湯
用燃焼部2、3から発生した燃焼熱の大部分は受熱フィ
ン10から給湯伝熱管9に奪われるので、循環伝熱管8
の吸熱量は比較的少なく、循環伝熱管8の残留水が沸騰
する直前で熱収支が平衡する。
【0005】続いて、循環単独運転について説明する。
循環ポンプにより循環伝熱管8に循環温水が吸引された
場合、給湯単独運転と同様に要求された給湯温度になる
ように循環給湯兼用燃焼部1が燃焼し、ガス比例弁7が
燃焼量を調整する(給湯優先制御)。そして、燃焼熱が
受熱フィン10から給湯伝熱管9に伝わり、給湯伝熱管
9の残留水が吸熱される。また、残りの燃焼熱が受熱フ
ィン10から循環伝熱管8に伝わり、温度上昇した循環
温水が循環伝熱管8から熱負荷へ循環する。
循環ポンプにより循環伝熱管8に循環温水が吸引された
場合、給湯単独運転と同様に要求された給湯温度になる
ように循環給湯兼用燃焼部1が燃焼し、ガス比例弁7が
燃焼量を調整する(給湯優先制御)。そして、燃焼熱が
受熱フィン10から給湯伝熱管9に伝わり、給湯伝熱管
9の残留水が吸熱される。また、残りの燃焼熱が受熱フ
ィン10から循環伝熱管8に伝わり、温度上昇した循環
温水が循環伝熱管8から熱負荷へ循環する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の前記する熱交換
器を備えた燃焼装置では、循環例えば、風呂水を循環し
て加熱する単独運転が要求された場合、ガス比例弁7が
開き循環給湯兼用燃焼部1が燃焼を開始する。その際、
ガス比例弁7が燃焼量を一定量に調整する。次に、燃焼
熱が受熱フィン10から循環伝熱管8に伝わるので、温
度上昇した循環温水が循環伝熱管8から浴槽(図示せ
ず)へ循環する。また、一般に風呂が暖房などで要求さ
れる循環能力は給湯で要求される能力に比べて小さいの
で、給湯用燃焼部2、3を追加運転する必要はない。
器を備えた燃焼装置では、循環例えば、風呂水を循環し
て加熱する単独運転が要求された場合、ガス比例弁7が
開き循環給湯兼用燃焼部1が燃焼を開始する。その際、
ガス比例弁7が燃焼量を一定量に調整する。次に、燃焼
熱が受熱フィン10から循環伝熱管8に伝わるので、温
度上昇した循環温水が循環伝熱管8から浴槽(図示せ
ず)へ循環する。また、一般に風呂が暖房などで要求さ
れる循環能力は給湯で要求される能力に比べて小さいの
で、給湯用燃焼部2、3を追加運転する必要はない。
【0007】また、給湯伝熱管9の残留水については次
の通りとなる。第1に、循環給湯兼用燃焼部1の下流側
の給湯伝熱管9自身と受熱フィン10が循環給湯兼用燃
焼部1に形成した火炎や排ガスにより加熱される。第2
に、循環伝熱管8と給湯伝熱管9との接触部を介し給湯
伝熱管9の残留水から循環伝熱管8内を流れている循環
温水への熱伝導による放熱がある。第3に、給湯用燃焼
部2、3の下流側の給湯伝熱管9と受熱フィン10は燃
焼ファン11から供給される空気により冷却される。特
に、前記する第1の吸熱では、循環給湯兼用燃焼部1か
ら発生した火炎や排ガスが給湯伝熱管9自身や受熱フィ
ン10を直接加熱するので、給湯伝熱管9の吸熱量が多
く、前記する第2、第3の放熱があるにもかかわらず、
熱収支が平衡するまでに給湯伝熱管9の残留水が温度上
昇し、ついには沸騰するという課題を有していた。な
お、暖房単独運転の場合、要求された循環温水温度にな
るようにガス比例弁7が燃焼量を調整する。
の通りとなる。第1に、循環給湯兼用燃焼部1の下流側
の給湯伝熱管9自身と受熱フィン10が循環給湯兼用燃
焼部1に形成した火炎や排ガスにより加熱される。第2
に、循環伝熱管8と給湯伝熱管9との接触部を介し給湯
伝熱管9の残留水から循環伝熱管8内を流れている循環
温水への熱伝導による放熱がある。第3に、給湯用燃焼
部2、3の下流側の給湯伝熱管9と受熱フィン10は燃
焼ファン11から供給される空気により冷却される。特
に、前記する第1の吸熱では、循環給湯兼用燃焼部1か
ら発生した火炎や排ガスが給湯伝熱管9自身や受熱フィ
ン10を直接加熱するので、給湯伝熱管9の吸熱量が多
く、前記する第2、第3の放熱があるにもかかわらず、
熱収支が平衡するまでに給湯伝熱管9の残留水が温度上
昇し、ついには沸騰するという課題を有していた。な
お、暖房単独運転の場合、要求された循環温水温度にな
るようにガス比例弁7が燃焼量を調整する。
【0008】そこで、本発明は前記する課題を解決し
て、循環単独運転時でも給湯伝熱管内の残留水が沸騰せ
ず、安全性、耐久性がよい熱交換器を備えた燃焼装置を
提供することを目的とする。
て、循環単独運転時でも給湯伝熱管内の残留水が沸騰せ
ず、安全性、耐久性がよい熱交換器を備えた燃焼装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、循環給湯兼用燃焼部と給湯用燃焼部との燃
焼熱により加熱される給湯伝熱管ならびに循環伝熱管
と、前記給湯伝熱管と前記循環伝熱管とに貫通固定した
多数の循環給湯兼用フィンを具備し、給湯単独運転時と
循環単独運転時とで、熱交換器としての熱授受のバラン
スを改善したものである。
するために、循環給湯兼用燃焼部と給湯用燃焼部との燃
焼熱により加熱される給湯伝熱管ならびに循環伝熱管
と、前記給湯伝熱管と前記循環伝熱管とに貫通固定した
多数の循環給湯兼用フィンを具備し、給湯単独運転時と
循環単独運転時とで、熱交換器としての熱授受のバラン
スを改善したものである。
【0010】具体的には給湯単独運転時には前記循環給
湯兼用燃焼部の上方に位置する前記給湯伝熱管は周りの
大受熱面積部分より受熱して給湯伝熱管が循環給湯兼用
燃焼部と給湯燃焼部からの受熱を充分受けるようにす
る。一方循環単独運転時においては前記循環給湯兼用燃
焼部の上方に位置する前記給湯伝熱管は周りの小受熱面
積部分より受熱して循環給湯兼用燃焼部からの受熱を小
くして給湯伝熱管が受ける熱量を小さくすると同時に循
環伝熱管が受ける熱量を効率良く伝達する。また循環単
独運転時において給湯用燃焼部の上方に位置する給湯伝
熱管自身と循環給湯兼用フィンが給湯用燃焼部からの空
気により空冷される。特に、循環給湯兼用フインにおい
て給湯燃焼部の上方に位置する部分の受熱面積を大きく
形成したので、給湯伝熱管の放熱量は多くなる。したが
って、放熱が改善され、吸熱が抑制されるので、給湯伝
熱管の残留水が比較的低い温度で熱収支が平衡すること
ができる。換言すると、給湯伝熱管の残留水は循環して
いる循環温水よりも少し高い温度に維持されるので、給
湯伝熱管の残留水は沸騰することはない。
湯兼用燃焼部の上方に位置する前記給湯伝熱管は周りの
大受熱面積部分より受熱して給湯伝熱管が循環給湯兼用
燃焼部と給湯燃焼部からの受熱を充分受けるようにす
る。一方循環単独運転時においては前記循環給湯兼用燃
焼部の上方に位置する前記給湯伝熱管は周りの小受熱面
積部分より受熱して循環給湯兼用燃焼部からの受熱を小
くして給湯伝熱管が受ける熱量を小さくすると同時に循
環伝熱管が受ける熱量を効率良く伝達する。また循環単
