JP3419471B2 - ファスナー打ち込み機 - Google Patents

ファスナー打ち込み機

Info

Publication number
JP3419471B2
JP3419471B2 JP19547891A JP19547891A JP3419471B2 JP 3419471 B2 JP3419471 B2 JP 3419471B2 JP 19547891 A JP19547891 A JP 19547891A JP 19547891 A JP19547891 A JP 19547891A JP 3419471 B2 JP3419471 B2 JP 3419471B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fastener
driving machine
feeding
fastener driving
wear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19547891A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04250986A (ja
Inventor
エフ ハーフラー ロバート
エル クーンウォルド ジェイムズ
Original Assignee
デュオ−ファスト コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by デュオ−ファスト コーポレイション filed Critical デュオ−ファスト コーポレイション
Publication of JPH04250986A publication Critical patent/JPH04250986A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3419471B2 publication Critical patent/JP3419471B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファスナー打ち込み機に
関し、より詳細には、該ファスナー打ち込み機の側面に
おいて該ファスナー打ち込み機を三点支持し、ハンドル
注型品とマガジン・ハウジングとを防護する交換可能な
摩耗表面を有するファスナー打ち込み機に関する。本発
明の他の特徴は製造コストの低減とかかるファスナー打
ち込み機の人間工学的な面からの改良にある。さらに、
ファスナー給送機構が改良されており、このため、従来
はファスナー間の間隔が広すぎてファスナー打ち込み機
の誤作動の原因となっていた比較的大きなファスナー・
ヘッドを有する一揃えのファスナーを給送することが可
能になっている。
【0002】
【従来の技術】ファスナー打ち込み機は使用者のクセに
応じて外側表面のある部分のみが摩耗しやすい。特に、
ファスナー打ち込み機が屋根葺き用として用いられると
きにこの傾向が顕著である。より詳細に言うと、使用者
は外部の空気圧ホースでファスナー打ち込み機を引っ張
ることが多い。ファスナー打ち込み機を空気圧ホースで
引き上げると、屋根材料の摩耗性とファスナー打ち込み
機の重量とのために、ファスナー打ち込み機が屋根表面
に沿って引っ張られることになり、このため、今度はこ
れがファスナー打ち込み機のハンドル注型品とマガジン
・ハウジングの過度な摩耗の原因となっている。これら
の部品を交換することは比較的費用がかかる。そのう
え、ハンマーで取り付けを完了させるためには、屋根取
り付け機の他に補助工具が必要となってくる。
【0003】これまでファスナー打ち込み機の製造会社
は、ファスナー打ち込み機の側面においてファスナー打
ち込み機を二点支持する摩耗表面を設けることによって
この問題を処理してきた。例えば、図1及び図2に示す
ように、これまでのファスナー打ち込み機20はマガジ
ン・ハウジング24に摩耗ガード22を有していた。こ
の摩耗ガード22は図3に示すようなU字型の金属クリ
ップからなっている。このU字型クリップは、図1に示
すように、互い違いの位置においてマガジン・ハウジン
グ24の壁部に挟み込まれている。
【0004】このようにマガジン・ハウジング24にU
字型クリップ22を取り付けることによって、ファスナ
ー打ち込み機20の二点支持が達成される。クリップ2
2による二点支持のうちの一点が図2に示されている。
もう一方の点における支持は参照記号26により表され
ており、それはハンドル注型品28である。
【0005】ファスナー打ち込み機20が屋根表面に沿
って引っ張られたときには、摩耗ガード22がマガジン
・ハウジング24の摩耗に対する防護をなすが、ハンド
ル注型品28に対しては何の防護もない。
【0006】さらに、マガジン・ハウジング24に対し
てU字型クリップ22を用いることにはいくつかの問題
がある。マガジン・ハウジング24に対してU字型クリ
ップ22を用いることとすると、U字型クリップ22の
交換時にはマガジン・ハウジング24を開かなければな
らない。また、ファスナー打ち込み機20が屋根表面に
沿って引張されている間、U字型クリップ22はその所
望の位置から移動するかもしれない。これらに加えて、
マガジン・ハウジング24に対してU字型クリップ22
を用いる構造では、U字型クリップ22が間違った位置
に取り付けられてマガジン・ハウジング24の摩耗の原
因になることがある。
【0007】他の公知のファスナー打ち込み機において
は、細長いL字型摩耗ガード30(図4参照)が接触地
点においてハンドル注型品28に取り付けられている。
より詳細に言うと、摩耗ガード30の一方の脚部32が
ハンドル注型品28に取り付けられ、他方の脚部34が
摩耗表面として作用する。しかしながら、このような構
造ではマガジン・ハウジング24に対する防護がなされ
