JP3421426B2 - ローラ式輸液ポンプ及び該ポンプを用いた輸液装置 - Google Patents

ローラ式輸液ポンプ及び該ポンプを用いた輸液装置

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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/142Pressure infusion, e.g. using pumps
    • A61M5/14212Pumping with an aspiration and an expulsion action
    • A61M5/14232Roller pumps

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ローラ式輸液ポンプ及
びポンプを用いた輸液装置に係り、特に使用時の安全
性、操作性を向上したローラ式輸液ポンプおよび輸液ポ
ンプを用いた輸液装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のローラ式輸液ポンプは、繰り返し
変形動作に耐えるチューブを、回転駆動される複数のロ
ーラと、このローラ軌跡の外周面から所定距離離間した
ステータの間における空間内において保持状態にしてお
き、ローラの回転駆動にともない、チューブ内に充満し
た液体(薬液、栄養液、血液など)をチューブ外部に排
出する構成を備えるものであり、今現在、病院、医療機
関などで多く使用されている。
【0003】また、ローラ式輸液ポンプは経腸栄養剤の
投与用にも使用されているが、近年になり、在宅栄養補
給として例えば胃に至るまでの消化器部位、咽喉部位な
どの術後において、看病人、あるいは患者自身などロー
ラ式輸液ポンプの取り扱いに関する知識の無いものが直
接使用することがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 そこで、このような経
腸栄養剤の投与に際しては、その安全性を十分に確保す
るとともに、取り扱い上の操作性を十分に確保する必要
があり、従来の病院用のローラ式輸液ポンプのように医
師、看護婦が取り扱うことを前提とした大掛かりなロー
ラ式ポンプを、ローラ式輸液ポンプの取り扱いの知識の
ないものがそのまま用いることには無理がある。
【0005】したがって、本発明のローラ式輸液ポンプ
及びポンプを用いた輸液装置は、上記の事情に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、使用時の
安全性、操作性を確保した小型軽量な携帯型のローラ式
輸液ポンプを提供することにある。
【0006】また、例えば、在宅栄養補給用として経腸
栄養剤の投与を行なう際に、仮に、ローラ式輸液ポンプ
の取り扱いに関する知識がかならずしも十分でないもの
が使用しても、十分に安全性、操作性を確保できるロー
ラ式輸液ポンプを用いた輸液装置を提供することに本願
発明の目的がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明は、ポンプ基部と、該ポ
ンプ基部上において液体供給用のチューブを略「U」字
形状に着脱自在に付設するために、前記チューブの上流
側と下流側とを保持し、かつ前記略「U」字形状部の外
周に沿うように壁面部で案内する案内路と、前記ポンプ
基部に配設されてなり前記チューブの上流側から下流側
に向けて回転駆動されるローラ軸体と、該ローラ軸体の
フランジ部の外周部位において前記回転駆動にともなう
前記チューブに対する相対速度が略ゼロになるように逆
回転駆動される複数のローラと、該各ローラの回転軌跡
の外周面が前記壁面部から前記チューブを圧閉する作動
位置になるように配設されてなり、前記ローラ軸体の回
転駆動にともない前記チューブを圧閉してチューブ内の
液体を送液するローラ式輸液ポンプであって、前記ロー
ラ軸体に対して相対移動可能であり、かつその側面部位
において前記壁面部を形成し、解除位置側に移動付勢す
る第2の圧縮バネとストッパーとを設けたたステータ
と、前記ストッパーが係止する段差部と、押圧位置側に
移動付勢する第1の圧縮バネと、を有した解除ボタンを
備え、前記ステータを前記第2の圧縮バネの付勢力に抗
して前記解除位置側に移動することで、前記ストッパー
の前記段差部に対する係止が解除されて、前記ステータ
を前記作動位置に固定するとともに、前記解除ボタンを
前記第1の圧縮バネの付勢力に抗して押圧して、前記ス
テータを前記解除位置にする固定解除手段とを具備する
ことを特徴としている。
【0008】また、好ましくは、装置の上面部位に配設
されるポンプ基部と、該ポンプ基部上において液体供給
用のチューブを略「U」字形状に着脱自在に付設するた
めに、前記チューブの上流側と下流側とを保持し、かつ
前記略「U」字形状部の外周に沿うように壁面部で案内
する案内路と、前記ポンプ基部に配設されてなり前記チ
ューブの上流側から下流側に向けて回転駆動されるロー
ラ軸体を駆動する駆動モータと、該ローラ軸体のフラン
ジ部の外周部位において前記回転駆動にともなう前記チ
ューブに対する相対速度が略ゼロになるように固定ギア
に歯合して、逆回転駆動される複数のローラと、該各ロ
ーラの回転軌跡の外周面が前記壁面部から前記チューブ
を圧閉する作動位置になるように配設されてなり、前記
ローラ軸体の回転駆動にともない前記チューブを圧閉し
てチューブ内の液体を送液するローラ式輸液ポンプを用
いた輸液装置であって、前記ローラ軸体に対して相対移
動可能であり、かつその側面部位において前記壁面部を
形成し、解除位置側に移動付勢する第2の圧縮バネとス
トッパーとを設けたステータと、前記ストッパーが係止
する段差部と、押圧位置側に移動付勢する第1の圧縮バ
ネと、を有した解除ボタンを備え、前記ステータを前記
第2の圧縮バネの付勢力に抗して前記解除位置側に移動
することで、前記ストッパーの前記段差部に対する係止
が解除されて、前記ステータを前記作動位置に固定する
とともに、前記解除ボタンを前記第1の圧縮バネの付勢
力に抗して押圧して、前記ステータを前記解除位置にす
固定解除手段と、前記解除ボタンに連動されてなり、
前記ステータが前記作動位置に固定されていないことを
検出して前記駆動モータの起動を強制停止させる検出手
段と、該検出手段に接続される制御手段とを具備するこ
とを特徴としている。
【0009】
【作用】以上の様にこの発明は構成されているので、ス
テータの移動によりチューブが案内路の壁面部で挟まれ
る作動位置に、確実かつ簡単に装着できるようになる。
また、チューブが作動位置に正しくセットされていない
場合には、モータ起動を強制的に停止して、誤った操作
を防止するように働く。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の実施例にかかるローラ式輸
液ポンプを用いた輸液装置の使用状態図であり、本図に
おいて、例えば消化器系の所定部位の手術を受けた患者
が、在宅栄養補給として看病人、あるいは患者自身が装
置を直接操作して経腸栄養剤の投与する様子が示されて
いる。本図において、装置1は一般家庭内乃至戸外でも
使用可能かつ携帯可能にするために小型(幅寸法82ミ
リ、高さ寸法135ミリ、奥行き寸法54ミリ)、軽量
(約770グラム)に構成されている。そして、家庭内
及び戸外など任意の場所での使用を考慮して、家庭用電
源と充電式バッテリー等の使用ができるように配慮され
ている。
【0011】この装置1は、スタンド2の支柱部位の任
意の位置に固定されるポールクランプ6に対して固定さ
れる一方、スタンド2の上方から釣り下げる状態に保持
される経腸栄養剤バッグ3に接続されるとともに途中に
クレンメ4を設けたチューブ5の途中部位を後述するよ
うに装置1にセットしてから、栄養剤を患者Hの小腸部
位に対してルアー7を介して直接的に供給するものであ
る。
【0012】このようにして行なわれる経腸栄養剤投与
は、静脈への栄養剤点滴に比べて、ルアー挿入時の苦痛
があるが、術後の患者の回復が顕著であることが知られ
ていることから、例えば、術後に家庭において早期回復
を図りたい場合などにおいて非常に効果的であり、今後
ますます盛んになる傾向にある。
【0013】図2は、図1に示したポールクランプ6の
外観斜視図であり、本図において、ポールクランプ6
は、スタンド2の支柱に対してねじ6aにより固定され
る本体6bと、この本体にねじ止めされるブラケット6
cと、装置1の底部に形成された雌ねじ部に螺合するね
じ6dと、装置1の底部に形成された凹部に嵌合する凸
部6eとが図示のように一体的に組み立てられており、
装置1が動かないようにして任意の高さに固定できるよ
うにするものである。
【0014】次に、図3は、図1に示したチューブ(カ
テーテル)5の構成例であって、装置1に推奨される構
成例を示したものである。本図において、上記の経腸栄
養剤バッグ他に接続されるゴム管5bには、上流部5c
が連通状態で接続されており、クレンメ4を介して赤色
のカプラ5dと、青色のカプラ5dとで挟まれる送液部
5aと、青色のカプラ5dの下流に接続される下流部5
eと、上述したルアー7のキャップ7aと、コネクタ部
7bが接続されて構成されている。そして、装置1に対
しては、送液部5aの部分がセットされる。
【0015】図4は、装置1を正面側から見た外観図で