独運転時において給湯用燃焼部の上方に位置する給湯伝
熱管自身と循環給湯兼用フィンが給湯用燃焼部からの空
気により空冷される。特に、循環給湯兼用フインにおい
て給湯燃焼部の上方に位置する部分の受熱面積を大きく
形成したので、給湯伝熱管の放熱量は多くなる。したが
って、放熱が改善され、吸熱が抑制されるので、給湯伝
熱管の残留水が比較的低い温度で熱収支が平衡すること
ができる。換言すると、給湯伝熱管の残留水は循環して
いる循環温水よりも少し高い温度に維持されるので、給
湯伝熱管の残留水は沸騰することはない。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は給湯単独運転時は循環給
湯兼用燃焼部の上方に位置する給湯伝熱管は周りの大受
熱面積部分より受熱して給湯伝熱管が循環給湯兼用燃焼
部と給湯燃焼部からの受熱を充分受けるように構成され
る。一方循環単独運転時において前記循環給湯兼用燃焼
部の上方に位置する給湯伝熱管は周りの小受熱面積部分
より受熱するもので、その小受熱面積部分は請求項2記
載のように、他のフィンよりも縦方向の寸法を短かくす
ることにより形成することができる。
湯兼用燃焼部の上方に位置する給湯伝熱管は周りの大受
熱面積部分より受熱して給湯伝熱管が循環給湯兼用燃焼
部と給湯燃焼部からの受熱を充分受けるように構成され
る。一方循環単独運転時において前記循環給湯兼用燃焼
部の上方に位置する給湯伝熱管は周りの小受熱面積部分
より受熱するもので、その小受熱面積部分は請求項2記
載のように、他のフィンよりも縦方向の寸法を短かくす
ることにより形成することができる。
【0012】また請求項3記載のように横方向の寸法を
他のフインよりも短かくすることによっても形成するこ
とができる。
他のフインよりも短かくすることによっても形成するこ
とができる。
【0013】また請求項4記載のように小受熱面積部分
は切欠部を設けることによっても形成することができ
る。
は切欠部を設けることによっても形成することができ
る。
【0014】また、請求項5記載のように、小受熱面積
部分は切起部を設け、その切起部により給湯伝熱管の循
環給湯兼用燃焼部からの伝熱が遮熱されるようにして形
成することができる。
部分は切起部を設け、その切起部により給湯伝熱管の循
環給湯兼用燃焼部からの伝熱が遮熱されるようにして形
成することができる。
【0015】また請求項6に記載したように小受熱面積
部分では給湯伝熱管の最下端が露出するように固定する
僅かな小面積部分を循環給湯兼用フィンの下部に形成す
ることによっても構成することができる。
部分では給湯伝熱管の最下端が露出するように固定する
僅かな小面積部分を循環給湯兼用フィンの下部に形成す
ることによっても構成することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
説明する。
【0017】(実施例1)図1は本発明の実施例1にお
ける熱交換器を備えた燃焼装置の部分断面正面図であ
る。図2と図3は同熱交換器の拡大部分側断面図であ
る。図において、12は循環給湯兼用燃焼部であり、循
環給湯兼用燃焼部12の両側には給湯用燃焼部13、1
4が設けられている。また、15、16はガス導管17
に設けたガス遮断弁である。18はガス導管17の入口
側に設けたガス比例弁である。19は循環伝熱管であ
る。20は給湯伝熱管である。循環伝熱管19の上流側
に給湯伝熱管20を配置し、夫々をロー付けして一体構
成にしている。この一体構成にした循環伝熱管19と給
湯伝熱管20は循環給湯兼用燃焼部12と給湯用燃焼部
13、14の各下流側即ち位置としては上方に位置して
千鳥状に設けている。
ける熱交換器を備えた燃焼装置の部分断面正面図であ
る。図2と図3は同熱交換器の拡大部分側断面図であ
る。図において、12は循環給湯兼用燃焼部であり、循
環給湯兼用燃焼部12の両側には給湯用燃焼部13、1
4が設けられている。また、15、16はガス導管17
に設けたガス遮断弁である。18はガス導管17の入口
側に設けたガス比例弁である。19は循環伝熱管であ
る。20は給湯伝熱管である。循環伝熱管19の上流側
に給湯伝熱管20を配置し、夫々をロー付けして一体構
成にしている。この一体構成にした循環伝熱管19と給
湯伝熱管20は循環給湯兼用燃焼部12と給湯用燃焼部
13、14の各下流側即ち位置としては上方に位置して
千鳥状に設けている。
【0018】21は従来の通常型の循環給湯兼用フィン
であり、給湯用燃焼部13、14の上側に位置する循環
伝熱管19と給湯伝熱管20に貫通固定(ロー付け)し
ている。22は循環給湯兼用燃焼部12の上方に取り付
けられる循環給湯兼用フィンであり、給湯伝熱管20に
接する下端部は通常型の循環給湯兼用フィン21に比較
して短かく切断して、小受熱面積部が形成され循環伝熱
管19と給湯伝熱管20に貫通固定(ロー付け)してい
る。本実施例ではこの循環給湯兼用フィンを下部短寸循
環給湯兼用フィン22と表現することにする。そして燃
焼ファン23は循環給湯兼用燃焼部12と給湯用燃焼部
13、14とに連通している。
であり、給湯用燃焼部13、14の上側に位置する循環
伝熱管19と給湯伝熱管20に貫通固定(ロー付け)し
ている。22は循環給湯兼用燃焼部12の上方に取り付
けられる循環給湯兼用フィンであり、給湯伝熱管20に
接する下端部は通常型の循環給湯兼用フィン21に比較
して短かく切断して、小受熱面積部が形成され循環伝熱
管19と給湯伝熱管20に貫通固定(ロー付け)してい
る。本実施例ではこの循環給湯兼用フィンを下部短寸循
環給湯兼用フィン22と表現することにする。そして燃
焼ファン23は循環給湯兼用燃焼部12と給湯用燃焼部
13、14とに連通している。
【0019】次に、風呂水を循環して加熱する循環単独
運転時について説明する。風呂循環ポンプ(図示せず)
により循環伝熱管19に循環温水が吸引された場合、燃
焼ファン23が駆動し、同時にガス比例弁18が開き循
環給湯兼用燃焼部12が燃焼を開始する。その後、ガス
比例弁18が燃焼量を一定量に調整する。そして、循環
給湯兼用燃焼部12から発生した燃焼熱が循環伝熱管1
9に伝わり、循環温水が温度上昇し循環伝熱管19から
浴槽(図示せず)へ循環する。次に、給湯伝熱管20の
残留水の熱収支を考える。第1に、循環給湯兼用燃焼部
12の上方に位置する給湯伝熱管20自身と下部短寸循
環給湯兼用フィン22が循環給湯兼用燃焼部12に形成
した火炎や排ガスにより加熱される。しかし、下部短寸
循環給湯兼用フィン22の下段の給湯伝熱管20側の下
端部を熱流に対し垂直に切断した形すなわち縦方向の寸
法を短くして小受熱面積部分を形成したので、下部短寸
循環給湯兼用フィン22を介した熱伝導が小さく、給湯
伝熱管20の吸熱量は少なくなる。第2に、循環伝熱管
19と給湯伝熱管20との接触部(ロー材)を介し給湯
伝熱管20の残留水から循環伝熱管19内を流れている
循環温水への熱伝導による放熱がある。
運転時について説明する。風呂循環ポンプ(図示せず)
により循環伝熱管19に循環温水が吸引された場合、燃
焼ファン23が駆動し、同時にガス比例弁18が開き循
環給湯兼用燃焼部12が燃焼を開始する。その後、ガス
比例弁18が燃焼量を一定量に調整する。そして、循環
給湯兼用燃焼部12から発生した燃焼熱が循環伝熱管1
9に伝わり、循環温水が温度上昇し循環伝熱管19から
浴槽(図示せず)へ循環する。次に、給湯伝熱管20の
残留水の熱収支を考える。第1に、循環給湯兼用燃焼部
12の上方に位置する給湯伝熱管20自身と下部短寸循
環給湯兼用フィン22が循環給湯兼用燃焼部12に形成
した火炎や排ガスにより加熱される。しかし、下部短寸
循環給湯兼用フィン22の下段の給湯伝熱管20側の下
端部を熱流に対し垂直に切断した形すなわち縦方向の寸
法を短くして小受熱面積部分を形成したので、下部短寸
循環給湯兼用フィン22を介した熱伝導が小さく、給湯
伝熱管20の吸熱量は少なくなる。第2に、循環伝熱管
19と給湯伝熱管20との接触部(ロー材)を介し給湯
伝熱管20の残留水から循環伝熱管19内を流れている
循環温水への熱伝導による放熱がある。
【0020】第3に、給湯用燃焼部13、14の上方に
位置する給湯伝熱管20自身と通常型の循環給湯用受熱
フィン21が燃焼ファン23から送風され給湯用燃焼部
13,14から噴出する空気により空冷される。特に、
通常型の循環給湯用受熱フィン21の給湯伝熱管20側
の受熱面積は従来のものと同程度であるため、給湯伝熱
管20の放熱量は多くなる。この結果、循環給湯兼用燃
焼部12の上方に位置する給湯伝熱管20も間接的では
あるが強く空冷される。したがって、第3の放熱が改善
され、第1の吸熱が抑制されるので、給湯伝熱管20の
残留水が低い温度で熱収支が平衡することができる。換
言すると、給湯伝熱管20の残留水は循環している循環
温水よりも少し高い温度に維持されるので、給湯伝熱管
20の残留水は沸騰することはない。
位置する給湯伝熱管20自身と通常型の循環給湯用受熱
フィン21が燃焼ファン23から送風され給湯用燃焼部
13,14から噴出する空気により空冷される。特に、
通常型の循環給湯用受熱フィン21の給湯伝熱管20側
の受熱面積は従来のものと同程度であるため、給湯伝熱
管20の放熱量は多くなる。この結果、循環給湯兼用燃
焼部12の上方に位置する給湯伝熱管20も間接的では
あるが強く空冷される。したがって、第3の放熱が改善
され、第1の吸熱が抑制されるので、給湯伝熱管20の
残留水が低い温度で熱収支が平衡することができる。換
言すると、給湯伝熱管20の残留水は循環している循環
温水よりも少し高い温度に維持されるので、給湯伝熱管
20の残留水は沸騰することはない。
【0021】次に、給湯単独運転時について説明する。
カラン等が開けられて給湯伝熱管20に通水された場
合、燃焼ファン23が駆動し、同時にガス比例弁18が
開き循環給湯兼用燃焼部12が燃焼を開始する。そし
て、燃焼熱が下部短寸循環給湯兼用フィン22から給湯
伝熱管20に伝わり、温水が給湯伝熱管20から出湯す
る。その際、要求された給湯温度になるようにガス比例
弁18が燃焼量を調整する。そして循環単独運転時に比
較してとくに大きな給湯能力が必要な場合、ガス遮断弁
15または、16あるいはその両方を開いて給湯用燃焼
部13、14が燃焼を開始し、さらにガス比例弁18が
燃焼量を調整する。この時給湯用燃焼部13、14の上
方に位置する通常型の循環給湯兼用フィン21がある給
湯伝熱管20の周囲は十分な伝熱面積を有しているた
め。総熱効率を低下させることなく性能を維持すること
ができる。
カラン等が開けられて給湯伝熱管20に通水された場
合、燃焼ファン23が駆動し、同時にガス比例弁18が
開き循環給湯兼用燃焼部12が燃焼を開始する。そし
て、燃焼熱が下部短寸循環給湯兼用フィン22から給湯
伝熱管20に伝わり、温水が給湯伝熱管20から出湯す
る。その際、要求された給湯温度になるようにガス比例
弁18が燃焼量を調整する。そして循環単独運転時に比
較してとくに大きな給湯能力が必要な場合、ガス遮断弁
15または、16あるいはその両方を開いて給湯用燃焼
部13、14が燃焼を開始し、さらにガス比例弁18が
燃焼量を調整する。この時給湯用燃焼部13、14の上
方に位置する通常型の循環給湯兼用フィン21がある給
湯伝熱管20の周囲は十分な伝熱面積を有しているた
め。総熱効率を低下させることなく性能を維持すること
ができる。
【0022】本実施例は一缶二回路式熱交換器で説明を
行なったが、同様の複数回路を有する熱交換器において
も同等の効果を得ることができる。
行なったが、同様の複数回路を有する熱交換器において
も同等の効果を得ることができる。
【0023】(実施例2)図4は本発明の実施例2にお
ける熱交換器を備えた燃焼装置の部分断面正面図であ
る。実施例1と異なる点は循環給湯兼用フィンは通常型
の循環給湯兼用フィン21に比較して下部が熱流に対し
垂直方向と水平方向に削除し狭少となっている点であ
る。すなわち縦方向と横方向の寸法が短かくなって小受
熱面積部を形成している点である。本実施例では、この
循環給湯兼用フィンを下部狭少循環給湯兼用フィン24
と表現することにする。なお実施例1と同一符号のもの
は同一構造を有し、説明は省略する。
ける熱交換器を備えた燃焼装置の部分断面正面図であ
る。実施例1と異なる点は循環給湯兼用フィンは通常型
の循環給湯兼用フィン21に比較して下部が熱流に対し
垂直方向と水平方向に削除し狭少となっている点であ
る。すなわち縦方向と横方向の寸法が短かくなって小受
熱面積部を形成している点である。本実施例では、この
循環給湯兼用フィンを下部狭少循環給湯兼用フィン24
と表現することにする。なお実施例1と同一符号のもの
は同一構造を有し、説明は省略する。
【0024】次に、風呂水を循環して加熱する循環単独
運転について説明する。風呂循環ポンプ(図示せず)に
より循環伝熱管19に循環温水が吸引された場合、燃焼
ファン23が駆動し、同時にガス比例弁18が開き循環
給湯兼用燃焼部12が燃焼を開始する。その後、ガス比
例弁18が燃焼量を一定量に調整する。そして、循環給
湯兼用燃焼部12から発生した燃焼熱が循環伝熱管19
に伝わり、循環温水が温度上昇し循環伝熱管19から浴
槽(図示せず)へ循環する。 次に、給湯伝熱管20の
残留水の熱収支を考える。第1に、循環給湯兼用燃焼部
12の上方に位置する給湯伝熱管20自身と下部狭少循
環給湯兼用フィン24が循環給湯兼用燃焼部12に形成
した火炎や排ガスにより加熱される。
運転について説明する。風呂循環ポンプ(図示せず)に
より循環伝熱管19に循環温水が吸引された場合、燃焼
ファン23が駆動し、同時にガス比例弁18が開き循環
給湯兼用燃焼部12が燃焼を開始する。その後、ガス比
例弁18が燃焼量を一定量に調整する。そして、循環給
湯兼用燃焼部12から発生した燃焼熱が循環伝熱管19
に伝わり、循環温水が温度上昇し循環伝熱管19から浴
槽(図示せず)へ循環する。 次に、給湯伝熱管20の
残留水の熱収支を考える。第1に、循環給湯兼用燃焼部
12の上方に位置する給湯伝熱管20自身と下部狭少循
環給湯兼用フィン24が循環給湯兼用燃焼部12に形成
した火炎や排ガスにより加熱される。
【0025】しかし、下部狭少循環給湯兼用フィン24
の下側の給湯伝熱管20の周囲の受熱面積が通常循環給
湯兼用フィン21に比較して小さく形成してあるので、
下部狭少循環給湯兼用フィン24を介した熱伝導が小さ
く、給湯伝熱管20の吸熱量は少なくなる。第2に、循
環伝熱管19と給湯伝熱管20との接触部(ロー材)を
介し給湯伝熱管20の残留水から循環伝熱管19内を流
れている循環温水への熱伝導による放熱がある。第3
に、給湯用燃焼部13,14の上方に位置する給湯伝熱
管20自身と通常型の循環給湯用受熱フィン21が燃焼
ファン23から送風され給湯用燃焼部13、14から噴
出する空気により空冷される。特に、通常型の循環給湯
兼用フィン21の給湯伝熱管20側の受熱面積は従来の
ものと同程度であるため、給湯伝熱管20の放熱量は多
くなる。この結果、循環給湯兼用燃焼部12の上方に位
置する給湯伝熱管20も間接的ではあるが強く空冷され
る。したがって、第3の放熱が改善され、第1の吸熱が
抑制されるので、給湯伝熱管20の残留水が低い温度で
熱収支が平衡することができる。換言すると、給湯伝熱
管20の残留水は循環している循環温水よりも少し高い
温度に維持されるので、給湯伝熱管20の残留水は沸騰
することはない。
の下側の給湯伝熱管20の周囲の受熱面積が通常循環給
湯兼用フィン21に比較して小さく形成してあるので、
下部狭少循環給湯兼用フィン24を介した熱伝導が小さ
く、給湯伝熱管20の吸熱量は少なくなる。第2に、循
環伝熱管19と給湯伝熱管20との接触部(ロー材)を
介し給湯伝熱管20の残留水から循環伝熱管19内を流
れている循環温水への熱伝導による放熱がある。第3
に、給湯用燃焼部13,14の上方に位置する給湯伝熱
管20自身と通常型の循環給湯用受熱フィン21が燃焼
ファン23から送風され給湯用燃焼部13、14から噴
出する空気により空冷される。特に、通常型の循環給湯
兼用フィン21の給湯伝熱管20側の受熱面積は従来の
ものと同程度であるため、給湯伝熱管20の放熱量は多
くなる。この結果、循環給湯兼用燃焼部12の上方に位
置する給湯伝熱管20も間接的ではあるが強く空冷され
る。したがって、第3の放熱が改善され、第1の吸熱が
抑制されるので、給湯伝熱管20の残留水が低い温度で
熱収支が平衡することができる。換言すると、給湯伝熱
管20の残留水は循環している循環温水よりも少し高い
温度に維持されるので、給湯伝熱管20の残留水は沸騰
することはない。
【0026】次に、給湯単独運転時について説明する。
カラン等が開けられて給湯伝熱管20に通水された場
合、燃焼ファン23が駆動し、同時にガス比例弁18が
開き循環給湯兼用燃焼部12が燃焼を開始する。そし
て、燃焼熱が小部狭少循環給湯兼用フィン24から給湯
伝熱管20に伝わり、温水が給湯伝熱管20から出湯す
る。その際、要求された給湯温度になるようにガス比例
弁18が燃焼量を調整する。また、循環単独運転時に比
較して給湯単独運転時にとくに大きな給湯能力が必要な
場合、ガス遮断弁15または、16あるいはその両方を
開いて給湯用燃焼部13、14が燃焼を開始し、さらに
ガス比例弁18が燃焼量を調整する。この時給湯用燃焼
部13、14の上方に位置する通常型の循環給湯兼用フ
ィン21の下側に接する給湯伝熱管20の周囲は十分な
伝熱面積を有しているため。総熱効率を低下させること
なく性能を維持することができる。
カラン等が開けられて給湯伝熱管20に通水された場
合、燃焼ファン23が駆動し、同時にガス比例弁18が
開き循環給湯兼用燃焼部12が燃焼を開始する。そし
て、燃焼熱が小部狭少循環給湯兼用フィン24から給湯
伝熱管20に伝わり、温水が給湯伝熱管20から出湯す
る。その際、要求された給湯温度になるようにガス比例
弁18が燃焼量を調整する。また、循環単独運転時に比
較して給湯単独運転時にとくに大きな給湯能力が必要な
場合、ガス遮断弁15または、16あるいはその両方を
開いて給湯用燃焼部13、14が燃焼を開始し、さらに
ガス比例弁18が燃焼量を調整する。この時給湯用燃焼
部13、14の上方に位置する通常型の循環給湯兼用フ
ィン21の下側に接する給湯伝熱管20の周囲は十分な
伝熱面積を有しているため。総熱効率を低下させること
なく性能を維持することができる。
【0027】本実施例は一缶二回路式熱交換器で説明を
行なったが、同様の複数回路を有する熱交換器において
も同等の効果を得ることができる。
行なったが、同様の複数回路を有する熱交換器において
も同等の効果を得ることができる。
【0028】(実施例3)図7は本発明の実施例3にお
ける熱交換器を備えた燃焼装置の部分断面正面図であ
る。実施例1と異なる点は循環給湯兼用フィンの下端部
には複数の切欠部26が設けられて小受熱面積部が形成
されている点である。そして本実施例では以下この循環
給湯兼用フィンを切欠循環兼用フィン25と表現するこ
とにする。なお実施例1と同一符号のものは同一構造を
有し、説明は省略する。
ける熱交換器を備えた燃焼装置の部分断面正面図であ
る。実施例1と異なる点は循環給湯兼用フィンの下端部
には複数の切欠部26が設けられて小受熱面積部が形成
されている点である。そして本実施例では以下この循環
給湯兼用フィンを切欠循環兼用フィン25と表現するこ
とにする。なお実施例1と同一符号のものは同一構造を
有し、説明は省略する。
【0029】次に、風呂水を循環して加熱する循環単独
運転時について説明する。風呂循環ポンプ(図示せず)
により循環伝熱管19に循環温水が吸引された場合、燃
焼ファン23が駆動し、同時にガス比例弁18が開き循
環給湯兼用燃焼部12が燃焼を開始する。その後、ガス
比例弁18が燃焼量を一定量に調整する。そして、切欠
循環給湯兼用フィン25に接する循環伝熱管19の下方
にある循環給湯兼用燃焼部12から発生した燃焼熱が循
環伝熱管19に伝わり、循環温水が温度上昇し循環伝熱
管19から浴槽(図示せず)へ循環する。
運転時について説明する。風呂循環ポンプ(図示せず)
により循環伝熱管19に循環温水が吸引された場合、燃
焼ファン23が駆動し、同時にガス比例弁18が開き循
環給湯兼用燃焼部12が燃焼を開始する。その後、ガス
比例弁18が燃焼量を一定量に調整する。そして、切欠
循環給湯兼用フィン25に接する循環伝熱管19の下方
にある循環給湯兼用燃焼部12から発生した燃焼熱が循
環伝熱管19に伝わり、循環温水が温度上昇し循環伝熱
管19から浴槽(図示せず)へ循環する。
【0030】次に、給湯伝熱管20の残留水は、第1
に、循環給湯兼用燃焼部12の上方に位置する給湯伝熱
管20自身と切欠循環給湯兼用フィン26が循環給湯兼
用燃焼部12に形成した火炎や排ガスにより加熱され
る。しかし、切欠循環給湯兼用フィン26の下端部には
複数の切欠部26が設けられているので、切欠循環給湯
兼用フィン26を介した熱伝導が小さく、給湯伝熱管2
0の吸熱量は少なくなる。第2に、循環伝熱管19と給
湯伝熱管20との接触部(ロー材)を介し給湯伝熱管2
0の残留水から循環伝熱管19内を流れている循環温水
への熱伝導による放熱がある。第3に、給湯用燃焼部1
3,14の上方に位置する給湯伝熱管20自身と通常型
の循環給湯用受熱フィン21が燃焼ファン23から送風
され給湯用燃焼部13,14から噴出する空気により空
冷される。
に、循環給湯兼用燃焼部12の上方に位置する給湯伝熱
管20自身と切欠循環給湯兼用フィン26が循環給湯兼
用燃焼部12に形成した火炎や排ガスにより加熱され
る。しかし、切欠循環給湯兼用フィン26の下端部には
複数の切欠部26が設けられているので、切欠循環給湯
兼用フィン26を介した熱伝導が小さく、給湯伝熱管2
0の吸熱量は少なくなる。第2に、循環伝熱管19と給
湯伝熱管20との接触部(ロー材)を介し給湯伝熱管2
0の残留水から循環伝熱管19内を流れている循環温水
への熱伝導による放熱がある。第3に、給湯用燃焼部1
3,14の上方に位置する給湯伝熱管20自身と通常型
の循環給湯用受熱フィン21が燃焼ファン23から送風
され給湯用燃焼部13,14から噴出する空気により空
冷される。
【0031】特に、通常型の循環給湯用受熱フィン21
の給湯伝熱管20側の受熱面積は従来のものと同程度で
あるため、給湯伝熱管20の放熱量は多くなる。この結
果、循環給湯兼用燃焼部12の上方に位置する給湯伝熱
管20も間接的ではあるが強く空冷される。したがっ
て、第3の放熱が改善され、第1の吸熱が抑制されるの
で、給湯伝熱管20の残留水が低い温度で熱収支が平衡
することができる。換言すると、給湯伝熱管20の残留
水は循環している循環温水よりも少し高い温度に維持さ
れるので、給湯伝熱管20の残留水は沸騰することはな
い。
の給湯伝熱管20側の受熱面積は従来のものと同程度で
あるため、給湯伝熱管20の放熱量は多くなる。この結
果、循環給湯兼用燃焼部12の上方に位置する給湯伝熱
管20も間接的ではあるが強く空冷される。したがっ
て、第3の放熱が改善され、第1の吸熱が抑制されるの
で、給湯伝熱管20の残留水が低い温度で熱収支が平衡
することができる。換言すると、給湯伝熱管20の残留
水は循環している循環温水よりも少し高い温度に維持さ
れるので、給湯伝熱管20の残留水は沸騰することはな
い。
【0032】次に、給湯単独運転時について説明する。
カラン等が開けられて給湯伝熱管20に通水された場
合、燃焼ファン23が駆動し、同時にガス比例弁18が
開き循環給湯兼用燃焼部12が燃焼を開始する。そし
て、燃焼熱が切欠循環給湯兼用フィン25から給湯伝熱
管20に伝わり、温水が給湯伝熱管20から出湯する。
その際、要求された給湯温度になるようにガス比例弁1
8が燃焼量を調整する。また、とくに大きな給湯能力が
必要な場合、ガス遮断弁15または、16あるいはその
両方を開いて給湯用燃焼部13、14が燃焼を開始し、
さらにガス比例弁18が燃焼量を調整する。この時給湯
用燃焼部13、14の上方に位置する通常型の循環給湯
兼用フィン21の下側に接する給湯伝熱管20の周囲は
十分な伝熱面積を有しているため総熱効率を低下させる
ことなく性能を維持することができる。
カラン等が開けられて給湯伝熱管20に通水された場
合、燃焼ファン23が駆動し、同時にガス比例弁18が
開き循環給湯兼用燃焼部12が燃焼を開始する。そし
て、燃焼熱が切欠循環給湯兼用フィン25から給湯伝熱
管20に伝わり、温水が給湯伝熱管20から出湯する。
その際、要求された給湯温度になるようにガス比例弁1
8が燃焼量を調整する。また、とくに大きな給湯能力が
必要な場合、ガス遮断弁15または、16あるいはその
両方を開いて給湯用燃焼部13、14が燃焼を開始し、
さらにガス比例弁18が燃焼量を調整する。この時給湯
用燃焼部13、14の上方に位置する通常型の循環給湯
兼用フィン21の下側に接する給湯伝熱管20の周囲は
十分な伝熱面積を有しているため総熱効率を低下させる
ことなく性能を維持することができる。
【0033】本実施例は一缶二回路式熱交換器で説明を
行なったが、同様の複数回路を有する熱交換器において
も同等の効果を得ることができる。
行なったが、同様の複数回路を有する熱交換器において
も同等の効果を得ることができる。
【0034】(実施例4)図10は本発明の実施例4に
おける熱交換器を備えた燃焼装置の部分断面正面図であ
る。実施例1と異なる点は循環給湯兼用フィンの下端部
に熱流に対し垂直方向と水平方向に切起部28を設けそ
の切起部28により循環給湯兼用燃焼部12よりの熱を
給湯伝熱管20に伝えることを遮って実質的に小受熱面
積部を形成した点であり、本実施例では以下に、この循
環給湯兼用フィンを切起循環給湯兼用フィン27と表現
する。なお実施例1と同一符号のものは同一構造を有
し、説明は省略する。
おける熱交換器を備えた燃焼装置の部分断面正面図であ
る。実施例1と異なる点は循環給湯兼用フィンの下端部
に熱流に対し垂直方向と水平方向に切起部28を設けそ
の切起部28により循環給湯兼用燃焼部12よりの熱を
給湯伝熱管20に伝えることを遮って実質的に小受熱面
積部を形成した点であり、本実施例では以下に、この循
環給湯兼用フィンを切起循環給湯兼用フィン27と表現
する。なお実施例1と同一符号のものは同一構造を有
し、説明は省略する。
【0035】次に、風呂水を循環して加熱する循環単独
運転時について説明する。風呂循環ポンプ(図示せず)
により循環伝熱管19に循環温水が吸引された場合、燃
焼ファン23が駆動し、同時にガス比例弁18が開き循
環給湯兼用燃焼部12が燃焼を開始する。その後、ガス
比例弁18が燃焼量を一定量に調整する。そして、切起
循環給湯兼用フィン27が接する循環伝熱管19の下方
に位置する循環給湯兼用燃焼部12から発生した燃焼熱
が循環伝熱管19に伝わり、循環温水が温度上昇し循環
伝熱管19から浴槽(図示せず)へ循環する。
運転時について説明する。風呂循環ポンプ(図示せず)
により循環伝熱管19に循環温水が吸引された場合、燃
焼ファン23が駆動し、同時にガス比例弁18が開き循
環給湯兼用燃焼部12が燃焼を開始する。その後、ガス
比例弁18が燃焼量を一定量に調整する。そして、切起
循環給湯兼用フィン27が接する循環伝熱管19の下方
に位置する循環給湯兼用燃焼部12から発生した燃焼熱
が循環伝熱管19に伝わり、循環温水が温度上昇し循環
伝熱管19から浴槽(図示せず)へ循環する。
【0036】次に、給湯伝熱管20の残留水の熱収支を
考える。第1に、通常型の循環給湯兼用燃焼部12の上
方に位置する給湯伝熱管20自身と切起循環給湯兼用フ
ィン27が循環給湯兼用燃焼部12に形成した火炎や排
ガスにより加熱される。しかし、切起循環給湯兼用フィ
ン27の下端部には切起部28が設けてあるので、切起
循環給湯兼用フィン27が直接熱せられることが少ない
