JP3418811B2 - 加入者チャネル冗長切替回路 - Google Patents

加入者チャネル冗長切替回路

Info

Publication number
JP3418811B2
JP3418811B2 JP23363295A JP23363295A JP3418811B2 JP 3418811 B2 JP3418811 B2 JP 3418811B2 JP 23363295 A JP23363295 A JP 23363295A JP 23363295 A JP23363295 A JP 23363295A JP 3418811 B2 JP3418811 B2 JP 3418811B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transformer
primary winding
transistor
impedance
transistors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23363295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0983613A (ja
Inventor
勇 桑名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP23363295A priority Critical patent/JP3418811B2/ja
Publication of JPH0983613A publication Critical patent/JPH0983613A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3418811B2 publication Critical patent/JP3418811B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、n対1の現用,予
備の終端ユニットの切替えを行う加入者チャネル冗長切
替回路に関する。複数の終端ユニットを多重分離部に接
続し、各終端ユニットからチャネル線路にバイポーラ信
号を送出するシステムに於いて、予備の終端ユニットを
設けて、この予備の終端ユニットを障害発生の終端ユニ
ットの代わりに切替接続する加入者冗長切替回路が採用
されている。このような切替回路に於ける小型化,高信
頼化,経済化が要望されている。
【0002】
【従来の技術】図9は従来例の説明図であり、n対1の
現用,予備の終端ユニットの切替えを行う構成を示し、
31−1〜31−nは現用の終端ユニット、32は予備
の終端ユニット、33は冗長スイッチユニット、35は
多重分離部(DMUX)、36−1〜36−nはチャネ
ル線路、37はリレーの接点、40はトランス、41は
一次巻線、42は二次巻線、43,44は駆動トランジ
スタ、45,46はリレーの接点であり、リレーは図示
を省略している。又+Vは電源電圧である。
【0003】現用の終端ユニット31−1〜31−nと
予備の終端ユニット32とは同一の構成を有し、正常時
は、冗長スイッチユニット33のリレーの接点37は総
てオフ状態とし、現用の終端ユニット31−1〜31−
nのリレーの接点45,46はオン状態とする。又トラ
ンス40の一次巻線41の中点に電源電圧+Vが印加さ
れ、その一次巻線41の両端に駆動トランジスタ43,
44のコレクタが接続され、共通に接続されたエミッタ
は接地され、ゲートは多重分離部35に接続されてい
る。又トランス40の二次巻線42にリレーの接点4
5,46を介して平衡線路としてのチャネル線路36−
1〜36−nが接続されている。
【0004】駆動トランジスタ43,44は、多重分離
部35により分離された信号に対応して交互にオンとな
り、トランス40の二次巻線42にバイポーラ信号が誘
起してチャネル線路に送出される。又現用の例えば終端
ユニット31−1に障害が発生すると、冗長スイッチユ
ニット33のチャネル線路36−1に対応する接点37
をオン、予備の終端ユニット32の接点45,46をオ
ン、障害発生の終端ユニット31−1の接点45,46
をオフとし、且つ終端ユニット31−1に加える多重分
離信号を予備の終端ユニット32に加えるように、多重
分離部35は切替制御する。それによって、予備の終端
ユニット32からチャネル線路36−1に送出する信号
と、障害発生の終端ユニット31−1からの信号とが衝
突しないように、接点45,46によって障害発生の終
端ユニット31−1はチャネル線路から切り離される。
【0005】図10は多重伝送装置の説明図であり、5
0は150Mbps系の高次群装置、51は50Mbp
s系の中位群装置、52は6Mbps系の低次群装置、
53,55は150Mbpsと50Mbpsとの多重
化,多重分離を行うインタフェース装置(HC)、54
は50Mbpsの信号のクロスコネクトを行うクロスコ
ネクト部、56はクロック供給装置(TC)、57,5
8は現用予備切替えを制御するスイッチ制御部(H
S),(MS)、59,60,61は50Mbpsと6
Mbpsとの間の多重化及び多重分離を行う多重装置
(MUX,DMUX)、62は6Mbpsと1.5Mb
psとの変換を行う低次群パネル(LC)、63は現用
予備切替えを制御するスイッチ制御部(LS)である。
又Wは現用、Pは予備を示す。例えば、現用の低次群パ
ネル62(W)は、7枚のパネルを含み、これに対して
1枚の予備の低次群パネル62(P)が設けられてい
る。従って、高次群と中位群とは1対1の現用,予備の
切替構成であるが、低次群は7対1の現用,予備切替え
の構成となり、スイッチ制御部63により、障害発生の
現用(W)の低次群パネル62は予備(P)の低次群パ
