JP3420156B2 - 冷蔵庫 - Google Patents
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Description
設けた冷蔵庫に関するものである。
や調味材、薬などの食品外の小物が収納される冷蔵室に
ついては、上記した小物を整理して収納することが使い
勝手を高めることになることから、従来より小物を収納
する容器を冷蔵室内に備えたり、市販の小物容器を必要
に応じて利用することが行われているが、冷蔵室内の任
意の場所に小物容器を設置することによって本来の食品
収納スペースの有効な活用が図れなかったり、見栄えが
よくないという問題点があるために、これらの問題点に
対処するものとして例えば特開昭61−110871号
公報に示されているものが提案されている。
庫を説明する。
る。図6において、1は冷蔵庫本体であり、2は冷蔵庫
本体1内に区画形成した上部室、3は上部室2の下部に
区画形成した下部室、4は下部に扉棚5を備え、上部室
2の前面開口部をガスケット6により密着して閉塞する
扉、7は下部室3の前面開口部をガスケット8により密
着して閉塞する扉である。
の扉7の上端部にガスケット6、8を介して密着する仕
切板、10は仕切板9の後方に設けて上部室2と下部室
3を仕切る仕切壁であり、11は仕切壁10上の扉棚5
の下部対向面に、仕切板9の高さ以内に設けられた小物
容器である。
小物容器11に細かな食品や調味材、薬などの物品を収
納しておくことによって、使う際に探す手間がなく、使
い忘れ防止にもなるほか上部室内の見栄えもよくでき
る。そして、このとき小物容器11の高さが仕切板9の
高さ以内に収められているため、上部室2や下部室3の
有効スペースを侵害しないという効果を有するものであ
る。
来の構成では、小物容器11に収納する物品を出し入れ
するために上面開口部の上方空間は開放されていなけれ
ばならず、小物容器11の設置位置は、必然的に上部室
の扉4に設けた最下段扉棚5の突出部の下方など上部室
2内の前方で、通常、物品を置けない場所に限られる。
品の収納量が制限されたり、物品を種類別に整理して収
納することができないなどの欠点があった。
で、貯蔵室の貯蔵スペースを侵害せず、収納量が十分
で、収納する物品の整理ができる、使い勝手の優れた小
物容器を備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明の冷蔵庫は、本体内の上下に配置した二つの貯蔵
室間を仕切る仕切壁内に、上部を開口された回転自在の
小物容器を設けたのである。
て有効に活用され、貯蔵室の貯蔵スペースを侵害せず小
物容器の収納量を大きくできる。
室間を仕切る仕切壁に、上部を開口され、複数の小区画
に区画された回転自在の略円柱形の小物容器を設けたの
である。
ができ整理がしやすく、使い勝手がさらに高まる。
略円柱状の小物容器を回転自在に嵌合させ、小物容器の
上面の一部を第1の貯蔵室側に開口させたのである。
て簡単な構造で回転自在の小物容器が実現でき、簡便な
操作で仕切壁の奧部が収納部分として有効に活用でき
る。
回転させる回転駆動手段を設けたものである。
ず簡便に行え一層利便性が高まる。
は、冷蔵庫本体内を上下に区画する仕切壁と、前記仕切
壁により上部に区画形成された第1の貯蔵室と、前記仕
切壁により下部に区画形成された第2の貯蔵室と、上面
を前記第1の貯蔵室側に開口され前記仕切壁に回転自在
に配置された小物容器とを備え、前記小物容器は上面の
一部を前記第1の貯蔵室側に開口され、複数の小区画に
区画された回転自在の略円柱形の容器とし、前記仕切壁
に形成した略円柱状の凹部を備え、前記小物容器を前記
凹部に嵌合させるとともに前記 凹部の中心の突起部に形
成した軸受穴と、小物容器の中心の突起部に設けた回転
軸を備え、前記凹部の突起部に前記小物容器の突起部を
重合させ、前記軸受穴に前記回転軸を嵌挿して前記小物
容器を回転自在に構成したものであり、小物容器を回転
させることによって仕切壁奧部に収納された物品も手前
より取り出せる。また、従来無効空間であった仕切壁内