ていない。そのうえ、細長いL字型摩耗ガード30が他
の問題を引き起こすことがある。すなわち、このような
摩耗ガード30では脚部34の接触表面が摩耗して他方
の脚部32が比較的鋭利な表面になってしまい、使用者
にとっては非常に危険である。
【0008】これまでのファスナー打ち込み機について
はこれ以外にも多くの問題がある。これらの問題はすべ
て、ファスナー打ち込み機の製造コストを低減させるこ
と、ファスナー打ち込み機の人間工学的な面を改良する
こと、および、比較的大きなファスナー・ヘッドを有す
る一揃えのファスナーに対するファスナー給送機構を改
良することに関するものである。
【0009】製造コストに関して言えば、高コストの原
因となっているいくつかの問題点がある。これらの問題
点とは、第一に、異なる動力性能に対してのファスナー
打ち込み機のハンドル注型品の規準がないこと、第二
に、ハンドル注型品内部にある駆動シリンダー組立体の
部品に要求される許容差が比較的小さいことである。
【0010】第一の問題点に関しては、ファスナー打ち
込み機がファスナー・ヘッドに供給する駆動力はハンド
ル注型品内の空気リザーバと捕獲空気チェンバーの各々
の容積の関数であることが知られている。これらの容積
はハンドル注型品の大きさによってある程度は調節する
ことができる。このため、必要な駆動力が各々異なるフ
ァスナー打ち込み機は各々異なる大きさのハンドル注型
品を使用している。ハンドル注型品はファスナー打ち込
み機の製造コスト全体のうちの比較的大きな部分を占め
ているので、各々異なる大きさのハンドル注型品を使用
することによって、ファスナー打ち込み機の製造コスト
が高価になっている。
【0011】前述したように、ハンドル注型品内部にあ
る駆動シリンダー組立体の部品に要求される許容差が比
較的小さいことによってもまた製造コストが高価なもの
になってしまっている。より詳細に言うと、駆動シリン
ダー組立体は駆動シリンダー内部に往復運動自在のピス
トン(このピストンにファスナー駆動体すなわちラムが
取り付けられている)を備えている。駆動シリンダー組
立体はハンドル注型品内部に配置されており、頂部キャ
ップに隣接して設けられているポペットバルブによって
閉じられる。ハンドル注型品内部での駆動シリンダー組
立体の軸方向の動きは、完全に防止できないまでも、最
小にしなければならないので、各部品は許容度が比較的
小さくなるように機械仕上げしなければならない。例え
ば、許容度を0.010インチとしなければならない。
このような部品のためにファスナー打ち込み機の製造コ
スト全体が大きく上がってしまっている。
【0012】これまでのファスナー打ち込み機の様々な
人間工学的特徴は最終使用者によるファスナー打ち込み
機の使い方にも影響を与えている。特徴の一つはファス
ナー打ち込み機全体の形状である。比較的大きい形状の
ファスナー打ち込み機は最終使用者にとっては好ましい
ものではない。この問題は、ファスナー打ち込み機にマ
フラー36を取り付けるとさらに悪化する。このマフラ
ー36は図5に示すようにハンドル注型品の頂部キャッ
プ38に取り付けられるとこが多い。図5に示すよう
に、頂部キャップ38の高さはマフラー36を収容する
ためにH1 で示される長さだけ高くなっている。頂部キ
ャップ38のこの増加した長さ分だけファスナー打ち込
み機の形状が大きくなっており、これからファスナー打
ち込み機を購入しようとする者及び最終使用者にとって
ファスナー打ち込み機の魅力が少なくなっている。
【0013】ファスナー打ち込み機の人間工学的な利便
性に影響を与えているもう一つの要因は排気ガスの排出
口の位置である。図5に示すように、これまでのファス
ナー打ち込み機には頂部キャップの頂上部分にマフラー
36が設けられており、排出口40を介して排気ガスの
放射状排出を行っていた。しかし、多くの最終使用者
は、排気ガスはファスナー打ち込み機の前方部分から下
側に向けて、すなわち図11に示す矢印42の方向に排
出する方が好ましいと考えている。
【0014】公知の他のファスナー打ち込み機でマフラ
ーが設けられていないものには、頂部キャップ38に排
出口44が設けられており、この排出口44から矢印4
6の方向に排気ガスが排出されるようにされている。図
5及び図6の双方に示されている頂部キャップからの排
気ガスの排出方向は人間工学的な観点から見れば望まし
いものではない。
【0015】最後に、図7に示すようなこれまでのファ
スナー給送機構48(通常は、図8に示すような比較的
低密度の一揃えのファスナー50とともに用いられる)
には多くの問題が存する。もし、図9に示すように、こ
のようなファスナー給送機構が比較的大径のファスナー
ヘッドを有する比較的高密度の一揃えのファスナー52
に対して用いられると、例えば、ファスナー打ち込み機
の誤作動やファスナーの詰まりというような問題が起こ
ることがある。
【0016】このような高密度の一揃えのファスナー
は、一般的には、ウェブ54と上方タブ56と下方タブ
58とからなっており、上方タブ56と下方タブ58に
はファスナーシャンク62を着脱自在に受け入れるため
のファスナー支持開口60が設けられている。比較的大
きな直径のヘッド部分66を有する特殊なファスナー6
4(例えば、屋根用の釘など)を用いる場合には、ファ
スナーヘッドがファスナー給送機構48と干渉して、フ
ァスナー打ち込み機の誤作動の原因となることがある。
より詳細に言うと、図7に示されている米国特許第4,
383,608号に記載の既知のファスナー給送機構は
一般的には給送爪68を有しており、この給送爪68は
図7に示すように打ち込れるべきファスナー64の真後
ろにある開口70からファスナー64を給送する。しか
しながら、ファスナーヘッド66とウェブ54との間の
間隔が十分ではないため、ファスナー駆動工程の間にお
いて上方タブ56は給送爪68の上に折れ曲がってしま
い、このため、ファスナー64の駆動ブレードに対する
軸方向の整列が妨げられてしまう。今度は、これによっ
て、駆動ブレードがファスナーヘッド66をその中心以
外の点において駆動することになり、ファスナーがファ
スナー駆動機構48の内部で詰まる原因となっている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はこれま
でのファスナー打ち込み機における問題を解決すること
である。
【0018】本発明の他の目的はファスナー打ち込み機
をその側面において三点支持する機構を有するファスナ
ー打ち込み機を提供することである。
【0019】本発明のさらに他の目的は、ファスナー打
ち込み機を例えば屋根表面のような摩耗表面上において
引っ張る場合に、ハンドル注型品及びマガジン・ハウジ
ングの摩耗を防止する手段を提供することである。
【0020】本発明のさらに他の目的はファスナー打ち
込み機の製造コストを低減させることである。
【0021】本発明のさらに他の目的は動力性能が異な
る各ファスナー打ち込み機に用いるハンドル注型品を規
準化することである。
【0022】本発明のさらに他の目的は駆動組立体の内
部の部品に対する許容度が小さいことを緩和することで
ある。
【0023】本発明のさらに他の目的はファスナー打ち
込み機の人間工学的な利便性を改良することである。
【0024】本発明のさらに他の目的はファスナー打ち
込み機全体の形状を小さくすることである。
【0025】本発明のさらに他の目的は排気ガス排出口
を人間工学的に望ましい位置に設けたファスナー打ち込
み機を提供することである。
【0026】本発明のさらに他の目的は、比較的大きな
直径のヘッドを有するファスナーを揃えた既知の一揃え
のファスナーに用いるためのファスナー給送機構を改良
することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明はファスナー打ち
込み機の側面において該ファスナー打ち込み機を三点支
持し、交換可能な摩耗ガードを備えたファスナー打ち込
み機に関する。三点支持機構によって、ファスナー打ち
込み機を屋根表面のような摩耗表面上を引きずるときで
も、ハンドル注型品およびマガジン・ハウジングの摩耗
を防止することができる。本ファスナー打ち込み機は小
さな形状の頂部キャップに組み込まれたマフラーを備え
ており、この小さな頂部キャップによってファスナー打
ち込み機全体の形状を小さくすることができる。方向転
換プレートによって排気ガスはファスナー打ち込み機の
前方において下方に排出され、人間工学的に見て最終使
用者に望ましい方向に排出される。本ファスナー打ち込
み機には、また、改良されたファスナー給送機構が設け
られており、このファスナー給送機構は比較的大きな直
径の一揃えのファスナーに対するファスナー打ち込み機
の性能を改良するとともに、ファスナーに対して駆動ブ
レードが軸方向に整列することを可能にしている。
【0028】本発明の上記の、及び他の目的及び利点は
以下の説明および添付図面から一層明らかになる。
【0029】
【実施例】図10乃至図12には本発明に係るファスナ
ー打ち込み機100が示されている。詳細に言うと、フ
ァスナー打ち込み機100はハンドル注型品102を有
しており、ハンドル注型品102はハンドル部分104
と駆動組立体部分106とを備えている。駆動組立体部
分106の上にはファスナー110によって頂部キャッ
プ108が取り付けられている。ファスナーの駆動通路
を形成しているノーズピース組立体112はファスナー
114によって駆動組立体部分106の底部に固定的に
取り付けられている。マガジン組立体116はハンドル
部分104の後部とノーズピース組立体112との間に
固定的に取り付けられている。トリガー組立体118に
よってポペットバルブ(図示せず)が付勢され、これに
よって、駆動シリンダー124の内部にある駆動ピスト
ン120と駆動ピストン120に取り付けられた駆動ブ
レード122の作動が制御される。ファスナー打ち込み
機100の特徴については米国特許第3,543,98
7号及び同第4,319,705号に記載されており、
本件出願はこれらの特許の記載を援用するものとする。
【0030】本発明の重要な特徴は、図10、図11及
び図12に示したファスナー打ち込み機100に用いら
れている摩耗ガード126、128、130(図13乃
至図15に記載)に関する。図10から明らかであるよ
うに、摩耗ガード126、1128、130によってフ
ァスナー打ち込み機100のその側面における三点支持
が可能になっている。より詳細に言うと、図10を参照
すると、三つの支持点は矢印132、134、136に
よって示されている。矢印134、136によって示さ
れる支持点におけるハンドル注型品102の摩耗からの
防護は摩耗ガード126、128によってなされる。摩
耗ガード130は、マガジン組立体116の一部を形成
しているマガジンハウジングの矢印132により示され
る支持点における摩耗からの防護をなしている。
【0031】このため、ファスナー打ち込み機100が
その側面上で屋根表面その他の摩耗表面上を引きずられ
るときには、ハンドル注型品102及びマガジン組立体
116は摩耗表面から隔離されることになり、これによ
って、摩耗ガード126、128、130によって摩耗
から防護されることになる。このことから、上述の三点
支持機構はこれまでの支持機構、すなわちファスナー打
ち込み機に対して二点支持しか行わず、ハンドル注型品
102またはマガジンハウジング116のいずれかのみ
を摩耗から防護するような、例えば図2及び図4に示し
た機構よりも有益であることがわかる。
【0032】摩耗ガード126、128、130は全て
交換可能である。摩耗ガード126はファスナー110
によって頂部キャップ108に取り付けられるようにな
っており、ハンドル注型品102の上方部分の防護をな
すようになっている。図12に最もよく示されているよ
うに、摩耗ガード126はファスナー打ち込み機100
の各側面に取り付けることができる。同様に、摩耗ガー
ド128はハンドル注型品102の底部に取り付け、フ
ァスナー114で底部に固定することができる。図12
に示すように、摩耗ガード128はまたファスナー打ち
込み機100の双方の側面に取り付けることもできる。
マガジンハウジング116に対する防護は摩耗ガード1
30によってなされる。図12に示すように、二つの摩
耗ガード130はマガジンハウジング116の各側面に
設けられる。しかしながら、用いられる摩耗ガード13
0の数はマガジンハウジング116の周囲の形状によっ
て変わる。
【0033】摩耗ガード126、128の位置決めはフ
ァスナー110、114によって行われる。マガジンハ
ウジング116に対する摩耗ガード130の位置決めを
行うため、さらに、ファスナー打ち込み機100が摩耗
表面上を引きずられている間における摩耗ガード130
の動きを防止するため、摩耗ガード130にはL字型の
従属アーム132が形成されている。これらのL字型ア
ーム132はマガジンハウジング116に設けられたス
ロット134(図12参照)に受け入れられるようにさ
れており、これによって、マガジンハウジング116に
対する摩耗ガード130の位置決めが行われる。さら
に、このように位置決めを行うことによって、ファスナ
ー打ち込み機100が摩耗表面上を引きずられていると
きでも、摩耗ガード130の動きを防止することができ
る。
【0034】ハンドル注型品用の摩耗ガード126、1
28は従属脚部を有するほぼU字型の部材として形成さ
れており、各従属脚部には孔136が設けられており、
この孔136にはファスナー110、114が受け入れ
られる。これらの摩耗ガード126、128は耐久性の
ある材料、好ましくは硬化スティールからつくられる。
さらに、摩耗ガード126、128には一つまたは二つ
以上の摩耗表面137が形成される。図13及び図14
に示すように、摩耗ガード126、128には代替的な
摩耗表面139、141が設けられている。図10に最
もよく示されているように、摩耗ガードはハンドル注型
品102に対して固定的に取り付けられており、ファス
ナー打ち込み機100が図10に示すように側面で摩耗
表面に接している場合に、摩耗ガード139、141の
うちの一方または他方が摩耗表面に接触するようにして
いる。
【0035】マガジンハウジング用の摩耗ガード130
は耐久性のある可撓性材料、好ましくは超高分子重量ポ
リエチレン(UHMWP)からなる可撓性の細長い部材
として形成されている。摩耗ガード130を可撓性材料
で形成することによって、様々な外形を有するマガジン
ハウジング116に対して摩耗ガード130を用いるこ
とが可能になる。
【0036】本発明のもう一つの重要な特徴は小さな形
状の頂部キャップ108にある。この特徴は図16乃至
図18に最もよく示されている。図6に示されているよ
うに、これまでの頂部キャップ38の高さはH2 であっ
た。図から明らかであるように、この頂部キャップ38
はマフラー36を組み込んでいない。マフラー36が頂
部キャップ38に組み込まれると、図5に示すように、
頂部キャップ38の全体の高さがH1 だけ増加する。こ
れによって、ファスナー打ち込み機全体が大きくなり、
望ましくない。
【0037】本発明に係る頂部キャップ108の高さは
3 まで低くされており(図18参照)、内部にマフラ
ー138が組み込まれている。図5と図18とから明ら
かであるように、頂部キャップ108の高さH3 は図5
に示す頂部キャップ38の高さH1 よりも実質的に低く
なっている。これは、マフラーの高さH1 が図5におけ
るように頂部キャップの高さに加算されることなく、マ
フラー138が本発明に係る頂部キャップ108の内部
に組み入れられているからである。これによって、ファ
スナー打ち込み機全体の大きさが小さくなり、それに伴
って、人間工学的により好ましいファスナー打ち込み機
になっている。より詳細に言うと、頂部キャップ108
はマフラー138を有しており、このマフラー138は
同心に配置された複数のバッフル140を備えている。
図17に示すように、バッフル140の二つの同心リン
グ141、143は排気空気ポート142に関して同心
に配置されている。環状容積部144はバッフル140
の外側同心リング143に隣接して溝を形成しており、
この溝には新たな可撓性の消音部材を挿入することがで
きる。頂部キャップ108はほぼ正方形の部材として形
成されており、四隅には孔145を有しており、この孔
145にファスナー110を通すことにより頂部キャッ
プ108をハンドル注型品102に固定することができ
るようになっている。
【0038】マフラー138から出た排気空気は排出口
146に向かう。排出空気を下方に向けて人間工学的に
好ましいファスナー打ち込み機100とするために、方
向転換プレート148が設けられている。この方向転換
プレート148は排出空気ポート142を閉じ、排出空
気をマフラー138を介して排出口146の方向に向か
わせ、図18の矢印151に示すように、頂部キャップ
108の長手軸149とほぼ平行な方向に下方に向かわ
せる。
【0039】方向転換プレート148はL字型脚部14
9を有するほぼディスク状の部材として形成されている
(図16参照)。このL字型脚部149は排出口146
の上に位置し、排気空気をマフラー138から下方に向
かわせる。方向転換プレート148には中央開口150
が設けられており、この中央開口150は頂部キャップ
108の孔152と同一位置になるようにされており、
方向転換プレート148を頂部キャップ108に取り付
けることができるようになっている。
【0040】本発明のもう一つの重要な特徴は圧縮可能
なシリンダーリング156である。図19に示すよう
に、この圧縮可能なシリンダーリング156は段付きの
断面を有するように形成されており、一方の側には比較
的大きな直径の大径部158と他方の側には比較的小さ
な直径の小径部160とを有している。
【0041】以下の説明から明らかになるように、シリ
ンダーリング160は圧縮可能な材料、例えば圧縮自在
なプラスティックからなっており、駆動シリンダー組立
体内部の部品に対して要求される許容度を緩和させてい
る。より詳細に言うと、駆動シリンダー124とハンド
ル注型品102との間における軸方向の動きはなくすこ
とが必要である。駆動シリンダー組立体は通常は頂部キ
ャップ108によって相互に結合している。より詳細に
言うと、頂部キャップ108には複数の縦壁162が設
けられており、この縦壁162は環状肩部164に対し
て着座している。図5に示すように、環状肩部164は
駆動シリンダー組立体124上に形成されており、金属
接触している。図からわかるように、縦壁162の先端
と肩部164との間に隙間があると駆動シリンダー組立
体124が軸方向に動いてしまい、その結果としてファ
スナー打ち込み機の性能が低下する。このため、例え
ば、縦壁162や駆動シリンダー組立体124などの部
品を比較的小さな許容度で製造し、上述のような隙間を
なくすことが一般に行われている。しかし、これはそれ
らの部品の製造コストを大幅に引き上げ、ひいては、フ
ァスナー打ち込み機全体のコストを引き上げる結果とな
ってしまっている。
【0042】上述のような部品に小さな許容度しか与え
ないことを避けるため、本発明においては圧縮可能なリ
ング156が設けられている。このリング156は縦壁
162と駆動シリンダー組立体124上の肩部164と
の間に配置されている。より詳細に言うと、比較的大き
い直径の大径部158が環状肩部164に着座してい
る。比較的小さな直径の小径部160は縦壁162の内
側表面が該小径部160に着座できるようになってい
る。縦壁162、リング156および駆動シリンダー組
立体124は公知の方法で相互に結合される。
【0043】大径部158の厚さ165は各部品、例え
ば、標準の許容度に機械仕上げされるべき駆動シリンダ
ー組立体124や縦壁162の許容度の差異を調節する
ために用いられる。一旦、前述の各組立体が結合される
と、シリンダーリング156の厚さ165は圧縮されて
許容度の差異を補い、ハンドル注型品102に対する駆
動シリンダー組立体124の軸方向の安定性を確保す
る。
【0044】本発明のもう一つの重要な特徴は上下を逆
にして使用することができるバルクヘッド166であ
り、それを図20乃至図23に示す。前述したように、
駆動ブレード122からファスナーヘッドへ供給された
動力は空気リザーバ167と捕獲空気室168の容積の
関数であり、空気リザーバ167の一部のみが図22及
び図23に示されている。これら双方の容積はハンドル
注型品102の大きさによってほぼ決まる。このため、
動力性能が各々異なるファスナー打ち込み機に対して各
々異なるハンドル注型品102が用いられてきた。
【0045】本発明に係る上下逆使用可能なバルクヘッ
ド166によって、複数の動力性能に対してハンドル注
型品102の大きさを規準化することができる。より詳
細に言うと、図22及び図23に示すように、バルクヘ
ッド166は駆動シリンダー組立体124と、ハンドル
注型品102上の内部環状肩部170との間においてO
リング172を介して取り付けられている。バルクヘッ
ド166は、駆動シリンダー組立体124の外周に形成
されている環状肩部174にも着座しており、別個のO
リング176によって環状肩部174からシールされて
いる。環状肩部174はバルクヘッド166に対するス
トッパーとして作用し、同時にバルクヘッド166をそ
こに位置させる機能を奏する。
【0046】バルクヘッド166は上下を逆にして使用
可能であり、図22および図23に示す二つの位置にお
いて、ハンドル注型品102及び駆動シリンダー組立体
124に対して取り付けることができる。図22および
図23から明らかであるように、バルクヘッド166の
向きによって、捕獲空気室168に対しての空気リザー
バ178の必要な容積を調節することができる。このよ
うに上下逆使用可能なバルクヘッド166を用いること
によって、そのバルクヘッド166の配置を上下逆にす
るだけで、異なる動力性能に用いられるハンドル注型品
102を規準化することが可能になる。
【0047】バルクヘッド166は円筒形部材につくら
れており、頂部リップ178と、Oリング172を受け
入れるための環状溝180とを有している。上下逆使用
可能なバルクヘッド166はまた環状内部リップを備え
ており、これによってバルクヘッド166は環状肩部1
74上に着座することができるようになっている。
【0048】本発明のもう一つの重要な特徴は図24乃
至図26に示す給送爪組立体182である。この給送爪
組立体182は、図9に示すような比較的大きなヘッド
66を有する一揃えの高密度ファスナー52を用いる際
のファスナー打ち込み機100の作動を改良するもので
ある。
【0049】既知のファスナー打ち込み機50、例えば
米国特許第4,383,608号に詳細に記載されてい
るようなファスナー打ち込み機においては、ファスナー
給送機構48は単一の給送爪68を用いてファスナーの
ストリップをファスナー打ち込み機50に送り込んでい
る。このようなファスナー給送機構は、図8に示すよう
な比較的小さなファスナーヘッドを有する一揃えのファ
スナーには適している。かかるファスナー打ち込み機に
おいては、給送爪68は打ち込まれるファスナー64の
すぐ後ろにある開口70からストリップを送り出す。し
かしながら、このようなファスナー給送機構48は、図
9に示すような一揃えのファスナー52、例えば比較的
大きなファスナーヘッド66を有するファスナー52を
用いる際には適していない。その理由は、比較的大きな
直径のファスナーヘッド66が干渉を起こすことがある
からである。より詳細に言うと、駆動ブレード122が
ファスナーヘッド66と係合している状態においては、
上方タブ56が折れ曲がっている。給送爪68は打ち込
まれるファスナーのすぐ後ろにある開口70内部に位置
しているために、今度はこれが上方タブ56とファスナ
ーヘッド66との組み合わせを給送爪68に接触させる
原因となる。このような接触が起こると、駆動ブレード
122はファスナーヘッド66の中心と位置が合わなく
なる。これはファスナー44がファスナー打ち込み機内
部ではね上がるか、あるいは誤射の原因となり得る。
【0050】例えば、図9に示すような比較的大きなフ
ァスナーヘッドを有する一揃えのファスナーに対するこ
の問題を解決するため、本発明はファスナー給送機構1
82を設けている。このファスナー給送機構182は上
方タブ56と給送爪との間の干渉を解消する。これは二
つの給送爪、すなわち前方給送爪184と後方給送爪1
86を設けることによって達成される。図24に最もよ
く示されているように、前方給送爪184は打ち込まれ
るファスナーのすぐ前方にある開口188から給送を行
い、後方給送爪186は打ち込まれるファスナーの後ろ
にある開口190から給送を行う。打ち込まれるファス
ナーに対して給送爪184、186を再配置することに
よって、上方タブ56と給送爪との間の干渉を解消する
ことができる。以下に述べるように、二つの給送爪18
4、186を用いることによって、一揃えのファスナー
ストリップが連続的に打ち出されることが可能になり、
さらに駆動ブレード122がファスナーヘッド66の中
心と真正面に係合することが可能になる。さらに、後方
給送爪186はストリップの最後のファスナーを送り出
すことが必要である。
【0051】本発明に係るファスナー給送組立体182
は偏心体192に固定して取り付けられた給送爪18
4、186を備えている。偏心体192はピン194の
回りに枢動自在に取り付けられている。偏心体192に
設けられているスロット196は、給送ピストン200
の一端に形成されている軸203に固定的に取り付けら
れているピン198を受け入れるようになっている。給
送ピストン200は給送シリンダー201の内部に往復
動自在に設けられている。図25および図26に最もよ
く示されているように、給送ピストン200が給送シリ
ンダー201の内部で往復運動すると偏心体192が回
転運動を行う。これによって、今度は、給送爪184、
186が給送路205に沿って一揃えのファスナーを送
る。給送路205はファスナーストリップ52を連続し
て発射する非直線部206を有しており、この非直線部
206が打ち込まれるファスナーと次のファスナーとの
間に隙間をつくっている。ファスナーストリップが給送
路205の非直線部206に到達すると、ファスナース
トリップは給送爪184、186によって保持される。
【0052】図25はファスナー給送組立体の各部品の
静止モードにおける相対的な位置関係を示しており、図
26は駆動モードにおける位置関係を示している。給送
シリンダー201には給送ピストン200制御用の二つ
のポート208、210が設けられている。ポート20
8はポペット空気と連通している。ポート210は空気
リザーバと連通している。これら二つのポート208、
210は給送ピストン200の前後の圧力差を形成する
ように配置されている。
【0053】作動時においては、トリガー組立体118
が押されると、ポペットバルブ(図示せず)が調節用空
気を駆動シリンダー組立体124の内部に送り込み、こ
れによって、駆動ピストン120はファスナーを被加工
物に打ち込む。ファスナー給送機構182が静止位置に
あるときに、トリガー組立体118が一旦付勢される
と、ポペットバルブ(図示せず)が開いてリザーバ空気
を駆動シリンダー組立体124の内部に送り込み、駆動
ピストン120を駆動させてファスナーを被加工物に打
ち込む。ポペットバルブが開くと、ポペット空気が給送
シリンダー201の右側から抜かれて、リザーバ空気の
影響を受けて、偏心体192を図25に示す位置にリセ
ットする。次いで、ポペットバルブが閉じると、ポペッ
ト空気は給送ピストン200を図26で見て左側に進ま
せ、ファスナーを次の工程に進める。
【0054】ファスナーストリップ52を保持するた
め、また給送爪184、186を引っ込ませるため、ゲ
ート組立体214が設けられている。このゲート組立体
214は給送路205の一部をなしている。ゲート組立
体214はピン212の回りに枢動自在に取り付けられ
ており、給送路205が開いてファスナーストリップ5
2を装填することができるようにされている。通常は、
ゲート組立体214はゲートラッチ215によってラッ
チ止めされている。
【0055】隙間を与えて給送爪184、186が引っ
込むことができるようにするため、ゲート組立体214
にはバックアップ爪216が設けられている。このバッ
クアップ爪216はピン218の回りに枢動自在に取り
付けられており、またバックアップ爪216によって給
送路205は伸張し得るようにされている。図25及び
図26に示すように、バックアップ爪216はその閉じ
方向にバネ220によって付勢されている。給送爪18
4、186が図25に示す位置に引っ込みつつある間
に、給送爪184、186に形成された角度付き表面2
22がファスナーストリップ52上を摺動して、バネ2
20の付勢力に対抗してファスナーストリップ52をバ
ックアップ爪216に対して押し付ける。一旦、給送爪
184、186が図25に示す位置に達して、給送爪1
84、186が図24に示すようなファスナーストリッ
プ52の開口188、190に位置するに至ると、バッ
クアップ爪216はバネ220の付勢力を受けて閉じる
(すなわち、図示の位置に戻る)。
【0056】以上、本発明をいくつかの実施例を参照し
て説明してきたが、通常の知識を有する者にとっては本
発明の原理の範囲内に包含されるような多くの修正や改
変が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】これまでのファスナー打ち込み機の正面図であ
る。
【図2】図1に示したファスナー打ち込み機の斜視図で
あって、二点支持機構を示すものである。
【図3】図1に示したファスナー打ち込み機に用いる摩
耗ガードの斜視図である。
【図4】他の既知の摩耗ガードの斜視図である。
【図5】マフラーを組み込んだファスナー打ち込み機に
用いる既知の頂部キャップの断面図である。
【図6】マフラーを有していない既知の頂部キャップの
断面図であって、排気ガスの前方排出口を示す図であ
る。
【図7】既知のファスナー給送機構および一揃えのファ
スナーストリップ(見やすくするためにファスナーは取
り除いてある)の上方からの平面図である。
【図8】図7に示したファスナー給送機構とともに通常
用いる一揃えのファスナーの正面図である。
【図9】比較的大きな径のヘッドを有するファスナーの
一揃えのファスナーストリップの平面図である。
【図10】本発明に係るファスナー打ち込み機の斜視図
であって、三点支持機構を示す図である。
【図11】本発明に係るファスナー打ち込み機の側面図
である。
【図12】図11に示したファスナー打ち込み機の正面
図である。
【図13】本発明に係るハンドル注型品摩耗ガードの斜
視図である。
【図14】本発明に係る他の態様のハンドル注型品摩耗
ガードの斜視図である。
【図15】本発明に係る摩耗ガードマガジンハウジング
の斜視図である。
【図16】本発明に係る頂部キャップと方向転換プレー
トの分解斜視図である。
【図17】マフラーと一体になっている本発明に係る小
形状の頂部キャップの頂面図である。
【図18】図17に示した頂部キャップの断面図であ
る。
【図19】本発明に係る圧縮シリンダーリングの斜視図
である。
【図20】本発明に係る上下逆使用可能なバルクヘッド
の斜視図である。
【図21】図20に示したバルクヘッドの断面図であ
る。
【図22】ハンドルハウジングと駆動シリンダーと第一
位置にある上下逆使用可能なバルクヘッドの部分的な断
面図である。
【図23】バルクヘッドが代替位置にある点以外は図2
2と同様の部分的な断面図である。
【図24】本発明に係るファスナー給送機構内部に位置
する一揃えのファスナーの部分的な正面図であって、給
送爪の位置を示す図である。
【図25】本発明に係るファスナー給送機構の断面図で
あって、該ファスナー給送機構が第一位置にある状態を
示す図である。
【図26】本発明に係るファスナー給送機構の断面図で
あって、該ファスナー給送機構が第二位置にある状態を
示す図である。
【符号の説明】
20 ファスナー打ち込み機 22 摩耗ガード 24 マガジン・ハウジング 28 ハンドル注型品 30 L字型摩耗ガード 36 マフラー 38 頂部キャップ 40 排出口 44 排出口 46 ファスナー給送機構 68 給送爪 50 低密度の一揃えのファスナー 52 高密度の一揃えのファスナー 54 ウェブ 56 上方タブ 58 下方タブ 64 ファスナー 66 大径ヘッド部分 100 ファスナー打ち込み機 102 ハンドル注型品 106 駆動組立体 108 頂部キャップ 112 ノーズピース組立体 116 マガジン組立体 120 駆動ピストン 122 駆動ブレード 126 摩耗ガード 128 摩耗ガード 130 摩耗ガード 132 支持点 134 支持点 136 支持点 137 摩耗表面 138 マフラー 140 バッフル 142 排気空気ポート 146 排気口 148 方向転換プレート 156 シリンダーリング 166 バルクヘッド 167 空気リザーバ 168 捕獲空気室 170 環状肩部 182 給送爪組立体 184 前方給送爪 186 後方給送爪 192 偏心体 200 給送ピストン 201 給送シリンダー 205 給送路 214 ゲート組立体 216 バックアップ爪 220 バネ 222 角度付き表面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−188282(JP,A) 特開 平1−222874(JP,A) 特開 平2−124281(JP,A) 実開 昭53−140183(JP,U) 実開 昭62−92171(JP,U) 実開 昭62−165872(JP,U) 実開 平1−132375(JP,U) 実開 昭57−96781(JP,U) 実開 平2−23967(JP,U) 実開 平2−19482(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25C 1/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファスナー打ち込み機において、 ファスナーの一つが被加工物に打ち込まれる駆動工程の
    間所定の経路に沿って作動可能である駆動体により、フ
    ァスナーを前記被加工物に打ち込むための駆動組立体
    と、 一揃えのファスナーを順に前記所定の経路に位置させる
    ように、前記一揃えのファスナーを前記駆動組立体に給
    送するファスナー給送機構とを備え、 各前記一揃えのファスナーはファスナーヘッドを有し、
    複数の開口が形成されているストリップ上に配置され、
    前記開口の少なくとも1つは各前記ファスナーに隣接
    し、 前記ファスナー給送機構は、前記ストリップの前記開口
    に係合するための往復動自在に取り付けられた一対の給
    送爪を有し、該給送爪は前記一揃えのファスナーを前記
    所定の経路に向けてファスナー給送路に沿って進めるも
    のであり、前記ファスナーが前記被加工物に打ち込まれ
    るため前記所定の経路に進むとき、一方の前記給送爪が
    打ち込むファスナーの一方の側面の第1開口に配置さ
    れ、他方の前記給送爪が前記打ち込むファスナーの他方
    の側面の第2開口に配置されるものであり、前記給送路の一部を形成し、前記ファスナーが順に進む
    とき、前記給送路を伸長し得るようにする手段を含むゲ
    ート組立体を備え、前記給送爪が前記ストリップから引
    っ込めるようにすることを特徴とする ファスナー打ち込
    み機。
  2. 【請求項2】 前記ファスナーは屋根用釘であることを
    特徴とする請求項1記載のファスナー打ち込み機。
  3. 【請求項3】 前記給送爪を支持するための枢動自在に
    取り付けられた偏心手段と、前記偏心手段を移動させる
    ため直進する給送手段を備え、前記偏心手段が前記給送
    爪を弓型経路内で移動させ前記ストリップを進めること
    を特徴とする請求項1記載のファスナー打ち込み機。
  4. 【請求項4】 前記ファスナー給送路は、少なくとも第
    1、第2部分を有し、前記第2部分は前記第1部分に対
    して角度が付いていることを特徴とする請求項1記載の
    ファスナー打ち込み機。
JP19547891A 1990-08-13 1991-08-05 ファスナー打ち込み機 Expired - Fee Related JP3419471B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US56656690A 1990-08-13 1990-08-13
US566566 1990-08-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04250986A JPH04250986A (ja) 1992-09-07
JP3419471B2 true JP3419471B2 (ja) 2003-06-23

Family

ID=24263433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19547891A Expired - Fee Related JP3419471B2 (ja) 1990-08-13 1991-08-05 ファスナー打ち込み機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3419471B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04250986A (ja) 1992-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7527106B2 (en) Method for operating the engine of fastening tool
US6772931B2 (en) Magazine assembly for fastening tool
US6648202B2 (en) Pneumatic fastening tool
US5273200A (en) Fastener driving tool
US5683024A (en) Fastener driving device particularly suited for use as a roofing nailer
CA1138151A (en) Fastener driving tool
JP4316927B2 (ja) 複数の固定具から供給される固定具を打ち込む工具のための、鼻部材とシャーブロックとの組立体
JP4897787B2 (ja) 燃焼動力式釘打ち機用の通気チェック弁
EP1702722B1 (en) Coil nail spreader
US8596511B2 (en) Exhaust deflector for pneumatic power tool
US4716813A (en) Pneumatically operated stapler with improved actuating and clinching mechanism
JP3419471B2 (ja) ファスナー打ち込み機
EP1884329B1 (en) Exhaust deflector for pneumatic power tool
JP2556450Y2 (ja) 圧縮空気駆動型工具の排気カバー装置
JP2556443Y2 (ja) ファスナ打込工具
JP2549632Y2 (ja) 釘マガジンユニット
JPH0639374U (ja) 動力工具におけるトリガロック機構
JPH0642077U (ja) 流体駆動型工具における逆止弁

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090418

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090418

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100418

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100418

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees