JP3419477B2 - 熱老化を改良するためのオレフィンポリマーを基剤とする熱可塑性エラストマー中のある種のメルカプト化合物の亜鉛塩及び立体障害のあるフェノール - Google Patents
熱老化を改良するためのオレフィンポリマーを基剤とする熱可塑性エラストマー中のある種のメルカプト化合物の亜鉛塩及び立体障害のあるフェノールInfo
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- C08L23/02—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的には、オレフィン
ポリマーを基剤とする熱可塑性エラストマーの高温老化
に関する。特に本発明は、オレフィンポリマーを基剤と
する熱可塑性エラストマーの高温老化を改良するための
ある種のメルカプト化合物の亜鉛塩及び立体障害のある
ジ−tert−ブチルフェノール化合物の組合せに関する。
ポリマーを基剤とする熱可塑性エラストマーの高温老化
に関する。特に本発明は、オレフィンポリマーを基剤と
する熱可塑性エラストマーの高温老化を改良するための
ある種のメルカプト化合物の亜鉛塩及び立体障害のある
ジ−tert−ブチルフェノール化合物の組合せに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィン及びポリオレフィン組成
物は典型的には、長期間の性能が望まれる、又は要求さ
れる、ポリオレフィン組成物における酸化分解の速度を
加速する高温(通常“熱老化”と呼ばれる)に暴露され
る製品に使用される。従って、ポリオレフィン及びそれ
らの組成物の、伸びや引張強さのようなもともとの性質
を高温において望ましい、又は要求される期間保持する
能力は重要である。ポリオレフィン及びポリオレフィン
組成物の“熱老化”を遅らせたり安定化させたりするた
めに種々の酸化防止剤化合物又はそれらの組合せが発見
され、広く使用されている。たとえば米国特許第2,997,
456 号には、メルカプト、セレン化又はテルル化ベンズ
イミダゾール化合物の金属塩をポリオレフィンに混合す
ることにより、熱分解に対してポリオレフィンを安定化
することが開示されている。
物は典型的には、長期間の性能が望まれる、又は要求さ
れる、ポリオレフィン組成物における酸化分解の速度を
加速する高温(通常“熱老化”と呼ばれる)に暴露され
る製品に使用される。従って、ポリオレフィン及びそれ
らの組成物の、伸びや引張強さのようなもともとの性質
を高温において望ましい、又は要求される期間保持する
能力は重要である。ポリオレフィン及びポリオレフィン
組成物の“熱老化”を遅らせたり安定化させたりするた
めに種々の酸化防止剤化合物又はそれらの組合せが発見
され、広く使用されている。たとえば米国特許第2,997,
456 号には、メルカプト、セレン化又はテルル化ベンズ
イミダゾール化合物の金属塩をポリオレフィンに混合す
ることにより、熱分解に対してポリオレフィンを安定化
することが開示されている。
【0003】米国特許第4,036,912 号には、エチレンシ
ークエンスを多く含むエチレン−プロピレン又はエチレ
ン−プロピレン−ジエンポリマーとポリプロピレンの熱
可塑性ブレンドが開示されている。この特許においては
酸化防止剤を添加しうることが教示されている。米国特
許第4,260,661 号及び第4,824,883 号には、熱硬化安定
性を改良するために、ポリエチレンを含むポリマーにメ
ルカプトイミダゾールの亜鉛塩と立体障害のあるジ−te
rt−ブチルフェノールの組合せを含む酸化防止剤系を用
いることが開示されている。特開昭58−122943
号には、ポリオレフィンの熱安定性を改良するためのフ
ェノール、1,2−ジヒドロキノリン及び有機亜鉛塩
(たとえばメルカプトベンズイミダゾール及びメルカプ
トベンゾチアゾールの亜鉛塩)を含む酸化防止剤の相乗
効果を発現する組合せが開示されている。前述の先行技
術のポリオレフィン組成物は酸化防止剤又はそれらの組
合せを混合することにより熱老化が改良されるけれど
も、これらのもとの性質の保持率はまだ低い。
ークエンスを多く含むエチレン−プロピレン又はエチレ
ン−プロピレン−ジエンポリマーとポリプロピレンの熱
可塑性ブレンドが開示されている。この特許においては
酸化防止剤を添加しうることが教示されている。米国特
許第4,260,661 号及び第4,824,883 号には、熱硬化安定
性を改良するために、ポリエチレンを含むポリマーにメ
ルカプトイミダゾールの亜鉛塩と立体障害のあるジ−te
rt−ブチルフェノールの組合せを含む酸化防止剤系を用