ネルに切替接続される。
【0006】又150Mbps系の伝送路が光ファイバ
により構成されて、多重化光信号が伝送される場合、イ
ンタフェース装置53,55は光電変換及び電光変換の
機能と、150Mbpsと50Mbpsとの変換機能と
を備えており、クロスコネクト部54は、50Mbps
の信号についてインタフェース装置53,55との間の
入出力のタイムスロットの入れ換え、及び多重装置59
〜61との間の信号の挿入又は分離の為のタイムスロッ
ト対応の制御を行うものである。
【0007】又低次群パネル62は、それぞれ4チャネ
ル分の回路が収容されており、多重装置59からの6M
bpsに変換された信号を、1.5Mbpsの信号とし
て送出する。この低次群パネル62が図9の構成に対応
し、多重分離部35により6Mbpsの多重化信号を
1.5Mbpsの信号に分離し、各1.5Mbpsの信
号を終端ユニット31−1〜31−nからチャネル線路
36−1〜36−nに、バイポーラ信号として送出する
ことになる。
【0008】図11は従来例の終端ユニットの説明図で
あり、図9の現用の終端ユニット31−1〜31−n及
び予備の終端ユニット32を示し、ドライバ49から駆
動トランジスタ43のベースにパルス信号を加えると、
トランス40の一次巻線41に電源電圧+Vにより電流
が流れて、二次巻線42に正極性のパルスが誘起する。
次にドライバ49から駆動トランジスタ44のベースに
パルス信号を加えると、トランス40の二次巻線に負極
性のパルスが誘起する。従って、接点45,46を介し
てチャネル線路に矩形波のバイポーラ信号を送出するこ
とができる。
【0009】この終端ユニットの障害発生により、ドラ
イバ49からトランジスタ48のベースに制御信号が加
えられ、トランジスタ48はオンとなる。それによっ
て、リレー47に電源電圧+Vによって電流が流れ、接
点45,46をオフとする。即ち、障害発生の終端ユニ
ットは、チャネル線路から切り離されることになり、そ
のチャネル線路に、図9について説明したように、予備
の終端ユニットが冗長スイッチユニットを介して接続さ
れる。
【0010】図12は従来例の出力信号波形制御機能を
有する終端ユニットの説明図であり、図11と同一符号
は同一部分を示し、50はトランスの三次巻線、51は
インダクタ、52は抵抗である。ドライバ49から駆動
トランジスタ43のベースにパルス信号が加えられる
と、トランス40の一次巻線41に電源電圧+Vにより
電流が流れて、二次巻線42に正極性のパルスが誘起
し、この駆動トランジスタ43がオンからオフとなる
と、三次巻線50の誘起電圧によってインダクタ51と
抵抗52とに電流が流れ、この三次巻線50に流れる電
流によって、二次巻線41にはアンダーシュートが発生
する。又駆動トランジスタ44がオンからオフになった
時も、同様に、二次巻線41に誘起する負極性のパルス
にアンダーシュートが発生する。即ち、二次巻線41側
に図示する波形のバイポーラ信号が送出される。
【0011】又障害発生時は、図11の場合と同様に、
ドライバ49からトランジスタ48が制御されてリレー
47が動作し、その接点45,46をオフとして、障害
発生の終端ユニットをチャネル線路から切り離す。
【0012】図13は従来例の線路特性補償回路を備え
た終端ユニットの説明図であり、図11と同一符号は同
一部分を示し、53は線路特性補償回路(BON;Bui
ldOut Network)である。この線路特性補償回路53
は、チャネル線路の特性の逆特性を有するもので、トラ
ンス40の二次巻線42に誘起した矩形波のパルス信号
を、図示のように、立上りから次第に低下し、且つ立下
りはアンダーシュートを含む波形とするものである。こ
のような波形のバイポーラ信号を送出することにより、
受信側ではほぼ矩形波に近い波形のバイポーラ信号を受
信することが可能となり、比較的簡単な波形等化回路で
受信信号の等化を行うことができる。又障害発生時は、
図11の場合と同様に、ドライバ49からの制御により
トランジスタ48がオンとなってリレー47が動作し、
その接点45,46をオフとして、チャネル線路から切
り離す。
【0013】図14は従来例の線路特性補償回路を備え
た終端ユニットの説明図であり、図11と同一符号は同
一部分を示し、54,55は第1,第2の線路特性補償
回路であり、第1の線路特性補償回路54は、トランス
40の一次巻線41の中点と電源との間に接続し、第2
の線路特性補償回路55はトランス40の一次巻線の両
端に接続し、チャネル線路の伝送特性に対して逆の特性
となるようなバイポーラ信号波形として送出するもので
ある。又障害発生時は、図11の場合と同様に、ドライ
バ49からの制御によりトランジスタ48がオンとなっ
てリレー47が動作し、その接点45,46をオフとし
て、チャネル線路から切り離す。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来例の加入者チャネ
ル冗長切替回路は、障害発生の終端ユニットの代わりに
予備の終端ユニット32を冗長スイッチユニット33の
リレーの接点37を制御してチャネル線路に接続し、そ
の場合の予備の終端ユニット32からの信号と、障害発
生の終端ユニットからの信号とが衝突しないように、障
害発生の終端ユニットのトランス40の二次巻線42に
リレーの接点45,46を接続している。従って、各終
端ユニット31−1〜31−nには、図11等に示すよ
うに、接点45,46を有するリレー47と、障害発生
時にこのリレー47を動作させるトランジスタ48とを
設ける必要がある。
【0015】終端ユニット31−1〜31−nの小型化
を図ることが要望されており、従って、リレー47の接
点45,46を電子回路化することが考えられる。その
