JP3416535B2 - ポリオール及びポリウレタンフォーム用ベンゾトリアゾール安定剤 - Google Patents
ポリオール及びポリウレタンフォーム用ベンゾトリアゾール安定剤Info
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- JP3416535B2 JP3416535B2 JP26629998A JP26629998A JP3416535B2 JP 3416535 B2 JP3416535 B2 JP 3416535B2 JP 26629998 A JP26629998 A JP 26629998A JP 26629998 A JP26629998 A JP 26629998A JP 3416535 B2 JP3416535 B2 JP 3416535B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/16—Nitrogen-containing compounds
- C08K5/17—Amines; Quaternary ammonium compounds
- C08K5/18—Amines; Quaternary ammonium compounds with aromatically bound amino groups
-
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- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/16—Nitrogen-containing compounds
- C08K5/34—Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
- C08K5/3467—Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having more than two nitrogen atoms in the ring
- C08K5/3472—Five-membered rings
- C08K5/3475—Five-membered rings condensed with carbocyclic rings
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエーテルポリ
オール及びポリエステルポリオールを安定化させること
に関する。特に、発明は、ポリオールをベンゾトリアゾ
ール安定剤組成物で安定化させることに関し、該安定化
されたポリオールから造られる軟質、半硬質及び硬質ポ
リウレタンフォームは、着色又はスコーチが抑制され
る。
オール及びポリエステルポリオールを安定化させること
に関する。特に、発明は、ポリオールをベンゾトリアゾ
ール安定剤組成物で安定化させることに関し、該安定化
されたポリオールから造られる軟質、半硬質及び硬質ポ
リウレタンフォームは、着色又はスコーチが抑制され
る。
【0002】
【従来の技術】ポリエーテルポリオール及びポリエステ
ルポリオールからのポリウレタンフォームの製造におい
て、フォームをスラブ、バン又はその他の形状で加工及
び製造する間に変色又はスコーチが起きる。フォーム
は、所定の反応条件下で焼かれるようになりかつ生成物
の物理的性質をひどく劣化する。スコーチは、バンの中
央における変色として現れ、わずかに黄色から暗褐色ま
での範囲になり、フォームを商業使用に不適当にさせ得
る。その上に、いくつかのバンフォームは、生産系統か
ら熱いままで取り出されかつ堆積して貯蔵される場合
に、堆積の中央からの熱放散により変色される又は焼か
れるようになる。
ルポリオールからのポリウレタンフォームの製造におい
て、フォームをスラブ、バン又はその他の形状で加工及
び製造する間に変色又はスコーチが起きる。フォーム
は、所定の反応条件下で焼かれるようになりかつ生成物
の物理的性質をひどく劣化する。スコーチは、バンの中
央における変色として現れ、わずかに黄色から暗褐色ま
での範囲になり、フォームを商業使用に不適当にさせ得
る。その上に、いくつかのバンフォームは、生産系統か
ら熱いままで取り出されかつ堆積して貯蔵される場合
に、堆積の中央からの熱放散により変色される又は焼か
れるようになる。
【0003】加工及び貯蔵する間の変色を防止するため
