JP3419965B2 - 半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多結晶シリコン膜
上に形成された絶縁膜を介して構成されるキャパシタを
有する半導体記憶装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置において、DRAM(Dy
namic Random Access Memory)やEEPROM(Electr
ically Erasable Programmable Read Only Memory )の
ように、多結晶シリコン膜と、多結晶シリコン膜上に形
成された絶縁膜とこの絶縁膜上に形成された電極とによ
り構成されるキャパシタを利用したメモリ−セルが多く
使用されている。このようなセルにおいては、このキャ
パシタ絶縁膜の品質が、デ−タ保持特性またはデ−タの
書き替え可能回数等、メモリ−の重要な特性を決定す
る。
【0003】例えば、絶縁膜に覆われた浮遊ゲ−ト電極
に電荷を蓄積してデ−タを保持する不揮発性半導体記憶
装置において、とくにフラッシュEEPROM(一括消
去型EEPROM)は、浮遊ゲ−ト電極と制御ゲ−ト電
極の間に形成された絶縁膜を介して流れるFNトンネル
電流を利用して、浮遊ゲ−ト電極から制御ゲ−ト電極へ
電荷を抜き去ることにより、デ−タを消去する。
【0004】図20にフラッシュメモリ−を用いたEE
PROMの構造を示す。図20の(a)はゲ−ト長方
向、図20の(b)はゲ−ト幅方向の断面図を示し、そ
れぞれ、(a)は(b)におけるA−A´断面、(b)
は(a)におけるB−B´断面を示している。シリコン
基板1上に第1のゲ−ト酸化膜3を介して浮遊ゲ−ト電
極4が形成され、さらに3層の絶縁膜より構成される第
二のゲ−ト絶縁膜11を介して制御ゲ−ト電極8が形成
される。浮遊ゲ−ト電極4に蓄積された電荷は、第二の
ゲ−ト絶縁膜11を通して制御ゲ−ト電極8ヘ抜き去ら
れる。
【0005】図14乃至図20に従来のフラッシュEE
PROMの製造方法を示す。上記図20と同様に、図中
(a)はゲ−ト長方向、(b)はゲ−ト幅方向の断面図
である。シリコン基板1上にLOCOS法によりフィ−
ルド酸化膜よりなる素子分離領域2を形成する(図1
4)。
【0006】次に、酸素雰囲気中で熱処理を行い、素子
領域に露出されたシリコン基板1上に第1のゲ−ト酸化
膜3を形成した後(図15)、減圧CVD法により第1
の多結晶シリコン膜4を200nm堆積し、さらにPO
Cl3 雰囲気中で熱処理を行い、リンを第1の多結晶シ
リコン膜4中に添加する(図16)。次に、通常のリソ
グラフィ−法とエッチング技術を用いて第1の多結晶シ
リコン膜4を所望のパタ−ンに加工する(図17)。
【0007】この後、温度1000℃の窒素(N2 )と
酸素(O2 )の混合雰囲気中で熱処理を行い、加工され
た多結晶シリコン膜4上に例えば17nmの酸化膜5を
形成し、続けて減圧CVD法で15nmの窒化シリコン
膜6を堆積し、さらに950℃の燃焼酸化法により窒化
シリコン膜6上にシリコン酸化膜7を形成する。このよ
うにして、ONO(Oxide-Nitride-Oxide)構造の第2の
ゲ−ト絶縁膜11を形成する。次に第2の多結晶シリコ
ン膜8を350nm堆積し、POCl3 雰囲気中で熱処理
を行い、リンを多結晶シリコン膜8中に添加する(図1
8)。
【0008】その後、通常のリソグラフィ−法とエッチ
ング技術を用いて第2の多結晶シリコン膜8と第2のゲ
−ト絶縁膜11と第1の多結晶シリコン膜4を所望のパ
タ−ンに加工する(図19)。次に温度1000℃で酸
化を行い、後酸化膜9を形成した後、イオン注入法によ
りソ−ス及びドレイン拡散層領域を形成し、温度950
℃の酸素雰囲気中で熱処理を行うことにより後酸化膜9
をさらに厚くして、フラッシュメモリ−が完成する(図