場合、トランス40の二次巻線42側は信号送出中以外
は無電圧状態であり、単純な電子回路によってリレー4
7及びその接点45,46を置換することができないも
のである。又電子リレー等が開発されており、原理的に
はリレー47及びその接点45,46の代わりになる
が、動作速度や価格の点で採用することは困難である。
本発明は、簡単な構成で障害発生の終端ユニットをチャ
ネル線路から切り離し、且つ線路特性補償回路を設けた
場合にも適用可能とすることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の加入者チャネル
冗長切替回路は、図1を参照して説明すると、(1)複
数のチャネル線路6−1〜6−nにそれぞれ接続された
現用の終端ユニット1−1〜1−nと、予備の終端ユニ
ット2と、この予備の終端ユニット2を複数のチャネル
線路6−1〜6−nの何れかに切替接続する冗長スイッ
チユニットとを含む加入者チャネル冗長切替回路に於い
て、少なくとも現用の終端ユニット1−1〜1−nは、
チャネル線路6−1〜6−n二次巻線12を接続した
トランス10と、このトランス10の一次巻線11の中
点に直接又はスイッチング素子を介して接続した電源
と、このトランス10の一次巻線11の両端に接続して
チャネル線路にバイポーラ信号を送出する為の第1,第
2の駆動トランジスタ13,14とを含み、二次巻線1
2側からみたインピーダンスをトランス10の一次巻線
11側を開放状態として高インピーダンス状態に切替え
る切替構成備えている。
【0017】(2)又トランス10の一次巻線11の両
端に送出信号に対応して駆動する第1,第2の駆動トラ
ンジスタ13,14を接続し、一次巻線11の中点と電
源との間に二次巻線12側からみたインピーダンスを高
インピーダンスに切替える時にオフとするスイッチング
素子(トランジスタ15)を接続する。
【0018】(3)又トランス10の二次巻線12側か
らみたインピーダンスを高インピーダンスに切替える時
に、トランス10の一次巻線11の両端に接続した第
1,第2の駆動トランジスタ13,14を継続してオフ
に制御する構成を備えることができる。
【0019】(4)又トランス10の二次巻線12側か
らみたインピーダンスを高インピーダンスに切替える時
に、トランス10の一次巻線11の両端に接続した第
1,第2の駆動トランジスタ13,14の駆動信号をそ
れぞれバイパスさせる第1,第2の制御トランジスタを
接続することができる。
【0020】(5)又トランス10の二次巻線12側か
らみたインピーダンスを高インピーダンスに切替える時
に、トランス10の一次巻線11の両端に接続した第
1,第2の駆動トランジスタ13,14のベースに加え
る駆動信号をそれぞれショットキーダイオードを介して
バイパスさせる制御トランジスタを接続することができ
る。
【0021】(6)又トランス10の一次巻線11の両
端に、インダクタとダイオードとの直列回路を、ダイオ
ードが相互に逆極性となるように2個直列に接続し、そ
の接続点と一次巻線11の中点との間を接続し、且つそ
の中点と電源との間に、トランス10の二次巻線12側
からみたインピーダンスを高インピーダンスに切替える
時にオフとするスイッチング素子(トランジスタ15)
を接続することができる。
【0022】(7)又トランス10の一次巻線11の両
端に、インダクタとダイオードとの直列回路を、ダイオ
ードが相互に逆極性となるように2個直列に接続し、そ
の接続点と一次巻線11の中点との間を接続し、且つそ
の中点と電源との間に、トランス10の二次巻線12側
からみたインピーダンスを高インピーダンスに切替える
時にオフとするスイッチング素子(トランジスタ15)
と、線路特性補償回路とを接続することができる。
【0023】(8)又トランス10の一次巻線11の両
端に、インダクタとダイオードとの直列回路を、ダイオ
ードが相互に逆極性となるように2個直列に接続し、そ
の接続点と一次巻線11の中点との間を接続し、且つそ
の中点と電源との間に、チャネル線路6−1〜6−nの
長さに対応した複数の線路特性補償回路を切替接続する
トランジスタを接続し、そのトランジスタをトランス1
0の二次巻線12側からみたインピーダンスを高インピ
ーダンスに切替える時に総てオフに制御する構成を備え
ることができる。
【0024】(9)又複数の線路特性補償回路を接続す
るトランジスタの各ベースにショットキーダイオードを
介してこのトランジスタをオフとする為の信号を加える
構成とすることができる。
【0025】(10)又トランス10の一次巻線11の
両端に、インダクタとダイオードとの直列回路を、ダイ
オードが相互に逆極性となるように2個直列に接続し、
その接続点と一次巻線11の中点との間に抵抗を接続
し、この抵抗を短絡できる第1のトランジスタと、一次
巻線11の中点と電源との間に、それぞれ異なるインピ
ーダンス回路を接続した第2,第3のトランジスタと、
抵抗を接続した第4のトランジスタとを接続し、トラン
ス10の二次巻線12側からみたインピーダンスを高イ
ンピーダンスに切替える時に、第1〜第4のトランジス
タを総てオフに制御する構成を備えることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施例の説
明図であり、1−1〜1−nは現用の終端ユニット、2
は予備の終端ユニット、3は冗長スイッチユニット、5
は多重分離部(DMUX)、6−1〜6−nはチャネル
線路、7はリレーの接点、10はトランス、11は一次
巻線、12は二次巻線、13,14は第1,第2の駆動
トランジスタ、15はスイッチング素子としてのトラン
ジスタである。
【0027】各終端ユニット1−1〜1−nは、多重分
離部5により分離された信号がベースに加えられる第
