JP3419789B2 - ミクロ角膜切開刀 - Google Patents

ミクロ角膜切開刀

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JP3419789B2 JP52840398A JP52840398A JP3419789B2 JP 3419789 B2 JP3419789 B2 JP 3419789B2 JP 52840398 A JP52840398 A JP 52840398A JP 52840398 A JP52840398 A JP 52840398A JP 3419789 B2 JP3419789 B2 JP 3419789B2
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イー,ジュニア バーラクエール,ホセ
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インスティテュト バーラケール デ アメリカ
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    • A61F9/00Methods or devices for treatment of the eyes; Devices for putting-in contact lenses; Devices to correct squinting; Apparatus to guide the blind; Protective devices for the eyes, carried on the body or in the hand
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    • A61F9/013Instruments for compensation of ocular refraction ; Instruments for use in cornea removal, for reshaping or performing incisions in the cornea

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本出願は、1997年8月25日に提出された暫定出願60/0
56,775号及び1996年12月23日に提出された米国出願第08
/772,698号の一部継続出願である。
1.発明の分野 本発明は、角膜の不規則性を矯正するよう眼の外科手
術を実施するための医療用器具及び方法に関する。より
特定的に言うと、本発明は、ミクロ角膜切開刀として知
られている機械的器具及び層状角膜切開術を実施するた
めの関連する外科的方法に関する。
2.関連技術 角膜切除を実施するための最初のミクロ角膜切開刀
は、1962年に本発明の発明人のうちの1人ホセI.バラク
ア(Jose I.Barraquar)博士により開発されたものであ
り、図p1に全体的に示されている。このミクロ角膜切開
刀は、1つのガイドリングを内含し、このリングは、そ
れを通し加えられる部分真空を用いて眼の玉つまり眼球
に固定される。このガイドリングは眼球を不動化し、眼
圧を維持し、角膜切除直径を調節する。切断ヘッドと呼
ばれるミクロ角膜切開刀の一部分は、外科医によるリン
グを横断してのミクロ角膜切開刀の誘導式線形移動のた
めガイド内の溝路の中に支持されている。切断ヘッド
は、器具が溝路により構成された切断通路を通って移動
させられるにつれて溝路を横断するモーター駆動式の偏
心器によって振動させられる切断ブレードを支持してい
る。この切断ヘッドは、平面部材により圧迫される角膜
の表面に対し平行である下部表面をもつ層をブレードが
切断できるようにするため、振動するこのブレードに先
立って眼球を圧迫する除去可能な下部平面部材を支持し
ている。平面部材は、切除される角膜「ディスク」の厚
みを変動させるべく、異なる厚みの類似の平面部材と交
換可能である。
1962年以来、ドイツのカールツァイス財団法人(Carl
−Zeiss−Stiftung)に譲渡された米国特許第4,662,370
号の主題である装置を含め、バラクアのミクロ角膜切開
刀に対する数多くの変形形態が考えられてきた。'370号
の特許は、予め定められた形状及び曲率の角膜切除を行
なうため角膜を係合させ圧迫する凸状、凹状及び平面状
の表面をもつ交換可能なインサートを有するミクロ角膜
切開刀について既述している。これらのインサートは、
ガイドリングに固定される静止平面部材の中にセットさ
れる。切断ブレードは、平面部材とガイドリングの間の
間隙により構成される平面部材に対し平行な切断通路を
通して移動させられ、この通路を横断して振動する。
見かけ上は角膜レンズ核の切除を可能にするのに有効
であるものの、'370号の特許の装置には、ガイドリング
を横切った切断ヘッドによる移動の速度を制御するか又
は自動化するための手段が欠如しており、従って、角膜
組織内に入り込んで動かなくなったり又はその他の形で
外科医の手による不安定な進行下で不精確な切除を生み
出す可能性が高い。その上、角膜切除の深さ又は厚さを
変更するための明白な手段は全く存在しない。同様にこ
の装置は、層上角膜切開術(角膜を通っての切開術)で
はなく、層上角膜切除術(角膜切片の除去)においての
使用に制限されている。
ガイドリングを横切る制御された移動の問題は、Re3
5,421としてルイスAルイズ(Luis A.Ruiz)及びセルジ
オレンチングG(Sergio Lenchig G)に対し再発行され
た米国特許第5,133,726号の中で記述された器具により
対処されてきた。'726号及び'421号の特許は、制御され
た速度で切断通路を通って器具を移動させるための歯車
伝動アセンブリをもつ図P2に示されたミクロ角膜切開刀
を開示している。歯車は、切断ブレードを駆動するのと
同じモータにより駆動され、ガイドリングの上にトラッ
クを係合させる。かくして、自動化された伝動システム
は、'370号の特許の器具に比べ1つの改良であるが、実
際には、器具内のモータの重量が装置のハンドルを通し
て大きいモーメントを生じることが発見された。このモ
ーメントは、ガイドリングトラックと係合する歯車の前
方位置づけと組合わさって、切断ヘッドの後方表面がガ
イドリングとのその係合において動かなくなる原因とな
る。このことは、最良の場合でも、外科手術中の器具に
よる不均等な走行及び眼の中の不必要な圧力変動を結果
としてもたらす。最悪の場合、このような拘束は、白斑
又は乱視の誘発を生み出す角膜の不規則な切断をひき起
こす可能性がある。
支質内屈折外科手術についての比較的最近の技術的開
発は、「鼻側ヒンジ」として作用するため角膜組織の周
辺残部を未切断状態に残す不完全層状側頭鼻側角膜切開
術を実施するための器具及び方法を作り出すに至った。
この鼻側ヒンジは、角膜ディスクを、例えばレーザなど
による支質層の露呈及び彫刻のためにもち上げることが
できるようにする。不完全層状角膜切開術と結びつけて
支質彫刻を行なうためのレーザーの使用は、「レーザー
支質内角膜曲率形成術」(LASIK」)の呼ばれている。
初期のバラクアの装置と類似の要領で、'726及び'421
特許のミクロ角膜切開刀は、可変的厚みの類似の平面部
材と交換可能な切断ヘッドの下部部分内に前方平面部材
を内含している。しかしながらこの平面部材が交換可能
となるように、切断ヘッドのスロット入り部分が切断ブ
レードの実質的前方に延びて平面部材を収容している。
このこと、及び伝動歯車が切断ヘッドの外側に位置づけ
されているという事実の結果、器具の表面積つまり「フ
ットプリント」はかなり大きくなっている。大きなフッ
トプリントは、ミクロ角膜切開刀の使用要領を制約し、
一般にミクロ角膜切開刀が眼に隣接する側頭領域から角
膜を横切って移動させられることを必要とし、不完全層
状角膜切開術を実施するときに垂直な鼻側ヒンジを作り
出す。垂直な鼻側ヒンジには少なくとも2つの欠点があ
る。まず第1に、LASIK又はその他の処置の結果もたら
される角膜ディスクは、外科手術後垂直に移動させられ
かつ/又は、上部眼けんの開閉により幾分かひだがつく
ことになる。第2に、角膜ディスク上の垂直な鼻側ヒン
ジの形成は、標準的に角膜の主要直径を横切る垂直な切
断動作を用いて実施される乱視矯正中のヒンジの偶発的
剥離の確率を増大させる。
'726号の特許の中で記述されている平面部材又はプラ
ークの大きな表面積は、任意の1時点で角膜全体を実質
的に圧迫するように設計されている。このような動作
は、不必要に高い眼内圧力を生み出し、これは眼に不当
なストレスを加え、外科手術中に結果としての合併症を
もたらす可能性がある。その上、交換可能な平面部材に
は、それぞれの部材により提供されるべき切除の厚みを
指示するための手段が欠如している。このため、誤った
厚みをもつ平面部材が切断ヘッド内に挿入されることに
なる可能性が生まれる。このような場合、器具は、過度
の切断を行ない眼球に孔をあけ、重大な結果をひきおこ
す可能性がある。
ここで既述されている欠点に応えて、本発明の目的
は、切断ヘッドが、患者の目の上に位置づけられたガイ
ドリング上の固定点との関係における掃引する旋回動作
により角膜を横切って移動させられるような、改良型の
ミクロ角膜切開刀を提供することが、本発明の目的であ
る。
さらなる目的は、固定点においてガイドリングに連結
された旋回支柱を中心にした回転を誘発するアウトプッ
トシャフトと歯車の係合によって、かかる旋回動作が自
動的に誘発されることにある。
さらにもう1つの目的は、器具の構成要素を分解又は
置換する必要なく角膜切除の厚みを変動させるため、切
断ヘッドに連結された調整可能なフロートヘッド又はプ
ラークを有する改良型ミクロ角膜切開刀を提供すること
にある。
もう1つの目的は、調整可能なフロートヘッドに、選
択された切断深さを指示するための標示が備わってお
り、かくして切除の厚みに関する不注意による誤りの発
生確率が低くなっているということにある。
本発明のさらなる目的は、切断ヘッド又はフローヘッ
ドがガイドリングのリムを超えることなく、角膜の切除
を可能にするため、フロートヘッドが小さい表面積を示
すということにある。この要領で、角膜の斜めの及び下
方−上方切除を、層状角膜切開術中に実施することがで
き、かくして、乱視矯正中の角膜ヒンジの不注意による
剥離の危険性ならびに上部眼けんの掃引により生成され
る角膜の折畳み及び移動の程度は低減される。
さらにもう1つの目的は、均等な切除のため角膜を圧
迫するのに必要である最小限の圧力のみを、フロートヘ
ッドが眼球上に加えるということにある。
さらにもう1つの目的は、器具の表面積を最小限に
し、かくして角膜の上部領域内に存在する上部角膜ヒン
ジを作り出すことができるように、切断ヘッドの側壁の
内側に伝動歯車を位置づけることにある。
さらにもう1つの目的は、本発明の線形駆動される実
施形態において、ガイドリングと係合する駆動歯車が、
切断ヘッドの後方下部表面とガイドリングの間に存在し
うる拘束を除去するべき、切断ヘッドとの関係において
後方に位置づけされていることにある。
本発明のさらにもう1つの目的は、層状角膜切開術の
間の角膜ヒンジの形成を調節するべく、ガイドリングに
より構成された切断通路を通ってのミクロ角膜切開刀の
切断範囲を選択的に制限するための手段を提供すること
にある。
さらなる目的は、切断範囲の選択された限度に達した
時点で、ガイドリング上のその初期位置までミクロ角膜
切開刀を自動的に戻すための手段を提供することにあ
る。
要 約 上述の目的ならびにその他の目的及び利点は、眼球の
層状角膜切開術を実施するためのミクロ角膜切開刀によ
って達成される。このミクロ角膜切開刀は、眼球の角膜
が中を通って突出するような形で眼球つまり眼の球上に
設置するためのガイドリングを内含している。又器具と
の関係において眼球を不動化する目的で、眼球にガイド
リングを一時的に固定するための手段が提供される。角
膜切除に適した切断ブレードが、ガイドリングによって
構成された切断通路を通ってガイドリング全体にわたり
切断ヘッド内を搬送される。一般にプラークとしても知
られている調整可能なフロートヘッドが、ブレードに先
立って角膜を少なくとも部分的に圧迫するため切断ヘッ
ドに連結され、かくして角膜切除の望ましい厚みを設定
する。さらに、ガイドリングを横断して切断ヘッドとフ
ロートヘッドを駆動し、こうしてブレードが少なくとも
部分的に角膜内を通って切断し層状角膜切開術を実施す
るようにする手段も具備されている。
本発明の好ましい実施形態においては、ガイドリング
には、上向きに延びる旋回支柱が含まれており、駆動手
段には、旋回支柱との関係において回転しないようアウ
トプットシャフトを束縛するように旋回支柱と係合する
べく切断ヘッドを通って、下向きに延びているアウトプ
ットシャフトが含まれている。駆動手段にはさらに、切
断ヘッド内でアウトプットシャフトにトルクを加え、か
くして切断ヘッドとフロートヘッドは制御された速度で
ガイドリング全体にわたり駆動手段によりアウトプット
シャフトを中心にして回転させられることになる手段が
含まれている。この実施形態においては、フロートヘッ
ドは必ずしも調整可能ではなく、切断ブレートによる単
一の予め定められた形状及び厚みの切断しか提供しない
タイプのものであってよい。
好ましい実施形態においては、切断ヘッドは、アウト
プットシャフトを旋回支柱と係合するように誘導しかつ
旋回支柱の基部でブレード上でガイドリングより上にミ
クロ角膜切開刀を支持するため、アウトプットシャフト
を中心にして下向きに延びる中空ガイド管を内含してい
る。1つの例では、旋回支柱及びアウトプットシャフト
の各々は、互いに軸方向に係合するための相対する相補
的歯手段を内含している。ガイド管は、その内部表面か
ら半径方向内向きに延びるピンを内含しており、旋回支
柱は、その外部表面に沿って軸方向に延びる溝を内含し
ている。このピンは、この溝の中にはめ合わさって、ア
ウトプットシャフトの歯が旋回支柱の歯と係合するべく
適切に心合せされるようにしている。
代替的には、キー溝付きアウトプットシャフトと共
に、中空ガイド管が使用され、旋回支柱には、キー溝付
きアウトプットシャフトと相補的な溝付き開口部が具備
されている。ミクロ角膜切開刀の好ましい実施形態は、
層状角膜切開術中に角膜ヒンジを構成するべく切断通路
を通してブレードが搬送される範囲を制限するためのス
トッパ手段をさらに含んで成る。
ミクロ角膜切開刀の切断ヘッドは、単体構造のもので
あってもよいし、或いは切断ヘッドがブレード及びフロ
ートヘッドへのアクセスのため開放され得るようにする
ヒンジによって連結された上部及び下部部材を内含して
いてもよい。
駆動手段は、好ましくは、切断通路を横断するブレー
ド内の振動運動を誘発するための手段を内含する。
調整可能なフロートヘッドは、好ましくは、一対の実
質的に平行な支持アーム、及び三角形の横断面と3つの
面をもつフロート部材を内含する。フロートは、その中
を延びるジャーナルを中心にした支持アームの間の回転
のために支持されている。3つの面の各々はジャーナル
から異なる距離において離隔されており、かくして、角
膜切除の厚みは、望まれる面が角膜を圧迫する位置にく
るまでフロートの回転により変動させられる。フロート
ヘッドにはさらに、選択された面によって提供される切
除厚みを指示するための標示が具備されている。フロー
トの面は、平面、弧状、斜め又はその何らかの組合せで
あってよく、かくして角膜レンズ核切除は、適切な面で
角膜を圧迫することによって実施することが可能であ
る。
さらに、ストッパ手段がブレードの範囲を制限した時
点で、駆動手段を自動的に逆転させるための手段を具備
することもできる。このようにして、ミクロ角膜切開刀
は、外科手術が開始されるガイドリングに沿った位置ま
で戻される。
本発明の第2の実施形態においては、ガイドリング
は、切断ヘッド内に支持されかつ制御された速度でガイ
ドリング全体にわたり切断ヘッドを移動させるため駆動
手段によって駆動される伝動手段によって係合可能なト
ラック手段を含んでいる。この実施形態の伝動手段は、
実質的に切断ヘッド内に位置づけされ、かくしてミクロ
角膜切開刀は、患者の顔面構造と干渉することなく眼球
を通して上方から下方への切断を行なうことができるよ
うにする狭い幅を有することになる。不完全層状角膜切
開術の間に角膜ヒンジを構成するべく切断通路を通って
ブレードが搬送される範囲を制限するためのストッパ手
段が具備され、こうしてミクロ角膜切開刀は、上部角膜
ヒンジを構成することができるようになる。
上述の目的はさらに、角膜ヒンジ核の切除を実施する
方法を通して達成可能である。まず最初に、眼球の角膜
のまわりで、角膜がガイドリングの中及び上に拡がるよ
うな形で、ガイドリングを眼球に固定する。その後、弧
状又は斜めの表面をもつフロートヘッドを、この表面で
角膜を圧迫してこの表面と相補する形状になるようにす
るため、ガイドリング全体にわたって移動させる。その
後、角膜レンズ膜を切除するべく、ガイドリングを横切
る1平面を通って切断ブレードを移動させる。フロート
ヘッドは、それがブレードの移動に先立って角膜をひと
たび圧迫した時点で静止状態に保持されてもよいし、或
いは又角膜との接触を維持しながらブレードと共に移動
させられてもよい。
支質内外科手術のための角膜ヒンジを作り出すことが
望まれる場合、切断ヘッドは、角膜と交差する切断平面
の一部分を完全にではないもののほぼ横切って、予め定
められた距離だけ移動させられる。切断ブレードの移動
は、調整可能なストッパ手段により制約され、かくして
角膜キャップ上に形成されるヒンジ幅の範囲を調整する
ことが可能となる。このとき、切断ブレードは、ガイド
リングを横切ってその当初の位置まで戻り、こうして、
結果として得られた角膜キャップはそのヒンジ上に折畳
まれしっかりと固定され得るようになっている。この点
で、角膜支質は、適切の思われる通りに、好ましくはレ
ーザーにより切除される。
本発明は、さらに、層状角膜切開術のためのもう1つ
の角膜切除方法を考慮している。この方法には、角膜が
ガイドリングの中及びその上に拡がるように眼球の角膜
のまわりで眼球にガイドリングを固定する段階、及び固
定点でトルクを加えることによりガイドリング上のこの
固定点を中心にしてガイドリングを横切ってフロートヘ
ッドを旋回させ、かくしてフロートヘッドが弧状通路内
を掃引し、フロートヘッドの下部表面と相補する形状に
なるよう角膜を圧迫することになるようにする段階が含
まれている。切断ブレードは、ブレードがフロートヘッ
ドの下部表面の下側にある平面を通って弧状通路内を掃
引して角膜切除を実施するように、固定点を中心にして
フロートヘッドの後ろで旋回させられる。
角膜ヒンジを構成するべく角膜を通って完全に切断を
行なわないうちに切断ブレードを停止する段階を付加す
ると、この方法は、角膜の上部領域内に存在する角膜ヒ
ンジを作り出すのに有用である。
図面の簡単な説明 全体を通して同じ参照番号が類似の部品を記述するの
に使用されている図面中、 図P1は、もとのバラクアミクロ角膜切開刀の部分的に
断面図になった等角図である。
図P2は、米国特許第5,133,726号及びRe 35,421号に記
述された先行技術のミクロ角膜切開刀の等角図である。
図1は、本発明の1実施形態に従ったミクロ角膜切開
刀及びガイドリングアセンブリの等角図である。
図2,2A及び2Bは、本発明に従った切断ブレード内に振
動運動を誘発するための駆動手段及び偏心器のそれぞれ
側面、透過側面及び前面投影図である。
図3,3A,3B及び3Cは、図1の実施形態において利用さ
れる切断ヘッドの上部部分のそれぞれ下部、後部及び側
面投影図である。
図4,4A及び4Bは、図1の実施形態において利用される
切断ヘッドの下部部分のそれぞれの上部、側面及び前面
投影図である。
図5,5A,5B,5C及び5Dは、本発明に従ったフロートヘッ
ドのそれぞれ前面、上部斜視及び側面投影図である。
図6,6A及び6Bは、切断ブレードのそれぞれ前面、側面
及び上部投影図である。
図7,7A及び7Bは、図1の実施形態の中で利用されるブ
レードホルダーの、それぞれ前面、上部及び側面投影図
である。
図8,8A及び8Bは、図3及び4の切断ヘッドに従った切
断ヘッドヒンジの、それぞれ斜視、側面及び上部投影図
である。
図9,9A及び9Bは、図11にさらに指示されているよう
に、切断ヘッドの上部及び下部部分を結合するネジ付き
ナットの、それぞれ前面、側面断面及び側面投影図であ
る。
図10は、ガイドリングアセンブリの等角図である。
図10A,10B及び10Cは、ガイドリングアセンブリの、そ
れぞれ上部,下部及び側面投影図である。
図11及び11Aは、切断ブレード及びフロートヘッドを
示す開放位置での、図1の実施形態において利用される
切断ヘッドの、それぞれ上部及び後部投影図である。
図11B及び11Cは、閉鎖した位置での、図11の切断ヘッ
ドの、それぞれ後部及び下部投影図である。
図11Dは、図1の実施形態において利用される組立て
られた状態の切断ヘッドの透過等角図である。
図11Eは、図1に示されたミクロ角膜切開刀の透過等
角投影図である。
図12,12A及び12Bは、本発明を使用した結果得られた
角膜キャップのサイズを設定するための調節用工具の側
面、上部及び下部投影図である。
図13は、角膜切開術の完了時点でミクロ角膜切開刀を
その出発位置に戻すのに使用される自動セットバック回
路の電気結線図である。
図14及び14Aは、垂直に方向づけされた角膜切除の、
それぞれ最初と最後でガイドリングと係合する図1及び
11Eで実施されたミクロ角膜切開刀の等角投影図であ
る。
図14Bは、角膜切除中にガイドリングと係合する図1
及び11Eのミクロ角膜切開刀の、一部透過した側面投影
図である。
図15は、本発明の好ましい実施形態に従ったミクロ角
膜切開刀及びガイドリングアセンブリの、一部透過した
前面投影図である。
図16は、角膜切開を実施するための出発位置において
ミクロ角膜切開刀を示している、図15のミクロ角膜切開
刀の側面投影図である。
図17,17A,17B及び17Cは、部分的に透過図として示さ
れた、本発明の好ましい実施形態によって利用される駆
動機構及び切断ヘッドの一部分のそれぞれ前面、側面、
上部及び下部投影図である。
図18,18A及び18Bは、好ましい実施形態の駆動機構に
より利用される歯車アセンブリの、それぞれ前面解除状
態、側面解除状態及び側面係合状態投影図である。
図18Cは、図15の好ましいミクロ角膜切開刀に従った
代替的歯車アセンブリの側面解除状態投影図である。
図19,19A,19B及び19Cは、本発明の好ましい実施形態
に従ったガイドリングアセンブリのそれぞれ、等角、上
部、下部及び側面投影図である。
図20,20A,20Bは、図15の好ましいミクロ角膜切開刀に
従ったブレードホルダのそれぞれ前面、上部及び側面投
影図である。
図21及び22は、角膜切除を実施中の好ましいミクロ角
膜切開刀の出発及び停止位置を例示している。
図23は、角膜切開施術前の患者の眼の側面投影図であ
る。
図24は、本発明の使用に従った、角膜の上部領域でヒ
ンジ留めされた角膜フラップを例示する、患者の眼の上
部投影図である。
図25,25A,25B及び25Cは、角膜を特定の形状に圧迫す
るための平面状、凹状、凸状及び斜めのフロートヘッド
又はプラークの前面投影図である。
図26は、平坦なプラークを用いた眼の切断及びそのブ
レードとの関係の前面投射図である。
図26Aは、ブレードが迎え角にある、側面投影図であ
る。
図26Bは、ブレードがいかなる迎え角にもない側面投
影図である。
図26Cは、眼の上のプラーク及びブレードの平面の上
部透過等角投影図である; 図27は、平坦なプラーク及びその2本の主子午線の等
角投影図である。
図27Aは、縦断及び横断部分断面を伴う、プラークの
等角投影図である。
図27Bは、子午線a−a'の横断面図である。
図27Cは、子午線b−b'の横断面図である。
図28は、平坦−凸状プラーク及びその2本の主要子午
線の等角投影図である。
図28Aは、より良く視覚化するための縦断及び横断部
分断面図である。
図28Bは、子午線a−a'の横断面図である。
図28Cは、子午線b−b'の横断面図である。
図29は、平−凹プラークとその2本の主要子午線の等
角投影図である。
図29Aは、縦断及び横断部分断面図である。
図29Bは、子午線a−a'の横断面図である。
図29Cは、子午線b−b'の横断面図である。
図30は、両凸プラークとその2本の主要子午線の等角
投影図である。
図30Aは、より良く視覚化するための縦断及び横断部
分断面図である。
図30Bは、子午線a−a'の横断面図である。
図30Cは、子午線b−b'の横断面図である。
図31は、両凹プラーク及びその2本の主要子午線の等
角投影図である。
図31Aは、縦断及び横断部分断面図である。
図31Bは、子午線a−a'の横断面図である。
図31Cは、子午線b−b'の横断面図である。
図32は、斜めプラーク及びその2本の主要子午線の等
角投影図である。
図32Aは、縦断及び横断部分断面を伴う斜めプラーク
の等角投影図である。
図32Bは、子午線a−a'の横断面図である。
図32Cは、子午線b−b'の横断面図である。
図33は、両斜めプラークとその2本の主要子午線の等
角投影図である。
図33Aは、縦断及び横断部分断面を伴う両斜めプラー
クの等角投影図である。
図33Bは、子午線a−a'の横断面図である。そして 図33Cは、子午線b−b'の横断面図である。
好ましい実施形態の詳細な説明 ミクロ角膜切開刀の線形駆動式の実施形態 図1−14Bは、本発明に従った眼球の層状角膜切開術
又は層状角膜切除術を実施するためのミクロ角膜切開刀
の1実施形態を例示している。この器具は、近視、遠
視、乱視及び層状矯正全般例えば拡張(角膜膨張)及び
老人性難聴(老化による角膜の硬化)のための層状矯正
の外科手術を実施するのに適しており、底面、上面及び
斜面切断といった側頭−鼻側以外の切断を実施するのに
特に適している。
ミクロ角膜切開刀のこの実施形態は、図1及び11Eに
全体的に示されているような3つの主要構成要素を内含
している。まず第1に、単一のユニットに組立てられた
減速システム及び偏心ピンを内含する駆動手段アセンブ
リ20が存在する。第2に、切断ヘッドアセンブリには、
歯車伝動手段32,33,47,ブレードアセンブリ、ストッパ
手段45及びフロートヘッドアセンブリ50を支持するヒン
ジ留めされた上部及び下部部分30,40が内含されてい
る。
ミクロ角膜切開刀10はさらにその機能のために2つの
独立した構成要素を利用する。かくして、ミクロ角膜切
開刀は、調節用レンズ/ヒンジ計測工具、及び内蔵型モ
ータを伴うか又は伴なわない電源、吸込みポンプ及び自
動セットバック電子回路を収納する独立ユニット(図示
せず)を使用する。
図2,2A及び2Bは、駆動手段ハウジング20及びその構成
要素をより詳細に例示する。駆動手段は、2つの動作速
度すなわち駆動モータ(図示せず)の速度に等しい速度
及び外科手術中に器具の前進のための制御された速度ま
で減速された速度の使用を可能にする。電気駆動モータ
又はそれに類する手段が、インプットシャフト21を回転
させるのに必要なトルクを提供する。シャフト21は摩擦
係合し、トルクをシャフト22に伝達し、このシャフト22
は、ハウジング20の外側で小さな偏心突出部分又はピン
25で終結している。偏心ピン25は、モータの速度に対応
する振動運動をブレード60に伝達するように、図3に見
られる上部切断ヘッド部分30のネジ付き部分31を通し
て、図7に示されているプレードホルダー70のスロット
71と係合する。この関係について以下でさらに詳しく説
明する。
シャフト22は同様に、そのネジ付き部分24も回転さ
せ、この部分は究極的に、切断ヘッド内の歯車伝動シス
テムを駆動する。より特定的には、ネジ付き部分24は、
その片端で歯車32の中で終結している図3−3Cに示され
たシャフト325上に取付けられたウォーム歯車と係合す
る。シャフトは、切断ヘッドの上部部分30の中で回転す
るように取り付けられている。歯車32は、それ自体減少
した直径の歯車47と係合するより大きな直径の歯車33と
係合し、この歯車47は図11Dに示されているように、切
断ヘッドの下部部分40内で回転するように取付けられて
いる。複数の歯車は、合わさって、図11Eに示されるよ
うに、モータ速度との関係において低い速度でガイドリ
ングアセンブリ100を横切って線形通路内で切断ヘッド
と係合しこれを駆動するため、上述の駆動手段と連動す
る伝動手段を形成する。より特定的に言うと、小さな直
径の歯車47は、図11Eに示されているように、制御され
た速度でガイドリングアセンブリ全体にわたって切断ヘ
ッドを移動させるためガイドリング104上に歯車トラッ
ク103と係合する。この要領で、切断ブレード(以下で
記述)は少なくとも部分的に角膜を通して切断し、望ま
れる層状角膜切開術を実行する。
線形駆動式ミクロ角膜切開刀10の切断ヘッドは、図3,
4及び11に示される通り、一部が上部切断ヘッド部分30
のネジ付き部分31によって形成され、一部が下部切断ヘ
ッド部分40のネジ付き部分41によって形成されている円
筒形キャビティ38を含んでいる。円筒形キャビティ38
は、以下で詳述するように、中で滑動可能な動きを行な
うよう、図7−7Bに示されたブレードホルダ70を含む細
長いスロット35で終結する。
ここで再び図4ならびに図4A及び4Bを参照すると、切
断ヘッドの下部部分40は、図10Cに示されているよう
に、ガイドリングアセンブリ100の相補的溝108,109と係
合するよう60゜のあり継ぎを各々有する異なる高さの一
対のスキー様の滑走装置43,44を内含している。下部部
分40は、図4Aに特に示されているように、中に滑走装置
43,44が存在する平面と30゜の角度を成す平面に沿って
上部部分30と係合する。
下部部分40には、切断ヘッドの上部及び下部部分が合
わされたとき、ブレードホルダー70をゆるく収容する細
長いスロット46が備わっている。ブレードホルダ70は、
スロット46及び35の形状に類似した細長い横断面を示す
が、スロット内でのブレードホルダの側方の動きを許容
するため幾分か小さくなっている。ブレードホルダーヘ
ッド72も同じ形状をしているが、図7Aに示されているよ
うに、ブレードホルダー本体70からサイズが縮小されて
いる。
図6に例示されている切断ブレード60は矩形で、切断
ヘッド内でブレードホルダにブレードを取りつけるため
ヘッド72全体にわたって密にはめ合う細長いスロット61
を内含している。上述の通り、ブレードホルダ70は中
に、切断ヘッドの円筒形キャビディ38を通って、シャフ
ト22の偏心ピン25と係合するための垂直矩形溝71を有す
る。偏心ピンは、シャフト22により偏心的に回転させら
れるにつれて、切断ヘッドのスロット35及び46内でブレ
ードホルダ70の前後側方運動を誘発する。この側方運動
は、結果としてブレード60の振動をもたらす。切断ヘッ
ドの上部部分は、中に切断ブレード60が通るスロットに
隣接したオフセット領域39の内含し、かくして、図3B及
び14Bに示されているように、角膜組織を通してブレー
ドが振動するための間隙が提供される。
切断ヘッドの上部及び下部部分は、図8及び11に示さ
れているように、側方ヒンジ80によって連結されてい
る。このヒンジは、一般に平坦なブレード83に取りつけ
られている2本の中実ピン81,82から成る。ヒンジピン
はそれぞれ、図3B及び4に示されているように、円筒形
キャビティ36及び49内で上部及び下部部分の中に取りつ
けられている。ヒンジアセンブリは、上部部分と下部部
分の間に一定の連結を維持し、ブレード60及び/又はフ
ロートヘッド50を交換し清掃するため、図11及び11A中
に示されている通りこれらの部分を開放できるようにし
ている。切断ヘッドの部分30及び40の閉鎖の結果、ガイ
ドリングアセンブリ100を横切って器具を移動させるた
めに必要とされる伝動歯車33及び47の係合が得られる。
ネジ付きナット90は、上部及び下部部分30,40を合わせ
て連結するように切断ヘッドの閉鎖により接合されるネ
ジ付き円筒形部分31,41のまわりにネジ込まれる。ナッ
ト90はさらに駆動手段20のネジ付き円筒形部分23にネジ
込まれ、かくして駆動手段ハウジングと切断ヘッドの間
に結合リンクを提供する。
図5−5Dに示された調整可能なフロートヘッドアセン
ブリ50は、角膜切除の望ましい厚みを設定するように、
ブレード60に先立ち角膜を少なくとも部分的に圧迫する
ため切断ヘッドに連結されている。「プラーク」とも呼
ばれているフロート部材は、三角形の横断面と、ブレー
ド60に先行して角膜を圧迫するための3つの選択可能な
面を有する。各々の面は、外科手術の間いつでも圧迫さ
れている角膜の部分を最小限におさえるように比較的小
さい表面積を呈する。
下部部分40の滑走装置43,44は、図4に示されている
ように平行な支持アームとして延びている。フロート
は、滑走装置の中の穴48及びフロートを通って延びるジ
ャーナル54を中心にして、図4A及び11Dに示されている
通り、滑走装置の三角形の形状をした部分の間で回転す
るように支持されている。ジャーナル54は、3つの面の
うちの各々がジャーナルから異なる距離をおいて離隔さ
れるようにフロート50の中ぐり56の中に偏心的に取りつ
けられている。この要領で、角膜切除の望ましい厚み
は、望ましい面が角膜を圧迫するための位置にくるまで
フロートを回転させることにより変動させることができ
る。ミクロ角膜切開刀の分解は全く不要である。フロー
トヘッドにはさらに、選択された面により提供される切
除厚みを指示するための標示57が具備されている。
滑走装置44には、下部切断ヘッド部分40とフロートを
連結及び連結解除するための溝42が備わっている。フロ
ート50の片端には、角膜を圧迫するように下向きの位置
にフロートの望ましい面をロックするため溝42と係合す
る持上ったボス52が具備されている。フロートの反対側
の端部は、適切な方向でフロートに対して圧力を加える
ことにより溝42からボス52を係合解除することを可能に
するコイルバネ53を通して支持されている。ボスがひと
たび係合解除されると、溝42と再係合するようバネ53が
ボス52を誘発することになるような形で、望まれる通り
にフロートを回転させ解除することができる。フロート
の面は、それぞれ図25,25A,25B及び25Cに示されるよう
に、平面、弧状、斜め又はそれらの何らかの組合せであ
ってよく、かくして角膜レンズ核切除を、適切な面で角
膜を圧縮することにより実施することが可能となる。
図10及び14Bを見ればわかるように、ミクロ角膜切開
刀10はさらに、眼球の角膜144が適切な外科手術のため
それを通して突出するような形で、眼球上に設置するた
めのガイドリングアセンブリ100を内含する。ガイドリ
ング100は一般に、2つの円形側面、2つの直線平行側
面及び、リングが眼球に付着させられた時点で角膜がそ
の中を通って延びる同心の開口部101を内含する。
ガイドリングアセンブリ100は、図10Cに示されている
ように3つの高さレベルで構成されている。下部吸引リ
ング107は、孔が明けられ、低圧管106を介して導入され
る吸引を通して眼とアセンブリの間の接触を維持する。
この要領で、眼球は、ガイドリングとの関係において不
動化され、眼内圧力は調節される。中間リング104は、
切断ヘッドの歯車47による係合のための側方歯車トラッ
ク103を内含し、角膜を横切る器具のための切断通路を
構成する。上部リング半分102A,102Bはそれぞれ、平滑
で連続した係合を器具とガイドリングアセンブリの間に
維持するよう、下部切断ヘッド部分40のあり継ぎ断面4
3,44と相補する60゜のあり継ぎ溝108,109を備えてい
る。当業者であれば、ガイドリングアセンブリが、眼球
サイズの差異を許容し可変的直径の角膜ディスクを得る
ため、さまざまな曲率比及び直径ならびにさまざまな高
さをもつものでありうることがわかるだろう。
上部リング半分102Bの上の停止用垂直部105及び下部
切断ヘッド部分に取りつけられた調整可能なネジ45の形
で、切断通路を通してブレードが搬送される範囲を制限
するためのストッパ手段も具備されている。かくして、
図14及び14Aは、標準的な角膜切除の順序を例示してい
る。図14では、器具は、係合のためガイドリングアセン
ブリの上に位置づけされ、ネジ45は垂直部105から分離
されている。図14Aでは、器具は、切断通路を通ってプ
レート104を横切って移動されられており、ネジ45は、
器具の運動を制限した垂直部105と接触している。この
要領で、不完全層状角膜切開術中に角膜ヒンジを構成
し、作り上げることが可能である。
図12には、ルーペ及び外科手術前の角膜ヒンジ計器12
0が図12に例示されている。このルーペ/計器は、器具
とは独立した構成要素であり、眼球上への装着の前にガ
イドリングアセンブリの下に計器を設置することによっ
てネジ45を用いて停止位置を設定することを可能にして
いる。測定された角膜の直径に従って角膜ヒンジの望ま
しい範囲を精確に測定するため、ルーペ内に基準マーク
123,124がエッチングされている。
さらに、ストッパ手段がブレード60の範囲を制限する
とき駆動手段を自動的に逆転させるためのセットバック
又は戻り手段が提供されている。図13は、上述の駆動手
段を付勢する電動モータ回路内に設置された自動セット
バック回路の好ましい実施形態を例示している。ネジ45
が垂直部105と衝突した時点で、システム内の電圧は降
下し、電流の極性を逆転させることになる。こうして駆
動手段インプットシャフト21の回転は逆転し、かくして
歯車伝動システムに歯車47を逆転させる。このようにし
て、ミクロ角膜切開刀は、ガイドリングに沿った外科手
術の開始位置まで戻される。
ミクロ角膜切開刀は、図11B及び11Cを見ればわかるよ
うに、2回の使用の間に、その閉鎖位置から切断ヘッド
を開放することにより点検される。このためには、ナッ
ト90が切断ヘッドの後部部分でネジ付き部分31,41から
ネジ込み解除される必要がある。ひとたびナットが除去
されると、下部部分(40)から上部部分(30)をは押し
上げ、ヒンジ80により可能である通りに、又図11及び11
Aに示されているように、側方側に向かって上部部分を
セットすることができる。かくして、このシステムは、
最高180゜までの切断ヘッドの開放を可能にし、ブレー
ド60及びフロートヘッド50の交換及び/又は清掃を容易
にする。
ミクロ角膜切開刀10を毎回使用する前に必ず、望まれ
る切断深さが決定され、その後、フロートヘッドを用い
てセットされなくてはならない。本発明では現場での調
整が可能となるため、切除の厚みに目盛を合わせるため
にフロートヘッド50を除去する必要はない。望ましい切
除厚みを得るためには、図11に示されている通り、フロ
ートヘッドは方向111に向かって引張られ、フロートヘ
ッド上にマークされた適切な標示を探しつつ112の向き
へ回転させられる。こうして異なる切断厚みが可能とな
り、眼球に穿孔する可能性のある誤った切断設定値は回
避されることになる。その上、フロートヘッドは、図14
Bに示されているように、角膜の部分的平坦化のみを実
施するという重要な特徴をもつ。これは、一度に角膜の
半分以上そして最大ではその全体を圧迫するその他のミ
クロ角膜切開刀とは異なっている点である。
フロートヘッド50の望まれる面がひとたび選択された
ならば、ブレードホルダ70は、図11を見ればわかるよう
に上部部分30のキャビティ35内に設置され、ネジ付きネ
ック内への偏心ピン25の進入を可能にするように溝71が
必ずミクロ角膜切開刀の後部部分に向かって面している
ようにする。次に、ブレード60は、そのスロット61がブ
レードホルダのヘッド72上にはめ合うように位置づけさ
れる。
この時点で、ミクロ角膜切開刀10は、下部部分の上に
上部切断ヘッド部分を押し戻すことにより閉じられる。
切断ヘッド部分の組立ては、図11Dに示されている通
り、歯車47と歯車33の係合をひき起こす。組立てられた
部分は、次に、ナット90を接合されたネジ付き部分31及
び41上にネジ込み戻すことによって、共に結合される。
ナット90の順方向ネジ山で切断ヘッドを閉じた後、ナ
ット90の後部ネジ山は、駆動手段20のネジ付き部分33と
ネジ込み可能な形で係合される。この係合は、ブレード
ホルダ70の溝21の内側に偏心ピン25を位置づけし、図11
Eに示されているように、上部切断ヘッド部分30内で回
転するために取りつけられたウォーム歯車37とネジ付き
部分24の係合をひき起こす。ブレードホルダの垂直方向
溝71の内側でモータ(図示せず)により誘発された偏心
ピン25の偏心的回転は、角膜の層状切断を可能にするこ
とになるブレード60の振動運動を生成する。
ミクロ角膜切開刀の上部切断ヘッド部分内でのウォー
ム歯車37へのネジ付きシャフト部分24の係合は、加えら
れたトルクの90゜の方向転換という周知の効果を生み出
す。ウォーム歯車37は、片端が歯車32内で終結するシャ
フトの上に支持されている。歯車32は、ガイドリングア
センブリ100に対しモータートルクの一部を伝達しかく
して切断通路を通して器具を移動させるためそれ自体下
部部分40内の歯車47と係合する、より大きな直径の歯車
33と係合する。かくして、モータが起動された時点で、
切断ブレードは高速で振動し、一方歯車47は比較的低速
で回転させられることになる。
器具にひとたびブレードが「装着される」と、下部本
体のクライダ43,44は、図10Cに示されているガイドリン
グアセンブリのあり継ぎ108,109の内側に挿入される。
この動作により歯車47は、ブレードが切断通路を横断し
て振動させられている間に均等な前進を行なうよう歯車
トラック103と係合することになる。
中間リング104の床は、切断の方向に短縮した矩形の
表面部域を有し、眼の付属物と衝突することなくあらゆ
る方向に器具を方向づけることを可能にする。かくし
て、本発明は、この装置が図14及び14Aに示されている
ように、ガイドリングアセンブリの縁部を超えることな
く切断する能力を有することから、全ての方向で切断を
行なう能力をもつ。
ガイドリング内のミクロ角膜切開刀の作動を検査した
後、下部切断ヘッド部分40のネジ45を調整することによ
り、望ましい切除直径を選択するようにリングの下部部
分の下にループ及びヒンジ計器120が設置される。計器1
20は同様に、支質内外科手術のための角膜ヒンジを作り
上げることが望まれる場合に、有用である。この場合、
切断ブレードは、角膜と交差する切断平面の部分を完全
にではないもののほぼ横切って、予め定められた距離だ
け移動させられる。このとき、切断ブレードはガイドリ
ングを横切ってそのもとの位置まで戻され、かくして結
果として得られた角膜キャップはそのヒンジ全体にわた
り折畳まれしっかりと固定され得るようになっている。
この時点で、角膜支質は、適切と思われる通りに、好ま
しくはレーザーによって切除される。計器120は、望ま
しい角膜ヒンジサイズに応じてネジ45が調整され得るよ
うにする。
ネジ45がひとたびセットされた時点で、望まれる切断
方向で眼球上に吸引リング107を設置することにより、
外科的処置が開始される。切断中角膜を固定位置に維持
するため適切な圧力で吸引リングの偏心孔101に角膜を
引きつけるよう、真空ポンプ(図示せず)が活動化され
る。この時点で、歯車47が図14に示されているように歯
車トラック103と係合するまであり継ぎ108,109の内側に
滑走装置43,44が再度挿入される。
モータの活動化は、図14Aに描かれているように、角
膜の部分的平坦化をまず実施し次にネジ45が停止用垂直
部105と衝突するまで角膜ディスクを切断するように、
器具を前進させる。図14Bは、切断が行なわれている間
に大部分の角膜144がフロートヘッドによる圧迫から解
除された状態にとどまる要領を例示している。衝突は、
電圧降下を生成し、モータ回路内での電流極性の逆転及
びガイドリングアセンブリ上のその原点までのミクロ角
膜切開刀の復帰をひき外しする。当業者であれば、眼の
上部眼ケン141が装置の走行と干渉しないことがわかる
だろう。
ミクロ角膜切開刀の旋回式の実施形態 本発明は、さらに、図15〜24に示されているように、
現在好まれている実施形態である一般に210として記さ
れたミクロ角膜切開刀の付加的な実施形態をも考慮して
いる。かくして、図15,17及び18を参照すると、ガイド
リング200には、切断ヘッド230内に一部分配置されたア
ウトプットシャフト242と係合可能である上向きに延び
る旋回支柱203が備わっていてよい。アウトプットシャ
フト242は、ミクロ角膜切開刀の駆動手段20に連結され
た駆動モータからトルクがアウトプットシャフトに加わ
るような形で駆動手段と連動する歯車アセンブリと係合
した状態で位置づけされている。かくしてアウトプット
シャフトは、束縛を受けていない場合に回転することに
なる。
しかしながら、ガイドリング200に固定されている旋
回支柱203とアウトプットシャフト242の係合によって、
ガイドリングが患者の眼に付着させられた時点で、アウ
トプットシャフトが回転しないようになっている。かく
して、アウトプットシャフト242に加えられたトルク
は、以下でさらに説明するように、アウトプットシャフ
トを中心にして回転させられるようミクロ角膜切開刀を
誘発することになる。旋回支柱203はさらに、支持リン
グ209において、アウトプットシャフトを中心としてガ
イド管236を介してミクロ角膜切開刀の重量を支持する
ように設計される。この要領で、切断ヘッドは、固定さ
れたアウトプットシャフト上のウォーム歯車に対する駆
動歯車の作用により、円滑かつ制御された形で弧状通路
を通り、ガイドリング200を横切って駆動される。
このことは、ガイドリングの表面上に位置づけされた
歯車トラックと駆動歯車の係合によりガイドリングを横
切ってミクロ角膜切開刀が駆動される、前述の実施形態
ならびにその他の先行技術ミクロ角膜切開刀とは対照的
である。ミクロ角膜切開刀210の切断ヘッドの弧状掃引
運動は、外科医の入力の結果としての変数が削除される
ことを理由として、はるかに円滑な外科手術行程を提供
するものと考えられている。アウトプットシャフト242
と旋回支柱203がひとたび係合状態に置かれたならば、
切断ヘッド230内の歯車アセンブリ及びそれに付随する
軸受は、電動モータ及び駆動手段20と共に、ミクロ角膜
切開刀の運動を制御する。かくして、器具の円滑な運動
は、外科医の専門知識ではなくむしろ、アウトプットシ
ャフトにおいて旋回支柱により提供される支持構造及び
歯車アセンブリについての精確な製造許容誤差により大
きく左右される。
ここで再び図2Aを参照すると、駆動手段20は、単一ユ
ニットの形で組立てられた減速システム及び偏心ピンを
内含している。かくして、駆動モータ(図示せず)は、
小さな偏心ピン25及びウォーム歯車24で終結するセンタ
ーシャフト22を回転させるトルクをシャフト21の中に作
り出す。偏心ピン25は、上述のものと類似の要領で、切
断ブレード60を駆動する。ウォーム歯車24は、以下でさ
らに説明する通り、旋回支柱203を中心にしてガイドリ
ングを横切りミクロ角膜切開刀を究極的に駆動する。
駆動ユニット20は同様に、図17に示されているよう
に、切断ヘッド230上の相補的な内部ネジ付きネック部
分231と係合できるようにする外部ネジ付きネック部分2
3をも内含している。ネジ付き円筒形部分231は、ブレー
ドホルダ270を収納する中空キャビティ229から外向きに
延びる。キャビティ239は、以上でミクロ角膜切開刀10
に関して記述されたとおり、水平平面内のブレードホル
ダの往復運動を可能にするようにブレードホルダ270よ
り大きな幅を呈している。
切断ヘッド230は同様に、第1及び第2のウォームシ
ャフト241及び242を収納する円筒形シャビティをも含
む。第1及び第2のウォームシャフトは、図17及び18に
示されているような互いとの関係において90゜に位置づ
けされたそのそれぞれの軸を中心として回転するように
取りつけられている。駆動手段20のセンターシャフト22
のウォーム歯車22は、センターシャフト22から第1のウ
ォーム241までトルクを伝達するように第1のウォーム2
41の減少した直径の歯車部分232と係合する。ウォーム2
41はさらに、その端部の1つに隣接したウォーム歯車23
3が具備され、その軸を中心として回転するように取付
けられている。第1のウォーム241のウォーム歯車233
は、アウトプットシャフトとも呼ばれる第2のウォーム
242の減少した直径をもつ歯車部分244と係合する。この
ようにして、センターシャフト22から送り出されたトル
クは、ウォーム軸241を通して、第1のウォーム241の軸
に対し90゜に方向づけされている1本の軸を中心にして
回転するように取りつけられているアウトプットシャフ
ト242に対して伝達される。
切断ヘッドアウトプットシャフト242は、旋回支柱203
の相対する歯車結合システム204と係合する歯車結合シ
ステム235で終結する。上述の通り、アウトプットシャ
フト242及び結合用歯235は、支柱203の結合歯204との係
合に先立って駆動モータの活動化時点で自由に回転する
ことになる。しかしながら、相対する結合用歯の係合は
アウトプットシャフト242をガイドリング200に固定し、
アウトプットシャフトがガイドリングとの関係において
回転するのを防ぐ。かくして、第1のウォーム241によ
ってアウトプットシャフト242に加えられたトルクは、
アウトプットシャフト242を中心としたウォーム241のバ
ック駆動回転を結果としてもたらす。換言すると、ウォ
ーム241のその軸を中心とした回転及びウォーム歯車233
とアウトプットシャフト242の小さくなった直径の歯車
部分244の係合は、ウォーム241をアウトプットシャフト
242の軸を中心として水平平面内で回転するよう誘発す
る。ウォーム241は、切断ヘッド230内でその軸を中心に
回転するように支持されていることから、切断ヘッド全
体も同様にアウトプットシャフト242及び旋回支柱203の
軸を中心にして水平平面内で回転させられ、望ましい切
断動作を実施する。
キャビティ239に加えて、図17Aに示されているよう
に、切断ヘッド230には平面239Bに沿って26゜〜30゜の
間の角度で傾斜させられた側方スロットを通してアクセ
ス可能なキャビティ239Aが具備されている。この傾斜し
た側方スロットは、同じく図20−20Bに例示されている
ブレードホルダ270のヘッド272の挿入又は進入を可能に
している。かくしてキャビティ239は、ブレードホルダ2
70を収納し、一方キャビティ239aは、ミクロ角膜切開刀
10について上述したものと類似の要領でブレード開口部
61を介してヘッド272に取りつけられている図6に示さ
れたブレード60を収納する。このようにして、ブレード
ホルダ270及びブレード60は、ブレードホルダ270の垂直
スロット271内で偏心ピン25の回転により水平に自由に
移動できる。
切断ヘッド230の前方下部部分は、望ましい切断深さ
及び結果として得られる角膜フラップの厚みを提供する
よう、切断ブレードに先行して角膜を圧迫するため、プ
ラークとも呼ばれるフロートヘッド250を支持してい
る。フロートヘッド250は、支持アーム内の開口部239C
の中で回転するように支持されているシャフト254のま
わりで、フロートヘッドのいずれかの側に位置づけされ
た下部垂直支持アームの間に取りつけられている。開口
部はかくして、フロートヘッド250の回転のためシャフ
トを支持している。
ミクロ角膜切開刀10について上述したフロートヘッド
の場合と同様に、ミクロ角膜切開刀210のフロートヘッ
ド250は比較的短かく、図15及び図17に示されているよ
うにその中を通ってシャフト254を中心とした回転が達
成される中央偏心中ぐり251を伴って三角形の形状を呈
している。偏心中ぐり251は、ブレードの縁部との関係
において異なる切断高さひいては結果として得られる角
膜フラップのための異なる厚みの選択を可能にする。シ
ャフト254には、それを支持アーム内に選択的に位置づ
けできるようにする持上ったボス部材又は位置づけ部材
が具備されている。かくして、フロートヘッド支持アー
ムの1つには、フロートヘッドの位置づけ部材252と係
合するためのスロット239Dが具備されている。フロート
ヘッドの3つの面の中から望ましい選択を行なうためス
ロット239Dから降伏可能な形で位置づけ部材252を移動
させることができるようにするように、シャフト254の
まわりでその他のフロートヘッド支持アーム内の開口部
の中にバネ253が位置づけされている。このようにし
て、フロートヘッド250は、望ましい切断深さまで容易
に回転させられ、その後、位置づけ部材252をスロット2
39Dと係合させるようにバネ253にこれを押し戻させるこ
とによって、その場にロックされる。
図はさらに、切断ヘッドがガイドリング200から結合
解除されないようにするため、オプションのガイドアセ
ンブリが備わったミクロ角膜切開刀210を示している。
かくして、切断ヘッド230には、図17に示されているよ
うにフロートヘッド支持アームの1つに対して回転する
形で取りつけられているガイドホイール239Eが具備され
ていてもよい。ガイドリング200に付着されたショルダ
部材202は、ホイール239Eを通過させるためのガイドと
して役立ち、角膜切除中のガイドリングと切断ヘッドの
結合解除を防止している。このガイドアセンブリはかく
して、以下でさらに説明する通り、円形溝206とピン237
の係合によって提供されるガイドに対し二次的なもので
ある。
旋回支柱とアウトプットシャフトの間の係合は、図面
特に図18−18Cに、代替的構造を通して達成されるもの
として例示されている。かくして、旋回支柱は、管状
で、しかも図18Cに例示されているようなアウトプット
シャフトの長さに沿って位置づけされたキー溝242aと係
合するように適合されている1つの開口部をその上面を
通って有していてよい。この実施形態においては、キー
溝付きシャフトは、管状旋回支柱の外径よりも大きい内
径をもつ、好ましい実施形態のガイド関236に類似した
ガイド管(図示せず)を内含している。このガイド管
は、ピンが旋回支柱の外部表面上に形成された溝205aの
中に位置づけされているとき、旋回支柱203a内で適切に
アウトプットシャフトのキー溝242aを心合せする内部ピ
ン237を内含している。ガイド管のピン237はさらに、切
断ヘッドがガイドリング全体にわたって弧状通路を中心
に駆動されるにつれて、環状溝206aと係合することによ
りガイドリング200に結合された状態に器具が確実にと
どまるようにしている。
上述の通り、ミクロ角膜切開刀210の好ましい実施形
態においては、旋回支柱203及びアウトプットシャフト2
42には、互いに係合するように適合された相対する結合
用歯が具備されている。アウトプットシャフトは、ピン
が旋回支柱内の溝205の中に設置されたとき、旋回支柱
の歯204とアウトプットシャフトの歯235を適切に心合せ
するためのピン237が備わったガイド管236の中に具備さ
れている。ピン237はさらに、ガイドリングを横切る器
具の切断運動の間、切断ヘッド230が確実にガイドリン
グ200に結合された状態にとどまるようにするため支柱2
03の底面で円形溝206と係合する。当業者であれば、旋
回支柱との関係においてアウトプットシャフトが回転す
るのをしっかりと妨げるその他の構造も、本発明の目的
に同様に適していることがわかるだろう。
かくして、本発明は、あらゆる方向で角膜切開を行な
うのに充分適したものである。特に重要なのは、本発明
が、図24に示されているように、眼の上部四分円部位に
おいて角膜フラップ151及びヒンジ152を作り出すように
角膜の下部部分から上部部分(すなわち下方から上方)
への切開を行なう能力をもつという点にある。研究の結
果、このような上部ヒンジは、従来の鼻側ヒンジに比
べ、外科手術の後に剥離及び外傷性変位を生じる確率が
はるかに低いものであることがわかっている。かくし
て、鼻側ヒンジは、眼けんの垂直方向反復運動の下で角
膜フラップの動きを防ぐことができない。これに対して
上部ヒンジは、眼けんのまばたき動作の下で角膜フラッ
プを所定の位置に保つことになる。
角膜切開の範囲は、適切な角膜ヒンジ範囲を提供する
ようにガイドリング200を横切って切断ヘッド230の掃引
運動を制限する、前出の実施形態において記述したもの
と類似の調整可能なストッパ手段260によって制御され
る。このストッパ手段は、切断ヘッド230のストッパ部
材238がネジ260と接触する点を変動させるようにアーム
207を通って延びるネジを回転させるだけで調整され
る。前述の通り、ストッパ部材に接触した時点で、図13
に概略的に示された制御回路は、自動的に器具をその出
発位置まで戻す。
角膜切開刀の旋回式実施形態の動作について以下で要
約する。まず第1に、作り出すべき角膜フラップ又はデ
ィスクの望ましい厚みを決定しなくてはならない。多く
の場合において、フロートヘッドには3つの全く異なる
角膜切開深さを作り出すための3つの面が具備されてい
ることから、器具からフロートヘッド250を除去する必
要はない。
ここでも又、望ましい切除厚みを達成するため、フロ
ートヘッドは支持アームの支持用バネ253に向かって引
張られ、フロートヘッド又はプラーク上に予めマーキン
グされた標示により指示されるように望ましい厚みを求
めて回転させられる。かくして、角膜切断の異なる厚み
を直ちに得ることができ、不適切な切断深さに起因する
誤りは回避される。本発明の調整可能なフロートヘッド
は、切断が実施される時点で角膜の部分的平坦化(8ミ
リメートル未満)のみを誘発するという重要な特徴をも
ち、これが、角膜の断面全体の半分以上を平坦化するそ
の他の既知の角膜切開刀と異なる点である。当業者であ
れば、この特徴が主として、フロートヘッドのいずれか
1つの面により露呈される小さな表面積の結果としても
たらされるものであることがわかるだろう。かくして、
フロートヘッド250は、その調整可能な特長とは独立し
て、優れた結果を提供することができる。
次に、ブレード開口部261内にブレードホルダーのヘ
ッド272を導入することにより、切断ヘッドのキャビテ
ィ239及び239Aの間に延びるスロットを通してブレード
ホルダ270内に、滅菌されたブレード60が組立てられ
る。かくして、ブレード60は、ブレードの鋭い縁部が、
図17Aに示されているライン239Bの角度に従って下向き
に方向づけされた状態で、ブレードホルダ内に取付けら
れる。この時点で、ブレードホルダのスロット271は、
切断ヘッド230の上部部分に向かって位置づけされ、そ
の後駆動手段20上に偏心ピン25が進入できるようにして
いる。
次に、駆動モータは、切断ヘッドのネック231をモー
タに連結された駆動手段20のネック23にネジ込み式に係
合させることによって、角膜切開刀に結合される。この
係合は、ブレードホルダ270のスロット271内に偏心ピン
25を導入し、さらに第1のウォーム241の減少した直径
の歯車部分232と係合する形でウォーム歯車24を位置づ
けする。これらの連結が所定の位置に納まった状態で、
駆動モータを作動させると、切断ヘッド内でのブレード
ホルダ270とブレード260の水平往復運動が誘発され、そ
れと同時に、旋回支柱203に結合される前のアウトプッ
トシャフト242の回転が誘発される。同様に、特別な歯
車の配置のため、駆動モータが活動化された時点で、ブ
レードは、アウトプットシャフトが比較的低い速度で回
転させられる一方で比較的高い速度で移動させられるこ
とになる。
モータを含む駆動手段が切断ヘッドに適切に結合され
ていることを確認した後、アセンブリは、角膜ヒンジの
範囲を調節できるように、一時的にかたわらに取り置か
れる。図12−12Bを参考にして前述した通り、リングの
下側の角膜ヒンジのサイズを測定してマークするため、
ガイドリング200と連動させて角膜の上にヒンジ調節工
具120が設置される。この工具120は透明で、外科医が、
リング下に設置された時点で拡大される切断ブレードの
望ましい前進を目で見、かつ基準としてレンズ121の下
部面上にマークされた直径123,124を用いて、結果とし
て得られる角膜ディスクの望まれる直径に応じて望まし
いストッパを調節することを可能にする。かくしてレン
ズ120は、ガイドリング200全体にわたる角膜切開刀によ
る行程の限界をマッピングし、かつ角膜ディスクのため
の望ましい直径を選択するため所定の位置にセットされ
る。なおこれらの変数はストッパ手段260及びフロート
ヘッド250を調節することによって得られる。
角膜切断の望ましいサイズ及び範囲がひとたび設定さ
れると、ガイドリング200は、意図されている外科手術
の間眼球を固定位置に維持するため適切な圧力で角膜14
1がそれを通って突出するようにガイドに対し連結され
たアーム207内のキャビティを通して低圧供給源から吸
引を適用することによって、角膜に付着させられる。こ
のようにして、眼球は、ガイドリングとの関係において
不動化され眼内圧力は調節される。
その後、角膜切開刀を、図15及び18−18Cに示されて
いる通りにガイドリング200上に設置する。角膜切開刀3
6の管状ガイド236が、旋回支柱203全体にわたって設置
され、一方ピン237は、まず最初に線形溝205と心合せ
し、次に溝205と連絡している円形溝206と心合せするよ
うに方向づけされる。
切断ヘッドがガイドリングに結合された状態で、駆動
モータは、図21に示されている通りに角膜切開を開始す
るように活動化される。活動化時点で、減少した直径の
歯車部分233でアウトプットシャフト242を中心にしてウ
ォーム歯車244が切断ヘッド30を回転させるにつれて、
角膜切開刀は、弧状通路内を前進する。フロートヘッド
250は、角膜141の部分的平坦化を生み出し、その間切断
ブレードは切開を実施する。この切断動作はストッパ部
材238がネジ260と遭遇するまで、弧状通路を横切って続
行され、図22及び24に示されているような角膜フラップ
151及びヒンジ152を構成する。このフラップが発生した
時点で、電圧降下がシステム内に生成され、電流の極性
は逆転し、角膜切開刀をその原点まで戻す。
当業者であれば、本発明の旋回式角膜切開刀が提示す
る比較的小さい表面積が、器具に対し、ガイドリングの
縁部全体にわたり通過することなく作動する能力を与え
ていることがわかるだろう。こうして、切断ヘッドはそ
の初期位置に設定され、眼の縁部にぶつかったりこれと
干渉することなく掃引弧状通路内での切断動作のため旋
回支柱において駆動され得るようになっている。より重
要なことに、これにより、上部四分円部位内に角膜ヒン
ジを作り出すことが可能となっている。かくして、角膜
切開刀の動作の結果もたらされる角膜ディスク又はフラ
ップ151は、かくしてヒンジ152が上部四分円部位内にと
どまるような形で後方にもち上げられる。このことは、
当然、現在レーザー技術で行なわれている角膜支質組織
153の整形をも可能にする。
凹状、凸状及び斜めの角膜プラーク 本発明はさらに、平行な面(ディスク)の角膜切開術
又は角膜切除術しか得られない屈折外科手術の現在の技
術を補足する目的で、平行でない面(レンズ核)の層状
角膜切開術を実施するため、さまざまなプラークつまり
フロートヘッドを使用することをも考慮している。かく
して、図26は、平坦なプラーク711の表面、及び以下で
詳述するように、間にある組織すなわち切断すべき組織
313が、両方の子午線内で同じ厚みにとどまっていると
いう、ブレード312とのその関係を示している。図26A
は、切断を実施するようにブレードと共にプラークを移
動させることを必要とする迎え角を伴った状態でブレー
ド312が見られる側面図を例示している。図26Bは、ブレ
ードが切断を行なう間プラークが静止状態にとどまるこ
とができるようにする、迎え角の無いブレードを伴う、
同じ側面図を示す。
図26Cは、透明なプラーク及びブレード312及び眼310
とのその関係を表わす等角図である。屈折効果につい
て、角膜表面は、水平線と垂直線であるその2本の主要
子午線との関係において記述されている。異なる角膜切
断を説明する目的で、2本の主要子午線は、装置の切断
315の方向を延長するa−a'の子午線と、90゜で交差す
るb−b'の子午線317とする。角膜316及び314と接触す
るプラークの表面については、これらの子午線に従って
記述する。
図27は、先行技術の角膜切開刀のほぼ全てについて用
いられている平坦な表面320を両方の子午線において例
示している。図27Aは、その2本の主要子午線における
表面の形状を示す。プラークの部分的縦断及び横断面図
である。図27Bは、子午線a−a'の横断面図であり、図2
7Cは、子午線b−b'の横断面図であり、これらは両方の
ケースにおいて平坦である。
図28は、平−凸プラーク330,すなわち、1本の子午線
で負で(周辺の方が厚い)、もう1本の子午線では平坦
なレンズ核を提供する、子午線a−a'で凸状表面をもち
子午線b−b'で平坦な表面をもつプラークを示してい
る。図28Aは、その2本の子午線331及び332内での表面
の形状を示す、プラークの部分的縦断及び横断面図であ
る。図28Bは、凸状であるプラークの子午線a−a'の横
断面図であり、図28Cは、平坦である子午線b−b'の横
断面図である。この平−凸プラークは、上述のフロート
ヘッド50のような移動プラークをもつ角膜切開刀内及び
静止プラークの角膜切開刀において使用可能である。
図29は、平−凹プラーク340,すなわち、子午線a−a'
で凹状表面をもちもう1方の子午線b−b'で平坦な表面
をもつプラークを示す。プラーク340は、1方の子午線
において正で(中心部の方が厚い)他の子午線において
平坦なレンズ核を得る。図29Aは、その2本の主子午線3
41及び342における表面の形状を示すプラークの部分的
縦断及び横断面図を示す。図29Bは、凹状であるプラー
クの子午線a−a'の横断面図であり、図29Cは、平面状
である子午線b−b'の横断面図である。この平−凹プラ
ークは、1方の子午線で正でもう1方で平坦な乱視用レ
ンズ核を提供する。このタイプのプラークは同様に、移
動プラークを有する角膜切開刀及び静止プラークを有す
る角膜切開刀において使用できる。
図30は、両方の子午線(a−a'及びb−b')において
凸状表面をもつプラークである、両凸プラーク350を示
している。これは、両方の子午線で負のレンズ核(中心
の方が厚い)を提供する。図30Aは、その2本の主要子
午線351及び352における表面の形状を示す、プラークの
部分的縦断及び横断面図である。図30Bは、凸状である
プラークの子午線a−a'の横断面図である。図30Cは、
子午線b−b'の横断面が同様に凸状であることを示す。
この両凸プラークは、静止プラークのみを有する角膜切
開刀と共に用いられた場合両方の子午線で負のレンズ核
を提供する。移動プラークを有する器具では、これは、
乱視の負のレンズ核を切断することになる。
図31は、両凹プラーク360すなわち、両方の子午線に
おいて正のレンズ核(中心の方が厚い)を提供する、両
方の子午線(a−a'及びb−b')において凹状の表面を
もつプラークを示す。図31Aは、その2本の主要子午線3
61及び362における表面の形状を示すプラークの部分的
縦断及び横断面図である。図31Bは、凹状であるプラー
クの子午線a−a'の横断面図である。図31Cは、子午線
b−b'の横断面が同様に凹状であることを示す。この両
凹プラークは、静止プラークの角膜切開刀と共に用いら
れた場合両方の子午線で正のレンズ核を提供する。移動
プラークを有する器具では、これは、乱視の正のレンズ
核を切断することになる。
図32は、平−斜プラーク370,すなわち、1本の子午線
で斜めで(片側で厚い)もう1本の子午線では平坦なレ
ンズ核を提供する、子午線a−a'で斜めの表面をもち子
午線b−b'で平坦な表面をもつプラークを示している。
図32Aは、その2本の主要子午線371及び372内での表面
の形状を示す、プラークの部分的縦断及び横断面図であ
る。図32Bは、斜めであるプラークの子午線a−a'の横
断面図であり、図32Cは、平坦である子午線b−b'の横
断面図である。この平−斜プラークは、フロートヘッド
50のような移動プラークをもつ角膜切開刀及び静止プラ
ークの角膜切開刀において使用可能である。
図33は、両斜プラーク380,すなわち、両方の子午線に
おいて斜めのレンズ核(片側で厚い)を提供する、両方
の子午線(a−a'及びb−b')において斜めの表面をも
つプラークを示す。図33Aは、その2本の主要子午線381
及び382における表面の形状を示すプラークの部分的縦
断及び横断面図である。図33Bは、斜めであるプラーク
の子午線a−a'の横断面図であり、図33Cは、同様に斜
めである子午線b−b'の横断面を示す。この両斜プラー
クは、静止プラークの角膜切開刀と共に用いられた場合
両方の子午線で斜めのレンズ核を提供する。移動プラー
クを有する器具では、これは、乱視の斜のレンズ核を切
断することになる。
図25を再び参照すると、平坦なプラーク320の横断面
図が、プラークとブレードの間の組織が平行な面を有す
る状態で、示されている。図25Aは、プラークとブレー
ドの間の組織が正の上部表面を有する状態で、凹プラー
ク340の横断面図を示している。図25Bは、プラークとブ
レードの間の組織が負の上部表面を有する状態で、凸状
プラーク330の横断面図を示している。図25Cは、プラー
クとブレードの間の組織が斜めの上部表面を有する、斜
めのプラーク360の横断面図を示す。
要約すると、これらのプラークは、静止プラークをも
つ角膜切開刀ならびに移動プラークをもつ角膜切開刀の
両方において使用することができる。静止プラークの角
膜切開刀は、凹状、凸状又は斜めのプラークを使用する
場合、球面又は乱視の両方のケースで正又は負のレンズ
核を得ることになる。このことは、1方の子午線がつね
に平坦となることからもう1本と単1の子午線において
レンズ核の正、負又は斜めの度を提供する移動プラーク
の角膜切開刀と対照的である。
以上のことから、本発明は、以上に記した目的及び目
標の全てを、この方法及び装置に固有の明白なその他の
利点と共に達成するように充分に適合されたものである
ことがわかるだろう。
いくつかの特長及び下位組合せは有用であり、その他
の特長及び下位組合せを参照することなく利用可能であ
るということが理解できるであろう。これは、請求対象
の発明により考慮されており、その範囲内に入るもので
ある。
本発明については、その範囲から逸脱することなく数
多くの実施形態を考えることができるため、本書中に記
され添付図面で示された全ての事項は、制限的な意味の
ない一例として解釈されるべきものであると理解すべき
である。例えば、場合によっては、屈折矯正のため非対
称な角膜レンズ核を切除することが望ましい可能性もあ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バーラクエール,ホセ イー,ジュニア コロンビア国,ボゴタ,サレ 104 ヌ メロ 20アー―15 (56)参考文献 特開 昭61−73657(JP,A) 特表 平7−508188(JP,A) 米国特許5779723(US,A) 米国特許5133726(US,A) 国際公開95/31143(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61F 9/007 A61B 17/32

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】眼球の角膜がその中を通って突出するよう
    に眼球上に設置するためのリング(104,200)と、 前記リング(104,200)を前記眼球に一時的に固定する
    手段(106,107)と、 角膜切除に適したブレード(60,312)と、 切断通路を通って前記リング(104,200)上で前記ブレ
    ード(60,312)を搬送するための切断ヘッド(30,40,23
    0)と、 角膜切除を予め定められた形状及び厚みに設定するべく
    前記ブレード(60,312)に先行して角膜を圧迫するため
    の、前記切断ヘッドに連結されたヘッド(50,250,311,3
    20,330,340,350,360,370,380)と、 前記切断ヘッド(30,40,230)及び前記ヘッド(50,250,
    311,320,330,340,350,360,370,380)を前記リング(10
    4,200)を横断して駆動してかくして前記ブレード(60,
    312)が少なくとも部分的に角膜を通して切断して層状
    角膜切開術を実施するようにする手段(20)とを具備す
    る、眼球の層状角膜切開術を実施するためのミクロ角膜
    切開刀(10,210)において、 前記リング(200)は、上向きに延びている旋回支柱(2
    03,203a)を有し、 前記駆動手段(20)は、 旋回支柱(203)との関係において回転しないようアウ
    トプットシャフト(242)を束縛するように旋回支柱(2
    03,203a)と係合するべく前記切断ヘッド(230)を通っ
    て下向きに延びているアウトプットシャフト(242)
    と、 前記切断ヘッド(230)内において前記アウトプットシ
    ャフト(242)にトルクを加える手段(22,24,232,233,2
    41,244)とを有し、前記トルクを加える手段により、前
    記切断ヘッド(230)と前記ヘッド(50,250,311,320,33
    0,340,350,360,370,380)は、前記リング(200)上にあ
    る前記駆動手段(20)によりアウトプットシャフト(24
    2)を中心にして制御された速度で回転させられること
    を特徴とする眼球の層上角膜切開術を実施するためのミ
    クロ角膜切開刀(10,210)。
  2. 【請求項2】前記切断ヘッドが、前記アウトプットシャ
    フト(242)を前記旋回支柱(203,203a)と係合するよ
    うに誘導しかつ前記旋回支柱(203,203a)の基部でプレ
    ート上でリング(200)より上にミクロ角膜切開刀(21
    0)を支持するため、前記アウトプットシャフト(242)
    を中心にして下向きに延びる中空ガイド管(236)を有
    しており、前記旋回支柱(203)及び前記アウトプット
    シャフト(242)の各々が、互いに軸方向に係合するた
    めの相対する相補的歯手段(204,235)を有しているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のミクロ角膜切開刀。
  3. 【請求項3】前記中空ガイド管(236)はその内部表面
    から半径方向内向きに延びるピン(237)を有してお
    り、前記旋回支柱(203,203a)が、その外部表面に沿っ
    て軸方向に延びる溝(206,206a)を有しており、かくし
    て前記ピン(237)は前記溝(206,206a)内に嵌合して
    前記アウトプットシャフト(242)の歯(235)が前記旋
    回支柱(203,203a)の歯(204)と係合するべく適切に
    心合せされることを保証していることを特徴とする請求
    項2に記載のミクロ角膜切開刀。
  4. 【請求項4】前記切断ヘッドは、前記アウトプットシャ
    フト(242)を前記旋回支柱(203a)と係合するように
    誘導するために前記アウトプットシャフト(242)を中
    心として下向きに延びる中空ガイド管(236)を有して
    おり、前記アウトプットシャフト(242)は、その外部
    表面のまわりにキー溝(242a)を有しており、前記旋回
    支柱(203a)は、キー溝付きアウトプットシャフト(24
    2)と相補的な溝付き開口部が設けられていることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のミクロ角
    膜切開刀。
  5. 【請求項5】層状角膜切開術中に角膜ヒンジ(152)を
    構成するように前記切断通路を通して前記ブレード(6
    0,312)が搬送される範囲を制限するためのストッパ手
    段(45,105,260)が設けられていることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか1項に記載のミクロ角膜切開刀。
  6. 【請求項6】前記ストッパ手段(45,105,260)が前記ブ
    レード(60,312)の範囲を制限したとき、前記駆動手段
    (20)を自動的に逆転させる手段をさらに有し、かくし
    て前記ミクロ角膜切開刀は、外科手術が開始された位置
    まで戻されるようになっていることを特徴とする請求項
    5に記載のミクロ角膜切開刀。
  7. 【請求項7】前記ヘッド(50,250,311,320,330,340,35
    0,360,370,380)は、角膜切除を望ましい形状及び厚み
    に設定するように調整可能であることを特徴とする請求
    項1〜6のいずか1項に記載のミクロ角膜切開刀。
  8. 【請求項8】前記ヘッド(50,250)が一対の実質的に平
    行な支持アーム(43,44)と、三面を有する三角形の断
    面を有するフロートであって、その中を通って延びるジ
    ャーナル(54,250)を中心とした前記支持アーム間の回
    転のために支持され、前記三面の各々が前記ジャーナル
    (54,254)から異なる距離だけ離隔され、かくして角膜
    切除の厚みは望ましい面が角膜を圧迫するべく所定の位
    置にくるまで該フロートの回転によって変動させられる
    ようになっている、フロートとを有することを特徴とす
    る請求項7に記載のミクロ角膜切開刀。
  9. 【請求項9】選択された面により提供される切除厚みを
    指示するための標示(57)が前記フロートヘッド(50)
    に具備されていることを特徴とする請求項8に記載のミ
    クロ角膜切開刀。
  10. 【請求項10】前記フロートヘッドは少なくとも1つの
    弧状面(360)を有し、かくして、前記角膜をこの1つ
    の面で圧迫することによって角膜レンズ切除が実施され
    ることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載
    のミクロ角膜切開刀。
  11. 【請求項11】前記フロートヘッドは少なくとも1つの
    斜めの面(370,380)を有し、かくして、前記角膜をこ
    の1つの面で圧迫することによって角膜レンズ核の切除
    が実施されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか
    1項に記載のミクロ角膜切開刀。
  12. 【請求項12】前記駆動手段は、前記切断通路を横切る
    前記ブレード(60,312)内の振動運動を誘発する手段
    (21,22,25,71)を有する請求項1に記載のミクロ角膜
    切開刀。
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