20)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のフ
ラッシュEEPROMでは、前述のONO(Oxide-Nitr
ide-Oxide)構造の第2のゲ−ト絶縁膜11を流れるFN
トンネル電流を利用して、浮遊ゲ−ト電極に蓄積された
電荷を抜き去る。このため、デ−タの書き込みおよび消
去を繰り返すことにより、ONO膜の欠陥に起因する不
良が発生する。例えば、従来のEEPROMではデ−タ
の書き込みおよび消去を1サイクルとするデ−タの書き
換えを106 回行った場合、1000個に10個の不良
が発生し、通常要求される品質(1000個に1個以下
の不良)を保証できないという問題がある。
【0010】解析の結果、このONO膜の品質は、多結
晶シリコン膜4を酸化することにより形成される1層目
の酸化膜5の膜質と非常に強い相関関係があることがわ
かった。
【0011】本発明の目的は、多結晶シリコン膜上に形
成される絶縁膜の品質を向上させることにより、この絶
縁膜の劣化を抑制し、不良率の少ない不揮発性半導体記
憶装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明による半導体記憶装置は、第1
の多結晶シリコン膜と、この第1の多結晶シリコン膜の
表面に形成された酸化膜と、この酸化膜上に形成された
第2の多結晶シリコン膜と、この第2の多結晶シリコン
膜上に形成された絶縁膜と、この絶縁膜上に形成された
電極とから構成されるキャパシタ構造を具備し、前記絶
縁膜に接する面における前記第2の多結晶シリコン膜
粒径が、前記絶縁膜に欠陥を発生させない最大限界粒径
よりも小さいことを特徴とする。
【0013】また、本発明による半導体記憶装置は、半
導体基板と、この半導体基板上に形成された第1のゲ−
ト絶縁膜と、この第1のゲ−ト絶縁膜上に形成された浮
遊ゲ−ト電極と、この浮遊ゲ−ト電極上に形成された第
2のゲ−ト絶縁膜と、この第2のゲ−ト絶縁膜上に形成
された制御ゲ−ト電極とを具備する半導体記憶装置にお
いて、前記浮遊ゲ−ト電極は、第1の多結晶シリコン膜
と第2の多結晶シリコン膜との積層膜により形成され、
前記第1の多結晶シリコン膜と第2の多結晶シリコン膜
との間には酸化膜を有し、前記第2のゲート絶縁膜に接
する面における前記第2の多結晶シリコン膜の粒径が、
前記第2のゲート絶縁膜に欠陥を発生させない最大限界
粒径よりも小さいことを特徴とする。
【0014】さらに、本発明の半導体記憶装置の製造方
法は、半導体基板上に第1のゲート絶縁膜を形成する工
程と、この第1のゲート絶縁膜上に浮遊ゲ−ト電極を形
成する工程と、この浮遊ゲ−ト電極上に第2のゲート
縁膜を形成する工程と、この第2のゲート絶縁膜上に制
ゲート電極を形成する工程とを具備する半導体記憶装
置の製造方法において、前記浮遊ゲ−ト電極を形成する
工程は、第1の多結晶シリコン膜を形成する工程と、前
記第1の多結晶シリコン層の表面に酸化膜を形成する工
程と、前記酸化膜上に第2の多結晶シリコン膜を形成す
る工程とを有し、前記第2の多結晶シリコン膜は前記第
2のゲート絶縁膜に欠陥を発生させない最大限界粒径よ
りも小さい膜厚に形成することを特徴とする。
【0015】上記手段を講じた結果、本発明による半導
体記憶装置では、多結晶シリコン膜上に形成された絶縁
膜に接する面における多結晶シリコン膜の粒径が、この
絶縁膜に欠陥を発生させない最大限界粒径よりも小さい
ため、絶縁膜の品質が向上し、不良率の少ないキャパシ
タ構造を有する半導体記憶装置を提供することができ
る。
【0016】このような解決手段は、キャパシタ絶縁膜
の耐圧不良がこの絶縁膜に接する面における多結晶シリ
コン膜の粒径に非常に強く依存する、という実験結果に
基づくものである。
【0017】図21にキャパシタ絶縁膜の耐圧測定の実
験デ−タを示す。このデ−タは、リンを添加した第1の
