JP3417979B2 - 採卵鶏飼育方法及びその装置 - Google Patents
採卵鶏飼育方法及びその装置Info
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- Fodder In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波を照射した水を
長期間鶏に飲ませるようにした採卵鶏飼育装置に関する
ものである。 【０００２】 【従来の技術】一般に、多羽数の鶏をケージに収容し、
採卵のための栄養要求量を満たし得る鶏用配合飼料を自
動給餌機により断続給餌して高い産卵率を上げている
が、季節的な環境要因の影響により飼料摂取量に過不足
があり、産卵量が変動する一因となっている。 【０００３】特に、鶏卵が安値安定している現在は適正
な飼料摂取量で高い産卵量を得られることが望まれてい
る。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】鶏は生理的に季節的な
環境要因で飼料摂取量に過不足を生じ、産卵量が減少す
るほか老齢化に因って産卵量が減少し、飼料効率が低下
する。 【０００５】しかしながら、季節による産卵変動量を押
さえ、又、長期にわたって高い産卵量が得られる飼育方
法が望まれている。 【０００６】 【課題を解決するための手段】本発明は、飲用水を供給
可能にした水タンクの底部又は内部に超音波振動子を装
着し、該超音波振動子に発振回路から発振信号を送信す
るとともに、採卵鶏を収容するケージの上に、前記水タ
ンクから配水管を介して鶏がくちばしで押すことにより
前記飲用水が出る給水口へ前記超音波が照射された前記
飲用水を供給するようにしたものである。 【０００７】 【作用】本発明では、水を供給できる水タンクの底部又
は内部に超音波振動子を装着し、この超音波振動子に発
振回路から発振出力を供給して水タンク内の水に超音波
を照射すると、水のクラスターが微細になって改質さ
れ、給水口に送られた水を鶏が多量に飲むようになり、
それに伴って飼料摂取量の減少する季節においても摂取
量の低下が起こらず、栄養要求量を維持できるため、産
卵量が増加し、季節による変動がなくなる。 【０００８】又、老齢化により産卵生理が弱まり、過剰
エネルギーの体脂肪沈着で体重が増加し、その維持のた
め、さらに飼料摂取量が増加して飼料効率が一層わるく
なるのが通例であるが、引き続き高い産卵量を維持でき
るので、この飼料の無駄がない。 【０００９】 【実施例１】図１は本発明の１実施例の採卵鶏飼育装置
の構成図で、塔１の上に水タンク２が載せられ、この水
タンク２の底部に超音波振動子３が装着され、この超音
波振動子３に塔１に設けた発振回路４から発振出力が供
給され、超音波振動子３からの超音波が水タンク２内の
水に連続的に照射される。 【００１０】この水タンク２に配水管５が接続され、
又、この配水管５は鶏ケージ７の上に配管され、さら
に、鶏がくちばしで押すことによって水が出る多数の給
水口６が鶏ケージ７の上の鶏が首を延ばして届く部分に
それぞれ装着されている。 【００１１】このように構成された本発明の採卵鶏飼育
装置では、水タンク２の底部に装着された超音波振動子
３から内部の水に常時超音波が照射され、その水は配水
管を通って給水口６に送られ、鶏ケージ７から顔を出し
た鶏がくちばしで給水口６を押すことによって水を飲む
ようにすることができる。 【００１２】この超音波を照射された水で鶏を飼育する
と、飲水量が増加し、又、飼料摂取量も増加して高い産
卵率が得られるので、飼料効率がさらに向上する。 【００１３】又、産卵開始が早く、産卵率と卵重の上昇
も高く、通常の季節や環境要因に大きく影響を受けるこ
ともなく、産卵率が得られ、卵殻質とハウユニットも低
下しないので、商品化率も著しく向上するなどの利点が
ある。 【００１４】なお、上記実施例では、水タンク２の底部
に超音波振動子３を装着するようにしたが、水タンク２
の中に直接超音波振動子を挿入するようにしてもよい
し、又、配水管５に給水口６を設けたが、鶏が超音波を
照射された水を飲むような容器に流すようにしてもよ
い。 【００１５】 【発明の効果】以上説明したように本発明の採卵鶏飼育
装置では、鶏に超音波を照射した水だけを飲水として与
えることにより、鶏は超音波を照射された水を十分に飲
むようになり、それによって飼料摂取量も多くなり、さ
らに、季節に関係なく産卵量が向上し、老齢化が進んで
も卵殻強度が低下しないなどの利点がある。
長期間鶏に飲ませるようにした採卵鶏飼育装置に関する
ものである。 【０００２】 【従来の技術】一般に、多羽数の鶏をケージに収容し、
採卵のための栄養要求量を満たし得る鶏用配合飼料を自
動給餌機により断続給餌して高い産卵率を上げている
が、季節的な環境要因の影響により飼料摂取量に過不足
があり、産卵量が変動する一因となっている。 【０００３】特に、鶏卵が安値安定している現在は適正
な飼料摂取量で高い産卵量を得られることが望まれてい
る。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】鶏は生理的に季節的な
環境要因で飼料摂取量に過不足を生じ、産卵量が減少す
るほか老齢化に因って産卵量が減少し、飼料効率が低下
する。 【０００５】しかしながら、季節による産卵変動量を押
さえ、又、長期にわたって高い産卵量が得られる飼育方
法が望まれている。 【０００６】 【課題を解決するための手段】本発明は、飲用水を供給
可能にした水タンクの底部又は内部に超音波振動子を装
着し、該超音波振動子に発振回路から発振信号を送信す
るとともに、採卵鶏を収容するケージの上に、前記水タ
ンクから配水管を介して鶏がくちばしで押すことにより
前記飲用水が出る給水口へ前記超音波が照射された前記
飲用水を供給するようにしたものである。 【０００７】 【作用】本発明では、水を供給できる水タンクの底部又
は内部に超音波振動子を装着し、この超音波振動子に発
振回路から発振出力を供給して水タンク内の水に超音波
を照射すると、水のクラスターが微細になって改質さ
れ、給水口に送られた水を鶏が多量に飲むようになり、
それに伴って飼料摂取量の減少する季節においても摂取
量の低下が起こらず、栄養要求量を維持できるため、産
卵量が増加し、季節による変動がなくなる。 【０００８】又、老齢化により産卵生理が弱まり、過剰
エネルギーの体脂肪沈着で体重が増加し、その維持のた
め、さらに飼料摂取量が増加して飼料効率が一層わるく
なるのが通例であるが、引き続き高い産卵量を維持でき
るので、この飼料の無駄がない。 【０００９】 【実施例１】図１は本発明の１実施例の採卵鶏飼育装置
の構成図で、塔１の上に水タンク２が載せられ、この水
タンク２の底部に超音波振動子３が装着され、この超音
波振動子３に塔１に設けた発振回路４から発振出力が供
給され、超音波振動子３からの超音波が水タンク２内の
水に連続的に照射される。 【００１０】この水タンク２に配水管５が接続され、
又、この配水管５は鶏ケージ７の上に配管され、さら
に、鶏がくちばしで押すことによって水が出る多数の給
水口６が鶏ケージ７の上の鶏が首を延ばして届く部分に
それぞれ装着されている。 【００１１】このように構成された本発明の採卵鶏飼育
装置では、水タンク２の底部に装着された超音波振動子
３から内部の水に常時超音波が照射され、その水は配水
管を通って給水口６に送られ、鶏ケージ７から顔を出し
た鶏がくちばしで給水口６を押すことによって水を飲む
ようにすることができる。 【００１２】この超音波を照射された水で鶏を飼育する
と、飲水量が増加し、又、飼料摂取量も増加して高い産
卵率が得られるので、飼料効率がさらに向上する。 【００１３】又、産卵開始が早く、産卵率と卵重の上昇
も高く、通常の季節や環境要因に大きく影響を受けるこ
ともなく、産卵率が得られ、卵殻質とハウユニットも低
下しないので、商品化率も著しく向上するなどの利点が
ある。 【００１４】なお、上記実施例では、水タンク２の底部
に超音波振動子３を装着するようにしたが、水タンク２
の中に直接超音波振動子を挿入するようにしてもよい
し、又、配水管５に給水口６を設けたが、鶏が超音波を
照射された水を飲むような容器に流すようにしてもよ
い。 【００１５】 【発明の効果】以上説明したように本発明の採卵鶏飼育
装置では、鶏に超音波を照射した水だけを飲水として与
えることにより、鶏は超音波を照射された水を十分に飲
むようになり、それによって飼料摂取量も多くなり、さ
らに、季節に関係なく産卵量が向上し、老齢化が進んで
も卵殻強度が低下しないなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の１実施例の採卵鶏飼育装置の構成図で
ある。 【符号の説明】 １ 塔 ２ 水タンク ３ 超音波振動子 ４ 発振回路 ５ 給水管 ６ 給水口 ７ 鶏ケージ
ある。 【符号の説明】 １ 塔 ２ 水タンク ３ 超音波振動子 ４ 発振回路 ５ 給水管 ６ 給水口 ７ 鶏ケージ
フロントページの続き
(72)発明者 中川 二郎
愛知県豊橋市牟呂町字扇田21番地 豊橋
飼料株式会社内
(56)参考文献 特開 平５−10881（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A01K 31/00,39/02 - 39/04
A23K 1/00 - 1/18
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 飲用水を供給可能にした水タンクの底部
又は内部に超音波振動子を装着し、該超音波振動子に発
振回路から発振信号を送信するとともに、採卵鶏を収容
するケージの上に、前記水タンクから配水管を介して鶏
がくちばしで押すことにより前記飲用水が出る給水口へ
前記超音波が照射された前記飲用水を供給するようにし
たことを特徴とする採卵鶏飼育装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19542593A JP3417979B2 (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | 採卵鶏飼育方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19542593A JP3417979B2 (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | 採卵鶏飼育方法及びその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0731319A JPH0731319A (ja) | 1995-02-03 |
| JP3417979B2 true JP3417979B2 (ja) | 2003-06-16 |
Family
ID=16340864
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19542593A Expired - Fee Related JP3417979B2 (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | 採卵鶏飼育方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3417979B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100702253B1 (ko) * | 2004-06-14 | 2007-04-03 | 문동준 | 메추리용 건강식수 및 이를 이용한 기능성 메추리알생산방법 |
| JP5345080B2 (ja) * | 2010-01-29 | 2013-11-20 | 日本テクノ株式会社 | 採卵鶏用飲料水、それを用いた養鶏方法、及びそれにより生産される鶏卵 |
| CN103168706A (zh) * | 2013-04-23 | 2013-06-26 | 昭衍（苏州）新药研究中心有限公司 | 鸡舍饮水系统 |
-
1993
- 1993-07-13 JP JP19542593A patent/JP3417979B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0731319A (ja) | 1995-02-03 |
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