JP3420310B2 - 画像形成装置とそのロール紙用給紙ユニット - Google Patents

画像形成装置とそのロール紙用給紙ユニット

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JP3420310B2
JP3420310B2 JP32557093A JP32557093A JP3420310B2 JP 3420310 B2 JP3420310 B2 JP 3420310B2 JP 32557093 A JP32557093 A JP 32557093A JP 32557093 A JP32557093 A JP 32557093A JP 3420310 B2 JP3420310 B2 JP 3420310B2
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feeding unit
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猛 受川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はシート紙用給紙ユニッ
トとロール紙用給紙ユニットのいずれをも着脱自在に装
着出来る給紙ユニット装着部を複数段備えた画像形成装
置と、その装置に用いられるロール紙用給紙ユニットに
関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置に用いられる用紙は、大別
してシート紙とロール紙とがある。例えば、用紙を1枚
ずつ手差しするプリンタならば、その都度オペレータが
希望するサイズのシート紙でもロール紙でも任意に選択
して使用することが出来た。
【0003】レーザプリンタのような高速機になると手
差しでは間に合わなくなり、給紙トレイ上に用紙スタッ
クを置いたり、サイズ毎に用紙スタックを納めた給紙ユ
ニットを交換するようになった。また、複写機のように
頻繁にサイズを変えるものでは、予め使用頻度の多い給
紙ユニットを複数段装着しておき、頻度の少ない給紙ユ
ニットはその時に装着されている給紙ユニットと交換出
来るようになり、このような給紙ユニット交換型の画像
形成装置ではロール紙はあまり使われなくなって来た。
【0004】しかしながら、ファクシミリ装置の場合
は、受信側では如何なるサイズの原稿がいつ送られてく
るか予測出来ないため、装着しておく給紙ユニットの種
類を増したり、サイズの合わない原稿が送られて来た時
にはより大きな用紙に印刷する等の無駄が生じていた。
このような場合には、ロール紙であれば例えばA判用と
B判用の2種類を用意しておけば、定型外の原稿が送ら
れて来ても余り無駄が出来ないという長所があった。
【0005】そのため、例えば特開平4−266262
号公報に示されたように、必要に応じて記録紙をシート
紙あるいはロール紙に選択切換可能なファクシミリ装置
についての提案があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
提案はシート紙に普通紙を、ロール紙に感熱ロール紙を
用いているため、それぞれに組合わせる印字部として電
子写真印字部とサーマル印字部との2種類を用意してい
るため、大幅なコストアップを招くという大きな問題が
あった。
【0007】さらに、ファクシミリ装置本体に対してシ
ート紙用給紙部とロール紙用給紙部とが固定的に設けら
れているため、ユーザの希望する用紙の設定又は給送部
の交換が出来ないという問題があった。
【0008】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、画像形成装置をユーザの希望や画像サイズに応
じてシート紙あるいはロール紙の選択切換えや交換が容
易な装置にすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、シート紙用給紙ユニットとロール紙用給
紙ユニットのいずれをも着脱自在に装着可能な給紙ユニ
ット装着部を複数段備えると共に、該複数段の給紙ユニ
ット装着部にそれぞれ装着された給紙ユニットのいずれ
かを選択する給紙ユニット選択手段を設け、該手段によ