多結晶シリコン膜を温度1000℃の塩酸(HCl)含
有の窒素(N2 )と酸素(O2 )の混合雰囲気中で熱処
理して膜厚10nmの酸化膜を形成し、さらにこの酸化
膜上に第2の多結晶シリコン膜を形成して、この第1と
第2の多結晶シリコン膜間に電圧を印加してキャパシタ
絶縁膜の耐圧測定を行った結果である。横軸に第1の多
結晶シリコン膜の酸化膜界面における粒径、縦軸に偶発
不良率を示す。偶発不良率とは、耐圧測定において5M
V/cm以下で破壊したサンプルの割合として定義す
る。この図21より多結晶シリコン膜の絶縁膜界面にお
ける粒径が100nmより大きくなると偶発不良率が急
激に増加することがわかる。すなわち、この実験によれ
ば、絶縁膜に欠陥を発生させない最大限界粒径は100
nmであり、絶縁膜に接する面における多結晶シリコン
膜の粒径を100nmより小さくすることにより、絶縁
膜の不良率を低減することができる。
【0018】なお、本実験では、減圧CVD法を用いて
第1の多結晶シリコン膜を2回に分けて堆積することに
より、第1の多結晶シリコン膜の粒径を制御している。
すなわち、例えば多結晶シリコン膜を100nm堆積し
た後、基板を一旦装置より取り出すことにより、この多
結晶シリコン膜表面に薄い酸化膜が形成される。この
後、再び減圧CVD法を用いてこの自然酸化膜上に多結
晶シリコン膜を例えば100nm堆積することにより、
2層の多結晶シリコン膜の間に極薄の自然酸化膜が形成
された状態となる。この後、リン拡散等の熱処理により
多結晶シリコン膜の結晶粒が成長するが、前記自然酸化
膜により結晶粒の成長が停止するために、粒径は堆積膜
厚よりも大きくなることはない。このようにして、多結
晶シリコン膜の最上層の膜厚を50nmから200nm
まで変化させることにより、絶縁膜界面における多結晶
シリコン膜の粒径を変化させる。最終的な粒径は、TE
M(Transmission Electron Microscope) 等により断面
形状を観察して確認された。
【0019】また、ONO絶縁膜についても同様の耐圧
測定を行い、100nmの最大限界粒径を得た。このよ
うな2つの実験結果より、酸化膜界面における多結晶シ
リコン膜の粒径がこの酸化膜の品質を決定し、さらにこ
の第1層目の酸化膜の品質がONO膜の品質を決定する
ことがわかる。また、ONO膜の品質は酸化膜界面にお
ける多結晶シリコン膜の粒径を100nm以下とするこ
とにより改善できるということがわかる。
【0020】以上のように、本発明による半導体記憶装
置は、上記実験結果を利用して、絶縁膜に接する面にお
ける多結晶シリコン膜の粒径を、この絶縁膜に欠陥を発
生させない最大限界粒径よりも小さくすることにより、
絶縁膜の品質を向上し、不良率の少ないキャパシタ構造
を有する半導体記憶装置を提供するものである。
【0021】また、本発明による半導体記憶装置では、
浮遊ゲ−ト電極を構成する多結晶シリコン膜の粒径が、
第2の絶縁膜に欠陥を発生させない最大限界粒径より小
さいため、この第2の絶縁膜の品質を向上することによ
り、劣化を抑制して、不良率の少ない半導体記憶装置を
提供することが可能である。
【0022】さらに、本発明による半導体記憶装置の製
造方法では、多結晶シリコン膜を2回以上堆積して浮遊
ゲ−ト電極を形成する。2層の多結晶シリコン膜の間に
は自然酸化膜が形成されるため、多結晶シリコン膜の粒
径は多結晶シリコン膜の膜厚より大きく成長することが
できない。このため、この多結晶シリコン膜の最上層の
膜厚を、第2の絶縁膜に欠陥を発生させない最大限界粒
径よりも小さくすることにより、第2の絶縁膜の品質を
向上することができる。このようにして、第2の絶縁膜
の劣化を抑制し、不良率の少ない半導体記憶装置の製造
方法を提供することができる。
【0023】
【実施の形態】以下、フラッシュEEPROMのメモリ