いることが開示されている。特開昭58−122943
号には、ポリオレフィンの熱安定性を改良するためのフ
ェノール、1,2−ジヒドロキノリン及び有機亜鉛塩
(たとえばメルカプトベンズイミダゾール及びメルカプ
トベンゾチアゾールの亜鉛塩)を含む酸化防止剤の相乗
効果を発現する組合せが開示されている。前述の先行技
術のポリオレフィン組成物は酸化防止剤又はそれらの組
合せを混合することにより熱老化が改良されるけれど
も、これらのもとの性質の保持率はまだ低い。
【0004】
【発明の内容】本発明は、
(A)(i) 20乃至80部のプロピレンポリマー物質、
(ii)20乃至80部の室温においてキシレンに可溶性の
非晶質オレフィンコポリマーゴム、及び(iii)10乃至
30部の室温においてキシレンに不溶性の半結晶質の実
質的に線状のエチレン−C3-4 α−オレフィンコポリマ
ーを含む100部の熱可塑性エラストマー、 (B)100部の(A)に対して0.6乃至4部のメルカ
プト化合物の亜鉛塩、及び (C)100部の(A)に対して0.2乃至1.0部の立体
障害のあるジ−tert−ブチルフェノール化合物を含むオ
レフィンポリマーを基剤とする熱可塑性エラストマーに
関する。
(ii)20乃至80部の室温においてキシレンに可溶性の
非晶質オレフィンコポリマーゴム、及び(iii)10乃至
30部の室温においてキシレンに不溶性の半結晶質の実
質的に線状のエチレン−C3-4 α−オレフィンコポリマ
ーを含む100部の熱可塑性エラストマー、 (B)100部の(A)に対して0.6乃至4部のメルカ
プト化合物の亜鉛塩、及び (C)100部の(A)に対して0.2乃至1.0部の立体
障害のあるジ−tert−ブチルフェノール化合物を含むオ
レフィンポリマーを基剤とする熱可塑性エラストマーに
関する。
【0005】
【0006】成分(A)の熱可塑性エラストマーは、
(i) プロピレンポリマー物質、(ii)非晶質オレフィンコ
ポリマーゴム、及び(iii) 半結晶質の実質的に線状のエ
チレン−C3-4 α−オレフィンコポリマーを含む。本発
明において成分(i) として使用されるプロピレンポリマ
ー物質には、アイソタクチシチーが90%以上、好まし
くは95乃至98%の結晶質ポリプロピレン;エチレン
含量が10%未満、好ましくは約1乃至4%のエチレン
−プロピレンランダムコポリマー、及びエチレン含量が
10%未満、好ましくは4%未満で、ブテン−1含量が
20%未満、好ましくは16%未満であるエチレン−プ
ロピレン−ブテン−1ランダムターポリマーが含まれ
る。好ましくはプロピレンポリマー物質はポリプロピレ
ンである。プロピレンポリマー物質は20乃至80部、
好ましくは30乃至50部存在する。
(i) プロピレンポリマー物質、(ii)非晶質オレフィンコ
ポリマーゴム、及び(iii) 半結晶質の実質的に線状のエ
チレン−C3-4 α−オレフィンコポリマーを含む。本発
明において成分(i) として使用されるプロピレンポリマ
ー物質には、アイソタクチシチーが90%以上、好まし
くは95乃至98%の結晶質ポリプロピレン;エチレン
含量が10%未満、好ましくは約1乃至4%のエチレン
−プロピレンランダムコポリマー、及びエチレン含量が
10%未満、好ましくは4%未満で、ブテン−1含量が
20%未満、好ましくは16%未満であるエチレン−プ
ロピレン−ブテン−1ランダムターポリマーが含まれ
る。好ましくはプロピレンポリマー物質はポリプロピレ
ンである。プロピレンポリマー物質は20乃至80部、
好ましくは30乃至50部存在する。
【0007】本発明において使用される適するオレフィ
ンコポリマーゴムは、エチレン含量が30乃至70%の
エチレン−プロピレンコポリマーゴム、エチレン含量が
30乃至70%のエチレン−ブテンコポリマーゴム、エ
チレン含量が30乃至70%で、ジエン含量が1乃至1
0%のエチレン−プロピレン−非共役ジエンモノマーゴ
ム及びエチレン含量が30乃至70%で、ジエンモノマ
ーが1乃至10%のエチレン−ブテン−非共役ジエンモ
ノマーゴムである。非晶質オレフィンゴムは20乃至8
0部、好ましくは30乃至50部存在し、室温において
キシレンに可溶性である。非共役ジエンの例には、1,
4−ヘキサジエン、エチリデン−ノルボルネン及びジシ
クロペンタジエンが含まれる。本明細書において使用さ
れる“非晶質”という用語は、差動走査熱量計(DS
C)により測定された結晶度が0乃至22%、好ましく
は0乃至10%、最も好ましくは0乃至5%と定義され
る。
ンコポリマーゴムは、エチレン含量が30乃至70%の
エチレン−プロピレンコポリマーゴム、エチレン含量が
30乃至70%のエチレン−ブテンコポリマーゴム、エ
