JP3420898B2 - シンクロナイゼーションメッセージ受信処理装置 - Google Patents

シンクロナイゼーションメッセージ受信処理装置

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JP3420898B2
JP3420898B2 JP26408196A JP26408196A JP3420898B2 JP 3420898 B2 JP3420898 B2 JP 3420898B2 JP 26408196 A JP26408196 A JP 26408196A JP 26408196 A JP26408196 A JP 26408196A JP 3420898 B2 JP3420898 B2 JP 3420898B2
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line
clock
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unit
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    • H04J2203/0001Provisions for broadband connections in integrated services digital network using frames of the Optical Transport Network [OTN] or using synchronous transfer mode [STM], e.g. SONET, SDH
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信ネットワー
ク等の同期ネットワークなどにおけるクロックの選択技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワーク全体でクロックの同期の確
立が要求される同期ネットワーク環境が存在する。
【0003】このような同期ネットワークの例として、
米国の同期網通信基準であるSONET(Synchronous
Optical Network :同期光通信ネットワーク)の規格に
従った光伝送路によって伝送装置が相互に接続され、一
部の伝送装置が交換機と直接又は中継装置等を介して接
続される構成のものがある。
【0004】このようなネットワーク環境では、通常
は、1つのクロック発生装置から、ネットワーク内の伝
送装置に、高精度のクロックリファレンスが供給され
る。近年、伝送装置に入力される種々のクロックリファ
レンス自身の品質レベルを示すメッセージであるシンク
ロナイゼーションメッセージが規定され、各伝送装置が
これらのシンクロナイゼーションメッセージを検出、制
御、及び送出する機能を備えることを要求されるように
なった。このシンクロナイゼーションメッセージは、上
述の光伝送路等においては、オーバーヘッド情報(制御
情報)として伝送される。
【0005】この場合、伝送装置は、シンクロナイゼー
ションメッセージを処理する機能として、伝送装置自身
が終端する複数の伝送路から受信した複数のクロックリ
ファレンスの中から、それらと共に受信したシンクロナ
イゼーションメッセージを比較することによって、最も
品質レベルが高いクロックリファレンスに同期する機能
と、現在使用しているクロックリファレンスの品質レベ
ルに対応するシンクロナイゼーションメッセージを、伝
送装置自身が終端するSONET光伝送路上のオーバー
ヘッド情報として出力する機能等を要求されるようにな
った。そして、このような機能は、同期ネットワーク全
体に広く適用されるようになると考えられる。
【0006】しかし、シンクロナイゼーションメッセー
ジは新しい概念であるため、従来の米国同期網等におい
ては、シンクロナイゼーションメッセージのようなクロ
ックリファレンスの品質レベルを示すメッセージに関す
る送受信に関する規定、及びこのようなメッセージの受
信に基づくクロックリファレンスの切替に関する規定は
なく、システムタイミング選択ユニット等に異常が発生
し、受信信号のクロックリファレンスとしての品質が保
証できない場合の規定もなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、シンクロナイ
ゼーションメッセージを処理するモードにおいて、受信
側SONET信号等からシンクロナイゼーションメッセ
ージの検出する機能を有するユニットが未実装になった
場合、受信信号からシンクロナイゼーションメッセージ
を検出することができない。このため、例えば、対向局
からクロックリファレンスとして使用不可を示すメッセ
ージが送られてきていても分からず、その信号をクロッ
クリファレンスとして使ってしまった場合、ネットワー
ク内の特定の範囲で同じ品質レベルのクロックを参照す
るループができてしまいそれより高い品質レベルのクロ
ックを参照できなくなってしまうタイミングループとい
う状態を発生させる可能性がある、という第1の問題点
を有していた。
【0008】また、シンクロナイゼーションメッセージ
を処理するモードにおいて、受信側SONET信号等か
らシンクロナイゼーションメッセージの検出する機能を
有するユニットがユニット障害になった場合、受信信号
からシンクロナイゼーションメッセージを検出できな
い、又は、検出することができても検出されたメッセー
ジが正当であるかどうかの保証がない。このため、例え
ば、対向局からクロックリファレンスとして使用不可を
示すメッセージが送られてきていても検出できず、その
信号をクロックリファレンスとして使ってしまった場
合、やはりタイミングループを発生させる可能性があ
る、という第2の問題点を有していた。なお、ユニット
障害とはユニットが壊れたことをいい、例えば、ユニッ
ト内に実装されている発振器の出力断、出力信号断、L
SI障害等をいう。
【0009】また、受信側SONET信号等からシンク
ロナイゼーションメッセージを検出する機能を有するユ
ニットが実装される箇所にシンクロナイゼーションメッ
セージの検出機能を有しないユニットが実装された場
合、つまり、誤実装の場合は、受信信号からシンクロナ
イゼーションメッセージを検出することができない。こ
のため、例えば、対向局からクロックリファレンスとし
て使用不可を示すメッセージが送られてきていても分か
らず、その信号をクロックリファレンスとして使ってし
まった場合、やはりタイミングループを発生させる可能
性がある、という第3の問題点を有していた。
【0010】また、シンクロナイゼーションメッセージ
を処理するモードにおいて、受信側SONET信号等か
らシンクロナイゼーションメッセージを検出する機能を
有するユニットがいわゆるアウトオブサービス状態(O
OS:Out Of Service)になる可能性がある。ユニット
のOOSとは、ユニットの未実装と同等に扱われる状態
をいい、このときには、ユニットは各種アラームを検出
しない。このため、もし、OOS時に特にユニット障害
が発生した場合に、ユニット障害アラームが通知され
ず、また、検出されたメッセージの正当性もなくなる場
合がある。従って、このようなメッセージをこのまま使
用することは、やはりタイミングループ等の誤動作を発
生させる可能性がある、という第4の問題点を有してい
た。
【0011】また、シンクロナイゼーションメッセージ
を処理するモードにおいて、受信側SONET信号等を
受信する機能を有するユニットが未実装になった場合
は、当然、受信信号を受信することができず、従って、
シンクロナイゼーションメッセージも検出することがで
きない。このため、例えば、対向局からクロックリファ
レンスとして使用不可を示すメッセージが送られてきて
いても分からず、その信号をクロックリファレンスとし
て使ってしまった場合、やはりタイミングループを発生
させる可能性がある、という第5の問題点を有してい
た。
【0012】また、シンクロナイゼーションメッセージ
を処理するモードにおいて、受信側SONET信号等を
受信する機能を有するユニットがユニット障害になった
場合も、受信信号からシンクロナイゼーションメッセー
ジが格納されているオーバーヘッドデータを抽出するこ
とができない、又は、抽出することができても抽出され
たオーバーヘッドデータに基づいてシンクロナイゼーシ
ョンメッセージの検出部で検出されたメッセージが正当
であるかどうかの保証がない。このため、例えば、対向
局からクロックリファレンスとして使用不可を示すメッ
セージが送られてきていても検出できず、その信号をク
ロックリファレンスとして使ってしまった場合、やはり
タイミングループが発生する可能性がある、という第6
の問題点を有していた。
【0013】また、受信側SONET信号等を受信する
機能を有するユニットが実装される箇所に不適切な受信
機能を有するユニットが誤実装された場合、例えば或る
箇所にはOC−3(Optical Carrier 3: 155.52Mbps )
光信号を受信する機能を有するユニットが実装されるこ
とが期待されているのに、STS−1(SynchronousTra
nsport Signal 1: 51.84Mbps )電気信号を受信する機
能を有するユニットが実装されてしまったような場合
は、誤実装されたユニットにとって正しい信号が入力さ
れてシンクロナイゼーションメッセージが検出可能であ
っても、ネットワークの構築が間違っている可能性のあ
る受信信号から検出されるシンクロナイゼーションメッ
セージが正当であるかどうかの保証がない。このため、
例えば、対向局からクロックリファレンスとして使用不
可を示すメッセージが送られてきていても検出できず、
その信号をクロックリファレンスとして使ってしまった
場合に、やはりタイミングループが発生する可能性があ
る、という第7の問題点を有していた。
【0014】また、シンクロナイゼーションメッセージ
を処理するモードにおいて、受信側SONET信号等を
受信する機能を有するユニットがOOS状態になる可能
性がある。このときには、ユニットは各種アラームを検
出しない。このため、もし、OOS時に特にユニット障
害が発生した場合に、ユニット障害アラームが通知され
ず、また、検出されたオーバーヘッドデータ等の正当性
がなくなり、これに伴いそのオーバーヘッドデータ等か
ら検出されたメッセージの正当性もなくなる場合があ
る。従って、このようなメッセージをこのまま使用する
ことは、やはりタイミングループ等の誤動作を発生させ
る可能性がある、という第8の問題点を有していた。
【0015】また、シンクロナイゼーションメッセージ
を処理するモードにおいて、受信側SONET信号等が
受信される回線がOOS状態になる可能性がある。この
ときには、その回線からは各種アラームは検出されな
い。このため、もし、OOS時に回線障害が発生した場
合に、回線障害アラームが通知されず、また、その回線
から抽出されたオーバーヘッドデータ等の正当性がなく
なり、これに伴い、そのオーバーヘッドデータ等から検
出されたメッセージの正当性もなくなる場合がある。従
って、このようなメッセージをこのまま使用すること
は、やはりタイミングループ等の誤動作を発生させる可
能性がある、という第9の問題点を有していた。
【0016】また、受信信号SONET信号等から検出
されるシンクロナイゼーションメッセージの示す精度
が、伝送装置が有する内部クロックの精度よりも低い場
合に、通常は、上記受信信号SONET信号等から検出
されるクロックリファレンスが選択されることはない。
しかし、このようなクロックリファレンスが設定操作ミ
ス等により選択されてしまった場合、明らかに品質の良
いクロックリファレンス(この例の場合、内部クロッ
ク)があるのに同期網全体の品質を悪くしてしまう可能
性がある、という第10の問題点を有していた。
【0017】本発明の課題は、シンクロナイゼーション
メッセージの検出に関わる部分がシンクロナイゼーショ
ンメッセージ又はクロックリファレンスを正常に検出で
きない状態になった場合に、そのような状態を適切に処
理可能とすることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、ネットワーク
を構成する伝送装置(伝送装置1101)内に設けら
れ、その伝送装置で受信される複数のクロックリファレ
ンスの中から、その各クロックリファレンスに対応して
受信される各シンクロナイゼーションメッセージによっ
て通知されるその各クロックリファレンスの品質レベル
に基づいて、1つのクロックリファレンスを、その伝送
装置自身の動作を制御するためのアクティブリファレン
ス又はその伝送装置に接続される外部装置に対するタイ
ミング供給用のアクティブリファレンスとして選択する
装置を前提とする。
【0019】上述した前提構成に基づく本発明の第1の
態様は、図1〜図3に示される構成を有する。まず必須
の構成ではないが、回線終端手段102(SONET信
号/DS1基準信号受信部001、B/U部4801、
DMUX部4807)は、回線101(SONET光伝
送路1103、DS1メタル伝送路1104)を終端す
る。
【0020】シンクロナイゼーションメッセージ検出手
段104(シンクロナイゼーションメッセージ検出部0
02、DS1 ESF データリンク検出部4803、
S1検出部4809)は、受信信号、即ち例えば回線終
端手段102が回線101から受信した回線信号103
(SONET信号、DS1信号)から、シンクロナイゼ
ーションメッセージ105を検出する。
【0021】シンクロナイゼーションメッセージ処理手
段106(CPU003、CPU4804)は、シンク
ロナイゼーションメッセージ検出手段104が検出する
シンクロナイゼーションメッセージ105が示す品質レ
ベルに基づいて、回線101から受信されるクロックリ
ファレンスをアクティブリファレンスとして選択するか
否かを制御する。
【0022】状態検出手段は、前記シンクロナイゼーシ
ョンメッセージ検出手段の状態を検出する。より具体的
には、この状態検出手段は、例えば、図1の実装状態検
出手段107、図2の障害状態検出手段201、又は図
3の実装状態検出手段301の少なくとも何れか1個と
して実現される。図1の実装状態検出手段107(未実
装検出部1701又は1801、CPU4804)は、
前記シンクロナイゼーションメッセージ検出手段の実装
の有無を示す状態を検出する。図2の障害状態検出手段
201(ユニット障害検出部1901又は2001、C
PU003、DS1 ESF データリンク検出部48
03、S1検出部4809、CPU4804)は、前記
シンクロナイゼーションメッセージ検出手段の障害状態
を検出する。図3の実装状態検出手段301(誤実装検
出部2101、CPU4804)は、前記シンクロナイ
ゼーションメッセージ検出手段の実装の適否を示す状態
を検出する。
【0023】そして、シンクロナイゼーションメッセー
ジ処理手段106は、状態検出手段がシンクロナイゼー
ションメッセージ検出手段104が正常な状態でないこ
とを検出したときに、そのシンクロナイゼーションメッ
セージ検出手段104が検出するシンクロナイゼーショ
ンメッセージ105に対応するクロックリファレンスを
アクティブリファレンスとして選択しない。より具体的
には、上述の場合とは、図1の実装状態検出手段107