あって、本図において装置1は、後述するように前後方
向に分離するように設けられる化粧ケース体から構成さ
れる本体部10と、この本体部10の上方において図中
の矢印H方向に開閉される実質的に透明な透明カバー3
0と、タッチパネル式であって、防水を配慮した操作パ
ネル11とを備えている。上記の構成において、チュー
ブ5は透明カバー30の左側面部に形成された上流側溝
31と下流側溝32を通過するように、ポンプ作動状態
が外部から見えるようにした光透過性の樹脂からなる透
明カバー30を開けてからセットされる。
【0016】操作パネル11には、バッテリ使用時の電
圧低下をランプ表示する電圧低下表示器12、後述する
ローラポンプのモータが過剰負荷が作用していることを
表示する過負荷表示器13と、充電式バッテリが充電中
であることを表示する充電表示器14とが横一列に配置
されている。
【0017】これら表示器の下方には、装置1の使用モ
ードである継続、ボーラスを点灯表示する継続モード表
示器16と、ボーラスモード表示器17と、液搬送終了
を全部が点灯して表示する一方、開始、早送り状態を矢
印の移動表示により表示する液搬送状態表示器18とが
左側に、そして注入量、予定量、ボーラス間隔表示のた
めの表示部15が右側に図示のように配置されている。
【0018】以上の表示部の左下方には、所定時間の例
えば約2秒間押し続けると装置1に内蔵のブザーが鳴
り、継続モード、ボーラスモードの切り換えを行なうよ
うにして、不用意にモード切り換えされることを防止す
ることを配慮したモード切換部19と、注入量、予定
量、ボーラス間隔の表示切り換えを行なう表示切換部2
1と、注入量、予定量、ボーラス間隔の数値設定の増加
を設定する増加設定部20aと、減少を設定する減少設
定部20bとが設けらている。
【0019】また、押し続けることにより、600ミリ
リットル/時間の速度で送液する際に使用される早送り
部22と、送液を強制的に停止するとともに、ブザー警
報音が鳴っている際に消音する停止・消音部23と、送
液の開始をする開始部24と、電源部スイッチ25とが
図示のようにそれぞれ配置されている。この電源スイッ
チ25は、不用意に押圧されて電源が切られないよう
に、所定の押圧力で押さないと作動しないようにするこ
とができる。
【0020】次に、図5は、装置1を上方から見るとも
もに、透明カバー30を取り外して示した動作説明図で
ある。本図において、図中の破線図示のチューブ5は、
後述するローラポンプ組み立て体50の回りに略180
°分が巻きつける状態にしてから、上流側溝31と、下
流側溝32により挾持されるものであるが、このような
セット状態に簡単かつ確実にできるようにするための種
々の工夫がなされているので、以下に説明する。
【0021】先ず、上述の透明カバー30は、装置1の
上面において開閉自在に設けられているが、このために
透明カバー30には回動支点部30c,30dであっ
て、装置1の上面に固定される樹脂製のベースカバー3
5に一体形成される突起部35d,35eに対して嵌合
される支点部が形成されている。
【0022】また、透明カバー30には、閉じたとき
に、上記の上流側溝31と下流側溝32に連続する溝部
30a,30bと、チューブ5を上からベースカバー3
5側に抑え付ける突起部30e,30fと、透明カバー
30を装置1の本体10に対してロックするロック部3
0gと、開閉の際に手がかりととなる凸部30hとが一
体形成されている。さらに、この透明カバー30は、不
用意に外力が作用した際に、簡単に外れるように配慮さ
れており、破損を防止する一方、チューブ5をセットす
る際に、図中の矢印D1、D2方向に移動されるステー
タ33が、D1方向に移動している場合には、カバー3
0を閉じる状態にできないような寸法関係にされてい
る。さらに、この透明カバー30はポリカーボネイト樹
脂等のように耐衝撃性に優れた材質から形成されてお
り、誤って外力が加わり本体から外れた場合などにおい
て、床面上に落下しても破損しないように考慮されてい
る。
【0023】また、開いた状態において、外力が作用し
たときには、回動部が本体から容易に外れるようにし
て、回動支点部の破損を防止している。この本体部10
及びステータ33は耐薬品性、耐衝撃性、軽量化の観点
から、例えばABS樹脂が好ましく用いられる。
【0024】一方、上記のベースカバー35上には、上
流側溝31と下流側溝32とを形成する壁面部35a
と、前壁面部35bと、後壁面部35cとが形成されて
おり、ポンプ駆動時の騒音ができるだけ外部に漏れない
ように配慮されている。
【0025】そして、このステータ33の中心部位に
は、解除ボタン34が紙面の表裏方向に移動可能に設け
られており、この解除ボタン34の押圧によりステータ
33が自動的に矢印D1方向に移動して、チューブ5の
装着が可能な状態にする一方、チューブ5の装着後にス
テータ33を矢印D2方向に移動すると、解除ボタン3
4が自動的に元の押圧前の状態に復帰するとともに、ス
テータ33がポンプ使用可能な位置に固定されるように
構成されている。このステータ33上面には、送液方向
を示す赤矢印33aと、青矢印33bとが図示の位置に
それぞれ別色で印刷されており、チューブ装填方向を間
違えないようにしている。
【0026】次に、図6は図5のE−E矢視断面図であ
る。また、図7は図5のF−F矢視断面図である。両図
により、上記のように解除ボタン34の押圧により自動
的に解除乃至セット状態に移動されるステータ33の解
除機構について説明すると、ベースカバー35の下方に
は、板厚2ミリ近くあり十分な機械的強度を有したステ
ンレス板からなるベースプレート42が、上述した樹脂
製のベースカバー35においてインサート成形された雌
ねじ部に対してねじ止め固定されて設けられており、以
降述べる機械構成要素の基部を提供する一方、精度が確
保されるように配慮されている。
【0027】一方、ステータ33は図7に示されるよう
に、一対のガイドシャフト46が固定されており、これ
らに対して挿通状態で案内されるガイドブロック45で
あって、ベースプレート42に固定される案内部材によ
り矢印D1、D2方向に移動自在にされている。また、
ガイドブロック45とステータ33の内壁部の間には、
上記のガイドシャフト46にそれぞれ挿通状態にされて
保持された圧縮バネ47が設けられており、図6の解除
状態では伸びた状態にされている。
【0028】さらに、図6において、ベースカバー35
には油含有合金などから焼成形成されるブッシュ41イ
ンサート成形されており、内部においてカラー39を図
中の上下方向に移動自在にしている。このカラー39
は、解除ボタン34と一体的に固定される一方、下方に
埋設された第1の付勢手段としての圧縮バネ40の作用
により、解除ボタン34を常時上方に移動するように付
勢している。
【0029】さらに、解除ボタン34の下方には、ベー
スプレート42に固定されたステータスイッチ44のオ
ンオフ行なうアクチュエータ43がねじNを用いて固定
されている。また、解除ボタン34はステータ33の孔
部33eにおいて、押圧部のみが外部に表れるようにす
る一方、上記のカラー39の上面に作用するステンレス
製のストッパー38がステータ33の内部に固定されて
おり、図6に示される解除状態では、解除ボタン34の
上方への移動が規制されている。また、ステータ33に
は、ステータラバー37が焼付などにより固着されてお
り、チューブ5を不動状態かつ、チューブの摺動抵抗を
低くしつつ、これに作用する外力を吸収するように構成
されている。このステータラバー37は、基材はシリコ
ンゴムなどで、約1ミリメートル程度の厚さに形成さ
れ、その表面をポリフッ化フルオロエチレン(テフロ
ン)などの低摺動性材料(厚さ、100ミクロンメート
ル程度)を押圧して焼き付け固着している。
【0030】次に、図8は図5のE−E矢視断面図であ
る。また、図7は図5のF−F矢視断面図であって、両
図はチューブセット後の様子を示している。
【0031】両図において、チューブ5がステータ33
のステータラバー37と、ローラポンプ組み立て50の
外周面との間にセットされ、ステータ33が矢印D2方
向に移動されると、ストッパー38により上方移動する
ことが規制されていたカラー39が解除ボタン34とと
もに上方に移動し、かつストッパー38によりカラー3
9の側面部位をロックする状態になる結果、図示のセッ
ト状態になる。この動作に前後して、ガイドブロック4
5とステータ33の内壁部の間にそれぞれ挿通状態にさ
れて保持された第2の付勢手段としての圧縮バネ47が
圧縮状態になる(図9)。
【0032】以上の後に、解除ボタン34を押圧する
と、圧縮バネ47の作用により自動的に図6に図示の解
除状態に移動することになる。また、解除ボタン34の
下方のアクチュエータ43は、ベースプレート42に固
定されたステータスイッチ44をオンにする位置に移動
されるので、この状態を検知するまでは後続の動作を禁
止するようにできる。
【0033】以上の構成により、経腸栄養剤の投与用に
使用する場合に、在宅栄養補給として例えば、看病人、
あるいは患者自身などがチューブ装填など行なう際に、
ローラ式輸液ポンプの取り扱いに関する知識の無いもの
であっても、確実にチューブセト乃至解除することがで
き、その安全性を十分に確保できる。
【0034】次に、図10はローラポンプ組み立て体5
0の部分平面図、図11はローラポンプ組み立て体50
の中心断面図である。まず。図10において、ローラポ
ンプの構成について述べると、チューブ5は上述したス
テータ33のステータラバー37が設けられた円曲面に
沿うように上述のようセットされ送液方向の矢印F1方
に駆動される5個のローラ51によりチューブが順次押
圧されて変形することにより、送液が行なわれる。この
ローラ51の外径は4〜5ミリメートルであって、小型
化を配慮している。
【0035】一方、各ローラ51は所定等角度(例え
ば、45、60、72度)Kをもって複数分が配置され
ており、送液方向とは逆方向の図中の矢印F2方向に、
ポンプ主軸の回転駆動により決定される各ローラ51の
周速度と一致するように駆動するように構成されてお
り、チューブに対する相対速度が実質的にゼロになるよ
うにして、チューブが移動すること及びチューブへの不
要な外力が作用することを防止している。
【0036】次に、図11において、ポンプ主軸55は
ハウジング56内に固定された2個のベアリング57に
より回転自在に軸支されており、不図示の直流モータに
カプリングを介して接続されている。また、このポンプ
主軸55に形成されたフランジ部55f上には、上記の
ように各ローラ51を回転自在に設けるために、回転軸
33がフランジ部55fに圧入固定され、ローラ51の
脱着を防止するために上面に固定軸固定板54が固定軸
53にねじNを用いて固定されている。
【0037】また、このハウジング56の上方には、上
記の各ローラ51に一体形成されている平歯車からなる
ギア部51aに対して歯合するインナーギア52aであ
って、各ローラ51の周速度をゼロにするギア比を有し
た内歯車をその内周面上に形成したインナーギアリング
52が、上記のカバーベース35に埋設されるように固
定されている。そして、各ローラ51は5個分の孔が穿
設されてなり、0.2〜0.5ミリメートル程度の厚
さ、PETシート、テフロンシート、ポリカーボネイト
シートなどから形成されるシート59を図示の挿通状態
に設けて、インナーギア52aと各ローラ51のギア部
が外部に露出しないようにして、ゴミなど異物混入を防
止している。なお、ローラ51は摺動性、耐衝撃性を考
慮して、機械的強度に優れるポリアセタール樹脂が好ま
しく用いられる。
【0038】以上の構成において、DCモータの起動に
ともない、主軸55が矢印F1方向に所定回転数で回転
する一方、各ローラ51は矢印F2方向に回転されて、
チューブ上におけるローラの回転速度を実質的にゼロに
してチューブを押圧して、送液を行なう。
【0039】図12、図13は以上説明した装置1の立
体分解図であり、既に説明済みの各構成に同一の符合を
付して説明を割愛して、特徴部分と未説明部分に限定し
て述べると、図12の左上より、上述のように本体10
を前後方向に分割するように形成するためのリアカバー
60には、バッテリ収容部61が設けられている。ま
た、このリアカバー60のフロントカバー65の下方に
は、ポールクランプ6にセットされる際の凹部62aと
雌ねじ部を形成した底板62が、ゴム足63と共締めさ
れて設けられている。
【0040】また、ステンレス綱の例えばSUS304
製のベースプレート42の両側面には、このリアカバー
60と、後述のフロントカバー65とを固定するための
雌ねじ部を設けた曲げ加工部が図示のように設けられて
おり、組み立て分解の際に、この部分のねじを取り外し
または、取り付けることで、図5〜図11を用いて述べ
たステータ部分と、ポンプ部分と、電気制御系と分離で
きるように配慮されている。
【0041】また、インナーリングギア52と、主軸5
5を内蔵軸支したハウジング56は樹脂成型されるベー
スカバー35に形成された形状部に下方から位置合わせ
後に挿入された後に、ベースプレート42で蓋を被せる
ようにしてネジ止めされて夫々不動状態にされるように
して、組み立て時の簡素化を図っている。
【0042】次に、図12中の矢印A〜C、J方向に組
み立てられる部品を示した図13において、DCモータ
70は支柱72を介して固定されるモータブラケット7
3を介して固定される。また、DCモータ70を一定回
転速度に速度制御するためのエンコーダ部75は取り付
け部材74他を用いてモータの出力軸の反対側に設けら
れる。また、上述の操作パネル11を設けたフロントカ
バー65の背面には、回路基板100が取り付けられ
る。
【0043】図14は、回路基板100を含む装置全体
のブロック図である。本図において、既に説明済みの各
構成には、同一の符合を付して説明を割愛して、特徴部
分と未説明部分に限定して述べると、回路基板100は
CPUと、これに接続されるROM、RAM、EPRO
M等の記憶素子からなるメモリーと、CPUに接続され
る表示器、表示ランプ、スイッチキーと、電源スイッチ
25であって上記の操作パネル11に設けられる電子回
路部品類が図示のように接続されている。
【0044】電源スイッチ25にはチューブセットを行
なわずにオンすると、ブザー101が鳴り、充電中表示
部14を除く他のすべての表示器が3回点滅し、その間
ローラが空回転するようにして、事故防止を図るように
制御するスイッチ制御部と、本体に対して着脱自在に設
けられる専用充電ACアダプター200に対してレギュ
レータ部と、充電回路部とを介して接続されるバッテリ
61の充電状態に応じて、供給電源を制御する電源コン
トロール部と、基準電源部とが図示のように接続されて
おり、バッテリ61の充電量が不足する場合には専用ア
ダプター200からの供給電力により、各構成部への電
力供給を行なう一方、バッテリの供給電力が十分である
ときには、バッテリ61への充電をしつつ電力供給する
ように制御するようにしている。
【0045】一方、ポンプ駆動用のDCモータ70は、
所定の定速回転駆動することが正確な供給量を確保する
ための絶対条件であることから、上述のモータ出力軸に
固定されるエンコーダの回転数を検出してサーボ駆動制
御(PWM、またはアナログ制御式の電子ガバナ)する
モータ回転検出部と、モータへの所定電力供給を行なう
所謂モータドライバであるモータ駆動部とが、CPUに
接続されている。ここで、当初PWM制御方式でモータ
のサーボ駆動を行なったが、CPU側の制御処理速度と
モータの唸り音の発生の問題から、アナログ制御式の電
子ガバナ式にして良い結果を得た。即ち、低騒音にする
ことで、安静時においても使用可能にするようにして、
おりカバーを閉じた状態において、装置から1センチ離
れた箇所において40〜45デジベル前後程度にするこ
とができた。
【0046】また、バッテリ駆動時において、電圧低下
付近での大きな電流負荷への対処のために電流リミッタ
ーを設けるとともに、モータ端子の前後においてドライ
ブ用トランンジスタを配線して、安全性を確保した。さ
らに、休止中にはエンコーダへの電力供給を停止し、か
つ上記ドライブ用トランンジスタの負荷を低減するため
に、その前段において高電流負荷回路を接続した。
【0047】また、予期せぬ原因でモータがロックした
時に、DCモータの特性である電流が最大になることを
利用して、CPU側のA/Dに伝達するさいに所定経過
時間の管理を行なうウオッチドッグタイマーがブザー駆
動部を介してブザー101の間に図示のように接続され
ている。このウオッチドッグタイマーはCPU他の暴走
時において制御を強制停止させるようにも用いられる。
なお、このブザー101は本体の底面の設けられた切り
換えスイッチにより音量の大小が設定可能である。そし
て、上記のステータ33に固定されたアクチュエータ4
3によりオンオフされるステータスイッチ44には、ス
テータ解除検出部を介してCPUに接続される。
【0048】次に、以上のように構成される装置の制御
例につき、図15の制御フローチャートと、図16のモ
ード状態図に基づいて述べる。先ず、図1に示した使用
状態にするために、装置1にチューブをセットする前
に、クレンメ4を閉めてバッグに接続する。スタンドに
吊した後に、点滴筒を指でゆっくり押しつぶしてから離
し、点滴筒の半分程度まで経腸栄養剤をためる。また、
ルアー7端までキャップを緩めて充満させて、空気を追
い出す。
【0049】この後、患者へのルアー7の挿入が完了す
ると、図15においてステップS1の前準備において、
経腸栄養剤バッグ3に接続されたチューブ5を装置1に
対して上述のようにセットし、バッテリの充電量が少な
い場合などは、ACアダプタを装置1に接続する。
【0050】この後、ステップS2において、操作パネ
ル11を操作して投与モードの設定と、注入量の設定が
行なわれる。この設定の際に、記憶モードと、リセット
モードに選択的に切り換えすることができるようにし
て、前回使用時の投与時に設定された投与モードの設定
乃至注入量であって上記のRAM乃至EPROMに記憶
された数値で、再度投与する場合には、簡単に設定可能
にできるように配慮されている。
【0051】また、リセットモードに設定した場合に
は、操作パネル11から注入量、ボーラス間隔が設定さ
れるが、上述のように約2秒間押し続けると装置1に内
蔵のブザーが鳴り、継続モード、ボーラスモードの切り
換えを行なうようにして、不用意にモード切り換えされ
ることを防止するようにしている。また、ロックモード
がさらに設けられており、停止状態で停止・消音モード
スイッチとモード切り換えスイッチとを同時に所定時間
の例えば約2秒間押し続けると、警報音がなり、表示さ
れている設定値がロックされて変更ができなくなるよう
にしている。また、再度この操作を繰り返すか、電源が
切られるとロックが解除される。
【0052】以上のステップS2で投与の設定が終了す
ると、ステップS3に進み、開始スイッチ24がオンさ
れてローラポンプ50の起動がされるが、続くステップ
S4では、ステータスイッチ44がオン状態になってお
り、チューブ5が正しくセットされているか否かの判定
が行なわれて、オン状態ではない場合には、ステータ3
3が正常状態にセットされておらず、したがって解除ボ
タン34が図8に示した状態になっていないと判断し
て、表示部15が点滅して再セットを促す。
【0053】一方、ステップS4において、ステータス
イッチ44がオン状態になっており、チューブ5が正し
くセットされていると判断されると、ステップS6にお
いて操作パネル11の正常な表示がなされて、開始部2
4の押圧を待ち、ステップS9における設定投与動作を
行なう。
【0054】また、ステップS6の後に、早送り部22
が押し続けられると、ステップS10の早送りモードに
移行して、600ミリリットル/時間の速度で送液する
際に使用される。また、ステップS8の停止・消音部2
3が押されると、ステップS11に移行して、送液を強
制的に停止するとともに、ブザー警報音が鳴っている際
にはこれを消音する停止動作になる。
【0055】図16は、以上のように設定される継続モ
ード、ボーラス(BOLUS)モードにおける、ローラ
ポンプ50の駆動状態と、設定注入量に対する回転時間
対比表である。
【0056】まず、図16(a)において、継続モード
の設定時には、図示のように約30秒の周期において、
各設定注入量(10、50、100、300ミリリット
ル/時間)に対する回転時間分のモータの回転駆動(約
0.5、約2.5、約5、約15秒)が休止しつつ行な
われて、経腸栄養剤の投与が精度良く行なわれる。
【0057】一方、図16(b)において、ボーラスモ
ードの設定時には、図示のように1〜8時間の周期にお
いて、各設定注入量(10、50、100、500ミリ
リットル/時間)に対する回転時間分のモータの回転駆
動(約1、約5、約10、約50分)が休止しつつ行な
われて、経腸栄養剤の投与が行なわれる。
【0058】以上説明のように、本実施例のローラ式輸
液ポンプを備えた装置によれば、在宅栄養補給として例
えば、消化器、咽喉部などの術後において、看病人、あ
るいは患者自身などローラ式輸液ポンプの取り扱いに関
する知識の無いものが直接使用する場合において、誤っ
た使用を未然に防止して安全性を確保することができ
る。
【0059】尚、上記実施例では経腸栄養剤投与に限定
して述べたが、これに限定されず、種々の薬液投与に使
用可能なことも勿論であり、今後増加が予想される在宅
医療において操作性、安全性に優れた装置を提供でき
る。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のローラ式
輸液ポンプ及びポンプを用いた輸液装置によれば、
に、ローラ式輸液ポンプの取り扱いに関する知識が十分
でないものが使用しても、使用時の安全性、操作性を確
保できるローラ式輸液ポンプを提供することができる。
【0061】また、経腸栄養剤などの投与を行なう際
に、仮に、ローラ式輸液ポンプの取り扱いに関する知識
が十分でないものが使用しても、十分に安全性、操作性
を確保できるローラ式輸液ポンプを用いた輸液装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるローラ式輸液ポンプを
用いた輸液装置の使用状態図である。
【図2】図1のポールクランプの外観斜視図である。
【図3】図1のチューブ5の構成例の外観図である。
【図4】装置1の正面外観図である。
【図5】動作説明図の平面図である。
【図6】図5のE−E矢視断面図である。
【図7】図5のF−F矢視断面図である。
【図8】図5のE−E矢視断面図である。
【図9】図5のF−F矢視断面図である。
【図10】ローラポンプ組み立て体の部分平面図であ
る。
【図11】ローラポンプ組み立て体の中心断面図であ
る。
【図12】装置1の立体分解図である。
【図13】装置1の立体分解図である。
【図14】装置1のブロック図である。
【図15】装置1の制御フローチャートである。
【図16】継続モードとボーラスモードの比較表であ
る。
【符号の説明】
1 装置、 2 スタンド、 3 経腸栄養剤バッグ、 4 クレンメ、 5 チューブ、 6 ポールクランプ、 7 ルアー、 10 本体、 11 操作パネル、 30 透明カバー、 31 上流側溝、 32 下流側溝、 33 ステータ、 34 解除ボタン、 35 ベースカバー(樹脂製)、 37 ステータラバー、 38 ストッパー、 39 カラー、 40 圧縮コイルバネ、 41 ブッシュ、 42 ベースプレート(ステンレス製)、 43 アクチュエータ、 44 ステータスイッチ、 45 ガイドブロック、 46 ガイドシャフト、 47 圧縮バネ、 50 ローラポンプ組み立て体、 51 ローラ、 52 インナーリングギア、 53 回転軸、 54 固定板、 55 主軸、 56 ハウジング、 57 ベアリング、 59 テフロンシート、 60 リアカバー、 61 バッテリ収容部、 62 底板、 65 フロントカバー、 70 直流モータ、 100 回路基板である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 5/152

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ基部と、 該ポンプ基部上において液体供給用のチューブを略
    「U」字形状に着脱自在に付設するために、前記チュー
    ブの上流側と下流側とを保持し、かつ前記略「U」字形
    状部の外周に沿うように壁面部で案内する案内路と、 前記ポンプ基部に配設されてなり前記チューブの上流側
    から下流側に向けて回転駆動されるローラ軸体と、 該ローラ軸体のフランジ部の外周部位において前記回転
    駆動にともなう前記チューブに対する相対速度が略ゼロ
    になるように逆回転駆動される複数のローラと、 該各ローラの回転軌跡の外周面が前記壁面部から前記チ
    ューブを圧閉する作動位置になるように配設されてな
    り、前記ローラ軸体の回転駆動にともない前記チューブ
    を圧閉してチューブ内の液体を送液するローラ式輸液ポ
    ンプであって、 前記ローラ軸体に対して相対移動可能であり、かつその
    側面部位において前記壁面部を形成し、解除位置側に移
    動付勢する第2の圧縮バネとストッパーとを設けたたス
    テータと、前記ストッパーが係止する段差部と、押圧位置側に移動
    付勢する第1の圧縮バネと、を有した解除ボタンを備
    え、前記ステータを前記第1の圧縮バネの付勢力に抗し
    て前記解除位置側に移動することで、前記ストッパーの
    前記段差部に対する係止が解除されて、前記ステータを
    前記作動位置に固定するとともに、前記解除ボタンを前
    記第1の圧縮バネの付勢力に抗して押圧して、前記ステ
    ータを前記解除位置にする 固定解除手段と、 を具備することを特徴とするローラ式輸液ポンプ。
  2. 【請求項2】 装置の上面部位に配設されるポンプ基部
    と、 該ポンプ基部上において液体供給用のチューブを略
    「U」字形状に着脱自在に付設するために、前記チュー
    ブの上流側と下流側とを保持し、かつ前記略「U」字形
    状部の外周に沿うように壁面部で案内する案内路と、 前記ポンプ基部に配設されてなり前記チューブの上流側
    から下流側に向けて回転駆動されるローラ軸体を駆動す
    る駆動モータと、 該ローラ軸体のフランジ部の外周部位において前記回転
    駆動にともなう前記チューブに対する相対速度が略ゼロ
    になるように固定ギアに歯合して、逆回転駆動される複
    数のローラと、 該各ローラの回転軌跡の外周面が前記壁面部から前記チ
    ューブを圧閉する作動位置になるように配設されてな
    り、前記ローラ軸体の回転駆動にともない前記チューブ
    を圧閉してチューブ内の液体を送液するローラ式輸液ポ
    ンプを用いた輸液装置であって、 前記ローラ軸体に対して相対移動可能であり、かつその
    側面部位において前記壁面部を形成し、解除位置側に移
    動付勢する第2の圧縮バネとストッパーとを設けたステ
    ータと、前記ストッパーが係止する段差部と、押圧位置側に移動
    付勢する第1の圧縮バネと、を有した解除ボタンを備
    え、前記ステータを前記第2の圧縮バネの付勢力に抗し
    て前記解除位置側に移動することで、前記ストッパーの
    前記段差部に対する係止が解除されて、前記ステータを
    前記作動位置に固定するとともに、前記解除ボタンを前
    記第1の圧縮バネの付勢力に抗して押圧して、前記ステ
    ータを前記解除位置にする 固定解除手段と、前記解除ボタン に連動されてなり、前記ステータが前記
    作動位置に固定されていないことを検出して前記駆動モ
    ータの起動を強制停止させる検出手段と、 該検出手段に接続される制御手段と、を具備することを
    特徴とするローラ式輸液ポンプを用いた輸液装置。
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