って選択された給紙ユニットから画像形成部へ給紙して
その用紙上に画像を形成する画像形成装置において、複
数段の給紙ユニット装着部に装着された給紙ユニットが
それぞれシート紙用給紙ユニットであるかロール紙用給
紙ユニットであるかを判定する給紙ユニット判定手段
と、該手段による判定結果と給紙ユニット選択手段によ
る選択結果とに応じて、シート紙用給紙ユニットから給
紙させる時には該給紙ユニットの各部の動作を直接制御
し、ロール紙用給紙ユニットから給紙させる時は該給紙
ユニット内の制御手段にコマンドを送出して該ユニット
内の各部の動作を制御させる給紙制御手段とを設けたも
のである
【0010】
【0011】さらに、装置本体内又は給紙ユニット装着
部に装着されたシート紙用給紙ユニット内で発生したジ
ャム情報を不揮発性メモリに記録する手段を設けてもよ
い。
【0012】あるいは、上記の給紙制御手段を設けた画
像形成装置の給紙ユニット装着部に装着されるロール紙
用給紙ユニットであって、画像形成装置内の給紙制御手
段からのコマンドに応じて該ユニット内の各部の動作を
制御する制御手段を備えたものである。
【0013】
【作用】上記のように構成した画像形成装置において、
給紙ユニット判定手段は装着されている各給紙ユニット
がそれぞれシート紙用給紙ユニットであるかロール紙用
給紙ユニットであるかを判定し、その判定結果と給紙ユ
ニット選択手段による選択結果とに応じて、給紙制御手
段はシート紙用給紙ユニットから給紙させる時は該給紙
ユニットの各部の動作を直接制御し、ロール紙用給紙ユ
ニットから給紙させる時は該給紙ユニット内の制御手段
にコマンドを送出して該給紙ユニットの各部の動作を制
御させる。
【0014】
【0015】このように、各部の動作がシート紙用給紙
ユニットに比べて遙かに複雑なロール紙用給紙ユニット
の制御を、該給紙ユニット内の制御手段に行なわせるこ
とにより、給紙制御手段の負担が軽減されるからそのコ
ストアップを抑えることが出来、画像形成装置全体の制
御のバランス向上とコストアップ防止を計ることが出来
る。
【0016】さらに、装置本体内又は装着されたシート
紙用給紙ユニット内で発生したジャム情報を不揮性メモ
リに記録する手段を設ければ、不揮性メモリに記録され
ているジャム情報を調べることにより保守が容易にな
り、正しい対策を行なうことが出来る。
【0017】あるいは、給紙制御手段を設けた画像形成
装置に装着されるロール紙用給紙ユニットに備えた制御
手段は、装置本体内の給紙制御手段のコマンドに応じて
該給紙ユニット内の複雑な各部の動作を制御するから、
給紙制御装置からのコマンドが簡単になると共にその負
担を軽減する。さらに、コマンドが簡単なものでよいか
ら、シート紙用給紙ユニットとロール紙用給紙ユニット
に対するインタフェースを共通にすることも可能にな
り、給紙ユニット装着部に装着する給紙ユニット間で該
インタフェースに対して互換性を持たせることも容易に
なる。
【0018】
【実施例】図3はこの発明による画像形成装置の一実施
例であるファクシミリ装置の外観を示す斜視図であり、
図4は、図3に示したファクシミリ装置の内部機構の主
要部の一例を示す構成図である。
【0019】図3に示したファクシミリ装置1の外観図
には、それぞれ送信に関係する操作パネル10,原稿載
置台30,原稿排出トレイ31と、それぞれ受信に関係
する給紙ユニット5〜8及び受信画像がプリントされた
用紙が排出される排紙トレイ32とが示されている。
【0020】図3及び図4には、給紙ユニット5〜8の
うち上2段にはシート紙用給紙ユニット5,6が装着さ
れ、下2段にはロール紙用給紙ユニット7,8が装着さ
れた例が示され、各給紙ユニット5〜8にそれぞれ設け
られた把手5a〜8aを手前に引くことによりロックが
外れて、給紙ユニット5〜8は容易にファクシミリ装置
1の本体から取出すことが出来、用紙の補充や給紙ユニ
ットの交換が行われる。
【0021】図4に示したファクシミリ装置1の本体機
構は、図3に示された部分を省略して、それぞれ送信に
関係する取込ローラ34,読取部12,排出ローラ35
と、それぞれ受信に関係する搬送ローラ36,記録部1
1,排紙ローラ37とから構成されている。