がシンクロナイゼーションメッセージ検出手段104が
実装されていない状態を検出した場合、図2の障害状態
検出手段201がシンクロナイゼーションメッセージ検
出手段104の障害状態を検出した場合、又は図3の実
装状態検出手段301がシンクロナイゼーションメッセ
ージ検出手段104が適切に実装されていない状態を検
出した場合の、何れかである。
【0024】次に、前述した前提構成に基づく本発明の
第2の態様は、図4に示される構成を有する。まず、回
線101、回線終端手段102、回線信号103、シン
クロナイゼーションメッセージ検出手段104、シンク
ロナイゼーションメッセージ105、及びシンクロナイ
ゼーションメッセージ処理手段106は、図1に示され
る本発明の第1の態様の構成におけるものと同様のもの
である。
【0025】サービス状態設定手段401(OOS設定
部2201又は2301、CPU4804)はシンクロ
ナイゼーションメッセージ検出手段104のサービス状
態を設定する。
【0026】そしてシンクロナイゼーションメッセージ
処理手段106は、サービス状態設定手段401がシン
クロナイゼーションメッセージ検出手段104をアウト
オブサービス(OOS)状態に設定している場合に、そ
のシンクロナイゼーションメッセージ検出手段104が
検出するシンクロナイゼーションメッセージ105に対
応するクロックリファレンスをアクティブリファレンス
として選択しない。
【0027】次に、前述した前提構成に基づく本発明の
第3の態様は、図5〜図7に示される構成を有する。ま
ず、回線101、回線終端手段102、回線信号10
3、シンクロナイゼーションメッセージ検出手段10
4、シンクロナイゼーションメッセージ105、及びシ
ンクロナイゼーションメッセージ処理手段106は、図
1に示される本発明の第1の態様の構成におけるものと
同様のものである。
【0028】状態検出手段は、回線終端手段102の状
態を検出する。より具体的には、この状態検出手段は例
えば、図5の実装状態検出手段501、図6の障害状態
検出手段601、又は図7の実装状態検出手段701の
少なくとも何れか1個として実現される。図5の実装状
態検出手段501(未実装検出部2401、2501、
2601、又は2701、CPU4804、DS1 E
SF データリンク検出部4803、S1検出部480
9)は、回線終端手段102の実装の有無を示す状態を
検出する。図6の障害状態検出手段601(ユニット障
害検出部2801、2901、3001、又は310
1、CPU003、B/U部4801、DMUX部48
07、CPU4804)は、回線終端手段102の障害
状態を検出する。回線終端手段102の障害状態を検出
する。図7の実装状態検出手段701(誤実装検出部3
201又は3301、CPU4804)は、回線終端手
段102の実装の適否を示す状態を検出する。
【0029】そして、シンクロナイゼーションメッセー
ジ処理手段106は、状態検出手段が回線終端手段10
2が正常な状態でないことを検出したときに、その回線
終端手段102を介してシンクロナイゼーションメッセ
ージ検出手段104が検出するシンクロナイゼーション
メッセージ105に対応するクロックリファレンスをア
クティブリファレンスとして選択しない。より具体的に
は、上述の場合とは、図5の実装状態検出手段501が
回線終端手段102が実装されていない状態を検出した
場合、図6の障害状態検出手段601が回線終端手段1
02の障害状態を検出した場合、又は図7の実装状態検
出手段701が回線終端手段102が適切に実装されて
いない状態を検出した場合の、何れかである。
【0030】次に、前述した前提構成に基づく本発明の
第4の態様は、図8に示される構成を有する。まず、回
線101、回線終端手段102、回線信号103、シン
クロナイゼーションメッセージ検出手段104、シンク
ロナイゼーションメッセージ105、及びシンクロナイ
ゼーションメッセージ処理手段106は、図1に示され
る本発明の第1の態様の構成におけるものと同様のもの
である。
【0031】サービス状態設定手段801(OOS設定
部3401、3501、又は3601、CPU480
4)は、回線終端手段102のサービス状態を設定す
る。そして、シンクロナイゼーションメッセージ処理手
段106は、サービス状態設定手段801が回線終端手
段102をアウトオブサービス状態に設定している場合
に、その回線終端手段102を介してシンクロナイゼー
ションメッセージ検出手段104が検出するシンクロナ
イゼーションメッセージ105に対応するクロックリフ
ァレンスをアクティブリファレンスとして選択しない。
【0032】次に、前述した前提構成に基づく本発明の
第5の態様は、図9に示される構成を有する。まず、回
線101、回線終端手段102、回線信号103、シン
クロナイゼーションメッセージ検出手段104、シンク
ロナイゼーションメッセージ105、及びシンクロナイ
ゼーションメッセージ処理手段106は、図1に示され
る本発明の第1の態様の構成におけるものと同様のもの
である。
【0033】サービス状態設定手段901(OOS設定
部3701、3801、又は3901、CPU480
4)は、回線101のサービス状態を設定する。そし
て、シンクロナイゼーションメッセージ処理手段106
は、サービス状態設定手段901が回線101をアウト
オブサービス状態に設定している場合に、その回線10
1及びそれを終端する回線終端手段102を介してシン
クロナイゼーションメッセージ検出手段104が検出す
るシンクロナイゼーションメッセージ105に対応する
クロックリファレンスをアクティブリファレンスとして
選択しない。
【0034】最後に、前述した前提構成に基づく本発明
の第6の態様は、図10に示される構成を有する。ま
ず、回線101、回線終端手段102、回線信号10
3、シンクロナイゼーションメッセージ検出手段10
4、シンクロナイゼーションメッセージ105、及びシ
ンクロナイゼーションメッセージ処理手段106は、図
1に示される本発明の第1の態様の構成におけるものと
同様のものである。
【0035】シンクロナイゼーションメッセージ比較手
段1001(シンクロナイゼーションメッセージ比較部
4001、4101、又は4201、CPU4804)
は、シンクロナイゼーションメッセージ検出手段104
が検出するシンクロナイゼーションメッセージ105が
示す品質レベルと自伝送装置が有する内部クロックの精
度とを比較し、そのシンクロナイゼーションメッセージ
105が示す品質レベルがその内部クロックの精度より
も低くなった場合に、自伝送装置に接続される保守端末
1002(保守端末4805)にアラームを出力する。
【0036】そして、シンクロナイゼーションメッセー
ジ処理手段106は、シンクロナイゼーションメッセー
ジ比較手段1001が、シンクロナイゼーションメッセ
ージ検出手段104が検出するシンクロナイゼーション
メッセージ105が示す品質レベルが自伝送装置が有す
る内部クロックの精度よりも低くなったことを検出した
ときに、そのシンクロナイゼーションメッセージ検出手
段104が検出するシンクロナイゼーションメッセージ
105に対応するクロックリファレンスをアクティブリ
ファレンスとして選択しない。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の各実施の形態について詳細に説明する。 <本発明の各実施の形態の前提構成>まず、本発明の各
実施の形態の前提となる構成について説明する。
【0038】図11は、本発明の各実施の形態が前提と
する同期ネットワークの構成図である。伝送装置110
1は、例えばSONET(Synchronous Optical Networ
k :同期光通信ネットワーク)の規格に従った光伝送路
1103によって相互に接続され、また部分的に、例え
ばDS1メタル伝送路1104によって相互に接続され
る。そして、一部の伝送装置1101は、交換機110
5と直接、又は中継装置1106等を介して接続され
る。
【0039】このようなネットワーク環境では、通常
は、BITS(Building IntegratedTiming Supply )
と呼ばれるクロック発生装置1102から、DS1メタ
ル伝送路1104を介してネットワーク内の伝送装置1
101に、高精度のクロックリファレンスが供給され
る。
【0040】本発明の各実施の形態においては、シンク
ロナイゼーションメッセージは、DS1メタル伝送路1
104では、制御リンクであるDS1 ESF データ
リンクを用いて伝送される。
【0041】図12は、DS1メタル伝送路1104の
データフォーマットを示す図である。このフォーマット
においては、8ビットからなるタイムスロットデータの
24個の集合によって1フレーム(125μs(マイク
ロ秒)、193ビット)が構成され、更にこのフレーム
の24個の集合によって1マルチフレームが構成され
る。なお、1フレームのデータは図12のフレームビッ
ト#0から順にフレームビットまで192まで伝送さ
れ、1マルチフレームのデータはフレーム1から順にフ
レーム24まで伝送される。
【0042】更に図13は、DS1フレームビットのデ
ータフォーマットを示す図である。24フレームからな
る1マルチフレーム内のフレームビット#0〜#443
9のうち、図13に示されるフィールドDLにおいてX
印が書き込まれている13ビットにより、4kb/s
(キロビット/秒)の伝送レートを有するデータリンク
が構成され、これによってDS1 ESF データリン
クが構成される。なお、図13において、FPSフィー
ルドはフレーム抽出用のフレーミングパターンシーケン
スであり、また、CRCフィールドはデータ誤りの検出
/訂正用の巡回冗長チェックチャネルである。
【0043】一方、SONET光伝送路1103におい
ては、前述のシンクロナイゼーションメッセージは、制
御情報であるラインオーバーヘッドを用いて伝送され
る。図14は、SONETのフレームフォーマットを示
す図、また、図15は、図14のフレームフォーマット
中の各オーバーヘッドのデータフォーマットを示す図で
ある。図14において、SONET信号は、上端から順
次下に向かう行のデータ毎に、左端のデータから順次右
に向けて伝送される。
【0044】SONET信号は、トランスポートオーバ
ーヘッド(TRANSPORT OVERHEAD)と呼ばれる制御情報部
分と、エンベロープキャパシティ(ENVELOPE CAPACITY
、又は、SPE:Synchronous Payload Envelope)と呼ば
れるユーザ情報部分とから構成される。また、エンベロ
ープキャパシティ内に、パスオーバーヘッド(PATH OVE
RHEAD )と呼ばれるオーバーヘッドが存在する。
【0045】エンベロープキャパシティ内のインフォメ
ーションペイロード(INFORMATIONPAYLOAD )には、ユ
ーザデータが格納される。パスとは、複数種類の物理接
続に跨がって伝送されるSONET信号である同期伝送
信号(STS:Synchronous Transport Signal)が生成/終
端される2つのポイント間の、論理的なエンド対エンド
(end-to-end)接続をいう。そして、図14及び図15
に示されるパスオーバーヘッドには、上述の2つのポイ
ント間で通信される制御情報が格納される。図11の同
期伝送ネットワークの例では、例えば交換機1105が
接続される伝送装置1101と中継装置1106が接続
される伝送装置1101との間の接続が、パスに相当す
る。従って、パスオーバーヘッドには、これらの2つの
伝送装置1101間で通信される制御情報のみが格納さ
れる。
【0046】ラインとは、2つの一貫した(consecutiv
e )終端要素間の1つの種類の物理接続をいう。そし
て、図14及び図15に示されるラインオーバーヘッド
には、上述の2つの終端要素間で通信される制御情報が
格納される。図11の同期伝送ネットワークの例では、
隣接する伝送装置1101間のSONET光伝送路11
03が、ラインに相当する。従って、ラインオーバーヘ
ッドには、隣接する伝送装置1101間で通信される制
御情報が格納される。
【0047】セクションとは、1本のライン上に挿入さ
れ、そのライン上を伝送される信号(光信号等)を終端
することはせずに、波形整形・増幅・等化等の目的で信
号を単純に再生成(regenerate)する2つのネットワー
ク要素間の接続をいう。そして、図14及び図15に示
されるセクションオーバーヘッドには、上述の2つのネ
ットワーク要素間で通信される制御情報が格納される。
図11の同期伝送ネットワークの例では、セクションは
ラインと等価である。
【0048】シンクロナイゼーションメッセージは、隣
接する伝送装置1101間で、それらを接続するライン
であるSONET光伝送路1103を介して伝送される
クロックリファレンスの品質レベルを示しているため、
図14及び図15に示されるSONETのフレームフォ
ーマット中のラインオーバーヘッドに格納される必要が
ある。
【0049】そこで、本発明の各実施の形態では、シン
クロナイゼーションメッセージは、SONET光伝送路
1103では、図15に示されるラインオーバーヘッド
内の*印で示される、S1バイトと呼ばれるバイトデー
タを使用して伝送される。
【0050】図16は、シンクロナイゼーションメッセ
ージにより通知される品質レベルの内容を示す図であ
る。なお、品質レベルは、ppmを単位として規定され
る。また、品質レベルの内容に対応して、品質レベル値
(1〜7)、その品質レベルに対応するシンクロナイゼ
ーションメッセージの、DS1 ESF データリンク
及びS1バイト上での設定値が示されている。
【0051】代表例を説明すると、“Stratum 1 Tracea
ble ”は、最高品質レベルを示し、BITS1102
(図11)が出力するクロックリファレンスの品質レベ
ルに対応する。“Stratum 3 Traceable ”と“±20ppm
Clock Traceable ”は、伝送装置1101の内部クロッ
クの品質レベルに対応する。“Stratum 4 Traceable”
は、DS1メタル伝送路1104上で発生し得る品質レ
ベルである。この品質レベルは、SONET光伝送路1
103上ではまず発生しない品質レベルなので、S1バ
イトの値は定義されていない。“Don't Use for Synchr
onization ”は、クロックリファレンスを同期制御のた
めに使用することができない旨を通知するための品質レ
ベルである。“Network Provider Specific Synchroniz
ation ”は、将来のために予約されている品質レベルで
ある。 <第1の実施の形態>図11〜図16に示される構成を
前提とする本発明の第1の実施の形態について説明す
る。
【0052】図17は、第1の実施の形態の構成図であ
る。この構成は、図11に示される同期伝送ネットワー
クを構成する各伝送装置1101内に配置される。SO
NET光伝送路1103又はDS1メタル伝送路110
4としては、OC−N(Optical Carrier-Level N )信
号、STS−N(Synchronous TransportSignal-Level
N)信号、又はDS1信号等がある。
【0053】SONET信号/DS1基準信号受信部0
