JP3421216B2 - クロスヘッド型式の内燃機関 - Google Patents

クロスヘッド型式の内燃機関

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JP3421216B2
JP3421216B2 JP12404097A JP12404097A JP3421216B2 JP 3421216 B2 JP3421216 B2 JP 3421216B2 JP 12404097 A JP12404097 A JP 12404097A JP 12404097 A JP12404097 A JP 12404097A JP 3421216 B2 JP3421216 B2 JP 3421216B2
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    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames
    • F02F7/0002Cylinder arrangements
    • F02F7/0007Crankcases of engines with cylinders in line
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    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames
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    • F02F7/0034Built from sheet material and welded casings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C5/00Crossheads; Constructions of connecting-rod heads or piston-rod connections rigid with crossheads
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガイドシュー用の
ガイド面を支持する横壁から成るエンジンフレームを有
するクロスヘッド型式の内燃機関であって、該クロスヘ
ッドがクロスヘッドの軸受面を潤滑する油供給部を有
し、その他の部材がその油供給部に依存し、その油の供
給が内燃機関のピストンロッドに対して平行に伸長する
伸縮管を通じて行われ、該伸縮管が、固定された固定部
分と、クロスヘッドのクロスピン内の油導管と接続され
た可動部分とを備える、クロスヘッド型式の内燃機関に
関する。
【0002】
【従来の技術】クロスヘッド型式の大型の2行程内燃機
関において、クロスヘッドの軸受面を潤滑すること、ま
た、クロスヘッドに対し相当量の油を安定的に供給する
ために必要とされるように、ピストン頂部を冷却するこ
とが重要な事項となる。ある型式の内燃機関において、
この油の供給は、クロスヘッドと接続された可動部分
と、シリンダライナーの外側部に沿ってモータフレーム
内に配置された固定部分とを有する伸縮管によって為さ
れる。この可動部分は、固定部分の底部に配置された圧
縮パッキングを貫通する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この伸縮管の可動部分
は、クロスピン上にボルト止めされたブラケットに締結
した公知の構造のものである。該ブラケットは、クロス
ピンの周面上に形成された面凹所に当接する。このブラ
ケットは、クロスヘッドのガイドシューと接続ロッドア
イとの間のスペースを占める。このスペースは、十分な
軸受面を得るために比較的大きい径で形成しなければな
らない。管ブラケットをクロスピン上に配置することの
理由は、シリンダライナーの外径よりも長い距離に亙っ
てシリンダの軸線の外側に伸長するクロスヘッド部分が
存在しないからである。このため、伸縮管は、全ての状
況下にて、その伸縮管がシリンダライナーの外側に伸長
するような長さの管ブラケットに接続しなければならな
かった。こうした状況下にて、クロスピンへの油の入口
は、油の消費手段、即ち、ピストンの冷却部及び大端軸
受に近い位置に配置することが有利であった。しかしな
がら、クロスピンに取り付けられたブラケット上に伸縮
管を配置することは、クロスピンに不釣り合い状態を生
じさせ、この状態のため、ピストンの駆動により、クロ
スピンが回転し、ピストンを再度、取り付けることが難
しくなる可能性がある。この不釣り合い状態は、内燃機
関のピストンの保守を困難にするから、重大な欠点であ
ると考えられている。
【0004】更に、シュー内でクロスピンの軸受の真下
の領域内にてガイドシュー上にブラケットがボルト止め
される内燃機関の構造が公知である。また、この構造に
よって、管ブラケットは相当な長さとなり、このため、
その重量が重くなり、したがって、上述のブラケットと
同様に、動荷重が加わるために亀裂が生じ易い。
【0005】本発明の目的は、公知の構造に固有の欠点
を軽減し、又は解消することである。特に、本発明は、
内燃機関の構造に存在する状態を利用し、クロスヘッド
のガイドシューに対するガイド面がエンジンフレームの
横軸受構造体内における支持要素の一部として機能し、
また、これらのガイド面が、その互いの距離が比較的長
くなる位置に配置されるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】管の可動部分が、シリン
ダライナーの外側部よりもピストンロッドの軸線からよ
り離れた距離にて、ガイドシューの部分に接続され、ガ
イドシュー内の油導管が、管の可動部分の油入口とクロ
スピン内の油導管との間で流れ接続され、クロスヘッド
のハウジング底部分に、ガイドシュー間の全長にほぼ沿
って軸受面が設けられることを特徴とする、本発明によ
る内燃機関によって上記の目的が達成される。
【0007】本発明によれば、このは、横控え構造体
に近接する位置に設けられ且つガイドシュー自体の上に
設けられる。これにより、長尺の管ブラケットは不要と
なり、その結果、ブラケットに亀裂が生ずる虞れが解消
される。ピストンの保守の間にを取り外すことが不要
となり、ガイドシューの可動部分へのアクセスが容易と
なる。しかしながら、最も重要な利点は、接続ロッドア
イにおける軸受幅が拡がり、このため、クロスピンの
径、及び接続ロッドアイの寸法が小さくて済み、その結
果、内燃機関の可動部分の重量が軽減されることであ
る。また、本発明による構造は、誤差を整合する継手公
差を有し、の部品の破損による破断の虞れが軽減され
る、の設計を可能にするものである。
【0008】本発明の最も簡略化した実施の形態におい
て、油入口は、ガイドシューの上側部に設けられる。こ
の実施の形態において、板状の形状とされた本体の周り
に周フランジを有するようにした、ガイドシューの通常
の設計が使用される。このフランジは、ガイドシューの
本体に沿って伸長することができる及び油導管を取り
付けるための支持体として機能する。
【0009】好適な実施の形態によれば、このの可動
部分は、ガイドシュー上に直接取り付けられる。ガイド
シューの上側部におけるフランジは、面領域(を直
接、ボルト止めすることができる領域)を提供するのに
十分な幅及び長さを有している。この実施の形態におい
て、クロスヘッド及びピストンの通常の保守にとって
が邪魔とならない位置である横支持壁に近接した位置に
このを配置することが可能となる。
【0010】内燃機関のシリンダフレーム内にての固
定部分を最適な位置に配置する目的のため、ガイドシュ
ーの中間面に関して変位されたブラケットに油入口を形
成することが有利である。かかる実施の形態は、を支
持壁の近くの位置に配置し、又は、所望であれば、油入
口をガイドシューの上側部よりも下方の位置に配置する
ことを可能にする。このことは、高さの低い内燃機関の
場合、の可動部分の周りの圧縮パッキングのためのス
ペースを掃気チャンバの上側部よりも下方に配置しなけ
ればならない場合に、有利なことである。
【0011】好適な実施の形態によれば、ブラケットは
ガイドシューと一体化され、このことは、最も簡略な構
造とし、また、内燃機関の往復運動部品の質量を軽減す
ることに寄与する。
【0012】取り付け及び修理にとって特に有用である
一つの代替的な構造は、ピストンロッドに対して平行に
伸長する穴の内部に油入口を形成し、この穴を貫通する
ようにピストン管の可動部分が取り付けられることを特
徴とする。ガイドシューを貫通するようにを取り付け
得ることは、ガイドシューを取り外すことなく、ガイド
シューの最上方位置に配置されたの可動部分を交換し
得ることを意味する。また、この構造は、僅かな角度の
動きを許容し、の疲労による亀裂の虞れを少なくする
(特に、ガイドシューのステアリング組立体に整合誤
差、又は遊びがある場合)ように、ガイドシューと
の接続部を設計することを可能にする。更に、圧縮パッ
キング(管の可動部分を制御する)と油入口との間の距
離が増し、これにより、その角度動作する距離が短くな
る。
【0013】油入口と接続された油導管のこの配置は、
本発明に従って、ガイドシューの油入口をクロスピンの
油導管に接続し、ガイド面に対するガイドシューの軸受
面に油を供給することで特に、簡単なものとなる。
【0014】本発明に従って、油入口をガイドシューに
形成することは、更に、クロスピンをクロスヘッドの2
つのガイドシューを接続する一体の軸にすることを更に
可能にする。この実施の形態において、クロスピン及び
接続ロッドアイの重量は、より軽減され、これにより、
往復運動部品の重量も軽くなる。
【0015】クロスピンの製造及び取り付けを簡略化す
ることは、本発明によれば、クロスピンがその全長に亙
って同一の径を有することを可能にする。
【0016】本発明によれば、ピストンが駆動する間の
角回転を防止するため、クロスピンを完全に釣り合わせ
るべく、内燃機関の長手方向軸線に対して平行に伸長す
る面の周りに油導管を配置する場合と同様に、クロスピ
ンは、外側に関して略対称となる。
【0017】本発明は、ガイドシューに対するガイド面
を支持する横壁を備えるエンジンフレームを有するクロ
スヘッド型式の内燃機関であって、該クロスヘッドが該
クロスヘッドの軸受面を潤滑する油供給部を有し、その
他の部材がその油供給部に依存し、その油の供給は、エ
ンジンフレームに関して静止した部分と、クロスヘッド
のクロスピンの油導管と流れ接続された可動部分とを備
える管を介して行われる、内燃機関に更に関する。本発
明によるこの内燃機関は、ガイドシュー及びガイド面
が、ガイドシューの部分がシリンダライナーの外側部よ
りもピストンロッドの軸線からより離れた距離にあるよ
うな設計とされ、上記部分には、油入口が形成され、該
油入口は油供給管の可動部分と接続され、クロスピン
は、クロスヘッドの2つのガイドシューを接続する一体
の軸であり、2つのガイドシュー間の自由長さの略全体
がクロスヘッドハウジングの底部の軸受面として使用さ
れることを特徴とする。
【0018】ガイドシューの最外側部分がシリンダライ
ナーの外側部の多少外側にて伸長するようにガイドシュ
ー及びガイド面を設計することにより、ガイド面の間に
おける内燃機関の横方向への長さが増して、クロスピン
の直径及び接続ロッドアイの外径が公知の内燃機関の場
合よりも大きくなり且つ/又は接続ロッドアイを内燃機
関の長手方向により長い寸法で形成することができる。
これらの状態の双方は、特定の支承荷重を軽減し、又は
より大きい圧力の力をピストンロッドから接続ロッドに
伝達するための何れかに使用できるクロスヘッドの軸受
面積を増大させることに寄与する。
【0019】一つの好適な実施の形態において、クロス
ピンは、その全長に亙って同一径である、即ち、ガイド
シューを支承する端部分にても同一径である。このこと
は、クロスピンの製造を簡略化する。
【0020】2行程のクロスヘッド型の内燃機関(ガイ
ドシューを伴う本発明のクロスヘッドの有利な設計が特
に適用可能である内燃機関)の寸法の一例として、内燃
機関はシリンダ当たりの発生出力が350乃至5800
kWの範囲となるようなものとすることができると説明
し得る。これらの内燃機関のシリンダボアは250乃至
1000mmの範囲とし、その行程長さは980乃至2
400mmの範囲とすることができる。
【0021】例えば、4000kWという極めて大きい
シリンダの発生出力は、クロスヘッドを介して接続ロッ
ドに伝達される大きい着火力を発生させる。このこと
は、クロスヘッドの軸受面に極めて大きい衝撃力を加え
る。このため、本発明を通じて、クロスヘッド軸受の最
底部に効率的な軸受面積を得るべく、クロスヘッドの周
りの予備のスペースを可能な限り利用し得ることは極め
て重要なことである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照しつつ、
本発明について詳細に説明する。
【0023】以下の説明において、各種の図面を通じて
同様の部品は同一の参照符号で表示する。
【0024】クロスヘッド型の内燃機関において、クロ
スヘッド、ガイドシュー、接続ロッドの軸受を潤滑し且
つピストン頂部に冷却油を供給する目的にて、各クロス
ヘッドに対する油の流れが供給される。公知の型式の内
燃機関において、この供給は伸縮管を通じて行われ、伸
縮管の固定部品は、シリンダライナーの外面に沿った状
態で、ピストンロッドと平行になるように配置される。
公知の配置は図1に図示されており、この図には、上方
から見たガイドシューを有するクロスヘッドが図示され
ており、ガイド面は断面図で図示されている。この図面
において、接続ロッドのオーバーフロー部分を有する上
方部分が図示されている。クロスピン2は接続ロッドア
イ1に軸支されており、該接続ロッドアイ1の両端はそ
のガイドシュー3、4の各々に挿入されている。ガイド
シュー3、4は、垂直方向に可動であり、接続ロッドに
隣接する支持横壁に締結されたガイド面5、6、7、8
の間を案内される。この図において、シリンダライナー
の外周は一点鎖線で図示されている。この線はクロスヘ
ッドに近い位置に伸縮管を配置し得る限界点を示す。こ
の公知の構造において、ブラケット11はクロスピン2
の面凹所上にボルト止めされており、該ブラケット11
は、鋳造したエルボ12と共に伸長し、このエルボ12
には、伸縮管13がフランジ14によりボルト止めされ
ている。同様に、ブラケット15はクロスピン2の他端
にボルト止めされ、該ブラケット15上には油排出管が
取り付けられる。クロスピン2は上方を向いた面の表面
17を有しており、該表面17にはピストンロッドをボ
ルト止めし、該面の表面は、接続ロッドアイ1の上方部
分の開口部18の下方に配置される。
【0025】この公知の構造体はブラケットをクロスピ
ン上に取り付けることに起因する多数の欠点がある。第
一に、ブラケットは、ガイドシュー3、4間のスペース
を占め、このため、接続ロッドアイ1の軸受長さが短く
なることである。このため、十分な軸受面を得るために
は、クロスピンは、比較的大径でなければならず、こ
のことは、この構造体の重量を増大させることになる。
第二に、ブラケットは、不釣り合い状態となり、その結
果、ピストンの行程動作によりクロスピンが回転し、
このため、ピストンを更にもう1回、所定位置に配置す
るとき、ピストンロッドの取り付けが困難となる点であ
る。更に、突出するブラケット11、15及びエルボ
は動的な力の影響を受け、このため、特にエルボが破
損する虞れがある。
【0026】図2には、本発明による内燃機関における
接続ロッドアイの対応する図が図示されている。この新
規な構造により、ガイドシュー3、4のガイド面5、
6、7、8がエンジンフレームの横壁すなわち横支持体
9、10における支持要素として機能することが可能と
なる。その結果、その相互の距離が比較的長くなり、ガ
イドシューの幅も同様に広くなる。図1と同様に一点鎖
線で示した図には、シリンダライナーの外面が円で示し
てある。ガイドシューが一部分、この円の外側に位置し
ていることが理解されよう。本発明によれば、伸縮管の
可動部分13は、図示した円の外側に配置されたガイド
シューの一部上に設けれている。したがって、管の可動
部分13はシリンダライナの外側部を示す円よりもピス
トンロッド軸からより離れた位置に位置決めされるガイ
ドシュー4の所定の部分上に配置される。このガイドシ
ューには、油入口が形成されており、この油入口は、油
導管を通じ又はシューの本体に沿って図2の破線で図示
されたクロスピンに対する軸受に油を供給する。クロ
スピンの横断穴を通じて油は主たる分配導管(通常、ク
ロスピンの軸線に沿って伸長する)に運ばれ、該主たる
分配導管は各種の軸受面及びピストン冷却部に達する支
管を有している。凹所をブラケットに接続する横穴が省
かれるという点を除いて、このクロスピン内の油分配導
管は従来のパターンに従う。この主たる導管への油の供
給は、従来、ガイド面に対してのみ油を分配する導管を
介して行われており、これらの導管のみがより大きい断
面を有していた。同様に、油排出管16は、反対側のガ
イドシューの上に配置し、ピストン冷却部から戻った油
を受け入れ装置、例えば、スリット受け入れ装置に運ぶ
管は、ガイドシューの上面に直接、ボルト止めされてい
る。
【0027】ガイドシュー上に伸縮管を設けることによ
り、接続ロッドアイ1がガイドシュー3、4の間の全長
(全幅)を利用することを可能にする。これにより、よ
り薄く、従ってより軽量なクロスピンにより十分な軸受
面積を得ることが可能となる。クロスピンの厚さが薄
く、また、接続ロッドアイの幅が狭くなるため、ガイド
シューの部分「a」(その上に油入口を形成することが
できる)が露出する。しかしながら、伸縮管の好適な位
置は、図2に示すように、ガイドシューの上側部に直接
配置することである。この伸縮管の取り付けは、ガイド
シューの通常の輪郭内で行われ、又はガイドシューの上
方フランジが図2に示すように、横支持体10に向かっ
て拡がり、これにより、油入口から延びる油導管が支持
体の方を向いたガイドシューの本体20(図3)の側部
に沿って配置されるようにすることができる。伸縮管
可動部分13を支持体10に向けて位置決めする結
果、次のような更に有利な点が得られる。即ち、伸縮管
がクロスヘッド及びピストンの保守を何ら邪魔せず、こ
のため、ピストンの保守を行う間に伸縮管を外すことが