に、スコーチ抑制剤がポリオールに加えられる。スコー
チ抑制剤は、劣化のほとんどが起きる発熱キュアリング
工程の間、並びにフォームを貯蔵する間のフォームの変
色を防止する。
に、スコーチ抑制剤がポリオールに加えられる。スコー
チ抑制剤は、劣化のほとんどが起きる発熱キュアリング
工程の間、並びにフォームを貯蔵する間のフォームの変
色を防止する。
【0004】従来技術は、例えば米国特許第3,63
7,865号におけるように、芳香族アミンタイプスコ
ーチ抑制剤を使用することを開示している。いくつかの
商用芳香族アミンは、遊離アミンを含有し、これは、ポ
リオールを加工する間に遊離され、少ない量においてさ
え、作業所雰囲気において作業員の健康及び環境問題の
ために望ましくない。
7,865号におけるように、芳香族アミンタイプスコ
ーチ抑制剤を使用することを開示している。いくつかの
商用芳香族アミンは、遊離アミンを含有し、これは、ポ
リオールを加工する間に遊離され、少ない量においてさ
え、作業所雰囲気において作業員の健康及び環境問題の
ために望ましくない。
【0005】芳香族アミンスコーチ抑制剤は、米国特許
第4,228,247号に開示されている1,3,5−
トリス(2−ヒドロキシエチル)−s−トリアジントリ
オンのトリエステルのようなその他の安定剤と共に用い
られる。
第4,228,247号に開示されている1,3,5−
トリス(2−ヒドロキシエチル)−s−トリアジントリ
オンのトリエステルのようなその他の安定剤と共に用い
られる。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明の概要
驚くべきことに、所定のベンゾトリアゾール化合物は、
ポリエーテルポリオール及びポリエステルポリオールの
酸化安定性を増大させ、その上に良好なスコーチ抑制特
性をポリウレタンフォームに付与することを見出した。
その上に、ベンゾトリアゾール及びそのアルキル誘導体
に、芳香族アミンを比較的に小さい比で組み合わせて相
乗的スコーチ抑制剤を形成することができる。
ポリエーテルポリオール及びポリエステルポリオールの
酸化安定性を増大させ、その上に良好なスコーチ抑制特
性をポリウレタンフォームに付与することを見出した。
その上に、ベンゾトリアゾール及びそのアルキル誘導体
に、芳香族アミンを比較的に小さい比で組み合わせて相
乗的スコーチ抑制剤を形成することができる。
【0007】発明の開示
発明に従えば、下記のI式のベンゾトリアゾール化合
物:
物:
【化9】
(式中、Rは水素又は低級アルキルであり、R1はアル
キル又はフェニルアルキルであり、R2はR1又は水素で
あり、及びR3は炭素原子11までを有するアルキル又
は水素である)により酸化崩壊に対して安定化されたポ
リオキシアルキレンポリエーテルポリオール及びポリエ
ステルポリオール組成物を提供する。
キル又はフェニルアルキルであり、R2はR1又は水素で
あり、及びR3は炭素原子11までを有するアルキル又
は水素である)により酸化崩壊に対して安定化されたポ
リオキシアルキレンポリエーテルポリオール及びポリエ
ステルポリオール組成物を提供する。
【0008】発明の別の態様に従えば、(1)下記のI
I式のベンゾトリアゾール化合物:
I式のベンゾトリアゾール化合物:
【化10】
(式中、R4は水素又は低級アルキルである)と(2)
下記のIII式の芳香族アミン:
下記のIII式の芳香族アミン:
【化11】
(式中、R6はアルキル又はフェニルアルキルであり及
びR5はR6又は水素である)との、ベンゾトリアゾール
対アミンの重量比が約50:50〜約90:10である
相乗的混合物によって酸化崩壊に対して安定化されたポ
リエーテルポリオール及びポリエステルポリオール組成
物を提供する。
びR5はR6又は水素である)との、ベンゾトリアゾール
対アミンの重量比が約50:50〜約90:10である
相乗的混合物によって酸化崩壊に対して安定化されたポ
リエーテルポリオール及びポリエステルポリオール組成
物を提供する。
【0009】発明に従えば、本明細書中上に記載するI
式のベンゾトリアゾール化合物約0.01〜5.0重量
をポリオールに加えると、ポリエーテルポリオール及び
ポリエステルポリオールを酸化崩壊に対して安定化させ
ることができる。
式のベンゾトリアゾール化合物約0.01〜5.0重量
をポリオールに加えると、ポリエーテルポリオール及び
ポリエステルポリオールを酸化崩壊に対して安定化させ
ることができる。
【0010】発明に従えば、(1)本明細書中上に記載
するII式のベンゾトリアゾール化合物及び(2)本明
細書中上に記載するIII式の芳香族アミンからなり、
ベンゾトリアゾール対アミンの重量比が約50:50〜
約90:10である相乗的組成物をポリオールの重量を
基にして約0.01〜5.0重量%の量で加えると、ポ
リエーテルポリオール及びポリエステルポリオールを安
定化させることができる。
するII式のベンゾトリアゾール化合物及び(2)本明
細書中上に記載するIII式の芳香族アミンからなり、
ベンゾトリアゾール対アミンの重量比が約50:50〜
約90:10である相乗的組成物をポリオールの重量を
基にして約0.01〜5.0重量%の量で加えると、ポ
リエーテルポリオール及びポリエステルポリオールを安
定化させることができる。
【0011】本発明に従えば、更に、本発明の安定化さ
れたポリオールと、またポリイソシアネートとから安定
化されたポリウレタンフォームを調製することができ
る。
れたポリオールと、またポリイソシアネートとから安定
化されたポリウレタンフォームを調製することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】下記のI式のベンゾトリアゾール
化合物:
化合物:
【化12】
は、ベンゾトリアゾール、アルデヒド及び第二級アミン
から縮合反応によって既知の方法で調製する。アルデヒ
ドは、ホルムアルデヒド,ブチルアルデヒド、2−エチ
ルヘキシルアルデヒド、等にすることができる。好適な
ものは、炭素原子12までを有するアルデヒドである。
ベンゾトリアゾールは、低級アルキル基で置換してトル
トリアゾール化合物、等を形成してもよい。
から縮合反応によって既知の方法で調製する。アルデヒ
ドは、ホルムアルデヒド,ブチルアルデヒド、2−エチ
ルヘキシルアルデヒド、等にすることができる。好適な
ものは、炭素原子12までを有するアルデヒドである。
ベンゾトリアゾールは、低級アルキル基で置換してトル
トリアゾール化合物、等を形成してもよい。
【0013】第二級アミン反応体は、芳香族アミンから
選ぶ。ジフェニルアミンは、ベンゼン環上アルキル基又
はアリールアルキル基で置換されてもよい。特に好適な
ものは、炭素原子1〜24を有するアルキル基置換基で
ある。化合物を誘導するアミンの例は、取り分け下記を
含む:オクチル化ジフェニルアミン、ノニル化ジフェニ
ルアミン、オクチル化アリールアルキル化ジフェニルア
ミン(R.T.Vanderbilt Compan
y,Inc.から入手し得るVANOX(登録商標)8
30)、スチレン化ジフェニルアミン、2,2’−ジエ
チル−4,4’−(ジメチルベンジル)ジフェニルアミ
ン、4,4’−ジベンジルジフェニルアミン、4,4’
−ジ(フェニルエチル)ジフェニルアミン。第二級アミ
ンは、ジフェニルアミン、スチレン及び2,4,4−ト
リメチルペンテンを、既知のアルキル化反応方法によっ
て反応させて本質的にオクチル化されたジフェニルアミ
ンを形成することによって調製する混合異性反応生成物
でもよい。同様の混合オクチル化ジフェニルアミンは、
ジフェニルアミンを2,4,4−トリメチルペンテンで
アルキル化することによって調製される。ノニル化異性
反応生成物は、ジフェニルアミンを1−プロペントリマ
ーでアルキル化することによって調製される。別のアル
キル化ジフェニルアミン反応混合物は、2−エチル−N
−(2−エチルフェニル)ベンゼンアミン及び1−プロ
ペントリマーから製造してもよい。反応混合物は、いく
つかの異性体、少量のモノアルキル化及びトリアルキル
化ジフェニルアミンを含有する。好適なものは、環境上
一層安全な生成物について未反応のジフェニルアミンを
含有しない又はほんの微量だけ含有する。
選ぶ。ジフェニルアミンは、ベンゼン環上アルキル基又
はアリールアルキル基で置換されてもよい。特に好適な
ものは、炭素原子1〜24を有するアルキル基置換基で
ある。化合物を誘導するアミンの例は、取り分け下記を
含む:オクチル化ジフェニルアミン、ノニル化ジフェニ
ルアミン、オクチル化アリールアルキル化ジフェニルア
ミン(R.T.Vanderbilt Compan
y,Inc.から入手し得るVANOX(登録商標)8
30)、スチレン化ジフェニルアミン、2,2’−ジエ
チル−4,4’−(ジメチルベンジル)ジフェニルアミ
ン、4,4’−ジベンジルジフェニルアミン、4,4’
−ジ(フェニルエチル)ジフェニルアミン。第二級アミ
ンは、ジフェニルアミン、スチレン及び2,4,4−ト
リメチルペンテンを、既知のアルキル化反応方法によっ
て反応させて本質的にオクチル化されたジフェニルアミ
ンを形成することによって調製する混合異性反応生成物
でもよい。同様の混合オクチル化ジフェニルアミンは、
ジフェニルアミンを2,4,4−トリメチルペンテンで
アルキル化することによって調製される。ノニル化異性
反応生成物は、ジフェニルアミンを1−プロペントリマ
ーでアルキル化することによって調製される。別のアル
キル化ジフェニルアミン反応混合物は、2−エチル−N
−(2−エチルフェニル)ベンゼンアミン及び1−プロ
ペントリマーから製造してもよい。反応混合物は、いく
つかの異性体、少量のモノアルキル化及びトリアルキル
化ジフェニルアミンを含有する。好適なものは、環境上
一層安全な生成物について未反応のジフェニルアミンを
含有しない又はほんの微量だけ含有する。
【0014】I式のベンゾトリアゾール化合物は、ポリ
オールプリカーサー中に所望の安定性を生じるのに有効
な量で加入する場合に、良好なスコーチ抑制剤になる。
オールプリカーサー中に所望の安定性を生じるのに有効
な量で加入する場合に、良好なスコーチ抑制剤になる。
【0015】発明の化合物を調製するためのプリカーサ
ーとして用いるII式のベンゾトリアゾール化合物は、
スコーチ抑制機能を保有しない。しかし、ベンゾトリア
ゾールは、III式の第二級アミンを臨界的な比で組み
合わせる場合に、相乗作用を示す。相乗的スコーチ抑制
機能は、II式のベンゾトリアゾール及びIII式の第
二級アミンをベンゾトリアゾール対アミンの重量比約5
0:50〜約90:10で含有する組成物について有効
である。ベンゾトリアゾール対アミンの好適な比は、約
70:30〜65:35である。ベンゾトリアゾール相
乗剤は、II式の化合物において、R4が水素又は低級
アルキル基であるものである。好適なものは、ベンゾト
リアゾール及びトルトリアゾールである。
ーとして用いるII式のベンゾトリアゾール化合物は、
スコーチ抑制機能を保有しない。しかし、ベンゾトリア
ゾールは、III式の第二級アミンを臨界的な比で組み
合わせる場合に、相乗作用を示す。相乗的スコーチ抑制
機能は、II式のベンゾトリアゾール及びIII式の第
二級アミンをベンゾトリアゾール対アミンの重量比約5
0:50〜約90:10で含有する組成物について有効
である。ベンゾトリアゾール対アミンの好適な比は、約
70:30〜65:35である。ベンゾトリアゾール相
乗剤は、II式の化合物において、R4が水素又は低級
アルキル基であるものである。好適なものは、ベンゾト
リアゾール及びトルトリアゾールである。
【0016】III式の芳香族アミン相乗剤は、ベンゼ
ン環上アルキル基又はアリールアルキル基で置換されて
もよい。アルキル基は炭素原子1〜24を有することが
できる。アルキル化ジフェニルアミンは、既知の方法に
よって調製することができる。アルキル化ジフェニルア
ミンは、本明細書中上に記載するアルキル化方法によっ
て調製する異性反応生成物の形態でよい。
ン環上アルキル基又はアリールアルキル基で置換されて
もよい。アルキル基は炭素原子1〜24を有することが
できる。アルキル化ジフェニルアミンは、既知の方法に
よって調製することができる。アルキル化ジフェニルア
ミンは、本明細書中上に記載するアルキル化方法によっ
て調製する異性反応生成物の形態でよい。
【0017】本相乗的組成物は、アミンを比較的少ない
割合で含有する。しかし、アルキル化ジフェニルアミン
は、生成物の環境上の安全を高めるために、遊離の残留
ジフェニルアミンを含有しない又は微量で含有するのが
好適である。
割合で含有する。しかし、アルキル化ジフェニルアミン
は、生成物の環境上の安全を高めるために、遊離の残留
ジフェニルアミンを含有しない又は微量で含有するのが
好適である。
【0018】発明の組成物は、ポリオールプリカーサー
中に所望の安定性を生じるのに有効な量で加入するのが
よい。典型的には、約0.01〜5.0重量%の量が十
分になる。好適な範囲は、全ポリオール組成物の約0.
3〜1.0重量%である。
中に所望の安定性を生じるのに有効な量で加入するのが
よい。典型的には、約0.01〜5.0重量%の量が十
分になる。好適な範囲は、全ポリオール組成物の約0.
3〜1.0重量%である。
【0019】安定剤組成物は、加工を一層容易にするた
めに、鉱油、パラフィン系油、石油、又は植物油で希釈
することができる。安定剤組成物は、単に周囲温度で攪
拌することによってポリオール中に加入してもよい。
めに、鉱油、パラフィン系油、石油、又は植物油で希釈
することができる。安定剤組成物は、単に周囲温度で攪
拌することによってポリオール中に加入してもよい。
【0020】発明の安定剤組成物によって安定化させる
ことができるポリオール成分は、ヒドロキシ基2〜約1
0を有するポリオキシアルキレンポリエーテルポリオー
ルを含む。特に適したポリオールは、分子量約200〜
10,000又はそれ以上を有するものを含む。好適な
のは、ジオール及びトリオールであって、ジオールにつ
いて1000からトリオールについて6000までの範
囲の分子量を有するものから誘導するポリオールであ
る。
ことができるポリオール成分は、ヒドロキシ基2〜約1
0を有するポリオキシアルキレンポリエーテルポリオー
ルを含む。特に適したポリオールは、分子量約200〜
10,000又はそれ以上を有するものを含む。好適な
のは、ジオール及びトリオールであって、ジオールにつ
いて1000からトリオールについて6000までの範
囲の分子量を有するものから誘導するポリオールであ
る。
【0021】ポリエーテルポリオールは、分子中にエー
テル基を2個又はそれ以上保有する。ポリオールは、取
り分け、エチレンオキシド、ピロピレンオキシド、エピ
クロロヒドリン、スチレンオキシド、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、トリメチロールプロパ
ン、グリセリン、ヘキサントリオール、ブタントリオー
ル、等から誘導する。ポリエーテルポリオールは、軟質
ポリウレタンフォームを調製するために適している。
テル基を2個又はそれ以上保有する。ポリオールは、取
り分け、エチレンオキシド、ピロピレンオキシド、エピ
クロロヒドリン、スチレンオキシド、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、トリメチロールプロパ
ン、グリセリン、ヘキサントリオール、ブタントリオー
ル、等から誘導する。ポリエーテルポリオールは、軟質
ポリウレタンフォームを調製するために適している。
【0022】ポリエステルポリオールは、エチレングリ
コール、ポリオキシエチレングリコール、ジピロピレン
グリコール、及びポリオキシピロピレングリコールのよ
うなジオール、並びにこはく酸、グルタル酸、アジピン
酸及びピペリン酸のようなジカルボン酸から誘導する。
分子量約1,000〜約8,000の範囲を有するポリ
エステルグリコールが、通常発明のポリウレタンフォー
ムを調製するために有用である。商用の軟質フォーム
は、通常、線状か又は枝分かれのいずれかの、ポリジエ
チレングリコール及びアジペートから得られるポリエス
テルから調製され、分子量約1000〜3000の範囲
を有する。
コール、ポリオキシエチレングリコール、ジピロピレン
グリコール、及びポリオキシピロピレングリコールのよ
うなジオール、並びにこはく酸、グルタル酸、アジピン
酸及びピペリン酸のようなジカルボン酸から誘導する。
分子量約1,000〜約8,000の範囲を有するポリ
エステルグリコールが、通常発明のポリウレタンフォー
ムを調製するために有用である。商用の軟質フォーム
は、通常、線状か又は枝分かれのいずれかの、ポリジエ
チレングリコール及びアジペートから得られるポリエス
テルから調製され、分子量約1000〜3000の範囲
を有する。
【0023】ポリウレタンフォームの調製では、安定化
されたポリオール組成物を、分子当たり−N=C=O基
を2個又はそれ以上含有するポリイソシアネート化合物
と、触媒、界面活性剤、水及び随意に補助的発泡剤の存
在において反応させる。市販されているポリイソシアネ
ートは、取り分け下記を含む:トルエン−(2,4及び
/又は2,6)−ジイソシアネート、4,4’−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、アニリンホルムアルデヒ
ドオリゴマーからのポリイソシアネート、メチルシクロ
ヘキサンジイソシアネートのような脂肪族イソシアネー
ト、等。シリコーンタイプの知られている界面活性剤
は、フォーミングプロセス用に用いられるのが普通であ
る。市販されている触媒は、スズ及びアミンタイプのも
のである。
されたポリオール組成物を、分子当たり−N=C=O基
を2個又はそれ以上含有するポリイソシアネート化合物
と、触媒、界面活性剤、水及び随意に補助的発泡剤の存
在において反応させる。市販されているポリイソシアネ
ートは、取り分け下記を含む:トルエン−(2,4及び
/又は2,6)−ジイソシアネート、4,4’−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、アニリンホルムアルデヒ
ドオリゴマーからのポリイソシアネート、メチルシクロ
ヘキサンジイソシアネートのような脂肪族イソシアネー
ト、等。シリコーンタイプの知られている界面活性剤
は、フォーミングプロセス用に用いられるのが普通であ
る。市販されている触媒は、スズ及びアミンタイプのも
のである。
【0024】安全問題の増大により、軟質及び半硬質の
ポリウレタンは、難燃剤を含有してもよい。難燃剤は、
リン、アンチモン、硼素、ビスマス及びハロゲン又はこ
れらの組合せを含有する知られている化合物である。ポ
リウレタンは、充填剤、可塑剤、付香剤、紫外線及び熱
安定剤、等のようなその他の添加剤を含有してもよい。
ポリウレタンは、難燃剤を含有してもよい。難燃剤は、
リン、アンチモン、硼素、ビスマス及びハロゲン又はこ
れらの組合せを含有する知られている化合物である。ポ
リウレタンは、充填剤、可塑剤、付香剤、紫外線及び熱
安定剤、等のようなその他の添加剤を含有してもよい。
【0025】ポリウレタンフォームの調製は、知られて
いるプロセスによって実施する。ポリオール/イソシア
ネート配合物のフォーミングは、周囲温度でかつ次いで
フォームを120°〜205℃でキュアして実施する。
いるプロセスによって実施する。ポリオール/イソシア
ネート配合物のフォーミングは、周囲温度でかつ次いで
フォームを120°〜205℃でキュアして実施する。
【0026】本明細書中下記のデータは、例示する意図
であり、発明の範囲を制限する意図ではない。明細書及
び特許請求の範囲における部及びパーセンテージはすべ
て、他に示さない場合には、重量によって表す。
であり、発明の範囲を制限する意図ではない。明細書及
び特許請求の範囲における部及びパーセンテージはすべ
て、他に示さない場合には、重量によって表す。
【0027】
【実施例】例1
ポリウレタンフォームのスコーチ耐性を、マイクロ波ス
コーチテストによって求めた。
コーチテストによって求めた。
【0028】表Iに挙げるサンプルは、成分を強力ミキ
サーで混合し、35×35×13.75cmボール箱中
に注入しかつクリーム及び上昇時間(ヘルスバブル)を
記録することによって調製した。発砲サンプルを、90
0ワットマイクロ波オーブン中に電力40%で、回転皿
上に9.0分間置いた。次いで、サンプルを、121℃
の強制通風対流オーブン中に2分間入れて表皮(スキ
ン)を硬化させ、次いで室温で30分間硬化させた。ピ
ーク発熱をディジタル温度計で10分間測定した。硬化
されたフォームを切断して開放し、変色を目視検査によ
って求めた。サンプル1は、安定剤を含有せず、ひどく
変色された。
サーで混合し、35×35×13.75cmボール箱中
に注入しかつクリーム及び上昇時間(ヘルスバブル)を
記録することによって調製した。発砲サンプルを、90
0ワットマイクロ波オーブン中に電力40%で、回転皿
上に9.0分間置いた。次いで、サンプルを、121℃
の強制通風対流オーブン中に2分間入れて表皮(スキ
ン)を硬化させ、次いで室温で30分間硬化させた。ピ
ーク発熱をディジタル温度計で10分間測定した。硬化
されたフォームを切断して開放し、変色を目視検査によ
って求めた。サンプル1は、安定剤を含有せず、ひどく
変色された。
【0029】その他のサンプルは、発明のスコーチ抑制
剤をポリオールの重量を基にして0.5%含有した。ス
コーチ抑制剤は、ポリオールに加入する際に、パラフィ
ン系油約50〜60%に溶解した。サンプルは、下記の
スコーチ抑制剤を含有した。 サンプル2:1−(ジ(4−オクチルフェニル)アミノ
メチル)トルトリアゾール(本明細書以降トルトリアゾ
ールC8−DPA); サンプル3:混合オクチル化ブチル化ジフェニルアミノ
メチルトルトリアゾール(本明細書以降ベンゾトリアゾ
ールC4/C8−DPA); サンプル4:混合オクチル化ブチル化ジフェニルアミノ
メチルベンゾトリアゾール(本明細書以降ベンゾトリア
ゾールC4/C8−DPA); サンプル5:ノニル化ジフェニルアミノメチルトルトリ
アゾール(本明細書以降トルトリアゾールC9−DP
A); サンプル6:テトラデシル化ジフェニルアミノメチルト
ルトリアゾール(本明細書以降トルトリアゾールC14−
DPA)、モノテトラデシルジフェニルアミノ誘導体約
80%とジテトラデシルジフェニルアミノ誘導体約20
%との混合物; サンプル7:(スチレン化ジフェニル)アミノメチルベ
ンゾトリアゾール(本明細書以降ベンジルトリアゾー
ル)。
剤をポリオールの重量を基にして0.5%含有した。ス
コーチ抑制剤は、ポリオールに加入する際に、パラフィ
ン系油約50〜60%に溶解した。サンプルは、下記の
スコーチ抑制剤を含有した。 サンプル2:1−(ジ(4−オクチルフェニル)アミノ
メチル)トルトリアゾール(本明細書以降トルトリアゾ
ールC8−DPA); サンプル3:混合オクチル化ブチル化ジフェニルアミノ
メチルトルトリアゾール(本明細書以降ベンゾトリアゾ
ールC4/C8−DPA); サンプル4:混合オクチル化ブチル化ジフェニルアミノ
メチルベンゾトリアゾール(本明細書以降ベンゾトリア
ゾールC4/C8−DPA); サンプル5:ノニル化ジフェニルアミノメチルトルトリ
アゾール(本明細書以降トルトリアゾールC9−DP
A); サンプル6:テトラデシル化ジフェニルアミノメチルト
ルトリアゾール(本明細書以降トルトリアゾールC14−
DPA)、モノテトラデシルジフェニルアミノ誘導体約
80%とジテトラデシルジフェニルアミノ誘導体約20
%との混合物; サンプル7:(スチレン化ジフェニル)アミノメチルベ
ンゾトリアゾール(本明細書以降ベンジルトリアゾー
ル)。
【0030】
【表1】
【0031】例2ポリウレタンフォームのスコーチ耐性
を、例1に記載するマイクロ波スコーチテストによって
求めた。結果を表IIにまとめる。
を、例1に記載するマイクロ波スコーチテストによって
求めた。結果を表IIにまとめる。
【0032】サンプル11〜16は、発明の相乗的2成
分スコーチ抑制剤を含有し、非常に良好なスコーチ耐性
を示した。サンプル8、9及び10は、個々の成分を含
有し、極めてひどい崩壊を示した。
分スコーチ抑制剤を含有し、非常に良好なスコーチ耐性
を示した。サンプル8、9及び10は、個々の成分を含
有し、極めてひどい崩壊を示した。
【0033】上記の実施態様及び例示は、本発明の種々
の態様を示した。その他の変更は、当業者に明らかであ
ると思い、そのような変更態様は、特許請求の範囲に記
載する発明の範囲内であることを意図する。
の態様を示した。その他の変更は、当業者に明らかであ
ると思い、そのような変更態様は、特許請求の範囲に記
載する発明の範囲内であることを意図する。
【0034】
【表2】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
C08L 75:04 C08L 75:04
(72)発明者 トマス・ジェイ・キャロル
アメリカ合衆国コネティカット州ノーウ
ォーク、ハーバービュー・アベニュー33
(72)発明者 ジェイムズ・ジェイ・タルボット
フランス国パリ、ブルバール・ラン、25
ビス
(56)参考文献 米国特許5238606(US,A)
米国特許4444676(US,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C08G 18/42 - 18/50
C08J 9/02 - 9/14
C08L 67/00 - 67/02
C08L 71/02
WPI/L(QUESTEL)
Claims (9)
- 【請求項1】 ヒドロキシ基2〜10を有するポリエー
テルポリオール又はポリエステルポリオール及び (a)下 記のI式のベンゾトリアゾール: 【化1】 (式中、Rは水素又は炭素原子1〜24を有するアルキ
ルであり、R1はアルキル又はフェニルアルキルであ
り、R2はR1又は水素であり及びR3は水素又は炭素原
子11までを有するアルキルである)又はこれらの混合
物、或は (b)(1)下記のII式のベンゾトリアゾール化合
物: 【化2】 (式中、R 4 は水素又は炭素原子1〜24を有するアル
キルである)及び(2)下記のIII式の芳香族アミ
ン: 【化3】 (式中、R 6 はアルキル又はフェニルアルキルであり及
びR 5 はR 6 又は水素である)を含む崩壊に対して安定化
されたポリオール組成物。 - 【請求項2】 I式のベンゾトリアゾールがポリオール
の重量を基にして0.01〜5.0重量%の量で存在す
る請求項1のポリオール組成物。 - 【請求項3】 I式のベンゾトリアゾールが1−(ジ
(4−オクチルフェニル)アミノメチル)トルトリアゾ
ールである請求項1のポリオール組成物。 - 【請求項4】 I式のベンゾトリアゾールがアルキル化
ジフェニルアミノ−メチルトルトリアゾールである請求
項1のポリオール組成物。 - 【請求項5】 I式のベンゾトリアゾールがアルキル化
ジフェニルアミノ−メチルベンゾトルトリアゾールであ
る請求項1のポリオール組成物。 - 【請求項6】 I式のベンゾトリアゾールが1−(ジ
(1,1−フェニルエチレン−フェニル)アミノメチ
ル)トルトリアゾールである請求項1のポリオール組成
物。 - 【請求項7】 ポリエステルポリオールがポリジエチレ
ングリコール及びアジペ−トから得られる請求項1のポ
リオール組成物。 - 【請求項8】 芳香族アミンがアルキル化ジフェニルア
ミンである請求項1のポリオール組成物。 - 【請求項9】 II式のベンゾトリアゾール化合物対I
II式の芳香族アミンの重量比が50:50〜90:1
0である請求項1のポリオール組成物。
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CN1277910C (zh) * | 2001-11-19 | 2006-10-04 | R·T·范德比尔特公司 | 改进的抗氧、抗磨/极压添加剂组合物及含有此添加剂组合物的润滑剂组合物 |
TW200619846A (en) | 2004-08-11 | 2006-06-16 | Hitachi Chemical Co Ltd | Photosensitive resin composition and photosensitive film made with the same |
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US9546339B2 (en) | 2013-05-16 | 2017-01-17 | Vanderbilt Chemicals, Llc | Method for reducing crystallization of 1-[di(4-octylphenyl)aminomethyl]tolutriazole |
US9994531B2 (en) * | 2015-08-14 | 2018-06-12 | Vanderbilt Chemicals, Llc | Antioxidant compositions and lubricating compositions containing the same |
RU2724054C2 (ru) | 2015-08-14 | 2020-06-19 | ВАНДЕРБИЛТ КЕМИКАЛЗ, ЭлЭлСи | Присадка для композиций смазочных материалов, содержащая серосодержащее и не содержащее серы органическое соединение молибдена и триазол |
JP2017171897A (ja) * | 2016-03-18 | 2017-09-28 | 三洋化成工業株式会社 | ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物 |
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US4177155A (en) | 1975-01-23 | 1979-12-04 | Ciba-Geigy Corporation | Additives for water-based functional fluids |
US4007230A (en) | 1975-02-24 | 1977-02-08 | The Dow Chemical Company | Antioxidant composition for stabilizing polyols |
US4228247A (en) | 1979-08-29 | 1980-10-14 | Basf Wyandotte Corporation | Stabilized polyoxyalkylene polyether polyol |
DE3172025D1 (en) | 1980-07-15 | 1985-10-03 | Ciba Geigy Ag | Printing ink and its use in the manufacture of textured, foamed resinous materials |
US4444676A (en) | 1983-04-01 | 1984-04-24 | Atlantic Richfield Company | Stabilized polyoxyalkylene polyether polyols and polyurethane foams prepared therefrom |
GB2152073B (en) | 1983-12-23 | 1986-10-22 | Ciba Geigy | Lubricant stabilizer additives |
GB8408617D0 (en) | 1984-04-04 | 1984-05-16 | Ciba Geigy Ag | Metal deactivators |
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US4880551A (en) | 1988-06-06 | 1989-11-14 | R. T. Vanderbilt Company, Inc. | Antioxidant synergists for lubricating compositions |
US5023137A (en) * | 1989-03-27 | 1991-06-11 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Polyester composition which is particularly suitable for use in thermoforming dual-ovenable trays |
US4933374A (en) | 1989-05-24 | 1990-06-12 | R. T. Vanderbilt Company, Inc. | Stabilizer compositions for polyols and polyurethane foam |
US5238606A (en) | 1990-09-28 | 1993-08-24 | Uniroyal Chemical Company, Inc. | Stabilization of polypols with liquid antiscorch composition |
US5219892A (en) | 1992-06-16 | 1993-06-15 | R. T. Vanderbilt Company, Inc. | Liquid stabilizer compositions for polyols and polyurethane foam |
US5326802A (en) * | 1992-11-30 | 1994-07-05 | Ciba-Geigy Corporation | Beta crystalline modification of 2,2',2"-nitrilo[triethyl-tris-(3,3',5,5'-tetra-tert-buytl-1,1'-biphenyl-2,2'-diyl)phosphite] |
-
1997
- 1997-09-22 US US08/934,556 patent/US6184262B1/en not_active Expired - Lifetime
-
1998
- 1998-01-22 EP EP98101040A patent/EP0839861A3/en not_active Withdrawn
- 1998-09-21 JP JP26629998A patent/JP3416535B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1998-09-21 CA CA002247732A patent/CA2247732A1/en not_active Abandoned
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