JP3419324B2 - Frp製筒体と金属部品との接合方法及び軸部品 - Google Patents

Frp製筒体と金属部品との接合方法及び軸部品

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稔 戸枝
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両用のプ
ロペラシャフト等の軸部品の一部に繊維強化樹脂を使用
するため、繊維強化樹脂製の筒体とヨークなどの金属部
品とをセレーション結合で接合するFRP製筒体と金属
部品との接合方法及び軸部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より自動車の燃費向上等を目的と
し、車両用部品の軽量化が進められている。例えばプロ
ペラシャフト等の軸部品では、一部に金属に替えて繊維
強化樹脂(FRP)を使用する試みがなされている。プ
ロペラシャフトの場合、プロペラシャフトの軸部をFR
P製とし、その両端部に自在継手のヨーク等の金属部品
(取付金具)を接合する構成が採られている。FRP製
の軸部はフィラメントワインディング法などの手法によ
り形成された円筒軸が使用される。FRP製の円筒軸と
ヨーク等の金属部品は、通常、セレーション結合によっ
て接合される(例えば特開平5−24455号公報
等)。
【0003】ヨークの接合部外周面には予めセレーショ
ンが形成され、一方、FRP製の円筒軸の内周面にはセ
レーションを形成しない。FRP製の円筒軸にヨークの
接合部を圧入することで、ヨーク側のセレーションの歯
によって、円筒軸の内周面に溝が刻設され、歯が溝に深
く喰い込むことで接合強度が確保される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、円筒軸にヨー
クの接合部を圧入する過程で、FRP製である円筒軸
が、ヨークのセレーションの歯によって外周側に押され
て拡径し易かった。このため、ヨーク側のセレーション
の歯によって十分深い溝が刻設されず、ヨーク側のセレ
ーションの歯と円筒軸側のセレーションの溝との喰い込
みが浅くなる場合があった。その結果、円筒軸とヨーク
との接合強度に不十分なものがあるなど、接合強度にば
らつきが生じるという問題がった。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、FRP製筒体と金属部品
とをセレーション結合する場合、金属部品側のセレーシ
ョンの歯をFRP製筒体に深く喰い込ませて、両者の接
合強度を高めることができるFRP製筒体と金属部品と
の接合方法及び軸部品を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明では、FRP製筒体と金属部品
とをセレーション結合する接合方法において、FRP製
筒体の接合部周面上に、金属部品の接合部周面上に形成
されたセレーションの歯を案内するための案内溝を、正
規のセレーションの溝より小さなサイズで予め形成して
おき、前記セレーションの歯を前記案内溝に沿わせるよ
うに前記金属部品の接合部を前記FRP製筒体に圧入す
ることをその要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明では、FRP製筒体
と金属部品とをセレーション結合する接合方法におい
て、 固定型と可動型とを備えた支持装置を該可動型が
固定型に対して離間する開状態から可動型と固定型が接
合してFRP製筒体の接合端部を外周面側から拡径しな
いようにバックアップする閉状態に駆動してFRP製筒
体の接合端部を該接合端部における前記金属部品と接合
する周面でない側の周面である外周面からバックアップ
し、該バックアップ状態で、セレーションの歯が形成さ
れた前記金属部品の接合部を前記FRP製筒体に圧入す
ることをその要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明では、FRP製筒体
と金属部品とをセレーション結合する接合方法におい
て、金属部品の接合部に形成されたセレーションの歯を
長手方向に刻みを隔てて配列される歯群に形成するとと
もに、該歯群のうち最初に圧入される歯以外の残りの歯
については圧入側先端の歯面を切り立つ角度に形成し、
該金属部品の接合部を前記FRP製筒体に圧入すること
をその要旨とする。
【0009】請求項4に記載の発明では、FRP製筒体
と金属部品とをセレーション結合する接合方法におい
て、金属部品の接合部に形成されたセレーションの歯の
圧入側先端の歯面を切り立つ角度とし、該金属部品の接
合部を前記FRP製筒体に圧入し、この圧入する過程
で、前記セレーションの歯によってFRP製筒体の内周
面に所定深さの溝が刻設されることをその要旨とする。
【0010】請求項5に記載の発明では、軸部品は、請
求項3に記載の前記金属部品と前記FRP製筒体とがセ
レーション結合されて製造されている。請求項6に記載
の発明では、軸部品は、請求項4に記載の前記金属部品
と前記FRP製筒体とがセレーション結合されて製造さ
れている。
【0011】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
FRP製筒体の接合部周面上に、正規のセレーションの
溝のサイズより小さな案内溝を予め形成しておく。そし
て、セレーションの歯を案内溝に沿わせるように金属部
品の接合部をFRP製筒体に圧入する。予め案内溝が切
ってあるので、正規のセレーションの歯によってFRP
製筒体の内周面に所定深さの溝が刻設されて、歯が強く
喰い込む。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、FRP製
筒体の接合端部を、該接合端部における金属部品と接合
する周面でない側の周面である外周面からバックアップ
する。このバックアップ状態で、セレーションの歯が形
成された金属部品の接合部をFRP製筒体に圧入する。
セレーションの歯によってFRP製筒体が拡径するよう
に逃げる変形が抑えられるので、セレーションの歯によ
ってFRP製筒体の内周面に所定深さの溝が刻設され、
歯が強く喰い込む。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、金属部品
の接合部に形成されたセレーションの歯群がFRP製筒
体に順次圧入される。歯群のうち最初に圧入された歯が
仮にFRP製筒体の内周面に溝を深く刻設できなかった
としても、後続する歯がその切り立つ角度の歯面によっ
て溝を所定深さに深く刻設するので、少なくとも後続の
歯が強く喰い込む。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、金属部品
の接合部に形成されたセレーションの歯の圧入側先端の
歯面が切り立つ角度であることから、金属部品の接合部
をFRP製筒体に圧入する過程で、セレーションの歯に
よってFRP製筒体の内周面に所定深さの溝が刻設さ
れ、歯が強く喰い込む。
【0015】請求項5に記載の発明によれば、軸部品
は、請求項3に記載の金属部品とFRP製筒体とがセレ
ーション結合されて製造されるので、金属部品とFRP
製筒体との接合強度が高くなる。
【0016】請求項6に記載の発明では、軸部品は、請
求項4に記載の金属部品とFRP製筒体とがセレーショ
ン結合されて製造されるので、金属部品とFRP製筒体
との接合強度が高くなる。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を、車両用のプロペラシャフトの製造に具体化した第1
の実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。本実施形
態におけるプロペラシャフトは、その軸部が繊維強化樹
脂(FRP)により形成されている。
【0018】図4に示すように、プロペラシャフト1
は、繊維強化樹脂(FRP)製の円筒軸2と、その両端
部に接合された金属製の自在継手のヨーク3とを有す
る。円筒軸2とヨーク3は、ヨーク3の接合部3aが円
筒軸2に圧入されることでセレーション結合されてい
る。なお、円筒軸2がFRP製筒体となり、ヨーク3が
金属部品となる。
【0019】円筒軸2は、ほぼ一定の肉厚(但し、両端
部に締込み糸で補強された厚肉部がある)の円筒からな
り、例えばフィラメントワインディング法によって成型
されている。すなわち、樹脂含浸繊維をマンドレル(芯