01は、SONET光伝送路1103又はDS1メタル
伝送路1104からSONET信号又はDS1信号を受
信して、SONET信号内のラインオーバーヘッド(図
14又は図15参照)又はDS1信号内のDS1 ES
F データリンク(図13参照)を抽出する。
【0054】シンクロナイゼーションメッセージ検出部
002は、SONET信号/DS1基準信号受信部00
1で抽出されたSONET信号内のラインオーバーヘッ
ド又はDS1信号内のDS1 ESF データリンクか
ら、シンクロナイゼーションメッセージを検出する。
【0055】SONET信号/DS1基準信号受信部0
01とシンクロナイゼーションメッセージ検出部002
は、伝送装置1101(図11)が終端する回線(ライ
ン)の種類に応じた組数だけ配置される。
【0056】CPU003が制御プログラムを実行する
機能として実現されるシンクロナイゼーションメッセー
ジ処理部004は、ライン毎のシンクロナイゼーション
メッセージ検出部002により検出されるライン毎のシ
ンクロナイゼーションメッセージが示す品質レベルを比
較することにより、上記複数のラインから入力される複
数のクロックリファレンスのうちの1つを、自伝送装置
1101のシステムタイミング制御用若しくは他の装置
に対するタイミング供給用として選択する。この動作の
詳細については、後述する。
【0057】CPU003が制御プログラムを実行する
機能として実現される未実装検出部1701は、シンク
ロナイゼーションメッセージ検出部002が終端するマ
イコンインタフェース上の特定のコードを監視する。そ
して、未実装検出部1701は、所定コードを検出した
ときに、シンクロナイゼーションメッセージ検出部00
2が実装されていると判定する。また、未実装検出部1
701は、所定コード以外の例えば“00h”や“FF
h”等のコードを検出したときに、シンクロナイゼーシ
ョンメッセージ検出部002が実装されていないと判定
し、シンクロナイゼーションメッセージ処理部004
に、未実装情報を通知する。
【0058】シンクロナイゼーションメッセージ処理部
004は、未実装検出部1701から未実装情報を通知
されている場合に、未実装となったシンクロナイゼーシ
ョンメッセージ検出部002が検出するシンクロナイゼ
ーションメッセージに対応するクロックリファレンス
を、選択不可とする。
【0059】以上の制御動作により、例えば、隣接する
伝送装置1101からクロックリファレンスの使用不可
を示すシンクロナイゼーションメッセージ“DUS”
(図16参照)が送られてきたような場合に、その信号
をクロックリファレンスとして選択してしまうといった
事態を回避することができるため、前述した第1の問題
点が解決される。
【0060】クロックリファレンスを選択不可とする方
法としては、シンクロナイゼーションメッセージ処理部
004において、そのクロックリファレンスを障害状態
にする方法、又はそのクロックリファレンスに対応する
シンクロナイゼーションメッセージを強制的に“DU
S”状態(図16参照)にする方法等が採用できる。
【0061】ただし、上記制御動作は、シンクロナイゼ
ーションメッセージを処理するモードが選択されている
場合においてのみ実行され、シンクロナイゼーションメ
ッセージを処理しないモードが選択されている場合にお
いては、未実装検出部1701が未実装情報を出力して
いても、未実装となったシンクロナイゼーションメッセ
ージ検出部002が検出するシンクロナイゼーションメ
ッセージに対応するクロックリファレンスは、選択不可
とはされない。 <第2の実施の形態>図11〜図16に示される構成を
前提とする本発明の第2の実施の形態について説明す
る。
【0062】図18は、第2の実施の形態の構成図であ
る。この構成は、第1の実施の形態の図17の構成と同
様に、図11に示される同期伝送ネットワークを構成す
る各伝送装置1101内に配置される。また、第1の実
施の形態の図17の構成の場合と、同じ番号が付された
部分は、同じ機能を有する。
【0063】図18に示される第2の実施の形態の構成
が図17に示される第1の実施の形態の構成と異なる点
は、CPU003が制御プログラムを実行する機能とし
て実現される未実装検出部1801は、シンクロナイゼ
ーションメッセージ検出部002の未実装状態を、マイ
コンインタフェースによってではなく、シンクロナイゼ
ーションメッセージ検出部002とCPU003とを接
続するハード制御線を介して検出する点である。
【0064】即ち、未実装検出部1801は、ハード制
御線の信号レベルが例えばローレベルである場合に、シ
ンクロナイゼーションメッセージ検出部002が実装さ
れていると判定する。また、未実装検出部1801は、
ハード制御線の信号レベルが例えばハイレベルである場
合に、シンクロナイゼーションメッセージ検出部002
が実装されていないと判定し、シンクロナイゼーション
メッセージ処理部004に、未実装情報を通知する。
【0065】以上の構成により、図17に示される第1
の実施の形態の場合と同様に、前述した第1の問題点が
解決される。 <第3の実施の形態>図11〜図16に示される構成を
前提とする本発明の第3の実施の形態について説明す
る。
【0066】図19は、第3の実施の形態の構成図であ
る。この構成は、第1の実施の形態の図17の構成等と
同様に、図11に示される同期伝送ネットワークを構成
する各伝送装置1101内に配置される。また、第1の
実施の形態の図17の構成の場合と、同じ番号が付され
た部分は、同じ機能を有する。
【0067】図19に示される第3の実施の形態の構成
においては、シンクロナイゼーションメッセージ検出部
002内に配置されるユニット障害検出部1901が、
シンクロナイゼーションメッセージ検出部002のユニ
ット障害を監視しており、ユニット障害を検出した場合
に、シンクロナイゼーションメッセージ検出部002が
終端するマイコンインタフェースに、ユニット障害情報
を出力する。
【0068】このユニット障害情報は、CPU003で
受信された後、そのCPU003が制御プログラムを実
行する機能として実現されるシンクロナイゼーションメ
ッセージ処理部004に通知される。
【0069】シンクロナイゼーションメッセージ処理部
004は、ユニット障害情報を通知されている場合に、
ユニット障害となったシンクロナイゼーションメッセー
ジ検出部002が検出するシンクロナイゼーションメッ
セージに対応するクロックリファレンスを、選択不可と
する。
【0070】以上の制御動作により、例えば、隣接する
伝送装置1101からクロックリファレンスの使用不可
を示すシンクロナイゼーションメッセージ“DUS”
(図16参照)が送られてきたような場合に、その信号
をクロックリファレンスとして選択してしまうといった
事態を回避することができるため、前述した第2の問題
点が解決される。
【0071】クロックリファレンスを選択不可とする方
法としては、第1の実施の形態の場合と同様の方法が採
用できる。また、上記制御動作が、シンクロナイゼーシ
ョンメッセージを処理するモードが選択されている場合
においてのみ実行される点も、第1の実施の形態の場合
と同様である。 <第4の実施の形態>図11〜図16に示される構成を
前提とする本発明の第4の実施の形態について説明す
る。
【0072】図20は、第4の実施の形態の構成図であ
る。この構成は、第3の実施の形態の図17の構成と同
様に、図11に示される同期伝送ネットワークを構成す
る各伝送装置1101内に配置される。また、第3の実
施の形態の図19の構成の場合と、同じ番号が付された
部分は、同じ機能を有する。
【0073】図20に示される第4の実施の形態の構成
が図19に示される第3の実施の形態の構成と異なる点
は、シンクロナイゼーションメッセージ検出部002内
のユニット障害検出部2001は、シンクロナイゼーシ
ョンメッセージ検出部002のユニット障害を示すユニ
ット障害情報を、マイコンインタフェースによってでは
なく、シンクロナイゼーションメッセージ検出部002
とCPU003とを接続するハード制御線を介して、C
PU003に通知する点である。
【0074】即ち、ユニット障害検出部2001は、シ
ンクロナイゼーションメッセージ検出部002にユニッ
ト障害が発生していない場合に、ハード制御線の信号レ
ベルを例えばローレベルに設定し、シンクロナイゼーシ
ョンメッセージ検出部002にユニット障害が発生した
場合に、ハード制御線の信号レベルを例えばハイレベル
に設定する。
【0075】CPU003が制御プログラムを実行する
機能として実現されるシンクロナイゼーションメッセー
ジ処理部004は、ハード制御線の信号レベルがローレ
ベルからハイレベルに変化した場合に、ユニット障害情
報が通知されたと判定し、ユニット障害となったシンク
ロナイゼーションメッセージ検出部002が検出するシ
ンクロナイゼーションメッセージに対応するクロックリ
ファレンスを、選択不可とする。
【0076】以上の構成により、図19に示される第3
の実施の形態の場合と同様に、前述した第2の問題点が
解決される。 <第5の実施の形態>図11〜図16に示される構成を
前提とする本発明の第5の実施の形態について説明す
る。
【0077】図21は、第5の実施の形態の構成図であ
る。この構成は、第1の実施の形態の図17の構成等と
同様に、図11に示される同期伝送ネットワークを構成
する各伝送装置1101内に配置される。また、第1の
実施の形態の図17の構成の場合と、同じ番号が付され
た部分は、同じ機能を有する。
【0078】図21に示される第5の実施の形態の構成
においては、CPU003が制御プログラムを実行する
機能として実現される誤実装検出部2101が、シンク
ロナイゼーションメッセージ検出部002が終端するマ
イコンインタフェース上の特定のコードを監視する。そ
して、誤実装検出部2101は、所定コードを検出した
ときに、シンクロナイゼーションメッセージ検出部00
2が正常に実装されていると判定する。また、誤実装検
出部1701は、所定コード以外のコードが検出したと
きに、不適切なシンクロナイゼーションメッセージ検出
部002が誤実装されていると判定し、シンクロナイゼ
ーションメッセージ処理部004に、誤実装情報を通知
する。
【0079】シンクロナイゼーションメッセージ処理部
004は、誤実装検出部2101から誤実装情報を通知
されている場合に、誤実装となったシンクロナイゼーシ
ョンメッセージ検出部002が検出するシンクロナイゼ
ーションメッセージに対応するクロックリファレンス
を、選択不可とする。
【0080】以上の制御動作により、例えば、隣接する
伝送装置1101からクロックリファレンスの使用不可
を示すシンクロナイゼーションメッセージ“DUS”
(図16参照)が送られてきたような場合に、その信号
をクロックリファレンスとして選択してしまうといった
事態を回避することができるため、前述した第3の問題
点が解決される。
【0081】なお、マイコンインタフェースの代わりに
前述したようなハード制御線が用いられてもよい。クロ
ックリファレンスを選択不可とする方法としては、第1
の実施の形態の場合と同様の方法が採用できる。
【0082】また、上記制御動作が、シンクロナイゼー
ションメッセージを処理するモードが選択されている場
合においてのみ実行される点も、第1の実施の形態の場
合と同様である。 <第6の実施の形態>図11〜図16に示される構成を
前提とする本発明の第6の実施の形態について説明す
る。
【0083】図22は、第6の実施の形態の構成図であ
る。この構成は、第1の実施の形態の図17の構成等と
同様に、図11に示される同期伝送ネットワークを構成
する各伝送装置1101内に配置される。また、第1の
実施の形態の図17の構成の場合と、同じ番号が付され
た部分は、同じ機能を有する。
【0084】図22に示される第6の実施の形態の構成
においては、CPU003が制御プログラムを実行する
機能として実現されるOOS設定部2201が、必要な
場合に、マイコンインタフェース又はハード制御線を介
して、シンクロナイゼーションメッセージ検出部002
に対して、アウトオブサービス状態(OOS:Out OfSe
rvice)を設定し、それと同時に、CPU003が制御
プログラムを実行する機能として実現されるシンクロナ
イゼーションメッセージ処理部004に、OOS情報を
通知する。
【0085】シンクロナイゼーションメッセージ処理部
004内のOOS検出部2202は、OOS設定部22
01からOOS情報を通知されている場合に、OOS状
態となったシンクロナイゼーションメッセージ検出部0
02が検出するシンクロナイゼーションメッセージに対
応するクロックリファレンスを、選択不可とする。
【0086】以上の制御動作によって、シンクロナイゼ
ーションメッセージ検出部002がOOS状態であると
きに特にユニット障害が発生しユニット障害アラームが
通知されなくても、誤ったメッセージが検出される可能
性を回避することができるため、前述した第4の問題点
が解決される。
【0087】クロックリファレンスを選択不可とする方
法としては、第1の実施の形態の場合と同様の方法が採
用できる。また、上記制御動作が、シンクロナイゼーシ
ョンメッセージを処理するモードが選択されている場合
においてのみ実行される点も、第1の実施の形態の場合
と同様である。 <第7の実施の形態>図11〜図16に示される構成を
前提とする本発明の第7の実施の形態について説明す
る。
【0088】図23は、第7の実施の形態の構成図であ
る。この構成は、第6の実施の形態の図22の構成等と
同様に、図11に示される同期伝送ネットワークを構成
する各伝送装置1101内に配置される。また、第6の
実施の形態の図22の構成の場合と、同じ番号が付され
た部分は、同じ機能を有する。
【0089】図23に示される第7の実施の形態の構成
が図22に示される第6の実施の形態の構成と異なる点
は、CPU003が制御プログラムを実行する機能とし
て実現されるOOS設定部2301がマイコンインタフ
ェース又はハード制御線を介してシンクロナイゼーショ
ンメッセージ検出部002に対してOOS状態を設定し
た後、OOS設定部2301がシンクロナイゼーション
メッセージ処理部004にOOS情報を通知するのでは
なく、シンクロナイゼーションメッセージ検出部002
が、自分がOOS状態になったことを示すOOS情報
を、シンクロナイゼーションメッセージ検出部002と
CPU003とを接続するハード制御線を介してシンク
ロナイゼーションメッセージ処理部004に通知する点
である。
【0090】シンクロナイゼーションメッセージ処理部
004内のOOS検出部2302は、シンクロナイゼー
ションメッセージ検出部002からOOS情報を通知さ
れている場合に、OOS状態となったシンクロナイゼー
ションメッセージ検出部002が検出するシンクロナイ
ゼーションメッセージに対応するクロックリファレンス
を、選択不可とする。
【0091】以上の構成により、図22に示される第6
の実施の形態の場合と同様に、前述した第4の問題点が
解決される。 <第8の実施の形態>図11〜図16に示される構成を
前提とする本発明の第8の実施の形態について説明す
る。
【0092】図24は、第8の実施の形態の構成図であ
る。この構成は、第1の実施の形態の図17の構成等と
同様に、図11に示される同期伝送ネットワークを構成