−セルを例として、本発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1乃至図9は本発明による第1の
実施の形態、図10乃至図13は本発明による第2の実
施の形態を説明する図である。各図中の(a)および
(b)はそれぞれ浮遊ゲ−ト電極のゲ−ト長方向及びゲ
−ト幅方向におけるメモリ−セルの断面図であり、それ
ぞれ(a)は(b)におけるA−A´断面、(b)は
(a)におけるB−B´断面を示している。
【0024】以下、第1の実施の形態を説明する。半導
体基板1上にLOCOS法により素子分離領域2を形成
する(図1)。次に、例えば温度800℃の酸素(O
2 )および塩化水素(HCl)の混合雰囲気中で熱処理を
行い、素子領域に露出されたシリコン基板1上に10n
mの第1のゲ−ト酸化膜3を形成する(図2)。
【0025】この後、従来と異なり、減圧CVD法によ
り最初に第1の多結晶シリコン膜4aを例えば100n
m堆積し(図3)、さらに第2の多結晶シリコン膜4b
を例えば100nm堆積する(図4)。このように本実
施の形態では、多結晶シリコン膜を2回に分けて堆積す
る。
【0026】次に例えば温度850℃のPOCl3 雰囲気
中で25分間の熱処理を行い、第1の多結晶シリコン膜
4aと第2の多結晶シリコン膜4b中にリンを添加す
る。通常のリソグラフィ−法とエッチング技術を用いて
第1の多結晶シリコン膜4aと第2の多結晶シリコン膜
4bを所望のパタ−ンに加工する(図5)。
【0027】この後、例えば温度1000℃の窒素(N
2 )と酸素(O2 )の混合雰囲気中で熱処理を行い、加
工された第2の多結晶シリコン膜4b上に17nmの酸
化膜5を形成し、続けて減圧CVD法により例えば15
nmの窒化シリコン膜6を堆積し、さらに例えば950
℃の燃焼酸化法により窒化シリコン膜6を酸化してシリ
コン酸化膜7を形成する。このようにして、ONO(Ox
ide-Nitride-Oxide)構造の第2のゲ−ト絶縁膜11を形
成する(図6)。
【0028】次に第3の多結晶シリコン膜8を形成し、
例えば900℃のPOCl3 雰囲気中で熱処理を行い、リ
ンを第3の多結晶シリコン膜8中に添加する(図7)。
通常のリソグラフィ−法とエッチング技術を用いて第3
の多結晶シリコン膜8と第2のゲ−ト絶縁膜11と第2
の多結晶シリコン膜4bと第1の多結晶シリコン膜4a
を加工する(図8)。
【0029】温度1000℃の窒素(N2 )と酸素(O
2 )の混合雰囲気中で熱処理を行い、後酸化膜9を形成
した後、イオン注入法によりリン(P)とヒ素(As)
を半導体基板1中に注入してソ−ス及びドレイン領域を
形成し、さらに温度950℃の酸素雰囲気中で熱処理を
行うことにより後酸化膜9を厚くして、フラッシュメモ
リ−が完成する(図9)。
【0030】上記実施の形態では、第1の多結晶シリコ
ン膜4aと第2の多結晶シリコン膜4bをそれぞれ10
0nmづつ2回に分けて堆積したが、最後に堆積される
多結晶シリコン膜の膜厚が100nm以下であり、さら
に浮遊ゲ−トを構成する合計の多結晶シリコン膜厚が所
望の膜厚(上記実施の形態では200nm)であれば、
堆積する回数、および膜厚は本実施の形態に限らない。
【0031】また、上記実施の形態における第1の多結
晶シリコン膜4aと第2の多結晶シリコン膜4bの堆積
の間に、基板1を堆積装置より取り出すことにより、第
1の多結晶シリコン膜4a上に薄い自然酸化膜を形成す
ることができるが、第1の多結晶シリコン膜4aを堆積
した後、基板1を堆積装置内に収納した状態で、酸素雰
囲気を装置内に送り込むことにより薄い酸化膜を形成
し、再び第2の多結晶シリコン膜4bを堆積することも
可能である。このようにすれば、基板1の堆積装置内へ
の挿入、排出というような作業を省くことができるため
生産効率が向上する。
【0032】また、上記実施の形態では、不純物の添加