チレン含量が30乃至70%で、ジエン含量が1乃至1
0%のエチレン−プロピレン−非共役ジエンモノマーゴ
ム及びエチレン含量が30乃至70%で、ジエンモノマ
ーが1乃至10%のエチレン−ブテン−非共役ジエンモ
ノマーゴムである。非晶質オレフィンゴムは20乃至8
0部、好ましくは30乃至50部存在し、室温において
キシレンに可溶性である。非共役ジエンの例には、1,
4−ヘキサジエン、エチリデン−ノルボルネン及びジシ
クロペンタジエンが含まれる。本明細書において使用さ
れる“非晶質”という用語は、差動走査熱量計(DS
C)により測定された結晶度が0乃至22%、好ましく
は0乃至10%、最も好ましくは0乃至5%と定義され
る。
【0008】半結晶質の実質的に線状のエチレン−C
3-4 α−オレフィンコポリマーは実質的にエチレン単位
から成り、すなわち85乃至98%、好ましくは95%
以上がエチレン単位であり、室温においてキシレンに不
溶性である。本明細書において使用される“半結晶質”
という用語は、20℃/分の割合で加熱された5乃至1
0mgのコポリマーの試料について差動走査熱量計により
測定された前記エチレン−プロピレンコポリマー又はエ
チレン−ブテンコポリマーの融合熱及びU. Gaurand B.
Wunderlich, J. Phys. Chem. Ref. Data,10(1)、
119(1981)に記載されているように400°K
における100%結晶質ポリエチレンの融合熱が293
J/gであると仮定することにより決定された結晶度が
約20乃至約60%、好ましくは約25乃至約50%と
定義される。結晶度(%)は、コポリマーの融合熱を1
00%結晶質のポリエチレンの融合熱で割り、100倍
することにより計算される。前記エチレン−C3-4 α−
オレフィンコポリマーは10乃至30部存在する。
3-4 α−オレフィンコポリマーは実質的にエチレン単位
から成り、すなわち85乃至98%、好ましくは95%
以上がエチレン単位であり、室温においてキシレンに不
溶性である。本明細書において使用される“半結晶質”
という用語は、20℃/分の割合で加熱された5乃至1
0mgのコポリマーの試料について差動走査熱量計により
測定された前記エチレン−プロピレンコポリマー又はエ
チレン−ブテンコポリマーの融合熱及びU. Gaurand B.
Wunderlich, J. Phys. Chem. Ref. Data,10(1)、
119(1981)に記載されているように400°K
における100%結晶質ポリエチレンの融合熱が293
J/gであると仮定することにより決定された結晶度が
約20乃至約60%、好ましくは約25乃至約50%と
定義される。結晶度(%)は、コポリマーの融合熱を1
00%結晶質のポリエチレンの融合熱で割り、100倍
することにより計算される。前記エチレン−C3-4 α−
オレフィンコポリマーは10乃至30部存在する。
【0009】本発明の組成物に使用されるメルカプト化
合物の亜鉛塩には、亜鉛2−メルカプトベンゾチアゾー
ル、亜鉛2−メルカプトベンズイミダゾール又は亜鉛2
−メルカプトトルイミダゾールが含まれる。亜鉛は10
0部の(A)に対して0.6乃至4部、好ましくは1.4乃
至3部存在する。本発明に使用される適する立体障害の
あるジ−tert−ブチルフェノール化合物には、2,6−
ジ−tert−ブチル−p−クレゾール、オクタデシル−3
−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート、N,N′−ヘキサメチレンビス
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロ
シンナメート)、ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−te
rt−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナメート)、
及びテトラキス〔メチレン−(3′,5′−ジ−tert−
ブチル−4′−ヒドロキシ−ヒドロシンナメート)〕メ
タンが含まれる。立体障害のあるフェノール化合物は、
100部の(A)に対して0.2乃至1.0部存在する。
合物の亜鉛塩には、亜鉛2−メルカプトベンゾチアゾー
ル、亜鉛2−メルカプトベンズイミダゾール又は亜鉛2
−メルカプトトルイミダゾールが含まれる。亜鉛は10
0部の(A)に対して0.6乃至4部、好ましくは1.4乃
至3部存在する。本発明に使用される適する立体障害の
あるジ−tert−ブチルフェノール化合物には、2,6−
ジ−tert−ブチル−p−クレゾール、オクタデシル−3