する各伝送装置1101内に配置される。また、第1の
実施の形態の図17の構成の場合と、同じ番号が付され
た部分は、同じ機能を有する。
【0093】図24に示される第8の実施の形態の構成
では、CPU003が制御プログラムを実行する機能と
して実現される未実装検出部2401が、SONET信
号/DS1基準信号受信部001が終端するマイコンイ
ンタフェース上の特定のコードを監視する。そして、未
実装検出部2401は、所定コードを検出したときに、
SONET信号/DS1基準信号受信部001が実装さ
れていると判定する。また、未実装検出部2401は、
所定コード以外のコードを検出したときに、SONET
信号/DS1基準信号受信部001が実装されていない
と判定し、シンクロナイゼーションメッセージ処理部0
04に、未実装情報を通知する。
【0094】シンクロナイゼーションメッセージ処理部
004は、未実装検出部2401から未実装情報を通知
されている場合に、未実装となったSONET信号/D
S1基準信号受信部001を介してシンクロナイゼーシ
ョンメッセージ検出部002が検出するシンクロナイゼ
ーションメッセージに対応するクロックリファレンス
を、選択不可とする。
【0095】以上の制御動作により、例えば、隣接する
伝送装置1101からクロックリファレンスの使用不可
を示すシンクロナイゼーションメッセージ“DUS”
(図16参照)が送られてきたような場合に、その信号
をクロックリファレンスとして選択してしまうといった
事態を回避することができるため、前述した第5の問題
点が解決される。
【0096】クロックリファレンスを選択不可とする方
法としては、第1の実施の形態の場合と同様の方法が採
用できる。また、上記制御動作が、シンクロナイゼーシ
ョンメッセージを処理するモードが選択されている場合
においてのみ実行される点も、第1の実施の形態の場合
と同様である。 <第9の実施の形態>図11〜図16に示される構成を
前提とする本発明の第9の実施の形態について説明す
る。
【0097】図25は、第9の実施の形態の構成図であ
る。この構成は、第8の実施の形態の図24の構成と同
様に、図11に示される同期伝送ネットワークを構成す
る各伝送装置1101内に配置される。また、第8の実
施の形態の図24の構成の場合と、同じ番号が付された
部分は、同じ機能を有する。
【0098】図25に示される第9の実施の形態の構成
が図24に示される第8の実施の形態の構成と異なる点
は、CPU003が制御プログラムを実行する機能とし
て実現される未実装検出部2501は、SONET信号
/DS1基準信号受信部001の未実装状態を、マイコ
ンインタフェースによってではなく、SONET信号/
DS1基準信号受信部001とCPU003とを接続す
るハード制御線を介して検出する点である。
【0099】即ち、未実装検出部2501は、ハード制
御線の信号レベルが例えばローレベルである場合に、S
ONET信号/DS1基準信号受信部001が実装され
ていると判定する。また、未実装検出部2501は、ハ
ード制御線の信号レベルが例えばハイレベルである場合
に、SONET信号/DS1基準信号受信部001が実
装されていないと判定し、シンクロナイゼーションメッ
セージ処理部004に、未実装情報を通知する。
【0100】以上の構成により、図24に示される第8
の実施の形態の場合と同様に、前述した第5の問題点が
解決される。 <第10の実施の形態>図11〜図16に示される構成
を前提とする本発明の第10の実施の形態について説明
する。
【0101】図26は、第10の実施の形態の構成図で
ある。この構成は、第8の実施の形態の図24の構成と
同様に、図11に示される同期伝送ネットワークを構成
する各伝送装置1101内に配置される。また、第8の
実施の形態の図24の構成の場合と、同じ番号が付され
た部分は、同じ機能を有する。
【0102】図26に示される第10の実施の形態の構
成が図24に示される第8の実施の形態の構成と異なる
点は、CPU003が制御プログラムを実行する機能と
して実現される未実装検出部2601が、SONET信
号/DS1基準信号受信部001の未実装状態を、マイ
コンインタフェースを介して検出した場合に、未実装情
報を、シンクロナイゼーションメッセージ処理部004
に対してではなくシンクロナイゼーションメッセージ検
出部002に通知する点である。
【0103】シンクロナイゼーションメッセージ検出部
002は、上述の未実装情報を通知されると、シンクロ
ナイゼーションメッセージが示す品質レベルを、クロッ
クリファレンスを同期制御のために使用することができ
ない旨を通知するための品質レベル“DUS”(図16
参照)に設定する。
【0104】この結果、シンクロナイゼーションメッセ
ージ処理部004は、上記シンクロナイゼーションメッ
セージに対応するクロックリファレンスを選択しない。
以上の構成により、図24に示される第8の実施の形態
の場合と同様に、前述した第5の問題点が解決される。 <第11の実施の形態>図11〜図16に示される構成
を前提とする本発明の第11の実施の形態について説明
する。
【0105】図27は、第11の実施の形態の構成図で
ある。この構成は、第8の実施の形態の図24の構成と
同様に、図11に示される同期伝送ネットワークを構成
する各伝送装置1101内に配置される。また、第8の
実施の形態の図24の構成の場合と、同じ番号が付され
た部分は、同じ機能を有する。
【0106】図27に示される第11の実施の形態の構
成では、シンクロナイゼーションメッセージ検出部00
2内に配置される未実装検出部2701が、シンクロナ
イゼーションメッセージ検出部002とSONET信号
/DS1基準信号受信部001を接続するハード制御線
の信号レベルが例えばローレベルである場合に、SON
ET信号/DS1基準信号受信部001が実装されてい
ると判定する。また、未実装検出部2701は、ハード
制御線の信号レベルが例えばハイレベルである場合に、
SONET信号/DS1基準信号受信部001が実装さ
れていないと判定する。
【0107】そして、シンクロナイゼーションメッセー
ジ検出部002は、未実装検出部2701がSONET
信号/DS1基準信号受信部001の未実装状態を検出
している場合に、第10の実施の形態の場合と同様に、
シンクロナイゼーションメッセージが示す品質レベル
を、クロックリファレンスを同期制御のために使用する
ことができない旨を通知するための品質レベル“DU
S”に設定する。
【0108】この結果、シンクロナイゼーションメッセ
ージ処理部004は、上記シンクロナイゼーションメッ
セージに対応するクロックリファレンスを選択しない。
以上の構成により、図24に示される第8の実施の形態
の場合と同様に、前述した第5の問題点が解決される。
【0109】なお、上記制御動作が、シンクロナイゼー
ションメッセージを処理するモードが選択されている場
合においてのみ実行される点は、第1の実施の形態の場
合と同様である。 <第12の実施の形態>図11〜図16に示される構成
を前提とする本発明の第12の実施の形態について説明
する。
【0110】図28は、第12の実施の形態の構成図で
ある。この構成は、第1の実施の形態の図17の構成等
と同様に、図11に示される同期伝送ネットワークを構
成する各伝送装置1101内に配置される。また、第1
の実施の形態の図17の構成の場合と、同じ番号が付さ
れた部分は、同じ機能を有する。
【0111】図28に示される第12の実施の形態の構
成においては、SONET信号/DS1基準信号受信部
001内に配置されるユニット障害検出部2801が、
SONET信号/DS1基準信号受信部001のユニッ
ト障害を監視しており、ユニット障害を検出した場合
に、SONET信号/DS1基準信号受信部001が終
端するマイコンインタフェースに、ユニット障害情報を
出力する。
【0112】このユニット障害情報は、CPU003で
受信された後、そのCPU003が制御プログラムを実
行する機能として実現されるシンクロナイゼーションメ
ッセージ処理部004に通知される。
【0113】シンクロナイゼーションメッセージ処理部
004は、ユニット障害情報を通知されている場合に、
ユニット障害となったSONET信号/DS1基準信号
受信部001を介してシンクロナイゼーションメッセー
ジ検出部002が検出するシンクロナイゼーションメッ
セージに対応するクロックリファレンスを、選択不可と
する。
【0114】以上の制御動作により、例えば、隣接する
伝送装置1101からクロックリファレンスの使用不可
を示すシンクロナイゼーションメッセージ“DUS”
(図16参照)が送られてきたような場合に、その信号
をクロックリファレンスとして選択してしまうといった
事態を回避することができるため、前述した第6の問題
点が解決される。
【0115】クロックリファレンスを選択不可とする方
法としては、第1の実施の形態の場合と同様の方法が採
用できる。また、上記制御動作が、シンクロナイゼーシ
ョンメッセージを処理するモードが選択されている場合
においてのみ実行される点も、第1の実施の形態の場合
と同様である。 <第13の実施の形態>図11〜図16に示される構成
を前提とする本発明の第13の実施の形態について説明
する。
【0116】図29は、第13の実施の形態の構成図で
ある。この構成は、第12の実施の形態の図28の構成
と同様に、図11に示される同期伝送ネットワークを構
成する各伝送装置1101内に配置される。また、第1
2の実施の形態の図28の構成の場合と、同じ番号が付
された部分は、同じ機能を有する。
【0117】図29に示される第13の実施の形態の構
成が図28に示される第12の実施の形態の構成と異な
る点は、SONET信号/DS1基準信号受信部001
内のユニット障害検出部2901は、SONET信号/
DS1基準信号受信部001のユニット障害を示すユニ
ット障害情報を、マイコンインタフェースによってでは
なく、SONET信号/DS1基準信号受信部001と
CPU003とを接続するハード制御線を介して、CP
U003に通知する点である。
【0118】即ち、ユニット障害検出部2901は、S
ONET信号/DS1基準信号受信部001にユニット
障害が発生していない場合に、ハード制御線の信号レベ
ルを例えばローレベルに設定し、SONET信号/DS
1基準信号受信部001にユニット障害が発生した場合
に、ハード制御線の信号レベルを例えばハイレベルに設
定する。
【0119】CPU003が制御プログラムを実行する
機能として実現されるシンクロナイゼーションメッセー
ジ処理部004は、ハード制御線の信号レベルがローレ
ベルからハイレベルに変化した場合に、ユニット障害情
報が通知されたと判定し、ユニット障害となったSON
ET信号/DS1基準信号受信部001を介してシンク
ロナイゼーションメッセージ検出部002が検出するシ
ンクロナイゼーションメッセージに対応するクロックリ
ファレンスを、選択不可とする。
【0120】以上の構成により、図28に示される第1
2の実施の形態の場合と同様に、前述した第6の問題点
が解決される。 <第14の実施の形態>図11〜図16に示される構成
を前提とする本発明の第14の実施の形態について説明
する。
【0121】図30は、第14の実施の形態の構成図で
ある。この構成は、第12の実施の形態の図28の構成
と同様に、図11に示される同期伝送ネットワークを構
成する各伝送装置1101内に配置される。また、第1
2の実施の形態の図28の構成の場合と、同じ番号が付
された部分は、同じ機能を有する。
【0122】図30に示される第14の実施の形態の構
成が図28に示される第12の実施の形態の構成と異な
る点は、SONET信号/DS1基準信号受信部001
内のユニット障害検出部3001がユニット障害情報を
マイコンインタフェースを介して一旦CPU003に通
知した後、更にそのユニット障害情報がCPU003か
らシンクロナイゼーションメッセージ検出部002に通
知される点である。
【0123】シンクロナイゼーションメッセージ検出部
002は、上述のユニット障害情報を通知されると、シ
ンクロナイゼーションメッセージが示す品質レベルを、
クロックリファレンスを同期制御のために使用すること
ができない旨を通知するための品質レベル“DUS”
(図16参照)に設定する。
【0124】この結果、シンクロナイゼーションメッセ
ージ処理部004は、上記シンクロナイゼーションメッ
セージに対応するクロックリファレンスを選択しない。
以上の構成により、図28に示される第12の実施の形
態の場合と同様に、前述した第6の問題点が解決され
る。
【0125】なお、上記制御動作が、シンクロナイゼー
ションメッセージを処理するモードが選択されている場
合においてのみ実行される点は、第1の実施の形態の場
合と同様である。 <第15の実施の形態>図11〜図16に示される構成
を前提とする本発明の第15の実施の形態について説明
する。
【0126】図31は、第15の実施の形態の構成図で
ある。この構成は、第14の実施の形態の図30の構成
と同様に、図11に示される同期伝送ネットワークを構
成する各伝送装置1101内に配置される。また、第1
4の実施の形態の図30の構成の場合と、同じ番号が付
された部分は、同じ機能を有する。
【0127】図31に示される第15の実施の形態の構
成が図30に示される第14の実施の形態の構成と異な
る点は、SONET信号/DS1基準信号受信部001
内のユニット障害検出部3101が、ユニット障害情報
を、マイコンインタフェース及びCPU003を介して
ではなくハード制御線を介して直接シンクロナイゼーシ
ョンメッセージ検出部002に通知する点である。
【0128】即ち、ユニット障害検出部3101は、S
ONET信号/DS1基準信号受信部001にユニット
障害が発生していない場合に、ハード制御線の信号レベ
ルを例えばローレベルに設定し、SONET信号/DS
1基準信号受信部001にユニット障害が発生した場合
に、ハード制御線の信号レベルを例えばハイレベルに設
定する。
【0129】シンクロナイゼーションメッセージ検出部
002は、は、ハード制御線の信号レベルがローレベル
からハイレベルに変化した場合に、ユニット障害情報が
通知されたと判定し、シンクロナイゼーションメッセー
ジが示す品質レベルを、クロックリファレンスを同期制
御のために使用することができない旨を通知するための
品質レベル“DUS”に設定する。
【0130】この結果、シンクロナイゼーションメッセ
ージ処理部004は、上記シンクロナイゼーションメッ
セージに対応するクロックリファレンスを選択しない。
以上の構成により、図28に示される第12の実施の形
態の場合と同様に、前述した第6の問題点が解決され
る。 <第16の実施の形態>図11〜図16に示される構成
を前提とする本発明の第16の実施の形態について説明
する。
【0131】図32は、第16の実施の形態の構成図で
ある。この構成は、第1の実施の形態の図17の構成等
と同様に、図11に示される同期伝送ネットワークを構
成する各伝送装置1101内に配置される。また、第1
の実施の形態の図17の構成の場合と、同じ番号が付さ
れた部分は、同じ機能を有する。
【0132】図32に示される第16の実施の形態の構
成においては、CPU003が制御プログラムを実行す
る機能として実現される誤実装検出部3201が、SO
NET信号/DS1基準信号受信部001が終端するマ
イコンインタフェース上の特定のコードを監視する。そ
して、誤実装検出部3201は、所定コードを検出した
ときに、SONET信号/DS1基準信号受信部001
が正常に実装されていると判定する。また、誤実装検出
部3201は、所定コード以外のコードが検出したとき
に、不適切なSONET信号/DS1基準信号受信部0
01が誤実装されていると判定し、シンクロナイゼーシ
ョンメッセージ処理部004に、誤実装情報を通知す
る。
【0133】シンクロナイゼーションメッセージ処理部
004は、誤実装検出部3201から誤実装情報を通知
されている場合に、誤実装となったSONET信号/D
S1基準信号受信部001を介してシンクロナイゼーシ
ョンメッセージ検出部002が検出するシンクロナイゼ
ーションメッセージに対応するクロックリファレンス
を、選択不可とする。
【0134】以上の制御動作により、例えば、隣接する
伝送装置1101からクロックリファレンスの使用不可
を示すシンクロナイゼーションメッセージ“DUS”
(図16参照)が送られてきたような場合に、その信号
をクロックリファレンスとして選択してしまうといった
事態を回避することができるため、前述した第7の問題
点が解決される。
【0135】なお、マイコンインタフェースの代わりに
前述したようなハード制御線が用いられてもよい。クロ
ックリファレンスを選択不可とする方法としては、第1
の実施の形態の場合と同様の方法が採用できる。
【0136】また、上記制御動作が、シンクロナイゼー
ションメッセージを処理するモードが選択されている場
合においてのみ実行される点も、第1の実施の形態の場
合と同様である。 <第17の実施の形態>図11〜図16に示される構成
を前提とする本発明の第17の実施の形態について説明
する。
【0137】図33は、第17の実施の形態の構成図で
ある。この構成は、第16の実施の形態の図32の構成
と同様に、図11に示される同期伝送ネットワークを構
成する各伝送装置1101内に配置される。また、第1
6の実施の形態の図32の構成の場合と、同じ番号が付
された部分は、同じ機能を有する。
【0138】図33に示される第17の実施の形態の構
成が図32に示される第16の実施の形態の構成と異な
る点は、CPU003が制御プログラムを実行する機能
として実現される誤実装検出部3301が、SONET
信号/DS1基準信号受信部001の誤実装状態を、マ
イコンインタフェースを介して検出した場合に、誤実装
情報を、シンクロナイゼーションメッセージ処理部00
4に対してではなくシンクロナイゼーションメッセージ
検出部002に通知する点である。
【0139】シンクロナイゼーションメッセージ検出部
002は、上述の誤実装情報を通知されると、シンクロ
ナイゼーションメッセージが示す品質レベルを、クロッ
クリファレンスを同期制御のために使用することができ
ない旨を通知するための品質レベル“DUS”(図16
参照)に設定する。
【0140】この結果、シンクロナイゼーションメッセ
ージ処理部004は、上記シンクロナイゼーションメッ
セージに対応するクロックリファレンスを選択しない。
以上の構成により、図32に示される第16の実施の形
態の場合と同様に、前述した第7の問題点が解決され
る。 <第18の実施の形態>図11〜図16に示される構成
を前提とする本発明の第18の実施の形態について説明
する。
【0141】図34は、第18の実施の形態の構成図で
ある。この構成は、第1の実施の形態の図17の構成等
と同様に、図11に示される同期伝送ネットワークを構
成する各伝送装置1101内に配置される。また、第1
の実施の形態の図17の構成の場合と、同じ番号が付さ
れた部分は、同じ機能を有する。
【0142】図34に示される第18の実施の形態の構
成においては、CPU003が制御プログラムを実行す
る機能として実現されるOOS設定部3401が、必要
な場合に、マイコンインタフェース又はハード制御線を
介して、SONET信号/DS1基準信号受信部001
に対して、アウトオブサービス(OOS)状態を設定
し、それと同時に、CPU003が制御プログラムを実
行する機能として実現されるシンクロナイゼーションメ
ッセージ処理部004に、OOS情報を通知する。
【0143】シンクロナイゼーションメッセージ処理部
004内のOOS検出部3402は、OOS設定部34
01からOOS情報を通知されている場合に、OOS状
態となったSONET信号/DS1基準信号受信部00
1を介してシンクロナイゼーションメッセージ検出部0
02が検出するシンクロナイゼーションメッセージに対
応するクロックリファレンスを、選択不可とする。
【0144】以上の制御動作によって、SONET信号
/DS1基準信号受信部001がOOS状態であるとき
に特にユニット障害が発生しユニット障害アラームが通
知されなくても、誤ったメッセージが検出される可能性
を回避することができるため、前述した第8の問題点が
解決される。
【0145】クロックリファレンスを選択不可とする方
法としては、第1の実施の形態の場合と同様の方法が採
用できる。また、上記制御動作が、シンクロナイゼーシ
ョンメッセージを処理するモードが選択されている場合
においてのみ実行される点も、第1の実施の形態の場合
と同様である。 <第19の実施の形態>図11〜図16に示される構成
を前提とする本発明の第19の実施の形態について説明
する。
【0146】図35は、第19の実施の形態の構成図で
ある。この構成は、第18の実施の形態の図34の構成
等と同様に、図11に示される同期伝送ネットワークを
構成する各伝送装置1101内に配置される。また、第
18の実施の形態の図34の構成の場合と、同じ番号が
付された部分は、同じ機能を有する。
【0147】図35に示される第19の実施の形態の構
成が図34に示される第18の実施の形態の構成と異な
る点は、CPU003が制御プログラムを実行する機能
として実現されるOOS設定部3501がマイコンイン
タフェース又はハード制御線を介してSONET信号/
DS1基準信号受信部001に対してOOS状態を設定
した後、OOS設定部3501がシンクロナイゼーショ
ンメッセージ処理部004にOOS情報を通知するので
はなく、SONET信号/DS1基準信号受信部001
が、自分がOOS状態になったことを示すOOS情報
を、SONET信号/DS1基準信号受信部001とC
PU003とを接続するハード制御線を介してシンクロ
ナイゼーションメッセージ処理部004に通知する点で
ある。
【0148】シンクロナイゼーションメッセージ処理部
004内のOOS検出部3502は、SONET信号/
DS1基準信号受信部001からOOS情報を通知され
ている場合に、OOS状態となったSONET信号/D
S1基準信号受信部001を介してシンクロナイゼーシ
ョンメッセージ検出部002が検出するシンクロナイゼ
ーションメッセージに対応するクロックリファレンス
を、選択不可とする。
【0149】以上の構成により、図34に示される第1
8の実施の形態の場合と同様に、前述した第8の問題点
が解決される。なお、上記制御動作が、シンクロナイゼ
ーションメッセージを処理するモードが選択されている
場合においてのみ実行される点は、第1の実施の形態の
場合と同様である。 <第20の実施の形態>図11〜図16に示される構成
を前提とする本発明の第20の実施の形態について説明
する。
【0150】図36は、第20の実施の形態の構成図で
ある。この構成は、第19の実施の形態の図35の構成
等と同様に、図11に示される同期伝送ネットワークを
構成する各伝送装置1101内に配置される。また、第
19の実施の形態の図35の構成の場合と、同じ番号が
付された部分は、同じ機能を有する。
【0151】図36に示される第20の実施の形態の構
成が図35に示される第19の実施の形態の構成と異な
る点は、CPU003が制御プログラムを実行する機能
として実現されるOOS設定部3601がマイコンイン
タフェース又はハード制御線を介してSONET信号/
DS1基準信号受信部001に対してOOS状態を設定
した後、SONET信号/DS1基準信号受信部001
が、自分がOOS状態になったことを示すOOS情報
を、シンクロナイゼーションメッセージ処理部004に
ではなくシンクロナイゼーションメッセージ検出部00
2に通知する点である。
【0152】シンクロナイゼーションメッセージ検出部
002内のOOS検出部3602は、SONET信号/
DS1基準信号受信部001からOOS情報を通知され
ている場合に、シンクロナイゼーションメッセージが示
す品質レベルを、クロックリファレンスを同期制御のた
めに使用することができない旨を通知するための品質レ
ベル“DUS”に設定する。
【0153】この結果、シンクロナイゼーションメッセ
ージ処理部004は、上記シンクロナイゼーションメッ
セージに対応するクロックリファレンスを選択しない。
以上の構成により、図34に示される第18の実施の形
態の場合と同様に、前述した第8の問題点が解決され
る。
【0154】なお、上記制御動作が、シンクロナイゼー
ションメッセージを処理するモードが選択されている場
合においてのみ実行される点は、第1の実施の形態の場
合と同様である。 <第21の実施の形態>図11〜図16に示される構成
を前提とする本発明の第21の実施の形態について説明
する。
【0155】図37は、第21の実施の形態の構成図で
ある。この構成は、第1の実施の形態の図17の構成等
と同様に、図11に示される同期伝送ネットワークを構
成する各伝送装置1101内に配置される。また、第1
の実施の形態の図17の構成の場合と、同じ番号が付さ
れた部分は、同じ機能を有する。
【0156】図27に示される第21の実施の形態の構
成においては、CPU003が制御プログラムを実行す
る機能として実現されるOOS設定部3701が、必要
な場合に、マイコンインタフェース又はハード制御線を
介して、SONET信号/DS1基準信号受信部001
に対して、それが終端する回線(SONET光伝送路1
103又はDS1メタル伝送路1104)をアウトオブ
サービス(OOS)状態にすることを設定し、それと同
時に、CPU003が制御プログラムを実行する機能と
して実現されるシンクロナイゼーションメッセージ処理
部004に、OOS情報を通知する。
【0157】シンクロナイゼーションメッセージ処理部
004内のOOS検出部3702は、OOS設定部37
01からOOS情報を通知されている場合に、OOS状
態となった回線からSONET信号/DS1基準信号受
信部001を介してシンクロナイゼーションメッセージ
検出部002が検出するシンクロナイゼーションメッセ
ージに対応するクロックリファレンスを、選択不可とす
る。
【0158】以上の制御動作によって、回線がOOS状
態であるときに特に回線障害が発生し回線障害アラーム
が通知されなくても、誤ったメッセージが検出される可
能性を回避することができるため、前述した第9の問題
点が解決される。
【0159】クロックリファレンスを選択不可とする方
法としては、第1の実施の形態の場合と同様の方法が採
用できる。また、上記制御動作が、シンクロナイゼーシ
ョンメッセージを処理するモードが選択されている場合
においてのみ実行される点も、第1の実施の形態の場合
と同様である。 <第22の実施の形態>図11〜図16に示される構成
を前提とする本発明の第22の実施の形態について説明
する。
【0160】図38は、第22の実施の形態の構成図で
ある。この構成は、第21の実施の形態の図37の構成
等と同様に、図11に示される同期伝送ネットワークを
構成する各伝送装置1101内に配置される。また、第
18の実施の形態の図37の構成の場合と、同じ番号が
付された部分は、同じ機能を有する。
【0161】図38に示される第22の実施の形態の構
成が図37に示される第21の実施の形態の構成と異な
る点は、CPU003が制御プログラムを実行する機能
として実現されるOOS設定部3801がマイコンイン
タフェース又はハード制御線を介してSONET信号/
DS1基準信号受信部001に対してそれが終端する回
線をOOS状態にすることを設定した後、OOS設定部
3801がシンクロナイゼーションメッセージ処理部0
04にOOS情報を通知するのではなく、SONET信
号/DS1基準信号受信部001が、それ終端する回線
がOOS状態になったことを示すOOS情報を、SON
ET信号/DS1基準信号受信部001とCPU003
とを接続するハード制御線を介してシンクロナイゼーシ
ョンメッセージ処理部004に通知する点である。
【0162】シンクロナイゼーションメッセージ処理部
004内のOOS検出部3802は、SONET信号/
DS1基準信号受信部001からOOS情報を通知され
ている場合に、OOS状態となった回線からSONET
信号/DS1基準信号受信部001を介してシンクロナ
イゼーションメッセージ検出部002が検出するシンク
ロナイゼーションメッセージに対応するクロックリファ
レンスを、選択不可とする。
【0163】以上の構成により、図37に示される第2
1の実施の形態の場合と同様に、前述した第9の問題点
が解決される。なお、上記制御動作が、シンクロナイゼ
ーションメッセージを処理するモードが選択されている
場合においてのみ実行される点は、第1の実施の形態の
場合と同様である。 <第23の実施の形態>図11〜図16に示される構成
を前提とする本発明の第23の実施の形態について説明
する。
【0164】図39は、第23の実施の形態の構成図で
ある。この構成は、第22の実施の形態の図38の構成
等と同様に、図11に示される同期伝送ネットワークを
構成する各伝送装置1101内に配置される。また、第
22の実施の形態の図38の構成の場合と、同じ番号が
付された部分は、同じ機能を有する。
【0165】図39に示される第23の実施の形態の構
成が図38に示される第22の実施の形態の構成と異な
る点は、CPU003が制御プログラムを実行する機能
として実現されるOOS設定部3901がマイコンイン
タフェース又はハード制御線を介してSONET信号/
DS1基準信号受信部001に対してそれが終端する回
線をOOS状態にすることを設定した後に、SONET
信号/DS1基準信号受信部001が、OOS情報を、
シンクロナイゼーションメッセージ処理部004にでは
なくシンクロナイゼーションメッセージ検出部002に
通知する点である。
【0166】シンクロナイゼーションメッセージ検出部
002内のOOS検出部3902は、SONET信号/
DS1基準信号受信部001からOOS情報を通知され
ている場合に、シンクロナイゼーションメッセージが示
す品質レベルを、クロックリファレンスを同期制御のた
めに使用することができない旨を通知するための品質レ
ベル“DUS”に設定する。
【0167】この結果、シンクロナイゼーションメッセ
ージ処理部004は、上記シンクロナイゼーションメッ
セージに対応するクロックリファレンスを選択しない。
以上の構成により、図37に示される第21の実施の形
態の場合と同様に、前述した第9の問題点が解決され
る。
【0168】なお、上記制御動作が、シンクロナイゼー
ションメッセージを処理するモードが選択されている場
合においてのみ実行される点は、第1の実施の形態の場
合と同様である。 <第24の実施の形態>図11〜図16に示される構成
を前提とする本発明の第24の実施の形態について説明
する。
【0169】図40は、第24の実施の形態の構成図で
ある。この構成は、第1の実施の形態の図17の構成等
と同様に、図11に示される同期伝送ネットワークを構
成する各伝送装置1101内に配置される。また、第1
の実施の形態の図17の構成の場合と、同じ番号が付さ
れた部分は、同じ機能を有する。
【0170】図40に示される第24の実施の形態の構
成においては、シンクロナイゼーションメッセージ比較
部4001が、シンクロナイゼーションメッセージ検出
部002が検出するシンクロナイゼーションメッセージ
が示す品質レベルと、自伝送装置1101が有する内部
クロックの精度とを比較している。
【0171】そして、シンクロナイゼーションメッセー
ジ比較部4001は、シンクロナイゼーションメッセー
ジが示す品質レベルが内部クロックの精度よりも低くな
った場合に、自伝送装置1101に接続されている保守
端末4002に、アラームを通知する。
【0172】保守端末4002は、アラームを通知され
ると、マイコンインタフェースを介して、CPU003
が制御プログラムを実行する機能として実現されるシン
クロナイゼーションメッセージ処理部004に対して、
障害情報を通知する。
【0173】シンクロナイゼーションメッセージ処理部
004は、障害情報を通知されている場合に、アラーム
が検出されたシンクロナイゼーションメッセージ検出部
002が検出するシンクロナイゼーションメッセージに
対応するクロックリファレンスを、選択不可とする。
【0174】以上の制御動作により、内部クロックより
も精度の低いクロックリファレンスが設定操作ミス等に
より選択されてしまうことを回避することができ、同期
網全体のクロック品質の低下を防止することができるた
め、前述した第10の問題点が解決される。
【0175】クロックリファレンスを選択不可とする方
法としては、第1の実施の形態の場合と同様の方法が採
用できる。 <第25の実施の形態>図11〜図16に示される構成
を前提とする本発明の第25の実施の形態について説明
する。
【0176】図41は、第25の実施の形態の構成図で
ある。この構成は、第24の実施の形態の図40の構成
等と同様に、図11に示される同期伝送ネットワークを
構成する各伝送装置1101内に配置される。また、第
24の実施の形態の図40の構成の場合と、同じ番号が
付された部分は、同じ機能を有する。
【0177】図41に示される第25の実施の形態の構
成が図40に示される第24の実施の形態の構成と異な
る点は、シンクロナイゼーションメッセージが示す品質
レベルが内部クロックの精度よりも低くなった場合にシ
ンクロナイゼーションメッセージ処理部004に通知さ
れる障害情報が、保守端末4002からではなく、CP
U003とシンクロナイゼーションメッセージ比較部4
101とを接続するハード制御線を介して、シンクロナ
イゼーションメッセージ比較部4101から通知される
点である。
【0178】以上の構成により、図40に示される第2
4の実施の形態の場合と同様に、前述した第10の問題
点が解決される。 <第26の実施の形態>最後に、図11〜図16に示さ
れる構成を前提とする本発明の第26の実施の形態につ
いて説明する。
【0179】図42は、第26の実施の形態の構成図で
ある。この構成は、第24の実施の形態の図40の構成
等と同様に、図11に示される同期伝送ネットワークを
構成する各伝送装置1101内に配置される。また、第
24の実施の形態の図40の構成の場合と、同じ番号が
付された部分は、同じ機能を有する。
【0180】図41に示される第25の実施の形態の構
成では、シンクロナイゼーションメッセージが示す品質
レベルが内部クロックの精度より低くなった場合に、自
伝送装置1101に接続されている保守端末4002に
アラームを通知すると共に、シンクロナイゼーションメ
ッセージ検出部002が検出するシンクロナイゼーショ
ンメッセージの品質レベルを、クロックリファレンスを
同期制御のために使用することができない旨を通知する
ための品質レベルに設定し、それをシンクロナイゼーシ
ョンメッセージ処理部004に出力する。この品質レベ
ルを示すシンクロナイゼーションメッセージの値として
は、“DUS”(図16参照)、又は現在未割付のコー
ドの1つ(例えば、S1バイトの場合“0011”、D
S1 ESFデータリンクの場合“000011101
1111111”、図16参照)を内部クロックより低
い精度であるという意味に割り付け、そのコード値が使
用される。
【0181】この結果、シンクロナイゼーションメッセ
ージ処理部004は、上記シンクロナイゼーションメッ
セージに対応するクロックリファレンスを選択しない。
以上の構成により、図40に示される第24の実施の形
態の場合と同様に、前述した第10の問題点が解決され
る。 <シンクロナイゼーションメッセージ処理部004の説
明>上述の本発明の第1〜第26の実施の形態において
適用されるシンクロナイゼーションメッセージ処理部0
04の具体的な動作例につき、以下に説明する。
【0182】まず、以下の説明において、図43又は図
44に示されるように、便宜上、伝送装置1101(図
11)がそのシステムタイミング制御用として使用可能
若しくは他の装置に対するタイミング供給用として出力
可能なクロックリファレンスのうち、伝送装置1101
が実際にシステムタイミング制御用として使用している
若しくはタイミング供給用として出力しているクロック
リファレンスを、アクティブリファレンスと呼ぶことに
する。
【0183】1つの伝送装置1101において、アクテ
ィブリファレンスとして選択可能なクロックリファレン
スの選択源としては、例えば図45に示されるように、
BITS入力プライマリ、BITS入力セカンダリ、グ
ループ#1ワークライン、グループ#1プロテクション
ライン、グループ#2ワークライン、グループ#2プロ
テクションライン、及び特には図示しないホールドオー
バークロックと内部クロック等がある。
【0184】ここで、ホールドオーバークロックとは、
伝送装置1101が、過去のアクティブリファレンスを
引き込んでいて、そのアクティブリファレンスが使用で
きなくなったときに、その引き込んでいたアクティブリ
ファレンスに同期して出力するクロックをいう。また、
内部クロックとは、伝送装置1101が、その内部のク
ロック発生部から独自のタイミングで出力するクロック
をいう。一方、ワークラインは、通常運用されるSON
ET光伝送路1103をいい、プロテクションライン
は、予備のSONET光伝送路1103をいう。
【0185】本発明の実施の形態では、アクティブリフ
ァレンスとして選択可能なクロックリファレンスを自由
に登録/削除でき、また、同一の品質レベルのリファレ
ンスが複数存在した場合も含めて、どのクロックリファ
レンスを選択するかを示す選択の優先順位を自由に設定
することのできる、図46に示されるようなソースプラ
イオリティリストが、伝送装置1101内に記憶され
る。
【0186】この図46では、アクティブリファレンス
として選択可能なクロックリファレンスは、BITS入
力プライマリ、BITS入力セカンダリ、グループ#1
ワークライン、グループ#1プロテクションライン、グ
ループ#2ワークライン、グループ#2プロテクション
ライン、及びホールドオーバークロックであり、選択の
優先順位もこの並びの順である。
【0187】伝送装置1101は、このソースプライオ
リティリストの設定内容に基づいてアクティブリファレ
ンスを切り替える。即ちまず、ソースプライオリティリ
ストに登録されたクロックリファレンスのみが、アクテ
ィブリファレンスとして選択可能なクロックリファレン
スとされる。
【0188】そして、登録されている全てのクロックリ
ファレンス中で、最も品質レベルの高くかつ有効なクロ
ックリファレンスが、アクティブリファレンスとして選
択される。もし、同一の品質レベルを有するクロックリ
ファレンスが複数存在した場合には、ソースプライオリ
ティリスト上で選択の優先順位が高いクロックリファレ
ンスが選択される。もし、現在アクティブリファレンス
として選択されているクロックリファレンスの品質レベ
ルよりも高い品質レベルを有するクロックリファレンス
が出現し、それがソースプライオリティリストへ登録さ
れていたら、それがアクティブリファレンスとして選択
される。図46の例において、最も品質レベルが高いク
ロックリファレンスがグループ#1ワークラインであれ
ば、それがアクティブリファレンスとして選択される。
もし、最も品質レベルの高いクロックリファレンスが、
BITS入力プライマリとBITS入力セカンダリとグ
ループ#2ワークラインの3つであれば、図46に示さ
れるソースプライオリティリストの優先順位に従って、
BITS入力プライマリがアクティブリファレンスとし
て選択される。現在アクティブリファレンスとして選択
されているクロックリファレンスが、障害状態になる
と、ソースプライオリティリストに設定されている残り
のクロックリファレンスの中で最も品質レベルの高いク
ロックリファレンスが選択される。
【0189】このような構成により、品質レベルが高い
クロックリファレンスをソースプライオリティリストに
登録しておくことにより、常に品質レベルの高いアクテ
ィブリファレンスを選択することが可能となり、ネット
ワーク全体を常に高い品質レベルのクロックに同期させ
ることができる。
【0190】また、アクティブリファレンスとして選択
してはならないクロックリファレンスはソースプライオ
リティリストから削除することにより、ネットワーク内
でのタイミングループの生成を避けることができる。
【0191】また、複数のクロックリファレンスをソー
スプライオリティリストに登録することにより、選択可
能なクロックリファレンスの冗長を十分に取ることがで
き、アクティブリファレンスがホールドオーバークロッ
ク及び内部クロックに決定されてしまうことによりネッ
トワーク全体が低い品質レベルのクロックで同期してし
まうという現象を回避することができる。
【0192】上述のソースプライオリティリストは、伝
送装置1101自身のシステムタイミング制御用、並び
に伝送装置1101に接続される他の装置のためのタイ
ミング供給用出力のプライマリ側及びセカンダリ側のそ
れぞれに対して、個別に定義することができる。また、
ソースプライオリティリストの内容の設定は、コマンド
によって実行できる。
【0193】図47は、ソースプライオリティリストの
設定内容に基づいてアクティブリファレンスを切り替え
るための伝送装置1101が実行する制御動作を示す動
作フローチャートである。
【0194】なお、この動作フローチャートが実現する
機能は、前述した図17又は図18に示される機能と、
図19又は図20に示される機能と、図21に示される
機能と、図22又は図23に示される機能と、図24又
は図25に示される機能と、図28又は図29に示され
る機能と、図32に示される機能と、図34又は図35
に示される機能と、図37又は図38に示される機能と
を結合させて得られる機能として実現されている。
【0195】まず、ステップ4701で、品質レベルの
変化等によりクロックリファレンスの切替要因が発生す
ると、まず、伝送装置1101が受信しているクロック
リファレンス中から1つのクロックリファレンスが対象
クロックリファレンスとして選択され、それがソースプ
ライオリティリストに登録されているか否かが判定され
る。
【0196】対象クロックリファレンスがソースプライ
オリティリストに登録されておらずステップ4701の
判定がNO(図中N)の場合には、後述するステップ4
710に進む。
【0197】対象クロックリファレンスがソースプライ
オリティリストに登録されておりステップ4701の判
定がYES(図中Y)の場合は、ステップ4702で、
シンクロナイゼーションメッセージ検出部002(図1
7等を参照)が正常に実装されておりかつ正常に動作し
ているか否か(未実装・ユニット障害・誤実装・OOS
でないか否か)が判定される。
【0198】シンクロナイゼーションメッセージ検出部
002が正常に実装されておらず又は正常に動作してお
らず、ステップ4702の判定がNOとなった場合に
は、後述するステップ4710に進む。
【0199】シンクロナイゼーションメッセージ検出部
002が正常に実装されておりかつ正常に動作してい
て、ステップ4702の判定がYESの場合には、ステ
ップ4703で、SONET信号/DS1基準信号受信
部001(図17等を参照)が正常に実装されておりか
つ正常に動作しているか否か(未実装・ユニット障害・
誤実装・OOSでないか否か)が判定される。
【0200】SONET信号/DS1基準信号受信部0
01が正常に実装されておらず又は正常に動作しておら
ず、ステップ4703の判定がNOとなった場合には、
後述するステップ4710に進む。
【0201】SONET信号/DS1基準信号受信部0
01が正常に実装されておりかつ正常に動作していて、
ステップ4703の判定がYESの場合には、ステップ
4704で、受信信号(回線)がインサービス(IS)
状態であるか否かが判定される。
【0202】受信信号(回線)がアウトオブサービス
(OOS)状態であってステップ4704の判定がNO
の場合には、後述するステップ4710に進む。受信信
号(回線)がインサービス(IS)状態であってステッ
プ4704の判定がYESの場合には、ステップ470
5で、受信信号(回線)が正常であるか否かが判定され
る。
【0203】受信信号(回線)に障害が発生しておりス
テップ4705の判定がNOの場合には、後述するステ
ップ4710に進む。以上のように、対象クロックリフ
ァレンスがソースプライオリティリストに登録されてお
らずステップ4701の判定がNOの場合、又はステッ
プ4702〜4705の何れかの判定がNOであってク
ロックリファレンスが有効でない場合は、ステップ47
10で全てのクロックリファレンスのチェックが完了し
たと判定されるまで、次の対象クロックリファレンスが
抽出され、それに対して上記と同様のチェックが実行さ
れる(ステップ4710→4711→4701)。
【0204】対象クロックリファレンスがソースプライ
オリティリストに登録されておりステップ4701の判
定がYESで、かつステップ4702〜4705の全て
の判定がYESとなってクロックリファレンスが有効で
あると判定された場合には、ステップ4706で、シン
クロナイゼーションメッセージによって決定されるその
対象クロックリファレンスの品質レベルが、ソースプラ
イオリティリストに登録されているクロックリファレン
スの中で一番高いか否かが判定される。
【0205】対象クロックリファレンスの品質レベルが
ソースプライオリティリストに登録されているクロック
リファレンスの中で一番高くはなくステップ4706の
判定がNOならば、ステップ4710で全てのクロック
リファレンスのチェックが完了したと判定されるまで、
次の対象クロックリファレンスが抽出され、それに対し
前述のステップ4701以降の制御が実行される(ステ
ップ4710→4711→4701)。
【0206】対象クロックリファレンスの品質レベルが
ソースプライオリティリストに登録されているクロック