1,第2の駆動トランジスタ13,14を、トランス1
0の一次巻線11の両端に接続し、そのトランス10の
一次巻線11の中点と電源電圧+Vの電源との間にトラ
ンジスタ15を接続し、トランス10の二次巻線12を
チャネル線路に接続する。
【0028】常時は、冗長スイッチユニット3のリレー
の接点7は総てオフであり、予備の終端ユニット2は、
各チャネル線路6−1〜6−nから切り離されており、
又現用の終端ユニット1−1〜1−nのトランジスタ1
5はオン状態に制御されている。従って、トランス10
の一次巻線11の中点に電源電圧+Vがトランジスタ1
5を介して印加され、例えば、多重分離部5からの信号
によって第1の駆動トランジスタ13がオンとなると、
電源電圧+Vによりトランス10の一次巻線11の中点
から第1の駆動トランジスタ13を介して電流が流れ、
二次巻線12に例えば正極性の信号が発生し、又多重分
離部5からの信号によって第2の駆動トランジスタ14
がオンとなると、電源電圧+Vによりトランス10の一
次巻線11の中点から第2の駆動トランジスタ14を介
して電流が流れ、二次巻線12に負極性の信号が発生す
る。従って、チャネル線路6−1〜6−nにバイポーラ
信号を送出することができる。
【0029】例えば、現用の終端ユニット1−1に障害
が発生すると、トランジスタ15をオフとし、又冗長ス
イッチユニット3のリレーの接点7により、予備の終端
ユニット2をチャネル線路6−1に接続する。そして、
多重分離部5から終端ユニット1−1に加えていた信号
を、予備の終端ユニット2に加えるように切替制御す
る。この時、予備の終端ユニット12のトランジスタ1
5はオン状態に制御するものである。
【0030】終端ユニット1−1のトランジスタ15を
オフとすると、トランス10の一次巻線11側は第1,
第2の駆動トランジスタ13,14を同時にオン状態と
しない限り一次巻線11は開放状態となる。従って、二
次巻線12からみると、等価的に二次巻線12も開放し
た状態となる。即ち、二次巻線12側からみて高インピ
ーダンス状態とすることができ、チャネル線路6−1か
ら終端ユニット1−1を切り離した場合と等価となる。
【0031】前述のように、各終端ユニット1−1〜1
−nは、トランジスタ15によって、従来例のリレー及
びその接点とによるチャネル線路からの切り離しの作用
を行うことができるもので、終端ユニット1−1〜1−
nの小型化並びに経済化を図ることができる。なお、予
備の終端ユニット2に於けるトランジスタ15は省略す
ることも可能であり、又多重分離部5からトランジスタ
15や冗長スイッチユニット3を制御する構成として図
示しているが、切替制御部を設けて各部の切替えを制御
する構成とすることも可能である。又トランジスタ15
は、電界効果トランジスタやサイリスタ等とすることも
可能である。
【0032】図2は本発明の第1の実施例の要部説明図
であり、図1の終端ユニット1−1〜1−n,2の要部
を示し、又括弧内は図1に於ける構成と同一の符号を示
す。即ち、Q1,Q2は第1,第2の駆動トランジスタ
(13,14)、Q3はスイッチング素子としてのトラ
ンジスタ(15)、T1はトランス(10)、N1は一
次巻線(11)、N2は二次巻線(12)、R1〜R3
は抵抗、20はドライバである。
【0033】このドライバ20は、多重分離部5による
多重分離による信号に従って第1,第2の駆動トランジ
スタQ1,Q2を制御し、且つ障害発生時は、トランジ
スタQ3をオフに制御する構成を有するものであり、従
来例の図11に示す終端ユニットと同様に、トランスT
1の二次巻線N2に矩形波のバイポーラ信号を誘起して
送出することができる。
【0034】図3は本発明の第2の実施例の要部説明図
であり、図2と同一符号は同一部分を示し、Q4,Q5
はトランジスタ、R4,R5は抵抗である。この実施例
は、トランスT1の一次巻線N1の中点に直接的に電源
電圧+Vを印加し、第1,第2の駆動トランジスタQ
1,Q2のベースに、それぞれトランジスタQ4,Q5
を接続したものである。
【0035】常時は、トランジスタQ4,Q5をオフ状
態とし、ドライバ20によって第1,第2の駆動トラン
ジスタQ1,Q2を制御して、トランスT1の二次巻線
N2に誘起するバイポーラ信号を送出する。又障害発生
時には、ドライバ20からトランジスタQ4,Q5を共
にオン状態に制御して、第1,第2の駆動トランジスタ
Q1,Q2を共にオフ状態とし、それによって、トラン
スT1の一次巻線N1を開放状態とし、二次巻線N2側
からみて高インピーダンスとし、チャネル線路に対して
終端ユニットを切り離した状態とするものである。この
場合のトランジスタQ4,Q5は他のスイッチング素子
によって構成することも可能である。
【0036】図4は本発明の第3の実施例の要部説明図
であり、図2と同一符号は同一部分を示し、Q6はトラ
ンジスタ、R6は抵抗、D1,D2はショットキーダイ
オードである。この実施例は、トランスT1の一次巻線
N1の中点に直接的に電源電圧+Vを印加し、第1,第
2の駆動トランジスタQ1,Q2のベースに、それぞれ
ショットキーダイオードD1,D2を介してトランジス
タQ6を接続したものである。
【0037】常時は、トランジスタQ6をオフ状態と
し、ドライバ20によって第1,第2の駆動トランジス
タQ1,Q2を制御して、トランスT1の二次巻線N2
に誘起するバイポーラ信号を送出する。その場合、第
1,第2の駆動トランジスタQ1,Q2のベース間に
は、ショットキーダイオードD1,D2が逆極性で接続
された状態となるから、第1,第2の駆動トランジスタ
Q1,Q2は従来例と同様にドライバ20によって駆動
される。
【0038】又障害発生時には、ドライバ20からトラ