−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート、N,N′−ヘキサメチレンビス
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロ
シンナメート)、ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−te
rt−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナメート)、
及びテトラキス〔メチレン−(3′,5′−ジ−tert−
ブチル−4′−ヒドロキシ−ヒドロシンナメート)〕メ
タンが含まれる。立体障害のあるフェノール化合物は、
100部の(A)に対して0.2乃至1.0部存在する。
【0010】本発明のオレフィンポリマーを基剤とする
熱可塑性エラストマーは、成分(i)及び(ii)をブレン
ドし、それにメルカプト化合物の亜鉛塩及び立体障害の
あるジ−tert−ブチルフェノール化合物を添加すること
により調製される。次いで、均質混合物が得られるまで
成分を溶融ブレンドする。オレフィンポリマーを基剤と
する熱可塑性エラストマーが、成分(iii) を含む場合に
は、まず関連するモノマー( 類) を重合させて成分
(i)を形成し、次いでC3 又はC4 のα−オレフィン
とエチレン、及び任意にジエンモノマーを成分(i)の
存在下で液相又は気相中又は液−気相中で重合させて成
分(ii) 及び(iii)を形成することにより少くとも二段
階で成分(i)、(ii) 及び(iii) が反応器中又は一連
の反応器中で形成される。本発明の熱可塑性エラストマ
ーの調製においては、前述のように二段階で成分
(i)、(ii) 及び(iii) の均質反応器ブレンド又は組
成物が調製される。すなわち第一段階は液体プロピレン
中で、第二段階は気相中で1990年4月27日に出願
された米国特許願第515,936号(本明細書において
も参考にしている)に示されている触媒及び手順を用い
て実施される。次いで得られた反応器組成物をメルカプ
ト化合物の亜鉛塩及び立体障害のあるフェノール化合物
と混合し、均質混合物が得られるまで更に1乃至3分間
混合を継続する。
熱可塑性エラストマーは、成分(i)及び(ii)をブレン
ドし、それにメルカプト化合物の亜鉛塩及び立体障害の
あるジ−tert−ブチルフェノール化合物を添加すること
により調製される。次いで、均質混合物が得られるまで
成分を溶融ブレンドする。オレフィンポリマーを基剤と
する熱可塑性エラストマーが、成分(iii) を含む場合に
は、まず関連するモノマー( 類) を重合させて成分
(i)を形成し、次いでC3 又はC4 のα−オレフィン
とエチレン、及び任意にジエンモノマーを成分(i)の
存在下で液相又は気相中又は液−気相中で重合させて成
分(ii) 及び(iii)を形成することにより少くとも二段
階で成分(i)、(ii) 及び(iii) が反応器中又は一連
の反応器中で形成される。本発明の熱可塑性エラストマ
ーの調製においては、前述のように二段階で成分
(i)、(ii) 及び(iii) の均質反応器ブレンド又は組
成物が調製される。すなわち第一段階は液体プロピレン
中で、第二段階は気相中で1990年4月27日に出願
された米国特許願第515,936号(本明細書において
も参考にしている)に示されている触媒及び手順を用い
て実施される。次いで得られた反応器組成物をメルカプ
ト化合物の亜鉛塩及び立体障害のあるフェノール化合物
と混合し、均質混合物が得られるまで更に1乃至3分間
混合を継続する。
【0011】前述の本発明の(A)、(B)及び(C)
の溶融ブレンド又は混合は、開放形ロール機上、密閉式
ミキサー(たとえば、バンバリー又はハッケミキサー)
中、及び一軸又は二軸スクリュー押出機中で実施しう
る。本発明の熱可塑性エラストマーはまた、たとえば、
パラフィン系及びナフテン系オイルのようなエキステン
ダーオイル; CaCO3、タルク及び酸化亜鉛のような充填
剤;又は難燃剤のようなその他の従来の添加剤も含みう
る。
の溶融ブレンド又は混合は、開放形ロール機上、密閉式
ミキサー(たとえば、バンバリー又はハッケミキサー)
中、及び一軸又は二軸スクリュー押出機中で実施しう
る。本発明の熱可塑性エラストマーはまた、たとえば、
パラフィン系及びナフテン系オイルのようなエキステン
ダーオイル; CaCO3、タルク及び酸化亜鉛のような充填
剤;又は難燃剤のようなその他の従来の添加剤も含みう
る。
【0012】本発明を以下に示す本発明の実施例により
更に詳細に説明する。以下の実施例及び比較例の試料及