リファレンスの中で一番高くステップ4706の判定が
YESならば、更に、ステップ4707で、ソースプラ
イオリティリストに登録されている他のクロックリファ
レンスの中に、対象クロックリファレンスと同一の品質
レベルを有するクロックリファレンスがないか否かが判
定される。
【0207】ソースプライオリティリストに登録されて
いる他のクロックリファレンスの中に対象クロックリフ
ァレンスと同一の品質レベルを有するクロックリファレ
ンスがなくステップ4707の判定がYESならば、ス
テップ4708で、その対象クロックリファレンスがア
クティブリファレンスとして選択され、アクティブリフ
ァレンスの切替えが終了する。
【0208】ソースプライオリティリストに登録されて
いる他のクロックリファレンスの中に対象クロックリフ
ァレンスと同一の品質レベルを有するクロックリファレ
ンスがありステップ4707の判定がNOならば、更
に、ステップ4709で、ソースプライオリティリスト
上での対象クロックリファレンスの優先順位が対象クロ
ックリファレンスと同一の品質レベルを有する他のクロ
ックリファレンスの優先順位よりも高いか否かが判定さ
れる。
【0209】ソースプライオリティリスト上での対象ク
ロックリファレンスの優先順位が対象クロックリファレ
ンスと同一の品質レベルを有する他のクロックリファレ
ンスの優先順位よりも高くステップ4709の判定がY
ESならば、ステップ4708で、その対象クロックリ
ファレンスがアクティブリファレンスとして選択され
て、アクティブリファレンスの切替えが終了する。
【0210】ソースプライオリティリスト上での対象ク
ロックリファレンスの優先順位が対象クロックリファレ
ンスと同一の品質レベルを有する他のクロックリファレ
ンスの優先順位よりも高くはなくステップ4709の判
定がNOならば、ステップ4710で全てのクロックリ
ファレンスのチェックが完了したと判定されるまで、次
の対象クロックリファレンスが抽出され、それに対し前
述のステップ4701以降の制御が実行される(ステッ
プ4710→4711→4701)。
【0211】上述の一連の制御において、全てのクロッ
クリファレンスのチェックが完了したと判定されステッ
プ4710の判定がYESとなった場合には、ステップ
4712に進み、アクティブリファレンスの切替えは行
われない。
【0212】
【実施例】図48は、伝送装置1101(図11)の構
成のうち、それ自身の動作用のアクティブリファレンス
を選択するための上述した各実施の形態の構成を実現す
るためのハードウエア構成図である。
【0213】外部のBITS1102(図11)から2
本のDS1メタル伝送路1104を介してそれぞれ入力
するBITS入力プライマリとBITS入力セカンダリ
は、それぞれ2つのB/U部(バイポーラ/ユニポーラ
変換部)4801において、クロックリファレンスCL
KとデータリンクDATAに分離される。
【0214】また、各B/U部4801とCPU480
4は、図48の矢印付き破線で示されるように、CPU
4804が各B/U部4801の未実装、ユニット障
害、誤実装を検出し、また、CPU4804が各B/U
部4801に対してアウトオブサービス(OOS)を設
定するためのマイコンインタフェースによって接続され
る。
【0215】クロックリファレンスCLKは、伝送装置
1101が同期すべきクロックリファレンスを選択する
回路であるNEアクティブリファレンス選択部4802
に入力する。
【0216】データインクDATAは、DS1 ESF
データリンク検出部4803に入力して、そこで、D
S1 ESF データリンク(図14のDLに対応す
る)が検出されて、それに含まれるシンクロナイゼーシ
ョンメッセージが示す品質レベルが、CPU4804に
通知される。
【0217】また、各DS1 ESF データリンク検
出部4803とCPU4804は、図48の矢印付き破
線で示されるように、CPU4804が各データリンク
検出部4803の未実装、ユニット障害、誤実装を検出
し、また、CPU4804が各データリンク検出部48
03に対してアウトオブサービス(OOS)を設定する
ためのマイコンインタフェースによって接続される。
【0218】一方、グループ#1ワークライン、グルー
プ#1プロテクションライン、グループ#2ワークライ
ン、及びグループ#2プロテクションラインから入力さ
れるSONET信号は、DMUX部(デマルチプレクサ
部:分離部)4807において、クロックリファレンス
CLKとオーバーヘッドOH(図15参照)に分離され
る。
【0219】また、各DMUX部4807とCPU48
04は、図48の矢印付き破線で示されるように、CP
U4804が各DMUX部4807の未実装、ユニット
障害、誤実装を検出し、また、CPU4804が各DM
UX部4807に対してアウトオブサービス(OOS)
を設定するためのマイコンインタフェースによって接続
される。
【0220】クロックリファレンスCLKは、NEアク
ティブリファレンス選択部4802に入力する。オーバ
ーヘッドOHは、オーバーヘッド検出部(OH検出部)
4808に入力し、その回路の一部であるS1検出部4
809において、S1バイト(図15、図16参照)が
検出されて、それに含まれるシンクロナイゼーションメ
ッセージが示す品質レベルが、CPU4804に通知さ
れる。
【0221】また、各OH検出部4808とCPU48
04は、図48の矢印付き破線で示されるように、CP
U4804が各OH検出部4808の未実装、ユニット
障害、誤実装を検出し、また、CPU4804が各OH
検出部4808に対してアウトオブサービス(OOS)
を設定するためのマイコンインタフェースによって接続
される。
【0222】NEアクティブリファレンス選択部480
2内の障害検出部4811は、2つのB/U部4801
又は4つのDMUX部4807からそれぞれ入力するク
ロックリファレンスCLKのクロック障害(入力断)を
監視し、障害を検出した場合にはその旨をCPU480
4に通知する。
【0223】また、2つのOH検出部4808内の各S
1検出部4809は、S1バイトの検出時に、規定(図
16参照)されていないビット列を検出した場合には、
これを障害と認識し、障害の発生をCPU4804に通
知する。
【0224】また、2つのDS1 ESF データリン
ク検出部4803も、各DS1 ESF データリンク
上に、規定(図16参照)されていないビット列を場合
に、これを障害と認識し、障害の発生をCPU4804
に通知する。
【0225】次に、保守端末4805からCPU480
4へは、ソースプライオリティリスト4806が通知さ
れ、CPU4804はそれを内部の記憶装置に記憶す
る。CPU4804は、2つのDS1 ESF データ
リンク検出部4803と2つのS1検出部4809から
それぞれ通知された各品質レベル又は障害通知と、上記
ソースプライオリティリスト4806とから、図47で
前述した動作フローチャートに従って、NEアクティブ
リファレンスを決定する。
【0226】このとき、前述のように、CPU4804
は、各マイコンインタフェース及び障害検出部4811
を介して、各B/U部4801、各DS1 ESF デ
ータリンク検出部4803、各DMUX部4807、及
び各OH検出部4808が、正常に実装されかつ正常に
動作しているか否かを検査し、その検査結果に基づいて
NEアクティブリファレンスの決定処理を制御する(図
47のステップ4702〜4705参照)。
【0227】そして、CPU4804は、CLK選択命
令を用いて、上記決定したNEアクティブリファレンス
をNEアクティブリファレンス選択部4802に通知す
る。なお、CPU4804は、クロックリファレンスC
LKを決定できなかった場合は、内部クロック発生部4
810が発生する内部クロックを選択させるためのCL
K選択命令を、NEアクティブリファレンス選択部48
02に通知する。
【0228】これと同時に、CPU4804は、オーバ
ーヘッド生成部(OH生成部)4813内のS1挿入部
4814に対して、出力側のSONET信号のオーバー
ヘッドOH内のS1バイトに書き込まれるべきシンクロ
ナイゼーションメッセージを指示する。このシンクロナ
イゼーションメッセージには、アクティブリファレンス
の品質レベルが指定される。
【0229】NEアクティブリファレンス選択部480
2は、CPU4804から通知されたCLK選択命令に
従い、NEアクティブリファレンスとするクロックリフ
ァレンスCLKを、2つのB/U部4801及び4つの
DMUX部4807から入力するクロックリファレンス
CLKの中から選択し、その選択したクロックリファレ
ンスCLKをDPLL(ディジタル位相ロックループ:
Digital Phase LockedLoop)部4812(ホールドオー
バーHOと呼ばれる)へ送出する。
【0230】DPLL部4812は、NEアクティブリ
ファレンス選択部4802から通知されたNEアクティ
ブリファレンスCLKを高精度の同期をとりながら保持
し、それを4つのMUX部(マルチプレクサ部:多重
部)4815に転送する。
【0231】一方、2つのOH生成部4813内の各S
1挿入部4814は、CPU4804から通知されたシ
ンクロナイゼーションメッセージをオーバーヘッドOH
内のS1バイトに書き込む。そして、第1のOH生成部
4813は、オーバーヘッドOHを、グループ#1の2
つのMUX部4815へ転送し、第2のOH生成部48
13は、オーバーヘッドOHを、グループ#2の2つの
MUX部4815に転送する。
【0232】MUX部4815は、DPLL部4812
から転送されてきたNEアクティブリファレンスCLK
と、OH生成部4813から転送されてきたオーバーヘ
ッドOHとを、SONET信号に多重し、そのSONE
T信号を各SONET光伝送路1103に送出する。
【0233】4つのMUX部4815は、それぞれ、グ
ループ#1ワークライン、グループ#1プロテクション
ライン、グループ#2ワークライン、及びグループ#2
プロテクションラインを終端する。
【0234】次に、図49は、伝送装置1101(図1
1)の構成のうち、タイミング供給用出力であるDer
ived DS1プライマリ/セカンダリアクティブリ
ファレンスを選択するための前述した各実施の形態の構
成を実現するためのハードウエア構成図である。
【0235】図49において、図48の場合と同じ番号
が付された部分は、図48の場合と同じ機能を有する。
即ち、Derived DS1プライマリ/セカンダリ
アクティブリファレンスを選択するまでの機能は、図4
8の場合と同じである。この場合に、図49のDeri
ved DS1プライマリ/セカンダリアクティブリフ
ァレンス選択部4901は、図48のNEアクティブリ
ファレンス選択部4802と実質的に同じ機能を有す
る。
【0236】図49の構成が図48の構成と異なる点
は、以下の通りである。まず、CPU4804は、DS
1 ESF データリンク挿入部4902に対して、出
力側のデータリンク信号に書き込まれるべきシンクロナ
イゼーションメッセージを指示する。
【0237】2つのDS1 ESF データリンク挿入
部4902は、CPU4804から通知されたシンクロ
ナイゼーションメッセージをDS1 ESF データリ
ンク(データリンクDATA)に書き込む。そして、2
つのDS1 ESF データリンク挿入部4902は、
各データリンクDATAを、2つのU/B部(ユニポー
ラ/バイポーラ変換部)4903に転送する。
【0238】次に、Derived DS1プライマリ
/セカンダリアクティブリファレンス選択部4901
は、CPU4804から通知されたCLK選択命令に従
い、Derived DS1プライマリ/セカンダリア
クティブリファレンスとするクロックリファレンスCL
Kを、2つのB/U部4801及び4つのDMUX部4
807から入力するクロックリファレンスCLKの中か
ら選択し、その選択したクロックリファレンスCLKを
直接2つのU/B部4903に転送する。なお、上述の
Derived DS1プライマリ/セカンダリアクテ
ィブリファレンスは、2つのU/B部4903に対して
共通の1つのリファレンスであっても個別の2つのリフ
ァレンスであってもよい。
【0239】U/B部4903は、DS1プライマリ/
セカンダリアクティブリファレンス選択部4901から
転送されてきたDerived DS1プライマリ/セ
カンダリアクティブリファレンスCLKと、DS1 E
SF データリンク挿入部4902から転送されてきた
データリンクDATAとを、DS1信号に多重し、その
DS1信号を各DS1メタル伝送路1104に送出す
る。
【0240】2つのU/B部4903は、それぞれ、D
erived DS1プライマリ出力及びDerive
d DS1セカンダリ出力に対応する。
【0241】
【発明の効果】本発明の第1の態様によれば、シンクロ
ナイゼーションメッセージ検出手段が正常な状態でない
ことが検出されたとき、より具体的には、シンクロナイ
ゼーションメッセージ検出手段が実装されていない状態
が検出された場合、シンクロナイゼーションメッセージ
検出手段の障害状態が検出された場合、又はシンクロナ
イゼーションメッセージ検出手段が適切に実装されてい
ない状態が検出された場合等において、そのシンクロナ
イゼーションメッセージ検出手段が処理していたシンク
ロナイゼーションメッセージに対応するクロックリファ
レンスがアクティブリファレンスとして選択されないよ
うに制御されることにより、タイミングループ等の誤動
作を防ぎ、同期網の性能向上(安定性、品質保証)を達
成することが可能となる。
【0242】本発明の第2の態様によれば、シンクロナ
イゼーションメッセージ検出手段がアウトオブサービス
状態にされた場合、そこが処理していたシンクロナイゼ
ーションメッセージに対応するクロックリファレンスが
アクティブリファレンスとして選択されないように制御
されることにより、タイミングループ等の誤動作を防
ぎ、同期網の性能向上(安定性、品質保証)を達成する
ことが可能となる。
【0243】本発明の第3の態様によれば、回線終端手
段が正常な状態でないことが検出されたとき、より具体
的には、回線終端手段が実装されていない状態が検出さ
れた場合、回線終端手段の障害状態が検出された場合、
又は回線終端手段が適切に実装されていない状態が検出
された場合等において、その回線終端手段を介してシン
クロナイゼーションメッセージ検出手段が処理していた
シンクロナイゼーションメッセージに対応するクロック
リファレンスがアクティブリファレンスとして選択され
ないように制御されることによって、タイミングループ
等の誤動作を防ぎ、同期網の性能向上(安定性、品質保
証)を達成することが可能となる。
【0244】本発明の第4の態様によれば、回線終端手
段がアウトオブサービス状態にされた場合、そこを介し
てシンクロナイゼーションメッセージ検出手段が処理し
ていたシンクロナイゼーションメッセージに対応するク
ロックリファレンスがアクティブリファレンスとして選
択されないように制御されることにより、タイミングル
ープ等の誤動作を防ぎ、同期網の性能向上(安定性、品
質保証)を達成することが可能となる。
【0245】本発明の第5の態様によれば、回線がアウ
トオブサービス状態にされた場合、それを終端する回線
終端手段こを介してシンクロナイゼーションメッセージ
検出手段が処理していたシンクロナイゼーションメッセ
ージに対応するクロックリファレンスがアクティブリフ
ァレンスとして選択されないように制御されることによ
り、タイミングループ等の誤動作を防ぎ、同期網の性能
向上(安定性、品質保証)を達成することが可能とな
る。
【0246】本発明の第6の態様によれば、シンクロナ
イゼーションメッセージ検出手段が検出するシンクロナ
イゼーションメッセージが示す品質レベルが自伝送装置
が有する内部クロックの精度よりも低くなったことが検
出されたときに、そのシンクロナイゼーションメッセー
ジに対応するクロックリファレンスがアクティブリファ
レンスとして選択されないように制御されることによ
り、タイミングループ等の誤動作を防ぎ、同期網の性能
向上(安定性、品質保証)を達成することが可能となる
と共に、保守端末にアラームが通知されることにより、
操作ミスを防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロック図(その1)である。
【図2】本発明のブロック図(その2)である。
【図3】本発明のブロック図(その3)である。
【図4】本発明のブロック図(その4)である。
【図5】本発明のブロック図(その5)である。
【図6】本発明のブロック図(その6)である。
【図7】本発明のブロック図(その7)である。
【図8】本発明のブロック図(その8)である。
【図9】本発明のブロック図(その9)である。
【図10】本発明のブロック図(その10)である。
【図11】本実施の形態における同期伝送ネットワーク
の構成図である。
【図12】DS1データフォーマットを示す図である。
【図13】DS1フレームビットのデータフォーマット
を示す図である。
【図14】SONETのフレームフォーマットを示す図
である。
【図15】SONETにおけるオーバーヘッドのデータ
フォーマットを示す図である。
【図16】品質レベルの内容を示す図である。
【図17】第1の実施の形態の構成図である。
【図18】第2の実施の形態の構成図である。
【図19】第3の実施の形態の構成図である。
【図20】第4の実施の形態の構成図である。
【図21】第5の実施の形態の構成図である。
【図22】第6の実施の形態の構成図である。
【図23】第7の実施の形態の構成図である。
【図24】第8の実施の形態の構成図である。
【図25】第9の実施の形態の構成図である。
【図26】第10の実施の形態の構成図である。
【図27】第11の実施の形態の構成図である。
【図28】第12の実施の形態の構成図である。
【図29】第13の実施の形態の構成図である。
【図30】第14の実施の形態の構成図である。
【図31】第15の実施の形態の構成図である。
【図32】第16の実施の形態の構成図である。
【図33】第17の実施の形態の構成図である。
【図34】第18の実施の形態の構成図である。
【図35】第19の実施の形態の構成図である。
【図36】第20の実施の形態の構成図である。
【図37】第21の実施の形態の構成図である。
【図38】第22の実施の形態の構成図である。
【図39】第23の実施の形態の構成図である。
【図40】第24の実施の形態の構成図である。
【図41】第25の実施の形態の構成図である。
【図42】第26の実施の形態の構成図である。
【図43】アクティブリファレンスの説明図(その1)
である。
【図44】アクティブリファレンスの説明図(その2)
である。
【図45】クロックリファレンスの説明図である。
【図46】本発明の実施の形態におけるソースプライオ
リティリストの構成図である。
【図47】クロックリファレンスの選択動作を示す動作
フローチャートである。
【図48】本発明の実施例のハードウエア構成図(その
1)である。
【図49】本発明の実施例のハードウエア構成図(その
2)である。
【符号の説明】
101 回線 102 回線終端手段 103 回線信号 104 シンクロナイゼーションメッセージ検出手
段 105 シンクロナイゼーションメッセージ 106 シンクロナイゼーションメッセージ処理手
段 107、301、501、701 実装状態検出手
段 201、601 障害状態検出手段 401、801、901 サービス状態設定手段 1001 シンクロナイゼーションメッセージ比較手
段 1002 保守端末
フロントページの続き (72)発明者 山本 純司 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−253129(JP,A) 特開 平8−79211(JP,A) 特開 平2−62136(JP,A) 特開 平8−256136(JP,A) 特開 平7−107105(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/26 H04J 3/00 H04L 7/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを構成する伝送装置内に設
    けられ、該伝送装置で受信される複数のクロックリファ
    レンスの中から、該各クロックリファレンスに対応して
    受信される各シンクロナイゼーションメッセージによっ
    て通知される該各クロックリファレンスの品質レベルに
    基づいて、1つのクロックリファレンスを、該伝送装置
    自身の動作を制御するためのアクティブリファレンス又
    は該伝送装置に接続される外部装置に対するタイミング
    供給用のアクティブリファレンスとして選択する装置で
    あって、 受信信号から、シンクロナイゼーションメッセージを検
    出するシンクロナイゼーションメッセージ検出手段と、 該シンクロナイゼーションメッセージが示す品質レベル
    に基づいて、受信されるクロックリファレンスを前記ア
    クティブリファレンスとして選択するか否かを制御する
    シンクロナイゼーションメッセージ処理手段と、 前記シンクロナイゼーションメッセージ検出手段の状態
    を検出する状態検出手段と、 を含み、 前記シンクロナイゼーションメッセージ処理手段は、前
    記状態検出手段が前記シンクロナイゼーションメッセー
    ジ検出手段が正常な状態でないことを検出したときに、
    該シンクロナイゼーションメッセージ検出手段が検出す
    るシンクロナイゼーションメッセージに対応するクロッ
    クリファレンスを前記アクティブリファレンスとして選
    択しない、 ことを特徴とするシンクロナイゼーションメッセージ受
    信処理装置。
  2. 【請求項2】 前記状態検出手段は、前記シンクロナイ
    ゼーションメッセージ検出手段の、少なくとも実装の有
    無を示す状態、障害状態、又は実装の適否を示す状態の
    何れかの状態を検出し、 前記シンクロナイゼーションメッセージ処理手段は、前
    記状態検出手段が前記シンクロナイゼーションメッセー
    ジ検出手段の、実装されていない状態、障害状態、又は
    適切に実装されていない状態の何れかの状態を検出した
    ときに、該シンクロナイゼーションメッセージ検出手段
    が検出するシンクロナイゼーションメッセージに対応す
    るクロックリファレンスを前記アクティブリファレンス
    として選択しない、 ことを特徴とする請求項1に記載のシンクロナイゼーシ
    ョンメッセージ受信処理装置。
  3. 【請求項3】 ネットワークを構成する伝送装置内に設
    けられ、該伝送装置で受信される複数のクロックリファ
    レンスの中から、該各クロックリファレンスに対応して
    受信される各シンクロナイゼーションメッセージによっ
    て通知される該各クロックリファレンスの品質レベルに
    基づいて、1つのクロックリファレンスを、該伝送装置
    自身の動作を制御するためのアクティブリファレンス又
    は該伝送装置に接続される外部装置に対するタイミング
    供給用のアクティブリファレンスとして選択する装置で
    あって、 受信信号から、シンクロナイゼーションメッセージを検
    出するシンクロナイゼーションメッセージ検出手段と、 該シンクロナイゼーションメッセージが示す品質レベル
    に基づいて、受信されるクロックリファレンスを前記ア
    クティブリファレンスとして選択するか否かを制御する
    シンクロナイゼーションメッセージ処理手段と、 前記シンクロナイゼーションメッセージ検出手段のサー
    ビス状態を設定するサービス状態設定手段と、 を含み、 前記シンクロナイゼーションメッセージ処理手段は、前
    記サービス状態設定手段が前記シンクロナイゼーション
    メッセージ検出手段をアウトオブサービス状態に設定し
    ている場合に、該シンクロナイゼーションメッセージ検
    出手段が検出するシンクロナイゼーションメッセージに
    対応するクロックリファレンスを前記アクティブリファ
    レンスとして選択しない、 ことを特徴とするシンクロナイゼーションメッセージ受
    信処理装置。
  4. 【請求項4】 ネットワークを構成する伝送装置内に設
    けられ、該伝送装置で受信される複数のクロックリファ
    レンスの中から、該各クロックリファレンスに対応して
    受信される各シンクロナイゼーションメッセージによっ
    て通知される該各クロックリファレンスの品質レベルに
    基づいて、1つのクロックリファレンスを、該伝送装置
    自身の動作を制御するためのアクティブリファレンス又
    は該伝送装置に接続される外部装置に対するタイミング
    供給用のアクティブリファレンスとして選択する装置で
    あって、 回線を終端する回線終端手段と、 該回線終端手段が前記回線から受信した回線信号から、
    シンクロナイゼーションメッセージを検出するシンクロ
    ナイゼーションメッセージ検出手段と、 該シンクロナイゼーションメッセージ検出手段が検出す
    るシンクロナイゼーションメッセージが示す品質レベル
    に基づいて、前記回線から受信されるクロックリファレ
    ンスを前記アクティブリファレンスとして選択するか否
    かを制御するシンクロナイゼーションメッセージ処理手
    段と、 前記回線終端手段の状態を検出する状態検出手段と、 を含み、 前記シンクロナイゼーションメッセージ処理手段は、前
    記状態検出手段が前記回線終端手段が正常な状態でない
    ことを検出したときに、該回線終端手段を介して前記シ
    ンクロナイゼーションメッセージ検出手段が検出するシ
    ンクロナイゼーションメッセージに対応するクロックリ
    ファレンスを前記アクティブリファレンスとして選択し
    ない、 ことを特徴とするシンクロナイゼーションメッセージ受
    信処理装置。
  5. 【請求項5】 前記状態検出手段は、前記回線終端手段
    の、実装の有無を示す状態、障害状態、又は実装の適否
    を示す状態の何れかの状態を検出し、 前記シンクロナイゼーションメッセージ処理手段は、前
    記状態検出手段が前記回線終端手段の、少なくとも実装
    されていない状態、障害状態、又は適切に実装されてい
    ない状態の何れかの状態を検出したときに、該回線終端
    手段を介して前記シンクロナイゼーションメッセージ検
    出手段が検出するシンクロナイゼーションメッセージに
    対応するクロックリファレンスを前記アクティブリファ
    レンスとして選択しない、 ことを特徴とする請求項4に記載のシンクロナイゼーシ
    ョンメッセージ受信処理装置。
  6. 【請求項6】 ネットワークを構成する伝送装置内に設
    けられ、該伝送装置で受信される複数のクロックリファ
    レンスの中から、該各クロックリファレンスに対応して
    受信される各シンクロナイゼーションメッセージによっ
    て通知される該各クロックリファレンスの品質レベルに
    基づいて、1つのクロックリファレンスを、該伝送装置
    自身の動作を制御するためのアクティブリファレンス又
    は該伝送装置に接続される外部装置に対するタイミング
    供給用のアクティブリファレンスとして選択する装置で
    あって、 回線を終端する回線終端手段と、 該回線終端手段が前記回線から受信した回線信号から、
    シンクロナイゼーションメッセージを検出するシンクロ
    ナイゼーションメッセージ検出手段と、 該シンクロナイゼーションメッセージ検出手段が検出す
    るシンクロナイゼーションメッセージが示す品質レベル
    に基づいて、前記回線から受信されるクロックリファレ
    ンスを前記アクティブリファレンスとして選択するか否
    かを制御するシンクロナイゼーションメッセージ処理手
    段と、 前記回線終端手段のサービス状態を設定するサービス状
    態設定手段と、 を含み、 前記シンクロナイゼーションメッセージ処理手段は、前
    記サービス状態設定手段が前記回線終端手段をアウトオ
    ブサービス状態に設定している場合に、該回線終端手段
    を介して前記シンクロナイゼーションメッセージ検出手
    段が検出するシンクロナイゼーションメッセージに対応
    するクロックリファレンスを前記アクティブリファレン
    スとして選択しない、 ことを特徴とするシンクロナイゼーションメッセージ受
    信処理装置。
  7. 【請求項7】 ネットワークを構成する伝送装置内に設
    けられ、該伝送装置で受信される複数のクロックリファ
    レンスの中から、該各クロックリファレンスに対応して
    受信される各シンクロナイゼーションメッセージによっ
    て通知される該各クロックリファレンスの品質レベルに
    基づいて、1つのクロックリファレンスを、該伝送装置
    自身の動作を制御するためのアクティブリファレンス又
    は該伝送装置に接続される外部装置に対するタイミング
    供給用のアクティブリファレンスとして選択する装置で
    あって、 回線を終端する回線終端手段と、 該回線終端手段が前記回線から受信した回線信号から、
    シンクロナイゼーションメッセージを検出するシンクロ
    ナイゼーションメッセージ検出手段と、 該シンクロナイゼーションメッセージ検出手段が検出す
    るシンクロナイゼーションメッセージが示す品質レベル
    に基づいて、前記回線から受信されるクロックリファレ
    ンスを前記アクティブリファレンスとして選択するか否
    かを制御するシンクロナイゼーションメッセージ処理手
    段と、 前記回線のサービス状態を設定するサービス状態設定手
    段と、 を含み、 前記シンクロナイゼーションメッセージ処理手段は、前
    記サービス状態設定手段が前記回線をアウトオブサービ
    ス状態に設定している場合に、該回線及びそれを終端す
    る前記回線終端手段を介して前記シンクロナイゼーショ
    ンメッセージ検出手段が検出するシンクロナイゼーショ
    ンメッセージに対応するクロックリファレンスを前記ア
    クティブリファレンスとして選択しない、 ことを特徴とするシンクロナイゼーションメッセージ受
    信処理装置。
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