の空間が有効利用できる。また、物品の種類別に区分収
納ができる。また、小物容器を手で回転操作することに
よって仕切壁奧部に収納された物品も手前より取り出せ
る。また、簡単な重ね合わせ構造で小物容器が容易に回
転自在となる。
上下に区画する仕切壁と、前記仕切壁により上部に区画
形成された第1の貯蔵室と、前記仕切壁により下部に区
画形成された第2の貯蔵室と、上面を前記第1の貯蔵室
側に開口され前記仕切壁に回転自在に配置された小物容
器とを備え、前記小物容器は上面の一部を前記第1の貯
蔵室側に開口され、複数の小区画に区画された回転自在
の略円柱形の容器とし、前記仕切壁に形成した略円柱状
の凹部を備え、前記小物容器を前記凹部に回転自在に嵌
合させるとともに前記凹部を前記第2の貯蔵室内の空間
に突出させたものであり、小物容器を回転させることに
よって仕切壁奧部に収納された物品も手前より取り出せ
る。また、従来無効空間であった仕切壁内の空間が有効
利用できる。また、物品の種類別に区分収納ができる。
また、小物容器を手で回転操作することによって仕切壁
奧部に収納された物品も手前より取り出せる。収納部分
が第2の貯蔵室内の冷却空間に曝されて間接的に冷却さ
れる。請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明
において凹部を第2の貯蔵室内の空間に突出させたもの
であり、収納部分が第2の貯蔵室内の冷却空間に曝され
て間接的に冷却される。
請求項3に記載の発明において、第2の貯蔵室に引き出
し式扉と前記引き出し式扉と一体に引き出される収納容
器を設け、凹部の底面を仕切壁前面の仕切板の下端と第
2の貯蔵室の前記収納容器の上端との間に位置させたも
のであり、小物容器の深さによる収納容量が最大限に確
保され無効スペースが有効に活用される。
の発明に、さらに、第1の貯蔵室内の下部に区画室を設
け、小物容器の中心部を前記区画室の下方に配置して、
小物容器の上面の一部を前記区画室の前方において第1
の貯蔵室に開口させるよう構成したものであり、区画室
の下方の無効スペースに収納部の過半部が収められ、回
転操作によって区画室前面の開放部に物品を取り出す収
納部の一部が開放される。
の発明において、小物容器の中心の突起部の外周に収納
部を設け、前記収納部を複数の小区画に区画したもので
あり、小物容器内が物品の種別などによって収納区分さ
れる。
の発明において、小区画は略扇形の小容器で形成したも
のであり、小容器を取り出して使用したり洗うことが可
能となる。
の発明において、複数の小区画は複数の略扇形の小容器
を組み合わせて任意の大きさとなるよう構成したもので
あり、小区画の大きさを任意に調整することで収納容量
を物品に応じて変えられる。
の発明において、小物容器の開口時、蓋体は後方にスラ
イドして開放し、区画室の下部に収納されるよう構成し
たものであり、物品の出し入れ時に蓋体が邪魔になら
ず、区画室の使用にも支障とならない。
て、図面を参照しながら説明する。
よる冷蔵庫の斜視図である。図2は同実施例による冷蔵
庫の断面図である。また、図3は同実施例による冷蔵庫
の要部斜視図である。
本体であり、鋼板製の外箱13、樹脂製の内箱14と外
箱13、内箱14間に充填された断熱材15により構成
されている。16は冷蔵庫本体12内の上部に形成した
冷蔵室、17は冷蔵室16の下部に形成した野菜室であ
る。18は冷蔵室16と野菜室17の間を仕切る仕切壁
であり、冷蔵室16の底面板19、野菜室17の天面板
20及び本体12の開口面に設けた鋼板製の仕切板21
と仕切板21の後方に設けた隔壁22より構成されてい
る。
付けられた扉であり、その内周縁にシール用のガスケッ
ト24、下部に扉棚25が設けられている。26は冷蔵
室16内の下部に設けた主として生鮮食材を貯蔵する低
温室である。また、27は野菜室17の開口面に開閉自
在に取付けられた扉であり、内周縁にガスケット28を
設けている。そして、ガスケット24、28が仕切板2
1及び外箱開口縁と密着することによって冷蔵室16、
野菜室17の開口面を閉塞するよう構成されている。
物容器であり、中心部に突出させた回転用の軸受け部3
0に、野菜室の天面板20上に設けた円柱形の軸31を
嵌挿することによって回転自在に軸支され、その内部に
は平面を略扇形に形成した小容器32を複数組み合わせ
て、任意の容量の小区画33を複数構成している。ま
た、小容器32の高さは小物容器29の高さより所定長
hだけ低く設定されている。
つ以上の小区画33を開口するために冷蔵室の底面板1
9の前部で、扉棚25の下方、低温室26の前方に位置
する部分に設けられた開口部である。35は開口部34
を開閉する透明部材で形成された蓋体であり、開放時に
は後方にスライドして冷蔵室底面板19の裏面の仕切壁
18内に収納されるよう構成されている。
した把手部であり、その裏面下部には冷蔵室16より小
物容器29内に連通する通気孔37を形成している。ま
た38は仕切壁18を構成する野菜室天面板20の一部
に形成した通気孔であり、小物容器29を収納する仕切
壁18内の空間と野菜室17を連通している。
た白熱灯、蛍光灯などの照明手段であり、扉23の開放
時に冷蔵室16内を照明すると同時に小物容器上部の開
口部34を上部より照射する。
26の天面前部、仕切壁18前部の隔壁22に仕切られ
た空間内に照明手段を設けた場合の例を示しており、前
者の場合は、例えば低温室26の前面を透明部材で形成
することによって低温室26の照明と同時に小物容器上
部の開口部34にも照明が作用するよう構成されてい
る。また後者の場合は、例えば隔壁22、小物容器29
を透明部材で形成することによって小物容器29内が照
明され、さらに野菜室天面板20も透明部材で形成する
ことによって併せて野菜室17も同時に照明されるよう
構成されている。
冷却器であり、42は冷却器41で冷却した冷気を強制
通風する送風機である。43は送風機42の吐出空間か
ら冷蔵室16、低温室26に通じる通風路であり、冷気
量を調節するダンパー装置44を介して冷蔵室16、低
温室26内と連通している。また、図示しないが冷蔵室
16内に導かれた冷気が野菜室17を介して冷却器41
の吸込み側に帰還する通風路が設けられている。
次にその作用について説明する。
機42によって通風路43を介して強制通風され冷蔵室
16、低温室26内を冷却する。この時ダンパー装置4
4によって冷気量が調節され、例えば冷蔵室は4℃、低
温室は0℃というように両室内は所定の温度に維持され
る。そして、冷蔵室16内を冷却した冷気は野菜室17
内に流入し、野菜室17を所定温度(例えば6℃)に冷
却した後冷却器41の吸い込み側に回収される。
く、双方冷蔵温度の範囲であるため、冷蔵室16と野菜
室17に挟まれた仕切壁18内に設置された小物容器2
9も上下に断熱構成を必要としないため、ほぼ冷蔵貯蔵
に支障のない温度に冷却され、一般的な冷蔵小物食品や
調味材、或いは薬、化粧品など食品外の物品の冷却貯蔵
が可能となる。
部に設けた軸受け部30を中心に軸31の周囲を手動で
自在に回転される。小物容器29を回転させるには小物
容器29の上端周縁部を指で送るようにしてもよいし、
たとえば、小物容器29の前面部の冷蔵室底面板19に
手先を差し入れる凹部を形成して小物容器29の外周を
指で送るようにしてもよい。このように小物容器29は
使用者の手によって任意に回転させることができ、開口
部34に、該当する小区画33を合わせることで所望の
物品を出し入れすることができる。
に物品を収納することができ、従来は無効スペースであ
った仕切壁18の空間を収納スペースとして有効に活用
し収納量を増やすことができる。また、開口部34は元
より物品を収納できない扉棚25の下方に設けているた
め、冷蔵室16の有効スペースを侵害することがない。
の小容器32を組み合わせて複数の小区画33を構成し
ているため、収納する物品の種類に応じて区画を使い分
けることで区分整理が可能となり、使い勝手がよい。さ
らに、小容器32の設置位置を調節することで任意の大
きさの小区画33を形成することができ、物品の量に応
じて収納量を設定できる便利さもある。
れ、各所に散乱しやすい雑多な小物の物品が一個所に集
中して整理されて貯蔵管理されるため使い忘れの防止や
探す手間の軽減など使い勝手面での効果が大きく、また
冷蔵室16内も整理されることで見栄えの良い貯蔵管理
ができるという効果も得られる。
ており、物品の出し入れ時以外には開口部34が閉鎖さ
れ、冷蔵室16内からの汚れや異物の小物容器29への
侵入を防止し、衛生上好ましい。また、小物容器29か
ら冷蔵室16内へ物品がはみ出すことを防止する作用も
併せ持つため、はみ出した物品が扉棚25に接触して損
傷を起こすことなども防止する安全上の効果も期待でき
る。
め、冷蔵室底面板19の裏面に沿って仕切壁18内後方
に格納され、開放時に冷蔵室16内に突出することがな
い。このため、跳ね上げ式の蓋体のように、扉23の開
閉時に衝突して損傷したり、たとえば低温室26のない
例にあっては、開口部34の直後に置かれた物品の邪魔
になるようなこともない。
ため、小物容器29の内部が蓋体35を開けなくても確
認でき使い勝手がよい。さらに、照明手段39によって
開口部34が照射され、透明の蓋体35を透過して小物
容器29内を照明する。このため、一層内部の視認性が
よくなり、使い勝手がさらに向上する。
は蓋体35の把手36の下部に形成した通気孔37より
開口部34を介して小物容器29内に流入する。小物容
器29内に流入した冷気は、小容器32の高さを小物容
器29本体より所定長hだけ低く設定しているために小
容器32の側壁を乗り越えて小物容器29内を流通し、
仕切壁18内後部の空間を介して野菜室天面板20に形
成した通気孔38より野菜室17内に流出する。
通路が構成されることによって、小物容器29内の物品
は直接冷気で冷却促進され、物品の保存性が高まり、収
納する物品の選択範囲も広がるという効果も得られる。
よる冷蔵庫の断面図である。
基本構造を実施例1と同じくしており、基本構造部分に
ついては実施例1の説明をもってこれを省略し、異なる
構成についてのみ新しい符号を付して説明する。
46は冷蔵庫本体45内において上部に冷蔵室16、下
部に野菜室17を区画する仕切壁である。仕切壁46は
冷蔵室16の底面板47、野菜室17の天面板48及び
本体45の開口面に設けた鋼板製の仕切板49と仕切板
49の後方に設けた隔壁50より構成されている。ま
た、野菜室17の天面板48には円形の切り欠き部51
が形成されており、切り欠き部51の外周に沿って一定
の距離をおいて円筒状の周壁52が設けられている。
置した略円柱形の小物容器であり、設置された状態にお
いて切り欠き部51を底面で覆うように配置され、野菜
室17の室内に対して小物容器53の底面が露出した状
態で臨んでいる。また、小物容器53は略円柱形の形状
をしており、円筒状の周壁52との組み合わせにより回
転自在に構成されている。
た小容器54を複数組み合わせて、任意の容量の小区画
55を複数構成している。そして、小容器54の高さは
小物容器53の高さより所定長hだけ低く設定されてい
る。また、小物容器53の本体外殻は樹脂製のほか、必
要に応じて、たとえばアルミ、ステンレスなどの金属製
とすることも行われる。
つ以上の小区画55を開口するために冷蔵室の底面板4
7の前部で、扉棚25の下方、低温室26の前方に位置
する部分に設けられた開口部である。57は開口部56
を開閉する透明部材で形成された蓋体であり、開放時に
は後方にスライドして冷蔵室底面板47の裏面の仕切壁
46内に収納されるよう構成されている。
した把手部であり、その裏面下部には冷蔵室16より小
物容器53内に連通する通気孔59を形成している。60
は仕切壁46を構成する野菜室天面板48の一部に形成
した通気孔であり、小物容器53を収納する仕切壁46
内の空間と野菜室17を連通している。
物容器53はその外周壁と野菜室天面板48に形成した
円筒状の周壁52の内壁間を摺動させることによって手
動で自在に回転される。このように小物容器53は使用
者の手によって任意に回転させることができ、開口部5
6に、該当する小区画55を合わせることで所望の物品
を出し入れすることができる。
に物品を収納することができ、従来は無効スペースであ
った仕切壁46の空間を収納スペースとして有効に活用
し収納量を増やすことができる。また、開口部56は元
より物品を収納できない扉棚25の下方に設けているた
め、冷蔵室16の有効スペースを侵害することがない。
の小容器54を組み合わせて複数の小区画55を構成し
ているため、収納する物品の種類に応じて区画を使い分
けることで区分整理が可能となり、使い勝手がよい。さ
らに、小容器54の設置位置を調節することで任意の大
きさの小区画55を形成することができ、物品の量に応
じて収納量を設定できる便利さもある。
れ、各所に散乱しやすい雑多な小物の物品が一個所に集
中して整理されて貯蔵管理されるため使い忘れの防止や
探す手間の軽減など使い勝手面での効果が大きく、また
冷蔵室16内も整理されることで見栄えの良い貯蔵管理
ができるという効果も得られる。
天面板48に形成された切り欠き部51を介して野菜室
17内に露出しているため野菜室17内の冷却雰囲気で
間接的に内部が冷却され収納物品の保存性が高まる。さ
らに、小物容器53が金属製であれば熱伝導性が高いた
めに一層この間接冷却作用が促進され、収納した物品の
手早い冷却や貯蔵中の物品の温度上昇低減などで保存性
がより一層高まり、収納する物品の選択範囲が広がると
いう効果も得られる。
は蓋体57の把手58の下部に形成した通気孔59より
開口部56を介して小物容器53内に流入する。小物容
器53内に流入した冷気は、小容器54の高さを小物容
器53本体より所定長hだけ低く設定しているために小
容器54の側壁を乗り越えて小物容器53内を流通し、
仕切壁46内後部の空間を介して野菜室天面板48に形
成した通気孔60より野菜室17内に流出する。
通路が構成されることによって、小物容器53内の物品
は冷気により直接冷却され、前述の小物容器53の底面
からの間接冷却作用と相まって収納物品の保存性をさら
に高めることができる。
よる冷蔵庫の斜視図である。図6は同実施例による冷蔵
庫の断面図である。また、図7は同実施例による冷蔵庫
の要部斜視図である。
本体であり、62は冷蔵庫本体61内において上部に冷
蔵室16、下部に野菜室17を区画する仕切壁である。
仕切壁62の開口部前面には鋼板製の仕切板63が設け
られている。
付けられた引き出し式の扉であり、65は引き出し式の
扉64と一体に引き出される上面開口の収納容器であ
る。
状の凹部であり、その深さは凹部66の底面が仕切板6
3の下端と野菜室の収納容器65の上端の間に位置する
よう設定されている。67は凹部66の中心に設けた突
起部であり頂部に軸受穴68を形成している。69は上
面が開口された略円柱状の小物容器であり、中心に突出
させた突起部70の頂部より回転軸71を垂下させてい
る。
69の突起部67を重ね合わせることによって軸受穴6
8に回転軸71を嵌挿して小物容器69を回転自在に可
動構成している。
ツ状の収納部72を形成しており、収納部72は突起部
67より放射状に延出された仕切板によって複数の略扇
形の小区画73に区画されている。そして、小物容器6
9は低温室22の下方に中心の突起部67を配置して収
納部72の過半部分を低温室22の下方に位置させ、前
方の残り部分を扉棚21の投影面下にまで延出させてい
る。
扉棚21の下方に小物容器69の少なくとも一つ以上の
小区画73を開口するために設けられた開口部である。
75は開口部74を開閉する透明部材で形成された蓋体
であり、開放時には後方にスライドして低温室22の下
部に収納されるよう構成されている。
次にその作用を説明する。
部67に設けた回転軸71を凹部66の中心の突起部7
0に設けた軸受穴68に上から嵌挿するだけで、手動で
軽く自在に回転され、凹部66内において収納部72に
形成した小区画73が順送りに低温室22の前面の開口
部74で冷蔵室16内に対向する。小物容器28を回転
させるには蓋体75を後方にスライドさせて低温室22
の下部に収納し、小物容器69の上端周縁部を指で送る
ようにすればよい。
容器69は使用者の手によって任意に回転させることが
でき、開口部74に、該当する小区画73を合わせるこ
とで所望の物品を出し入れすることができる。このた
め、開口部74以外の奥のスペースに物品を収納するこ
とができ、従来は無効スペースであった仕切壁62の空
間を収納スペースとして有効に活用し収納量を増やすこ
とができる。また、開口部74は元より物品を収納でき
ない扉棚25の下方に設けているため、冷蔵室16の有
効スペースを侵害することがない。
小区画73を形成しているため、収納する物品の種類に
応じて区画を使い分けることで区分整理が可能となり、
使い勝手がよい。
れ、各所に散乱しやすい雑多な小物の物品が一個所に集
中して整理されて貯蔵管理されるため使い忘れの防止や
探す手間の軽減など使い勝手面での効果が大きい。併せ
て、冷蔵室16内も整理されることで見栄えの良い貯蔵
管理ができるという効果も得られる。
ており、物品の出し入れ時以外には開口部74が閉鎖さ
れ、冷蔵室16内からの汚れや異物の小物容器69への
侵入を防止し、衛生上好ましい。また、小物容器69か
ら冷蔵室16内へ物品がはみ出すことを防止する作用も
併せ持つため、はみ出した物品が扉棚21に接触して損
傷を起こすことなども防止する安全上の効果も期待でき
る。
め、低温室22の下部に格納され、開放時に冷蔵室16
内に突出することがない。このため、跳ね上げ式の蓋体
のように、扉20の開閉時に衝突して損傷したり、低温
室22の使用の邪魔になるようなこともない。また、蓋
体75は透明部材で形成すれば、小物容器69の内部が
蓋体75を開けなくても確認でき使い勝手がよい。
66の底面は仕切板62の下端と野菜室の収納容器65
の上端の間に位置するよう設定されているため、野菜室
の物品の出し入れに支障を生じない範囲で小物容器69
の収納深さが十分に確保でき、無効スペースを最大限に
活用して小物の収納容量を大きくすることができる。
間に突出しているため小物容器の外壁が野菜室側から間
接的に冷却され、収納された物品の保存性が高まる。ま
た、小物容器69の上方に低温室22が配置されている
ため、低温室の底面を介して低温の雰囲気による間接冷
却が行われ一層小物容器69内の冷却作用が高まる。こ
のため収納された物品の保存性がさらに高まり、温度管
理が要求される食品など、収納する物品の選択範囲も広
がるという効果も得られる。
よる冷蔵庫の要部斜視図である。
基本構造を実施例1と同じくしており、基本構造部分に
ついては実施例1の説明をもってこれを省略し、異なる
構成についてのみ新しい符号を付して説明する。
であり突起部70の外周に形成した収納部77に略扇形
の小容器78が嵌め込まれている。小容器78は着脱自
在に複数個設けられている。
の種類に応じて小容器76を使い分けることで区分整理
が可能となり便利がよい。また、小容器76は着脱が可
能であるので取り出して中味の出し入れや食卓、調理で
の利用ができ使い勝手がよい。さらに、容器ごと丸洗い
ができるので衛生的にもよい。このように着脱による利
便を得るには、小容器76の大きさを開口部33より取
り出せる範囲に外形寸法を工夫すればよい。
よる冷蔵庫の断面図である。
80は仕切壁81内に設けた略円柱形の小物容器であ
り、中心部に突出させた回転用の軸受け部82に、野菜
室の天面板83上に設けた円柱形の軸84を嵌挿するこ
とによって回転自在に軸支され、その内部には平面を略
扇形に形成した小容器85を複数組み合わせて、任意の
容量の小区画86を複数構成している。そして、87は
小物容器80本体の外周部に環状に一体形成された歯車
部である。
ア90の組み合わせからなる回転駆動手段であり、小物
容器80の外周に設けられた歯車部87と減速ギア90
の終端歯車がかみ合って回転するよう構成され、仕切壁
内の野菜室天面板83上に取り付けられている。また、
91は冷蔵室底面板19の前部に設けられ前記回転駆動
手段88の作動を入り切りするためのスイッチである。
使用者がスイッチ91を作動操作することによって回転
駆動手段88のモーター89が回転し、複数の減速ギア
90の回転により略円柱形の小物容器80の歯車部87
に回転力が伝達され、中心部に設けた軸受け部82を中
心に軸84の周囲を小物容器80が回転を始める。そし
て、所望の小区画86の位置でスイッチ91を停止操作
することによって蓋体35を開けて収納物品を出し入れ
することができる。
に物品を収納することができ、従来は無効スペースであ
った仕切壁18の空間を収納スペースとして有効に活用
し収納量を増やすことができる。また、回転操作は回転
駆動手段88によって自動的に行われるので、使用者の
手を煩わせることなく、使い勝手のきわめてよい小物容
器を提供することができる。
明は、冷蔵庫本体内を上下に区画する仕切壁と、前記仕
切壁により上部に区画形成された第1の貯蔵室と、前記
仕切壁により下部に区画形成された第2の貯蔵室と、上
面を前記第1の貯蔵室側に開口され前記仕切壁に回転自
在に配置された小物容器とを備え、前記小物容器は上面
の一部を前記第1の貯蔵室側に開口され、複数の小区画
に区画された回転自在の略円柱形の容器とし、前記仕切
壁に形成した略円柱状の凹部を備え、前記小物容器を前
記凹部に嵌合させるとともに前記凹部の中心の突起部に
形成した軸受穴と、小物容器の中心の突起部に設けた回
転軸を備え、前記凹部の突起部に前記小物容器の突起部
を重合させ、前記軸受穴に前記回転軸を嵌挿して前記小
物容器を回転自在に構成したので、小物容器を回転させ
ることによって仕切壁奧部に収納された物品も手前より
取り出せる。また、従来無効空間であった仕切壁内の空
間が有効利用できる。また、物品の種類別に区分収納が
できる。また、小物容器を手で回転操作することによっ
て仕切壁奧部に収納された物品も手前より取り出せる。
また、 簡単な重ね合わせ構造で小物容器が容易に回転自
在となる。
体内を上下に区画する仕切壁と、前記仕切壁により上部
に区画形成された第1の貯蔵室と、前記仕切壁により下
部に区画形成された第2の貯蔵室と、上面を前記第1の
貯蔵室側に開口され前記仕切壁に回転自在に配置された
小物容器とを備え、前記小物容器は上面の一部を前記第
1の貯蔵室側に開口され、複数の小区画に区画された回
転自在の略円柱形の容器とし、前記仕切壁に形成した略
円柱状の凹部を備え、前記小物容器を前記凹部に回転自
在に嵌合させるとともに前記凹部を前記第2の貯蔵室内
の空間に突出させたので、小物容器を回転させることに
よって仕切壁奧部に収納された物品も手前より取り出せ
る。また、従来無効空間であった仕切壁内の空間が有効
利用できる。また、物品の種類別に区分収納ができる。
また、小物容器を手で回転操作することによって仕切壁
奧部に収納された物品も手前より取り出せる。収納部分
が第2の貯蔵室内の冷却空間に曝されて間接的に冷却さ
れる。請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明
において凹部を第2の貯蔵室内の空間に突出させたの
で、収納部分が第2の貯蔵室内の冷却空間に曝されて間
接的に冷却される。
または請求項3に記載の発明において、第2の貯蔵室に
引き出し式扉と一体に引き出される収納容器を設け、凹
部の底面を仕切壁前面の仕切板の下端と第2の貯蔵室の
収納容器の上端との間に位置させたので、小物容器の深
さによる収納容量が最大限に確保され無効スペースが有
効に活用される。
に記載の発明に、さらに、第1の貯蔵室内の下部に設け
た区画室の下方に小物容器の中心部を配置して、小物容
器の上面の一部を区画室の前方において第1の貯蔵室に
開口させるよう構成したので、区画室の下方の無効スペ
ースを有効活用しながら、区画室前面の開放部から物品
を容易に取り出せる。
に記載の発明において、小物容器の中心の突起部の外周
に収納部を設けて複数の小区画に区画したので、簡素な
構造で物品の種別などの収納区分ができる。
に記載の発明において、小区画は略扇形の小容器で形成
したので、小容器を取り出して使用したり洗うことがで
きる。
に記載の発明において、複数の小区画は複数の略扇形の
小容器を組み合わせて任意の大きさとなるよう構成した
ので、小区画の大きさを任意に調整することで収納容量
を物品に応じて変えられる。
に記載の発明において、小物容器の開口時、蓋体は後方
にスライドして開放し、区画室の下部に収納されるよう
構成したので、物品の出し入れ時に蓋体が邪魔になら
ず、区画室の使用にも支障とならない。
Claims (9)
- 【請求項1】 冷蔵庫本体内を上下に区画する仕切壁
と、前記仕切壁により上部に区画形成された第1の貯蔵
室と、前記仕切壁により下部に区画形成された第2の貯
蔵室と、上面を前記第1の貯蔵室側に開口され前記仕切
壁に回転自在に配置された小物容器とを備え、前記小物
容器は上面の一部を前記第1の貯蔵室側に開口され、複
数の小区画に区画された回転自在の略円柱形の容器と
し、前記仕切壁に形成した略円柱状の凹部を備え、前記
小物容器を前記凹部に嵌合させるとともに前記凹部の中
心の突起部に形成した軸受穴と、小物容器の中心の突起
部に設けた回転軸を備え、前記凹部の突起部に前記小物
容器の突起部を重合させ、前記軸受穴に前記回転軸を嵌
挿して前記小物容器を回転自在に構成したことを特徴と
する冷蔵庫。 - 【請求項2】 冷蔵庫本体内を上下に区画する仕切壁
と、前記仕切壁により上部に区画形成された第1の貯蔵
室と、前記仕切壁により下部に区画形成された第2の貯
蔵室と、上面を前記第1の貯蔵室側に開口され前記仕切
壁に回転自在に配置された小物容器とを備え、前記小物
容器は上面の一部を前記第1の貯蔵室側に開口され、複
数の小区画に区画された回転自在の略円柱形の容器と
し、前記仕切壁に形成した略円柱状の凹部を備え、前記
小物容器を前記凹部に回転自在に嵌合させるとともに前
記凹部を前記第2の貯蔵室内の空間に突出させたたこと
を特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項3】 凹部を第2の貯蔵室内の空間に突出させ
たたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。 - 【請求項4】 第2の貯蔵室に引き出し式扉と前記引き
出し式扉と一体に引き出される収納容器を設け、凹部の
底面を仕切壁前面の仕切板の下端と第2の貯蔵室の前記
収納容器の上端との間に位置させたことを特徴とする請
求項2または請求項3に記載の冷蔵庫。 - 【請求項5】 第1の貯蔵室内の下部に区画室を設け、
小物容器の中心部を前記区画室の下方に配置して、小物
容器の上面の一部を前記区画室の前方において第1の貯
蔵室に開口させるよう構成したことを特徴とする請求項
1に記載の冷蔵庫。 - 【請求項6】 小物容器の中心の突起部の外周に収納部
を設け、前記収納部を複数の小区画に区画したことを特
徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。 - 【請求項7】 小区画は略扇形の小容器で形成したこと
を特徴とする請求項6に記載の冷蔵庫。 - 【請求項8】 複数の小区画は複数の略扇形の小容器を
組み合わせて任意の大きさとなるよう構成したことを特
徴とする請求項7に記載の冷蔵庫。 - 【請求項9】 小物容器の上部開口面に小区画が開口さ
れる開閉自在の蓋体を設け、前記小物容器の開口時、前
記蓋体は後方にスライドして開放し、区画室の下部に収
納されるよう構成したことを特徴とする請求項5に記載
の冷蔵庫。
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JP2184399 | 1999-01-29 | ||
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JP24111499 | 1999-08-27 | ||
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Publications (2)
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Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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- 2000-01-26 JP JP2000016769A patent/JP3420156B2/ja not_active Expired - Fee Related
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