ため切起循環給湯兼用フィン27を介した熱伝導が小さ
く、給湯伝熱管20の吸熱量は少なくなる。第2に、循
環伝熱管19と給湯伝熱管20との接触部(ロー材)を
介し給湯伝熱管20の残留水から循環伝熱管19内を流
れている循環温水への熱伝導による放熱がある。第3
に、給湯用燃焼部13,14の上方に位置する給湯伝熱
管20自身と通常型の循環給湯用受熱フィン21が燃焼
ファン23から送風され給湯用燃焼部13,14から噴
出する空気により空冷される。
考える。第1に、通常型の循環給湯兼用燃焼部12の上
方に位置する給湯伝熱管20自身と切起循環給湯兼用フ
ィン27が循環給湯兼用燃焼部12に形成した火炎や排
ガスにより加熱される。しかし、切起循環給湯兼用フィ
ン27の下端部には切起部28が設けてあるので、切起
循環給湯兼用フィン27が直接熱せられることが少ない
ため切起循環給湯兼用フィン27を介した熱伝導が小さ
く、給湯伝熱管20の吸熱量は少なくなる。第2に、循
環伝熱管19と給湯伝熱管20との接触部(ロー材)を
介し給湯伝熱管20の残留水から循環伝熱管19内を流
れている循環温水への熱伝導による放熱がある。第3
に、給湯用燃焼部13,14の上方に位置する給湯伝熱
管20自身と通常型の循環給湯用受熱フィン21が燃焼
ファン23から送風され給湯用燃焼部13,14から噴
出する空気により空冷される。
【0037】特に、通常型の循環給湯用受熱フィン21
が給湯伝熱管20に接する面の受熱面積は従来のものと
同程度であるため、給湯伝熱管20の放熱量は多くな
る。この結果、循環給湯兼用燃焼部12の上方に位置す
る給湯伝熱管20も間接的ではあるが強く空冷される。
したがって、第3の放熱が改善され、第1の吸熱が抑制
されるので、給湯伝熱管20の残留水が低い温度で熱収
支が平衡することができる。換言すると、給湯伝熱管2
0の残留水は循環している循環温水よりも少し高い温度
に維持されるので、給湯伝熱管20の残留水は沸騰する
ことはない。
が給湯伝熱管20に接する面の受熱面積は従来のものと
同程度であるため、給湯伝熱管20の放熱量は多くな
る。この結果、循環給湯兼用燃焼部12の上方に位置す
る給湯伝熱管20も間接的ではあるが強く空冷される。
したがって、第3の放熱が改善され、第1の吸熱が抑制
されるので、給湯伝熱管20の残留水が低い温度で熱収
支が平衡することができる。換言すると、給湯伝熱管2
0の残留水は循環している循環温水よりも少し高い温度
に維持されるので、給湯伝熱管20の残留水は沸騰する
ことはない。
【0038】次に、給湯単独運転時について説明する。
カラン等が開けられて給湯伝熱管20に通水された場
合、燃焼ファン23が駆動し、同時にガス比例弁18が
開き循環給湯兼用燃焼部12が燃焼を開始する。そし
て、燃焼熱が切起循環給湯兼用フィン27から給湯伝熱
管20に伝わり、温水が給湯伝熱管20から出湯する。
その際、要求された給湯温度になるようにガス比例弁1
8が燃焼量を調整する。また、とくに大きな給湯能力が
必要な場合、ガス遮断弁15または、16あるいはその
両方を開いて給湯用燃焼部13、14が燃焼を開始し、
さらにガス比例弁18が燃焼量を調整する。この時給湯
用燃焼部13、14の上方に位置する通常型の循環給湯
兼用フィン21の下側に接する給湯伝熱管20の周囲は
十分な伝熱面積を有しているため。総熱効率を低下させ
ることなく性能を維持することができる。
カラン等が開けられて給湯伝熱管20に通水された場
合、燃焼ファン23が駆動し、同時にガス比例弁18が
開き循環給湯兼用燃焼部12が燃焼を開始する。そし
て、燃焼熱が切起循環給湯兼用フィン27から給湯伝熱
管20に伝わり、温水が給湯伝熱管20から出湯する。
その際、要求された給湯温度になるようにガス比例弁1
8が燃焼量を調整する。また、とくに大きな給湯能力が
必要な場合、ガス遮断弁15または、16あるいはその
両方を開いて給湯用燃焼部13、14が燃焼を開始し、
さらにガス比例弁18が燃焼量を調整する。この時給湯
用燃焼部13、14の上方に位置する通常型の循環給湯
兼用フィン21の下側に接する給湯伝熱管20の周囲は
十分な伝熱面積を有しているため。総熱効率を低下させ
ることなく性能を維持することができる。
【0039】本実施例は一缶二回路式熱交換器で説明を
行なったが、同様の複数回路を有する熱交換器において
も同等の効果を得ることができる。
行なったが、同様の複数回路を有する熱交換器において
も同等の効果を得ることができる。
【0040】(実施例5)図13は本発明の実施例5に
おける熱交換器を備えた燃焼装置の部分断面正面図であ
る。実施例1と異なる点は循環給湯兼用フィンの下端部
を給湯伝熱管20の中心まで熱流に対し垂直方向と水平
方向の両方向にわたって完全に削除したことにより、小
受熱面積部を構成した点であり、この循環給湯兼用フィ
ンを以下には下端削除循環給湯兼用フィン29と表現す
る。なお実施例1と同一符号の部分は同一構造を有し、
説明は省略する。
おける熱交換器を備えた燃焼装置の部分断面正面図であ
る。実施例1と異なる点は循環給湯兼用フィンの下端部
を給湯伝熱管20の中心まで熱流に対し垂直方向と水平
方向の両方向にわたって完全に削除したことにより、小
受熱面積部を構成した点であり、この循環給湯兼用フィ
ンを以下には下端削除循環給湯兼用フィン29と表現す
る。なお実施例1と同一符号の部分は同一構造を有し、
説明は省略する。
【0041】次に、風呂水を循環して加熱する循環単独
運転について説明する。風呂循環ポンプ(図示せず)に
より循環伝熱管19に循環温水が吸引された場合、燃焼
ファン23が駆動し、同時にガス比例弁18が開き循環
給湯兼用燃焼部12が燃焼を開始する。その後、ガス比
例弁18が燃焼量を一定量に調整する。そして、下端削
除循環給湯兼用フィン29が接する循環伝熱管19の下
方に位置する循環給湯兼用燃焼部12から発生した燃焼
熱が循環伝熱管19に伝わり、循環温水が温度上昇し循
環伝熱管19から浴槽(図示せず)へ循環する。
運転について説明する。風呂循環ポンプ(図示せず)に
より循環伝熱管19に循環温水が吸引された場合、燃焼
ファン23が駆動し、同時にガス比例弁18が開き循環
給湯兼用燃焼部12が燃焼を開始する。その後、ガス比
例弁18が燃焼量を一定量に調整する。そして、下端削
除循環給湯兼用フィン29が接する循環伝熱管19の下
方に位置する循環給湯兼用燃焼部12から発生した燃焼
熱が循環伝熱管19に伝わり、循環温水が温度上昇し循
環伝熱管19から浴槽(図示せず)へ循環する。
【0042】次に、給湯伝熱管20の残留水は、第1
に、循環給湯兼用燃焼部12の上方に位置する給湯伝熱
管20自身と下端削除循環給湯兼用フィン29が循環給
湯兼用燃焼部12に形成した火炎や排ガスにより加熱さ
れる。しかし、下端削除循環給湯兼用フィン29の下端
部は給湯伝熱管20の中心まで完全に削除した構成とな
っているので下端削除循環給湯兼用フィン29を介した
熱伝導が小さく、給湯伝熱管20の吸熱量は少なくな
る。第2に、循環伝熱管19と給湯伝熱管20との接触
部(ロー材)を介し給湯伝熱管20の残留水から循環伝
熱管19内を流れている循環温水への熱伝導による放熱
がある。第3に、給湯用燃焼部13,14の上方に位置
する給湯伝熱管20自身と通常循環給湯用受熱フィン2
1が燃焼ファン23から送風され給湯用燃焼部13,1
4から噴出する空気により空冷される。 特に、通常循
環給湯用受熱フィン21の給湯伝熱管20に接する部分
の受熱面積は従来のものと同程度であるため、給湯伝熱
管20の放熱量は多くなる。この結果、循環給湯兼用燃
焼部12の上方に位置する給湯伝熱管20も間接的では
あるが強く空冷される。したがって、第3の放熱が改善
され、第1の吸熱が抑制さられるので、給湯伝熱管20
の残留水が低い温度で熱収支が平衡することができる。
換言すると、給湯伝熱管20の残留水は循環している循
環温水よりも少し高い温度に維持されるので、給湯伝熱
管20の残留水は沸騰することはない。
に、循環給湯兼用燃焼部12の上方に位置する給湯伝熱
管20自身と下端削除循環給湯兼用フィン29が循環給
湯兼用燃焼部12に形成した火炎や排ガスにより加熱さ
れる。しかし、下端削除循環給湯兼用フィン29の下端
部は給湯伝熱管20の中心まで完全に削除した構成とな
っているので下端削除循環給湯兼用フィン29を介した
熱伝導が小さく、給湯伝熱管20の吸熱量は少なくな
る。第2に、循環伝熱管19と給湯伝熱管20との接触
部(ロー材)を介し給湯伝熱管20の残留水から循環伝
熱管19内を流れている循環温水への熱伝導による放熱
がある。第3に、給湯用燃焼部13,14の上方に位置
する給湯伝熱管20自身と通常循環給湯用受熱フィン2
1が燃焼ファン23から送風され給湯用燃焼部13,1
4から噴出する空気により空冷される。 特に、通常循
環給湯用受熱フィン21の給湯伝熱管20に接する部分
の受熱面積は従来のものと同程度であるため、給湯伝熱
管20の放熱量は多くなる。この結果、循環給湯兼用燃
焼部12の上方に位置する給湯伝熱管20も間接的では
あるが強く空冷される。したがって、第3の放熱が改善
され、第1の吸熱が抑制さられるので、給湯伝熱管20
の残留水が低い温度で熱収支が平衡することができる。
換言すると、給湯伝熱管20の残留水は循環している循
環温水よりも少し高い温度に維持されるので、給湯伝熱
管20の残留水は沸騰することはない。
【0043】次に、給湯単独運転について説明する。カ
ラン等が開けられて給湯伝熱管20に通水された場合、
燃焼ファン23が駆動し、同時にガス比例弁18が開き
循環給湯兼用燃焼部12が燃焼を開始する。そして、燃
焼熱が下端削除循環給湯兼用フィン29から給湯伝熱管
20に伝わり、温水が給湯伝熱管20から出湯する。そ
の際、要求された給湯温度になるようにガス比例弁18
が燃焼量を調整する。また、とくに大きな給湯能力が必
要な場合、ガス遮断弁15,16を開いて給湯用燃焼部
13、14が燃焼を開始し、さらにガス比例弁18が燃
焼量を調整する。この時給湯用燃焼部13、14の上方
向に位置する通常循環給湯兼用フィン21の下側に接す
る給湯伝熱管20の周囲は十分な伝熱面積を有している
ため。総熱効率を低下させることなく性能を維持するこ
とができる。
ラン等が開けられて給湯伝熱管20に通水された場合、
燃焼ファン23が駆動し、同時にガス比例弁18が開き
循環給湯兼用燃焼部12が燃焼を開始する。そして、燃
焼熱が下端削除循環給湯兼用フィン29から給湯伝熱管
20に伝わり、温水が給湯伝熱管20から出湯する。そ
の際、要求された給湯温度になるようにガス比例弁18
が燃焼量を調整する。また、とくに大きな給湯能力が必
要な場合、ガス遮断弁15,16を開いて給湯用燃焼部
13、14が燃焼を開始し、さらにガス比例弁18が燃
焼量を調整する。この時給湯用燃焼部13、14の上方
向に位置する通常循環給湯兼用フィン21の下側に接す
る給湯伝熱管20の周囲は十分な伝熱面積を有している
ため。総熱効率を低下させることなく性能を維持するこ
とができる。
【0044】本実施例は一缶二回路式熱交換器で説明を
行なったが、同様の複数回路を有する熱交換器において
も同等の効果を得ることができる。
行なったが、同様の複数回路を有する熱交換器において
も同等の効果を得ることができる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、次のよう
な有利な効果を有する。請求項1記載の発明によれば循
環給湯兼用燃焼部の上側に位置する循環給湯兼用受熱フ
ィンを給湯伝熱管側の受熱面積を小さく形成したので、
循環給湯兼用燃焼部の単独運転時に給湯伝熱管の吸熱量
は少なくなり、給湯伝熱管の残留水の沸騰を防止でき
る。
な有利な効果を有する。請求項1記載の発明によれば循
環給湯兼用燃焼部の上側に位置する循環給湯兼用受熱フ
ィンを給湯伝熱管側の受熱面積を小さく形成したので、
循環給湯兼用燃焼部の単独運転時に給湯伝熱管の吸熱量
は少なくなり、給湯伝熱管の残留水の沸騰を防止でき
る。
【0046】請求項2と3に記載の発明によれば、循環
給湯兼用燃焼部の上側に位置する循環給湯兼用受熱フィ
ンの削除部分を給湯伝熱管周辺にまで拡大して給湯伝熱
管側の受熱面積を小さく形成したので、循環給湯兼用燃
焼部の単独運転時に給湯伝熱管の吸熱量は少なくなり、
給湯伝熱管の残留水の沸騰を防止できる。
給湯兼用燃焼部の上側に位置する循環給湯兼用受熱フィ
ンの削除部分を給湯伝熱管周辺にまで拡大して給湯伝熱
管側の受熱面積を小さく形成したので、循環給湯兼用燃
焼部の単独運転時に給湯伝熱管の吸熱量は少なくなり、
給湯伝熱管の残留水の沸騰を防止できる。
【0047】請求項4記載の発明によれば、循環給湯兼
用燃焼部の上側に位置する循環給湯兼用受熱フィンに切
欠部を設けて受熱面積を小さく形成したので、循環給湯
兼用燃焼部の単独運転時に給湯伝熱管の吸熱量は少なく
なり、給湯伝熱管の残留水の沸騰を防止できる。
用燃焼部の上側に位置する循環給湯兼用受熱フィンに切
欠部を設けて受熱面積を小さく形成したので、循環給湯
兼用燃焼部の単独運転時に給湯伝熱管の吸熱量は少なく
なり、給湯伝熱管の残留水の沸騰を防止できる。
【0048】請求項5記載の発明によれば、循環給湯兼
用燃焼部の上側に位置する循環給湯兼用受熱フィンに切
起部を設けて排気方向を変更し実質上の受熱面積を小さ
く形成したので、循環給湯兼用燃焼部の単独運転時に給
湯伝熱管の吸熱量は少なくなり、給湯伝熱管の残留水の
沸騰を防止できる。
用燃焼部の上側に位置する循環給湯兼用受熱フィンに切
起部を設けて排気方向を変更し実質上の受熱面積を小さ
く形成したので、循環給湯兼用燃焼部の単独運転時に給
湯伝熱管の吸熱量は少なくなり、給湯伝熱管の残留水の
沸騰を防止できる。
【0049】請求項6記載の発明によれば、循環給湯兼
用燃焼部の上側に位置する循環給湯兼用受熱フィンの下
端部を給湯伝熱管を保持できる程までに削除して受熱面
積を小さく形成したので、循環給湯兼用燃焼部の単独運
転時に給湯伝熱管の吸熱量は少なくなり、給湯伝熱管の
残留水の沸騰を防止できる。
用燃焼部の上側に位置する循環給湯兼用受熱フィンの下
端部を給湯伝熱管を保持できる程までに削除して受熱面
積を小さく形成したので、循環給湯兼用燃焼部の単独運
転時に給湯伝熱管の吸熱量は少なくなり、給湯伝熱管の
残留水の沸騰を防止できる。
【図1】本発明の実施例1における熱交換器を備えた燃
焼装置の部分断面正面図
焼装置の部分断面正面図
【図2】同熱交換器の通常型の循環給湯兼用フィン部分
の拡大側断面図
の拡大側断面図
【図3】同熱交換器の下部短寸循環給湯兼用フィン部分
の拡大側断面図
の拡大側断面図
【図4】本発明の実施例2における熱交換器を備えた燃
焼装置の部分断面正面図
焼装置の部分断面正面図
【図5】同熱交換器の通常型の循環給湯兼用フィン部分
の拡大側断面図
の拡大側断面図
【図6】同熱交換器の下部狭少循環給湯兼用フィン部分
の拡大側断面図
の拡大側断面図
【図7】本発明の実施例3における熱交換器を備えた燃
焼装置の部分断面正面図
焼装置の部分断面正面図
【図8】同熱交換器の通常型の循環給湯兼用フィン部分
の拡大側断面図
の拡大側断面図
【図9】同熱交換器の切欠循環給湯兼用フィン部分の拡
大側断面図
大側断面図
【図10】本発明の実施例4における熱交換器を備えた
燃焼装置の部分断面正面図
燃焼装置の部分断面正面図
【図11】同熱交換器の通常型の循環給湯兼用フィン部
分の拡大側断面図
分の拡大側断面図
【図12】同熱交換器の切起循環給湯兼用フィン部分の
拡大側断面図
拡大側断面図
【図13】本発明の実施例5における熱交換器を備えた
燃焼装置の部分断面正面図
燃焼装置の部分断面正面図
【図14】同熱交換器の通常型の循環給湯兼用フィン部
分の側断面図
分の側断面図
【図15】同熱交換器の下部削除循環給湯兼用フィン部
分の側断面図
分の側断面図
【図16】従来の熱交換器を備えた燃焼装置の部分断面
正面図
正面図
【図17】同燃焼装置の部分側断面図
12 循環給湯兼用燃焼部
13,14 給湯用燃焼部
18 ガス比例弁
19 循環伝熱管
20 給湯伝熱管
21 通常型の循環給湯兼用フィン
22 下部短寸循環給湯兼用フィン
23 燃焼ファン
24 下部狭少循環給湯兼用フィン
25 切欠循環給湯兼用フィン
26 切欠部
27 切起循環給湯兼用フィン
28 切起部
29 下部削除循環給湯兼用フィン
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 近藤 正満
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電
器産業株式会社内
(56)参考文献 特開 平10−132388(JP,A)
特開 平10−185326(JP,A)
特開 平10−103767(JP,A)
実開 平6−22864(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F24H 9/00
F24H 1/00 - 1/16
Claims (6)
- 【請求項1】 給湯用燃焼部と循環給湯兼用燃焼部との
下流側を横断し設けた給湯伝熱管と循環伝熱管と、前記
給湯用燃焼部の下流側に位置する前記給湯伝熱管と前記
循環伝熱管とに貫通して固定した循環給湯兼用フィン
と、前記循環給湯兼用燃焼部の下流側に前記給湯伝熱管
と前記循環伝熱管とに貫通して固定し、かつ上流部を部
分的に小受熱面積部分に形成した下部短寸循環給湯兼用
フィンとを有する熱交換器を備えた燃焼装置。 - 【請求項2】小受熱面積部分は、他部分のフインよりも
縦方向の寸法を短くして形成した請求項1記載の熱交換
器を備えた燃焼装置。 - 【請求項3】小受熱面積部分は、他部分のフィンよりも
横方向の寸法を短くして形成した請求項1または2記載
の熱交換器を備えた燃焼装置。 - 【請求項4】小受熱面積部分は、切欠部を設けることに
より形成したものである請求項1〜3のいずれか1項に
記載の熱交換器を備えた燃焼装置。 - 【請求項5】小受熱面積部分は、切起部を設けて給湯伝
熱管に循環給湯兼用燃焼部よりの燃焼熱を前記切起部に
より遮熱するようにして実値的な小受熱部分を形成した
請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱交換器を備えた
燃焼装置。 - 【請求項6】小受熱面積部分は、給湯伝熱管の最下端部
を循環給湯兼用フィンの最下端より下方に露出して貫通
固定している請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱交
換器を備えた燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36915698A JP3422273B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 熱交換器を備えた燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36915698A JP3422273B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 熱交換器を備えた燃焼装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000193323A JP2000193323A (ja) | 2000-07-14 |
JP3422273B2 true JP3422273B2 (ja) | 2003-06-30 |
Family
ID=18493709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36915698A Expired - Lifetime JP3422273B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 熱交換器を備えた燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3422273B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4418358B2 (ja) | 2004-12-14 | 2010-02-17 | 本田技研工業株式会社 | 熱交換器 |
KR101392241B1 (ko) * | 2012-05-18 | 2014-05-07 | 주식회사 경동나비엔 | 핀과 튜브로 구성된 열교환기 |
-
1998
- 1998-12-25 JP JP36915698A patent/JP3422273B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000193323A (ja) | 2000-07-14 |
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