【0022】各給紙ユニット5〜8には、それぞれ図示
しないモータによって駆動される送出ローラ5b〜8
b,給送ローラ5c〜8c及び送出,給紙される用紙が
正しく送られるためのガイド5d〜8dが設けられてい
るが、さらにロール紙用給紙ユニット7,8には、それ
ぞれロール紙を指示された長さに切断するために、図示
しないソレノイドによって駆動されるカッタ7e,8e
が設けられている。
【0023】なお、図4には図示されていないが、後述
する図1に示すように、ファクシミリ装置1の本体内部
には記録部11,読取部12等を制御するホストCPU
が設けられ、給紙ユニット5〜8にはそれぞれコントロ
ール回路又はスレーブCPUが設けられている。
【0024】給紙ユニット5〜8がファクシミリ装置1
本体の4段の給紙ユニット装着部に装着されると、それ
ぞれ図示しない給紙ユニット側のプラグが、それと対を
なしてコネクタを構成する給紙ユニット装着部の各ソケ
ット4に挿入されて、ホストCPUと互いに接続され
る。
【0025】ファクシミリ装置1の操作は、既によく知
られている一般的なファクシミリ装置と同様であるから
詳しい説明を省略するが、送信の場合は原稿載置台30
上に送信すべき原稿を載置し、操作パネル10上のテン
キー10aにより送信先のFAX番号を入力して呼出
す。
【0026】送信先に接続されると、原稿載置台30上
の原稿は取込ローラ34によって1枚ずつ取込まれ、読
取部12で読取られた後、読取られたビットマップデー
タはデータ圧縮され、原稿サイズ等に関するコマンドを
付して外部回線(局線)に送信される。読取りの終了し
た原稿は、排出ローラ35によって原稿排出トレイ31
上に排出される。
【0027】次に受信の場合は、送信元から原稿サイズ
等に関するコマンドを付した圧縮データが送信されて来
ると、その原稿サイズに適した用紙を格納した給紙ユニ
ットが選択される。例えばシート紙用給紙ユニット5が
選択されると、用紙スタックP5のシート紙の1枚が送
出ローラ5bによって送り出され、給送ローラ5cによ
って装置本体の搬送ローラ36に給紙される。
【0028】搬送ローラ36は給紙された用紙を、静電
技術を用いた電子写真方式の記録部11に搬送し、記録
部11のそれぞれ図示しない感光体ドラム上にレーザ光
によって形成された静電潜像が現像により変換されたト
ナー像を転写定着された用紙は、排紙ローラ37によっ
て排紙トレイ32上に排出される。
【0029】また、ロール紙用給紙ユニット8が選択さ
れると、用紙ロールR8のロール紙が送出ローラ8bに
よって送り出され、給送ローラ8cによって上方へ給送
されるが、途中でガイド7d,6d,5d及び給送ロー
ラ7c,6c,5cによって搬送ローラ36まで正しく
給送されてゆく。カッタ8eは給送されるロール紙が指
定された長さに達した時にロール紙を切断し、同時に送
出ローラ8bは停止する。
【0030】このように、各給紙ユニット5〜8の給送
ローラ5c〜8cは、いずれの給紙ユニットが選択され
た時も用紙の先端が搬送ローラ36に達するまで、それ
ぞれのモータによって駆動され、下側の給紙ユニットか
ら送り出される用紙が確実に搬送ローラ36に達するま
で給送を補助する。
【0031】一方、選択されなかった給紙ユニットの送
出ローラはクラッチが外れて、モータが回転しても誤ま
って用紙を送出しないようになっている。また、選択さ
れた給紙ユニットの送出ローラは、1枚目の用紙の送出
が終了するとクラッチが外れて、次の用紙の送出を防止
する。
【0032】図1は、図3に示したファクシミリ装置1
の電気系の一例を示すブロック図である。図1に示した
ファクシミリ装置1の本体部1aの電気系は、互いにホ
ストバスによって結ばれたホストCPU2,ユニットI
/F(インタフェース)3,操作パネル10,記録部1
1,読取部12,不揮発性メモリ13,通信部14及び
ユニットバスによりユニットI/F3と結ばれた4個の
ソケット4(0)〜4(3)とからなり、通信部14を
介して外部回線(局線)15に接続されている。
【0033】ファクシミリ装置1全体の電気系は本体部
1aと、装置本体の給紙ユニット装着部にそれぞれ装着
され、ソケット4(0)〜4(3)を介してユニットバ
スに接続された4個の給紙ユニットとにより構成され、
この例ではソケット4(0),4(1)にはシート紙用
給紙ユニット5,6が、ソケット4(2),4(3)に
はロール紙用給紙ユニット7,8が接続されている。
【0034】ホストCPU2はROM,RAMを内蔵
し、本体部1aを構成する各部の動作タイミングを制御
するシーケンス制御と、周囲温度等に応じて最適条件に
制御するプロセス制御を行なう。特にこの発明において
は、給紙制御手段として以下説明するような給紙ユニッ
トの制御を行なうと共に、給紙ユニット選択手段,給紙
ユニット判定手段でもある。
【0035】そのため、ホストCPU2は予め各ソケッ
ト4(0)〜4(3)に装着されている給紙ユニットの
種類、すなわちシート紙用であるかロール紙用である
か、シート紙用給紙ユニットであれば収納されているシ
ート紙の縦方向か横方向であるかを含めた用紙サイズを
判定し、ロール紙用給紙ユニットであれば収納されてい
るロール紙の幅を判定し、それぞれ記憶しておく。な
お、ソケットの符号のうち括弧内の数字は、そのソケッ
トに接続された給紙ユニットの2ビットの選択番号にな
る。
【0036】操作パネル10と読取部12は既に述べた
ように送信に関係し、読取部12で読取られた画像のビ
ットマップデータはホストCPU2により圧縮され、通
信部14を介して外部回線15に出力される。
【0037】ユニットI/F3と記録部11は受信に関
係し、通信部14を介して外部回線15から入力する原
稿サイズ等のコマンドを付した画像の圧縮データは、そ
のまま一度ホストCPU2のRAMに1頁分乃至数頁分
記憶され、給紙ユニット選択手段であるホストCPU2
はコマンド中の原稿サイズに適合した用紙を収納してい
る給紙ユニットを選択して用紙を送出させる。
【0038】RAMに記憶された圧縮データは、ホスト
CPU2によりデータ伸張されてビットマップデータに
復元され、記録部11に出力されて、選択された給紙ユ
ニットから給送されて来た用紙上に画像が形成された
後、排紙トレイ32上に排出される。
【0039】ユニットI/F3は、ホストCPU2から
例えば8ビットのホストバスを介して入力する給紙ユニ
ット制御のためのデータやコマンドをP/S(パラレル
/シリアル)変換したSIDを、ユニットバスにより接
続されたソケット4(0)〜4(3)を介して給紙ユニ
ット5〜8に出力すると共に、給紙ユニット5〜8から
入力するアクノリッヂ信号やデータ等のSODをS/P
(シリアル/パラレル)変換し、ホストバスを介してホ
ストCPU2に出力する。
【0040】図2は、図1に示したブロック図のうちユ
ニットバスと、ソケット4(0),4(2)を介してそ
れぞれ接続されたシート紙用給紙ユニット5,ロール紙
用給紙ユニット7の構成を示す回路図である。シート紙
用給紙ユニット6はシート紙用給紙ユニット5と、ロー
ル紙用給紙ユニット8はロール紙用給紙ユニット7とそ
れぞれ同じであるから、省略している。
【0041】ユニットバスは、給紙ユニットに入出力す
る信号,データの同期基準となるシグナルクロックであ
るクロックSCKと、それぞれ給紙ユニット側から見て
のシリアル入力データであるデータSIDとシリアル出
力データであるデータSODとを伝送する3本のライ
ン、及び給紙ユニットに電力を供給する電力PWRのラ
インとからなる。ソケット4(0),4(2)からはさ
らに給紙ユニット5,7にそれぞれ2ビットの選択番号
0及び2をハード的に知らせる2本のラインが出てい
る。
【0042】図5は、ユニットバスを介して入出力する
クロックSCKと入力データSID又は出力データSO
Dの一例を示す波形図であり、1回分のデータは8ビッ
トからなっている。データSID,SODの上位の2ビ
ットは、ソケット4(0)〜4(3)にそれぞれ接続さ
れた給紙ユニットにソケットから指示された選択番号を
示す。下位の6ビットがデータ又はコマンドである。
【0043】シート紙用給紙ユニットは、コントロール
回路16と駆動系51,センサ系52とからなり、コン
トロール回路16はホストCPU2から入力する8ビッ
トのデータSIDをパラレル変換した後、最初の2ビッ
トの選択信号が0でなければ無視し、0であれば他の6
ビットの制御データに応じてPWRラインから供給され
る電力を駆動系51を構成する各駆動部に出力し、それ
ぞれ動作させる。
【0044】また、コントロール回路16は、センサ系
52から入力する情報を6ビットのデータに変換し、
ート紙用給紙ユニット5の選択信号0を付してシリアル
変換し、データSODとしてホストCPU2に出力す
る。
【0045】シート紙用給紙ユニット5は駆動系51が
簡単で、給送ローラ5c及び図示しないクラッチを介し
て送出ローラ5bを駆動するモータのオン/オフと、ク
ラッチのオン/オフが主である。また、センサ系52
も、用紙が無くなったか未だ残っているかの情報と、用
紙が順調に送られたかジャムを生じたかの情報が主であ
る。従って、その駆動系51をホストCPU2が直接制
御しても、殆んど負担にならない。
【0046】ロール紙用給紙ユニット7は、スレーブC
PU17,不揮発性メモリ18と、駆動系71,センサ
系72とからなり、ROM,RAMを内蔵したスレーブ
CPU17はホストCPU2から2回に分けて入力され
る8ビットずつのデータSIDに応じて、最初の2ビッ
トの選択信号が2であれば、駆動系71の各部の動作を
制御する。
【0047】すなわち、ホストCPU2は直接制御を行
なわずに1回目のデータSIDでコマンドを、2回目の
データSIDでそのコマンドを実行するためのデータを
送ることにより、スレーブCPU17に指示して制御さ
せる間接制御を行なっている。
【0048】また、スレーブCPU17は、センサ系7
2からの情報を12ビットのデータに変換し、ロール紙
用給紙ユニット7の選択番号2を付して8ビットずつ2
回に分けてシリアル変換し、それぞれデータSODとし
てホストCPU2に出力する。これらのデータやコマン
ドの入出力は2回に限定される訳ではなく、ビット数が
不足ならば3回,4回に分けてもよい。
【0049】ロール紙用給紙ユニット7の駆動系71及
びセンサ系72の制御は、シート紙用給紙ユニット5の
駆動系51及びセンサ系52の制御に比べて、遙かに複
雑になっている。例えば、モータやクラッチの制御の他
に、ホストCPU2から指定された用紙の長さを記憶し
ておき、送出ローラ7b又は送出ローラの滑りによる誤
差が出ないように別に設けた図示しない長さ検出ローラ
の回転数をカウントして、指定された長さに達したらカ
ッタ7eを動作させてロール紙を切断しなければならな
い。
【0050】また、切断と同時に、給送ローラ7cを駆
動するためモータはまだ回転しているから、クラッチを
外して送出ローラ7bをストップさせる必要がある。用
紙のジャムも、シート紙用給紙ユニットに比べて生じ易
く、カッタ7eが正常にロール紙を切断したか否かも検
出しなければならない。
【0051】したがって、これらの動作の制御をホスト
CPU2で行なうとすれば、送出された用紙の長さを検
出するローラの回転数を断えずホストCPU2に知らせ
る等、入出力する情報量が大きくなって、ホストCPU
2の負担が増大するから、ホストCPU2はより高速で
高級な、従ってコストの高いCPUを使用しなければな
らなくなる。
【0052】しかしながら、この実施例のようにロール
紙用給紙ユニット7にスレーブCPU17を設け、ホス
トCPU2からのコマンドに応じてロール紙用給紙ユニ
ット7の各部の動作を制御すれば、ホストCPU2の負
担は増さず、スレーブCPU17自体は簡単なCPUで
よいから、コスト上昇は僅かで済む。また、データ入出
力の通信量が減少するから、ホストバス,ユニットバス
の占有時間も減少し、動作効率が向上する。
【0053】図6は、給紙制御手段であるホストCPU
2が各給紙ユニットを直接制御又は指示したり、情報を
集めるルーチンの一例を示すフロー図である。図6に示
したルーチンがスタートすると、まずステップ1で選択
番号を示すNをクリアする。次にステップ2で選択番号
Nの給紙ユニットに(ユニット側から見た)入力データ
SIDを出力し、ステップ3でその給紙ユニットから出
力データSODを入力する。
【0054】ステップ4に進んでNをインクリメントし
た後、ステップ5でN>3か否か、即ち給紙ユニット装
着部に装着されているすべての給紙ユニットとのデータ
入出力が終了したか否かを判定し、否ならばステップ2
に戻り、終了ならばエンドになる。この場合、給紙ユニ
ットが装着されていない装着部があればSODが戻って
来ないが、その時はステップ3をとばしてステップ4に
進む。
【0055】図6に示したルーチンを実行する時、選択
しない給紙ユニットに対してはSIDの下位6ビットの
データとしてノンオペレーションを指示し、ノンオペレ
ーションを指示された給紙ユニットはSODを返送しな
いから、ステップ3はとばされてステップ4に進む。
【0056】このルーチンは選択しない給紙ユニットに
対してもSIDを出力するから、無駄な時間をロスする
ように思われるが、或る給紙ユニットが選択されて用紙
が送出される時は、その用紙がスムースに搬送ローラ3
6まで給送されるように、他のすべての給紙ユニット、
少くとも選択された給紙ユニットより上段にある給紙ユ
ニットは、給送ローラを動作させるから、無駄なロスに
はならずに、ルーチンが簡単になる。
【0057】ファクシミリ装置1の電源オン時の初期設
定や、給紙ユニットが交換された時に、給紙ユニット判
定手段であるCPU2は、このルーチンによりすべての
給紙ユニット装着部を介して、装着されている給紙ユニ
ットに対してシート紙用かロール紙用か、シート紙用な
らば収納されている用紙のサイズと方向、ロール紙用な
らば収納されているロール紙の幅等の固有データを示す
コードを問合せるSIDを出力する。
【0058】その問合せに対するSODを記憶すること
により、CPU2は選択番号に対応する給紙ユニットの
固有データ情報と、給紙ユニットが装着されていない装
着部の有無を知り、受信に際しては給紙ユニット選択手
段として、原稿サイズと一致するか、一致する給紙ユニ
ットがない場合は最適な給紙ユニットを選択して、用紙
送出を行なわせる。
【0059】このような場合に、例えばA4判の長辺を
幅とするロール紙を収納した給紙ユニットがあれば、A
3判縦とA4判横の原稿に対応出来るから、A4判縦の
シート紙用給紙ユニットを用意すればよく、同様にB5
判の長辺を幅とするロール紙用給紙ユニットとB5判縦
のシート紙用給紙ユニットとを組合せることが可能にな
り、シート紙用給紙ユニットのみの組合せに比べて原稿
サイズに対応する範囲が広くなる。
【0060】また、特開平4−266262号公報に示
された提案に比べて、記録部が1個で済むから、コスト
を大幅に下げることが出来る。あるいは、同程度のコス
トであれば用紙サイズの選択範囲を遙かに拡げることが
出来る。
【0061】シート紙用給紙ユニットに対しては1回の
データ入出力で直接制御出来るが、ロール紙用給紙ユニ
ットに対しては制御が複雑であるから2回のデータ入出
力で間接的に制御することは既に述べたが、このような
場合は図6に示したルーチンを2回実行することで解決
する。
【0062】ファクシミリ装置に限らず、一般に画像形
成装置において、用紙ジャム等のエラーが発生した時
に、そのジャム情報を不揮性メモリに記録しておき、サ
ービスマンの保守の際にそのジャム情報を読出して保守
に役立てたり、設計変更の参考にすることが行なわれて
いる。同様に、ファクシミリ装置1及び装着されたすべ
ての給紙ユニットにおけるジャム情報を、ホストCPU
2が不揮発性メモリ13に記録しても何等差支えはな
い。
【0063】しかしながら、この実施例においては、ホ
ストCPU2がファクシミリ装置1本体内及び装着され
たシート紙用給紙ユニット内で発生したジャム情報を不
揮発性メモリ13に記録し、ロール紙用給紙ユニット内
で発生したジャム情報は、それぞれその給紙ユニットの
スレーブCPU17が不揮発性メモリ18に記録するよ
うになっている。
【0064】もともと、着脱可能なユニット(や装置)
に発生したジャム情報は、そのユニット毎に不揮発性メ
モリ等に記録しておくことが望ましい。何故ならば、着
脱可能なユニットは同種類の他のホストマシンに装着し
て使用する場合があり、同じユニットに繰返し発生した
ジャム情報が互いに異なるホストマシンに分散して記録
させるため、その発生頻度が低いと誤認されたり、見逃
してしまうからである。
【0065】ロール紙用給紙ユニット7(8も同様)に
は、スレーブCPU17が設けられているから、その給
紙ユニット内に発生したジャム情報を同じ給紙ユニット
内の不揮発性メモリ18に記録することが簡単に可能に
なった。従って、その給紙ユニットが他のファクシミリ
装置やコンピュータのプリンタ等に使用されても、常に
自己のジャム情報をすべて不揮発性メモリ18に記録す
ることが出来るから、保守の上で極めて有効であり、サ
ービスの向上によるユーザの信頼を得ることが出来る。
【0066】以上、この発明がファクシミリ装置に用い
られた場合について説明したが、この画像形成装置とロ
ール紙用給紙ユニットはプリンタや複写機等にも使用出
来ることはいうまでもない。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による画
像形成装置とそのロール紙用給紙ユニットを使用すれ
ば、ユーザの希望や画像サイズに応じてシート紙あるい
はロール紙の選択切換えや交換が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるファクシミリ装置の
電気系の一例を示すブロック図である。
【図2】図1に示したユニットバスとそれに接続された
シート紙用及びロール紙用の給紙ユニットの構成の一例
を示す回路図である。
【図3】図1に示したファクシミリ装置の外観の一例を
示す斜視図である。
【図4】図3に示したファクシミリ装置の主な内部機構
の一例を示す構成図である。
【図5】図1に示したホストCPUと給紙ユニットとの
間の入出力データの一例を示す波形図である。
【図6】ホストCPUの給紙ユニット制御のルーチンの
一例を示すフロー図である。
【符号の説明】
1:ファクシミリ装置(画像形成装置) 2:ホストCPU(給紙ユニット選択手段,給紙ユニッ
ト判定手段,給紙制御手段,ジャム情報を記録する手
段) 5,6:シート紙用給紙ユニット 7,8:ロール紙用給紙ユニット 11:記録部(画像形成部) 13,18:不揮発性メモリ 17:スレーブCPU(ロール紙用給紙ユニットの制御
手段)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 11/48 B41J 15/04 B65H 20/00 H04N 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート紙用給紙ユニットとロール紙用給
    紙ユニットのいずれをも着脱自在に装着可能な給紙ユニ
    ット装着部を複数段備えると共に、 該複数段の給紙ユニット装着部にそれぞれ装着された給
    紙ユニットのいずれかを選択する給紙ユニット選択手段
    を設け、 該手段によって選択された給紙ユニットから画像形成部
    へ給紙してその用紙上に画像を形成するようにした画像
    形成装置 において、 前記複数段の給紙ユニット装着部に装着された給紙ユニ
    ットがそれぞれシート紙用給紙ユニットであるかロール
    紙用給紙ユニットであるかを判定する給紙ユニット判定
    手段と、 該手段による判定結果と前記給紙ユニット選択手段によ
    る選択結果とに応じて、シート紙用給紙ユニットから給
    紙させる時には該給紙ユニットの各部の動作を直接制御
    し、ロール紙用給紙ユニットから給紙させる時は該給紙
    ユニット内の制御手段にコマンドを送出して該ユニット
    内の各部の動作を制御させる給紙制御手段とを設けたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項記載の画像形成装置において、 装置本体内又は前記給紙ユニット装着部に装着されたシ
    ート紙用給紙ユニット内で発生したジャム情報を不揮発
    性メモリに記録する手段を設けたことを特徴とする画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項記載の画像形成装置の前記給紙
    ユニット装着部に装着されるロール紙用給紙ユニットで
    あって、 前記画像形成装置内の給紙制御手段からのコマンドに応
    じて該ユニット内の各部の動作を制御する制御手段を備
    えたことを特徴とするロール紙用給紙ユニット。
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