材)に巻き付けて筒体に成形した後、繊維に含浸された
樹脂を熱硬化させ、その後、マンドレルを抜き取ること
によって円筒軸2は作製される。円筒軸2における繊維
の巻き付け方向は軸方向に対して所定角度±A゜で一層
毎に方向を変えて巻き付けられている。プロペラシャフ
ト1の場合、この角度Aは、A=5〜20゜の範囲に設
定され、繊維がほぼ軸方向に沿う方向に巻き付けられる
ことによって、プロペラシャフト1の捻り剛性や曲げ剛
性が確保される。
【0020】円筒軸2の材料であるFRPは、強化繊維
として炭素繊維を、マトリクス樹脂としてエポキシ樹脂
を使用している。なお、強化繊維として、アラミド繊
維、ガラス繊維等の一般に高弾性・高強度といわれるそ
の他の繊維を採用したり、マトリクス樹脂として、不飽
和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂
等のその他の熱硬化性樹脂を採用することができる。
【0021】図1(b)に示すように、円筒軸2に圧入
されるヨーク3の接合部3aには、その外周面全域に、
軸方向と平行に延びる多数本の歯4aを有するセレーシ
ョン4が形成されている。図2(b)に示すように、セ
レーション4の歯4aは周方向に一定ピッチに形成さ
れ、その断面形状は台形を有する。
【0022】この実施形態では、円筒軸2にヨーク3の
接合部3aを圧入する前に、円筒軸2の端部内周面に予
めヨーク3のセレーション4の歯4aを案内するための
案内溝2aを形成する。この案内溝2aを切るために図
1(a)に示す工具5が使用される。工具5はヨーク3
の接合部3aと同径の加工部5aを有しており、加工部
5aの外周面全域に、ヨーク3のセレーション4の歯4
aと同ピッチの多数本の歯6aを有するセレーション6
が形成されている。
【0023】ヨーク3のセレーション4の歯4aの断面
形状が図2(b)に示す台形であるのに対し、工具5の
セレーション6の歯6aの断面形状は図2(a)に示す
ような山形である。工具5の歯6aの外径と、ヨーク3
の歯4aの外径は、本実施形態では図2に示すように共
にRで同径となっている。なお、ヨーク3の接合部3a
と、工具5の加工部5aには、各圧入側先端部に円筒軸
2への圧入を案内するための案内面(テーパ面)3b,
5b(図1に示す)がそれぞれ形成されている。
【0024】以下、FRP製の円筒軸2とヨーク3との
接合方法について図1,図2を用いて説明する。まず、
工具5を用いて、円筒軸2の端部に工具5の加工部5a
を圧入する。この結果、円筒軸2の内周面には図3
(a)に示すような山形の案内溝2aが切られる。この
際、工具5の歯6aが山形と尖鋭であることから、工具
5を円筒軸2に圧入した際、円筒軸2が拡径する逃げは
小さく抑えられる。このため、必要な深さ(内径R)の
案内溝2aが形成される。工具5は、円筒軸2から引き
抜かれる。
【0025】次に、ヨーク3の接合部3aを円筒軸2の
端部に圧入する。このとき、ヨーク3の回転方向の位置
合わせをし、セレーション4の歯4aを案内溝2aに沿
わせる。例えば円筒軸2を固定しておき、圧入機を使っ
て工具5とヨーク3を圧入する方法を採れば、圧入機に
対する工具5とヨーク3のセット位置を合わせること
で、案内溝2aとセレーション4の歯4aを精度高く位
置合わせすることはできる。
【0026】正規のセレーション4の歯4aが台形状で
あってその頂部が平坦面となっているため、歯4aの平
坦面が円筒軸2の内周面を押し広げるように働き易い。
特に歯4aが円筒軸2の内周面に溝を形成する削り代が
多いと、大きな抵抗を受けて円筒軸2が外周側に逃げて
拡径し易い。しかし、予め案内溝2aが切ってあるた
め、削り代が少なく抵抗も小さくて済む。そのため、円
筒軸2にヨーク3の接合部3aを圧入した際、円筒軸2
があまり押し広げられずに済み、ヨーク3のセレーショ
ン4の歯4aによって山形の案内溝2aの部位に、図3
(b)に示すような台形溝2bがしっかり刻設される。
そのため、ヨーク3のセレーション4の歯4aが台形溝
2bに深く喰い込み、円筒軸2とヨーク3とが高い強度
で接合される。円筒軸2の両端部に二つのヨーク3がこ
の接合方法によって接合されてプロペラシャフト1が製
造される。
【0027】以上詳述したように本実施形態によれば、
以下に示す効果が得られる。 (1)工具5を使用して予めFRP製の円筒軸2の端部
内周面に案内溝2aを切っておき、案内溝2aにセレー
ション4の歯4aを沿わせるように、ヨーク3を円筒軸
2に圧入する方法を採った。このため、ヨーク3を円筒
軸2に圧入するときに円筒軸2が押し広げられて拡径す
る逃げを小さくでき、セレーション4の歯4aが円筒軸
2の内周面にしっかり喰い込ませることができる。よっ
て、円筒軸2とヨーク3との高い接合強度が確保され
る。
【0028】(2)工具5の歯6aの断面形状を山形と
したので、案内溝2aを必要な深さにしっかり形成でき
る。そして、案内溝2aが深く刻設されることから、ヨ
ーク3の圧入時にセレーション4の歯4aによって台形
溝2bを必要な深さにしっかり刻設できる。円筒軸2の
内周面へのヨーク3と歯4aの喰い込みを深くすること
ができる。また、台形の歯4aと台形溝2bとの噛み合
いで、その噛み合い強度が強いので、プロペラシャフト
1に過大な回転力が加わったときに、歯4aが円筒軸2
の内周面を回転方向に滑る不具合を抑えることができ
る。
【0029】(第2の実施形態)次に、本発明を、車両
用のプロペラシャフトの製造に具体化した第2の実施形
態を図5,図6に基づいて説明する。プロペラシャフト
1の構成部品であるFRP製の円筒軸2と金属製のヨー
ク3は、前記第1の実施形態と同様のものである。この
実施形態では、前記第1の実施形態で使用した工具5は
使用せず、円筒軸2へヨーク3を直接圧入するだけであ
る。なお、前記第1の実施形態と同様の部品等について
は同じ符号を付してその説明を省略し、特に異なる点に
ついてのみ説明する。
【0030】この実施形態では、図5に示すように、円
筒軸2の接合端部を外周面側から拡径しないようにバッ
クアップできる支持装置10を使用する。支持装置10
は円筒軸2の外径と同径の内周面を有する一組の半円筒
形の固定型11と可動型12とを備える。支持装置10
は、可動型12が固定型11に対して離間する図5に示
す開状態と、可動型12と固定型11が接合して円筒と
なる閉状態とに駆動する。支持装置10が閉状態にある
ときに固定型11と可動型12とが接合してできる円筒
は、その内径が円筒軸2の端部の外径にほぼ等しい。そ
のため、図6に示すように、円筒軸2の端部を固定型1
1上に載せて可動型12が閉状態の位置に駆動される
と、円筒軸2の端部は拡径しないように外周面側から固
定型11と可動型12との内周面によってバックアップ
される。なお、支持装置10は例えば油圧駆動式であ
る。
【0031】円筒軸2にヨーク3の接合部3aを圧入す
るときは、その圧入作業の前に図5に示すように支持装
置10の固定型11に円筒軸2の接合端部を載せてセッ
トする。そして、支持装置10を開状態から閉状態に駆
動する。その結果、可動型12と固定型11とが接合
し、これらによって作られる円筒によって、図6に示す
ように円筒軸2の接合端部は外周面から拡径しないよう
に周全体でバックアップされる(図5における(1) の工
程)。
【0032】このようにバックアップされた円筒軸2に
対し、次にヨーク3の接合部3aが圧入される(図5に
おける(2) の工程)。ヨーク3のセレーション4の歯4
aによって円筒軸2を内周面から押し広げようとする力
が加わるが、円筒軸2の接合端部が外周面側から固定型
11と可動型12とによってバックアップされているた
め、円筒軸2が外周側に逃げることがなくなる。その結
果、セレーション4の歯4aによって円筒軸2の内周面
に台形溝2bがしっかり刻設される。よって、セレーシ
ョン4の歯4aが円筒軸2の内周面に刻設された台形溝
2bと深く喰い込み、円筒軸2とヨーク3とが高い強度
で接合される。
【0033】この実施形態によれば、以下の効果が得ら
れる。 (3)円筒軸2の接合端部を外周面側からバックアップ
する状態で、ヨーク3の接合部3aを円筒軸2に圧入す
る方法を採った。従って、ヨーク3を円筒軸2に圧入す
るときに、円筒軸2が外周側に拡径する逃げが抑えられ
るので、セレーション4の歯4aと円筒軸2の内周面の
台形溝2aとを深く喰い込ませることができる。よっ
て、円筒軸2とヨーク3との高い接合強度を確保でき
る。
【0034】(第3の実施形態)次に、本発明を、車両
用のプロペラシャフトの製造に具体化した第3の実施形
態を図7〜図9に基づいて説明する。FRP製の円筒軸
2は前記各実施形態と同じものである。この実施形態で
は、ヨーク3に形成されたセレーションの歯の形状に特
徴がある。なお、前記第1の実施形態と同様の部品等に
ついては同じ符号を付してその説明を省略し、特に異な
る点についてのみ説明する。
【0035】図7に示すように、ヨーク3の接合部3a
の外周面上には、セレーション7が軸方向に三つの領域
に分断されて形成されている。つまり、セレーション7
は、前記各実施形態のセレーション4に対し、その長手
方向において複数箇所(本実施形態では例えば2箇所)
に歯の無い刻み部3cを入れて、その長手方向に歯のあ
る部分と歯の無い部分とが交互に形成されている。
【0036】図8に示すように、ヨーク3の接合部3a
の外周面上に軸方向に列設された三種類の歯7a,7
b,7cは、圧入側先端に位置する歯7aを基準とし
て、残り二つの歯7b,7cが隣接するもの同士が所定
距離を隔てた位置関係となるように位置している。歯7
aの圧入先端側の歯面は、案内面3bのためテーパ面に
形成されている。これに対し、残り二つの歯7b,7c
の圧入先端側の歯面7dは、直角に切り立つ角度に形成
されている。
【0037】よって、円筒軸2にヨーク3の接合部3a
を圧入するとき、接合部3aはまずその圧入側先端部の
案内面3bによって円筒軸2に対して芯出しされながら
圧入される。この圧入は案内面3bに沿ってなされ、先
頭(最初)の歯7aのテーパ面によって円筒軸2が歯7
aの外周面(頂部)に乗り上げ易く、これが原因で円筒
軸2が外周側に逃げるように拡径する場合がある。この
場合、歯7aによって円筒軸2の内周面に必要な深さの
溝が刻設されず溝の深さにばらつきが起こる場合があ
る。
【0038】しかし、後続する刻み部3cの部位で、円
筒軸2の拡径が正規の径に一旦戻ることになる。次にそ
こへ、歯面7dが垂直に切り立った後列(二列目)の歯
7bが圧入されるため、歯7bによって円筒軸2の内周
面に台形溝2b(図3(b)を参照)がしっかり刻設さ
れる。さらに後列(三列目)の歯7cが圧入されるとき
も、刻み部3cの部位で円筒軸2が正規の径に戻った後
に歯7cが圧入されることになるため、その歯面7dに
よって円筒軸2の内周面に台形溝2bがしっかり刻設さ
れる。このように、圧入の過程において歯7aの後続に
刻み部3cと歯群7b,7cとが交互に現れることによ
って、円筒軸2の拡径が戻る度に歯7b,7cによる刻
設が順次繰り返される。よって、先頭の歯7aの円筒軸
2の内周面への喰い込みが仮に浅くても、後続の歯7
b,7cが円筒軸2の内周面に深く喰い込むので、円筒
軸2とヨーク3とが高い強度で接合される。
【0039】この実施形態によれば、以下の効果が得ら
れる。 (4)ヨーク3のセレーション7の歯7a,7b,7c
を長手方向に間欠的に形成し、案内面3bのために歯面
がテーパ面となった先頭の歯7aの後続に、歯面7dが
直角に切り立つ歯7b,7cを配列した。よって、ヨー
ク3の圧入時に、仮に円筒軸2が案内面3bに案内され
て歯7aに乗り上げて拡径したために歯7aの円筒軸2
の内周面に対する喰い込みが浅かったとしても、後続の
歯7b,7cを円筒軸2の内周面に深く喰い込ませるこ
とができる。従って、円筒軸2とヨーク3とを高い強度
で接合できる。
【0040】(第4の実施形態)次に、本発明を、車両
用のプロペラシャフトの製造に具体化した第4の実施形
態を図10,図11に基づいて説明する。FRP製の円
筒軸2は前記各実施形態と同じものである。この実施形
態では、ヨーク3の接合部3aの先端形状に特徴があ
る。なお、前記第1の実施形態と同様の部品等について
は同じ符号を付してその説明を省略し、特に異なる点に
ついてのみ説明する。
【0041】図10,図11に示すように、ヨーク3の
接合部3aの外周面上にはセレーション4が形成されて
いる。セレーション4の歯4aは、その断面形状が前記
第1の実施形態と同様に図2(b)に示す台形状であ
る。但し、歯4aの圧入側先端の歯面4bが直角(垂
直)に切り立っている点が、前記第1の実施形態と異な
る。このため、接合部3aの先端部には前記第1の実施
形態で形成されていた案内面3bが形成されておらず、
歯4aの歯面4bの位置を接合部3aの先端面から所定
距離だけ控えることで、接合部3aの先端部に歯4aの
歯面4bより先端側へ突出する円筒状のガイド部8を形
成している。図11に示すように、ガイド部8の外径R
1は、ヨーク3の接合部3aを円筒軸2の円筒内部に圧
入する際に芯出しできるように、円筒軸2の端部内径と
ほぼ等しく形成されている。
【0042】よって、円筒軸2にヨーク3の接合部3a
を圧入するとき、ヨーク3の接合部3aはまずガイド部
8によって円筒軸2に対して芯出しされる。そして、芯
出しされた状態でヨーク3の接合部3aを円筒軸2に圧
入するとき、セレーション4の歯面4dが直角に切り立
った歯4aによって台形溝2b(図3(b)を参照)が
しっかり刻設される。つまり、案内面3bが無いため、
接合部3aの圧入時に円筒軸2が歯4aに乗り上げて拡
径する現象が起き難く、しかも歯面4bが直角に切り立
っているため、歯4aによって円筒軸2の内周面に台形
溝2bがしっかり刻設される。その結果、ヨーク3のセ
レーション4の歯4aが円筒軸2の内周面に深く喰い込
み、円筒軸2とヨーク3とが高い強度で接合される。
【0043】この実施形態によれば、以下の効果が得ら
れる。 (5)ヨーク3のセレーション4の歯4aの歯面4bを
直角に切り立つ角度に形成したので、歯4aによって円
筒軸2の内周面にしっかり溝を刻設して歯4aを円筒軸
2の内周面に深く喰い込ませることができる。よって、
円筒軸2とヨーク3との高い接合強度を確保できる。ま
た、ヨーク3の接合部3aにガイド部8を形成したの
で、圧入時に円筒軸2に対するヨーク3の芯出しを精度
よく行うことができる。
【0044】なお、実施の形態は、上記に限定されず以
下のような形態で実施できる。 ○ 第3の実施形態において、接合部3aの先端部に第
4の実施形態のようなガイド部8を形成し、圧入側先端
に位置する歯7aの先端面をも垂直に切り立つ歯面とす
ることもできる。この構成によれば、各歯7a〜7cの
全てについて円筒軸2の内周面に強く喰い込ませること
ができる。
【0045】○ 第3又は第4実施形態において、切り
立つ歯面の角度は直角(90゜)に限定されない。案内
面3bのようにセレーションの歯に円筒軸が乗り上げる
ことのないように、歯によって円筒軸の内周面をしっか
り刻設できる角度であれば足り、例えば接合部3aの外
周面と歯面とのなす角度で45゜〜110゜の範囲であ
ればよい。45゜以上90゜未満では歯の先端が鋭角に
なるので、溝を刻設し易い。
【0046】○ 第4の実施形態において、ガイド部8
を無くしてもよい。 ○ 部品形状は円筒に限定されない。三角筒、四角筒等
の多角形筒形状であっても構わない。
【0047】○ FRPのマトリクス樹脂が熱硬化樹脂
であることに限定されない。例えば紫外線硬化樹脂や熱
可塑性樹脂をマトリクス樹脂として使用することもでき
る。これらの樹脂を使用した場合でも、特定の溶剤によ
って中子を溶解または膨潤させて除去できるので、従来
技術で述べた低融点合金の中子を除去するのに必要であ
った加熱装置が不要である。また、マトリクス樹脂とし
て熱可塑性樹脂を使用した場合、中子除去に加熱が不要
なので、筒部品の熱変形の心配もない。
【0048】○ FRP製筒体の製造方法はフィラメン
トワインディング法に限定されない。例えばシートワイ
ンディング法を採用することもできる。軸体が部品とし
て使用されるときに必要な特性を満足できるようにFR
P製筒体を製造できれば、その製造方法は特に限定され
ない。
【0049】○ 前記実施形態では、金属部品の接合部
は円筒状であったが、接合部が筒状であることに限定さ
れない。例えば金属部品の接合部が中実である円柱状で
あってもよい。
【0050】
【0051】○ FRP製筒体と金属部品とがセレーシ
ョン結合された接合部にリング等からなる補強部材を組
付け、接合強度をさらに高める方策を実施しても構わな
い。 ○ 軸部品は、プロペラシャフトに限定されない。その
他の駆動伝達軸に前記各実施形態の接合方法を採用でき
る。さらに軸部品は、駆動伝達軸に限定されるものでは
なく、FRP製筒体と金属部品とをセレーション結合し
て製造されるその他の部品の接合に前記各実施形態の接
合方法を採用してもよい。
【0052】前記実施形態から把握される請求項に係る
発明以外の技術的思想をその効果とともに以下に記載す
る。 (1) 請求項5又は6において、前記軸部品は駆動伝
達軸である。この構成によれば、駆動伝達軸が回転駆動
されたときに過酷な応力(例えば捻り応力等)が加わっ
ても、FRP製筒体と金属部品との高い接合強度のた
め、FRP製筒体と金属部品との接合がしっかり維持さ
れる。なお、プロペラシャフト1によって駆動伝達軸が
構成される。
【0053】(2) 請求項1〜請求項4のいずれかに
おいて、前記金属部品の接合部とセレーション結合され
た前記FRP製筒体の周面上に形成されているセレーシ
ョンの溝は、前記金属部品の接合部をFRP製筒体に圧
入する際、前記金属部品のセレーションの歯によって刻
設される。この構成によれば、金属部品のセレーション
の歯がFRP製筒体にしっかり喰い込む。
【0054】(3)請求項4において、前記金属部品の
接合部の圧入側先端部には、芯出し部が形成されてい
る。この構成によれば、FRP製筒体に金属部品を圧入
する際、金属部品の圧入位置が芯出し部によって芯出し
される。
【0055】(4)請求項3において、前記歯群のうち
最初に圧入される歯の圧入側先端の歯面は、前記FRP
製筒体への圧入を案内する案内面に形成されている。こ
の構成によれば、最初に圧入される歯の案内面によっ
て、金属部品がFRP製筒体に対して圧入案内される。
仮に案内面に沿ってFRP製筒体がセレーションの歯に
乗り上げて拡径し、最初の歯によって溝が深く刻設され
なかったとしても、後続の歯がFRP製筒体の内周面に
深い溝を刻設して強く喰い込むので、高い接合強度が確
保される。
【0056】
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、FRP製筒体の接合部周面上に正規のセレ
ーションの溝より小さなサイズの案内溝を予め形成した
後、金属部品の正規のセレーションの歯を案内溝に沿わ
せるように金属部品をFRP製筒体に圧入する方法を採
った。従って、正規のセレーションの歯をFRP製筒体
の内周面に強く喰い込ませることができ、FRP製筒体
と金属部品との高い接合強度を得ることができる。
【0058】請求項2に記載の発明によれば、FRP製
筒体の接合端部を該接合端部における金属部品と接合す
る周面でない側の周面である外周面からバックアップ
し、このバックアップ状態で金属部品の接合部をFRP
製筒体に圧入する方法を採った。従って、金属部品のセ
レーションの歯をFRP製筒体の内周面に強く喰い込ま
せることができ、FRP製筒体と金属部品との高い接合
強度を得ることができる。
【0059】請求項3に記載の発明によれば、金属部品
のセレーションの歯を長手方向に刻みを隔てて配列され
る歯群で構成し、歯群のうち最初に圧入される歯を除く
後続の歯の歯面を切り立つ角度としたので、少なくとも
後続の歯をFRP製筒体の内周面に強く喰い込ませるこ
とができる。従って、FRP製筒体と金属部品との高い
接合強度を得ることができる。
【0060】請求項4に記載の発明によれば、金属部品
のセレーションの歯の圧入側先端の歯面が切り立つ角度
であることから、歯をFRP製筒体の内周面に強く喰い
込ませることができ、FRP製筒体と金属部品との高い
接合強度を得ることができる。
【0061】請求項5及び請求項6に記載の発明によれ
ば、FRP製筒体と金属部品とが強い接合強度でセレー
ション結合された軸部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における(a)は円筒軸と工具
を示す一部破断側面図、(b)は円筒軸とヨークを示す
一部破断側面図。
【図2】(a)は工具の図1(a)のII−II線における
部分断面図、(b)はヨークの図1(b)のIII−III線
における部分断面図。
【図3】円筒軸の部分正断面図。
【図4】プロペラシャフトの一部破断側面図。
【図5】第2の実施形態における円筒軸とヨークとの接
合工程を示す一部破断側面図。
【図6】支持装置によりバックアップされた状態の円筒
軸の正断面図。
【図7】第3の実施形態における円筒軸とヨークを示す
一部破断側面図。
【図8】ヨークの接合部の部分側断面図。
【図9】ヨークの接合部の部分正断面図を示し、(a)
は図8のIV−IV線における歯の断面図、(b)は図8の
V−V線における刻み部の断面図。
【図10】第4の実施形態における円筒軸とヨークを示
す一部破断側面図。
【図11】ヨークの接合部の部分側断面図。
【符号の説明】
1…軸部品としてのプロペラシャフト、2…FRP製筒
体としての円筒軸、2a…案内溝、2b…正規の溝とし
ての台形溝、3…金属部品としてのヨーク、3a…接合
部、3b…案内面、3c…刻み部、4,7…セレーショ
ン、4a,7a〜7c…歯、4b,7d…歯面、5…工
具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸枝 稔 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式 会社 豊田自動織機製作所 内 (56)参考文献 特開 平4−136522(JP,A) 特開 平4−140514(JP,A) 特開 平11−166552(JP,A) 実開 平6−32726(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16C 3/02 B60K 17/22 F16D 1/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FRP製筒体と金属部品とをセレーショ
    ン結合する接合方法において、 FRP製筒体の接合部周面上に、金属部品の接合部周面
    上に形成されたセレーションの歯を案内するための案内
    溝を、正規のセレーションの溝より小さなサイズで予め
    形成しておき、前記セレーションの歯を前記案内溝に沿
    わせるように前記金属部品の接合部を前記FRP製筒体
    に圧入するFRP製筒体と金属部品との接合方法。
  2. 【請求項2】 FRP製筒体と金属部品とをセレーショ
    ン結合する接合方法において、固定型と可動型とを備えた支持装置を該可動型が固定型
    に対して離間する開状態から可動型と固定型が接合して
    FRP製筒体の接合端部を外周面側から拡径しないよう
    にバックアップする閉状態に駆動して FRP製筒体の接
    合端部を該接合端部における前記金属部品と接合する周
    面でない側の周面である外周面からバックアップし、該
    バックアップ状態で、セレーションの歯が形成された前
    記金属部品の接合部を前記FRP製筒体に圧入するFR
    P製筒体と金属部品との接合方法。
  3. 【請求項3】 FRP製筒体と金属部品とをセレーショ
    ン結合する接合方法において、 金属部品の接合部に形成されたセレーションの歯を長手
    方向に刻みを隔てて配列される歯群に形成するととも
    に、該歯群のうち最初に圧入される歯以外の残りの歯に
    ついては圧入側先端の歯面を切り立つ角度に形成し、該
    金属部品の接合部を前記FRP製筒体に圧入するFRP
    製筒体と金属部品との接合方法。
  4. 【請求項4】 FRP製筒体と金属部品とをセレーショ
    ン結合する接合方法において、 金属部品の接合部に形成されたセレーションの歯の圧入
    側先端の歯面を切り立つ角度とし、該金属部品の接合部
    を前記FRP製筒体に圧入し、この圧入する過程で、前
    記セレーションの歯によってFRP製筒体の内周面に所
    定深さの溝が刻設されるFRP製筒体と金属部品との接
    合方法。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の前記金属部品と前記F
    RP製筒体とがセレーション結合されて製造されている
    軸部品。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の前記金属部品と前記F
    RP製筒体とがセレーション結合されて製造されている
    軸部品。
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