を行わずに第1の多結晶シリコン膜4aと第2の多結晶
シリコン膜4bを堆積し、その後のリン拡散により第1
及び第2の多結晶シリコン膜にリンを添加しているが、
多結晶シリコン膜への不純物の添加方法は他の方法を用
いても構わない。
【0033】例えば、第1の多結晶シリコン膜を100
nm堆積後、850℃のPOCl3 雰囲気中で10分間の
熱処理を行い、この後、第2の多結晶シリコン膜を10
0nm堆積し、再び850℃のPOCl3 雰囲気中で10
分間の熱処理を行うことも可能である。
【0034】さらに、リン拡散ではなく、イオン注入方
法を用いてリンを第1および第2の多結晶シリコン膜に
添加することも可能である。例えば、第1の多結晶シリ
コン膜4aを堆積した後、リンのイオン注入を行い、さ
らに第2の多結晶シリコン膜4bを堆積後、再びイオン
注入を行うことも可能である。
【0035】また、減圧CVD法を用いて多結晶シリコ
ン膜を堆積する時にリンの添加を同時に行っても構わな
い。上記のような多結晶シリコンへ不純物を添加する方
法は、第1の多結晶シリコン膜4a,第2の多結晶シリ
コン膜4bについてそれぞれ異なる方法を組み合わせる
ことも可能である。
【0036】また、上記実施の形態においては、多結晶
シリコン膜へ添加する不純物としてリンを例に説明した
が、例えばヒ素(As)やボロン(B)など多結晶シリ
コン膜に導電性を持たせる不純物であれば、どの様な物
質を用いても構わない。
【0037】このように、上記第1の実施の形態によれ
ば、浮遊ゲ−トを構成する多結晶シリコン膜を、第1の
多結晶シリコン膜4aを堆積した後に第2の多結晶シリ
コン膜4bを堆積することにより形成する。この時、第
1および第2の多結晶シリコン膜の間には2nm以下の
極薄の自然酸化膜が形成されため、その後の熱処理にお
いて多結晶シリコンの粒径が成長することを抑制するこ
とができる。すなわち、この第2の多結晶シリコン膜4
bの膜厚を100nm以下とすることにより、この第2
の多結晶シリコン膜4bの粒径を100nm以下にする
ことができる。このようにして第2の多結晶シリコン膜
4bを酸化して形成される酸化膜5の膜質を改善するこ
とができ、この酸化膜5および窒化膜6、酸化膜7によ
り構成されるONOトンネル酸化膜11の膜質を改善す
ることが可能となる。
【0038】次に第2の実施の形態を図10から図13
を用いて説明する。従来と同様に、半導体基板上の素子
領域に第1のゲ−ト酸化膜3を形成した後、減圧CVD
法により200nmの第1の多結晶シリコン膜4を堆積
する(図10)。
【0039】ここで、従来と異なり、ヒ素を例えば3×
1015cm-2のド−ズ量で第1の多結晶シリコン膜4に
イオン注入を行い(図11)、さらにリンのイオン注入
を例えば3×1015cm-2のド−ズ量で行なう(図1
2)。この時、ヒ素の濃度のピ−クが第1の多結晶シリ
コン膜4の表面より50nm程度の深さとなり、リンの
濃度のピ−クはヒ素よりも深く、第1のゲ−ト絶縁膜側
に分布中心を有するようにイオン注入の加速電圧を適宜
設定する。
【0040】次に、通常のリソグラフィ−法とエッチン
グ技術を用いて、第1の多結晶シリコン膜4を加工し、
以降は第1の実施の形態と同様に、ONO絶縁膜11、
制御ゲ−ト電極を構成する多結晶シリコン膜8、ソ−ス
およびドレイン拡散層、後酸化膜9等を形成し、フラッ
シュメモリ−が完成する(図13)。
【0041】上記第2の実施の形態では、リン拡散では
なく、リンとヒ素のイオン注入により、浮遊ゲ−ト電極
となる第1の多結晶シリコン膜4への不純物の添加を行
なう。後の熱工程により、これらの不純物は拡散し、活
性化するが、同時に多結晶シリコン膜4の結晶粒が成長
する。この時に、ヒ素の拡散係数がリンの拡散係数より
も小さいために、ヒ素の濃度が高い領域における多結晶
シリコン膜4の粒成長はリン濃度の高い領域よりも遅
い。実験によれば、ヒ素の濃度が高い領域における多結
晶シリコン膜4の粒径はリン濃度の高い領域に比べて、
約3割小さいことが観察された。このようにして、ヒ素
をその濃度のピ−クが多結晶シリコン膜4の表面近傍に
位置するようにイオン注入を行なうことにより、多結晶
シリコン膜4の表面近傍の粒径を小さくすることができ
る。
【0042】このピ−クの深さを最大でも酸化膜5に欠
陥を発生させない最大限界粒径(本実施の形態において
は100nm)よりも浅くすることにより、さらに好ま
しくは、この最大限界粒径の半分、すなわち50nm未
満とすることにより、酸化膜5界面における多結晶シリ
コン膜4の粒径を酸化膜5に欠陥を発生させない最大限
界粒径、すなわち100nm、未満とすることができ
る。このような濃度分布を有するように、イオン注入の
加速電圧を適宜設定する必要がある。
【0043】また、多結晶シリコン膜4のドナ−濃度を
十分に保ち、その空乏化を防止するために、さらにリン
のイオン注入を行なう。この濃度のピ−ク位置が、多結
晶シリコン膜4表面から最大限界粒径、すなわち本実施
の形態においては100nm、よりも深くなるように加
速電圧を適宜設定する。ドナ−濃度を十分に保つための
みであれば、このイオン注入はヒ素を用いても構わな
い。しかし、上記実施の形態のリンのように、ヒ素と異
種の元素をヒ素よりも深くイオン注入することにより、
後の熱処理時の結晶粒成長において、ヒ素を含む結晶粒
とリンを含む結晶粒の間に粒界を存在させて、結晶粒の
成長を抑制することができる。
【0044】このように、同じ導電性を有し、拡散係数
が異なる不純物を用い、拡散係数の小さい元素を浅く、
拡散係数の大きい元素を深くイオン注入することによ
り、酸化膜5界面における多結晶シリコン膜4の粒径を
小さくすることができる。。
【0045】なお、上記第2の実施の形態ではヒ素のイ
オン注入を行った後にリンをイオン注入しているが、こ
の順序は逆にしても構わない。さらに、上記実施の形態
では2回のイオン注入を行なったが、多結晶シリコン膜
4の膜厚が厚い場合には、その膜厚に応じて3回以上の
イオン注入を行うことも可能である。この場合、拡散係
数の異なる2種類以上の不純物を用い、拡散係数の最も
小さい不純物の濃度のピ−ク位置が酸化膜5に欠陥を発
生させない最大限界粒径、好ましくはその半分、よりも
浅ければ、同種のものを2回以上イオン注入しても構わ
ない。または、3種類以上の不純物をイオン注入するこ
とも可能である。
【0046】上記2つの実施の形態において、多結晶シ
リコン膜4に含まれる不純物の濃度が1×1021cm-3
越えると、過剰な不純物が第1のゲ−ト絶縁膜3または
第2のゲ−ト絶縁膜(特に酸化膜5)中に拡散して、こ
れらの絶縁膜の信頼性を劣化させるという問題が発生す
るので、不純物の濃度はこれ以下にする必要がある。ま
た、多結晶シリコン膜4に含まれる不純物の濃度が1×
1020cm-3未満の場合には、前述のように制御ゲ−ト電
極に電圧を印加した時に、浮遊ゲ−ト電極が空乏化し
て、この印加電圧により基板のキャリア濃度を十分に制
御できなくなってしまう。このため、不純物の濃度はこ
れ以上にすることが望ましい。
【0047】また、上記2つの実施の形態は、不揮発性
半導体記憶装置について述べたが、本発明は上記実施の
形態に限らず、多結晶シリコン膜と、その上に形成され
た絶縁膜と、さらにその上に形成された電極とから構成
されるキャパシタ構造を有するすべての半導体記憶装置
に適用することができる。
【0048】さらに、上記2つの実施の形態において、
第2のゲ−ト絶縁膜11はONO膜を例に述べたが、前
述したように、多結晶シリコン膜の絶縁膜界面における
粒径と絶縁膜の品質との関係は、1層の酸化膜において
も観測されているので、酸化膜1層の絶縁膜を有するキ
ャパシタ構造についても適用可能である。また、ONO
膜のみならず、1層目に酸化膜を使用した様々な絶縁膜
の積層構造を有する絶縁膜についても適用することがで
きる。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明による半導体記憶
装置では、粒径の小さい多結晶シリコン膜を用いて、多
結晶シリコン膜上に形成される絶縁膜の品質を向上する
ことにより、この絶縁膜の劣化を抑制し、不良率を低減
することができる。
【0050】さらに、本発明による半導体記憶装置の製
造方法によれば、絶縁膜との界面における多結晶シリコ
ン膜の粒径を小さくすることにより、多結晶シリコン膜
上に形成される絶縁膜の品質を向上して、この絶縁膜の
劣化を抑制し、不良率の低い半導体記憶装置を製造する
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の不揮発性半導体記憶装置による第1の
実施の形態の説明図。
【図2】本発明の不揮発性半導体記憶装置による第1の
実施の形態の説明図。
【図3】本発明の不揮発性半導体記憶装置による第1の
実施の形態の説明図。
【図4】本発明の不揮発性半導体記憶装置による第1の
実施の形態の説明図。
【図5】本発明の不揮発性半導体記憶装置による第1の
実施の形態の説明図。
【図6】本発明の不揮発性半導体記憶装置による第1の
実施の形態の説明図。
【図7】本発明の不揮発性半導体記憶装置による第1の
実施の形態の説明図。
【図8】本発明の不揮発性半導体記憶装置による第1の
実施の形態の説明図。
【図9】本発明の不揮発性半導体記憶装置による第1の
実施の形態の説明図。
【図10】本発明の不揮発性半導体記憶装置による第2
の実施の形態の説明図。
【図11】本発明の不揮発性半導体記憶装置による第2
の実施の形態の説明図。
【図12】本発明の不揮発性半導体記憶装置による第2
の実施の形態の説明図。
【図13】本発明の不揮発性半導体記憶装置による第2
の実施の形態の説明図。
【図14】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を
示す図。
【図15】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を
示す図。
【図16】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を
示す図。
【図17】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を
示す図。
【図18】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を
示す図。
【図19】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を
示す図。
【図20】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造工程を
示す図。
【図21】本発明の技術的根拠を示す実験デ−タを表す
図。
【符号の説明】
1… 半導体基板、2…フィ−ルド酸化膜、3…第1の
ゲ−ト酸化膜、4,4a,4b…多結晶シリコン膜、
5、7…酸化膜、6…窒化膜、8…多結晶シリコン膜、
9…後酸化膜、11…第2のゲ−ト絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 英行 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (56)参考文献 特開 平7−94605(JP,A) 特開 昭63−255972(JP,A) 特開 昭63−29954(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/788

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の多結晶シリコン膜と、 この第1の多結晶シリコン膜の表面に形成された酸化膜
    と、 この酸化膜上に形成された第2の 多結晶シリコン膜と、 この第2の多結晶シリコン膜上に形成された絶縁膜と、 この絶縁膜上に形成された電極とから構成されるキャパ
    シタ構造を具備し、 記絶縁膜に接する面における前記第2の多結晶シリコ
    ン膜の粒径が、前記絶縁膜に欠陥を発生させない最大限
    界粒径よりも小さいことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記絶縁膜に接する面における前記第2
    の多結晶シリコン膜の粒径が100nm未満であること
    を特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板と、 この半導体基板上に形成された第1のゲ−ト絶縁膜と、この 第1のゲ−ト絶縁膜上に形成された浮遊ゲ−ト電極
    と、 この浮遊ゲ−ト電極上に形成された第2のゲ−ト絶縁膜
    と、 この第2のゲ−ト絶縁膜上に形成された制御ゲ−ト電極
    とを具備する半導体記憶装置において、 前記浮遊ゲ−ト電極は、第1の多結晶シリコン膜と第2
    の多結晶シリコン膜との積層膜により形成され、前記第
    1の多結晶シリコン膜と第2の多結晶シリコン膜との間
    には酸化膜を有し、前記第2のゲート絶縁膜に接する面
    における前記第2の多結晶シリコン膜の粒径が、前記
    2のゲート絶縁膜に欠陥を発生させない最大限界粒径よ
    りも小さいことを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記第2のゲート絶縁膜に接する面にお
    ける前記第2の多結晶シリコン膜の粒径100nm未
    満であることを特徴とする請求項3記載の半導体記憶装
    置。
  5. 【請求項5】 半導体基板上に第1のゲート絶縁膜を形
    成する工程と、この 第1のゲート絶縁膜上に浮遊ゲ−ト電極を形成する
    工程と、この 浮遊ゲ−ト電極上に第2のゲート絶縁膜を形成する
    工程と、この 第2のゲート絶縁膜上に制御ゲート電極を形成する
    工程とを具備する半導体記憶装置の製造方法において、 前記浮遊ゲ−ト電極を形成する工程は、 第1の多結晶シリコン膜を形成する工程と、 前記第1の多結晶シリコン層の表面に酸化膜を形成する
    工程と、 前記酸化膜上に第2の多結晶シリコン膜を形成する工程
    とを有し、 前記第2の多結晶シリコン膜は前記第2のゲート絶縁膜
    に欠陥を発生させない最大限界粒径よりも小さい膜厚に
    形成することを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記酸化膜を形成する工程が、前記第1
    の多結晶シリコン膜を形成する堆積装置の外に前記半導
    体基板を取り出すことによって行われることを特徴とす
    る請求項5記載の半導体記憶装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記酸化膜を形成する工程が、前記第1
    の多結晶シリコン膜を形成する堆積装置内に酸素雰囲気
    を導入することによって行われることを特徴とする請求
    項5記載の半導体記憶装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第2の多結晶シリコン膜は、膜
    100nm未満に形成されることを特徴とする請求項5
    記載の半導体記憶装置の製造方法。
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