不要であるという利点が得られる。更に、本発明による
実施の形態において、クロスピン2の不釣り合い状態が
解消され、該クロスピンは、その全長に亙って均一な直
径を有する一体の軸として設計することが可能となる。
また、ガイドシューの側面の一方にブラケット(図示せ
ず)を取り付け、該ブラケットを油入口の反対側(伸縮
管が締結される側)にボルト止めする。伸縮管の間接的
な締結により、例えば、伸縮管の固定部分の底部にて圧
縮パッキングを保守する間に、伸縮管を取り外し且つ取
り付けることがより容易に行い得る。
【0028】一体の軸として設計されたクロスピン2
は、本発明の一つの重要な特徴である。図2に示した実
施の形態は、接続ロッドアイがガイドシュー間の全長
(全幅)を占め、これらは、ガイド面の間の距離が比較
的長いため、クロスピンの全直径を受け入れることがで
きるということの結果である。この構造は、こうした状
態が存在するときに適用可能である。このため、伸縮管
以外の油供給部分の実施の形態に関して有用であり、そ
の唯一の必須事項は、その供給部が、接続ロッドアイと
ガイドシューとの間の領域内でクロスピンに締結された
ブラケット等を構成するものではない。クロスピンは、
行程の一部にて、エンジンフレームの横フレームの開口
部を通じてその一部分が摺動しなければならないため、
このクロスヘッドの組み立て及び分解は、該クロスピン
を軸方向に変位させることで行われる。
【0029】図3には、クロスヘッド及び伸縮管の本発
明による簡略化した配置状態が図示されている。この図
には、中央穴(クロスピン2の一端が挿入されている)
を有するガイドシュー4の斜視図が図示されている。こ
の伸縮管の可動部分は、フランジ14により、ガイドシ
ューの上方フランジ21に直接、ボルト止めされてい
る。この伸縮管の可動部分13は、圧縮パッキング22
を貫通して伸縮管の固定部分23内に挿入され、該固定
部分は、略水平方向に伸長する壁24(その一部のみ図
示)によりその底部が閉鎖された内燃機関の掃気チャン
バ内に取り付けられる。また、この図には、ピストンロ
ッド25の一部、及び接続ロッド26の一部も図示され
ている。
【0030】図4及び図5には、伸縮管の可動部分13
をガイドシューの底側部から取り付けることを可能にす
る、ガイドシュー4の特別な実施の形態が図示されてい
る。図示した実施の形態において、伸縮管の固定部分の
圧縮パッキングとガイドシュー内の取り付け箇所との間
の距離が増している。この伸縮管の可動部分は、伸縮管
の可動部分の直径よりも僅かに大きい直径にて、ガイド
シューのフランジに形成された一対の穴27、28内に
受け入れられる。図6の拡大図に示すように、該下方フ
ランジは、肉厚部分29を有し、該肉厚部分には穴が形
成されている。該穴は、伸縮管の可動部分13の直径に
等しい部分30と、より大径の下方部分31とを有して
いる。この伸縮管の可動部分13には、フランジ32が
設けられている。該フランジは、該穴の大径と小径との
間の移行部分に形成されたカラーに当接している。この
穴31には栓33が挿入され、該栓には縦方向の穴、横
方向の穴及び周溝が形成されている。これらの穴及び周
溝は、組み合わさって、導管を通って流れる油を油導管
34(ガイドシュー内に配置されている)に送り、該油
導管が、油の流れる方向を変換して油をクロスピン内に
配置された油導管に運ぶ。板35にボルト止めすること
によりこの栓33を所定位置に保つことができる。図示
した配置において、伸縮管の取り付けが容易となると同
時に、ガイドシューのばらつきを整合し、及び遊びを許
容する構造体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】伸縮管による油入口を有する、公知の構造のク
ロスヘッドを上から見た図である。
【図2】本発明による内燃機関内のクロスヘッドの断面
図である。
【図3】本発明による内燃機関のクロスヘッドの詳細な
斜視図である。
【図4】本発明による内燃機関のクロスヘッド用のガイ
ドシューの図である。
【図5】一部分を拡大図で示す、本発明によるガイドシ
ューの図である。
【図6】図5中の肉厚部分29の部分拡大図である。
【符号の説明】
接続ロッドアイ 2 クロスピン 3、4 ガイドシュ
ー 5、6、7、8 ガイド面 9、10 横支持体 11 ブラケット 12 エルボ 13 伸縮管 14 フランジ 15 ブラケット 16 油排出管 17 面の表面 18 オーバーフロ
ー管の開口部 20 ガイドシュー本体 21 上方フランジ 22 圧縮パッキング 23 伸縮管の固定
部分 24 壁 25 ピストンロッ
ド 26 接続ロッド 27、28 フラン
ジの穴 29 肉厚部分 30 穴の部分 31 穴の大径部分 32 フランジ 33 栓 34 油導管 35 板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01M 9/10 F01M 1/06

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイドシュー(3,4)用のガイド面
    (5,6,7,8)を支持する横壁(9,10)から成
    るエンジンフレームを有するクロスヘッド型式の内燃機
    関であって、クロスヘッドには該クロスヘッドの軸受
    面を潤滑する油の供給が行われ、その他の部材がその
    の供給に依存し、 該油の供給がエンジンフレームに関して固定された固定
    部分(23)と前記クロスヘッドのクロスピン内の油導
    管に接続された可動部分(13)とを備えた管を通じて
    行われる、内燃機関にして、前記管の可動部分(13)が、シリンダライナーの外側
    部よりもピストンロッドの軸線からより離れた距離に
    て、前記ガイドシューの所定の部分に接続され、前記ガ
    イドシュー内の油導管が、前記管の可動部分(13)の
    油入口と前記クロスピン内の油導管との間で流れ接続さ
    れ、前記クロスヘッドのハウジング底部分に、前記ガイ
    ドシュー(3,4)間の全長にほぼ沿って軸受面が設け
    られることを 特徴とするクロスヘッド型式の内燃機関。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のクロスヘッド型式の内
    燃機関にして、前記油入口(38)が前記ガイドシュー
    (4)の上側部上に配置されることを特徴とするクロス
    ヘッド型式の内燃機関。
  3. 【請求項3】 請求項1又はに記載のクロスヘッド型
    式の内燃機関にして、前記の前記可動部分(13)
    前記ガイドシュー(4)上に直接、取り付けられること
    を特徴とするクロスヘッド型式の内燃機関。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3に記載のクロスヘッ
    ド型式の内燃機関にして、前記管の前記可動部分(1
    3)が前記ガイドシュー(4)上のブラケットに取り付
    けられることを特徴とするクロスヘッド型式の内燃機
    関。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかに記載のクロス
    ヘッド型式の内燃機関にして、前記管の可動部分(1
    3)が前記管の固定部分(23)内に伸び、前記管は、
    ピストンロッド(25)と平行に延びる伸縮管であるこ
    とを特徴とするクロスヘッド型式の内燃機関。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のクロスヘッド型式の内
    燃機関にして、前記油入口が、ピストンロッド(25)
    と平行に伸長する穴の内部に形成され、前記の前記可
    動部分(13)が該穴を貫通するように取り付けられる
    ことを特徴とするクロスヘッド型式の内燃機関。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6の何れかに記載の
    クロスヘッド型式の内燃機関にして、前記可動部分(1
    3)を備えた前記ガイドシュー(4)と反対側の前記ガ
    イドシュー(3)には、シリンダライナーの外側部より
    もピストンロッドの軸線からより離れた距離にて、油排
    出管(16)が設けられていることを特徴とするクロス
    ヘッド型式の内燃機関。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7の何れかに記載のクロス
    ヘッド型式の内燃機関にして、前記クロスピン(2)に
    は、前記ガイドシュー(3,4)間の全長にほぼ沿って
    軸受面が設けられることを特徴とするクロスヘッド型式
    に内燃機関。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8の何れかに記載のクロス
    ヘッド型式の内燃機関にして、前記クロスピン(2)
    は、その全長に亙って直径が同一であることを特徴とす
    るクロスヘッド型式の内燃機関。
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