JP3416370B2 - 電子写真印刷機 - Google Patents
電子写真印刷機Info
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- JP3416370B2 JP3416370B2 JP01171096A JP1171096A JP3416370B2 JP 3416370 B2 JP3416370 B2 JP 3416370B2 JP 01171096 A JP01171096 A JP 01171096A JP 1171096 A JP1171096 A JP 1171096A JP 3416370 B2 JP3416370 B2 JP 3416370B2
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G21/00—Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
- G03G21/20—Humidity or temperature control also ozone evacuation; Internal apparatus environment control
- G03G21/206—Conducting air through the machine, e.g. for cooling, filtering, removing gases like ozone
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/06—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
- G03G15/10—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a liquid developer
- G03G15/107—Condensing developer fumes
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- Color Electrophotography (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ガス規制を考慮
した電子写真印刷機に関する。
した電子写真印刷機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真印刷機を図4と図5によ
り説明する。
り説明する。
【0003】図4において、供紙ローラ1から送り出さ
れた紙は、駆動ローラ2、送紙ローラ3を通り、像担持
体4a〜4dを通過する。これら4つのローラは、それ
ぞれ青色4a、赤4b、黄色4c、スミ4dの順となっ
ている。また、印刷された紙は、送紙ローラ6を通り、
定着ロール7により加熱定着が行なわれ、排紙部9に入
る。この時、定着ロール7から多量の溶媒が発生するの
で、ブロワー15を使用して排気口8から排出してい
る。なお、図中10a〜10dは青色、赤、黄、スミの
液体現像剤用タンク、11はケーシングである。
れた紙は、駆動ローラ2、送紙ローラ3を通り、像担持
体4a〜4dを通過する。これら4つのローラは、それ
ぞれ青色4a、赤4b、黄色4c、スミ4dの順となっ
ている。また、印刷された紙は、送紙ローラ6を通り、
定着ロール7により加熱定着が行なわれ、排紙部9に入
る。この時、定着ロール7から多量の溶媒が発生するの
で、ブロワー15を使用して排気口8から排出してい
る。なお、図中10a〜10dは青色、赤、黄、スミの
液体現像剤用タンク、11はケーシングである。
【0004】次に、図5により、印刷部を詳細に説明す
る。液体トナーを用いた電子写真法により画像を得るこ
とを目的として、従来種々の方法および装置が提案され
ているが、図5に示すように、像担持体4(4a〜4
d)の面上に形成された静電潜像29を現像装置23に
よって液体現像剤24でトナー像25を形成し、スクイ
ーズ装置26でトナー像25の余剰液を除去した後、転
写材27の背面から、転写器28によってトナーと逆極
性の転写電荷を与えて転写するのが最も一般的である。
る。液体トナーを用いた電子写真法により画像を得るこ
とを目的として、従来種々の方法および装置が提案され
ているが、図5に示すように、像担持体4(4a〜4
d)の面上に形成された静電潜像29を現像装置23に
よって液体現像剤24でトナー像25を形成し、スクイ
ーズ装置26でトナー像25の余剰液を除去した後、転
写材27の背面から、転写器28によってトナーと逆極
性の転写電荷を与えて転写するのが最も一般的である。
【0005】なお図中30は露光器、31は帯電器、3
2は除電器、33はクリーニングブレードである。
2は除電器、33はクリーニングブレードである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置において
一般に使用されている溶剤は、炭素数10以上のインパ
ラフィン溶媒であり、例えばエクソン社のアイソパー
L、M等の商品がある。現在国内では、これらの溶剤を
含む排ガスについては、何ら規制はないが、イギリスの
印刷機に関するVOC(揮発性有機化合物)の規制とし
て、150mg/m 3 があり、きわめて厳しいものであ
る。輸出品はもちろん、将来の国内規制動向によって
は、前記数値を考慮する必要がある。
一般に使用されている溶剤は、炭素数10以上のインパ
ラフィン溶媒であり、例えばエクソン社のアイソパー
L、M等の商品がある。現在国内では、これらの溶剤を
含む排ガスについては、何ら規制はないが、イギリスの
印刷機に関するVOC(揮発性有機化合物)の規制とし
て、150mg/m 3 があり、きわめて厳しいものであ
る。輸出品はもちろん、将来の国内規制動向によって
は、前記数値を考慮する必要がある。
【0007】溶剤処理方法としては大気放出、触媒燃
焼、活性炭吸着、および冷却凝縮がある。
焼、活性炭吸着、および冷却凝縮がある。
【0008】 大気放出の場合、例えばアイソパーL
の印刷機での使用量が8.64kg/hrの時、アイソ
パーLの爆発下限界濃度は、0.6〜0.7vol%
(44,732〜52,185mg/m3 N)であるた
め、通常その値の1/3以下の濃度で取り扱うことが義
務付けられている。そこで、目標濃度を0.22vol
%(16,402mg/m3 N)とすると、混合する空
気量を増加させる必要からブロワーの容量は527m3
/Hrとなる。この場合、放出ガス中のアイソパーLの
濃度16,402mg/m3 Nであり、上記の欧州の規
制を全く満足していない。
の印刷機での使用量が8.64kg/hrの時、アイソ
パーLの爆発下限界濃度は、0.6〜0.7vol%
(44,732〜52,185mg/m3 N)であるた
め、通常その値の1/3以下の濃度で取り扱うことが義
務付けられている。そこで、目標濃度を0.22vol
%(16,402mg/m3 N)とすると、混合する空
気量を増加させる必要からブロワーの容量は527m3
/Hrとなる。この場合、放出ガス中のアイソパーLの
濃度16,402mg/m3 Nであり、上記の欧州の規
制を全く満足していない。
【0009】そこで、大気放出で、8.64kg/hr
のアイソパーLを150mg/m3に空気のみで薄める
ためには、容量57,600m3 /Hrのブロワーが必
要となる。オフィス等で使用する際には、きわめて大き
なブロワーが必要となり、不適当である。
のアイソパーLを150mg/m3に空気のみで薄める
ためには、容量57,600m3 /Hrのブロワーが必
要となる。オフィス等で使用する際には、きわめて大き
なブロワーが必要となり、不適当である。
【0010】 触媒燃焼方式では、炭化水素を400
℃付近で二酸化炭素と水に変えてしまうために、溶剤の
回収は不能である。また、高温の燃焼ガスが排ガスとし
て放出されるため、室内には設置できない。
℃付近で二酸化炭素と水に変えてしまうために、溶剤の
回収は不能である。また、高温の燃焼ガスが排ガスとし
て放出されるため、室内には設置できない。
【0011】 活性炭吸着方法では、炭化水素は活性
炭に良く吸着するが、電子写真印刷機に使用する炭素数
が10個以上の溶剤は、一度吸着後脱着するためには、
熱風では不可であり高温の水蒸気を必要とする。通常の
オフィスでは、このような水蒸気源がなく、小型のボイ
ラを使用すると、処理装置が大きくなる欠点がある。
炭に良く吸着するが、電子写真印刷機に使用する炭素数
が10個以上の溶剤は、一度吸着後脱着するためには、
熱風では不可であり高温の水蒸気を必要とする。通常の
オフィスでは、このような水蒸気源がなく、小型のボイ
ラを使用すると、処理装置が大きくなる欠点がある。
【0012】 冷却凝縮の場合、溶剤を含むガスの温
度を下げるに従って、ガス中の溶剤ガス濃度は下がる
が、150mg/m3 以下の濃度にするには、次のよう
な問題がある。すなわち、排出ガスの出口濃度を150
mg/m3 を満足させる場合、アイソパーLをこの濃度
にするためには、蒸気圧の値から温度を−7.2℃に冷
却する必要がある。しかし、連続的に流れているガスを
マイナスの温度域にする技術は、確立されていない。冷
却部に霜がつき、ガスを連続的に−7.2℃にキープす
ることは、困難である。
度を下げるに従って、ガス中の溶剤ガス濃度は下がる
が、150mg/m3 以下の濃度にするには、次のよう
な問題がある。すなわち、排出ガスの出口濃度を150
mg/m3 を満足させる場合、アイソパーLをこの濃度
にするためには、蒸気圧の値から温度を−7.2℃に冷
却する必要がある。しかし、連続的に流れているガスを
マイナスの温度域にする技術は、確立されていない。冷
却部に霜がつき、ガスを連続的に−7.2℃にキープす
ることは、困難である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため次の手段を講ずる。
するため次の手段を講ずる。
【0014】(1)像担持体と、同像担持体表面を帯電
させる手段と、前記像担持体表面に光を照射し潜像を形
成させる露光手段と、同潜像に液体現像剤を供給しトナ
ー像を形成させる現像手段と、同トナー像を転写材表面
に転写させる手段と、同転写した像を転写材表面に定着
させる手段とをケーシング内に有する電子写真印刷機に
おいて、上記ケーシング内に発生するガスを取り出し再
び戻す循環手段と、同循環手段の途中に設けられ上記ガ
ス濃度を下げるガス冷却溶剤回収手段と、上記ケーシン
グ内のガスの温度および湿度を検出する検出手段と、上
記ガス冷却手段の後流側に設けられ上記検出手段の出力
を受け上記ケーシングへ戻すガスの温度を調節するガス
加熱手段とを設ける。
させる手段と、前記像担持体表面に光を照射し潜像を形
成させる露光手段と、同潜像に液体現像剤を供給しトナ
ー像を形成させる現像手段と、同トナー像を転写材表面
に転写させる手段と、同転写した像を転写材表面に定着
させる手段とをケーシング内に有する電子写真印刷機に
おいて、上記ケーシング内に発生するガスを取り出し再
び戻す循環手段と、同循環手段の途中に設けられ上記ガ
ス濃度を下げるガス冷却溶剤回収手段と、上記ケーシン
グ内のガスの温度および湿度を検出する検出手段と、上
記ガス冷却手段の後流側に設けられ上記検出手段の出力
を受け上記ケーシングへ戻すガスの温度を調節するガス
加熱手段とを設ける。
【0015】以上において、ケーシング内の溶剤を含む
ガスは取り出されガス冷却溶剤回収手段で冷却され、ガ
ス状の溶剤の一部は凝縮し外部に回収される。また冷却
されたガスは所定の低濃度になって再びケーシング内に
戻される。
ガスは取り出されガス冷却溶剤回収手段で冷却され、ガ
ス状の溶剤の一部は凝縮し外部に回収される。また冷却
されたガスは所定の低濃度になって再びケーシング内に
戻される。
【0016】ケーシング内のガス温度および湿度が検出
手段により検出されガス加熱手段へ送られる。ガス加熱
手段はこの信号を受け冷却されケーシング内に戻される
ガスが所定の湿度、例えば60%以下に保つよう加熱す
る。
手段により検出されガス加熱手段へ送られる。ガス加熱
手段はこの信号を受け冷却されケーシング内に戻される
ガスが所定の湿度、例えば60%以下に保つよう加熱す
る。
【0017】以上のようにして、ケーシング内で発生す
るガスは溶剤が回収され、低濃度となってリターンされ
る。またリターン時加熱され、所定の湿度以下になって
リターンされる。従って、ガスはほとんど漏れることな
く循環されるので諸外国の厳しい濃度規制を容易に満足
できる。また所定の低湿度以下に維持できるので印刷状
態を良好に保てる。
るガスは溶剤が回収され、低濃度となってリターンされ
る。またリターン時加熱され、所定の湿度以下になって
リターンされる。従って、ガスはほとんど漏れることな
く循環されるので諸外国の厳しい濃度規制を容易に満足
できる。また所定の低湿度以下に維持できるので印刷状
態を良好に保てる。
【0018】(2)上記(1)記載の電子写真印刷機に
おいて、ガス冷却溶剤回収手段をプレート式熱交換器と
する。
おいて、ガス冷却溶剤回収手段をプレート式熱交換器と
する。
【0019】以上において、冷却冷媒がプレートとプレ
ートの間に流され、ガスが冷媒と直交する方向のプレー
トとプレートの間に流される。そしてプレートを介して
熱交換される。凝縮された溶剤はプレート面を流下し容
易に回収される。このようにして、簡単な構成で、熱効
率よく小型化が可能であり、かつ溶剤回収が容易にでき
る。
ートの間に流され、ガスが冷媒と直交する方向のプレー
トとプレートの間に流される。そしてプレートを介して
熱交換される。凝縮された溶剤はプレート面を流下し容
易に回収される。このようにして、簡単な構成で、熱効
率よく小型化が可能であり、かつ溶剤回収が容易にでき
る。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1と図
2により説明する。なお、従来例で説明した部分は、同
一の番号をつけ説明を省略し、この発明に関する部分を
主体に説明する。
2により説明する。なお、従来例で説明した部分は、同
一の番号をつけ説明を省略し、この発明に関する部分を
主体に説明する。
【0021】図1にて、電子写真印刷機のケーシング1
1の排気口8は循環ライン13によりブロワー15、熱
交換器16、加熱器18を介して捩り口20につながれ
る。また熱交換器16は冷媒循環ライン21により冷媒
冷却装置17を介してつながれている。熱交換器16の
溶剤回収ライン29は溶剤回収タンク22につながれ
る。
1の排気口8は循環ライン13によりブロワー15、熱
交換器16、加熱器18を介して捩り口20につながれ
る。また熱交換器16は冷媒循環ライン21により冷媒
冷却装置17を介してつながれている。熱交換器16の
溶剤回収ライン29は溶剤回収タンク22につながれ
る。
【0022】ケーシング内の電子写真印刷機の温度およ
び湿度検出センサ19の出力は湿度調整装置12を経て
加熱器18へ送られる。
び湿度検出センサ19の出力は湿度調整装置12を経て
加熱器18へ送られる。
【0023】熱交換器16の詳細を図2に示す。プレー
ト型熱交換器で波型のプレート30、32を組合せた公
知のものである。図中Aが冷媒の通路、Bが排ガスの通
路である。
ト型熱交換器で波型のプレート30、32を組合せた公
知のものである。図中Aが冷媒の通路、Bが排ガスの通
路である。
【0024】以上において、ケーシング11の排気口8
から排出された溶剤アイソパーLを含むガスは、熱交換
器16を通って冷却される。電子写真印刷機の温度およ
び湿度センサー19の信号により、湿度調整装置12は
リターンガスの湿度が所定値以下になるよう制御信号を
加熱器18へ送る。ガスは加熱器(ヒーター)18によ
り加熱されて、所定の温度となり電子写真印刷機にリタ
ーンされる。なお、湿度の高い日は、ガス温度を若干高
くするように加熱する。但し、温度を2〜3°上げるこ
とを前提として、熱交換器の大きさはそのままで、冷媒
の量を若干変えて対応する。
から排出された溶剤アイソパーLを含むガスは、熱交換
器16を通って冷却される。電子写真印刷機の温度およ
び湿度センサー19の信号により、湿度調整装置12は
リターンガスの湿度が所定値以下になるよう制御信号を
加熱器18へ送る。ガスは加熱器(ヒーター)18によ
り加熱されて、所定の温度となり電子写真印刷機にリタ
ーンされる。なお、湿度の高い日は、ガス温度を若干高
くするように加熱する。但し、温度を2〜3°上げるこ
とを前提として、熱交換器の大きさはそのままで、冷媒
の量を若干変えて対応する。
【0025】溶剤を含んだ排ガスの温度を下げれば、当
然溶剤の飽和蒸気圧は下がり、溶剤の一部は凝縮するた
め、排ガス中の溶剤濃度は低下する。溶剤がアイソパー
L(エッソ株製)の例を下表に示す。
然溶剤の飽和蒸気圧は下がり、溶剤の一部は凝縮するた
め、排ガス中の溶剤濃度は低下する。溶剤がアイソパー
L(エッソ株製)の例を下表に示す。
【0026】
【表1】
【0027】溶剤を含むガスを冷却するために、熱交換
器16に入る冷媒は、温度上昇して熱交換器16から出
てくる。この加温された冷媒は、冷却装置(チラー)1
7によって元の温度まで下がる。また、熱交換器16で
凝縮した溶剤(アイソパーLと水の混合物)は、溶剤回
収タンク22に貯えられる。
器16に入る冷媒は、温度上昇して熱交換器16から出
てくる。この加温された冷媒は、冷却装置(チラー)1
7によって元の温度まで下がる。また、熱交換器16で
凝縮した溶剤(アイソパーLと水の混合物)は、溶剤回
収タンク22に貯えられる。
【0028】以下各ケースについて、実験例を述べる。
【0029】 アイソパーLを8.64kg/hr処
理する場合、排気口8の温度は、38℃であり、その際
冷却後の排ガスは、循環せずに排気した(図3参照)。
このワンパスの際、熱交換器16の出口のガス温度を1
5℃とするためには幅0.73m×高さ0.51m×長
さ1.29mの熱交換器が必要であった。冷却する理由
は、アイソパーLを回収するためであり、回収溶剤量は
8.6kg/hrであった。この場合、ガス温度を15
℃に固定する必要はないが、熱交換器の面積を小さくす
る上で、10〜15℃が適当。
理する場合、排気口8の温度は、38℃であり、その際
冷却後の排ガスは、循環せずに排気した(図3参照)。
このワンパスの際、熱交換器16の出口のガス温度を1
5℃とするためには幅0.73m×高さ0.51m×長
さ1.29mの熱交換器が必要であった。冷却する理由
は、アイソパーLを回収するためであり、回収溶剤量は
8.6kg/hrであった。この場合、ガス温度を15
℃に固定する必要はないが、熱交換器の面積を小さくす
る上で、10〜15℃が適当。
【0030】一方、この冷却した排ガスを循環させる本
形態の場合には、ブロワーの容量を、排ガスの爆発限界
から527m3 /Hrとすると、温度15℃の冷却した
排ガス中に含まれるアイソパーLは1,406mg/m
3 (0.8kg/hr)であり定着ローラで発生するア
イソパーLを合計すると、9.44kg/hrとなり、
循環時の排気口8の温度測定値は、23℃であった。こ
の循環方式の時の熱交換器16の大きさは、幅0.73
m×高さ0.51m×長さ0.6mの大きさとなった。
循環方式の場合に、電子写真印刷機の印刷部まわりのガ
ス濃度を測定したが、いずれも150mg/m3 (20
ppm)であった。回収した溶剤量8.60kg/hr
であった。
形態の場合には、ブロワーの容量を、排ガスの爆発限界
から527m3 /Hrとすると、温度15℃の冷却した
排ガス中に含まれるアイソパーLは1,406mg/m
3 (0.8kg/hr)であり定着ローラで発生するア
イソパーLを合計すると、9.44kg/hrとなり、
循環時の排気口8の温度測定値は、23℃であった。こ
の循環方式の時の熱交換器16の大きさは、幅0.73
m×高さ0.51m×長さ0.6mの大きさとなった。
循環方式の場合に、電子写真印刷機の印刷部まわりのガ
ス濃度を測定したが、いずれも150mg/m3 (20
ppm)であった。回収した溶剤量8.60kg/hr
であった。
【0031】次に、電子写真印刷機内の湿度について述
べる。15℃の空気の飽和水蒸気圧は12.8mmHg
である。電子写真印刷機内の温度は、23℃となるの
で、23℃での飽和水蒸気圧21.1mmHgから、関
係湿度ψ=12.8/21.1=0.60で60%とな
る。故に、冷却した空気を加熱する必要はないが、大気
の温度や湿度によっては、ψが60%よりも若干多くな
るケースがありうるため、電子写真印刷機内に設置した
センサーの値に応じて、冷却空気をヒーターにより2〜
3°加熱して60%に維持する。
べる。15℃の空気の飽和水蒸気圧は12.8mmHg
である。電子写真印刷機内の温度は、23℃となるの
で、23℃での飽和水蒸気圧21.1mmHgから、関
係湿度ψ=12.8/21.1=0.60で60%とな
る。故に、冷却した空気を加熱する必要はないが、大気
の温度や湿度によっては、ψが60%よりも若干多くな
るケースがありうるため、電子写真印刷機内に設置した
センサーの値に応じて、冷却空気をヒーターにより2〜
3°加熱して60%に維持する。
【0032】アイソパーLの物性は、次の表の通りであ
る。
る。
【0033】
【表2】
【0034】制御のやり方は、極力電子写真印刷機内
(ケーシング)の温度を下げるものと、電子写真印刷機
内の湿度が高い場合のみ、相対湿度を上げるために若干
(2〜3℃)温度を上げるものとがある。本形態は後者
を採用している。温度調整用ヒータと熱交換器との温度
調整上の相互関係はない。本来、温度調整用ヒータを使
うことは、ほとんどないが、非常用又は緊急用として設
置している。
(ケーシング)の温度を下げるものと、電子写真印刷機
内の湿度が高い場合のみ、相対湿度を上げるために若干
(2〜3℃)温度を上げるものとがある。本形態は後者
を採用している。温度調整用ヒータと熱交換器との温度
調整上の相互関係はない。本来、温度調整用ヒータを使
うことは、ほとんどないが、非常用又は緊急用として設
置している。
【0035】以上のようにして、次の作用、効果がえら
える。
える。
【0036】(1)冷却凝縮回収により、連続的に溶剤
を回収できる。
を回収できる。
【0037】(2)冷却ガスを電子写真印刷機に戻すこ
とにより、1パスの場合と比較して、熱交換器を小さく
することができる。
とにより、1パスの場合と比較して、熱交換器を小さく
することができる。
【0038】(3)冷却ガスを循環させることにより、
溶剤を含むガスが外部に漏れず、最近のヨーロッパの印
刷機に関するVOC排出規制150mg/m3 を満足す
ることができる。
溶剤を含むガスが外部に漏れず、最近のヨーロッパの印
刷機に関するVOC排出規制150mg/m3 を満足す
ることができる。
【0039】(4)電子写真印刷機内の湿度に応じて、
冷却ガスの温度をヒーターで若干加温し、湿度を60%
以下に保つことができ、印刷性能を良好に保てる。
冷却ガスの温度をヒーターで若干加温し、湿度を60%
以下に保つことができ、印刷性能を良好に保てる。
【0040】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
ガスはほとんど漏れることなく循環されるので、諸外国
の厳しい濃度規制を容易に満足できる。また所定の低湿
度以下に維持できるので印刷状態を良好に保てる。さら
に溶剤が回収、再利用できる。また熱交換器の小型化が
可能となる。
ガスはほとんど漏れることなく循環されるので、諸外国
の厳しい濃度規制を容易に満足できる。また所定の低湿
度以下に維持できるので印刷状態を良好に保てる。さら
に溶剤が回収、再利用できる。また熱交換器の小型化が
可能となる。
【図1】本発明の実施の一形態の全体構成系統図であ
る。
る。
【図2】同一形態の熱交換器部の詳細斜視図である。
【図3】同一形態の説明用引例図である。
【図4】従来例の全体構成系統図である。
【図5】同従来例の電子写真印刷機本体部の系統図であ
る。
る。
1 供給ローラ
2 駆動ローラ
3 送紙ローラ
4a〜4d 像担持体
6 送紙ローラ
7 定着ローラ
8 排気口
9 排紙部
10a〜10d トナータンク
11 ケーシング
12 湿度調整装置
13 ガス循環ライン
13a ガスライン
14 電子写真印刷機
15 ブロワー
16 熱交換器
17 冷媒冷却装置
18 ヒーター
19 温度および湿度センサ
20 ガス入口
21 冷媒循環ライン
22 溶剤回収タンク
23 現像装置
24 液体現像剤
25 トナー像
26 スクイーズ装置
27 転写材
28 転写器
29 溶剤回収ライン
30,32 熱交換プレート
31 冷媒供給口
40 露光器
41 帯電器
42 除電器
43 クリーニングプレート
フロントページの続き
(72)発明者 河村 博祥
広島県三原市糸崎町5007番地 三菱重工
業株式会社三原製作所内
(56)参考文献 特開 昭49−89541(JP,A)
特開 昭57−42068(JP,A)
特開 昭59−3449(JP,A)
特開 昭63−5373(JP,A)
特開 平3−116162(JP,A)
特開 平7−72770(JP,A)
特開 平7−185248(JP,A)
特開 平8−166721(JP,A)
特開 平9−171305(JP,A)
米国特許4662899(US,A)
米国特許5481339(US,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G03G 15/00 303
G03G 21/00 370 - 540
G03G 21/14
G03G 15/10 - 15/10 112
G03G 15/11
G03G 13/26 - 13/32
Claims (2)
- 【請求項1】 像担持体と、同像担持体表面を帯電させ
る手段と、前記像担持体表面に光を照射し潜像を形成さ
せる露光手段と、同潜像に液体現像剤を供給しトナー像
を形成させる現像手段と、同トナー像を転写材表面に転
写させる手段と、同転写した像を転写材表面に定着させ
る手段とをケーシング内に有する電子写真印刷機におい
て、上記ケーシング内に発生するガスを取り出し再び戻
す循環手段と、同循環手段の途中に設けられ上記ガス濃
度を下げるガス冷却溶剤回収手段と、上記ケーシング内
のガスの温度および湿度を検出する検出手段と、上記ガ
ス冷却溶剤回収手段の後流側に設けられ上記検出手段の
出力を受け上記ケーシングへ戻すガスの湿度を調節する
ガス加熱手段とを備えてなることを特徴とする電子写真
印刷機。 - 【請求項2】 請求項1記載の電子写真印刷機におい
て、前記ガス冷却溶剤回収手段がプレート式熱交換器で
あることを特徴をする電子写真印刷機。
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