JP3415805B2 - シート積層式造形装置 - Google Patents

シート積層式造形装置

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JP3415805B2 JP2000121104A JP2000121104A JP3415805B2 JP 3415805 B2 JP3415805 B2 JP 3415805B2 JP 2000121104 A JP2000121104 A JP 2000121104A JP 2000121104 A JP2000121104 A JP 2000121104A JP 3415805 B2 JP3415805 B2 JP 3415805B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートを積層して
立体物を造形する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シートを積層して立体物を造形する技術
が開発されている。この技術では、 (1)紙等のシートをそれまでに形成されているシート
積層体の上に重ねる。 (2)新たに積層されたシートを直下のシートに接着し
て一体化する。 (3)最上位シートを所望の輪郭に沿って切断する。 工程を繰返す。立体の最後の断面に至るまで上記工程を
繰返すと、シート積層体の中に所望形状の立体物が造形
されている。最終的に形成されたシート積層体から、シ
ート毎に切断されている輪郭の外部領域を除去すると、
所望形状の立体物が取り出される。
【0003】上記技術を実施化するために二つのタイプ
のシート積層式造形装置が開発されている。一つのタイ
プでは、図5に示すように、ロールシート71を用い
る。このタイプのシート積層式造形装置70は、ロール
シート71の貯蔵手段78、シート積層体75を載置す
る上下動台74、新たに積層されるロールシート71の
積層領域よりも前方領域に於いてそのロールシート71
を巻取ることによってそのロールシート71の未使用部
分をシート積層体75上に送り込む巻取ローラ73、新
たに積層された最上位シートを直下のシートに接着させ
る加圧加熱ローラ76と上下動台74からなる接着手
段、シート積層体75上に送り出されたロールシート7
1を所望の輪郭(破線参照)に沿って切断する図示され
ていない切断手段、シート積層体75上に送り出された
ロールシート71を積層領域の輪郭(2点鎖線参照)に
沿って裁断する図示されていない裁断手段とを有する。
このタイプの積層式造形装置では、レーザとレーザの走
査装置によって切断手段や裁断手段が構成される。
【0004】この装置70は以下の動作を繰り返し実行
する。 (1)巻取ローラ73によってロールシート71の未使
用領域を積層領域に送り込む。 (2)加圧加熱ローラ76を水平方向に移動し、加圧加
熱ローラ76と上下動台74間で加圧し、新たに積層さ
れた最上位シート(ロールシート71の未使用領域)を
直下のシート(それまでのシート積層体75の最上位シ
ート)に接着させる。 (3)図示されていないレーザが破線で示される所望輪
郭に沿って走査され、新たに積層・接着された最上位シ
ートを所望輪郭に沿って切断する。 (4)図示されていないレーザが2点鎖線で示される積
層領域の輪郭に沿って走査され、新たに積層・接着され
た最上位シートを積層領域に沿って裁断する。最終的に
形成されたシート積層体75から、シート毎に切断され
ている輪郭の外部領域を除去すると、シート積層体75
のなかから所望形状の立体物が取り出される。
【0005】他の一つのタイプでは、予め所定サイズに
裁断されたカットシートを用いる。このタイプでは、ロ
ールシートタイプでは必要な(4)の工程が不要とな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ロールシート71を用
いるタイプでは、巻取ローラ73によってロールシート
71を積層領域に送り込むことから、図5に示すよう
に、積層領域に対応して窓状に裁断しなければならず、
ロールシート71の幅一杯に広がる立体物を造形するこ
とができない。即ち、造形する立体物の幅よりも幅広の
ロールシート71を使用しなければならない。このシー
ト積層式造形技術では極めて多くの枚数のシートを積層
することから、1枚あたりのシート量の無駄はわずかで
も、全体としては大きな無駄となる。
【0007】カットシートを積層するタイプでは、シー
トサイズの幅一杯に広がる立体物を造形することがで
き、ロールシートタイプで発生する使用シート量の無駄
は生じない。しかしながら、シート積層体上に新たなカ
ットシートを送り出す様子を模式的に示す図6から明ら
かように、積層された最上位シートを輪郭に沿って切断
する必要があることから、シート送り出し手段(例えば
一対のローラ80,82)を積層領域内に設置すること
ができない。このために、シート送り出し手段は積層領
域の側方に置かざるを得ず、カットシートの積層方式で
は、カットシートが送り出し手段から離れた後に、所定
距離(図6の場合Dに示される)だけ惰性で進行して最
終積層位置に進む方式を取らざるを得ない。シート積層
式造形装置では、積層されたシート同士を接着して一体
化するために、予め表面に接着剤が塗布されたシートを
積層する。従ってシート表面の摩擦係数が高くなりがち
である。このために、惰性で進行するはずのものが摩擦
によって途中で停止してしまうことがおこりやすい。特
にカットシートが大型化してくるとこの問題が顕著とな
る。カットシートが適切な積層位置にまで進行しないう
ちに停止してしまうと、その後の積層が崩れたり、所望
形状の輪郭がシート外側にはみ出したりすることがおこ
る。これらは造形不良につながる。
【0008】本発明は、従来装置の上記問題点、即ち、
ロールシート方式ではシート材料を無駄に消費する量が
増え、カットシート方式ではカットシートを積層位置に
まで確実に送ることができないと問題点を解決するべく
開発された。
【0009】
【課題を解決するための手段と作用と効果】本発明のシ
ート積層式造形装置は、連続シートの貯蔵手段、シート
積層体を載置する上下動台、新たに積層される連続シー
トの積層領域よりも後方領域に於いてその連続シートを
シート積層体上に送り込む連続シート送り手段、連続シ
ートの送り量を検知する手段、所定距離だけシート積層
体上に送り出された連続シートを積層領域の後方線に沿
って裁断する手段、新たに積層された最上位シートを直
下のシートに接着させる手段、接着された最上位シート
を所望輪郭に沿って切断する手段とを有する。
【0010】この装置によると、連続シートを後方領域
から積層領域に送り出す方式を用いることから巻取ロー
ラを用いる必要がなく、積層領域よりも幅広の連続シー
トを用いる必要がない。この結果、従来のロールシート
タイプの問題点であったシート材料が無駄に消費される
量が多いという問題点が解決される。さらに、シートを
シート積層体上に送り出す段階ではカットされておら
ず、連続シートを送ることから、送り出し手段(例えば
図6の一対のローラ80,82)が積層領域の側方にあ
っても、シートが積層位置に至るまで確実に送り出すこ
とができ、惰性に頼る必要がない。このために従来のカ
ットシート方式の問題点であったシートを積層位置にま
で確実に送ることができないという問題点が解決され
る。上記説明から明らかに、ここでいう連続シートと
は、積層領域を越えてさらにシート貯蔵領域側に伸びる
ものをいい、ロールシートに限られない。折り畳まれた
連続シートも含まれる。またシートの組成に格別の制約
はなく、例えば、紙シート、合成樹脂シート、金属シー
トが用いられる。
【0011】この装置によると、シートサイズを有効に
使いながら、確実に積層してゆくことができ、大きな造
形物を長時間に亘って無人運転で造形するような場合
に、途中で造形不良となることを効果的に予防する。
【0012】この発明のシート積層式造形装置では、シ
ート積層体と新たに積層されるシートとの間に気体を吹
き込む手段が付加されていることが好ましい。
【0013】この装置によると、新たなシートを半ば浮
かせながらシート積層体上に送り込むことができ、積層
中に紙詰まり現象が起きることを効果的に予防すること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】(形態1) 連続シートは、連続
シート送り装置から送り出される連続シートを積層領域
に誘導する誘導装置によって積層領域に誘導される。こ
の形態によると、連続シートを連続シート送り装置にセ
ットする作業がやりやすい。 (形態2) 裁断装置は、誘導装置の出口に設置されて
いる。この形態によると、連続シートは確実にきれいに
裁断される。 (形態3) 吹き込み装置は、誘導装置下面に設置さ
れ、連続シートの下面に気体が吹き込まれる。この形態
によって、紙詰まりの発生を防止しながら確実に積層す
ることができる。
【0015】
【発明の実施例】図1は本発明を具現化した実施例に係
わる造形装置1の正面図、図2は図1のII方向からの側
面図、図3は図1のIII方向からの側面図を示してい
る。但しいずれもケース32の内部を示している。ま
た、これらの図はロール状の連続シート27が後述する
ロール貯蔵ホルダ26に軸支された状態を示している。
なお、連続シート27は片面(ロールの内側の面)に熱
可塑性樹脂を主成分とした接着剤が塗布されている。こ
の接着剤は常温では接着せず(だからロールから引き出
すことができる)、加熱されると接着する。
【0016】この造形装置1は、下部ベース21と、そ
の下部ベース21上に固設させたケース32と、そのケ
ース32内に架設された上部ベース9を備え、これらが
造形装置1の固定構造を構成している。上部ベース9は
平面視したときに中央に大きな孔を持ち、全体としてロ
の字の形状をしている。
【0017】最初に連続シート27の貯蔵手段の構造に
ついて説明する。図1と2に示されているように、下部
ベース21の上面にロール貯蔵ホルダ26が固定されて
いる。ロール貯蔵ホルダ26は図1での左右両側と上側
が開放された略コ字形状である。そしてその上端縁には
凹形状が設けられている。この凹形状は、ロール状の連
続シート27の軸穴を貫通する支持軸25を受け入れ
る。ロール状の連続シート27は、滑らかに回転できる
ようにロール貯蔵ホルダ26に収容される。ロール貯蔵
ホルダ26内側面に連続シート27の残量を検知するセ
ンサ(図示省略)が取り付けられている。
【0018】次に連続シート27を前述した貯蔵手段か
ら積層領域に送り込む連続シート送り手段の構造を説明
する。図1に示されるように、ケース32に対してジョ
イント57と61によってシート送り装置28が固定さ
れている。図2に示されるように、シート送り装置28
はモータ33を有し、モータ33の軸にプーリ34と、
図4に示される駆動ローラ58が固定されている。シー
ト送り装置28は駆動ローラ60も有しており、駆動ロ
ーラ60の軸には図2に示されるプーリ36が固定され
ている。プーリ36とプーリ34にはベルト35が差し
渡されている。図4に示される駆動ローラ58と駆動ロ
ーラ60は、連続シート27の全幅に亘って伸びてい
る。また、図4に示すように、シート送り装置28はシ
ート送り量を測定するエンコーダ40を有する。エンコ
ーダ40の軸にはシートの送り量を検知するための測定
ローラ59が設けられている。測定ローラ59は駆動ロ
ーラ58と駆動ローラ60との略中央高さに位置し、シ
ートの送りによって回転させられる。図4に良く示され
るように、駆動ローラ58、60、測定ローラ59と向
い合って間に連続シート27を挟むように、従動ローラ
44、37、41がカバー38に回転可能に支持されて
いる。これらの従動ローラ44、37、41は、図2に
も示されている。従動ローラ44は長さ方向に3つに分
割され、従動ローラ37は2つに分割されている。上記
したローラ群は連続シート27との間で滑らないよう
に、外周部にゴム材を用いている。カバー38は、図2
に示されるように、ケース32に固定された支持部材4
3に対して回動可能に支持されており、軸42を軸とし
て矢印A(図4に示される)方向に回動可能である。シ
ート送り装置28の下端近傍には、連続シート27の有
無を検知するセンサ(図示省略)が設けられている。
【0019】シート送り装置28から送り出される連続
シート27は、誘導装置29によって後述する上下動台
12上に誘導される。誘導装置29は、図4に示される
ように、2枚の板材62、63を主構成としている。そ
の下端が前述したシート送り装置28の端部に連続する
状態で、ジョイント57を介してケース32に固定され
ている。2枚の板材62、63間は連続シート27を滑
らかに通すことができる間隔を有する。この誘導装置2
9は滑らかな曲率(R100)を有しており、他端が略
水平方向に開口している。図4に良く示されるように、
略水平方向に開口している端部近傍には、後述する裁断
装置31が位置し、また、後述する吹き込み装置30が
固定されている。
【0020】裁断手段の構造について図3、4を用いて
説明する。裁断装置31は、連続シート27を幅方向に
裁断する裁断用カッター53を有する。図3に示される
ように、裁断装置31は、連続シート27の幅方向に延
びる送りネジ55とその送りネジ55を回転させるモー
タ54を有する。送りネジ55と平行に、図4に示すガ
イド軸65が伸びている。裁断用カッター53はブロッ
ク56に固定されている。ブロック56は、ガイド軸6
5に対してスライド可能であり、送りネジ55に対して
3つの転動体66、67、68を介してネジ結合されて
いる。モータ54が回転して送りネジ55が回転する
と、ブロック56はガイド軸65によって回り止めされ
ているので、ブロック56は連続シート27の幅方向に
移動する。この結果、裁断用カッター53は連続シート
27を幅方向に直線的に裁断する。裁断用カッター53
はモータ54の回転方向に応じて、図3において右進し
たり左進し、いずれの方向に進むときも、連続シート2
7を幅方向に裁断する。後記するところから明らかなよ
うに、裁断用カッター53で幅方向に裁断された線が、
シート積層体11の積層領域の後方側の境界線となる。
【0021】次に、シート積層体11を載置する上下動
台の構造について、図1と3を用いて説明する。上下動
台となるテーブル12はシート積層体11を載置可能な
面積を持つ。テーブル12は4本の脚13を有してお
り、テーブル支持台22に固定されている。テーブル支
持台22には、対角線上に2箇所、ボールネジナット1
7が固定されている。ボールネジナット17はボールネ
ジ10と螺合している。ボールネジ10は下部ベース2
1とケース32に固定されている支持部48によって回
転可能に支持されている。そして2つのボールネジ10
にはそれぞれプーリ19と49が同じ高さに設けられて
おり、両者間にベルト20が差し渡されている。プーリ
19が設けられた一方のボールネジ10にはプーリ18
も設けられている。プーリ18は同じ高さに設けられた
プーリ15とベルト16を介して連結されている。プー
リ15はケース32に固定されたモータ14の軸に固定
されている。また、テーブル支持台22には、ボールネ
ジナット17が設けられていないもう一組の対角線上に
2箇所、ガイドポスト23が設けられている。ガイドポ
スト23はケース32に固定されているガイドレール2
4と摺動可能に係合している。テーブル支持台22とテ
ーブル12は、モータ14の回転によって、水平を保っ
た状態で上下方向に自由に移動することができる。
【0022】吹き込み手段の構造について説明する。図
4に示されるように、吹出手段はファン内蔵する吹き込
み装置30から構成されている。吹き込み装置30は誘
導装置29の下面に固定されている。吹き込み装置30
の下部には空気取入口が設けられ、左部(誘導装置29
の開口端側)には吹出口が設けられている。空気は、矢
印64に示すように流れ、シート積層体11上に新たに
積層されるシートの下面に吹き込まれる。ファン機構を
用いるために、コンプレッサ等を使用する場合よりも、
吹き込み装置30を小型化することができる。
【0023】続いてテーブル12上に載置されるシート
積層体11を上部から加圧加熱する手段の構造について
説明する。加圧加熱板2は水平に伸びた状態でケース3
2に固定されている。加圧加熱板2は、テーブル12が
上動してシート積層体11を介して押上げる力に抵抗で
きるだけの充分な強度を有し、充分な強度をもってケー
ス32に固定されている。加圧加熱板2の内部にはヒー
タ(図示省略)と温度センサ(図示省略)が設けられて
いる。固定された加圧加熱板2の底面とテーブル12の
上面との間で、シート積層体11を加熱しながら加圧で
きる構造となっている。
【0024】次に、所望の輪郭線に沿ってシート積層体
11の最上位に位置する1枚のシートを切断する切断手
段と、その切断線を指示する指示手段について説明す
る。切断手段はXYプロッタ6を有する。XYプロッタ
6は、中心に大きな開口を持つ上部フレーム9に固定さ
れたXY枠3と、そのXY枠3のX軸方向に伸びる2辺
間に差し渡されてY軸方向に伸びるとともに、X軸方向
に平行移動可能なビーム4と、そのビーム4に沿ってY
軸方向に移動可能なヘッド5を有し、ヘッド5がXY方
向に自由に移動できる構造となっている。ヘッド5は下
端に切断用カッター7を備え、切断用カッター7はヘッ
ド5によって上下動可能となっている。切断用カッター
7は、シート上面に接する平坦部とその平坦部から下方
に1枚のシートの厚み分だけ伸びるエッジとを持ち、下
動した状態でXY方向に移動することで、1枚のシート
のみを移動軌跡に沿って切断する。
【0025】このシート積層式造形装置1は、コンピュ
ータシステムを主体とする制御装置を内蔵している。こ
の制御装置は、入力部、記憶部、データ処理部、制御部
を有する。入力部は、CADシステムから通信回線を介
して送信されるデータや記録媒体に記録されたデータを
入力する。また、操作盤8から入力される、造形装置の
作動開始信号や一時停止信号等を初め、各種設定条件
(シート厚、造形速度、加圧力、加熱温度等)を示すデ
ータを入力する。記憶部は、入力したデータや造形に使
用した連続シート27の送り量のデータを格納するRA
Mを有する。データ処理部は、入力したデータ(三次元
形状記述している)を高さ方向に一定間隔でスライスし
た各断面の二次元形状情報(輪郭情報)に変換する。変
換された二次元形状情報は後述する制御部に出力され
る。また、データ処理部には、入力したデータの情報か
ら造形に必要な連続シート27の残量を計算するプログ
ラムが格納されている。そして、造形を完了させるに必
要な連続シート27の残量と、検知された残量とから、
その残量で造形を完了可能か判別するプログラムも格納
されている。制御部にはシート積層式造形装置1を作動
させるプログラムが格納されている。制御部は格納され
ている造形装置作動プログラムとデータ処理部から入力
したデータとに基づいて、シート送り装置28の運転停
止や、裁断装置31の運転停止や、上下動台12の上下
動や、加熱加圧板2の温度や、XYプロッタ6の作動
や、ヘッド5の上下動を制御し、必要な報知作動の制御
を行う。操作盤8には、シート積層式造形装置1の各種
状態や異常を報知するランプが設けられている。
【0026】次に、上記のシート積層式造形装置1を作
動させたときの作用を説明する。最初に造形作動前準備
に関して説明する。最初に、図1、2に示されるよう
に、ロール状に巻かれた連続シート27をロール貯蔵ホ
ルダ26に設置する。このとき連続シート27の支持軸
25がロール貯蔵ホルダ26の凹形状部に軸支される。
次に、連続シート27先端をシート送り装置28の下端
から駆動ローラ60に接触するまで挿入する。すると前
述したように、シート送り装置28の下端近傍に設けら
れているセンサによって、挿入された連続シート27の
存在が検知され、検知信号が制御装置に出力され、制御
装置からモータ33に駆動信号が出力される。その結
果、モータ33が回転をはじめ、図4に良く示されてい
る駆動ローラ58と駆動ローラ60が回転する。従っ
て、挿入された連続シート27が誘導装置29内を送り
込まれる。このとき、連続シート27の送りに追動して
測定ローラ59が回転することによって、エンコーダ4
0が連続シート27の送り量を測定する。連続シート2
7の先端が、裁断装置31の裁断用カッター53の裁断
位置に達するまで、ロール状に巻かれている連続シート
27が引き出されながら送り出される。一方、操作盤8
に設けられた入力スイッチによって、造形に関する各種
条件(シート厚、造形速度、加圧力、加熱温度等)を入
力する。
【0027】以上の作用によって、造形作動前準備が完
了する。このとき、図3に良く示されるように、裁断装
置31のブロック56は送りネジ55の端部近傍で停止
している。この端部近傍位置が所定の位置であり、この
所定位置(送りネジ55の両端にある)では、上下動す
るテーブル12とシート積層体11が裁断装置31に接
触しない。
【0028】操作者が操作盤8に設けられた作動スイッ
チ(図示省略)をオン操作して造形装置1を作動させ
る。すると加圧加熱板2のヒータに通電され、加圧加熱
板2の予熱を開始する。
【0029】加圧加熱板2が所定温度まで昇温される
と、制御装置が造形作動プログラムに従ってモータ14
の回転を制御することによって、テーブル12の上下動
を制御する。最初は、テーブル12の上面が裁断用カッ
ター53の下端から5mm程度下方の高さに位置させ
る。また、制御装置から造形開始信号(送出開始信号を
含む)がシート送り装置28に出力される。その結果、
モータ33が回転して駆動ローラ58と駆動ローラ60
が回転する。この結果連続シート27がシート送り装置
28によって送り出され、送り出された連続シート27
は誘導装置29によって誘導されて、テーブル12の上
面上に送り出される。このとき、連続シート27がシー
ト送り装置28によって拘束された状態で送り出され
る。即ちカットシートの場合のように、シートが送り出
し装置から離れたあとに惰性で進行することでシートが
テーブル12上で位置決めされるのではなく、最終的な
積層位置に至るまで、シート送り装置28に拘束された
状態で送り出される。このために、テーブル12の上面
上に送り出す間にシートとテーブル間で引っかかりが生
じても、さらに連続シートが送り込まれるうちにその引
っかかりが解消し、シート送り装置28によって確実に
テーブル12上面の所定位置にまで連続シートを送り込
むことができる。このとき、吹き込み装置30に内蔵さ
れているファンが回転して、図4に良く示されているよ
うに、矢印64に沿って風が送り込まれているために、
テーブル12の上面と新たに積層される連続シート27
の下面間に気体が吹付まれ、連続シート27を半ば浮か
びながらテーブル12上に送り込まれる。以上の結果、
連続シート27の先端が常にテーブル12上面の所定位
置となるまで送り込まれる。このとき、シート送り装置
28は、所定の距離(エンコーダ40が送り量を測定し
ている)だけ連続シート27を送り出す。
【0030】連続シート27が所定の距離だけ送り出さ
れ、連続シート27の先端が所定位置に位置して連続シ
ート27がテーブル12に載置されると、モータ33は
停止され、モータ54が回転を開始する。即ち、連続シ
ート27が所定の距離だけ送り出された時に送り出しが
停止され、その送り出しが停止された状態でモータ54
が回転を開始する。モータ54の回転に従って、所定位
置(図3中送りネジ55右端近傍)にあった裁断装置3
1が、送りネジ55のもう一端側の所定位置(図3中の
左端近傍)に移動する。裁断装置31には裁断用カッタ
ー53が設けられているので、裁断装置31が連続シー
ト27の幅方向に移動することによって、テーブル12
に載置されている連続シート27をシート送り装置28
のローラ群により保持されている連続シート27から裁
断する。
【0031】連続シート27が裁断装置31に裁断され
ると、制御装置が造形作動プログラムに従ってモータ1
4の回転を制御することにより、テーブル12の上下動
を制御し、裁断された連続シート27(以下、「裁断さ
れた連続シート27」を「シート」という)が加圧加熱
板2に当接するまでテーブル12を上動させる。モータ
14はトルクと電流が比例するタイプであり、シートが
加圧加熱板2に当接すると通電電流が増大する。所定電
流にまで上昇したあと一定時間だけその電流値に維持さ
れ、その後にモータ14は逆転される。この結果、シー
トとテーブル12上面が一定時間だけ所定加圧力で押圧
された後にテーブル12が下降する。シートが加圧加熱
板2とテーブル12によって加圧加熱されて、シートは
テーブル12に接着させられる(シートのテーブル12
面に接する片面のみに接着剤が塗布されているので、シ
ートは加圧加熱板2には接着しない)。
【0032】シートがテーブル12に接着させられる
と、モータ14によりテーブル12が下動させられる。
テーブル12が切断手段のXYプロッタ6による切断位
置(テーブル12の上面の高さ、即ちテーブル12に接
着されたシートの下面が、XY枠3の上面高さに一致す
る高さ)に達すると、モータ14の回転は停止してテー
ブル12の高さが保持される。テーブル12が保持され
ると、制御装置に制御されてビーム4及びヘッド5が移
動を開始し、シートの切断を開始する。シートを切断し
ているときは、切断用カッター7のエッジ下端がXY枠
3の上面高さ(切断するシートの下面位置に相当)を移
動するので、1枚のシートのみを切断させることができ
る。また、所望の形状の立体物の断面形状によっては断
続的に切断する必要がある。そのような場合、非切断部
を切断用カッター7が移動するときには、ヘッド5が切
断用カッター7を上動させる。従ってシートを切断させ
ることなく切断用カッター7を移動させることができ
る。切断用カッター7の移動軌跡は、予めCADシステ
ムや記録媒体から入力部を介して入力されて記憶部のR
AMに格納されたデータに基づいて制御される。切断手
段による切断工程では、シートを所望の輪郭に沿って切
断する以外に、シート積層体11から造形した所望の立
体物を取り出し易くするために、輪郭の外側のシートを
格子状に切断しておく。
【0033】シートを所望の形状に切断後、制御装置が
造形作動プログラムに従ってモータ14の回転を制御す
ることによりテーブル12の上下動を制御して、シート
の上面を裁断用カッター53下端から5mm程度下方の
高さ(連続シート27がシート送り装置28に送り出さ
れて、テーブル12に最初に載置されたテーブル12の
高さとなる位置)に位置させる。従ってこのとき、テー
ブル12の上面の高さは、上記裁断用カッター53下端
から5mm程度下方の高さから、シートの厚さ1枚分
(シート厚入力時に予め設定済み)だけ低い高さで保持
されている。
【0034】上記高さでテーブル12が保持されると、
再び送出開始信号がシート送り装置28に出力され、以
下、前述した連続シート27の搬送、裁断、加圧、加
熱、切断の一連の工程が繰返され、次々とシートを積層
していく。
【0035】前述した説明においては、シートをテーブ
ル12の上面に接着させている。しかし、シートをテー
ブル12に接着させた後の、繰返される一連の工程で
は、新たに裁断装置31に裁断されたシートは、既に積
層されているシート積層体11(繰返しシートが積層さ
れたもの)の最上部に接着される。また、前述した説明
においては、テーブル12に接着されたシートの下面の
高さの位置(テーブル12の上面の高さ)を切断用カッ
ター7の切断時位置(XY枠3の上面高さ)に合わせ
て、テーブル12の高さを保持させている。従って、シ
ートをテーブル12に接着させた後の、繰返される一連
の工程では、最新の搬送、裁断、加圧、加熱されたシー
ト下面の高さを、その都度テーブル12の高さを制御装
置による補正を行い、切断用カッター7の切断時位置に
合わせて、テーブル12の高さを保持している。このと
き、予め設定されたシート厚と接着枚数により、制御装
置の演算に基づいて、テーブル12の高さは制御されて
いる。従って、常に最上部の1枚のシート(最新の搬
送、裁断、加圧、加熱されたもの)のみを切断させるこ
とができる。
【0036】なお、本実施形態の造形装置1には、前述
したように、ロール貯蔵ホルダ26内面にシート残量を
検知するセンサ(図示省略)が取り付けられている。従
って、予めCADシステムや記録媒体から入力されたデ
ータと、既に造形に使用した連続シート27の送り量と
から、造形を完了させるに必要な連続シート27の量を
逐次計算している。そして、その造形を完了させるに必
要な連続シート27の量と、ロール貯蔵ホルダ26内面
に取り付けられているセンサにより検知された連続シー
ト27の残量とから、その連続シート27の残量で造形
を完了可能か判別している。その結果、造形を完了させ
るにはロール貯蔵ホルダ26内の連続シート27の残量
が足りないことが、造形作動中に制御装置のデータ処理
部の演算により確定したら、報知ランプ(図示省略)を
作動させる。
【0037】前述のように報知ランプが作動したら、操
作者が操作盤8に設けられた作動スイッチ(図示省略)
を操作して、造形装置1の作動を一時停止させる。制御
装置が一時停止信号を受信すると、受信後最初の切断手
段による切断工程が終了後、制御装置がモータ14の回
転を制御することによりシートの最上面を裁断用カッタ
ー53下端から5mm程度下方の高さに位置させる。こ
のとき、制御装置から造形一時停止信号がシート送り装
置28に出力される。その結果、モータ33が逆回転し
て誘導装置29内にある連続シート27をシート送り装
置28の下端へ引き戻し、連続シート27先端がシート
送り装置28から引き出される。この状態で造形装置1
は一時停止状態になる。このとき、裁断装置31は送り
ネジ55右端近傍(所定位置)又は送りネジ55左端近
傍(所定位置)に停止している。なお、一時停止状態に
おいては、加圧加熱板2は所定温度を維持している。
【0038】それまで造形に使用していた連続シート2
7をロール貯蔵ホルダ26から取り除き、新たな連続シ
ート27をロール貯蔵ホルダ26に設置する。再び、操
作者が連続シート27先端をシート送り装置28の下端
から駆動ローラ60に接触するまで挿入する。すると前
述したように、挿入された連続シート27の先端が、裁
断装置31の裁断用カッター53の裁断位置に達するま
で、ロール状に巻かれている連続シート27から引き出
されながら送り出される。
【0039】操作者が操作盤8に設けられた作動スイッ
チ(図示省略)の操作を行い、造形装置1の一時停止状
態を解除して、再び造形装置1を作動させる。一時停止
状態時から、シートの最上面の高さが裁断用カッター5
3下端から5mm程度下方の高さに位置している。再び
送出開始信号がシート送り装置28に出力され、以下前
述した連続シート27の搬送、裁断、加圧、加熱、切断
の一連の工程が繰返され(繰返し回数は制御装置の記憶
部のRAMに次々と書換えられていく)、次々とシート
を積層してシート積層体11を造形していく。
【0040】予めCADシステムや記録媒体から入力さ
れたデータに基づいた立体物(シート積層体11内に存
在)の造形が完了すると、制御装置から造形終了信号
(送出停止信号を含む)がシート送り装置28に出力さ
れる。その結果、モータ33が停止して駆動ローラ58
と駆動ローラ60が停止する。
【0041】シート送り装置28が停止し、裁断装置3
1が所定位置に移動すると、制御装置が造形作動プログ
ラムに従ってモータ14の回転を制御することにより、
テーブル支持台22が最下端位置に達するまで、テーブ
ル12を下動させる。
【0042】造形が完了した立体物をテーブル12から
取り出す。このとき、所望の立体物は周囲を不要なシー
ト積層体に包まれている。しかし、所望の形状の輪郭の
外側にある不要なシート積層体は、切断手段によって格
子状に切断してあるので、所望の立体物の周囲にあるブ
ロック状になった不要なシート積層体を容易に取り除く
ことができる。
【0043】操作者が操作盤8に設けられた作動スイッ
チ(図示省略)をオフ操作して、造形装置1を完全停止
させる。加圧加熱板2のヒータへの通電が遮断され、加
圧加熱板2が自然冷却される。
【0044】なお、切断用カッターを用いた形態の切断
手段は、種々のエッジの種類の切断用カッターを予め準
備すれば良く、シートの切断深さの調整が容易である。
その結果、種々の厚さのシートを使用しても、常に最上
部にある1枚のシートのみを切断することができる。従
って、切断用カッターを取替えることによって、種々の
厚さのシートを使用して立体物を造形することが可能で
ある。このことはとりもなおさず、所望の立体物の造形
に対して要求される精密さや造形速度を鑑みて、造形条
件を種々に設定することが可能であることを意味する。
また、本実施形態において用いた切断用カッター7は比
較的廉価に手に入り、また、除塵設備を整える必要や火
災の発生の危険が無いタイプのものである。しかし、本
実施形態において用いた切断用カッターの種類に限定さ
れるものではなく、他に超音波カッタやレーザカッタ等
をもって切断手段を構成することができる。
【0045】切断用カッター7による切断により、シー
ト積層体11の切断個所の両側に盛り上がりが形成され
てしまうこともあり得る。しかしその盛り上がりは次に
積層されるシートの圧着により完全に潰される。又は接
着剤層(図示省略)の厚みに吸収される。従って、積層
するシートの各切断部の盛り上がりは積層する毎に平坦
に成形されるため、盛り上がりによる積層誤差はシート
積層体11において排除されている。更に、この加圧加
熱工程にあっては、接着剤を溶融し、シート積層体11
を加圧すれば積層接着され、その後に特別の処理を要し
ないため、通常のオフィス内で造形作業を実施すること
ができる。
【0046】本実施形態において用いたシートは、予め
接着剤が塗布されたものを用いているが、それに限られ
ない。例えば、シート送り装置28や誘導装置29に接
着剤塗布装置を設けて、接着剤が塗布されていないシー
トに対して搬送中に接着剤を塗布する形態としても良
い。
【0047】本実施形態では、滑らかな曲率(R10
0)を介して略鉛直方向と略水平方向に開口している誘
導装置29を用いているが、それに限られない。シート
送り装置28のシート進行方向を水平方向として直線状
の板材を用いても良いし、また、誘導装置29を用いず
に直接、シート送り装置28近傍に裁断装置31を設け
る形態としても良い。
【0048】本実施形態の造形装置1は、加圧加熱板2
がシートを加熱すると共に、その加圧加熱板2と上下動
台とがシートとシート積層体11を押圧することによ
り、シートをシート積層体11に接着する形態を有して
いるが、それに限られない。接着剤を変更して、加熱せ
ずに圧着によって、シートをシート積層体11に接着す
る形態としても良い。
【0049】本発明の造形装置は、あらゆる物体の模
型、あるいはひな形、さらには製品そのものを造形する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態で用いた造形装置の正面断面図。
【図2】図1中II方向からの本実施形態で用いた造形装
置の側面図。
【図3】図1中III方向からの本実施形態で用いた造形
装置の側面図。
【図4】連続シート送り手段等の拡大図。
【図5】従来の造形装置を示した図。
【図6】従来の造形装置を示した図。
【符号の説明】
1 ・・造形装置 2 ・・加圧加熱板 6 ・・XYプロッタ 7 ・・切断カッター 10・・ボールネジ 12・・テーブル 17・・ボールネジナット 26・・ロール貯蔵ホルダ 28・・シート送り装置 29・・誘導装置 30・・吹き込み装置 31・・裁断装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−190929(JP,A) 特開 平8−318575(JP,A) 特開 平10−16088(JP,A) 特開 平9−216290(JP,A) 特開 平3−23161(JP,A) 米国特許5425693(US,A) 米国特許5912204(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B31B 1/00 - 49/04 B31C 1/00 - 13/00 B31D 1/00 - 5/04 B29C 63/00 - 73/34 B29D 1/00 - 31/02 B32B 1/00 - 35/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続シートの貯蔵手段、シート積層体を
    載置する上下動台、新たに積層される連続シートの積層
    領域よりも後方領域に於いてその連続シートをシート積
    層体上に送り込む連続シート送り手段、連続シートの送
    り量を検知する手段、所定距離だけシート積層体上に送
    り出された連続シートを積層領域の後方線に沿って裁断
    する手段、新たに積層された最上位シートを直下のシー
    トに接着させる手段、接着された最上位シートを所望輪
    郭に沿って切断する手段とを有するシート積層式造形装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の造形装置であり、シー
    ト積層体と新たに積層されるシートとの間に気体を吹込
    む手段が付加されたシート積層式造形装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の造形装置であ
    り、 連続シートの、シート積層体上に送り出されたときにそ
    のシート積層体側を向く面に、常温では接着機能を発揮
    しないとともに加熱すると接着機能を発揮する接着剤が
    塗布されており、 前記接着手段は、新たに積層された最上位シートを加熱
    することによって、その最上位シートを直下のシートに
    接着させるシート積層式造形装置。
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