び物理的性質は以下の方法に従って調製し、測定した。 引張強度 ASTM D−412 破断伸び ASTM D−412 100%モジュラス ASTM D−412 ショアーD硬度 ASTM D−2240
更に詳細に説明する。以下の実施例及び比較例の試料及
び物理的性質は以下の方法に従って調製し、測定した。 引張強度 ASTM D−412 破断伸び ASTM D−412 100%モジュラス ASTM D−412 ショアーD硬度 ASTM D−2240
【0013】
【実施例1】アイソタクチシチーが約92%の結晶質ポ
リプロピレン40部、エチレン含量が約50%のエチレ
ン−プロピレンコポリマーゴム約40部、及び室温にお
いてキシレンに不溶性でエチレン含量が96%である半
結晶質の実質的に線状のエチレン−プロピレンコポリマ
ー20部を含む、前述のようにして反応器中で調製され
た熱可塑性エラストマーであるHifax RA063 100部
に、ヘンシェルミル中で2部の亜鉛2−メルカプトベン
ゾチアゾール及び0.6部のテトラキス〔メチレン
(3′,5′−ジ−tert−ブチル−4′−ヒドロキシ−
ヒドロシンナメート)〕メタンを添加した。成分を約1
5乃至30秒間タンブルブレンドし、次いで予め200
℃に加熱されたハッケ密閉式混合ヘッド (Model 3000E)
に入れ、前記温度で約2乃至3分間100回/分の速度
で混合した。次いで混合物を圧縮成形用金型の底部の定
盤上に移し、上部の定盤でおおい、215℃10MPa に
おいて3分間圧縮成形した。金型を冷却し、試験のため
にプラックを取り出した。物理的性質は表1に示す。
リプロピレン40部、エチレン含量が約50%のエチレ
ン−プロピレンコポリマーゴム約40部、及び室温にお
いてキシレンに不溶性でエチレン含量が96%である半
結晶質の実質的に線状のエチレン−プロピレンコポリマ
ー20部を含む、前述のようにして反応器中で調製され
た熱可塑性エラストマーであるHifax RA063 100部
に、ヘンシェルミル中で2部の亜鉛2−メルカプトベン
ゾチアゾール及び0.6部のテトラキス〔メチレン
(3′,5′−ジ−tert−ブチル−4′−ヒドロキシ−
ヒドロシンナメート)〕メタンを添加した。成分を約1
5乃至30秒間タンブルブレンドし、次いで予め200
℃に加熱されたハッケ密閉式混合ヘッド (Model 3000E)
に入れ、前記温度で約2乃至3分間100回/分の速度
で混合した。次いで混合物を圧縮成形用金型の底部の定
盤上に移し、上部の定盤でおおい、215℃10MPa に
おいて3分間圧縮成形した。金型を冷却し、試験のため
にプラックを取り出した。物理的性質は表1に示す。
【0014】
【実施例2】2部の亜鉛2−メルカプトベンゾチアゾー
ルの代わりに2部の亜鉛2−メルカプトトルイミダゾー
ルを用いること以外は実施例1の方法及び成分を用いて
実施例2の組成物を調製した。物理的性質は表1に示
す。
ルの代わりに2部の亜鉛2−メルカプトトルイミダゾー
ルを用いること以外は実施例1の方法及び成分を用いて
実施例2の組成物を調製した。物理的性質は表1に示
す。
【0015】
【比較例1】亜鉛2−メルカプトベンゾチアゾールを使
用しないこと以外は実施例1の方法及び成分を用いて比
較例1の組成物を調製した。物理的性質は表1に示す。
用しないこと以外は実施例1の方法及び成分を用いて比
較例1の組成物を調製した。物理的性質は表1に示す。
【0016】
【比較例2】テトラキス〔メチレン(3′,5′−ジ−
tert−ブチル−4′−ヒドロキシ−ヒドロシンナメー
ト)〕メタンの代わりに0.6部の4,4′−チオビス−
(6−ブチル−m−クレゾール)を用いること以外は実
施例1の方法及び成分を用いて比較例2の組成物を調製
した。物理的性質は表1に示す。
tert−ブチル−4′−ヒドロキシ−ヒドロシンナメー
ト)〕メタンの代わりに0.6部の4,4′−チオビス−
(6−ブチル−m−クレゾール)を用いること以外は実
施例1の方法及び成分を用いて比較例2の組成物を調製
した。物理的性質は表1に示す。
【0017】
【比較例3】テトラキス〔メチレン(3′,5′−ジ−
tert−ブチル−4′−ヒドロキシ−ヒドロシンナメー
ト)〕メタンの代わりに0.6部のSandostab P−EPQ
安定剤を用いること以外は実施例1の方法及び成分を用
いて比較例3の組成物を調製した。物理的性質は表1に
示す。
tert−ブチル−4′−ヒドロキシ−ヒドロシンナメー
ト)〕メタンの代わりに0.6部のSandostab P−EPQ
安定剤を用いること以外は実施例1の方法及び成分を用
いて比較例3の組成物を調製した。物理的性質は表1に
示す。
【0018】
【比較例4】テトラキス〔メチレン(3′,5′−ジ−
tert−ブチル−4′−ヒドロキシ−ヒドロシンナメー
ト)〕メタンを使用しないこと以外は実施例1の方法及
び成分を用いて比較例4の組成物を調製した。物理的性
質は表1に示す。
tert−ブチル−4′−ヒドロキシ−ヒドロシンナメー
ト)〕メタンを使用しないこと以外は実施例1の方法及
び成分を用いて比較例4の組成物を調製した。物理的性
質は表1に示す。
【0019】
【比較例5】テトラキス〔メチレン(3′,5′−ジ−
tert−ブチル−4′−ヒドロキシ−ヒドロシンナメー
ト)〕メタンを使用しないこと以外は実施例2の方法及
び成分を用いて比較例5の組成物を調製した。
tert−ブチル−4′−ヒドロキシ−ヒドロシンナメー
ト)〕メタンを使用しないこと以外は実施例2の方法及
び成分を用いて比較例5の組成物を調製した。
【0020】
【表1】
表 1
実施例 実施例 比較例 比較例 比較例 比較例 比較例
1 2 1 2 3 4 5 成 分
Hifax RA-063樹脂 100 100 100 100 100 100 100
Irganox 1010(1) 0.6 0.6 0.6 --- --- --- ---
Santanox R(2) --- --- --- 0.6 --- --- ---
Zetax (3) 2.0 --- --- 2.0 2.0 2.0 ---
Sandostab P-EPQ (4) - --- --- --- 0.6 --- ---
ZMTI(5) --- --- 2.0 --- --- --- --- 2.0 もともとの性質
100%モシ゛ュラス, psi 1040 1060 1120 870 751 960 1100
引張強度、psi 1090 1035 1270 960 860 1000 1125
伸び、% 260 250 360 320 330 370 300
ショアーD 35 37 35 33 32 36 37 空気老化 165℃/7日
100%モシ゛ュラス, psi 1020 980 1060 --- --- --- ---
%保持率 98 95 94 --- --- --- ---
引張強度、psi 1025 1000 1070 760 720 800 790
%保持率 94 97 84 79 84 80 68
伸び、% 130 180 140 36 24 30 17
%保持率 50 72 39 11 7 8 6
ショアーD 32 36 31 31 31 29 34 空気老化 165℃/14日
100%モシ゛ュラス, psi 1030 1200 --- --- --- --- ---
%保持率 99 112 --- --- --- --- ---
引張強度、psi 1035 1190 1010 --- --- 950 930
%保持率 95 115 79 --- --- 95 83
伸び、% 140 160 78 --- --- 25 20
%保持率 52 64 22 --- --- 7 7
ショアーD 34 36 32 --- --- 30 34 (1)
テトラキス〔メチレン(3′,5′−ジ−tert−ブ
チル−4′−ヒドロキシ−ヒドロシンナメート)〕メタ
ン、市販品。(2) 4,4′−チオ−ビス−(6−tert−ブチル−m−
クレゾール)、市販品。(3) 2−メルカプトベンゾチアゾールの亜鉛塩、市販
品。(4) 主成分がテトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフ
ェニル)−4,4′ービスフェニレンジホスホナイトで
ある安定剤組成物、市販品。(5) 2−メルカプトトルイミダゾールの亜鉛塩、市販
品。
チル−4′−ヒドロキシ−ヒドロシンナメート)〕メタ
ン、市販品。(2) 4,4′−チオ−ビス−(6−tert−ブチル−m−
クレゾール)、市販品。(3) 2−メルカプトベンゾチアゾールの亜鉛塩、市販
品。(4) 主成分がテトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフ
ェニル)−4,4′ービスフェニレンジホスホナイトで
ある安定剤組成物、市販品。(5) 2−メルカプトトルイミダゾールの亜鉛塩、市販
品。
【0021】表1に示されるように、本発明の亜鉛メル
カプト塩を含む実施例1及び2の組成物は、引張強度の
みが50%以上保持される比較例と比べて、165℃に
おいて7日及び14日間老化させてももとの性質を50
%以上保持した。
カプト塩を含む実施例1及び2の組成物は、引張強度の
みが50%以上保持される比較例と比べて、165℃に
おいて7日及び14日間老化させてももとの性質を50
%以上保持した。
【0022】
【実施例3】Hifax RA063 樹脂の代わりに溶融流量が4.
0 dg/分である結晶質ポリプロピレン40部、及びエチ
レン含量が70%、ムーニー粘度が65(ML(1+
4)121℃)及び密度が0.865g/cm3 のDutral 0
38エチレン−プロピレンコポリマーゴム60部を用い、
亜鉛2−メルカプトベンゾチアゾールの代わりに2部の
亜鉛2−メルカプトトルイミダゾールを用いること以外
は方法及び成分は実施例1と同様であった。物理的性質
を表2に示す。
0 dg/分である結晶質ポリプロピレン40部、及びエチ
レン含量が70%、ムーニー粘度が65(ML(1+
4)121℃)及び密度が0.865g/cm3 のDutral 0
38エチレン−プロピレンコポリマーゴム60部を用い、
亜鉛2−メルカプトベンゾチアゾールの代わりに2部の
亜鉛2−メルカプトトルイミダゾールを用いること以外
は方法及び成分は実施例1と同様であった。物理的性質
を表2に示す。
【0023】
【比較例6】メルカプト化合物の亜鉛塩を使用しないこ
と以外は実施例3の方法及び成分を使用した。物理的性
質を表2に示す。
と以外は実施例3の方法及び成分を使用した。物理的性
質を表2に示す。
【0024】
【比較例7】テトラキス〔メチレン(3′,5′−ジ−
tert−ブチル−4′−ヒドロキシ−ヒドロシンナメー
ト)〕メタンを使用しないこと以外は実施例3の方法及
び成分を使用した。物理的性質を表2に示す。
tert−ブチル−4′−ヒドロキシ−ヒドロシンナメー
ト)〕メタンを使用しないこと以外は実施例3の方法及
び成分を使用した。物理的性質を表2に示す。
【0025】
【実施例4】亜鉛2−メルカプトトルイミダゾールの代
わりに亜鉛2−メルカプトベンゾチアゾールを用いるこ
と以外は実施例3の方法及び成分を使用した。物理的性
質を表2に示す。
わりに亜鉛2−メルカプトベンゾチアゾールを用いるこ
と以外は実施例3の方法及び成分を使用した。物理的性
質を表2に示す。
【0026】
【比較例8】テトラキス〔メチレン(3′,5′−ジ−
tert−ブチル−4′−ヒドロキシ−ヒドロシンナメー
ト)〕メタンを使用しないこと以外は実施例4の方法及
び成分を用いた。物理的性質を表2に示す。
tert−ブチル−4′−ヒドロキシ−ヒドロシンナメー
ト)〕メタンを使用しないこと以外は実施例4の方法及
び成分を用いた。物理的性質を表2に示す。
【0027】
【表2】
表 2
実施例3 実施例4 比較例6 比較例7 比較例8 成 分
Pro-fax 6501 40 40 40 40 40
Dutral 038 60 60 60 60 60
ZMTI 2 -- -- 2 --
Zetax -- 2 -- -- 2
Irganox 1010 0.6 0.6 0.6 -- -- もともとの性質
100%モシ゛ュラス, psi 1180 1170 1280 1330 1240
引張強度、psi 1184 1180 1170 1320 1250
伸び、% 260 280 220 240 220
ショアーD 41 43 39 41 40 空気老化 165℃/7日
100%モシ゛ュラス, psi 1140 1260 1130 --- ---
%保持率 97 108 88 --- ---
引張強度、psi 1160 1280 1140 960 870
%保持率 98 108 97 70 62
伸び、% 200 220 190 14 18
%保持率 78 79 86 6 8
ショアーD 44 43 39 36 38 空気老化 165℃/14日
100%モシ゛ュラス, psi 1170 1260 1050 --- ---
%保持率 99 108 82 --- ---
引張強度、psi 1140 1240 1080 610 620
%保持率 96 105 92 46 49
伸び、% 290 205 100 7 5
%保持率 112 73 36 3 2
ショアーD 40 42 36 34 32
【0028】本明細書に開示されている本発明のその他
の特徴、利点及び実施例は、前述の開示内容を読めば当
業者には容易に明らかとなろう。この点については、本
発明の特定の実施例がかなり詳細に記載されているけれ
ども、本明細書に記載されている本発明の精神及び範囲
から逸脱することなくこれらの実施例の変更及び修正を
成しうる。
の特徴、利点及び実施例は、前述の開示内容を読めば当
業者には容易に明らかとなろう。この点については、本
発明の特定の実施例がかなり詳細に記載されているけれ
ども、本明細書に記載されている本発明の精神及び範囲
から逸脱することなくこれらの実施例の変更及び修正を
成しうる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平3−205439(JP,A)
特開 平2−29443(JP,A)
特開 昭62−112644(JP,A)
特開 昭55−80449(JP,A)
特開 昭62−201953(JP,A)
特公 昭48−18098(JP,B1)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C08L 23/02 - 23/24
Claims (9)
- 【請求項1】 (A)(i) 20乃至80部のプロピレン
ポリマー物質、(ii)20乃至80部の非晶質オレフィン
コポリマーゴム及び(iii) 10乃至30部の、室温にお
いてキシレンに不溶性であり、400°Kにおける10
0%結晶質ポリエチレンの融合熱が293J/gである
と仮定して、20℃/分の割合で加熱された5乃至10
mgの該成分(iii)について差動走査熱量計により測
定された融合熱から計算した場合に結晶度が20乃至6
0%である半結晶質の、実質的に線状のエチレン−C
3-4α−オレフィンコポリマーを含む、100部の熱可
塑性エラストマー、 (B)100部の(A)に対して0.6乃至4部の亜鉛2
−メルカプトベンゾチアゾール、亜鉛2−メルカプトベ
ンズイミダゾール及び亜鉛2−メルカプトトルイミダゾ
ールから成る群から選択されたメルカプト化合物の亜鉛
塩、及び (C)100部の(A)に対して0.2乃至1部の立体障
害のあるフェノール化合物、を重量の割合で含むオレフ
ィンポリマーを基剤とする熱可塑性エラストマー。 - 【請求項2】 前記(A)中の(ii)が30乃至70%
のエチレンを含む非晶質エチレン−プロピレンコポリマ
ーゴムである請求項1に記載の熱可塑性エラストマー。 - 【請求項3】 前記(A)中の(ii)が30乃至70%
のエチレン及び1乃至5%のジエンを含む非晶質エチレ
ン−プロピレン−非共役ジエンモノマーゴムである請求
項1に記載の熱可塑性エラストマー。 - 【請求項4】 前記(A)中の(iii)が、半結晶質の
実質的に線状のエチレン−プロピレンコポリマーである
請求項1に記載の熱可塑性エラストマー。 - 【請求項5】 前記メルカプト化合物の亜鉛塩が亜鉛2
−メルカプトベンゾチアゾールである請求項1記載の熱
可塑性エラストマー。 - 【請求項6】 前記メルカプト化合物の亜鉛塩が亜鉛2
−メルカプトトルイミダゾールである請求項1記載の熱
可塑性エラストマー。 - 【請求項7】 40部の結晶質ポリプロピレン、40部
の非晶質エチレン−プロピレンコポリマーゴム及び20
部の半結晶質の実質的に線状のエチレン−プロピレンコ
ポリマーを含む請求項5記載の熱可塑性エラストマー。 - 【請求項8】 40部の結晶質ポリプロピレン、40部
の非晶質エチレン−プロピレンコポリマーゴム及び20
部の半結晶質の実質的に線状のエチレン−プロピレンコ
ポリマーを含む請求項6記載の熱可塑性エラストマー。 - 【請求項9】 40部のポリプロピレン及び60部のエ
チレン−プロピレンコポリマーゴムを含む請求項5記載
の熱可塑性エラストマー。
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US07/752756 | 1991-08-31 |
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IL (1) | IL102853A0 (ja) |
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CA2269184A1 (en) * | 1998-04-29 | 1999-10-29 | Montell North America Inc. | Improving heat aging of grafted polyolefins using zinc mercapto compounds |
WO1999057190A1 (en) * | 1998-05-04 | 1999-11-11 | R.T. Vanderbilt Company, Inc. | Stabilizer compositions for polymeric insulations |
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JP2011526814A (ja) | 2008-06-30 | 2011-10-20 | シー.アール.バード,インコーポレイテッド | ポリウレタン/ポリイソプレンブレンドカテーテル |
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US4260661A (en) * | 1980-01-23 | 1981-04-07 | General Electric Company | Polyolefin compounds having improved heat curing stability, method of improving heat aging stability therein, an electrical conductor insulated therewith and method of forming |
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