ンジスタQ6をオン状態に制御するから、第1,第2の
駆動トランジスタQ1,Q2のベースは、ショットキー
ダイオードD1,D2とトランジスタQ6とを介して接
地されることになり、それによって、第1,第2の駆動
トランジスタQ1,Q2は共にオフ状態となり、トラン
スT1の一次巻線N1は開放状態となり、それによっ
て、二次巻線N2側からみて終端ユニットは高インピー
ダンスとなり、チャネル線路から切り離した状態とする
ことができる。この場合、ショットキーダイオードD
1,D2を通常のダイオードとすることも可能である
が、ショットキーダイオードは、通常のダイオードに比
較して順方向電圧が小さく、且つ高速動作が可能である
から、前述の実施例に於ける第1,第2の駆動トランジ
スタQ1,Q2のベースを確実に接地してオフ状態に切
替えることができる。
【0039】図5は本発明の第4の実施例の要部説明図
であり、図2と同一符号は同一部分を示し、L1,L2
はインダクタ、D3,D4はダイオード、R10は抵抗
である。この実施例は、トランスT1の一次巻線N1の
両端に、インダクタL1,L2とダイオードD3,D4
とを、ダイオードD3,D4が相互に逆極性となるよう
に接続し、ダイオードD3,D4の接続点を抵抗R10
を介してトランスT1の一次巻線N1の中点に接続した
ものである。
【0040】この実施例は、図12に示す従来例と同様
に、トランスから出力されるバイポーラ信号にオーバー
シュート波形を与える為のものであり、正常時は、トラ
ンジスタQ3はオン状態で、ドライバ20によって例え
ば第1の駆動トランジスタQ1がオンとなると、トラン
スT1の一次巻線N1の中点からトランジスタQ1を介
して一次巻線N1の上半分に電流が流れると共に、抵抗
R10とダイオードD3とインダクタL1とを介して電
流が流れる。そして、二次巻線N2に例えば正極性の信
号が誘起される。
【0041】又第1の駆動トランジスタQ1をオフとし
た時、インダクタL1の蓄積エネルギによって、一次巻
線N1の上半分と抵抗R10とダイオードD1とを介し
て電流が流れ、一次巻線N1の上半分には逆方向の電流
となるから、二次巻線N2の誘起電圧にはオーバーシュ
ートが生じる。第2の駆動トランジスタQ2をオン,オ
フに制御した場合も同様に、トランスT1の二次巻線N
2の誘起電圧にはオーバーシュートが生じる。このよう
なオーバーシュート波形の信号により、例えば、チャネ
ル線路の高域側の線路特性を補償することができる。
【0042】又障害発生時は、前述の第1の実施例と同
様に、トランジスタQ3をオフとし、トランスT1の一
次巻線N1を開放状態とする。その場合、一次巻線N1
の両端に接続されたインダクタL1,L2は、逆極性の
ダイオードD3,D4によって、一次巻線N1に対して
は開放状態となっている。従って、トランジスタQ3を
オフとすることにより、トランスT1の二次巻線N2側
からみて終端ユニットを高インピーダンスとすることが
できる。
【0043】図6は本発明の第5の実施例の要部説明図
であり、図2と同一符号は同一部分を示し、21,22
は第1,第2の線路特性補償回路(BON)、D3,D
4はダイオードである。この実施例は、図14に示す従
来例の終端ユニットと同様にチャネル線路の特性と逆特
性を、トランスT1の二次巻線N2からのバイポーラ信
号に与えるものであり、トランスT1の一次巻線N1の
中点と電源電圧+Vの電源との間に、トランジスタQ3
と第1の線路特性補償回路21とを接続し、トランスT
1の一次巻線の両端に第2の線路特性補償回路22を接
続する。
【0044】第1の線路補償回路21は、抵抗とコンデ
ンサ等を含み、第1又は第2の駆動トランジスタがオン
となった時のトランスT1の一次巻線に流れる電流を急
峻とした後、所定の時定数で低減する特性とし、トラン
スT1の二次巻線N2に誘起する信号波形を矩形波から
台形に近い波形とするものである。又第2の線路特性補
償回路22は、図5に示すインダクタL1,L2により
構成することができるものであり、ダイオードD3,D
4は、トランスT1の一次巻線N1の両端に閉回路が形
成されないように逆極性で接続し、トランスT1の二次
巻線N2に誘起する信号波形にオーバーシュートを与え
るものである。
【0045】正常時は、前述の実施例と同様に、トラン
ジスタQ3はオン状態を維持し、障害発生時はオフ状態
とし、トランスT1の一次巻線N1を開放状態とし、二
次巻線N2側からみたインピーダンスを高インピーダン
スに切替えて、チャネル線路から終端ユニットを切り離
すものである。
【0046】図7は本発明の第6の実施例の要部説明図
であり、図6と同一符号は同一部分を示し、この実施例
は、チャネル線路長に対応して線路特性補償回路を切替
接続する終端ユニットを示し、23〜26は線路特性補
償回路、Q7〜Q9はトランジスタ、D5〜D7はダイ
オード、R7〜R9は抵抗、A,B,Cは線路長設定端
子である。線路特性補償回路23は、図5に於けるイン
ダクタL1,L2による線路特性補償回路と同一の構成
とすることが可能であり、従って、ダイオードD3,D
4は、トランスT1の一次巻線N1の両端に対して逆極
性で接続された場合を示し、そのダイオードD3,D4
の接続点とトランスT1の一次巻線N1の中点とを接続
する。
【0047】又線路特性補償回路24〜26は、それぞ
れ線路長に対応したインピーダンス特性を持った回路で
あり、トランジスタQ7〜Q9を介して電源とトランス
T1の一次巻線N1の中点との間に接続する。例えば、
チャネル線路長が0〜250フィート(0〜75m)の
場合、端子A、250〜500フィート(75〜150
m)の場合、端子A,B、500〜750フィート(1
50m〜225m)の場合、端子A,B,Cから図示を
省略した設定スイッチ等によってトランジスタQ7〜Q
9のベースを接地又はローレベルの信号を加えてオンと
し、トランスT1の一次巻線N1の中点に線路特性補償
回路24〜26を選択接続する。
【0048】正常時は、予めチャネル線路長に従って線
路特性補償回路24〜26が選択接続されて、トランス
T1の二次巻線N2には、線路特性を補償する波形のバ
イポーラ信号が誘起する。障害発生時は、ドライバ20
によってダイオードD5〜D7を介してトランジスタQ
7〜Q9のベースにハイレベルの信号を加え、抵抗R7
〜R9により所定のベース電圧を維持することによって
総てオフとする。それによって、トランスT1の一次巻
線N1の中点と電源との間が遮断され、一次巻線N1は
開放状態となる。従って、トランスT1の二次巻線N2
側からみたインピーダンスが高インピーダンスとなり、
障害発生終端ユニットをチャネル線路から切り離すこと
ができる。又ダイオードD5〜D7は、順方向電圧が小
さく且つ高速動作が可能のショットキーダイオードによ
り構成し、障害発生時に、トランジスタQ7〜Q9のベ
ースを比較的低い電圧の制御信号によって総てオフとす
ることができる。
【0049】図8は本発明の第7の実施例の要部説明図
であり、図7と同一符号は同一部分を示し、Q10はト
ランジスタ、R11〜R15は抵抗、C1,C2はコン
デンサ、L3,L4はインダクタである。トランジスタ
Q7に接続された抵抗R12とコンデンサC1とが図7
の線路特性補償回路24に相当し、トランジスタQ8に
接続された抵抗R13とコンデンサC2とが図7の線路
特性補償回路25に相当し、トランジスタQ9に接続さ
れた抵抗R11が線路特性補償回路26に相当する。又
インダクタL3,L4が図7の線路特性補償回路23に
相当する。
【0050】又トランスT1の一次巻線N1の両端に接
続されたインダクタL1,L2間に、逆極性でダイオー
ドD3,D4を接続し、そのダイオードD3,D4の接
続点とトランスT1の一次巻線N1の中点との間に抵抗
R11を接続し、逆極性接続のダイオードD3,D4に
よって、トランスT1の一次巻線N1の両端を直流的に
開放状態とする。又トランジスタQ10は、抵抗R15
を介してトランスT1の一次巻線N1の中点に一定のバ
イアスを供給する為のものである。
【0051】正常時は、トランジスタQ10はオン、ト
ランジスタQ7〜Q9は端子A〜Cからのチャネル線路
長に対応した設定信号に従ってオン又はオフとなり、又
第1,第2の駆動トランジスタQ1,Q2は、送信信号
に従ってドライバ20によりオン,オフが制御され、線
路特性補償回路23と選択接続された線路特性補償回路
とによって補償された波形のバイポーラ信号がトランス
T1の二次巻線N2からチャネル線路に送出される。
【0052】障害発生により、ドライバ20からハイレ
ベルの制御信号が、ダイオードD5〜D7を介してトラ
ンジスタQ7〜Q9のベースと、抵抗R14を介してト
ランジスタQ10のベースとに加えられる。従って、端
子A〜Cが接地されているとしても、抵抗R7〜R9に
よるベース電圧がトランジスタQ7〜Q9のベースに印
加されるから、トランジスタQ7〜Q10は総てオフと
なる。それによって、トランスT1の一次巻線N1は開
放状態となり、二次巻線N2側からみたインピーダンス
は高インピーダンスとなる。即ち、障害発生の終端ユニ
ットをチャネル線路から等価的に切り離し、そのチャネ
ル線路に予備の終端ユニットを接続し、n対1の現用,
予備の切替方式によって障害発生時の救済を行うことが
できる。
【0053】本発明は、前述の各実施例にのみ限定され
るものではなく、種々付加変更することが可能であり、
例えば、各実施例に於ける第1,第2の駆動トランジス
タ13,14,Q1,Q2や他のトランジスタQ3〜Q
10の導電型を、それぞれ反対の導電型の構成とするこ
とができる。その場合、制御信号のレベルが反対となる
ことがあり、それに対応してダイオードD1〜D7の接
続極性を選択することになる。又バイポーラ・トランジ
スタの場合を示すが、電界効果トランジスタを用いるこ
とも可能である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、複数の
チャネル線路6−1〜6−nに接続された現用の終端ユ
ニット1−1〜1−nと、予備の終端ユニット2とを、
冗長スイッチユニット3により切替接続して、障害発生
の終端ユニットを救済するもので、その場合の障害発生
の終端ユニットをチャネル線路から切り離す時に、トラ
ンス10の二次巻線12側からみたインピーダンスを高
インピーダンスとなるように、一次巻線11側を開放状
態とするものであり、同一のチャネル線路に障害発生の
終端ユニットと予備の終端ユニットとが接続されても、
障害発生の終端ユニットのトランス10の二次巻線12
側からみたインピーダンスが高インピーダンスとなるか
ら、等価的にチャネル線路から切り離された状態とな
り、従来例のリレーとその接点とを省略することができ
る。従って、終端ユニットの小型化と経済化とを図るこ
とができる利点がある。
【0055】又トランス10,T1の一次巻線11,N
1側を開放状態とする為に、トランス10,T1の一次
巻線11,N1の中点と電源との間にトランジスタ1
5,Q3等のスイッチング素子を接続するか、又は第
1,第2の駆動トランジスタ13,14,Q1,Q2を
共にオフ状態に制御するトランジスタやダイオード等を
接続することができ、その場合も僅かなトランジスタ等
の電子部品を用いることにより、チャネル線路から切り
離す為の従来例のリレーや接点を省略することができる
利点がある。
【0056】又線路特性補償回路を有する終端ユニット
に於いても、トランス10,T1の一次巻線11,N1
の両端に閉回路が形成されないように構成し、障害発生
時に一次巻線11,N1を開放状態として、二次巻線1
2,N2側からみて高インピーダンス状態とすることに
よって、チャネル線路に対して、リレーの接点を用いる
ことなく、等価的に切り離した状態とすることができる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施例の要部説明図である。
【図3】本発明の第2の実施例の要部説明図である。
【図4】本発明の第3の実施例の要部説明図である。
【図5】本発明の第4の実施例の要部説明図である。
【図6】本発明の第5の実施例の要部説明図である。
【図7】本発明の第6の実施例の要部説明図である。
【図8】本発明の第7の実施例の要部説明図である。
【図9】従来例の説明図である。
【図10】多重伝送路の説明図である。
【図11】従来例の終端ユニットの説明図である。
【図12】従来例の出力信号波形制御機能を有する終端
ユニットの説明図である。
【図13】従来例の線路特性補償回路を備えた終端ユニ
ットの説明図である。
【図14】従来例の線路特性補償回路を備えた終端ユニ
ットの説明図である。
【符号の説明】
1−1〜1−n 現用の終端ユニット 2 予備の終端ユニット 3 冗長スイッチユニット 5 多重分離部(DMUX) 6−1〜6−n チャネル線路 7 リレーの接点 10 トランス 11 一次巻線 12 二次巻線 13 第1の駆動トランジスタ 14 第2の駆動トランジスタ 15 トランジスタ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のチャネル線路にそれぞれ接続され
    た現用の終端ユニットと、予備の終端ユニットと、該予
    備の終端ユニットを前記複数のチャネル線路の何れかに
    切替接続する冗長スイッチユニットとを含む加入者チャ
    ネル冗長切替回路に於いて、 少なくとも前記現用の終端ユニットは、前記チャネル線
    二次巻線を接続したトランスと、該トランスの一次
    巻線の中点に直接又はスイッチング素子を介して接続し
    た電源と、該トランスの一次巻線の両端に接続して前記
    チャネル線路にバイポーラ信号を送出する為の第1,第
    2の駆動トランジスタとを含み、前記二次巻線側からみ
    たインピーダンスを前記トランスの一次巻線側を開放状
    態として高インピーダンス状態に切替える切替構成を備
    えたことを特徴とする加入者チャネル冗長切替回路。
  2. 【請求項2】 前記トランスの一次巻線の両端に接続し
    た前記第1,第2の駆動トランジスタに対する駆動信号
    をそれぞれバイパスさせて、前記トランスの二次巻線側
    からみたインピーダンスを高インピーダンス状態に切替
    える第1,第2の制御トランジスタを接続したことを特
    徴とする請求項1記載の加入者チャネル冗長切替回路。
  3. 【請求項3】 前記トランスの一次巻線の両端に接続し
    た第1,第2の駆動トランジスタのベースに加える駆動
    信号をそれぞれショットキーダイオードを介してバイパ
    スさせる制御トランジスタを接続したことを特徴とする
    請求項1記載の加入者チャネル冗長切替回路。
  4. 【請求項4】 前記トランスの一次巻線の両端に、イン
    ダクタとダイオードとの直列回路を、該ダイオードが相
    互に逆極性となるように2個直列に接続した接続点と前
    記トランスの一次巻線の中点との間を接続し、且つ該中
    点と電源との間に、前記トランスの二次巻線側からみた
    インピーダンスを高インピーダンス状態に切替える時に
    オフとするスイッチング素子を接続したことを特徴とす
    る請求項1記載の加入者チャネル冗長切替回路。
  5. 【請求項5】 前記トランスの一次巻線の両端に、イン
    ダクタとダイオードとの直列回路を、該ダイオードが相
    互に逆極性となるように2個直列に接続した 接続点と前
    記トランスの一次巻線の中点との間を接続し、且つ該中
    点と電源との間に、前記トランスの二次巻線側からみた
    インピーダンスを高インピーダンス状態に切替える時に
    オフとするスイッチング素子と線路特性補償回路とを接
    続したことを特徴とする請求項1記載の加入者チャネル
    冗長切替回路。
  6. 【請求項6】 前記トランスの一次巻線の両端に、イン
    ダクタとダイオードとの直列回路を、該ダイオードが相
    互に逆極性となるように2個直列に接続し接続点と前
    トランスの一次巻線の中点との間を接続し、且つ該中
    点と電源との間に、前記チャネル線路の長さに対応した
    複数の線路特性補償回路を切替接続するトランジスタを
    接続し、前記トランスの二次巻線側からみたインピーダ
    ンスを高インピーダンス状態に切替える時に前記トラン
    ジスタを総てオフに制御する構成を備えたことを特徴と
    する請求項1又は4又は5記載の加入者チャネル冗長切
    替回路。
  7. 【請求項7】 前記複数の線路特性補償回路を切替接続
    するトランジスタの各ベースにショットキーダイオード
    を介して該トランジスタをオフとする為の信号を加える
    構成を備えたことを特徴とする請求項6記載の加入者チ
    ャネル冗長切替回路。
  8. 【請求項8】 前記トランスの一次巻線の両端に、イン
    ダクタとダイオードとの直列回路を、該ダイオードが相
    互に逆極性となるように2個直列に接続し接続点と前
    記一次巻線の中点との間に抵抗を接続し、該抵抗を短絡
    できる第1のトランジスタと、前記一次巻線の中点と電
    源との間に、それぞれ異なるインピーダンス回路を接続
    した第2,第3のトランジスタと、抵抗を接続した第4
    のトランジスタとを接続し、前記トランスの二次巻線側
    からみたインピーダンスを高インピーダンス状態に切替
    える時に、前記第1〜第4のトランジスタを総てオフに
    制御する構成を備えたことを特徴とする請求項1又は8
    記載の加入者チャネル冗長切替回路。
JP23363295A 1995-09-12 1995-09-12 加入者チャネル冗長切替回路 Expired - Fee Related JP3418811B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23363295A JP3418811B2 (ja) 1995-09-12 1995-09-12 加入者チャネル冗長切替回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23363295A JP3418811B2 (ja) 1995-09-12 1995-09-12 加入者チャネル冗長切替回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0983613A JPH0983613A (ja) 1997-03-28
JP3418811B2 true JP3418811B2 (ja) 2003-06-23

Family

ID=16958091

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23363295A Expired - Fee Related JP3418811B2 (ja) 1995-09-12 1995-09-12 加入者チャネル冗長切替回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3418811B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0983613A (ja) 1997-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5103387A (en) High voltage converter
EP1107418B1 (en) Magnetically coupled autonomous battery equalization circuit
JP2826468B2 (ja) 回線切替え装置
US5896280A (en) Frequency converter and improved UPS employing the same
US6567522B1 (en) Voltage alternating switch circuit
KR20080048412A (ko) 스위칭 모듈을 포함하는 시스템
JP3418811B2 (ja) 加入者チャネル冗長切替回路
GB2266202A (en) Power feed path switching circuit
CA1256941A (en) High efficiency ringing generator
US5592133A (en) Build-out network for a built-in type balanced line driver circuit
US20180131451A1 (en) A powering unit of reverse power feed type for digital communication appliances and related method for generating a supply voltage in reverse power feed mode
US6466627B1 (en) Pulse signal transmitting circuit and subscriber's line terminal apparatus using the pulse signal transmitting circuit
JP3859406B2 (ja) バス電源装置及びノード
EP2802135B1 (en) DC/DC Converter and Subscriber Line Interface Circuit
US5619494A (en) Access unit for local area network and concentrator system thereof
NL8006665A (nl) Tussenschakeling voor een abonneelijn.
CA2008549C (en) Information separation device
JP3429548B2 (ja) Bon内蔵型平衡線路駆動回路及びこれを用いた加入者線終端装置
CN220585970U (zh) 短路保护电路
CN85106900A (zh) 用于电视接收机的电源电路装置
EP3540892B1 (en) Transmission system having a trunk and a branch
JPH0437337A (ja) 電源断時のスルー回路方式
JP2000165558A (ja) 給電電圧で電話加入者ル―プに給電するための回路装置および回路装置の用途およびチップ組
JPH05336234A (ja) 遠隔制御主切替装置
JP2910963B2 (ja) 転極制御給電における突入電流抑圧方式

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030304

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees